JP5991455B2 - 採光ブラインド - Google Patents

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Description

本発明は、窓、又は天窓に設置し、太陽光を室内に採光するブラインドに関するものである。
従来、ブラインドを構成する複数のスラットはアルミニウム金属の薄板に塗装を附したものが一般に使用されている。このアルミ二ウム金属ブラインドは変形を防ぐため長手方向に断面円弧状の形状として角度を変化させることで採光調節を行う構造になっている。
通常は外光の眩しさを防ぐために遮蔽して使用されるが、それによって室内の照度が低下し人口照明を必要以上に点灯し無駄なエネルギーを消費していた。
したがって、これらの欠点を解消すべく、例えば特許文献1の様に、上部と下部のスラットの傾斜角度を順次変化させてスラットに反射した太陽光が上部スラットほど室内の奥側までとどくようにした構成のものや特許文献2の様に、ブラインドによる太陽光を季節、太陽高度に応じて適切に行えるようにスラットが適正な角度になるよう角度調整機構を自動的に制御するもの等、室内の奥まで太陽光を取り入れようとする工夫が見受けられる。
特開平10−317850号公報 特開2000−170467号公報
一般的なブラインドはスラットの角度を調節(開・閉)できるようになっているが、太陽光が直接室内に入ってくる場合、眩しいので閉じた状態にして利用し室内での奥側は暗い状態になるため照明が必要であった。
本発明は、従来のブラインド特有の問題点を解決するためになされたもので、室内に取込まれる太陽の自然光がスラットを通過する時、拡散した光(やわらかい光)に変換して室内に取り込み、部屋全体を眩しくない状態で明るくすることができ、工夫されたスラット形状と相まって部屋の奥側までやわらかい光を届けることができる。スラットの剛性も向上したブラインドを提供することである。
本発明の最大の特徴は、透明フィルム材で構成したスラットを遮蔽した(閉じた)状態で使用するためスラット面で太陽の自然光を受け、スラットを通過する時、拡散塗料により拡散した光として室内に取込み、スラット形状と相まって部屋全体に光を届けることができるように、日中の光を最大限活用できる点にある。
そのために、該スラットは中央部分を長手方向に逆「く」の字に曲げる事により通常断面円弧上のスラットに比べより室内の奥側まで光を導入することができフィルム材の薄さで起こり得るスラットの垂れ下がりを防止し剛性も向上し得るものである。
本発明によれば、太陽の自然光の差し込む窓面に設けられ、複数枚の透明フィルム材で構成したスラットを互いに間隔を持って配列すると共にこれらスラットに光を拡散する拡散塗料をフィルム材の片面あるいは両面に塗布したブラインドにおいて、該スラットは長手方向の中央部分を約160°に折り曲げて逆「く」の字状となし、太陽の自然光をスラット通過する時に拡散した光に変換して室内の隅々にまで取り入れ室内を明るくすることができ、多少の曇りであっても人工照明を必要とせず、エネルギーの無駄を省き、必要以上の照明を使用しないため照明器具から発する熱も抑える事ができ、日中の光を最大限利用して省エネブラインドとして効果的である。
また、スラットを逆「く」の字状に折り曲げ角度を最適な約160°とすることにより、室内の奥側まで充分な光の取込を可能とし、室内の隅々まで明るくすることができる。
スラットを構成する拡散塗料を透明フィルム材の片面あるいは両面に塗布可能とすることにより、より太陽光の強い地域あるいは窓の設置状況等により拡散塗料の塗布を選択して最適な状況が実現できる。
透明フィルム材を使用してスラットが遮蔽した状態で太陽の自然光を取込み、スラット面を通過する時、拡散した光(やわらかい光)に変換して室内に導入することで部屋全体を眩しくない状態で明るくすることができ、スラットの断面は柔らかく幼児が触れても安全なものである。又、フィルム材であるためスラットに空いている穴を昇降コードやラダーコードが繰り返し上下しても摩擦が起きないためにコードの切れが無いとともに柔らかいフィルムのため故意に曲げようとしない限り折れ曲がる事はない。しかも、スラットを逆「く」の字状に構成したため薄いにもかかわらず剛性も向上できる。
図1は従来ブラインドを取り付けた全体斜視図である。 図2は従来構造と本件発明との使用状態を表す断面図である。 (A)は拡散塗料を片面に塗布した説明図である。 (B)は両面に塗布した説明図である。 図4は太陽光の取込み状態を示す図である。 図5は室内での測定ポイントを示す図である。 図6は本発明の照度実験結果データーである。 図7は紫外線・赤外線の入射グラフである。
