JP5991215B2 - 光硬化性樹脂の硬化モニター方法及び光部品接続方法 - Google Patents

光硬化性樹脂の硬化モニター方法及び光部品接続方法 Download PDF

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Description

本発明は、光硬化性樹脂の硬化モニター方法及び光部品接続方法に関する。
多くの産業分野において、接着剤やコーティング剤の硬化方法として樹脂に紫外線を照射して硬化させる光硬化方法が利用されている。光硬化方法は、熱エネルギーを利用する熱硬化方法と比較すると、有害物質を大気中に放散しないこと、硬化時間が短いこと、熱に弱い製品にも適応できることなどの多くの利点を有している。光硬化方法で用いられる光硬化性樹脂は、光照射前においては主に液体である一方、紫外線照射後には固体に変化する。
そのような光硬化性樹脂は、主剤のほかに光重合開始剤を含んでいる。光重合開始剤は、例えば、照射される紫外線を受けてラジカルやカチオンを発生し、発生したラジカルやカチオンが主剤と重合反応を生じる。この重合反応に伴って光硬化性樹脂は、固体に変化する。したがって、光硬化性樹脂の硬化度は、重合度に応じて決まることになる。
光硬化性樹脂については、目視による硬化度の判断は困難であり、硬化に伴う樹脂の状態を容易に判断する方法が望まれている。しかし、容易に判断する方法がないため、製造現場においては、硬化時間を予め安全を考えた時間に設定して運用しているのが実状であり、余分な硬化によって製造のタクトタイムが伸びることによる無駄が起きており、製品の安定性のためにも実際の硬化途中での硬化状態のモニタリングが望まれている。
その硬化モニタリングの方法としては、光ファイバを樹脂に接触させた状態で硬度を計測するシステムが日本板硝子株式会社より光ファイバ型接着剤硬化センサーとして製品化されている。このセンサーは、光硬化接着剤への紫外線の照射時間が長くなるに従って、すなわち接着剤の硬化の進行に従って、光硬化接着剤の屈折率が変化するという性質を利用して、屈折率を計測するシステムである。
また、別の方法として紫外線硬化樹脂の状態を推定する方法が知られ、次のようなステップからなっている。即ち、モノマーまたはオリゴマーの少なくとも一方からなる主剤と、光重合開始剤とを含む紫外線硬化樹脂の状態を推定する方法であって、紫外線硬化樹脂に紫外線を照射する照射ステップと、その照射ステップにおいて照射される紫外線を受けて光重合開始剤によって放射される蛍光を検出する検出ステップと、その検出ステップにおいて検出される蛍光に基づいて紫外線硬化樹脂の状態を推定する推定ステップとからなっている。
特開2007−248244号公報
しかしながら、上述の光ファイバ型接着剤硬化センサーでは、樹脂と光ファイバとの界面を使って樹脂の屈折率を計測する方法であるために光ファイバを樹脂に接触させる必要があり、樹脂が硬化したときには光ファイバと樹脂とが接着されてしまうことになる。従って、樹脂の硬化後には光ファイバを切断する必要があり、光ファイバが樹脂中に残ったものが製品となる。
また、上述の紫外線硬化樹脂の状態を推定する方法では、光重合開始剤から放射される蛍光の強度を検出しているので、蛍光を発生させるための励起光である紫外線を紫外線硬化樹脂に照射する必要がある。従って、光硬化性樹脂には、光硬化用の紫外線ととともに検査用の紫外線が照射されて硬度が変化するため、検出に使用する光が樹脂の硬化に影響を与えてしまう。
本発明の目的は、光硬化性樹脂に悪影響を与えることなく、光硬化性樹脂の硬化の状態を容易に検知できる光硬化性樹脂の硬化モニター方法と光硬化性樹脂を使用する光部品接続方法を提供することにある。
