JP5992177B2 - 自動二輪車用空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は自動二輪車用空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、トレッド部表面に形成される溝の配置条件の改良に係る自動二輪車用空気入りタイヤに関する。
自動二輪車のフロントタイヤは、ハンドルの操舵に応じて車体をコントロールする操舵輪としての役割を持つので、ライダーが安定して、かつ快適に走行するためには、フロントタイヤに、ライダーの意思に従いハンドルを軽快に操作できるような柔軟な特性を持たせる必要がある。
また、自動二輪車用空気入りタイヤには、ハンドルを切ることでまず車体を傾け、キャンバー角(CA)付加後に、タイヤの旋回力に釣り合うバランスで旋回していく特性がある。よって、二輪車用フロントタイヤにおいて旋回行動をスムースに進めるためには、タイヤセンター付近のパターン剛性を適度に下げて、ハンドルの操舵を適度に軽快に切れやすいように設定しておく必要がある。そのため、フロントタイヤについては、センター部に周方向溝を配する等により、パターン剛性を適度に下げて、トレッドのねじり剛性を下げる手法が採られてきた。
自動二輪車用空気入りタイヤのトレッドパターンの改良に係る技術としては、例えば、特許文献1〜3に開示されている技術がある。これら特許文献1〜3に開示されている技術は、主として排水性の向上を目的とするものである。
特開平2−128906号公報(特許請求の範囲等) 特開平3−135802号公報(特許請求の範囲等) 特開平5−201207号公報(特許請求の範囲等)
しかしながら、タイヤセンター部のパターン剛性を下げると、タイヤの摩耗性能が低下し、また、横剛性が低下して旋回力の低下等をもたらすことになる。よって、特に二輪車用タイヤのように運動性能が重視されるタイヤでは、軽快な操作性と、摩耗性能および旋回力との両立を図ることが課題となっていた。
そこで、本発明の目的は、上記二輪車用タイヤの特徴を踏まえて、自動二輪車用フロントタイヤの軽快性を、摩耗性能等の他性能を損なうことなく向上するための技術を提供することにより、経済性と安定性とを両立した自動二輪車用空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、タイヤトレッドに配置されたラグ溝のタイヤ幅方向内側端部に、溝幅の大きい拡幅部を設けることで、上記課題が解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、トレッド部と、該トレッド部の両側に連なるサイドウォール部およびビード部を有する自動二輪車用空気入りタイヤにおいて、
タイヤトレッドに、分岐した主溝と、タイヤ幅方向内側端部が前記トレッド部の片側領域内で終端する複数のラグ溝とを有し、該複数のラグ溝のうち、タイヤ赤道からタイヤトレッドのペリフェリー長の1/4だけタイヤ幅方向外側に離れた1/4点までのタイヤ中央領域内にタイヤ幅方向内側端部を有するラグ溝が、タイヤ幅方向内側端部に、該ラグ溝のタイヤ幅方向内側端部以外の部分の溝幅wよりも大きい溝幅wを有する拡幅部を有し、該拡幅部の、該ラグ溝に沿う方向の長さLが、タイヤ赤道から前記主溝の分岐部の中心までのタイヤ幅方向の離間長さLに対し、0.5<L/L<3を満足し、かつ、該拡幅部の拡幅率w/wが、下記式、
1.1≦w/w≦3
で示される関係を満足することを特徴とするものである。
本発明のタイヤにおいては、前記複数のラグ溝のすべてが前記拡幅部を有することが好ましい。また、前記複数のラグ溝は、前記トレッド部の両側領域間で3:1の比率にて、左右非対称に交互に配置されているものとすることができる。さらに、本発明において、前記拡幅部の拡幅率w/wは、好適には、下記式、
1.3≦w/w≦2.5
で示される関係を満足するものとする。
本発明によれば、上記構成としたことにより、摩耗性能等の他性能を損なうことなく軽快性を向上することで、経済性と安定性とを両立した自動二輪車用空気入りタイヤを実現することが可能となった。
本発明の自動二輪車用空気入りタイヤの一例のトレッドを示す部分展開図である。 本発明の自動二輪車用空気入りタイヤの一例を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤの一例のトレッドを示す部分展開図を示す。また、図2は、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤの一例を示す概略断面図である。図1,2に示すように、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤは、トレッド部1と、その両側に連なるサイドウォール部2およびビード部3を有し、車両装着時の回転方向が指定される、いわゆる方向性パターンを有するものである。なお、図1中の矢印は、車両装着時の回転方向(指定回転方向)を示す。
