JP5994311B2 - 光伝送装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明による光伝送装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。また、図2は、図1の光伝送装置を複数の光ノードに適用したWDM光伝送システムの構成例を示す図である。
波長分散計算回路59は、CPUユニット70から伝えられる非選択の光伝送路の伝送損失を基に、メモリ60に予め記憶させておいた当該光伝送路の初期情報を参照して、当該光伝送路の波長分散値を算出し、その算出結果を分散補償量設定回路57に伝える。なお、波長分散計算回路59における波長分散値の具体的な算出方法については後述する。
図3は、光伝送装置1および隣り合う光ノードの間でスパンロスを測定するための具体的な構成の一例を示すブロック図である。ここでは、例えば前述の図2(A)に示したリング状のネットワーク構成のWDM光伝送システムについて、光ノードN3に適用されたている光伝送装置1と、該光伝送装置1に対して第2の光伝送路L2側にある光ノードN4との間でのスパンロスの測定を想定して説明を行うことにする。なお、ネットワーク上の他のノードとの間でのスパンロスの測定も同様にして行うことが可能である。
波長分散計算回路59には、上述したようにCPUユニット70内の伝送損失算出処理70Aで算出された非選択の光伝送路の伝送損失が所要の測定周期で伝達される。この非選択の光伝送路の伝送損失に基づいて、波長分散計算回路59は、まず、非選択の光伝送路についての距離の変動量を計算する。
ΔB=ΔA/A0 …(1)
例えば、シングルモードファイバ(SMF)を用いた非選択の光伝送路について、単位長さ当たりの損失A0が0.20[dB/km]で、伝送損失の変動量ΔAが0.5[dB]である場合、当該光伝送路の距離の変動量ΔBは2.5[km]となる。
ΔC=ΔB×C0 …(2)
前述した具体例において、1550nmの波長光に対する非選択の光伝送路(SMF)の波長分散係数C0が18.0[ps/nm/km]である場合、当該光伝送路の波長分散値の変動量ΔCは45[ps/nm]となる。
上記のような構成の光伝送装置1では、システムの運用開始前に、第1および第2の光伝送路L1,L2についての距離、伝送損失および波長分散値を含む初期情報が実測等により取得され、該各光伝送路L1,L2の初期情報がメモリ60の領域60Bに予め記憶される(図4のS10)。そして、運用開始によって光伝送装置1が立ち上げられると、各波長に対応したトランスポンダ50の光スイッチ53により第1および第2の光伝送路L1,L2のいずれか一方が選択され、当該光伝送路を用いたWDM光の送受信が開始される(S20)。ここでは、最初に第1の光伝送路L1が現用系光伝送路として選択され、第2の光伝送路L2が予備系光伝送路としてWDM光の伝送が行われない非選択の状態になるものとする。
図5は、光伝送装置の第1応用例の構成を示すブロック図である。図5に示す光伝送装置1’では、上述した実施形態の構成における分散補償量設定回路57、波長分散計算回路59およびメモリ60が、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路61によって実現されている。なお、メモリ60に関しては集積回路61とは別に設けるようにしてもよい。このような構成を適用することにより、各トランスポンダ50の構成をより簡略化することが可能である。
(付記1) 第1の光伝送路および該第1の光伝送路とは異なる第2の伝送路に接続し、該第1および第2の光伝送路のいずれか一方を選択して光信号を送受信する光伝送装置であって、
前記第1および第2の光伝送路の切り替えを行う光スイッチと、
前記光スイッチを介して前記第1および第2の光伝送路に接続する可変分散補償器と、
前記第1および第2の光伝送路のうちの非選択の光伝送路の伝送損失を測定する測定器と、
前記第1および第2の光伝送路の距離、伝送損失および波長分散値に関する初期情報を記憶するメモリと、
前記測定器で測定された非選択の光伝送路の伝送損失、および、前記メモリに記憶された当該光伝送路の初期情報に基づいて、当該光伝送路の波長分散値を求める計算回路と、
前記光スイッチにより前記第1および第2の光伝送路の切り替えを行い、前記非選択の光伝送路を選択して光信号の送受信を開始するとき、前記計算回路で求められた波長分散値を相殺可能な分散補償量が前記可変分散補償器に設定されるように、前記可変分散補償器を制御する制御回路と、を備えたことを特徴とする光伝送装置。
前記測定器は、前記非選択の光伝送路上に位置する各光ノードでのスパンロスの測定結果を収集し、該各スパンロスの総和を当該光伝送路の伝送損失とすることを特徴とする光伝送装置。
前記第1および第2の光伝送路に対して送受信する光信号を増幅する光アンプ、並びに、前記第1および第2の光伝送路に対する光信号の送受信パワーをモニタして前記光アンプの利得を制御する光アンプ制御回路を含む光アンプユニットを備え、
前記測定器は、前記光アンプ制御回路でモニタされる送受信パワーを利用して、隣り合う光ノードとの間のスパンロスの測定を行うことを特徴とする光伝送装置。