本実施形態の1つの観点によれば、液状の光硬化性樹脂材と、前記光硬化性樹脂材の硬化完了状態と同等の屈折率を有する樹脂粒子とを含む光硬化性樹脂を対象物に供給する工程と、光硬化用の光の照射により前記光硬化性樹脂を硬化させながら、前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子の境界と前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子のそれぞれの明るさを画像により検知する工程と、前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子の少なくとも一方の第1の明るさと前記境界の第2の明るさを比較し、前記第1の明るさと前記第2の明るさの差が小さくなるほど前記光硬化性樹脂の硬化が進んでいると判断する工程とを有することを特徴とする光硬化性樹脂の硬化モニター方法が提供される。
発明の目的および利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素および組み合わせによって実現され達成される。前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、典型例および説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない、と理解されるものである。
本実施形態によれば、光硬化性樹脂に悪影響を与えることなく、光硬化性樹脂の硬化の状態を容易に検知することができる。
図1は、実施形態に係る光硬化性樹脂の硬化モニター方法に使用するモニタリング装置の構成図である。 図2(a)〜(c)は、実施形態に係る光硬化性樹脂の硬化モニター方法において紫外線照射されている光硬化性樹脂膜の像の時間的な変化の一例を示す平面図である。 図3は、実施形態に係る光硬化性樹脂の硬化モニター方法に使用する光硬化性樹脂材に混合する樹脂微粒子の作製方法の一例を示す構成図である。 図4(a)、(b)は、実施形態に係る光硬化性樹脂の硬化モニター方法において使用される光硬化性樹脂の硬化前と硬化後の明るさの変化を例示する拡大平面図である。 図5(a)、(b)は、実施形態に係る光硬化性樹脂の硬化モニター方法において使用される光硬化性樹脂の硬化前と硬化後の明るさ分布の変化の測定結果の一例を示す特性図である。 図6は、実施形態に係る光硬化性樹脂の硬化モニター方法において使用される樹脂微粒子を含む光硬化性樹脂の硬化前の明るさの分布の一例を示す特性図である。 図7は、実施形態に係る光硬化性樹脂の硬化モニター方法において使用される樹脂微粒子を含む光硬化性樹脂の硬化方法の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る光硬化性樹脂の硬化モニター方法が適用される第1の例を示す斜視図である。 図9は、実施形態に係る光硬化性樹脂の硬化モニター方法が適用される第2の例に係る光部品の接続方法を示す側面図である。 図10(a)、(b)は、実施形態に係る光硬化性樹脂の硬化モニター方法が適用される第3の例を示す斜視図である。
以下に、図面を参照して実施形態を説明する。図面において、同様の構成要素には同じ参照番号が付されている。
図1は、実施形態に係る光硬化性樹脂の硬化モニター方法に使用するモニター装置の構成図を示している。
光硬化モニタリング装置10は、観察対象となる光硬化性樹脂1が塗布又は滴下される部品(対象物)2を載置するためのステージ11を有している。また、光硬化モニタリング装置10は、光硬化性樹脂1の硬化状態をモニターするための観察系統部Aと、液状の光硬化性樹脂1を硬化するための照明系統部Bを有している。