本発明においては、図1に示すように、タイヤトレッドに、タイヤ幅方向内側端部がトレッド部の片側領域内で終端する複数のラグ溝11〜14が配置されている。本発明においては、これら複数のラグ溝11〜14のうち、タイヤ赤道からタイヤトレッドのペリフェリー長の1/4だけタイヤ幅方向外側に離れた1/4点までのタイヤ中央領域C内にタイヤ幅方向内側端部を有するラグ溝11〜14が、タイヤ幅方向内側端部に、そのタイヤ幅方向内側端部以外の部分の溝幅wよりも大きい溝幅wを有する拡幅部11A〜14Aを有している。また、拡幅部11A〜14Aの拡幅率w/wが、1.1≦w/w≦3で示される関係を満足する点が重要である。
本発明においては、タイヤ中央領域C内にタイヤ幅方向内側端部を有するラグ溝11〜14のタイヤ幅方向内側端部に、上記所定の拡幅率w/wを有する拡幅部11A〜14Aを設けたことで、この拡幅部近傍のみについて、パターン剛性を効果的に低減することができる。よって、本発明においては、これにより、旋回力に必要な横剛性を損なうことなく踏面のねじり剛性を下げて、従来は背反傾向にあった軽快性と、旋回力および摩耗性能とを良好に両立させ、経済性と安定性とを兼ね備えた自動二輪車用空気入りタイヤを実現することが可能となった。
上記拡幅部の拡幅率w/wが、3を超えるとパターン剛性の低下による旋回力の低下が顕著になり、一方、1.1未満であると、軽快性の向上効果が十分でなくなる。なお、摩耗性能に関しては、ラグ溝先端部のみの拡幅では、ほとんど影響を受けない。拡幅率w/wは、好適には1.3≦w/w≦2.5で示される関係を満足するものとする。
ここで、タイヤトレッドのペリフェリー長とは、タイヤが生産され、使用される地域において有効な産業規格で規定されたリムにタイヤを組み付け、かかる産業規格において規定された内圧を充填した無負荷状態で、タイヤ幅方向における一方のトレッド端から他方のトレッド端までをトレッド表面に沿って測定した長さをいうものとする。また、上記産業規格とは、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)YEAR BOOK、欧州ではETRTO(European Tyre and Rim Technical Organisation) STANDARD MANUAL、米国ではTRA(THE TIRE and RIM ASSOCIATION INC.)YEARBOOK等である。
また、本発明において、ラグ溝のタイヤ幅方向内側端部以外の部分の溝幅wおよびタイヤ幅方向内側端部の溝幅wは、いずれも、そのラグ溝に沿う方向に対し直交する方向に測定した溝幅を意味する。なお、本発明において拡幅部は、ラグ溝のタイヤ幅方向内側端部、すなわち、タイヤ中央領域C内に設けられているものであればよく、そのラグ溝に沿う方向の拡幅部の長さについては、特に制限はない。但し、拡幅部のラグ溝に沿う方向の長さが長すぎると、パターン剛性が低下しすぎるおそれがあり、一方、短すぎると、軽快性の向上効果が十分でなくなるおそれがあるので、好適には、拡幅部のラグ溝に沿う方向の長さLは、0.5<L/L<3を満足するものとする。さらに、拡幅部は、図示する例では、指定タイヤ回転方向の逆回転方向側に溝幅を広げる形で設けられているが、指定タイヤ回転方向側に溝幅を広げる形で設けてもよく、あるいは、両側に溝幅を広げる形で設けてもよい。
本発明においては、タイヤトレッドに配置された複数のラグ溝のうち、タイヤ中央領域C内にタイヤ幅方向内側端部を有するラグ溝のタイヤ幅方向内側端部に拡幅部を設けるものであれば、所期の効果を得ることができるが、好適には、図示するように、タイヤトレッドに配置された複数のラグ溝のすべてに拡幅部を設ける。また、好適には、複数のラグ溝が、すべてタイヤ幅方向内側端部を中央領域C内に有するものとする。これにより、軽快性と、旋回力および摩耗性能とを、より高度に両立することが可能となる。
本発明においては、複数のラグ溝の配置条件については、特に制限されるものではないが、図示するように、トレッド部の両側領域間で3:1の比率にて、左右非対称に交互に配置することが好ましい。ラグ溝を、両側領域間での比率を調整しつつ、左右非対称に、かつ、交互に配置することで、トレッド部の両側領域間で剛性のバランスを良好にとることができる。
また、本発明においては、図示するように、タイヤトレッドに、複数のラグ溝に加えて、タイヤ中央部近傍に、分岐した主溝15を配置することが好ましい。図示する主溝15は、指定タイヤ回転方向に向かいタイヤ幅方向の一方側に傾斜して延びる第1の溝16と、第1の溝16の指定タイヤ回転方向の逆回転方向端部から、指定タイヤ回転方向に向かいタイヤ幅方向の他方側に傾斜して延びる第2の溝17と、第1の溝16および第2の溝17の指定タイヤ回転方向の逆回転方向端部から、指定タイヤ回転方向の逆回転方向に向かって延びる第3の溝18と、からなる。
タイヤトレッドにかかる分岐した主溝15を配置することで、旋回力に必要な横剛性を損なうことなく踏面のねじり剛性を下げて、軽快性と、旋回力および摩耗性能とをより良好に両立させ、経済性と安定性とを兼ね備えた自動二輪車用空気入りタイヤとすることができる。
また、3つに分岐した主溝15の分岐部では、パターン剛性が局所的に低くなるので、ライダーがスラローム走行を行うと、剛性の不連続性がアンリニアとなって不快な印象を与える傾向にあるが、この主溝15においては、少なくとも略タイヤ幅方向に繋がる第1の溝16と第2の溝17との連結部15Aが曲線状に形成されているので、連結部15Aにおける剛性の不連続性を解消でき、特に、ツーリング用のタイヤで求められるスラローム走行時のハンドリング特性を向上する効果を得ることができる。
なお、上記スラローム走行時のハンドリング性をより向上する観点からは、図示するように、第1の溝16と第2の溝17との連結部15Aに加えて、第1の溝16と第3の溝18との連結部15B、および、第3の溝18と第2の溝17との連結部15Cについても、曲線状に形成することが好ましい。これにより、主溝15の分岐部における剛性の連続性をより高めることができるためである。
また、この場合、第1の溝16と第2の溝17との連結部15Aの曲率半径をR、第1の溝16と第3の溝18との連結部15Bの曲率半径をR、第3の溝18と第2の溝17との連結部15Cの曲率半径をRとしたとき、これら各連結部の曲率半径が、R>RかつR>Rの関係を満足することが好ましい。略タイヤ幅方向に繋がる第1の溝16と第2の溝17との連結部15Aの曲率半径Rを大きく設定することで、タイヤ幅方向の剛性段差が小さくなるので、これにより、分岐部における剛性の連続性をさらに高める効果が得られる。
より具体的には、第1の溝16と第2の溝17との連結部15Aの曲率半径Rを12〜18mmの範囲で、第1の溝16と第3の溝18との連結部15Bの曲率半径Rを4〜8mmの範囲で、第3の溝18と第2の溝17との連結部15Cの曲率半径Rを6〜10mmの範囲で、それぞれ設定することが好ましい。
また、本発明においては、第1の溝16および第2の溝17が、指定タイヤ回転方向の逆回転方向側に曲率半径R16,R17の中心を有する曲線で構成され、かつ、第3の溝18が、タイヤ中央部側に曲率半径R18の中心を有する曲線で構成されていることが好ましい。自動二輪車はリアタイヤが駆動輪、フロントタイヤが操舵輪の役割をもつので、フロントタイヤに対する入力は、ブレーキング力と横力となる。よって、旋回力を効果的に発揮させるためには、極力上記入力を妨げない方向、すなわち、入力に沿う方向に溝を配置することが好ましく、かかる観点から、略タイヤ幅方向に延びる第1の溝16および第2の溝17については、指定タイヤ回転方向の逆回転方向側、すなわち、進行方向に対して後ろ側に、曲率半径の中心をもつ曲線で構成することが好ましい。一方、略タイヤ周方向に延びる第3の溝18に関しては、センター部の曲げ剛性を下げて接地性を高めることが、旋回力の向上には効果的である。よって、第3の溝18についてはタイヤ中央部側に曲率半径の中心をもつ曲線で構成して、第2の溝17および第3の溝18の連結部15Cの曲げ剛性を下げることで、接地性を向上することが好ましい。
さらに、本発明においては、主溝15の分岐部の中心が、タイヤ中央部CLからタイヤ幅方向に離間していることが好ましく、このタイヤ中央部CLから分岐部の中心までの離間長さLは、好適には、トレッド半幅をTWとしたとき、0.05≦L/TW≦0.25の範囲を満足するものとする。分岐した主溝15を配置することで、分岐部のねじり剛性は効果的に低減できるが、分岐部の中心部をトレッド中央部に配置すると、横剛性の低下に起因する初期旋回力の低下が顕著となる。よって、上記軽快性と初期旋回力とを両立させるためには、主溝15の分岐部が、上記範囲を満足する位置にあることが好ましい。L/TWが、0.25を超えると、パターン剛性の低下による軽快性の向上効果が小さくなり、0.05未満であると、初期旋回力の低下が顕著になる。なお、摩耗性能に関しては、分岐した主溝10の配置程度では、ほとんど影響を受けない。
さらにまた、本発明においては、第1の溝16の長さL16、第2の溝17の長さL17および第3の溝18の長さL18が、L17>L16かつL17>L18の関係を満足することが好ましい。すなわち、図示するように、第3の溝18をタイヤ中央部側に曲率半径R18の中心を有する曲線で構成した場合に、分岐部からその曲率半径R18の中心の位置する側に向かい、タイヤ中央部CLを跨いで延びる第2の溝17の長さL17を他の溝よりも長く設定することで、左右の剛性バランスを均一化して、スラローム時のハンドリング特性をよりリニアで安心感のあるものにすることができるので、好ましい。ここで、各溝の長さとは、溝に沿って測った長さである。
