JP5991395B1 - 車両のバックドアの開閉支持構造及びヒンジアッセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の後部に設けられるバックドア開口部を開閉するバックドアの開閉支持構造において、従来バックドアの支持剛性を確保するために、ヒンジの結合部及びダンパステーの結合に補強板を取り付けていたため、重量が嵩み、コストアップを招く問題があった。本発明は、樹脂製のルーフパネルを用いた場合であってもその軽量化メリットを損なうことなく、バックドアの支持剛性が確保されるようにすることを目的とする。【解決手段】ダンパステー20のヘッド側21をヒンジ11のヒンジヒメール11fに結合し、ロッド側22をヒンジメール11mに結合して、ヒンジ11とダンパステー20をアッセンブリ化する。アッセンブリ化されたヒンジアッセンブリ10により、ダンパステー20の補強板を省略して軽量化及びコスト低減を図る。【選択図】図2

Description

この発明は、車両のバックドア開口部に対するバックドアの開閉支持構造及びこの開閉支持構造に用いるヒンジアッセンブリに関する。
図5に示すようにいわゆるワゴンタイプやミニバンタイプの車両30の後面には、バックドア開口部31を開閉するバックドア32が装備されている。このバックドア32には、バックドア開口部31の上部との間に介在させた左右一対のヒンジ33を介して上下に開閉可能に支持した、いわゆる跳ね上げ形式のバックドア32が広く普及している。通常この跳ね上げ形式のバックドア32の場合には、バックドア32を上方へ開く方向に付勢するためにバックドア開口部31との間に、流体圧を利用したダンパステー34が車幅方向左右に一対介装されている。このダンパステー34の付勢力によりバックドア32を楽に上方へ回動させて開くことができる。
係るバックドア32の開閉支持構造において、バックドア開口部31側(車両ボディ側)の車体側ヒンジ33fの結合部位と、バックドア32側のバックドア側ヒンジ33mの結合部位には、それぞれ補強板35,36を車体パネルやバックドアパネルの裏側に張り付ける等してその支持剛性を確保している。また、バックドア開口部31側に対するダンパステー34のヘッド34h側の結合部位とバックドア32側に対するロッド34rの先端側の結合部位についても同様に補強板37,38を車体パネルやバックドアパネルの裏側に張り付ける等して支持剛性を確保している。
一方で近年、自動車のバックドアやルーフ部については、鋼板ではなく樹脂製パネルを用いることにより車両重量の軽量化を図る工夫がなされている。バックドアやルーフ部(バックドア開口部の上部)に樹脂製パネルを用いる場合には、ヒンジ結合部及びダンパステー結合部についてより一層剛性を確保する必要がある。ヒンジ結合部及びダンパステー結合部の支持剛性が不足すると、バックドア及びバックドア開口部に対してダンパステーの反力が作用して変形しやすくなり、その結果バックドア外面やバックドア開口部との間の隙間にばらつきが発生して見栄えや開閉機能が損なわれる。
下記の特許文献には、樹脂製パネルを用いたバックドアのコーナー部に沿って補強板を結合して開閉時の曲げに対する剛性を確保するとともに、この補強板の上部にバックドア側ヒンジを結合し、下部にダンパステーのロッド先端部を結合することにより、それぞれの支持剛性を確保するようにした技術が開示されている。
特開2007−216870号公報
しかしながら、上記従来の開閉支持構造についてもさらに改良を加える必要があった。例えば、上記特許文献に開示された技術によれば、バックドア側の補強板についてはバックドア側ヒンジとダンパステーのロッド先端部を共通の補強板で支持する構成を備えるものの、バックドア開口部側(車両ボディ側)については、車体側ヒンジ結合部及びダンパステーのヘッド側結合部のそれぞれについて個別の補強板を張り付けた構成となっていたため、部品点数の減少及びコスト低減の観点からさらに改良を加える必要があった。特に、ルーフ部についても樹脂製パネルを用いる場合について、その支持剛性確保のために別途リンフォース等を用いれば部品点数が増大してその軽量化メリットが損なわれ、またコストアップを招くため、これらの問題を回避しつつバックドア及びルーフ部の剛性を確保する必要がある。