観察系統部Aは、固体撮像素子(不図示)を有するカメラ12と、カメラ12のレンズマウントに取り付けられる顕微鏡13とを有している。顕微鏡13は、例えば数μm〜数十μmの大きさの微粒子を拡大できる程度の倍率を持ったレンズを有し、さらに光硬化性樹脂1から出る光に基づく像をカメラ12の固体撮像部に結像させる構造を有している。カメラ12に組み込まれる固体撮像素子としてCCD撮像素子、MOS撮像素子、CMOS撮像素子等が適用される。固体撮像素子に結像された画像データは、カメラ12内部の信号処理部(不図示)によりデータ処理された後に、制御部14に送信されてその内部の記憶部14aに格納される。制御部14として、例えば、記憶部14a、処理部14b、表示部14c、キーボード(不図示)等を備えたコンピュータが使用される。処理部14bは、CPU、クロック、記憶デバイス等を有する。また、制御部14は、カメラ12により撮像された画像データに基づいて画像の明るさの分布を撮像素子12aの画素毎に検出して分析するプログラムが記憶部14aに格納されている。
照明系統部Bは、樹脂硬化用の光、例えば紫外線(UV)を照明するための硬化用照明光源15と、硬化用照明光源15の光出射端に光ファイバ17を介して接続される光照射ヘッド16とを有している。光照射ヘッド16には、光ファイバ15を通して入射した光を拡大、縮小、等倍などに調整できるレンズが取り付けられている。硬化用照明光源15は、水銀ランプ、水銀キセノンランプ等を有し、そのオン/オフや光強度調整は制御部14のキーボード操作、マウス操作等により制御される。なお、硬化用照明光源15から出射される光は樹脂硬化用光以外の波長の光を含んでもよい。
初期状態の液状の光硬化性樹脂1は、図2(a)に示すように、予め数μm〜数十μmの粒子状に硬化された光硬化性樹脂からなる樹脂微粒子1aを未硬化の液状光硬化性樹脂材1bに混入して形成されている。樹脂微粒子1aは、液状光硬化性樹脂材1bと同じ材料を光照射により硬化させて微粒子化したものであり、樹脂粒子と呼称されてもよい。
液状の光硬化性樹脂材1bは、例えば、モノマー、オリゴマー、光重合開始剤、添加剤を有している。光重合開始剤は光照射により光重合反応を開始する物質である。添加物として、例えば充填剤、着色剤、チクソ剤等がある。光重合反応では、光照射により光重合開始剤が活性化し、反応を開始するラジカル分子、カチオン等を発生させてオリゴマーやモノマー分子の重合や架橋反応を起こさせる。この反応は連鎖的に生じ、三次元的な架橋反応により分子量が増大し、樹脂が液体から固体へと変化する。光重合開始剤として、例えば、200nm〜400nmの波長を持つ紫外線により反応する材料が使用される。
樹脂微粒子1aの作成方法は特に限定されるものではなく、樹脂の塊をカッターで裁断して形成してもよいし、図3に示す方法で形成してもよい。
図3において、霧吹き器21の容器21a内に未硬化の液状光硬化性樹脂22を充填し、その中にノズル21bのチューブ21cを差し込み、さらに液状光硬化性樹脂22を圧力でノズル21bに送り込んでノズル21bの先端から霧状に噴射させる。その霧状の液状粒子22aに、例えば上記の硬化用照明光源15の光照射ヘッド16から紫外線を照射すると数μm〜数十μmの液状粒子22aは硬化が進んで硬化粒子22bとなり受け皿23に到達する。さらに、受け皿23に紫外線を照射し、硬化粒子22bを所望の硬さまで硬化させる。このような方法により硬化された硬化粒子22bを上記の樹脂微粒子1aとして使用する。なお、本実施形態における樹脂微粒子1aは、液状の光硬化性樹脂材1bが目標の硬さに硬化した後の屈折率と同等であればよく、特に材料は限定されない。
次に、部品2に滴下された光硬化性樹脂1の硬化方法とその硬化モニタリングについて説明する。
まず、図1に示したように、制御部14の制御により硬化用照明光源15から光ファイバ17、光照射ヘッド16を介して光硬化性樹脂1に紫外線を照射する。初期状態の光硬化性樹脂1は、液状の光硬化性樹脂材1bに樹脂微粒子1aが混合された状態となる。この状態では、樹脂微粒子1aは液状光硬化性樹脂材1bよりも屈折率が高いので、顕微鏡13により光硬化性樹脂1の像を拡大して表示部14cに表示させると、図2(a)に示したように、樹脂粒子1aと液状光硬化性樹脂材1bは目で見分けられる状態となっている。樹脂微粒子1aの屈折率、即ち硬さは、光照射によって得ようとする光硬化性樹脂1の最終的な屈折率、即ち硬さと同等になっている。