以下、本発明のブラインドについて実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は従来のブラインドの全体を示すもので、1は断面円弧状にして複数上下に形成されスラットである。このスラット1は適宜幅で上方ボトム5に吊り下げて開閉可能にしている。吊り下げはラダーコードという糸で構成されており、通常開いた状態(図の状態)で太陽の自然光7を取入れ、閉の状態で光を止めるように窓の室内側に吊り下げて使用する。
図2は従来のスラット1と本発明のスラット1を使用状態で比較した断面図であり、本発明は複数のスラット1を約160°に逆「く」の字状に折り曲げた形状とし、透明フィルム材4を使用したスラットに拡散塗料3を片面あるいは両面に塗布してスラットを遮蔽した(閉じた)状態で使用するためスラット面で太陽の自然光を受け、太陽の自然光7がスラット1面を通過する時に拡散した光10(やわらかい光)として室内の奥側まで取り込まれ室内の隅々まで明るくする様な形状としている。
折り曲げ形状は図4に示すように採光ブラインドとして外光を室内に取り入れて最適な拡散効果を高めるため、スラットの長手方向中央を約160°に「く」の字に曲げた仕様としている。本発明のブラインドを「く」の字折り曲げた角度約160°は日中での自然光の入射光率を最大限に高める為の角度設定である。
図3は、スラット1であるフィルム材4を使用すると共に該フィルム材4に光拡散塗料3を塗布して構成したものである。光を拡散する塗料は高分子(ポリマー)樹脂透明フィルムのフィルム材4に拡散性を付与した樹脂塗料(コーティング材料)を塗工したものであり、フィルム材4は間仕切り等に使用する建材用塩ビで透明材としての対光性に最も優れており約1000時間程度の耐久性があるもので構成されている。
実施例としてはA片面塗布とB両面塗布を示している。A片面に塗布する場合は図4に表したように室内側に塗布した方がより効果的である。
太陽の自然光がスラットを通してどのように入光し、入光した光が拡散されているかを示したものが図4である。
図4で示す様に本発明のブラインドは通常のヨコ型、タテ型ブラインドとは異なり多数のスラットを梯子形の支持コード(通常ラダーコードと呼ぶ)によって、上下に一定の間隔を隔てて水平に支持するようにしてヨコ型、タテ型を形成し操作としては遮蔽した状態で使用することで、スラット面で光を受け拡散した光として室内に光が入光する。
従来のブラインドでは太陽光が室内に入ってくると眩しいためにスラットを閉じた状態とするため部屋の奥側は暗くなり照明等を必要としていた。本発明は、日中の光を最大限利用して部屋全体を眩しくない状態で明るくすることができ、上記スラット1の形状と相まって最適な部屋環境を実現できる。環境条件によっては入射光が強く眩しさを感じる時、ブラインドのスラットの角度を変える事により眩しさを軽減することが可能である。
以下、本発明について実証試験を行っているので図5〜図7及び表1について説明する。
照度を測定した、室内の測定箇所は図5に示す。
測定状況:南向き窓 室内の広さ(幅3.6mx奥行き7.0mx高さ2.4m)
測定箇所:窓の対面側5箇所 窓の大きさ 1800X1350 4枚
その結果を下記、表1と図6に示す。
アルミ金属ブラインドの照度基本値を100ルクスとすると測定箇所5箇所の平均ルクスは下記に様な結果となる。
本発明:フィルム片面ブラインド 11440Lux
フィルム両面ブラインド 10150Lux
従来 :アルミ金属ブラインド 100Lux
窓のみ :1980Lux
図7は分光光度計にて計測した赤外線、紫外線の入射を示す。
図7のスペックはフィルムの両面に拡散塗料を塗布したものであり、可視光線の透過率は95%と高いが、赤外線は85%、紫外線は95%カットしている。
1 スラット
2 ラダーコード
3 光拡散塗料
4 フィルム材
5 ボトム
6 太陽
7 太陽の自然
8 窓
9 室内
10 拡散した光
11 測定位置

Claims (1)

  1. 太陽光の差し込む窓面に設けられ、複数枚の透明フィルム材で構成したスラットを互いに間隔を持って配列すると共に、これらスラットに光を拡散する拡散塗料をフィルム材の片面あるいは両面に塗布したブラインドにおいて、該スラットは長手方向の中央部分を約160°に折曲げて逆「く」の字状となし、太陽の自然光がスラットを通過する時に拡散した光として室内の奥側まで取り込み、スラットの形状と相まって部屋全体に光を届けることができることを特徴とした採光ブラインド。
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