JP5994326B2 - 決定プログラム、および決定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、決定プログラム、および決定装置に関する。
従来、種々のパラメータにより診療時間を算出する技術が開示されている。たとえば、特許文献1には、医師毎の診療時間と、過去の診療時間の実績から求めた標準時間との差を算出する技術が開示されている。特許文献2には、診察予約処理において、該当患者の主治医の履歴より診療所要時間の予測を行う技術が開示されている。特許文献3には、検査結果情報、初診か再来か等によって、薬の説明時間を加味して、診療時間をより正確に推定する技術が開示されている。特許文献4には、年齢などの個人属性を加味して診療時間を正確に推定する技術が開示されている。
特開2004−318751号公報 特開2004−30298号公報 特開2007−148645号公報 特開2007−279859号公報
一般的に、診療行為に対する患者の満足度は、診療時間により変わる傾向があり、医師の診察を不満とする患者からのクレームが寄せられることがある。その不満の1つとして診察時間が極端に短いというクレームがある。たとえば、1分程度の診療時間の場合にこのようなクレームが寄せられる場合がある。一方、診療時間が3分〜10分になると、医師の診察を不満とする割合が低くなり、15分程度になると、医師の診察に満足と回答する割合が高くなる傾向がある。このように、患者満足度は診療時間によって大きく左右される。
しかしながら、単に診療時間を長くすると、他の患者の待ち時間が長くなり、診療時間とは別の不満を抱かせるという問題がある。また、患者の中には診療時間が短いほうが良いとする者や、年齢など患者の性質上どうしても他の患者に比べて診療に時間がかかる患者もいる。このように、患者がどの程度の診療時間で不満と感じるかは患者ごとに異なるため、診療時間に不満を抱いている患者に対して、担当した医師が適切な診療時間で診察しているかという点については、上述した従来技術では把握できないという問題がある。
本発明は、診療時間に不満を持つ患者を診療した医師の診療時間の適切度を確認することを目的とする。
本発明の一側面によれば、患者を識別する患者ID情報と該患者を診療した医師を識別する医師ID情報と該患者が受けた診療を特定する診療情報と該診療に関する診療時間情報とを記憶する第1の記憶部および該診療行為に各医師が要した実施時間情報を記憶する第2の記憶部にアクセス可能な決定プログラム、および決定装置であって、前記第1の記憶部から、ある患者からのクレームを有する診療を行った医師の医師ID情報および前記クレームを有する診療に関する第1の診療時間情報を抽出し、前記第2の記憶部から前記クレームを有する診療で実施された診療行為に対応する実施時間情報を抽出し、抽出した実施時間情報に基づいて、前記クレームを有する診療で実施された診療行為をした場合の第2の診療時間情報を算出し、抽出された第1の診療時間情報と算出された第2の診療時間情報との差に基づいて、前記医師の評価を決定する決定プログラム、および決定装置が提案される。
本発明の一側面によれば、診療時間に不満を持つ患者を診療した医師の診療時間の適切度を確認することができるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態にかかる管理システムのシステム構成例を示す説明図である。 図2は、実施の形態にかかる決定装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、患者DB121の記憶内容の一例を示す説明図である。 図4は、実施時間DB122の記憶内容例を示す説明図である。 図5は、重み時間DB123の記憶内容例を示す説明図である。 図6は、評価結果DB124の記憶内容例を示す説明図である。 図7は、評価結果DB124による評価結果表示画面の一例を示す説明図である。 図8は、決定装置800の機能的構成例を示すブロック図である。 図9は、決定装置800による実施時間情報および重み時間情報の登録処理手順例を示すフローチャートである。 図10は、決定装置800による決定処理手順例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる決定プログラム、および決定装置の実施の形態を詳細に説明する。
<管理システムのシステム構成例>
図1は、本実施の形態にかかる管理システムのシステム構成例を示す説明図である。図1において、管理システム100は、電子カルテサーバ101と、医事会計サーバ102と、端末群103と、がLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワーク120に接続されて構成されている。
電子カルテサーバ101は、電子カルテを管理するコンピュータである。電子カルテサーバ101は、電子カルテDB(Data Base)110を有する。電子カルテDB110は、患者ごとの電子カルテを記憶するデータベースである。電子カルテとは、医師が診療の内容や経過を記録した電子データである。
