JP5994098B2 - i−フィギュア及びi−フィギュアを利用した画像処理システム - Google Patents

i−フィギュア及びi−フィギュアを利用した画像処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP5994098B2
JP5994098B2 JP2012009418A JP2012009418A JP5994098B2 JP 5994098 B2 JP5994098 B2 JP 5994098B2 JP 2012009418 A JP2012009418 A JP 2012009418A JP 2012009418 A JP2012009418 A JP 2012009418A JP 5994098 B2 JP5994098 B2 JP 5994098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
information
output
output unit
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012009418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013149106A (ja
Inventor
啓彰 朴
啓彰 朴
岩田 誠
誠 岩田
三博 永原
三博 永原
靖彦 熊谷
靖彦 熊谷
修一 宮脇
修一 宮脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kochi Prefectural University Corp
Original Assignee
Kochi Prefectural University Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kochi Prefectural University Corp filed Critical Kochi Prefectural University Corp
Priority to JP2012009418A priority Critical patent/JP5994098B2/ja
Publication of JP2013149106A publication Critical patent/JP2013149106A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5994098B2 publication Critical patent/JP5994098B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、フィギュアの動きに合わせて出力部に表示する画像を動かすことができるi-フィギュア及びi-フィギュアを利用した画像処理システムに関する。
従来から、フィギュアは、実際に触れたり、置物として眺めたりすることで親しまれてきた。しかし、フィギュアは、それ自体には特別な機能はなく、例えば、動物のように動いたり、鳴いたり、感情を表現したりすることがないので、人、犬、猫のような生物と比べて、親しみが薄いものであった。
そこで、フィギュアに機能を持たせより親しみやすくしたものとして、フィギュアの位置や動きに合わせてコンピュータ上で動画や音声を再生できるようにした情報再生装置が知られている。例えば、特許文献1には、少なくとも底部にドットパターンが形成されたフィギュアと、前記フィギュアが載置されるステージと、前記ステージに設けられた1又は2以上の読取孔より読取光を照射してその反射光でドットパターンを読み取る光学読取手段と、前記読取結果に対応した音声情報、画像情報、動画情報、文字情報、図形情報、記号情報、プログラム及び/又はゲームパラメータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から読み出した音声、画像、動画、文字、図形、記号、プログラムおよび/またはゲームパラメータ等の出力情報を出力する出力手段とを備えた台座とからなる情報再生装置が開示されている(段落0009、0134参照)。
特開2010−253284号公報
しかしながら、上記情報再生装置は、台座上のフィギュアの位置や動きに合わせてコンピュータ上で動画や音声を再生することができ、フィギュアがより親しみ易いものとなるが、フィギュアを眺めるだけであり趣に欠けるところがあった。また、上記情報再生装置は、コンピュータ上でフィギュアに関する情報が得られるものではないので、フィギュアに関する知識を増やすことができなかった。
そこで、本発明は、フィギュアに触れながら、簡単かつ楽しくフィギュアに関する知識を得ることができるi−フィギュア及びi-フィギュアを利用した画像処理システムを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、上記した従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、
画像処理部と出力部とを備えた画像処理装置に通信可能に接続されるフィギュアからなるi−フィギュアであって、
前記フィギュアは、その識別情報を記録した記録部を備えており、前記画像処理装置に通信可能に接続したときに、前記識別情報を前記記録部から読出して前記画像処理部へ送信する手段を有し、
前記データベースは、前記フィギュアに関するフィギュア情報が前記識別情報と対応付けて記録され、
前記画像処理部は、前記識別情報を受信したときに、その識別情報に対応する前記フィギュア情報を前記出力部に出力する前記出力手段を備える
ことを特徴とするi−フィギュアに関する。
請求項2に係る発明は、前記データベースは、前記フィギュアに関する複数のフィギュア情報が前記識別情報と対応付けて記録され、
前記出力手段は、前記識別情報を受信したときに、その識別情報に対応する前記フィギュア情報を、前記データベースに記録された複数のフィギュア情報の中からランダムに抽出して前記出力部に出力する機能を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のi−フィギュアに関する。
請求項3に係る発明は、前記画像処理装置は、前記画像処理部に入力情報を入力する入力部を備え、
前記フィギュア情報は、前記入力情報と対応付けて前記データベースに記録され、
前記出力手段は、前記入力情報が入力されると、前記識別情報と対応する前記フィギュア情報の中から前記入力情報に対応する前記フィギュア情報を前記出力部に出力する機能を備える
ことを特徴とする請求項2に記載のi−フィギュアに関する。
請求項4に係る発明は、前記フィギュアは、二つ以上の組合せからなり、
前記フィギュアのフィギュア情報は、前記フィギュアの二つ以上の組合せから生じる観念に関するフィギュア情報であり、
前記出力手段は、前記フィギュアの二つ以上の組合せから生じる観念に関するフィギュア情報を前記出力部に出力する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のi-フィギュアに関する。
請求項5に係る発明は、前記画像処理装置は、インターネットに接続可能であり、
前記フィギュアは、重力加速度センサを備え、前後左右方向が定められており、
前記重力加速度センサは、前記フィギュアの基準位置からの前後左右方向への相対的な移動距離を表す信号を前記画像処理部に出力するものであり、
前記画像処理部は、前記出力部に表示するカーソルを前記重力加速度センサからの前記信号に基づいて移動させる出力手段を備え、
前記出力手段は、前記信号の値が前方へ進んだことを表す場合、前記フィギュアの移動距離に応じて前記カーソルを前記出力部の画面上部に移動させる機能と、前記信号の値が後方へ進んだことを表す場合、前記フィギュアの移動距離に応じて前記カーソルを前記出力部の画面下部に移動させる機能と、前記信号の値が右方へ進んだことを表す場合、前記フィギュアの移動距離に応じて前記カーソルを前記出力部の画面右部に移動させる機能と、前記信号の値が左方へ進んだことを表す場合、前記フィギュアの移動距離に応じて前記カーソルを前記出力部の画面左部に移動させる機能と、を備える
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のi−フィギュアに関する。
請求項6に係る発明は、前記請求項1〜5のいずれか1つに記載のi-フィギュアと、データベースと、画像処理部と、出力部とを備えているi‐フィギュアを利用した画像処理システムであって、
前記データベースは、前記i‐フィギュアに関するフィギュア情報が前記識別情報と対応付けて記録され、
前記画像処理部は、前記識別情報を受信したときに、その識別情報に対応する前記フィギュア情報を前記出力部に出力する前記出力手段を備える
ことを特徴とするi-フィギュアを利用した画像処理システムに関する。
請求項7に係る発明は、前記i‐フィギュアは、二つ以上の組合せからなり、
前記i‐フィギュアのフィギュア情報は、前記i‐フィギュアの二つ以上の組合せから生じる観念に関するフィギュア情報であり、
前記出力手段は、前記i‐フィギュアの二つ以上の組合せから生じる観念に関するフィギュア情報を前記出力部に出力する
ことを特徴とする請求項6に記載のi-フィギュアを利用した画像処理システムに関する。
請求項8に係る発明は、前記i‐フィギュアは、その表面の指定箇所をタッチしたときに、前記タッチされたことを表す第1信号又は第2信号を前記画像処理部に送る検出手段を有し、
前記データベースは、前記i‐フィギュアに関する文字データ及び/又は画像データからなる辞書情報及び/又は前記i‐フィギュアに関する検索キーワード及びインターネット上にある検索エンジンの情報と、を記録しているものであり、
前記画像処理部は、前記検出手段から前記第1信号が送られたときに、前記i‐フィギュアに関する辞書情報を前記データベースから検索する第1検索手段及び/又は、前記検出手段から前記第2信号が送られたときに、前記検索キーワードの前記検索エンジンによる検索を行なう第2検索手段を有し、