前記計算回路は、前記測定器で測定された非選択の光伝送路の伝送損失の初期値に対する変動量と、前記メモリに記憶された当該光伝送路の初期情報から求めた単位長さ当たりの損失とを用いて、当該光伝送路の距離の変動量を計算した後に、該計算された距離の変動量と、前記メモリに記憶された当該光伝送路の初期情報から求めた波長分散係数とを用いて、当該光伝送路の波長分散値の変動量を計算し、さらに、該計算された波長分散値の変動量を、前記メモリに記憶された当該光伝送路の波長分散値の初期値に加算して、当該光伝送路の現在の波長分散値を計算することを特徴とする光伝送装置。
前記可変分散補償器で波長分散が補償された光信号を受信処理する光受信器と、
前記光受信器で受信処理されたデータの符号誤り率を測定する符号誤り率測定器と、を備え、
前記制御回路は、前記符号誤り率測定器で測定される符号誤り率が最小になるように、前記可変分散補償器の分散補償量をフィードバック制御することを特徴とする光伝送装置。
光信号を生成する光送信器と、
前記光送信器で生成された光信号を2つに分岐し、一方の分岐光を前記第1の光伝送路側に出力し、他方の分岐光を前記第2の光伝送路側に出力する光分岐器と、を備えたことを特徴とする光伝送装置。
前記第1および第2の光伝送路に対して、複数の波長の光信号を合波したWDM光を送受信することを特徴とする光伝送装置。
10…光アンプユニット
111,112,21…光アンプ
12,22…スパンロス測定回路
13A,13B,23A,23B,23A’,23B’…光カプラ
14A,14B,24A,24B,24A’,24B’…光検出器
15,25…OSC送受信回路
16,26,26’…合波器
17,27,27’…分波器
30…光合分波器
50…トランスポンダ
51…光送信器
52…光分岐器
53…光スイッチ
54…可変分散補償器(VDC)
55…光受信器
56…符号誤り率測定器
57…分散補償量設定回路
58…VDC制御回路
59…波長分散計算回路
60,76…メモリ
61…集積回路
62,77…インターフェイス回路
70,71…CPUユニット
70A…伝送損失算出処理
72…通信回線
73…OPS
75…CPU
L1,L2…光伝送路
N1〜N6…光ノード
Claims (5)
- 第1の光伝送路および該第1の光伝送路とは異なる第2の伝送路に接続し、該第1および第2の光伝送路のいずれか一方を選択して光信号を送受信する光伝送装置であって、
前記第1および第2の光伝送路の切り替えを行う光スイッチと、
前記光スイッチを介して前記第1および第2の光伝送路に接続する可変分散補償器と、
前記第1および第2の光伝送路のうちの非選択の光伝送路の伝送損失を測定する測定器と、
前記第1および第2の光伝送路の距離、伝送損失および波長分散値に関する初期情報を記憶するメモリと、
前記測定器で測定された非選択の光伝送路の伝送損失、および、前記メモリに記憶された当該光伝送路の初期情報に基づいて、当該光伝送路の波長分散値を求める計算回路と、
前記光スイッチにより前記第1および第2の光伝送路の切り替えを行い、前記非選択の光伝送路を選択して光信号の送受信を開始するとき、前記計算回路で求められた波長分散値を相殺可能な分散補償量が前記可変分散補償器に設定されるように、前記可変分散補償器を制御する制御回路と、を備え、
前記計算回路は、前記測定器で測定された非選択の光伝送路の伝送損失の初期値に対する変動量と、前記メモリに記憶された当該光伝送路の初期情報と、を基に、当該光伝送路の波長分散値の変動量を計算し、該計算された波長分散値の変動量を、前記メモリに記憶された当該光伝送路の波長分散値の初期値に加算して、当該光伝送路の現在の波長分散値を計算する、ことを特徴とする光伝送装置。 - 請求項1に記載の光伝送装置であって、
前記測定器は、前記非選択の光伝送路上に位置する各光ノードでのスパンロスの測定結果を収集し、該各スパンロスの総和を当該光伝送路の伝送損失とすることを特徴とする光伝送装置。 - 請求項2に記載の光伝送装置であって、
前記第1および第2の光伝送路に対して送受信する光信号を増幅する光アンプ、並びに、前記第1および第2の光伝送路に対する光信号の送受信パワーをモニタして前記光アンプの利得を制御する光アンプ制御回路を含む光アンプユニットを備え、
前記測定器は、前記光アンプ制御回路でモニタされる送受信パワーを利用して、隣り合う光ノードとの間のスパンロスの測定を行うことを特徴とする光伝送装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の光伝送装置であって、
前記計算回路は、前記測定器で測定された非選択の光伝送路の伝送損失の初期値に対する変動量と、前記メモリに記憶された当該光伝送路の初期情報から求めた単位長さ当たりの損失とを用いて、当該光伝送路の距離の変動量を計算した後に、該計算された距離の変動量と、前記メモリに記憶された当該光伝送路の初期情報から求めた波長分散係数とを用いて、当該光伝送路の波長分散値の変動量を計算することを特徴とする光伝送装置。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の光伝送装置であって、
前記可変分散補償器で波長分散が補償された光信号を受信処理する光受信器と、
前記光受信器で受信処理されたデータの符号誤り率を測定する符号誤り率測定器と、を備え、
前記制御回路は、前記符号誤り率測定器で測定される符号誤り率が最小になるように、前記可変分散補償器の分散補償量をフィードバック制御することを特徴とする光伝送装置。
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