本発明におけるラグ溝、特にはラグ溝および主溝の配置ピッチは、特に制限されるものではないが、例えば、タイヤの全周長の1/8〜1/10程度とすることができる。
本発明においては、上記トレッドパターンに係る条件を満足する点のみが重要であり、これにより本発明の所期の効果を得ることができ、それ以外のタイヤ構造および各部材の材質等の詳細については特に制限されるものではない。
例えば、本発明のタイヤは、一対のビード部3内にそれぞれ埋設されたビードコア4間に跨って配置されて各部を補強するカーカス5と、その外周に配置されてトレッド部1を補強するベルト6とを有している。かかるベルト6は、コード方向が層間で互いに交錯するように配置された2層以上の傾斜ベルト層からなるものであってもよく、また、コード方向が実質的にタイヤ周方向である1層以上のスパイラルベルト層からなるものであってもよい。本発明は自動二輪車用のフロントタイヤとして有用であり、ラジアル構造およびバイアス構造のいずれのタイヤにも適用することができる。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
下記表中に示す条件に従い、拡幅部の拡幅率w/wの値を変えて、図1に示すタイプのトレッドパターンを有するタイヤサイズMCR120/70ZR17M/Cの自動二輪車用のフロントタイヤを作製した。なお、ベルトとしては、コード方向が実質的にタイヤ周方向であるスパイラルベルト層を1層にて配設した。
得られた各供試タイヤを排気量1000ccの大型バイクに装着して、実車試験によるフィーリング評価により、軽快性および旋回力を評価した。リアタイヤとしては、タイヤサイズMCR190/50ZR17M/Cの市販品を用いた。結果は、各性能につき、100点を通常レベルとする指数にて示した。いずれの項目についても大きい方が性能が高く、良いものとなる。また、各性能については、±3点以内は許容範囲(同等レベル)とした。その結果を、下記の表中に併せて示す。
Figure 0005992177
上記表中に示すように、タイヤトレッドに配置したラグ溝のタイヤ幅方向内側端部に、所定の拡幅率を満足する拡幅部を設けた実施例のタイヤにおいては、旋回力を損なうことなく軽快性が向上されていることが確かめられた。
これに対し、拡幅部の拡幅率が大きい比較例1では、軽快性は向上しているものの、パターン剛性の低下による旋回力の低下が顕著となっている。また、拡幅部の拡幅率が小さい比較例2では、軽快性の向上効果が十分得られていないことが分かる。なお、摩耗性能に関しては、各実施例および比較例について同等であった。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 ビードコア
5 カーカス
6 ベルト
11〜14 ラグ溝
11A〜14A 拡幅部
15 主溝
16 第1の溝
17 第2の溝
18 第3の溝

Claims (4)

  1. トレッド部と、該トレッド部の両側に連なるサイドウォール部およびビード部を有する自動二輪車用空気入りタイヤにおいて、
    タイヤトレッドに、分岐した主溝と、タイヤ幅方向内側端部が前記トレッド部の片側領域内で終端する複数のラグ溝を有し、該複数のラグ溝のうち、タイヤ赤道からタイヤトレッドのペリフェリー長の1/4だけタイヤ幅方向外側に離れた1/4点までのタイヤ中央領域内にタイヤ幅方向内側端部を有するラグ溝が、タイヤ幅方向内側端部に、該ラグ溝のタイヤ幅方向内側端部以外の部分の溝幅wよりも大きい溝幅wを有する拡幅部を有し、該拡幅部の、該ラグ溝に沿う方向の長さL、タイヤ赤道から前記主溝の分岐部の中心までのタイヤ幅方向の離間長さLに対し、0.5</L<3を満足し、かつ、該拡幅部の拡幅率w/wが、下記式、
    1.1≦w/w≦3
    で示される関係を満足することを特徴とする自動二輪車用空気入りタイヤ。
  2. 前記複数のラグ溝のすべてが前記拡幅部を有する請求項1記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
  3. 前記複数のラグ溝が、前記トレッド部の両側領域間で3:1の比率にて、左右非対称に交互に配置されている請求項1または2記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
  4. 前記拡幅部の拡幅率w/wが、下記式、
    1.3≦w/w≦2.5
    で示される関係を満足する請求項1〜3のうちいずれか一項記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
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