前記出力手段は、前記第1検索手段によって検索された前記辞書情報及び/又は第2検索手段によって検索された複数のハイパーリンクを前記出力部に出力するものである
ことを特徴とする請求項6又は7に記載のi-フィギュアを利用した画像処理システムに関する。
請求項9に係る発明は、前記画像処理部は、前記ハイパーリンクのうち、いずれか1つを選択する機能と、そのハイパーリンク先のWEBサイトにアクセスする機能とを備える選択アクセス手段とを有し、
前記出力手段は、前記WEBサイトを前記出力部に出力する
ことを特徴とする請求項8に記載のi-フィギュアを利用した画像処理システムに関する。
請求項10に係る発明は、前記i‐フィギュアは、重力加速度センサを備え、前後方向が定められており、
前記重力加速度センサは、前記i‐フィギュアの基準位置からの前後方向への相対的な移動距離を表す信号を前記画像処理部に出力するものであり、
前記フィギュア情報は、3次元画像であり、
前記出力手段は、入力された信号の値が、前方へ進んだことを表す場合、出力部に出力する3次元画像を、移動距離に応じて定められる率で拡大し、後方へ進んだことを表す場合、出力部に出力する3次元画像を移動距離に応じて定められる率で縮小する
ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載のi-フィギュアを利用した画像処理システムに関する。
請求項11に係る発明は、前記i‐フィギュアは、重力加速度センサを備えており、
前記重力加速度センサは、前記i‐フィギュアが回転したときに、回転角度を表す信号を前記画像処理部に出力するものであり、
前記フィギュア情報は、3次元画像であり、
前記出力手段は、入力された前記信号に基づいて、前記回転角度に応じて定められる角度だけ、出力部に出力する3次元画像を出力部の中心を基準に回転させる、
ことを特徴とする請求項6〜10のいずれか1つに記載のi-フィギュアを利用した画像処理システムに関する。

請求項12に係る発明は、前記i‐フィギュアは、フィギュア本体と、このフィギュア本体が着脱可能に取り付けられる台座とからなり、
前記台座は、前記重力加速度センサを内蔵し、前記画像処理部に通信可能に接続されることを特徴とする請求項10又は11に記載のi-フィギュアを利用した画像処理システムに関する。
請求項13に係る発明は、前記画像処理部に接続し、ジョイスティックによる方向入力信号を前記画像処理部に出力する入力装置を備え、
前記i‐フィギュアは、前記ジョイスティックに取り付けられ、
前記フィギュア情報は、3次元画像であり、
前記出力手段は、前記ジョイスティックを前後方向に倒すと、前記ジョイスティックの移動距離に応じて定められる率で前記出力部に出力する前記3次元画像を拡大又は縮小し、前記ジョイスティックを斜めに倒した状態で回転すると、前記ジョイスティックの回転角度に応じて定められる角度だけ、前記出力部に出力する前記3次元画像を前記出力部の中心を基準に回転させる、
ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載のi-フィギュアを利用した画像処理システムに関する。
請求項14に係る発明は、前記データベースは、前記i‐フィギュアの透視画像データが記録されており、
前記i‐フィギュアは、その表面の指定箇所をタッチしたときに、前記タッチされたことを表す第3信号を前記画像処理部に送る検出手段を有し、
前記画像処理部は、前記検出手段から前記第3信号が送られたときに、前記透視画像データを前記データベースから検索する第3検索手段を有し、
前記出力手段は、前記第3検索手段によって検索された前記透視画像を前記出力部に出力する
ことを特徴とする請求項6〜13のいずれかに記載のi-フィギュアを利用した画像処理システムに関する。
請求項15に係る発明は、前記データベースは、前記i−フィギュアの動画が前記識別情報に対応付けて記録され、
前記出力手段は、前記画像処理部が前記信号を所定時間受信しない場合、前記i−フィギュアの動画を前記出力部に出力する
ことを特徴とする請求項6〜14のいずれかに記載のi-フィギュアを利用した画像処理システム。
請求項1に係る発明によれば、フィギュアを画像処理装置に通信可能に接続すると、従来と同様に、フィギュアを実際に触れたり、置物として眺めたりすることができるだけでなく、フィギュアに関するフィギュア情報が出力部に表示されるので、簡単かつ楽しくフィギュアに関する知識を得ることができる。ここで、フィギュア情報とは、フィギュアに関する文字情報、3次元画像、動画、音声などをいい、フィギュアに関する情報であればいずれでもよい。
請求項2に係る発明によれば、フィギュアに関するフィギュア情報がランダムに出力部に表示されるので、フィギュアを接続するまで、どんな情報が得られるか分からないことを楽しむことができる。また、フィギュアに関する意外な知識を得ることができる。例えば、ウナギのフィギュアであれば、ウナギの3次元画像や天然ウナギの産地である四万十川の風景を描写した3次元画像などがランダムに出力部に表示される。また、馬のフィギュアであれば、馬が走っている動画や、馬の鳴き声が出力部に出力される。
請求項3に係る発明によれば、入力部からフィギュアに関する入力情報を入力すると、記録部に記録されたフィギュア情報のうち前記入力情報に対応するフィギュア情報を前記出力部に表示させることができるので、より楽しくフィギュアに関する知識を得ることができる。入力情報は、例えば、年齢、日にち、場所を挙げることができるが、これらに限定されない。
請求項4に係る発明によれば、2以上のフィギュアを組み合わせたときに、想定外の画像が出力部に現れることがあるので、いろいろフィギュアを組み合わせて遊ぶことが出来る。このため、フィギュアに触れながら、フィギュアに関する知識をより楽しみながら得ることができる。
請求項5に係る発明によれば、フィギュアを前後左右方向に動かすことにより、そのフィギュアの動きに合わせて画面上のカーソルをマウスで操作するように動かすことができるので、インターネット上でフィギュアに関する情報を検索することができる。このため、フィギュアに触れながら、簡単かつ楽しくフィギュアに関する知識を得ることができる。
請求項6に係る発明によれば、i‐フィギュアを画像処理装置に通信可能に接続すると、そのフィギュアに関するフィギュア情報が出力部に表示されるので、フィギュアに触れながら、簡単かつ楽しくフィギュアに関する知識を得ることができる。
請求項7に係る発明によれば、前記i‐フィギュアは、二つ以上の組合せからなり、前記フィギュア情報は、前記i‐フィギュアの二つ以上の組合せから生じる観念に関するフィギュア情報であり、前記出力手段は、前記フィギュア情報を前記出力部に出力することにより、2以上のi‐フィギュアを組み合わせたときに、想定外のフィギュア情報が出力部に現れることがあるので、いろいろi‐フィギュアを組み合わせて遊ぶことが出来る。このため、i‐フィギュアに触れながら、フィギュアに関する知識をより楽しみながら得ることができる。
請求項8に係る発明によれば、i‐フィギュアの表面の指定箇所をタッチしたときに、i‐フィギュアに関する辞書情報及び/又は検索エンジンによって検索されたハイパーリンクが画面上で得られるので、フィギュアに実際に触れながら、フィギュアに関する情報を画面上で得ることができる。このため、フィギュアに触れながら、より簡単かつ楽しくフィギュアが表す対象物(例えば、馬のフィギュアであれば、本物の馬)に関する知識を得ることができる。
請求項9に係る発明によれば、前記画像処理部は、前記ハイパーリンクのうち、いずれか1つを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記ハイパーリンク先のWEBサイトにアクセスするアクセス手段とを有し、前記出力手段は、前記WEBサイトを前記出力部に出力することにより、i‐フィギュアの表面をタッチするだけで、WEBサイトに載っているフィギュアに関する情報を閲覧することができるので、簡単にフィギュアが表す対象物に関する情報を得ることができる。
請求項10に係る発明によれば、i‐フィギュアを前後方向へ移動させると、出力部に出力する3次元画像が、前後方向の移動距離に応じて拡大・縮小するので、フィギュアそのものをマウスのように操作することができ、さらに楽しみながらフィギュアに関する知識を得ることができる。
請求項11に係る発明によれば、i‐フィギュアを回転させると、出力部に出力する3次元画像を、出力部の中心を基準に回転させることができるので、フィギュアそのものがマウスになったような感覚を得ることができ、さらに楽しみながらフィギュアに関する知識を得ることができる。
請求項12に係る発明によれば、前記i‐フィギュアは、フィギュア本体と、このフィギュア本体が着脱可能に取り付けられる台座とからなり、前記台座は、前記重力加速度センサを内蔵し、前記画像処理部に通信可能に接続されることにより、i‐フィギュア毎に重力加速度センサを埋め込まなくても、i‐フィギュア毎に出力部に出力する3次元画像を拡大・縮小・回転させることができる。このため、i‐フィギュアを小型化・低コスト化することができる。
請求項13に係る発明によれば、高価な重力加速度センサを用いなくても、ジョイスティックの操作による方向入力信号を前記画像処理部に出力すれば、出力部に出力する画像を拡大・縮小・回転させることができるので、重力加速度センサをi‐フィギュアに埋め込む場合と比べて、i‐フィギュアを小型化・低コスト化することができる。
請求項14に係る発明によれば、i‐フィギュアの表面の指定箇所をタッチすると、i‐フィギュアの透視画像が出力部に表示されるので、フィギュアが表す対象物(例えば、人のフィギュアであれば、本物の人の内部がどのような構造になっているのか知ることができ、さらにフィギュアが表す対象物に関する知識を深めることができる。
請求項15に係る発明によれば、前記データベースは、前記i−フィギュアの動画が前記識別情報に対応付けて記録され、前記出力手段は、前記画像処理部が前記信号を所定時間受信しない場合、前記識別情報に対応する前記i−フィギュアの動画を前記出力部に出力することにより、フィギュアに触れずに、出力部に出力されるフィギュアの動きを楽しむことができる。