本発明は、車両ルーフ側に樹脂製パネルを用いた場合においても、その軽量化メリットを極力損なうことなく、バックドアについて必要な支持剛性が確保されるようにすることを目的とする。
上記の課題は以下の各発明により解決される。第1の発明は、車両のバックドア開口部に対するバックドアの開閉支持構造である。第1の発明では、バックドアは、バックドア開口部の周囲に設けられたヒンジを介して上下に回動可能に支持され、かつ開放補助具により上方へ回動する開き方向に付勢されている。第1の発明では、開放補助具のバックドア開口部側が、バックドア開口部に結合された車体側ヒンジに回動自在に結合された開閉支持構造となっている。
第1の発明によれば、開放補助具のバックドア開口部側が車体側ヒンジに対して回動自在に結合されている。このため、開放補助具のバックドア開口部側は車体側ヒンジを介してバックドア開口部に結合される。このことから、バックドア開口部側に必要となる補強部材を車体側ヒンジと開放補助具について共用化することができ、これによりルーフ部に樹脂製パネルを用いた場合であってもヒンジと開放補助具の双方について別々に補強部材を設ける必要はなく、車体側ヒンジについて1箇所の補強部材を用いれば足りる。
このように、第1の発明によれば、開放補助具のバックドア開放部側が車体側ヒンジを介してバックドア開口部に結合される構成であることにより、バックドア開口部側の補強部材(補強箇所)を一つのヒンジについて1箇所(左右一対のヒンジについて2箇所)に設ければ足り、従来の開放補助具固有の補強部材を省略することができる。このことから、第1の発明によれば、樹脂ルーフパネルによる軽量化メリットを大きく損なうことなく、バックドアについて必要な支持剛性を確保することができる。
第1の発明において、バックドアに対して開き方向(上方へ回動させる方向)に付勢力を与える開放補助具としては、例えば流体圧を付勢力として利用するダンパステーを用いることができる。ダンパステーのヘッド側がバックドア開口部側に回動自在に結合され、ロッド先端側がバックドア側に回動自在に結合される。開放補助具は、流体圧を利用するダンパステーに代えてばねの付勢力を利用するスプリングステー、あるいは電動モータを駆動源としてバックドアを開放方向へ回動させる電動式の開放補助具を用いることができる。
第2の発明は、第1の発明において、開放補助具のドア側が、該ドア側に結合された前記ヒンジのバックドア側ヒンジに回動自在に結合された開閉支持構造である。
第2の発明によれば、開放補助具のバックドア側についても、補強部材をバックドア側ヒンジと共用化することができる。これにより、バックドアに樹脂製パネルを用いた場合であっても、バックドア側ヒンジについて補強部材を用いれば足り、別途開放補助具についての補強部材を省略することができる。このことから、バックドアについての樹脂製パネルを用いることによる軽量化メリットを大きく損なうことなく、当該バックドアについて必要な支持剛性を確保することができる。
第3の発明は、第2の発明において、開放補助具としてダンパステーを備えた開閉支持構造である。ダンパステーのヘッド側は車体側ヒンジに回動自在に結合され、ロッド側はバックドア側ヒンジに回動自在に結合された開閉支持構造となっている。
第3の発明によれば、流体圧を利用したダンパステーによってバックドアの開き方向への付勢力が与えられる。
第3の発明によれば、簡易な構成でバックドアの開き方向への付勢力を確実に与えることができ、ひいてはバックドアの開閉支持構造の簡略化及び軽量化を図ることができる。
第4の発明は、第1〜第3の何れか一つの発明において、バックドアは、閉じた状態で車両のルーフ後部に沿って後方に延びるバックドアルーフ部を上部に有しており、このバックドアルーフ部とルーフ後部との間にヒンジと開放補助具が介装される構成とした開閉支持構造である。
第4の発明によれば、バックドアの上部が車両のルーフ後部に沿って後方へ延びるバックドアルーフ型の開閉支持構造において、ヒンジと開閉補助具がバックドアのバックドアルーフ部と車両ルーフのルーフ後部との間に介装されることから、バックドア開口部の主として車幅方向の開口サイズを大きく設定してその利便性をより高めることができる。
第5の発明は、第4の発明において、車体側ヒンジをルーフ後部の下側に配置した開閉支持構造である。
第5の発明によれば、ルーフ後部の限られたスペースを効率よく利用して車体側ヒンジを見栄え良く配置することができる。