医事会計サーバ102は、医事会計処理を実行するコンピュータである。具体的には、たとえば、医事会計サーバ102は、電子カルテサーバ101と連携して、患者の診療費を算出する。また、医事会計サーバ102は、患者DB121と、実施時間DB122と、重み時間DB123と、評価結果DB124と、を有する。
患者DB121は、患者ごとに患者の個人情報を記憶するデータベースである。個人情報には、患者ID、患者の氏名、住所、実施された診療行為等が含まれる。実施時間DB122は、診療時間情報を記憶するデータベースである。また、重み時間DB123は、特定の患者に対して診療時間情報に加算すべき時間情報を考慮した重み時間情報として記憶するデータベースである。また、評価結果DB124は、医師の評価結果を記憶するデータベースである。患者DB121、実施時間DB122、重み時間DB123および評価結果DB124の詳細については後述する。
端末群103のうち端末群103Aの各々は、電子カルテサーバ101に対し、電子カルテDB110の参照、登録、更新を実行するコンピュータである。また、端末群103のうち端末群103Bの各々は、医事会計サーバ102に対し、患者DB121の参照、登録、更新を実行するコンピュータである。端末103Cは、管理者用の端末であり、実施時間DB122や評価結果DB124を参照することが可能なコンピュータである。
(コンピュータのハードウェア構成例)
図2は、実施の形態にかかる決定装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2において、決定装置は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、磁気ディスクドライブ(Hard Disk Drive)204と、磁気ディスク205と、光ディスクドライブ206と、光ディスク207と、ディスプレイ208と、I/F(Interface)209と、キーボード210と、マウス211と、スキャナ212と、プリンタ213と、を備えている。また、各構成部はバス200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201は、決定装置の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ204は、CPU201の制御にしたがって磁気ディスク205に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク205は、磁気ディスクドライブ204の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ206は、CPU201の制御にしたがって光ディスク207に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク207は、光ディスクドライブ206の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク207に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
ディスプレイ208は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ208は、たとえば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
インターフェース(以下、「I/F」と略する。)209は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワーク120に接続され、このネットワーク120を介して他の装置に接続される。そして、I/F209は、ネットワーク120と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F209には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード210は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス211は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ212は、画像を光学的に読み取り、決定装置内に画像データを取り込む。なお、スキャナ212は、OCR(Optical Character Reader)機能を持たせてもよい。また、プリンタ213は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ213には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。なお、光ディスクドライブ206、光ディスク207、ディスプレイ208、キーボード210、マウス211、スキャナ212、およびプリンタ213の少なくともいずれか1つは、なくてもよい。
<DBの記憶内容例>
つぎに、図1に示した患者DB121、実施時間DB122、重み時間DB123、および評価結果DB124の記憶内容例について説明する。患者DB121、実施時間DB122、重み時間DB123および評価結果DB124は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置により、その機能を実現する。