i-フィギュアを利用した画像処理システムの全体構成を示す図である。 図1のi‐フィギュアと画像処理装置の全体構成を示す図である。 図2のi‐フィギュアと画像処理部が備える手段を示す図である。 i-フィギュアを利用した画像処理システムの処理設定を示すフローチャートである。 2つ以上のi‐フィギュアが画像処理装置に接続される場合の処理を示すフローチャートである。 単一のフィギュアが画像処理装置に接続された状態を示す図である。 単一のフィギュアが画像処理装置に接続された状態を示す図である。 複数のi‐フィギュアの組合せから生じる観念に関する3次元画像をディスプレイに表示した状態を示す図である。 ディスプレイに表示された3次元画像をi‐フィギュアの動きに合わせて同期させる処理を示すフローチャートである。 i‐フィギュアに関する辞書情報と検索キーワードによる検索を行なう処理を示すフローチャートである。 i‐フィギュアに関する辞書情報をディスプレイに表示した状態を示す図である。 クジラのフィギュアの口をタッチしてクジラが口を大きく広げた3次元画像をディスプレイに表示した状態を示す図である。 i‐フィギュアを重力加速度センサを内蔵した台座の支柱に取り付けた状態を示す図である。 i‐フィギュアを入力装置のジョイスティックに取り付けた状態を示す図である。 フィギュアを利用した画像処理システムの全体構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態のi-フィギュア及びi-フィギュアを利用した画像処理システムについて図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
ここで、i-フィギュアの「i」とは、Information and Communication TechnologyのInformationの略であり、i-フィギュアとは、情報通信技術を組み込んだフィギュアを意味する。より具体的には、i-フィギュアとは、後述するように、画像処理装置にフィギュアを接続したときに、フィギュアに関するフィギュア情報が得られたり、フィギュア表面の指定箇所をタッチしたときに、フィギュアに関する辞書情報が得られたり、インターネット上のフィギュアに関する情報が得られたりすることができるフィギュアを意味する。
図1に示すように、本発明の実施形態のi-フィギュアを利用した画像処理システム1は、i-フィギュア2と、画像処理装置3とを備えている。
i‐フィギュア2は、動物や人間を模したフィギュア(図1では、土佐四天王のフィギュアが示されている)からなるが、これらに限定されず、机や椅子などの無生物からなるフィギュアでもよい。また、i‐フィギュア2は、ガンダムやドラゴンなどのキャラクターを模したフィギュアであってもよく、ガンダム等のプラモデルのように個々のパーツを組み合わせて作る組み立て式の模型も含まれる。さらに、i‐フィギュア2は、1つのフィギュアからなるものでもよく、二つ以上のフィギュアの組合せからなるものであってもよい。
また、i‐フィギュア2は、その識別情報が記録された記録部であるメモリと、演算部であるCPUとを備えており、画像処理装置3の後述する画像処理部に通信可能に接続したときに、前記識別情報を前記CPUによって前記メモリから読出して前記画像処理部へ送信する手段を有する。通信可能に接続とは、無線通信などの非接触で通信可能な状態も含むものである。なお、i‐フィギュア2は、前記識別情報を記録したICチップ(ICタグ)を埋め込んでおき、そのICチップに記録された前記識別情報を非接触で読み取るリーダーを備えた認識装置を別に設け、この認識装置のリーダーから前記識別情報を後述する画像処理部へ送信するようにしてもよい。この場合、前記認識装置は、後述する画像処理部に通信可能に接続しておく。なお、前記識別情報を読み取るリーダーは、後述する画像処理装置に備えるようにしてもよい。
また、i‐フィギュア2は、図2、3に示すように、そのフィギュア表面の指定箇所に光透過型のタッチ式センサ5、6を備え、そのセンサ5、6が画像処理装置3に接続されており、フィギュア表面の指定箇所をタッチしたときに、タッチされたことを表す第1信号を後述する画像処理部に出力する第1検出手段21と、フィギュア表面の指定箇所をタッチしたときに、タッチされたことを表す第2信号を後述する画像処理部に出力する第2検出手段22とを有する。なお、指定箇所は、i‐フィギュア2の表面のどこでもよいが、人間がタッチし易い場所が好ましい。例えば、人間のi‐フィギュア2であれば、背中、胸部、頭部を挙げることができる。
前記第1信号と前記第2信号は、フィギュア表面の別々の2箇所に前記指定箇所(第1指定箇所と第2指定箇所)を設け、第1指定箇所をタッチしたときに、タッチ式センサ5から前記第1信号が出力されるようにし、第2指定箇所をタッチしたときに、タッチ式センサ6から前記第2信号が出力されるようにする。また、前記第1信号と第2信号は、前記指定箇所を1つ設け、その指定箇所を1回タッチしたときに、前記第1信号が出力され、前記指定箇所を2回タッチ(ダブルクリック)したときに、第2信号が出力されるようにしてもよい。
また、i‐フィギュア2は、その内部に重力加速度センサ7を備えている。重力加速度センサ7は、前後左右方向が定められており、i‐フィギュア2の基準位置からの前後方向への相対的な移動距離を表す信号を後述する画像処理部に出力する。また、重力加速度センサ7は、i‐フィギュア2が回転した場合に、回転角度を表す信号を後述する画像処理部に出力する。
画像処理装置3は、図2に示すように、画像処理部8と、出力部(ディスプレイ9)と、データベース10(HDD)とを有し、インターネット11に接続されている。画像処理部8は、CPU12と、ROM13と、RAM14と、入力部15と、を備えている。ROM13は、システムのOSのプログラムと、画像処理プログラムとを記録している。RAM14は、プログラム又はデータ処理用の作業領域として用いられる。CPU12は、ROM12からプログラムをRAM14へと読み出し、展開し、実行する。
データベース10には、i‐フィギュア2に関する複数のフィギュア情報が記録される。記録は、i‐フィギュア2又は認識装置4から出力される前記識別情報と、その識別情報を出力したi‐フィギュア2のフィギュア情報とを対応付けて行なわれる。ここで、フィギュア情報とは、フィギュアに関する文字情報、3次元画像、動画、音声などをいい、フィギュアに関する情報であればいずれでもよい。データベース10に記録されるフィギュア情報は、単一のフィギュアに関するものだけでなく、二つ以上のフィギュアの組合せから生じる観念に関するものでもよい。この場合、フィギュア情報は、組合せた各i‐フィギュア2から出力される前記識別情報の組合せに対応付けられてデータベース10に記録される。
単一のフィギュアに関するフィギュア情報は、i‐フィギュア2がウナギのフィギュアであれば、うなぎに関するものであり、例えば、ウナギそのものの3次元画像データや、天然ウナギの産地として有名な四万十川の風景を写した3次元画像データや、四万十川とその周辺の高知の景観地の風景を写した3次元画像データなどであるが、これらに限定されない。例えば、i‐フィギュア2が馬のフィギュアであれば、馬が走っている動画や、馬の鳴き声をディスプレイ9に出力してもよく、馬の生態などを説明した文字情報をディスプレイ9に出力してもよい。
また、i‐フィギュア2がクジラのフィギュアであれば、例えば、図1に示すように、クジラそのものの3次元画像データや、ホエールウォッチングができる場所として有名な土佐湾の3次元画像などをディスプレイ9に表示することができる。
また、i‐フィギュア2が小鳥のフィギュアであれば、小鳥に関するものであり、例えば、自然の小鳥や小鳥の生活を写した3次元画像データである。i‐フィギュア2が人のフィギュアである場合は、人に関するものであり、例えば、自然の人や人の生活を写した3次元画像データである。i‐フィギュア2が椅子のフィギュアである場合は、椅子に関するものであり、例えば、椅子そのものの3次元画像データや家の中に置かれた椅子の3次元画像データである。
二つ以上のi‐フィギュア2の組合せから生じる観念に関するフィギュア情報は、例えば、i‐フィギュア2が小鳥のフィギュアと人のフィギュアの組合せからなる場合、動物園の中で人が小鳥を見ている映像や、家庭で小鳥を飼っている映像を挙げることができる。i‐フィギュア2が複数の子供のフィギュアの組合せからなる場合は、遊園地や動物園で子供が遊んでいる映像や、野球、サッカーなどの自然の中の遊びを写した映像を挙げることができる。また、i‐フィギュア2が2つ以上の椅子のフィギュアの組合せからなる場合は、家族生活、屋外の行楽などの映像を挙げることができる。さらに、i‐フィギュア2が小鳥のフィギュアと人のフィギュアと椅子のフィギュアの組合せからなる場合は、家庭のなかの生活でのペットとして小鳥のいる映像を挙げることができる。
また、二つ以上のフィギュアの組合せから生じる観念に関するフィギュア情報は、i‐フィギュア2が、坂本龍馬のフィギュアと中岡慎太郎のフィギュアの2人のそれぞれのフィギュアからなる場合、この2人に関係する歴史上有名な近江屋事件の一場面を描写した3次元画像データを挙げることができる。
また、二つ以上のフィギュアの組合せから生じる観念に関するフィギュア情報は、i‐フィギュア2が、土佐出身の歴史上の有名な人物であり、土佐勤王党の四天王と呼ばれている、坂本龍馬のフィギュア、中岡慎太郎のフィギュア、武市半平太のフィギュア、吉村虎太郎のフィギュアの4人のそれぞれのフィギュアからなる場合、4人が活躍した幕末時代の場面の3次元画像データであり、例えば、歴史上有名な土佐勤王党の血盟の場面を描写した3次元画像データを挙げることができる。
また、データベース10には、i‐フィギュア2に関する入力情報が前記フィギュア情報と対応付けて記録される。入力情報は、i‐フィギュア2に関するキーワードであり、例えば、年齢、日にち、場所を挙げることができるが、これらに限定されない。前記入力情報と対応するフィギュア情報は、例えば、i‐フィギュア2が人のフィギュアである場合に、前記入力情報として「年齢」、「日にち」、「場所」が入力されると、それぞれ、年齢、日にち、場所に関連した人のフィギュア情報を挙げることができる。