第6の発明は、第5の発明において、バックドア側ヒンジが、バックドアを閉じた状態において、ヒンジ中心から下方に延びた後に後方へ延びる逆への字形に屈曲された開閉支持構造である。
第6の発明によれば、ドア開放時におけるバックドア側ヒンジのルーフ後部に対する干渉を回避することができる。
第7の発明は、車両のバックドア開口部に対してバックドアを開閉可能に支持するヒンジアッセンブリであって、前記バックドアを上下に回動可能に支持するヒンジと、前記バックドアを上方へ回動する開き方向に付勢するダンパステーを備えており、該ダンパステーのヘッド側が、前記ヒンジの前記バックドア開口部側に結合される車体側ヒンジに回動自在に結合され、該ダンパステーのロッド側が、前記ヒンジの前記ドア側に結合されるバックドア側ヒンジに回動自在に結合されたヒンジアッセンブリである。
第7の発明によれば、ヒンジとダンパステーがアッセンブリ化されたヒンジアッセンブリを介してバックドアがバックドア開口部に対して開閉可能に支持され、かつ開き方向に付勢された状態で支持される。車体側ヒンジがバックドア開口部側に結合され、バックドア側ヒンジがバックドア側に結合されることにより、当該ヒンジとダンパステーの双方がバックドアとバックドア開口部との間に介装される。このため、バックドア開口部の車体側ヒンジ結合部に対する補強及びバックドア側ヒンジ結合部に対する補強を行うことにより、バックドア開口部及びバックドアに対するヒンジ及びダンパステー双方の支持剛性が確保される。
このことから、第7の発明によれば、従来ヒンジとダンパステーについて個別に必要であった補強部材を4箇所から2箇所に省略することができ、これにより必要な支持剛性を確保しつつ、樹脂製パネルを用いた場合の軽量化メリットを損なうことなく必要な支持剛性を確保することができる。また、ヒンジとダンパステーの補強部材を相互に共通化できる結果、必要な補強部材を少なくすることができ、この点でも軽量化及び低コスト化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る開閉支持構造を備えた車両のバックドア開口部を後方から見た図である。本図では、開き位置のバックドアが実線で示され、閉じ位置のバックドアが二点鎖線で示されている。 図1の(II)部拡大図であって、右側のヒンジアッセンブリの後面図である。 第2実施形態に係る開閉支持構造を示す図であり、ヒンジアッセンブリをバックドアのバックドアルーフ部に適用した車両の後部側面図である。 第3実施形態に係る開閉支持構造を示す図である。 従来のバックドアの開閉支持構造を備えた車両の後部側面図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1に示すように本実施形態に係る開閉支持構造は、車両1の車幅方向(左右方向)に一対のヒンジアッセンブリ10を介してバックドア2がバックドア開口部3に対して開閉可能に支持された構成を備えている。バックドア2は、その上部側をヒンジ中心として上方へ回動させてバックドア開口部3を開放し、下方へ回動させてバックドア開口部3を閉止する、いわゆる跳ね上げ式のバックドアとなっている。
図1に示すように左右一対のヒンジアッセンブリ10は左右対称の構成を備えている。以下車両右側のヒンジアッセンブリ10について詳細に説明する。本実施形態のヒンジアッセンブリ10は、ヒンジ11とダンパステー20を備えている。図2に示すようにヒンジ11は、バックドア開口部3側に結合される車体側ヒンジとしてのヒンジヒメール11fと、バックドア2側に結合されるバックドア側ヒンジとしてのヒンジメール11mを備えている。ヒンジメール11mは、ヒンジピン12(ヒンジ中心)を介してヒンジヒメール11fに対して上下に回動自在に結合されている。ヒンジメール11mはバックドア2側に向けて長く延びている。
ヒンジメール11mの先端側は、ヒンジブラケット15を介してバックドア2側に結合されている。ヒンジメール11mの先端側は、ヒンジブラケット15に対して3箇所でボルト15aにより結合されている。このため、ヒンジメール11mに対してヒンジブラケット15は相対移動不能に結合されている。
ヒンジヒメール11fは、バックドア開口部3に対してボルト14により相対移動不能に固定されている。ヒンジヒメール11fのバックドア開口部3に対する結合部位は車体側のパネルの裏側において補強板16で補強されている。ヒンジメール11mは同じく複数本のボルト(図示省略)でバックドア2に固定されている。ヒンジメール11mのバックドア2に対する結合部位はバックドアパネルの裏側において補強板17で補強されている。
ヒンジヒメール11fには、ステー保持部11sが一体に設けられている。ステー保持部11sに、ダンパステー20のヘッド21側が結合されている。ダンパステー20のヘッド21側の端部には、一定の角度範囲で全方向に傾動可能なボールジョイント21aが設けられている。ダンパステー20のヘッド21側は、このボールジョイント21aを介してステー保持部11sに結合されている。このため、ダンパステー20のヘッド21側は、ヒンジヒメール11fのステー保持部11sに対して一定の角度範囲で全方向に傾動可能に結合されている。
ダンパステー20のロッド22側の先端部は、同じくボールジョイント22aを介してヒンジメール11mの先端部に結合されている。このため、ダンパステー20のロッド22は、ヒンジメール11mに対して一定の角度範囲で全方向に傾動可能に結合されている。
以上のように構成したヒンジアッセンブリ10がバックドア開口部3の上部とバックドア2の上部との間であって、車幅方向の2箇所に左右対称に介装されて当該バックドア2がバックドア開口部3に対して開閉可能に支持されている。ヒンジピン12を中心にしてバックドア2を上方へ回動させてバックドア開口部3が開放され、バックドア2を下方へ回動させてバックドア開口部3が閉止される。ヒンジヒメール11fにおいて、ヒンジピン12に対するステー保持部11sの位置は、車両の後方かつ下方にずれた位置に設定されている。ダンパステー20は、ロッド側22の伸長方向に流体圧を利用した付勢力が出力される開放補助具で、バックドア2の開放方向(上方への回動動作)についてその付勢力が作用する状態で用いられている。これにより、バックドア2の上下方向の回動動作に伴って、開放補助具としてのダンパステー20がスムーズに伸縮することによりバックドア2に対して上方へ回動させる際に必要な付勢力が付加されるようになっている。
以上のように構成した本実施形態の開閉支持構造によれば、ヒンジ11とダンパステー20がアセンブリ化されてヒンジアッセンブリ10とされ、左右一対のヒンジアッセンブリ10を介してバックドア2がバックドア開口部3側(車両ボディ側)に開閉支持されている。両ヒンジアッセンブリ10はそれぞれヒンジヒメール11fがバックドア開口部3側に結合され、ヒンジメール11mがバックドア2側に結合されて、バックドア2とバックドア開口部3との間に介装されている。このため、バックドア開口部3に対するヒンジヒメール11fとダンパステー20のヘッド21側との結合部は共用化された補強板16により補強されている。また、バックドア2に対するヒンジメール11mとダンパステー20のロッド22側との結合部は同じく共用化された補強板17により補強されている。
このように、従来ヒンジ33とダンパステー34についてそれぞれ個別にバックドア開口部31及びバックドア32に結合させた結果、車幅方向片側について合計4箇所を補強板35,36,37,38で補強する必要があったが、本実施形態の開閉支持構造によれば、車幅方向片側についてヒンジヒメール11fとヒンジメール11mの2箇所について補強板16,17で補強すれば足り、補強部位を半減させることができる。補強板による補強部位を半減させることにより当該開閉支持構造の軽量化及び低コスト化を図ることができる。
また、ヒンジ11とダンパステー20がアッセンブリ化されてそのコンパクト化が図られていることから、バックドア開口部3を主として車幅方向に大型化することができ、これにより当該車両1の特に後部荷室の利便性を高めることができる。
さらに、従来のように相互に離間したヒンジヒメール33fとダンパステー34のヘッド34h側を共通の補強板で補強し、同じく相互に離間したヒンジメール33mとダンパステー34のロッド34r側を共通の補強板で補強しようとするとそれぞれ補強板が大型化して重量増大を招く。これに対して本実施形態によれば、補強板16,17を大型化することなく、ヒンジ11とダンパステー20の結合部位の補強を行うことができ、この点でも当該開閉支持構造の軽量化を図ることができる。