図3は、患者DB121の記憶内容の一例を示す説明図である。患者DB121は、患者ID項目と、特殊患者項目と、診療情報項目とを有し、患者ごとに、患者ID、特殊患者フラグ、診療情報を記憶する。患者IDは、患者を一意に特定する識別情報である。患者ID:pai(1≦i≦n)の患者を「患者pai」と称す。
特殊患者フラグとは、患者の属性を特定するフラグである。たとえば、特殊患者フラグが「0」の場合は通常の患者であり、特殊患者ではないことを示す。また、特殊患者フラグが「1」の場合は、特定年齢患者を示す。特定年齢とは、通常の患者に比べて診療に時間情報がかかる幼児やお年寄りの患者であり、ここでは、一例として、患者の年齢が6歳未満または60歳以上であることを示す。特殊患者フラグが「2」の場合は、患者が紹介患者であることを示す。特殊患者フラグが「3」の場合は、患者の年齢が6歳未満または60歳以上であり、かつ、患者が紹介患者であることを示す。
診療情報は、診療ID項目、担当医ID項目、診療行為項目、診療時間項目、使用した薬の種類数項目、クレーム項目を有し、診療ごとに、診療ID、担当医ID、診療行為、使用した薬の種類数、診療時間情報、クレームを有する。診療IDとは、同一患者について複数回の診療が実施された場合にどの診療であるかを一意に特定する識別情報である。患者paiの診療情報Eiにおける診療ID:Eij(1≦j≦m)の診療を、「診療Eij」と称す。
担当医IDとは、診療Eijを担当した医師を一意に特定する識別情報である。診療行為とは、患者に対して実施された診療行為を特定する識別情報である。1回の診療で実施される診療行為は、1種類とは限らない。たとえば、診療Eijの診療行為は「m1+m2」である。すなわち、診療行為m1および診療行為m2が実施されたことを示している。一方、診療Eimの診療行為は「m2」である。すなわち、診療行為m2が実施されたことを示している。
診療時間情報とは、診療Eijを開始してから終了するまでの診療時間を示す情報である。診療Eijの診療時間情報を「診療時間情報Tij」と称す。診療時間情報Tijは、具体的には、たとえば、患者が診察室に入室してから退室するまでの時間を示す情報である。診療時間情報Tijは、医師または看護師が計測し、端末に入力し、端末が医事会計サーバ102に送信する。また、端末が電子カルテサーバ101にアクセスし、患者の電子カルテをオープンした時刻からクローズするまでの時刻を診療時間情報としてもよい。この場合、診療時間情報Tijは、電子カルテサーバ101または端末により算出され、医事会計サーバ102に送信される。
使用した薬の種類数とは、診療Eijにおいて使用された薬の種類数qijである。3種類の薬が使用された場合、qij=3となる。クレームとは、診療Eijの診療時間に不満を持っていることを示す情報である。デフォルトは「なし」とする。たとえば、医事会計の際に、患者paiから診療時間についてクレームがあった場合、医事課の職員が操作する端末が、医事会計サーバ102にアクセスし、当該患者paiの診療情報の診療Eijのクレーム項目を「あり」に設定する。また、「あり」ではなく、具体的なクレーム内容を登録してもよい。
図4は、実施時間DB122の記憶内容例を示す説明図である。実施時間DB122は、診療行為項目と、実施時間項目と、平均項目とを有し、診療行為ごとに、診療行為と、実施時間情報と、実施時間情報の平均値と、を記憶する。診療行為については、患者DB121と同様、1回の診療で実施される診療行為は、1種類の場合(m1)や複数種類の場合(m1+m2)がある。
実施時間情報とは、所定期間において、診療時間情報から薬の説明時間情報を除いた時間を示す情報である。図4では、実施時間情報の単位は「秒」とする。所定期間とは、たとえば、1ヶ月である。図4では、例として、2011年10月1日から2011年10月31日までの実施時間情報が記憶される。
薬の説明時間情報とは、医師が患者に使用する薬を医師が患者に説明する時間を示す情報である。薬の説明時間情報は、薬の種類数に比例して長くなる。薬1種類あたりの説明時間情報tmについては、あらかじめ設定されているものとする。たとえば、tm=20[秒]とする。薬の種類数が2種類の場合は、薬の説明時間情報は40[秒]となる。また、実施時間情報の平均値とは、所定期間における診療行為ごとの実施時間情報の平均実施時間情報である。
図5は、重み時間DB123の記憶内容例を示す説明図である。重み時間DB123は、特殊患者項目と、重み時間項目と、平均項目とを有し、特殊患者の種類ごとに、重み時間情報と重み時間情報の平均値と、を記憶する。
特殊患者とは、通常の患者とは異なる患者であり、上述した特殊患者フラグが「1」、「2」の患者である。重み時間情報とは、所定期間において、特殊患者に対して考慮すべき時間を示す情報である。たとえば、特定年齢患者(特殊患者フラグ「1」)の患者に対しては、通常の患者に比べて診療自体に時間がかかるため、重み時間情報が記憶される。