光硬化性樹脂1への紫外線照射の積算時間が増加するに従って光硬化性樹脂1内の液状光硬化性樹脂材1bは化学反応による硬化が進み、その屈折率が徐々に大きくなり、樹脂粒子1aの屈折率に徐々に近づく。この状態の光硬化性樹脂1の像を顕微鏡13により拡大すると、図2(b)に示すように、樹脂粒子1aと液状光硬化性樹脂材1bの境界が見分け難い状態に変化し、樹脂微粒子1aが検知しにくくなる。
さらに、紫外線照射の積算時間が増加してゆくと、光硬化性樹脂1における液状光硬化性樹脂材1bは紫外線照射による反応が進み、その屈折率がさらに大きくなり、最終的には硬化して樹脂粒子1aの屈折率と同じになる。この最終状態の光硬化性樹脂1の像を顕微鏡13により拡大すると、図2(c)に示すように、液状光硬化性樹脂材1bは最終目標の硬さの樹脂になり、樹脂微粒子1aと一体化した硬化済みの樹脂1dに変化し、樹脂微粒子1aは見分けられなくなる。
以上のような光硬化性樹脂1の初期状態から最終状態までの屈折率、光透過性の変化、換言すれば硬度の変化は、屈折率を測定せずに、目視で確認することができる。従って、どのような光硬化性樹脂1であっても光硬化性樹脂1の材料の屈折率を測定することなく、その硬化の最終状態を認識することができる。
目視による判断を制御部14のプログラムに従って自動的に実行させることも可能であり、次にその詳細を説明する。
図4(a)は、液状の未硬化の第1光硬化性樹脂材1eと紫外線照射後の硬化済みの第2光硬化性樹脂1fの境界とその周辺を顕微鏡13により拡大した像の一例を示している。第2光硬化性樹脂1fは、上記の樹脂微粒子1aより大きいものを使用している。その境界は表示部14cの画像において目で確認できる程度に現れている。顕微鏡13を通してカメラ12に撮像された画像データに基づいてX−X線に沿った位置における明るさの
分布を検出すると、図5(a)のような明るさ分布特性が得られ、未硬化の第1光硬化性樹脂材1eと硬化済みの第2光硬化性樹脂1fの境界1xにノイズのような局所的に最小値が発生する。これは、両者の屈折率の違いによるものである。
これに対し、未硬化状態の第1光硬化性樹脂材1eと硬化済みの第2光硬化性樹脂1fに紫外線を照射すると、図4(b)に示すように、第1光硬化性樹脂1eと第2光硬化性樹脂1fの境界1xがぼやける。この状態で、顕微鏡13を通してカメラ12に撮像された画像データに基づいてX−X線に沿った位置における明るさの分布を検出すると、図5(b)のような明るさ分布特性が得られ、第1光硬化性樹脂1eと第2光硬化性樹脂1fの境界1xでは明るさの最大の落ち込み量が初期状態よりも小さくなっている。
従って、測定により得られる境界1xの明るさの最大の落ち込みが消滅した時点で、制御部14のデータ処理部14bは、第1光硬化性樹脂1eの硬化が完了したと判断し、硬化用照明光源15を消灯させ、この消灯により第1光硬化性樹脂1eの光硬化処理が終了したことが作業者に告知される。この場合、その境界の消滅は、境界の明るさと第1光硬化性樹脂1e又は第2光硬化性樹脂1fの明るさを比較し、それらが互いに同じ明るさの範囲に入った時点でそれらの明るさは同等であって第1光硬化性樹脂1eが硬化したと判断される。
図4、5の説明は第2光硬化性樹脂1fが比較的大きなブロックの場合であって、第2光硬化性樹脂1fが数μm〜数十μmの場合、即ち図2(a)に示す樹脂微粒子1aである場合には、その境界における明るさは例えば図6のようになる。即ち、樹脂微粒子1aと未硬化の光硬化性樹脂材1bの境界は図2(a)のI−I線断面では2箇所で発生し、樹脂微粒子1a自体の明るさがわかりにくい状態となる。従って、図2(a)〜(c)に示す明るさ分布の変化については、樹脂微粒子1aと液状の光硬化性樹脂の境界と液状光硬化性樹脂を比較してもよく、境界の明るさが光硬化性樹脂の明るさと同じ範囲になったことを硬化の終点検出としてもよい。