CPU12は、前記認識装置4またはi‐フィギュア2から前記識別情報を受信すると、データベース10に記録した複数の前記フィギュア情報のうち、i‐フィギュア2または前記認識装置4から出力された前記識別情報に対応する前記フィギュア情報をデータベース10に記録された複数の前記フィギュア情報の中からランダムに抽出してディスプレイ9に出力する第1機能と、前記入力情報が入力されると、前記識別情報に対応する前記フィギュア情報の中から、前記入力情報に対応する前記フィギュア情報をデータベース10から抽出してディスプレイ9に表示する第2機能と、ディスプレイ9に表示するカーソルを重力加速度センサ7からの信号に基づいて移動させる第3機能と、入力部15からの切替信号に基づいて前記第1機能と前記第3機能のon・offを切り替える第4機能とを備える出力手段23を有する。
前記第1機能と第3機能は、入力部15からの信号によってon・offを切り替えることにより、どちらか一方のみが機能するようにする。例えば、前記第1機能がonであり、前記第3機能がoffである場合は、前記第1機能のみが機能し、前記第1機能がoffであり、前記第3機能がonである場合は、前記第3機能のみが機能する。また、CPU12は、前記第1信号を受信すると、i‐フィギュア2に関する辞書情報をデータベース10から検索する第1検索手段24と、前記第2信号を受信すると、前記検索キーワードの前記検索エンジンによる検索を行なう第2検索手段25とを有する。
出力手段23は、第1検索手段24によって検索された前記辞書情報を出力部に出力する機能、及び/又は、第2検索手段25によって検索された複数のハイパーリンクをディスプレイ9に出力する機能を備える。また、出力手段23は、重力加速度センサ7から入力された信号の値が前方へ進んだことを表す場合、ディスプレイ9に出力する3次元画像を、移動距離に応じて定められる率で拡大する機能と、重力加速度センサ7から入力された信号の値が後方へ進んだことを表す場合、ディスプレイ9に出力する3次元画像を移動距離に応じて定められる率で縮小する機能とを備える。また、出力手段23は、重力加速度センサ7から入力された信号が回転角度を表す信号である場合、回転角度に応じて定められる角度だけ、ディスプレイ9に出力する3次元画像をディスプレイ9の中心を基準に回転させる機能を備える。なお、出力手段23の前記拡大・縮小・回転させる機能は、ディスプレイ9に出力するフィギュア情報が3次元画像である場合に、機能させるようにする。
また、前記出力手段は、重力加速度センサ7からの信号の値が前方へ進んだことを表す場合、i‐フィギュア2の移動距離に応じて前記カーソルをディスプレイ9の画面上部に移動させる機能と、重力加速度センサ7からの信号の値が後方へ進んだことを表す場合、i‐フィギュア2の移動距離に応じて前記カーソルをディスプレイ9の画面下部に移動させる機能と、重力加速度センサ7からの信号の値が右方へ進んだことを表す場合、i‐フィギュア2の移動距離に応じて前記カーソルをディスプレイ9の画面右部に移動させる機能と、重力加速度センサ7からの信号の値が左方へ進んだことを表す場合、i‐フィギュア2の移動距離に応じて前記カーソルをディスプレイ9の画面左部に移動させる機能とを備える。上記各手段は、コンピュータ読み取り可能なプログラムをCPU12が実行することにより実現される。
データベース10には、前記辞書情報、及び/又は、i‐フィギュア2に関する検索キーワードが前記識別情報に対応付けられて記録される。また、データベース10には、インターネット11上にある検索エンジンの情報が記録される。前記辞書情報は、i‐フィギュア2の説明を記載した文字データ及び/又はi‐フィギュア2の画像データからなる。前記検索キーワードは、i‐フィギュア2がライオンのフィギュアであれば、「ライオン」、「百獣の王」などを挙げることができる。また、前記検索キーワードは、i‐フィギュア2が小鳥と子供の組合せからなる場合、例えば、「動物園」を挙げることができ、i‐フィギュア2が坂本龍馬のフィギュアと中岡慎太郎のフィギュアの2人のそれぞれのフィギュアからなる場合は、「近江屋事件」を挙げることができ、図1に示すように、i‐フィギュア2が坂本龍馬のフィギュアと中岡慎太郎のフィギュアと武市半平太のフィギュアと吉村虎太郎のフィギュアの4人のそれぞれのフィギュアからなる場合は、「土佐勤王党」を挙げることができる。検索エンジンの情報は、検索エンジンを利用可能なグーグルやヤフーなどのWEBサイトのURLである。
入力部15は、例えば、マウスやキーボードを挙げることができ、i‐フィギュア2に関する3次元画像データ、前記入力情報、前記辞書情報、前記検索キーワード、前記検索エンジンの情報を入力してデータベース10に記録することができる。また、入力部15であるマウスを操作することにより、第2検索手段25によって検索された複数のハイパーリンクをクリックして、そのハイパーリンク先のWEBサイトに行くことができる。また、ハイパーリンク先のWEBサイトに行くには、i‐フィギュア2を左右前後方向に動かして、ディスプレイ9に表示されているカーソルを動かしてハイパーリンクを入力部15でクリックすることにより行なうこともできる。クリックは、i‐フィギュア2の指定箇所をタッチしたときに、行なうようにすることもできる。
次に、上記のように構成されたi-フィギュアを利用した画像処理システム1の初期設定について説明する。初期設定は、画像処理部8のCPU12の各手段23、24、25が以下の処理を行なう。
図4に示すように、ステップS1では、画像処理装置3に備えたCD−ROMドライバーやDVD−ROMドライバーなどの周知の装置(図示せず)から入力されたi‐フィギュア2の前記フィギュア情報をデータベース10に記録する。前記フィギュア情報の記録は、i‐フィギュア2と対応した前記識別情報に対応付けて行なわれる。また、このとき、データベース10に記録された前記フィギュア情報に対応付けて前記入力情報もデータベース10に記録される。ステップS2では、マウスやキーボードなどの入力部15から入力された前記辞書情報と前記検索キーワードを、前記識別情報に対応付けてデータベース10に記録する。また、このとき、前記検索エンジンの情報もデータベース10に記録される。
ステップS3では、i‐フィギュア2または認識装置4から前記識別情報を受信するのを待機し(No)、前記識別情報を受信すると処理をステップS4に進める(Yes)。ステップS4では、i‐フィギュア2または認識装置4から受信した前記識別情報に対応する複数の前記フィギュア情報の中からランダムに抽出された一つの前記フィギュア情報をディスプレイ9に表示する。このように、ランダムに抽出された一つの前記フィギュア情報がディスプレイ9に表示されるので、i‐フィギュア2を画像処理装置3に通信可能に接続する度に、ディスプレイ9に表示する画像が異なり、i‐フィギュア2に関する様々な知識を得ることができる。
ディスプレイ9に表示される前記フィギュア情報は、例えば、画像処理装置3に接続されたi‐フィギュア2がうなぎのフィギュアである場合、ウナギの3次元画像、もしくは、図6に示すように、天然ウナギの産地として有名な四万十川の3次元画像が表示される。また、図7に示すように、画像処理装置3に接続されたi‐フィギュア2がクジラのフィギュアである場合は、ディスプレイ9にクジラの3次元画像、もしくは、ホエールウォッチングで有名な土佐湾の3次元画像が表示される。このようにして、i-フィギュアを利用した画像処理システム1の初期設定が行なわれる。
また、ここで、入力部15から前記入力情報が入力されると、ディスプレイ9に表示されている前記フィギュア情報が削除され、前記識別情報に対応する前記フィギュア情報の中から、前記入力情報に対応する1つの前記フィギュア情報がランダムに抽出されてディスプレイ9に新たに表示される。例えば、ディスプレイ9に人の3次元画像が表示されている場合、前記入力情報として「年齢(例えば、6才)」が入力されると、6才くらいの子供の3次元画像、もしくは、小学校の入学式の様子を描写した3次元画像などがディスプレイ9に表示される。
また、ディスプレイ9に坂本龍馬のフィギュアが表示されている場合に、前記入力情報として「日にち(例えば、1867年)」が入力されると、歴史上有名な近江屋事件の一場面を描写した3次元画像、もしくは、坂本龍馬に関連した他の場面を描写した3次元画像がディスプレイ9に表示される。
また、ディスプレイ9にウナギのフィギュアが表示されている場合に、前記入力情報として「場所(例えば、日本)」が入力されると、天然ウナギの産地として有名な四万十川の風景を描写した3次元画像、もしくは、天然ウナギの産地として他の有名な川の風景を描写した3次元画像がディスプレイ9に表示される。
また、ディスプレイ9にクジラの3次元画像が表示されている場合、前記入力情報として「ホエールウォッチング」が入力されると、ホエールウォッチングで有名な土佐湾の3次元画像、もしくは、他のホエールウォッチングで有名な場所がランダムにディスプレイ9に表示される。
次に、i‐フィギュア2が2つ以上のフィギュアの組合せからなる場合、即ち、2つ以上のi‐フィギュア2が画像処理装置3に接続される場合の処理について説明する。以下の処理は、ステップS3で前記識別情報を受信すると開始される。
図5に示すように、ステップS11では、i‐フィギュア2または認識装置4から前記識別情報をさらに受信するのを待機し(No)、前記識別情報を受信すると処理をステップS12に進める(Yes)。ステップS12では、ステップS4でディスプレイ9に表示した前記フィギュア情報を削除する。ステップS13では、画像処理装置3に接続されている各i‐フィギュア2から出力される前記識別情報の組合せに対応する前記前記フィギュア情報をディスプレイ9に表示させる。このとき、ディスプレイ9に表示される3次元画像は、例えば、画像処理装置3に接続されているi‐フィギュア2が、坂本龍馬のフィギュアと中岡慎太郎のフィギュアの2人からなる場合、例えば、近江屋事件の一場面の3次元画像が表示される。また、さらに別のi‐フィギュア2を画像処理装置3に接続した場合は、上記ステップS11〜ステップS13の処理を繰り返し、複数のi‐フィギュア2の組合せから生じる観念に関する3次元画像がディスプレイ9に表示される。例えば、図1に示すように、さらに武市半平太のフィギュアや吉村虎太郎のフィギュアが画像処理装置3に接続されると、歴史上有名な土佐勤王党の血盟の場面を描写した3次元画像がディスプレイ9に表示される。なお、この場合、土佐勤王党を説明した文字情報をディスプレイ9に表示してもよい。