また、紹介患者(特殊患者フラグ「2」)に対しては、他病院からの引継がれた内容について医師から説明をしたり、患者に質問したりする時間が必要であるため、重み時間情報が記憶される。なお、紹介患者の重み時間については、初診の場合にのみ記憶することとしてもよい。また、特殊患者フラグが「3」の患者については、「1」に該当する重み時間情報は「1」として、「2」に該当する重み時間情報は「2」としてそれぞれ記憶される。
図6は、評価結果DB124の記憶内容例を示す説明図である。評価結果DB124は、医師ID項目と、評価情報項目とを有し、医師ごとに、医師IDと、評価情報とを記憶する。医師IDは、医師を一意に特定する識別情報である。評価情報は、患者ID項目と、差分項目と、を有し、患者ごとの差分情報を記憶する。また、評価情報は、差分の総和項目と、評価結果項目と、を有し、患者ごとの差分情報の総和と、医師についての評価結果を記憶する。
差分情報とは、患者paiを診療した診療時間情報から予測診療時間情報を引いた時間差である。時間差が負になると、医師Dkの患者paiに対する診療時間情報が短いことを示す。差分情報の総和は、差分情報を合計した値である。差分情報の総和が負になると、所定期間において医師Dkが担当した患者pa1〜panに対する診療時間情報が短いことを示す。評価結果は、差分情報の総和に応じた指標である。
たとえば、S,A,B,C,D,Eという評価結果とする。Sが最も高評価であり、Eが最も低評価である。たとえば、差分情報の総和が0に近いほど、高い評価結果となる。また、0に近くなくても正の値であれば、高い評価結果としてもよい。負の値の場合は、診療時間情報に不満がある患者が多いことを示すため、低い評価結果となり、差分情報の総和が負であって、絶対値が大きくなるほど、評価結果が低くなるものとする。
図7は、評価結果DB124による評価結果表示画面の一例を示す説明図である。評価結果表示画面は、たとえば、権限のある管理者の端末103Cが、医事会計サーバ102にアクセスして評価結果DB124を参照することにより、権限のある管理者の端末103Cの表示装置に表示される。
<決定装置の機能的構成例>
つぎに、決定装置800の機能的構成例について説明する。決定装置800は、診療時間情報について医師の評価を決定するコンピュータであり、たとえば、図1では、医事会計サーバ102に相当する。
図8は、決定装置800の機能的構成例を示すブロック図である。決定装置800は、取得部801と、実施時間情報算出部802と、格納部803と、抽出部804と、診療時間情報算出部805と、決定部806と、を有する。取得部801、実施時間情報算出部802、格納部803、抽出部804、診療時間情報算出部805、および決定部806は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、I/F209により、その機能を実現する。
取得部801は、患者paiが受けた診療Eijに関する診療時間情報Tijと診療Eijで実施された診療行為と診療Eijに使用した薬の種類数とを取得する。具体的には、たとえば、医師が操作する端末は、電子カルテサーバ101から患者の電子カルテを読み出し、当該電子カルテに、診療行為と、診療に使用した薬の種類数とを記録する。そして、医師が操作する端末が、電子カルテをクローズすると、電子カルテサーバ101は、患者paiの電子カルテを更新するとともに、診療時間情報Tijを算出する。診療時間情報Tijは、電子カルテが、医師が操作する端末からのアクセスによりオープンされてからクローズされるまでの時間を示す情報である。
そして、電子カルテサーバ101は、クローズした電子カルテの患者ID:paiと、今回の診療Eijで実施された診療行為と、診療Eijに使用した薬の種類数と、診療した医師の医師ID:Dkと、算出した診療時間情報Tijと、を医事会計サーバ102に送信する。これにより、医事会計サーバ102である決定装置800は、患者paiが受けた診療Eijに関する診療時間情報Tijと診療Eijで実施された診療行為と診療Eijに使用した薬の種類数とを取得することができる。取得された情報は、決定装置800内の記憶領域に保持される。
実施時間情報算出部802は、取得部801によって取得された診療時間情報Tijと薬の種類数とに基づいて、診療時間情報Tijから薬の説明時間情報を除いた実施時間情報を算出する。薬の説明時間情報は、薬の種類数に比例して長くなる。薬1種類あたりの説明時間情報tmについては、あらかじめ設定されているものとする。たとえば、tm=20[秒]とする。患者paiの診療Eijにおいて薬の種類数が2種類の場合は、薬の説明時間情報は40[秒]となる。したがって、患者paiの診療Eijについての診療時間情報TijがTij=400[秒]とすると、400−40=360[秒]が、実診療時間情報となる。この実診療時間情報がそのまま実施時間情報となる。
また、患者paiが特殊患者である場合、重み時間情報が算出される。重み時間情報を算出する場合、実診療時間情報をあらかじめ設定された比率で重み付けする。たとえば、実施時間情報算出部802は、実診療時間情報を、実施時間情報:紹介患者の重み時間情報:特定年齢の患者の重み時間情報=10:1:1で重み付けする。たとえば、上記の例で患者paiが特定年齢の紹介患者である場合、実診療時間情報360[秒]は10:1:1で分割され、実施時間情報は300[秒]、紹介患者の重み時間情報w1は30[秒]、特定年齢の患者の重み時間情報w2は30[秒]となる。