次に、図7のフローに基づいて、図2に示した光硬化性樹脂1の硬化のモニター法を説明する。
まず、光照射により硬化した樹脂微粒子1aと未硬化の液状の光硬化性樹脂材1bを混合して形成した光硬化性樹脂1を部品2に滴下又は塗布する(図7のa)。その後に、制御部14は、顕微鏡13を介したカメラ12の撮像により光硬化性樹脂1の拡大画像を取得し、液状の光硬化性樹脂材1bと樹脂微粒子1aを含む領域の明るさの分布を測定し、その画像データを記憶部14aに記憶する(図7のb)。さらに、図6に例示したように、樹脂微粒子1aと液状の光硬化性樹脂材1bの境界では大きく明るさが落ち込んで最小値が現れるので、画像データの明るさ分布のデータに基づきその境界の位置を抽出し、その最小値が現れる位置を光硬化性樹脂材1bと樹脂微粒子1aの境界と判断する(図7のc)。
その後に、光硬化性樹脂1に紫外線を照射しながら、光硬化性樹脂材1bの明るさの値と上記の境界の明るさの値を比較し、光硬化性樹脂材1bの明るさの範囲内に上記の境界の明るさが含まれる同等の状態になったかを判断する(図7のd)。紫外線照射時間が経過するにつれて光硬化性樹脂材1bの光透過性が向上して明るさが徐々に増す一方で、光硬化性樹脂材1bと樹脂微粒子1aの境界の光透過性も徐々に良くなり、ついにはその境界の位置が確認できにくくなる。
続いて、光硬化性樹脂材1bの明るさを示す値の範囲に上記の境界部分の明るさが含まれる状態になったかどうかを調べる(図7のe)。そして、上記の境界の特定が不能にな
ったときには、光硬化性樹脂材1bと樹脂微粒子1aの屈折率が同等になったと判断して紫外線照射を停止する(図7のf)。なお、境界が消えたと判断した後に、予め設定した時間でオーバー光照射を行い、その時間の経過後に紫外線照射を停止させてもよい。
なお、光硬化性樹脂1における樹脂微粒子1aは、光硬化性樹脂材1bを塗布又は滴下した後に、その表面に向けて散布されてもよい。また、図7における明るさを比較する対象は境界部分と樹脂微粒子1aであってもよい。これらについては以下の説明においても同様である。
以上のように本実施形態によれば、硬化済みの複数の樹脂微粒子1aと液状の光硬化性樹脂材1bを含む光硬化性樹脂1に光を照射して硬化させている。このため、樹脂微粒子1aと光硬化性樹脂材1bの境界、即ち明るさの局所的な減衰が見分けられなくなった時点を光硬化性樹脂1の全体が硬化状態になったと判断することができ、必要以上の過剰な光照射を防止し、省エネに敵い、スループットを向上することができる。
ところで、光硬化性樹脂の光照射による硬化状態の測定としては、予め、サンプルを用いて硬化が進む光硬化性樹脂中の樹脂微粒子の見え方が硬化の進行に従ってどのように変化するのかを調査しておいてもよい。例えば、樹脂微粒子の見え方の変化として、上記のような境界の明るさ(画像上の階調値)の変化に注目する方法では、硬化の進行による境界の明るさと硬化状態の関係をルックアップテーブル(LUT)として調査、記憶しておいてもよい。このときの硬化状態については、対象がサンプルであることから、直接接触式の計測器を用いた硬さ計測を行うことが可能である。こうして調べたLUTを用いて、実際の対象から得られた画像上の境界の明るさから硬化状態を計測してもよい。
上記の説明では、部品2上に滴下又は塗布した光硬化性樹脂の硬化状態をモニターにより検出する例を説明したが、モニター対象の他の例を図8、図9及び図10に基づいて以下に説明する。
図8は、液晶パネルの一部を示す斜視図である。図8に示す液晶パネル30は、枠状のシール材31を介して周囲で張り合わされる一対のガラス基板32、33を有している。ガラス基板32、33のうち対向する内側のそれぞれには、例えば透明電極(不図示)等が形成され、その上には配向膜34,35が形成されている。また、枠状のシール材31の一部には液晶注入用の開口部31aが形成され、液晶36の注入後には上記と同様な液状の光硬化性樹脂1を開口部31aに充填する。その後に、上記のような方法により光硬化性樹脂1を紫外線照射により硬化し、開口部31aを封止する。