また、画像処理装置3に接続されているi‐フィギュア2が、図8に示すように、土佐闘犬のフィギュアが2匹のそれぞれのフィギュアからなる場合は、例えば、2匹の土佐闘犬が闘犬場で格闘している3次元画像をディスプレイ9に表示することができる。
次に、ディスプレイ9に表示された3次元画像を、i‐フィギュア2の動きに合わせて同期させる方法について説明する。以下の処理は、図4に示した初期設定が終了すると行なわれる。
図9に示すように、ステップS21では、i‐フィギュア2の重力加速度センサ7から信号を受信すると、i‐フィギュア2の移動を検出する。ステップS22では、i‐フィギュア2が前方に移動したかを判断し、重力加速度センサ7からの信号が前方への相対的な移動距離を表す信号であると判断する場合(Yes)は処理をステップS23に進め、重力加速度センサ7からの信号が前方への相対的な移動距離を表す信号でないと判断する場合(No)は処理をステップS24に進める。
ステップS23では、前記前方への相対的な移動距離に応じてディスプレイ9に表示している3次元画像を拡大する処理を行なう。ステップS24では、i‐フィギュア2が後方に移動したかを判断し、ステップS21で受信した信号が前方への相対的な移動距離を表す信号であると判断する場合(Yes)は処理をステップS25に進め、ステップS21で受信した信号が後方への相対的な移動距離を表す信号でないと判断する場合(No)は処理をステップS26に進める。
ステップS25では、前記後方への相対的な移動距離に応じてディスプレイ9に表示している3次元画像を縮小する処理を行なう。ステップS26では、ステップS21で受信した信号が回転角度を表す信号である場合に処理が行なわれ、前記回転角度を表す信号に基づいて、ディスプレイ9に表示している3次元画像を回転させる基準となる中心軸と、回転角度を検出する。
ステップS27では、前記回転角度に応じて定められる角度だけ、ディスプレイ9に表示している3次元画像をステップS26で検出された中心軸を基準に回転させる。例えば、ディスプレイ9に表示している3次元画像が馬の3次元画像である場合、馬のフィギュアを左右方向に回転させて前向きから後向きにすれば、表示されている馬の向きが左右方向に回転して前向きから後向きにすることができる。また、馬のフィギュアを時計回り又は反時計回りに回転させて上下反転させると、ディスプレイ9に表示されている3次元画像が時計回り又は反時計回りに回転して上下反転する。また、馬のフィギュアを前後方向に回転させて上下反転させると、ディスプレイ9に表示されている3次元画像が前後方向に回転して上下反転する。
次に、i‐フィギュア2に関する辞書情報を得たり、インターネット11上の情報を得たりする方法について説明する。以下の処理は、図4に示した初期設定が終了すると行なわれる。
図10に示すように、ステップS31では、i‐フィギュア2から前記第1信号または前記第2信号を受信すると、i‐フィギュア2の指定箇所をタッチしたことを検出する。ステップS32では、i‐フィギュア2から受信した信号の識別を行ない、i‐フィギュア2から受信した信号が前記第1信号である場合(A)は処理をステップS33に進め、i‐フィギュア2から受信した信号が前記第2信号である場合(B)は処理をステップS35に進める。
ステップS33では、ステップS3で受信した前記識別情報に基づいて、その識別情報と対応する前記辞書情報をデータベース10から検索する。複数のi‐フィギュア2が画像処理装置3に接続されている場合は、受信した複数の前記識別情報の組合せに対応した前記辞書情報をデータベース10から検索する。ステップS34では、図11に示すように、ステップS33で検索された前記辞書情報をディスプレイ9に表示する。
ステップS35では、ステップS3で受信した前記識別情報に基づいて、その識別情報に対応した前記検索キーワードをデータベース10から検索する。複数のi‐フィギュア2が画像処理装置3に接続されている場合は、受信した複数の前記識別情報の組合せに対応した前記検索キーワードをデータベース10から検索する。ステップS36では、ステップS35で検索された検索キーワードによる検索を前記検索エンジンにより行なう。
ステップS37では、ステップS36で検索された複数のハイパーリンクをディスプレイ9に表示する。ステップS38では、入力部15であるマウスを操作して前記ハイパーリンクをクリックすると、ハイパーリンク先のWEBサイトにアクセスして、そのWEBサイトをディスプレイ9に表示する。これにより、i‐フィギュア2に関する検索キーワードと関連したWEBサイトを閲覧することができるので、i‐フィギュア2に関する情報を容易に得ることができる。
なお、ステップS38では、ステップS37で表示された複数のハイパーリンクのうち、いずれか1つをCPU12の判断により選択するようにしてもよい。選択は、i‐フィギュア2に関する情報が最もよく得られるようにするとよい。例えば、i‐フィギュア2に関する複数の検索キーワードをデータベース10に記録しておき、その検索キーワードが一番多く載っているハイパーリンクを選択する方法を挙げることができる。この場合、画像処理部8には、前記ハイパーリンクのうち、いずれか1つを選択する機能と、そのハイパーリンク先のWEBサイトにアクセスする機能とを備える選択アクセス手段を設ける。
また、上記i-フィギュアを利用した画像処理システム1では、i‐フィギュア2の表面の指定箇所をタッチしたときに、i‐フィギュア2の透視画像をディスプレイ9に表示するようにすると好ましい。例えば、i‐フィギュア2が人間のフィギュアであれば、透視画像としては、例えば、人間の筋肉、血管、内蔵、脳、骸骨の画像を挙げることができる。複数の透視画像がデータベース10に記録されている場合は、透視画像を順次表示できるようにすると好ましい。この場合、データベース10には、i‐フィギュア2の透視画像データを前記識別情報に対応させて記録しておき、i‐フィギュア2には、その表面の指定箇所をタッチしたときに、前記タッチされたことを表す第3信号を画像処理部8に送る第3検出手段を設け、画像処理部8には、前記検出手段から前記第3信号が送られたときに、前記透視画像データを前記データベース10から検索する第3検索手段を設ける。出力手段23は、前記第3検索手段によって検索された前記透視画像をディスプレイ9に出力するようにする。
また、上記i-フィギュアを利用した画像処理システム1では、さらに、i‐フィギュア2の表面の指定箇所をタッチしたときに、ディスプレイ9に表示された3次元画像をi‐フィギュア2に特有の動作を行なったり、音声を出したりする処理を設けると好ましい。例えば、i‐フィギュア2が馬のフィギュアであれば、馬が走っている動作や馬の鳴き声をディスプレイ9に出力することができる。i‐フィギュア2がうさぎのフィギュアであれば、ピョンピョン跳ねる動作をディスプレイ9に出力することができる。この場合、データベース10には、馬が走っている動画又は音声を前記識別情報に対応させて記録しておき、i‐フィギュア2には、その表面の指定箇所をタッチしたときに、前記タッチされたことを表す第4信号を画像処理部8に送る第4検出手段を設け、画像処理部8には、前記第4検出手段から前記第4信号が送られたときに、前記動画データ又は前記音声を前記データベース10から検索する第4検索手段を設ける。出力手段23は、前記第4検索手段によって検索された前記動画又は前記音声をディスプレイ9に出力するようにする。
また、上記i‐フィギュア2の特有の動作は、i‐フィギュア2を画像処理装置3に接続した状態で、所定時間経過したときに、ディスプレイ9に出力されるようにしてもよい。 この場合、データベース10には、i−フィギュア2の動画を前記識別情報に対応付けて記録しておく。出力手段23は、画像処理部8が前記信号(第1信号〜第4信号及び後述の第5信号と重力加速度センサ7からの信号)を所定時間受信しない場合、前記識別情報に対応するi−フィギュア2の動画をディスプレイ9に出力する機能を備えるようにする。所定時間は、適宜設定することができ、例えば、10秒、20秒に設定することができる。
また、上記i-フィギュアを利用した画像処理システム1では、さらに、i‐フィギュア2の表面の指定箇所をタッチしたときに、そのタッチした指定箇所に関する3次元画像をディスプレイ9に表示するようにすると好ましい。例えば、i‐フィギュア2がクジラのフィギュアであって、指定箇所をクジラの口に設定した場合、図12に示すように、クジラのフィギュアの指定箇所である口をタッチすると、クジラが口を大きく広げた状態の3次元画像を表示することができ、これにより、クジラの口の中を見ることができる。この場合、データベース10には、指定箇所に関する3次元画像(図12の例ではクジラの口の画像)を前記識別情報に対応させて記録しておき、その表面の指定箇所をタッチしたときに、前記タッチされたことを表す第5信号を画像処理部8に送る第5検出手段を設け、画像処理部8には、前記第5検出手段から前記第5信号が送られたときに、前記指定箇所に関する3次元画像データを前記データベース10から検索する第5検索手段を設ける。出力手段23は、前記第5検索手段によって検索された前記3次元画像をディスプレイ9に出力するようにする。
また、上記実施形態では、i‐フィギュア2は、図2に示すように、重力加速度センサ7を直接内部に備えたが、重力加速度センサ7を内蔵した台座201を介して重力加速度センサ7を備えるようにしてもよい。すなわち、この変形例のi‐フィギュア2は、図13に示すように、フィギュア本体2aと、このフィギュア本体2aが着脱可能に取り付けられる台座201とからなるものである。