格納部803は、診療時間情報を患者の識別情報に関連付けて第1の記憶部に格納するとともに、実施時間情報算出部802によって算出された実施時間情報を前記取得部801によって取得された診療行為と関連付けて第2の記憶部に格納する。具体的には、たとえば、格納部803は、診療時間情報Tijを患者paiの患者ID:paiに関連付けて、患者DB121の診療ID:Eijのレコードに格納する。なお、格納部803は、医師ID、診療行為についても、診療ID:Eijのレコードに格納する。これにより、患者paiの診療Eijについてどの医師がそのような診療行為をどれくらいの診療時間情報でおこなったかが記録されることになる。また、格納部803は、実施時間情報を、実施時間DB122の該当する診療行為のレコードに格納する。これにより、所定期間での実施時間情報が診療行為別に記録されることになる。
また、格納部803は、重み時間情報が算出されている場合には、重み時間情報を重み時間DB123に格納する。上記の例では、重み時間情報w1,w2が算出されたため、格納部803は、紹介患者レコードに重み時間情報w1、特定年齢患者レコードに重み時間情報w2を格納する。また、この場合、格納部803は、実施時間情報300[秒]を実施時間DB122に格納することになる。
抽出部804は、第1の記憶部から、ある患者からのクレームを有する診療を行った医師の識別情報およびクレームを有する診療に関する第1の診療時間情報を抽出する。具体的には、たとえば、抽出部804は、患者DB121から、患者paiのレコードのうち、診療Eijを行った医師の識別情報と、その診療Eijの診療時間情報Tijを抽出する。診療Eijを例に挙げると、診療Eijについては、クレームが「あり」に設定されている。したがって、担当医である医師の医師ID:Dkと診療時間情報Tijが抽出される。なお、抽出部804は、クレームが「なし」に設定されている診療Eij(たとえば、Ei1)については、担当医である医師の医師ID:D1と診療時間情報Ti1を抽出しない。
診療時間情報算出部805は、第2の記憶部からクレームを有する診療で実施された診療行為の実施時間情報を抽出し、抽出した実施時間情報に基づいて、クレームを有する診療で実施された診療行為をした場合の第2の診療時間情報を算出する。具体的には、診療時間情報算出部805は、実施時間DB122からクレームを有する診療で実施された診療行為の実施時間情報を抽出する。たとえば、患者paiの診療Eijにはクレームが「あり」であるため、診療Eijで実施された診療行為「m1+m2」の実施時間情報を抽出する。抽出される実施時間情報については、実施時間情報の平均値、実施時間情報の最小値、実施時間情報の最大値、実施時間情報の中央値など実施時間情報の代表的な値が抽出される。どの値を抽出するかについては、あらかじめ設定しておくものとする。
また、第2の診療時間情報とは、診療時間情報Tijではなく、抽出した実施時間情報を基にした予測診療時間情報である。ここで、予測診療時間情報は、抽出した実施時間情報に、診療Eijでの薬の説明時間情報を加算した値である。具体的には、下記式(1)により予測診療時間情報tijが算出される。
tij=Pij+(qij×tm)・・・(1)
Pijは、診療時間情報算出部805が抽出した実施時間情報である。qijは、診療時間情報算出部805が抽出した診療Eijにおいて使用された薬の種類数である。tmは上述したように、薬1種類あたりの説明時間情報であり、既知の値である。これにより、診療時間情報算出部805は、予測診療時間情報tijを算出することができる。
また、特殊患者の場合には、重み時間情報が考慮される。具体的には、たとえば、診療Eijの患者paiが紹介患者である場合、紹介患者の重み時間情報が重み時間DB123から抽出される。診療Eijの患者paiが特定年齢患者である場合、特定年齢患者の重み時間情報が重み時間DB123から抽出される。診療Eijの患者paiが紹介患者であり、かつ、特定年齢患者である場合、紹介患者の重み時間情報および特定年齢患者の重み時間情報が重み時間DB123から抽出される。
また、抽出される重み時間情報については、重み時間情報の平均値、重み時間情報の最小値、重み時間情報の最大値、重み時間情報の中央値など重み時間情報の代表的な値が抽出される。どの値を抽出するかについては、あらかじめ設定しておくものとする。重み時間情報が抽出される場合、予測診療時間情報tijは、上記式(1)ではなく、下記式(2)により算出される。
tij=Pij+(qij×tm)+W1+W2・・・(2)
W1は、診療時間情報算出部805が抽出した紹介患者の重み時間情報であり、W2は、診療時間情報算出部805が抽出した特定年齢患者の重み時間情報である。
決定部806は、抽出部804によって抽出された第1の診療時間情報と診療時間情報算出部805によって算出された第2の診療時間情報との差に基づいて、医師の評価を決定する。具体的には、たとえば、決定部806は、医師ごとに、診療時間情報Tijから予測診療時間情報tijを引いた差分情報を算出する。そして、決定部806は、差分情報に応じた評価結果を割り当てる。評価結果とは、たとえば、上述したS,A,B,C,D,Eという指標である。割り当てられた評価結果が医師の評価となる。