この場合、開口部31aの周辺、或いはガラス基板32、33の周囲から光硬化性樹脂1に紫外線(UV)が照射され、開口部31aの上方には図1に示したモニター装置10の顕微鏡13が配置される。これにより光硬化性樹脂1の像が顕微鏡13、カメラ12を介して制御部14に画像データが取り込まれる。その画像データに基づいて、図7のフローチャートに従って光硬化性樹脂1の硬化の終点を検出することができる。なお、紫外線の照射は図1に示した照明系統部Bを使用してもよいし、ガラス基板21,22の周囲に紫外線ランプ(不図示)を配置してもよい。なお、光硬化性樹脂1が目標の硬度まで硬化したと判断した後に予め定められた時間でオーバー照射を行っても良い。これにより、光硬化性樹脂1の硬度の把握が容易になり、過度な紫外線照射が防止され、作業効率が向上する。
図9は、互いに光接続される光部品、例えば光導波路41と光ファイバ44を示す側面図である。
図9において、光導波路41は、例えば第1基板42の上に絶縁膜43を介してストラ
イプ状に形成されている。また、光ファイバ44は、第2基板46のV溝47に嵌め込まれている。さらに、光ファイバ44と光導波路41のそれぞれの光接続端面は、互いに突き合わされた状態で光硬化性の光硬化性接着剤40を介して接続される。光接続に使用される光硬化性接着剤40は、光ファイバ44、光導波路41内を導波させる波長の光を透過する光透過性を有している。
光硬化性接着剤40は、光硬化性樹脂の一種であり、例えば、図2(a)と同様に硬化済みの樹脂微粒子1aと光硬化性樹脂材1aを例えばエポキシ樹脂に混合することにより作製され、他の接着剤と同様に重合反応によって高分子を形成し、硬化して接着能力を発揮する。この場合、光を照射することで連鎖的な重合反応が生じる。
光部品である光導波路41と光ファイバ44のコア45を光接続する場合には、それらの間に光硬化性接着剤40を介在させるとともに、第1基板43と第2基板46の間に光硬化性接着剤40を介在させる。その状態で、図1に示した顕微鏡13を光硬化性接着剤40に近づけて拡大した像をカメラ12に結像させ、図7に示すフローチャートに従って光硬化性接着剤40の硬化を監視し、硬化させる光硬化性樹脂1bと樹脂微粒子1aの境界での明るさの強度が他の領域と同等になった時点で接着剤40の硬度が目標まで硬化したと判断し、紫外線の照射を停止する。なお、目標の硬度まで硬化したと判断した後に予め定められた時間でオーバー照射を行っても良い。これにより、光硬化性接着剤40の硬度の把握が容易になり、過剰な紫外線照射が防止され、作業効率が向上する。
図10(a)、(b)は、光部品である第1の光ファイバ51と第2の光ファイバ52の接続方法を示している。
まず、図10(a)に示すように、間隔をおいて第1の光ファイバ51と第2の光ファイバ52の接続端面を対向して配置する。その後に、第1の光ファイバ51と第2の光ファイバ52の互いのコアCの光軸を合わせる。その状態で第1の波長の光の照射によって硬化する液状の光硬化性樹脂53aを第1の光ファイバ51と第2の光ファイバ52の間に介在させる。この後で、光硬化性樹脂53aを介して第1の光ファイバ51のコアCから第1の波長の光を第2の光ファイバ52のコアCに向けて照射する。これにより、第1の光ファイバ51のコアCとその延長上にある第2の光ファイバ52のコアCの間で光硬化性樹脂53aを硬化させて結合コア53を形成する。その後、未硬化の光硬化性樹脂53aを溶剤で洗い流す。
続いて、図10(b)に示すように、硬化後の屈折率が結合コア53より低くなる液状の第2の光硬化性樹脂54aを結合コア53の周囲に供給し、紫外線ランプから照射される紫外線を用いて硬化させ、第2の光硬化性樹脂54aを結合クラッド54として結合コア53の周りに形成する。液状の第2の光硬化性樹脂54aは、初期状態では、図2(a)に示すと同様に、未硬化の液状の光硬化性樹脂材と硬化済みの樹脂微粒子を混合させて作製した樹脂を使用する。そして、図1に示す顕微鏡13により拡大した光硬化性樹脂54aの拡大画像を取得し、図7に示すフローに従って目標とする硬度に達した時点、又はその後のオーバー照射を経て紫外線照射を停止する。これにより、第2の光硬化性樹脂54aの硬さの把握が容易になり、過剰な紫外線照射が防止され、作業効率が向上する。
ここで挙げた全ての例および条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明および概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例および条件に限定することなく解釈され、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換および変形を施すことができると理解される。
次に、実施形態をさらに付記する。
(付記1)液状の光硬化性樹脂材と、前記光硬化性樹脂材の硬化完了状態と同等の屈折率を有する樹脂粒子とを含む光硬化性樹脂を対象物に供給する工程と、光硬化用の光の照射により前記光硬化性樹脂を硬化させながら、前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子の境界と前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子のそれぞれの明るさを画像により検知する工程と、前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子の少なくとも一方の第1の明るさと前記境界の第2の明るさを比較し、前記第1の明るさと前記第2の明るさの差が小さくなるほど前記光硬化性樹脂の硬化が進んでいると判断する工程と、を含む光硬化性樹脂の硬化モニター方法。
(付記2)前記第2の明るさが前記第1の明るさの範囲と同等になった状態で前記光硬化性樹脂の硬化が完了したと判断する工程を含むことを特徴とする付記1に記載の光硬化性樹脂の硬化モニター方法。
(付記3)前記樹脂粒子は、前記光硬化性樹脂材と同じ材料を硬化させて形成されることを特徴とする付記1乃至付記2のいずれか1つに記載の光硬化性樹脂の硬化モニター方法。
(付記4)前記樹脂粒子は、前記対象物の上に液状の前記光硬化性樹脂材を供給した後に前記光硬化性樹脂材の表面から混入されることを特徴とする付記1乃至付記4のいずれか1つに記載の光硬化性樹脂の硬化モニター方法。
(付記5)前記光を照射する前に、顕微鏡を介して取得された前記光硬化性樹脂の画像データに基づく明るさ分布のうち落ち込み量が最大の部分を前記境界と判断することを特徴とする付記1乃至付記5のいずれか1つに記載の光硬化性樹脂の硬化モニター方法。
(付記6)液状の光硬化性樹脂材と、前記光硬化性樹脂材の硬化完了状態と同等の屈折率を有する樹脂粒子とを含む光硬化性接着剤を第1の光部品と第2の光部品の間に挟む工程と、光硬化用の光の照射により前記光硬化性接着剤を硬化させながら、前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子の境界と前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子のそれぞれの明るさを画像により検知する工程と、前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子の少なくとも一方の第1の明るさと前記境界の第2の明るさを比較し、前記第2の明るさが前記第1の明るさの範囲と同等になった状態で前記光硬化性接着剤の硬化が完了したと判断する工程と、を含むことを特徴とする光部品接続方法。
(付記7)前記硬化が完了と判断した後から予め設定した時間が経過した時点で前記光の照射を停止することを特徴とする付記6に記載の光部品接続方法。
(付記8)前記樹脂粒子は、前記光硬化性樹脂材と同じ材料を硬化させて形成されることを特徴とする付記6乃至付記7のいずれか1つに記載の光部品接続方法。
(付記9)前記樹脂粒子は、前記第1の光部品と前記第2の光部品の間に前記光硬化性樹脂材を挟んだ後に前記光硬化性樹脂材の表面から混入されることを特徴とする付記6乃至付記8のいずれか1つに記載の光部品接続方法。
(付記10)前記光を照射する前に、顕微鏡を介して取得された前記光硬化性樹脂の画像データに基づく明るさ分布のうち落ち込み量が最大の部分を前記境界と判断することを特徴とする付記6乃至付記9のいずれか1つに記載の光部品接続方法。
1 光硬化性樹脂
1a 樹脂微粒子
1b 光硬化性樹脂材
2 部品
10 光硬化モニタリング装置
12 カメラ
13 顕微鏡
14 制御部
15 硬化用照明光源
16 光照明ヘッド
17 光ファイバ
30 液晶パネル
31 シール材
31a 開口部
32、33 ガラス基板
40 光硬化性接着剤
41 光導波路
44 光ファイバ
51、52 光ファイバ
53 結合コア
54a 光硬化性樹脂
54 結合クラッド

Claims (5)

  1. 液状の光硬化性樹脂材と、
    前記光硬化性樹脂材の硬化完了状態と同等の屈折率を有する樹脂粒子とを含む光硬化性樹脂を対象物に供給する工程と、
    光硬化用の光の照射により前記光硬化性樹脂を硬化させながら、前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子の境界と前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子のそれぞれの明るさを画像により検知する工程と、
    前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子の少なくとも一方の第1の明るさと前記境界の第2の明るさを比較し、前記第1の明るさと前記第2の明るさの差が小さくなるほど前記光硬化性樹脂の硬化が進んでいると判断する工程と、
    を含む光硬化性樹脂の硬化モニター方法。
  2. 前記樹脂粒子は、前記光硬化性樹脂材と同じ材料を硬化させて形成されることを特徴とする請求項1に記載の光硬化性樹脂の硬化モニター方法。
  3. 前記光を照射する前に、顕微鏡を介して取得された前記光硬化性樹脂の画像データに基づく明るさ分布のうち落ち込み量が最大の部分を前記境界と判断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光硬化性樹脂の硬化モニター方法。
  4. 液状の光硬化性樹脂材と、前記光硬化性樹脂材の硬化完了状態と同等の屈折率を有する樹脂粒子とを含む光硬化性接着剤を第1の光部品と第2の光部品の間に挟む工程と、
    光硬化用の光の照射により前記光硬化性接着剤を硬化させながら、前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子の境界と前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子のそれぞれの明るさを画像により検知する工程と、
    前記光硬化性樹脂材と前記樹脂粒子の少なくとも一方の第1の明るさと前記境界の第2の明るさを比較し、前記第2の明るさが前記第1の明るさの範囲と同等になった状態で前記光硬化性接着剤の硬化が完了したと判断する工程と、
    を含むことを特徴とする光部品接続方法。
  5. 前記樹脂粒子は、前記第1の光部品と前記第2の光部品の間に前記光硬化性樹脂材を挟んだ後に前記光硬化性樹脂材の表面から混入されることを特徴とする請求項4に記載の光部品接続方法。
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