この場合、台座201は、画像処理部8に通信可能に接続し、上記実施形態と同様に、重力加速度センサ7から前記信号を画像処理部8に送信できるようにする。また、i‐フィギュア2は、上記実施形態と同様に、フィギュア本体2aに、その識別情報が記録された記録部であるメモリと、演算部であるCPUとを備えており、画像処理部8に通信可能に接続したときに、前記識別情報を前記CPUによって前記メモリから読出して画像処理部8へ送信する手段を有するようにする。
もしくは、i‐フィギュア2は、前記識別情報を記録したICチップ(ICタグ)を埋め込んでおき、そのICチップに記録された前記識別情報を非接触で読み取るリーダーを台座201に設け、その台座201のリーダーから前記識別情報を画像処理部8へ送信するようにする。また、前記識別情報の画像処理部8への送信は、前記リーダーを備えた認識装置を台座201とは別に設け、この認識装置のリーダーにより行なうようにしてもよい。なお、前記識別情報を読み取るリーダーは、画像処理装置3に備えるようにしてもよい。
また、この場合、台座201は、フィギュア本体2aを着脱可能に取り付けられるようにすると好ましい。このようにすると、i‐フィギュア2毎に重力加速度センサ7を埋め込まなくても、台座201に重力加速度センサ7を内蔵するだけで、ディスプレイ9に出力する画像をi‐フィギュア2毎に拡大・縮小・回転させることができるので、i‐フィギュア2を小型化・低コスト化することができるからである。
i‐フィギュア2の台座201への取付方法は、例えば、台座201の支柱201aをフィギュア本体2aに設けた小穴に差し込み、この状態で支柱201aがロックされるようにする方法を挙げることができる。i‐フィギュア2を台座201に着脱可能とする方法は、例えば、フィギュア本体2aに支柱201のロックを解除するボタンを設ける方法を挙げることができるが、これに限定されない。例えば、i‐フィギュア2の着脱可能とする方法は、台座201の支柱201aに面ファスナ又はホック(図示省略)を設け、i‐フィギュア2の表面に面ファスナ又はホック(図示省略)を設け、前記面ファスナ同士又はホック同士を取り付ける方法を挙げることができる。
また、上記実施形態では、重力加速度センサ7により、i‐フィギュア2の移動と回転角度を検出(上記ステップS21、26)して、ディスプレイ9に出力する画像を拡大・縮小・回転させるようにしたが、図14に示すように、ジョイスティック301aによる方向入力信号を画像処理部8に出力することにより、ディスプレイ9に出力する画像を拡大・縮小・回転させるようにしてもよい。
この場合、i-フィギュアを利用した画像処理システム1は、画像処理部8に接続し、ジョイスティック301aによる方向入力信号を画像処理部8に出力する入力装置301を備え、i‐フィギュア2を入力装置301のジョイスティック301aに取り付けるようにする。i‐フィギュア2のジョイスティック301aへの取付方法は、上記と同様に、ジョイスティック301aをフィギュア本体2aに設けた小穴に差し込む方法や、上記面ファスナ又は上記ホックによる方法を挙げることができるが、これらに限定されず、いずれの方法でもよい。
出力手段23は、ジョイスティック301aを前後方向に倒すと、ジョイスティック301aの移動距離に応じて定められる率でディスプレイ9に出力する画像を拡大又は縮小する機能と、ジョイスティック301aを斜めに倒した状態で回転すると、ジョイスティック301aの回転角度に応じて定められる角度だけ、ディスプレイ9に出力する画像をディスプレイ9の中心を基準に回転させる機能とを備える。
例えば、ジョイスティック301aを前方(手前)に倒すと、ディスプレイ9に出力する画像を拡大し、ジョイスティック301aを後方に倒すと、ディスプレイ9に出力する画像を縮小することができる。また、ジョイスティック301aを斜めに倒した状態で左回りに回転させると、ディスプレイ9に出力している画像を左回りに回転させることができ、右回りに回転させると、ディスプレイ9に出力している画像を右回りに回転させることができる。
この変形例のi-フィギュアを利用した画像処理システム1では、高価な重力加速度センサ7を用いなくても、ジョイスティック301aの操作による方向入力信号を画像処理部8に出力すれば、ディスプレイ9に出力する画像を拡大・縮小・回転させることができるので、重力加速度センサ7をi‐フィギュア2に埋め込む場合と比べて、i‐フィギュア2を小型化・低コスト化することができ好ましい。
また、上記実施形態のi‐フィギュア2を利用した画像処理システムでは、データベース10に記録された前記フィギュア情報のみをディスプレイ9に出力したが、図15に示すように、カメラ402で撮影されたフィギュア401の撮影画像を前記フィギュア情報とともにディスプレイ9に表示するようにしてもよい。この場合、使用されるフィギュア401は、i‐フィギュア2でなく普通のフィギュアであってもよい。
この変形例のフィギュア401を利用した画像処理システムでは、画像処理装置3は、カメラを備えたパーソナルコンピュータやスマートフォンなどの携帯情報端末(PDA)を挙げることができるが、これらに限定されず、フィギュア401の映像を撮影できるカメラを備えているものであればいずれでもよい。
データベース10には、前記フィギュア情報をフィギュア401の画像データと対応付けて記録する。
画像処理部8は、カメラ402により撮影された撮影画像の中に、フィギュア401の前記画像データが含まれているか判断する機能と、前記画像データが含まれていると判断する場合に、カメラ402により撮影された撮影画像の中からフィギュア401の撮影画像のみを切り出し、その切り出されたフィギュア401の撮影画像のみをディスプレイ9に出力する機能と、カメラ402により撮影された撮影画像の中に含まれていると判断された前記画像データに対応する前記フィギュア情報を前記切り出されたフィギュア401の前記撮影画像とともにディスプレイ9に出力する機能とを有する出力手段を備えるようにする。
図15の例は、画像処理装置3としてスマートフォンを用い、フィギュア401として坂本龍馬のフィギュア401を用いた場合であり、ディスプレイ9に、カメラ402により撮影された坂本龍馬のフィギュアの撮影画像が表示されるとともに、坂本龍馬に関連する前記フィギュア情報(高知県の桂浜の風景画像)が表示されている。
また、この変形例の実施形態では、ディスプレイ9に表示されているフィギュア401の撮影画像をタッチすると、フィギュア401に関連する詳細なコンテンツ(歴史やゆかりの観光地情報等の辞書情報)をさらに表示するようにすると好ましい。
この場合、データベース10には、フィギュア401に関する文字データ及び/又は画像データからなる辞書情報及び/又はフィギュア401に関する検索キーワード及びインターネット上にある検索エンジンの情報を記録するようにする。
画像処理装置3には、ディスプレイ9に表示されているフィギュア401の撮影画像をタッチしたときに、前記タッチされたことを表す第1信号又は第2信号を画像処理部8に送る検出手段を備えるようにする。
画像処理部8には、前記検出手段から前記第1信号が送られたときに、前記i‐フィギュアに関する辞書情報をデータベース10から検索する第1検索手段及び/又は、前記検出手段から前記第2信号が送られたときに、前記検索キーワードの前記検索エンジンによる検索を行なう第2検索手段を備えるようにする。
前記第1信号と前記第2信号の送出は、例えば、フィギュア401の撮影画像を1回タッチしたときに前記第1信号が送出され、2回タッチ(ダブルクリック)したときに前記第2信号が送出されるようにすることができる。
前記出力手段は、前記第1検索手段によって検索された前記辞書情報及び/又は第2検索手段によって検索された複数のハイパーリンクを前記出力部に出力するようにする。また、出力手段には、フィギュア401をカメラ402に近づけると、ディスプレイ9に出力されるフィギュア401の撮影画像を拡大する機能と、フィギュア401をカメラ402から遠ざけると、ディスプレイ9に出力されるフィギュア401の撮影画像を縮小する機能と、フィギュア401をカメラ402に対して回転させると、ディスプレイ9に出力されるフィギュア401の撮影画像を回転する機能と、フィギュア401をカメラ402に対して左に動かすと、ディスプレイ9に出力されるフィギュア401の撮影画像を左に移動させる機能と、フィギュア401をカメラ402に対して右に動かすと、ディスプレイ9に出力されるフィギュア401の撮影画像を右に移動させる機能と、フィギュア401をカメラ402に対して上に動かすと、ディスプレイ9に出力されるフィギュア401の撮影画像を上に移動させる機能と、フィギュア401をカメラ402に対して下に動かすと、ディスプレイ9に出力されるフィギュア401の撮影画像を下に移動させる機能とを備えるようにすると好ましい。これらの機能は、カメラ402の視覚センサ機能により実現される。
このようなカメラ402の視覚センサ機能により、ディスプレイ9に出力された風景画像に合わせてフィギュア401を動かすことにより、フィギュア401の撮影画像を風景画像に特有の動きをさせることができる。例えば、図15の例では、フィギュア401をカメラに対して斜め右方向に遠ざかるように動かすと、ディスプレイ9に表示されている坂本龍馬の撮影画像を桂浜の波際に沿って動かすことができる。このため、フィギュア401が風景画像の中で生きているような感覚を得ることができる。
なお、この変形例のフィギュア401を利用した画像処理システムでは、フィギュア401が、上記実施形態と同様に、二つ以上の組合せからなるものでもよい。
また、この変形例のフィギュア401を利用した画像処理システムでは、フィギュア401の撮影画像に基づいて、フィギュア401に関連する前記フィギュア情報をディスプレイ9に表示するようにしたが、フィギュア401に付されたバーコードをカメラ402で読み取ることにより、前記フィギュア401に関連する前記フィギュア情報をディスプレイ9に表示するようにしてもよい。
この場合、データベース10には、前記フィギュア401の識別情報として、バーコード情報を前記フィギュア情報に対応付けて記録しておく。