また、決定部806は、診療時間情報Tijと予測診療時間情報tijの組み合わせごとに差分情報を算出し、差分情報の総和を医師ごとに算出する。この場合、決定部806は、差分情報の総和に応じた評価結果を割り当てることになる。差分情報や差分情報の総和、評価結果は、評価結果DB124に格納される。また、管理者が操作する端末は、評価結果DB124を参照することにより、評価結果表示画面を表示することができる。
<登録処理手順>
まず、決定装置800による実施時間情報および重み時間情報の登録処理手順について図9を用いて説明する。
図9は、決定装置800による実施時間情報および重み時間情報の登録処理手順例を示すフローチャートである。図9において、決定装置800は、取得部801により、担当医の医師ID、診療行為、患者情報、使用した薬の種類数、診療時間情報を取得する(ステップS901)。つぎに、決定装置800は、使用した薬の種類数により、薬の説明時間情報を算出する(ステップS902)。そして、決定装置800は、診療時間情報から、算出した薬の説明時間情報を除いた実診療時間情報を算出する(ステップS903)。つぎに、決定装置800は、重み付け処理を実行する(ステップS904)。具体的には、患者paiの特殊患者フラグが「0」の場合は、重み付け処理は実行されない。患者paiの特殊患者フラグが「1」〜「3」の場合、重み付け処理は実行される。
そして、決定装置800は、実施時間情報および重み時間情報を算出する(ステップS905)。重み付け処理が実行されなかった場合は、実診療時間情報がそのまま実施時間情報となる。つぎに、決定装置800は、格納処理を実行する(ステップS906)。具体的には、決定装置800は、実施時間情報を、実施時間DB122において対応する診療行為のレコードに格納する。また、重み時間情報が算出されている場合は、決定装置800は重み時間情報を重み時間DB123に格納する。
このあと、決定装置800は、所定期間が経過したか否かを判断する(ステップS907)。たとえば、所定期間が監視対象である2011年10月である場合、決定装置800は、2011年10月31日が経過したか否かを判断する。経過していない場合(ステップS907:No)、ステップS901に戻る。一方、経過した場合(ステップS907:Yes)、決定装置800は、診療行為ごとに実施時間情報の平均値を算出して実施時間DB122に格納し、特殊患者の種類ごとに、重み時間情報の平均値を算出して重み時間DB123に格納する(ステップS908)。これにより、所定期間内における実施時間情報および重み時間情報の登録処理が終了し、所定期間での実施時間DB122および重み時間DB123が構築される。
<決定処理手順>
図10は、決定装置800による決定処理手順例を示すフローチャートである。まず、決定装置800は、所定期間経過後に、患者DB121において未選択の患者IDがあるか否かを判断する(ステップS1001)。未選択の患者IDがある場合(ステップS1001:Yes)、決定装置800は、未選択の患者IDを1つ選択する(ステップS1002)。選択された患者IDを、選択患者ID:paiとする。つぎに、決定装置800は、選択患者ID:paiの診療情報Eiの中からクレームが「あり」となっている診療群を抽出する(ステップS1003)。抽出した診療群を「抽出診療群」と称す。
そして、決定装置800は、抽出診療群の中から未選択の診療Eijがあるか否かを判断する(ステップS1004)。未選択の診療Eijがある場合(ステップS1004:Yes)、決定装置800は、未選択の診療Eijを1つ選択する(ステップS1005)。選択した診療Eijを「選択診療Eij」と称す。決定装置800は、選択診療Eijの中から、担当医の医師ID、診療時間情報および診療行為を抽出する(ステップS1006)。そして、決定装置800は、選択患者paiに、抽出した診療行為を実施した場合の予測診療時間情報を算出する(ステップS1007)。また、決定装置800は、抽出した診療時間情報から、算出した予測診療時間情報を引いた差分情報を算出する(ステップS1008)。そして、決定装置800は、選択した医師IDに、選択患者IDおよび差分情報を関連付けて、評価結果DB124に格納する(ステップS1009)。このあと、ステップS1004に戻る。
ステップS1004において、未選択の診療Eijがない場合(ステップS1004:No)、ステップS1001に戻る。ステップS1001において、未選択の患者IDがない場合(ステップS1001:No)、決定装置800は、医師IDごとに、差分情報の総和を算出する(ステップS1010)。そして、決定装置800は、医師IDごとに、差分情報の総和から評価結果を決定する(ステップS1011)。これにより、一連の決定処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、診療時間に不満を持つ患者を診療した医師の診療時間の適切度を確認することができる。また、患者の属性を考慮して予測診療時間情報を算出することができるため、医師、診療行為、使用した薬の種類数などの条件が同一であっても、患者の属性に対応する予測診療時間情報を得ることができる。たとえば、他病院からの紹介患者や、幼児、お年寄りの患者の場合は、上記条件が同一であっても予測診療時間を通常よりも長く見積もることができるため、医師の診療時間についての評価精度の向上を図ることができる。
また、診療時間情報、診療行為、使用した薬の種類数を用いて実施時間情報を算出し、実施DB122に格納することにより、診療行為ごとの実施時間情報が蓄積された実施DB122を構築することができる。したがって、格納される実施時間情報は、医師ごとの実施時間情報であるため、実施時間DB122に蓄積された実施時間情報を用いることにより、客観的な予測診療時間情報を求めることができる。このような客観的な予測診療時間情報を用いることにより、医師の診療時間についての評価精度の向上を図ることができる。
また、患者の属性を考慮して実施時間情報を算出することができるため、医師、診療行為、使用した薬の種類数などの条件が同一であっても、患者の属性に対応する実施時間情報を得ることができる。たとえば、他病院からの紹介患者や、幼児、お年寄りの患者の場合は、上記条件が同一であっても実施時間情報を通常よりも長く見積もることができるため、予測診療時間情報の算出元となる実施時間情報の算出精度の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した決定方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本決定プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)患者を識別する患者ID情報と該患者を診療した医師を識別する医師ID情報と該患者が受けた診療を特定する診療情報と該診療に関する診療時間情報とを記憶する第1の記憶部および該診療行為に各医師が要した実施時間情報を記憶する第2の記憶部にアクセス可能なコンピュータに、
前記第1の記憶部から、ある患者からのクレームを有する診療を行った医師の医師ID情報および前記クレームを有する診療に関する第1の診療時間情報を抽出し、
前記第2の記憶部から前記クレームを有する診療で実施された診療行為の実施時間情報を抽出し、抽出した実施時間情報に基づいて、前記クレームを有する診療で実施された診療行為をした場合の第2の診療時間情報を算出し、
抽出された第1の診療時間情報と算出された第2の診療時間情報との差に基づいて、前記医師の評価を決定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする決定プログラム。
(付記2)前記第2の診療時間情報を算出する処理は、
前記患者の属性に基づいて、前記第2の診療時間情報を算出することを特徴とする付記1に記載の決定プログラム。
(付記3)前記第2の診療時間情報を算出する処理は、
前記患者の属性である特定の年齢範囲を考慮した重み時間情報に基づいて、前記第2の診療時間情報を算出することを特徴とする付記2に記載の決定プログラム。
(付記4)前記第2の診療時間情報を算出する処理は、
前記患者の属性である紹介患者を考慮した重み時間情報に基づいて、前記第2の診療時間情報を算出することを特徴とする付記2または3に記載の決定プログラム。
(付記5)前記抽出する処理は、
患者ごとに前記第1の診療時間情報を抽出し、
前記決定する処理は、
前記患者ごとに求められる前記第1の診療時間情報と前記第2の診療時間情報との差の総和に基づいて、前記医師の評価を決定することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の決定プログラム。
(付記6)前記患者が受けた前記診療に関する前記診療時間情報と前記診療で実施された診療行為と前記診療に使用した薬の種類数とを取得し、
取得された診療時間情報と薬の種類数とに基づいて、前記診療時間情報から前記薬の説明時間情報を除いた実施時間情報を算出し、
前記診療時間情報を前記患者の識別情報に関連付けて前記第1の記憶部に格納するとともに、算出された実施時間情報を取得された診療行為と関連付けて前記第2の記憶部に格納する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の決定プログラム。
(付記7)前記実施時間情報を算出する処理は、
前記患者の属性に基づいて、前記実施時間情報を算出することを特徴とする付記6に記載の決定プログラム。
(付記8)前記実施時間情報を算出する処理は、
前記患者の属性である特定の年齢範囲を考慮した重み時間情報に基づいて、前記実施時間情報を算出することを特徴とする付記7に記載の決定プログラム。
(付記9)前記実施時間情報を算出する処理は、
前記患者の属性である紹介患者を考慮した重み時間情報に基づいて、前記実施時間情報を算出することを特徴とする付記7または8に記載の決定プログラム。
(付記10)前記実施時間情報を算出する処理は、
前記実施時間情報が複数算出された場合、前記実施時間情報の平均値を算出し、
前記格納する処理は、
前記実施時間情報の平均値を前記診療行為と関連付けて前記第2の記憶部に格納することを特徴とする付記6〜9のいずれか一つに記載の決定プログラム。
(付記11)患者を識別する患者ID情報と該患者を診療した医師を識別する医師ID情報と該患者が受けた診療を特定する診療情報と該診療に関する診療時間情報とを記憶する第1の記憶部および該診療行為に各医師が要した実施時間情報を記憶する第2の記憶部にアクセス可能な決定装置であって、
前記第1の記憶部から、ある患者からのクレームを有する診療を行った医師の医師ID情報および前記クレームを有する診療に関する第1の診療時間情報を抽出する抽出部と、
前記第2の記憶部から前記クレームを有する診療で実施された診療行為の実施時間情報を抽出し、抽出した実施時間情報に基づいて、前記クレームを有する診療で実施された診療行為をした場合の第2の診療時間情報を算出する算出部と、
前記抽出部によって抽出された第1の診療時間情報と前記算出部によって算出された第2の診療時間情報との差に基づいて、前記医師の評価を決定する決定部と、
を有することを特徴とする決定装置。
100 管理システム
101 電子カルテサーバ
102 医事会計サーバ
103 端末群
120 ネットワーク
121 患者DB
122 実施時間DB
123 重み時間DB
124 評価結果DB
800 決定装置
801 取得部
802 実施時間情報算出部
803 格納部
804 抽出部
805 診療時間情報算出部
806 決定部

Claims (9)

  1. 患者を診療した医師を識別する医師ID情報と、該患者が受けた診療に含まれる1又は複数の診療行為と、該診療に関する診療時間と、該患者からのクレームを示す情報とを対応付けて記憶する第1の記憶部を参照して、前記クレームが対応付けられた診療に関する該診療を行った特定の医師の診療時間を抽出し、
    所定の複数の医師の診療行為毎に要した実施時間を記憶する第2の記憶部を参照して、前記クレームが対応付けられた診療に含まれる診療行為の実施時間を抽出し、抽出した実施時間に基づいて、前記クレームを有する診療に含まれる診療行為をした場合の診療時間を算出し、
    前記特定の医師の診療時間と算出した記診療時間との差に基づいて、前記患者からのクレームが対応付けられた診療を行った前記特定の医師の評価を決定する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする決定プログラム。
  2. 記診療時間を出する処理は、
    前記患者の属性に基づいて、前記診療時間を出することを特徴とする請求項1に記載の決定プログラム。
  3. 記診療時間を出する処理は、
    前記患者の属性である特定の年齢範囲を考慮した重み時間に基づいて、前記診療時間を出することを特徴とする請求項2に記載の決定プログラム。
  4. 記診療時間を出する処理は、
    前記患者の属性である紹介患者を考慮した重み時間情報に基づいて、前記診療時間を出することを特徴とする請求項2または3に記載の決定プログラム。
  5. 前記患者が受けた前記診療に含まれる1又は複数の診療行為の時間を特定する診療時間と前記1又は複数の診療行為と前記診療に使用した薬の種類数とを取得し、
    取得された診療時間と薬の種類数とに基づいて、前記診療時間から前記薬の説明時間を除いた実施時間を算出し、
    前記診療時間を前記患者の識別情報に関連付けて前記第1の記憶部に格納するとともに、算出された実施時間を取得された診療行為と関連付けて前記第2の記憶部に格納する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の決定プログラム。
  6. 前記実施時間を算出する処理は、
    前記患者の属性に基づいて、前記実施時間を算出することを特徴とする請求項5に記載の決定プログラム。
  7. 前記実施時間を算出する処理は、
    前記患者の属性である特定の年齢範囲を考慮した重み時間に基づいて、前記実施時間を算出することを特徴とする請求項6に記載の決定プログラム。
  8. 前記実施時間を算出する処理は、
    前記患者の属性である紹介患者を考慮した重み時間情報に基づいて、前記実施時間を算出することを特徴とする請求項6または7に記載の決定プログラム。
  9. 患者を診療した医師を識別する医師ID情報と、該患者が受けた診療に含まれる1又は複数の診療行為と、該診療に関する診療時間と、該患者からのクレームを示す情報とを対応付けて記憶する第1の記憶部を参照して、前記クレームが対応付けられた診療に関する該診療を行った特定の医師の診療時間を抽出する抽出部と、
    所定の複数の医師の診療行為毎に要した実施時間を記憶する第2の記憶部を参照して、前記クレームが対応付けられた診療に含まれる診療行為の実施時間を抽出し、抽出した実施時間に基づいて、前記クレームを有する診療に含まれる診療行為をした場合の診療時間を算出する出部と、
    前記特定の医師の診療時間と算出した記診療時間との差に基づいて、前記患者からのクレームが対応付けられた診療を行った前記特定の医師の評価を決定する決定部と、
    を有することを特徴とする決定装置。
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