このことから、例示した開閉支持構造は、車両の軽量化を図ることを目的として採用される樹脂製パネルを車両ルーフ若しくはバックドア2に適用する場合に、当該軽量化のメリットを損なうことなくバックドア2を開閉支持することができ、この点で当該開閉支持構造(ヒンジアッセンブリ10)は樹脂ルーフ若しくは樹脂ドアを採用した車両について特に有意義である。
また、ダンパステー20の反力がヒンジ11(ヒンジヒメール11fとヒンジメール11m)で受けられる構成であるので、当該反力のバックドア2への入力を低減させることができる。これにより、バックドア2側の補強板17の小型化若しくは軽量化を図ることができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。上記したようにヒンジ11とダンパステー20がアッセンブリ化されてコンパクトに構成されていることから、例えば、図3に示すように車両1のルーフ後部1aに沿って後方に延びるバックドアルーフ部25aを上部に有するバックドア25の場合に、アッセンブリ化されたヒンジアッセンブリ10をルーフ後部1aとバックドアルーフ部25aとの間に介装して、バックドア25を閉じた状態では、当該ヒンジアッセンブリ10がルーフ後部1aとバックドアルーフ部25aとの間のスペース内に収納される構成とすることができる。
この場合、車両1のルーフ後部1aの上部外面にヒンジヒメール11fが取り付けられており、バックドア25のアウタパネルの上部内面にヒンジヒメール11mが取り付けられる。ヒンジヒメール11fはバックドアインナパネルやバックドアを補強するリンフォースに取り付けられてもよい。そのため、この実施形態では当該ヒンジアッセンブリ10はバックドア25が閉じた状態で車両1のルーフ後部1aから後方に延びる状態で配置される。この点図5に示す従来構成では、バックドア32が閉じられるとダンパステー34がドア開口部の側部に沿って下方に延びる状態となる。
係る第2実施形態の開閉支持構造によれば、左右一対のヒンジアッセンブリ10がルーフ後部1aとバックドアルーフ部25aとの間に収納されることから、バックドア開口部3の左右幅を拡大して荷室の利便性をより高めることができるとともに、バックドアルーフ部25aに内張り等を用いることで当該ヒンジアッセンブリ10を見えにくくすることにより当該開閉支持構造ひいては車両の見栄えをよくすることができる。
上記した第2実施形態にはさらに変更を加えることができる。図4に示すように同じく上部にバックドアルーフ部25aを有するバックドア25の場合に、ヒンジアッセンブリ10のヒンジ中心(ヒンジピン12)をルーフ後部1aの上面の下方に配置した構成としてもよい。なお、図4ではダンパステー20の図示が省略されている。係る第3実施形態の場合、ヒンジヒメール11fはルーフ後部1aにおいて、ルーフ後部1aが下方に折り曲げられた後面を車両前方に向けてくぼませた中に配置されている。ヒンジヒメール11fは、ルーフパネルを介して左右のルーフサイドメンバ間を結合するリヤヘッダー18に取り付けられている。また、図示するように第3実施形態の場合、ヒンジメール11maは、バックドア25を閉じた状態において、ヒンジピン12から下方(ルーフ後部1aから離れる側)に延びた後ドア側に折れる逆への字形(谷形)に屈曲している。ヒンジメール11maが逆への字形に屈曲していることにより図中二点鎖線で示すようにバックドア25をヒンジピン12を中心にして上方へ回動させた際に、ルーフ後部1aに対するヒンジメール11maの干渉が回避されるようになっている。なお、ヒンジヒメール11fはリヤヘッダーに取り付けずに、ルーフパネルの裏側に配置される補強板に取り付けられていてもよい。また、図3に示す車両1のルーフ後部1aの外面でルーフ意匠面より一段下方に凹ませた部位にヒンジ11を配置し、その上にカバーを被せてルーフ後部の下方に配置する構成としてもよい。
第3実施形態の場合も、ヒンジメール11maの回動先端側はヒンジブラケット15(図4では省略)を介してバックドア25側に結合されている。ヒンジブラケット15は、図示するようにボルト15aを下向きに締め込んでバックドアインナに結合し、あるいはボルト15aを横向きに締め込んでリンフォースに結合されている。なお、図3に示すようにヒンジブラケット15はバックドア25を開放した状態において上向きとなる向きにボルト15aを締め込んでバックドア側に結合する構成としてもよい。
上記例示したヒンジアッセンブリ10では、ダンパステー20のヘッド側21及びロッド側22の双方についてヒンジ11に結合した構成を例示したが、ロッド側22についてはヒンジメール11mから分離してそれぞれバックドア2に対して個別に結合する構成としてもよい。その場合、ヒンジメール11mは短くしてもよい。ダンパステー20のヘッド側21のみをヒンジヒメール11fに結合してアッセンブリ化することにより、バックドア開口部3側の結合部位について補強板16を共通化することができ、この点で軽量化を損なうことなく必要な支持剛性を確保することができる。
また、バックドアを開き方向に付勢する開放補助具として流体圧を利用したダンパステー20を例示したが、本願発明に係る開閉支持構造及びヒンジアッセンブリは、これに代えてばねの付勢力を利用したばね式ダンパーを開放補助具として用いる構成あるいは電動モータで回転するボールねじ軸を用いた電動式の開放補助具を用いる構成としてもよい。
また、以上説明した開閉支持構造は、車両ルーフ(ドア開口部の上部)に樹脂製ルーフパネルを採用し、あるいはバックドアの例えばアウタパネルに樹脂製パネルを採用した車両について限定されるものではなく、それぞれ鋼板製のルーフ若しくはバックドアについても同様の構成のヒンジアッセンブリ10を適用することにより同等の作用効果を得ることができる。
1…車両、1a…ルーフ後部
2…バックドア
3…バックドア開口部
10…ヒンジアッセンブリ
11…ヒンジ
11f…ヒンジヒメール(車体側ヒンジ)
11m,11ma…ヒンジメール(バックドア側ヒンジ)
12…ヒンジピン
14…ボルト
15…ヒンジブラケット、15a…ボルト
16…補強板(ヒンジヒメール側)
17…補強板(ヒンジメール側)
18…リヤヘッダー
20…ダンパステー
21…ヘッド側、21a…ボールジョイント
22…ロッド側、22a…ボールジョイント
25…バックドア、25a…バックドアルーフ部
33…ヒンジ
34…ダンパステー
35〜38…補強板

Claims (6)

  1. 車両のバックドア開口部に対するバックドアの開閉支持構造であって、前記バックドアは、前記バックドア開口部の周囲に設けられたヒンジを介して上下に回動可能に支持され、かつ開放補助具により上方へ回動する開き方向に付勢されており、
    該開放補助具のバックドア開口部側が、該バックドア開口部に結合された前記ヒンジの車体側ヒンジに回動自在に結合され、前記開放補助具のドア側が、該ドア側に結合された前記ヒンジのバックドア側ヒンジに回動自在に結合された開閉支持構造。
  2. 請求項に記載した開閉支持構造であって、前記開放補助具としてダンパステーを備え、該ダンパステーのヘッド側を前記車体側ヒンジに回動自在に結合し、ロッド側を前記バックドア側ヒンジに回動自在に結合した開閉支持構造。
  3. 請求項1又は2に記載した開閉支持構造であって、前記バックドアは、閉じた状態で前記車両のルーフ後部に沿って後方に延びるバックドアルーフ部を上部に有しており、該バックドアルーフ部と前記ルーフ後部との間に前記ヒンジと前記開放補助具が介装される構成とした開閉支持構造。
  4. 請求項1又は2に記載した開閉支持構造であって、前記バックドアは、閉じた状態で前記車両のルーフ後部に沿って後方に延びるバックドアルーフ部を上部に有しており、前記車体側ヒンジを、前記ルーフ後部が下方に折り曲げられた後面を車両前方に向けてくぼませた中に配置して、ヒンジ中心を前記ルーフ後部の下側に配置した開閉支持構造。
  5. 請求項記載の開閉支持構造であって、前記バックドア側ヒンジが、前記バックドアを閉じた状態において、前記ヒンジ中心から下方に延びた後に後方へ延びる逆への字形に屈曲された開閉支持構造。
  6. 車両のバックドア開口部に対してバックドアを開閉可能に支持するヒンジアッセンブリであって、前記バックドアを上下に回動可能に支持するヒンジと、前記バックドアを上方へ回動する開き方向に付勢するダンパステーを備えており、該ダンパステーのヘッド側が、前記ヒンジの前記バックドア開口部側に結合される車体側ヒンジに回動自在に結合され、該ダンパステーのロッド側が、前記ヒンジの前記ドア側に結合されるバックドア側ヒンジに回動自在に結合されたヒンジアッセンブリ。
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