本発明のi-フィギュア、及びi-フィギュアを利用した画像処理システムは、主にゲーム分野において用いることができるが、医療分野においてリハビリに用いたり、学校での授業や家庭内での辞書引き等に用いたりすることもできる。
1 i-フィギュアを利用した画像処理システム
2 i‐フィギュア
2a フィギュア本体
3 画像処理装置
7 重力加速度センサ
8 画像処理部
9 ディスプレイ
10 データベース
11 インターネット
21 第1検出手段
22 第2検出手段
23 出力手段
201 台座
201a 支柱
301 入力装置
301a ジョイスティック

Claims (15)

  1. 画像処理部、出力部及びデータベースを備えた画像処理装置に通信可能に接続されるフィギュアからなるi−フィギュアであって、
    前記フィギュアは、その識別情報を記録した記録部を備えており、前記画像処理装置に通信可能に接続したときに、前記識別情報を前記記録部から読出して前記画像処理部へ送信する手段を有し、
    前記データベースは、前記フィギュアに関するフィギュア情報が前記識別情報と対応付けて記録され、
    前記画像処理部は、前記識別情報を受信したときに、その識別情報に対応する前記フィギュア情報を前記出力部に出力する出力手段を備え、
    前記i‐フィギュアは、その表面の指定箇所をタッチしたときに、前記タッチされたことを表す第1信号又は第2信号を前記画像処理部に送る検出手段を有し、
    前記データベースは、前記フィギュアに関する文字データ及び/又は画像データからなる辞書情報及び/又は前記フィギュアに関する検索キーワード及びインターネット上にある検索エンジンの情報と、を記録しているものであり、
    前記画像処理部は、前記検出手段から前記第1信号が送られたときに、前記フィギュアに関する辞書情報を前記データベースから検索する第1検索手段及び/又は、前記検出手段から前記第2信号が送られたときに、前記検索キーワードの前記検索エンジンによる検索を行なう第2検索手段を有し、
    前記出力手段は、前記第1検索手段によって検索された前記辞書情報及び/又は第2検索手段によって検索された複数のハイパーリンクを前記出力部に出力するものであることを特徴とするi−フィギュア。
  2. 前記データベースは、前記フィギュアに関する複数のフィギュア情報が前記識別情報と対応付けて記録され、
    前記出力手段は、前記識別情報を受信したときに、その識別情報に対応する前記フィギュア情報を、前記データベースに記録された複数のフィギュア情報の中からランダムに抽出して前記出力部に出力する機能を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のi−フィギュア。
  3. 前記画像処理装置は、前記画像処理部に入力情報を入力する入力部を備え、
    前記フィギュア情報は、前記入力情報と対応付けて前記データベースに記録され、
    前記出力手段は、前記入力情報が入力されると、前記識別情報と対応する前記フィギュア情報の中から前記入力情報に対応する前記フィギュア情報を前記出力部に出力する機能を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のi−フィギュア。
  4. 前記フィギュアは、二つ以上の組合せからなり、
    前記フィギュアのフィギュア情報は、前記フィギュアの二つ以上の組合せから生じる観念に関するフィギュア情報であり、
    前記出力手段は、前記フィギュアの二つ以上の組合せから生じる観念に関するフィギュア情報を前記出力部に出力する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のi-フィギュア。
  5. 前記画像処理装置は、インターネットに接続可能であり、
    前記フィギュアは、重力加速度センサを備え、前後左右方向が定められており、
    前記重力加速度センサは、前記フィギュアの基準位置からの前後左右方向への相対的な移動距離を表す信号を前記画像処理部に出力するものであり、
    前記画像処理部は、前記出力部に表示するカーソルを前記重力加速度センサからの前記信号に基づいて移動させる出力手段を備え、
    前記出力手段は、前記信号の値が前方へ進んだことを表す場合、前記フィギュアの移動距離に応じて前記カーソルを前記出力部の画面上部に移動させる機能と、前記信号の値が後方へ進んだことを表す場合、前記フィギュアの移動距離に応じて前記カーソルを前記出力部の画面下部に移動させる機能と、前記信号の値が右方へ進んだことを表す場合、前記フィギュアの移動距離に応じて前記カーソルを前記出力部の画面右部に移動させる機能と、前記信号の値が左方へ進んだことを表す場合、前記フィギュアの移動距離に応じて前記カーソルを前記出力部の画面左部に移動させる機能と、を備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のi−フィギュア。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか1つに記載のi-フィギュアと、データベースと、画像処理部と、出力部とを備えているi‐フィギュアを利用した画像処理システムであって、
    前記データベースは、前記i‐フィギュアに関するフィギュア情報が前記識別情報と対応付けて記録され、
    前記画像処理部は、前記識別情報を受信したときに、その識別情報に対応する前記フィギュア情報を前記出力部に出力する前記出力手段を備える
    ことを特徴するi-フィギュアを利用した画像処理システム。
  7. 前記i‐フィギュアは、二つ以上の組合せからなり、
    前記i‐フィギュアのフィギュア情報は、前記i‐フィギュアの二つ以上の組合せから生じる観念に関するフィギュア情報であり、
    前記出力手段は、前記i‐フィギュアの二つ以上の組合せから生じる観念に関するフィギュア情報を前記出力部に出力する
    ことを特徴とする請求項6に記載のi-フィギュアを利用した画像処理システム。
  8. 前記i‐フィギュアは、その表面の指定箇所をタッチしたときに、前記タッチされたことを表す第1信号又は第2信号を前記画像処理部に送る検出手段を有し、
    前記データベースは、前記i‐フィギュアに関する文字データ及び/又は画像データからなる辞書情報及び/又は前記i‐フィギュアに関する検索キーワード及びインターネット上にある検索エンジンの情報と、を記録しているものであり、
    前記画像処理部は、前記検出手段から前記第1信号が送られたときに、前記i‐フィギュアに関する辞書情報を前記データベースから検索する第1検索手段及び/又は、前記検出手段から前記第2信号が送られたときに、前記検索キーワードの前記検索エンジンによる検索を行なう第2検索手段を有し、
    前記出力手段は、前記第1検索手段によって検索された前記辞書情報及び/又は第2検索手段によって検索された複数のハイパーリンクを前記出力部に出力するものである
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のi-フィギュアを利用した画像処理システム。
  9. 前記画像処理部は、前記ハイパーリンクのうち、いずれか1つを選択する機能と、そのハイパーリンク先のWEBサイトにアクセスする機能とを備える選択アクセス手段とを有し、
    前記出力手段は、前記WEBサイトを前記出力部に出力する
    ことを特徴とする請求項8に記載のi-フィギュアを利用した画像処理システム。
  10. 前記i‐フィギュアは、重力加速度センサを備え、前後方向が定められており、
    前記重力加速度センサは、前記i‐フィギュアの基準位置からの前後方向への相対的な移動距離を表す信号を前記画像処理部に出力するものであり、
    前記フィギュア情報は、3次元画像であり、
    前記出力手段は、入力された信号の値が、前方へ進んだことを表す場合、出力部に出力する3次元画像を、移動距離に応じて定められる率で拡大し、後方へ進んだことを表す場合、出力部に出力する3次元画像を移動距離に応じて定められる率で縮小する
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載のi-フィギュアを利用した画像処理システム。
  11. 前記i‐フィギュアは、重力加速度センサを備えており、
    前記重力加速度センサは、前記i‐フィギュアが回転したときに、回転角度を表す信号を前記画像処理部に出力するものであり、
    前記フィギュア情報は、3次元画像であり、
    前記出力手段は、入力された前記信号に基づいて、前記回転角度に応じて定められる角度だけ、出力部に出力する3次元画像を出力部の中心を基準に回転させる、
    ことを特徴とする請求項6〜10のいずれか1つに記載のi-フィギュアを利用した画像処理システム。
  12. 前記i‐フィギュアは、フィギュア本体と、このフィギュア本体が着脱可能に取り付けられる台座とからなり、
    前記台座は、前記重力加速度センサを内蔵し、前記画像処理部に通信可能に接続されることを特徴とする請求項10又は11に記載のi-フィギュアを利用した画像処理システム。
  13. 前記画像処理部に接続し、ジョイスティックによる方向入力信号を前記画像処理部に出力する入力装置を備え、
    前記i‐フィギュアは、前記ジョイスティックに取り付けられ、
    前記フィギュア情報は、3次元画像であり、
    前記出力手段は、前記ジョイスティックを前後方向に倒すと、前記ジョイスティックの移動距離に応じて定められる率で前記出力部に出力する前記3次元画像を拡大又は縮小し、前記ジョイスティックを斜めに倒した状態で回転すると、前記ジョイスティックの回転角度に応じて定められる角度だけ、前記出力部に出力する前記3次元画像を前記出力部の中心を基準に回転させる、
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載のi-フィギュアを利用した画像処理システム。
  14. 前記データベースは、前記i‐フィギュアの透視画像データが記録されており、
    前記i‐フィギュアは、その表面の指定箇所をタッチしたときに、前記タッチされたことを表す第3信号を前記画像処理部に送る検出手段を有し、
    前記画像処理部は、前記検出手段から前記第3信号が送られたときに、前記透視画像データを前記データベースから検索する第3検索手段を有し、
    前記出力手段は、前記第3検索手段によって検索された前記透視画像を前記出力部に出力する
    ことを特徴とする請求項6〜13のいずれかに記載のi-フィギュアを利用した画像処理システム。
  15. 前記データベースは、前記i−フィギュアの動画が前記識別情報に対応付けて記録され、
    前記出力手段は、前記画像処理部が前記信号を所定時間受信しない場合、前記識別情報に対応する前記i−フィギュアの動画を前記出力部に出力する
    ことを特徴とする請求項8〜14のいずれかに記載のi-フィギュアを利用した画像処理システム。
JP2012009418A 2012-01-19 2012-01-19 i−フィギュア及びi−フィギュアを利用した画像処理システム Expired - Fee Related JP5994098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012009418A JP5994098B2 (ja) 2012-01-19 2012-01-19 i−フィギュア及びi−フィギュアを利用した画像処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012009418A JP5994098B2 (ja) 2012-01-19 2012-01-19 i−フィギュア及びi−フィギュアを利用した画像処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013149106A JP2013149106A (ja) 2013-08-01
JP5994098B2 true JP5994098B2 (ja) 2016-09-21

Family

ID=49046540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012009418A Expired - Fee Related JP5994098B2 (ja) 2012-01-19 2012-01-19 i−フィギュア及びi−フィギュアを利用した画像処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5994098B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6340414B2 (ja) * 2014-04-16 2018-06-06 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法
JP6542422B1 (ja) * 2018-03-30 2019-07-10 株式会社バンダイ コンピュータプログラム、携帯端末装置
JP2019192039A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 バーチャル空間表示システム及びバーチャル空間表示方法
JP7404139B2 (ja) 2020-04-07 2023-12-25 シャープ株式会社 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム
JP7438827B2 (ja) 2020-04-07 2024-02-27 シャープ株式会社 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63305896A (ja) * 1987-06-05 1988-12-13 株式会社 タカラ 立体物とcrt画面の画像との変換装置
JP2674906B2 (ja) * 1991-07-25 1997-11-12 株式会社トミー シュミレーション装置
JP2002063092A (ja) * 2000-06-09 2002-02-28 Tomy Co Ltd 情報提供システム、情報提供装置、サーバ、玩具、情報提供方法および記録媒体
JP3983059B2 (ja) * 2002-02-07 2007-09-26 株式会社バンダイナムコゲームス ゲームボードシステム、プログラムおよび情報記憶媒体
JP2004038252A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Toshiba Solutions Corp 情報提供支援システム及び情報提供支援方法
JP2004302993A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Sony Corp 情報入力システムおよび入力装置
JP4025685B2 (ja) * 2003-05-23 2007-12-26 株式会社バンダイナムコゲームス プログラム、情報記憶媒体及びゲーム装置
JP2005312625A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Sega Corp ゲームプログラム、ゲームプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、ゲーム装置
JP4493082B2 (ja) * 2004-10-27 2010-06-30 国立大学法人九州大学 Cg提示装置及びそのプログラム、並びに、cg表示システム
JP2007014465A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Tomy Co Ltd テレビゲーム玩具
JP4805633B2 (ja) * 2005-08-22 2011-11-02 任天堂株式会社 ゲーム用操作装置
JP4669580B2 (ja) * 2010-09-27 2011-04-13 株式会社バンダイナムコゲームス ゲームシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013149106A (ja) 2013-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105188516B (zh) 用于增强和虚拟现实的系统与方法
Miller Playing along: Digital games, YouTube, and virtual performance
CN104011788B (zh) 用于增强和虚拟现实的系统和方法
JP5994098B2 (ja) i−フィギュア及びi−フィギュアを利用した画像処理システム
Wei et al. Time and space in digital game storytelling
US20130145240A1 (en) Customizable System for Storytelling
Xu et al. Pre-patterns for designing embodied interactions in handheld augmented reality games
CN102441276A (zh) 使用便携式游戏装置来记录或修改在主游戏系统上实时运行的游戏或应用
AU2016250773A1 (en) Context-aware digital play
WO2019130864A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JPWO2006059570A1 (ja) 場面修飾表現生成装置および場面修飾表現生成方法
KR101263686B1 (ko) 증강 현실을 이용한 노래방 시스템 및 장치, 이의 노래방 서비스 방법
JP2021100575A (ja) ゲームプログラム、ゲーム方法、および情報処理装置
JP2020028397A (ja) ゲームプログラム、ゲーム方法、および情報処理装置
JP7369674B2 (ja) プログラム、方法、および視聴端末
Navarro-Newball et al. Gesture based human motion and game principles to aid understanding of science and cultural practices
JP6431259B2 (ja) カラオケ装置、ダンス採点方法、およびプログラム
Hölsgens Skateboarding in Seoul: A sensory ethnography
Bunting The geocacher as placemaker: Remapping reality through location-based mobile gameplay
US20160253911A1 (en) Playground system
JP7434202B2 (ja) プログラム、情報処理方法、情報処理装置、及びシステム
JP2021192230A (ja) 拡張現実表示装置及びプログラム
Flintham Supporting mobile mixed-reality experiences
JP7369669B2 (ja) 拡張現実表示装置及びプログラム
US20230277940A1 (en) Storage medium storing game program, game apparatus, game system, and game processing method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150121

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20150701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5994098

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees