JP5990802B2 - 床材の継ぎ目接合方法、及び床材の継ぎ目接合用の養生構造 - Google Patents

床材の継ぎ目接合方法、及び床材の継ぎ目接合用の養生構造 Download PDF

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Description

本発明は、隣接する床材の間の継ぎ目を接合する方法などに関する。
複数の床材を下地上に敷設すると、隣接する床材の縁部間に継ぎ目を生じ、この継ぎ目から水などが下地に浸透する。このため、従来、床材の継ぎ目を塞ぐ処理が行われている。
特許文献1には、下地上に接着剤を介して貼着された合成樹脂製の床材の継ぎ目を接合する方法として、継ぎ目の上部を覆うように床材の表面に粘着テープを貼着し、その粘着テープに継ぎ目に沿った切れ目を形成し、その粘着テープの切れ目に注入ノズルを挿入し、その注入ノズルからシーム液を出しながらノズルを粘着テープの切れ目に沿って移動させることにより、継ぎ目内にシーム液を注入した後、前記粘着テープを剥離する方法が開示されている。
なお、前記シーム液は、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトンなどの有機溶剤を主成分とし、必要に応じて、合成樹脂成分を含有する液体である。かかるシーム液を用いることにより、隣接する合成樹脂製の床材を溶着し、継ぎ目を接合できる(つまり、継ぎ目を塞ぐことができる)。
しかしながら、特許文献1の方法にあっては、ノズルを粘着テープの切れ目に挿入し、その切れ目に沿ってノズルを移動させながらシーム液を継ぎ目に注入しなければならないので、その作業には熟練を要するという問題がある。
詳しくは、前記粘着テープの切り目は、比較的幅狭である上、床材の継ぎ目に沿って比較的長く延びている。このような幅狭の切り目にノズルを挿入することは難く、さらに、その切り目に挿入したノズルを切り目に沿って移動させているうちにノズルが切り目から抜けてしまい、シーム液の注入斑が生じる場合もある。従って、特許文献1の方法にあっては、作業者の技能レベルの違いに起因して継ぎ目の接合仕上がりに違いが生じ、作業熟練者でなければ綺麗に継ぎ目を接合できないという問題点がある。
さらに、特許文献1の方法では、継ぎ目を、シーム液のノズルが挿入できる大きさに形成しなければならず、その継ぎ目の調整が煩雑である。特に、床材がコンポジションタイルなどの硬質な材質からなる場合、床材の継ぎ目が弾性変形し難く、継ぎ目にノズルを挿入することが難しい。
特許第3388960号公報
本発明の目的は、継ぎ目にシーム液を比較的簡単に注入して継ぎ目を綺麗に接合できる、床材の継ぎ目接合方法、及び床材の継ぎ目接合用の養生構造を提供することである。
本発明の床材の継ぎ目接合方法は、縁部を向かい合わせて敷設した第1床材と第2床材の、前記縁部間に生じる継ぎ目を接合する方法であって、前記第1床材及び第2床材の各縁部に、床材表面から外下方に傾斜した傾斜面がそれぞれ形成され、且つ、向かい合う前記2つの傾斜面によって前記継ぎ目の上方に凹部が形成された既設床に対して、前記凹部を塞ぐように前記第1床材及び第2床材の各表面に跨がって、耐溶剤性の粘着テープを貼付するテープ貼付工程と、前記粘着テープの面内に前記継ぎ目に沿った切込み線を形成し、前記粘着テープを前記切込み線を挟んだ第1領域と第2領域に分割する切込み線形成工程と、前記粘着テープのうち前記凹部の上方に位置する部分を前記第1床材及び第2床材の各傾斜面にそれぞれ貼り付ける傾斜面貼付工程と、前記凹部に対応する粘着テープの表面側からシーム液を注入する注入工程と、を有する。
本発明の好ましい床材の継ぎ目接合方法は、前記切込み線形成工程が、前記テープ貼付工程及び傾斜面貼付工程の後に行われる。
本発明の好ましい床材の継ぎ目接合方法は、前記粘着テープとして、伸張性を有する粘着テープを用いる。
本発明の別の局面によれば、床材の継ぎ目接合用の養生構造を提供する。
この養生構造は、縁部を向かい合わせて敷設され且つ前記縁部間に継ぎ目を有する第1床材及び第2床材と、前記第1床材の表面及び第2床材の表面にそれぞれ貼付された、耐溶剤性の第1粘着テープ及び第2粘着テープと、を有し、前記第1粘着テープが、前記第1床材の表面から第1床材の傾斜面に亘って貼付され、且つ、前記第2粘着テープが、前記第2床材の表面から第2床材の傾斜面に亘って貼付されており、前記第1粘着テープの側縁部と第2粘着テープの側縁部の間に、前記継ぎ目に連通した隙間が設けられている。
本発明の床材の継ぎ目接合方法を用いれば、作業熟練者でも、又、作業熟練者でなくても、綺麗に継ぎ目を接合できる。本発明の接合方法によれば、隣接する床材の縁部が綺麗に接合され、水封止に優れた床構造を簡単に得ることができる。
継ぎ目を接合する前の床材の一例であって、複数並んで敷設された床材の平面図。 図1のII−II線で切断した拡大断面図。 床材の他例を示す拡大断面図。 粘着テープを隣接する床材に跨がって貼付した状態を示す平面図。 図4のV−V線で切断した拡大断面図。 粘着テープに切込み線を形成した状態を示す平面図。 図6のVII−VII線で切断した拡大断面図。 粘着テープの第1領域及び第2領域を傾斜面に貼付することによって得られる継ぎ目接合用の養生構造を示す拡大断面図。 シーム液を注入した状態を示す拡大断面図。 継ぎ目が接合された床構造を示す拡大断面図。 粘着テープの全体を床材の表面及び傾斜面に貼付した状態を示す拡大断面図。
以下、本発明について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
ただし、各図において、厚みなどの寸法は実際のものとは異なっていることに留意されたい。また、「PPP〜QQQ」という記載は、「PPP以上QQQ以下」を意味する。
[継ぎ目を接合する前の床構造の概要]
図1及び図2は、縁部を向かい合わせて敷設された複数の床材Aからなる床構造を示す。
以下、縁部を向かい合わせて敷設された、隣接する床材Aを区別する必要がある場合に「第1床材1」及び「第2床材2」という場合がある。
複数の床材Aは、互いの縁部を向かい合わせた状態で、下地Bの上に並べられている。なお、図1では、便宜上、4枚の床材Aを図示しているが、必ずしも床材Aは4枚に限られず、2枚以上であればよい。また、図示例では、各床材Aは、平面視正方形状に形成されているが、これに限定されず、平面視長方形状、平面視三角形状、平面視正六角形状などに形成されていてもよい。
各床材Aの縁部は、例えば、平面視直線に延びている。各床材Aの縁部には、図2に示すように、床材表面から外下方に傾斜した傾斜面1a,2aと、前記傾斜面1a,2aから下方に延びる突き合わせ端面1b,2bと、がそれぞれ形成されている。各床材Aの突き合わせ端面1b,2bが接するように、互いの縁部を向かい合わせた状態で各床材Aが下地B上に敷設されている。各床材Aの裏面は、接着剤などを用いて下地Bに固着されている。
各床材Aの縁部の間には、継ぎ目3が生じている。前記継ぎ目3は、突き合わせ端面1b,2bの間に生じる僅かな間隙である。すなわち、第1床材1を下地B上に固定した後、その突き合わせ端面1bに第2床材2の突き合わせ端面2bが接するように第2床材2を敷設するが、前記突き合わせ端面1b,2b同士は、縁部全体に亘って接しているわけではなく、又、接している部分も水が漏れないほどに密着しているわけではないので、その突き合わせ端面1b,2bの間に、液が通過する僅かな間隙が生じる。かかる間隙が前記継ぎ目3である。前記継ぎ目3の幅は、それが大きすぎると継ぎ目を接合することが困難な場合があるので、通常、0mm〜0.5mm、好ましくは、0mm〜0.3mmである。尚、前記継ぎ目3の幅が0mmの場合は、突き合わせ端面1b,2b同士が接し且つ巨視的には隙間が存在しない状態であるが、微視的には突き合わせ端面1b,2bに存在する微小凹凸に起因して、接している部分も水漏れ無しに密着しているわけではないので、その継ぎ目3を接合する必要がある。
傾斜面1a,2aは、床材表面から外下方に延びている。傾斜面1a,2aは、図2に示すように、平坦状に形成されている。傾斜面1a,2aを平坦状とすることにより、円滑にシーム液が継ぎ目3に流れ込ませることができる。もっとも、傾斜面1a,2aは、平坦状に限られず、図3(a)に示すような、外側に膨らんだ円弧面状、又は、図3(b)に示すような、内側に膨らんだ円弧面状に形成されていてもよい。
傾斜面1a,2aは、床材表面と突き合わせ端面1b,2bとの間の領域である。傾斜面1aの上縁は、床材Aの表面の周縁に連続しており、且つ、傾斜面1aの下縁は、突き合わせ端面1bの上縁に連続している。同様に、傾斜面2aの上縁は、床材Aの表面の周縁に連続しており、且つ、傾斜面2aの下縁は、突き合わせ端面2bの上縁に連続している。
複数の床材Aは互いの縁部を向かい合わせた状態で敷設されているので、隣接する床材A(第1床材1及び第2床材2)の2つの傾斜面1a,2aも向かい合っている。この向かい合った傾斜面1a,2aによって、継ぎ目3の上方に凹部4が形成されている。この凹部4を形成する面は、前記向かい合った傾斜面1a,2aであり、凹部4の底部は、継ぎ目3に連通されている。
前記傾斜面1a,2aの傾斜角度は、特に限定されないが、傾斜面1a,2aの傾斜角度が余りに大きいとシーム液を入れる凹部4の幅が小さくなってシーム液が入り難くなるおそれがあり、一方、傾斜面1a,2aの傾斜角度が余りに小さいとシーム液が円滑に継ぎ目3へと流れ込まなくなるおそれがある。このような観点から、傾斜面1a,2aの傾斜角度αは、15度〜60度が好ましく、35度〜55度がより好ましく、40度〜50度が特に好ましい。ただし、前記傾斜面の傾斜角度αは、床材表面を含む仮想平面と傾斜面との成す角度をいう。なお、円弧面状の傾斜面における傾斜角度は、床材表面を含む仮想平面と、円弧面状の傾斜面の上縁と下縁を結んだ仮想平面と、の成す角度とする。
前記傾斜面1a,2aの幅は、特に限定されないが、傾斜面1a,2aの幅が余りに大きいと相対的に床材Aの表面の面積が小さくなって隣接する床材Aの縁部が目立ち、床構造の外観が損なわれるおそれがあり、一方、傾斜面1a,2aの幅が余りに小さいと、凹部4の幅が小さくなってシーム液を入れ難くなるおそれがある。このような観点から、前記傾斜面1a,2aの幅Wは、0.8mm〜5mmが好ましく、1mm〜3.5mmがより好ましく、1mm〜2mmが特に好ましい。ただし、傾斜面の幅Wは、傾斜面の下縁から鉛直状に引いた直線と傾斜面の上縁との間の直線長さに相当する。なお、凹部4の幅W4は、継ぎ目の幅+傾斜面の幅×2である。
傾斜面1a,2aの高さは、特に限定されないが、傾斜面1a,2aの高さが余りに大きいと相対的に突き合わせ端面1b,2bの面積が小さくなり、一方、傾斜面1a,2aの高さが余りに小さいと、シーム液を入れる凹部4の容積が相対的に小さくなる。このような観点から、傾斜面1a,2aの高さHは、床材Aの厚みの1/10倍〜3/4倍が好ましく、1/8倍〜2/3倍がより好ましい。ただし、傾斜面の高さHは、傾斜面の下縁から水平に引いた直線と傾斜面の上縁との間の直線長さに相当する。
前記床材Aは、合成樹脂にて形成された樹脂製床材である。前記合成樹脂としては、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン、アクリロニトリル・スチレン、ナイロン、ポリアセタール、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂の1種若しくは2種以上の混合物が挙げられる。後述するシーム液にて良好に継ぎ目を接合できることから、塩化ビニル樹脂を含む合成樹脂から形成された床材Aを用いることが好ましい。特に、コンポジション塩化ビニル床タイル又は複層塩化ビニル床タイルのような塩化ビニル床タイルは、継ぎ目3の形成に優れ、シーム液による接着適合性が高いため好適に用いることができる。
なお、特に図示しないが、床材Aの表面には、公知の意匠印刷が施されていてもよいし、床材Aの内部又は裏面には、公知の補強層が設けられていてもよい。補強層としては、不織布や帆布などが挙げられる。
[第1実施形態に係る床材の継ぎ目接合方法]
本発明の床材の継ぎ目接合方法は、縁部を向かい合わせて敷設された第1床材1と第2床材の間に凹部が形成された既設床に対して、凹部を塞ぐように第1床材及び第2床材の各表面に跨がって、耐溶剤性の粘着テープを貼付するテープ貼付工程と、粘着テープの面内に継ぎ目に沿った切込み線を形成し、粘着テープを切込み線を挟んだ第1領域と第2領域に分割する切込み線形成工程と、粘着テープのうち凹部の上方に位置する部分を第1床材及び第2床材の各傾斜面にそれぞれ貼り付ける傾斜面貼付工程と、凹部に対応する粘着テープの表面側からシーム液を注入する注入工程と、を有し、さらに、シーム液を乾燥する乾燥工程と、粘着テープを床材から引き剥がす剥離工程と、を有する。
(床材の敷設工程)
図1及び図2に示すように、接着剤を用いて、第1床材1を下地Bの上に固着し、その第1床材1の縁部の突き合わせ端面1bに第2床材2の縁部の突き合わせ端面2bが接するように配置して、第2床材2を下地Bの上に固着する。以後、同様にして、複数の床材Aが敷設された床構造を構築する。この構築した床構造(既設床)は、敷設した第1床材1と第2床材2の縁部間に継ぎ目3を有し、第1床材1及び第2床材2の各縁部に床材表面から外下方に傾斜した傾斜面1a,2aがそれぞれ形成され、且つ、向かい合う2つの傾斜面1a,2aによって前記継ぎ目3の上方に凹部4が形成されている。この既設床の継ぎ目3を、以下の各工程に従い接合する。
床材の敷設工程は、本発明の床材の継ぎ目接合方法を実施する者が行ってもよい。或いは、床材Aの敷設工程を第3者が行い、この第3者が構築した床構造(継ぎ目3が未接合の既設床)に、本発明の床材の継ぎ目接合方法を実施してもよい。
(テープ貼付工程)
図4及び図5に示すように、前記既設床に、粘着テープ5を貼付する。
粘着テープ5は、帯状の基材51と、その基材51の裏面に設けられた粘着剤層52と、を有する。帯状は、幅方向に対して直交する方向の長さが幅方向の長さに比して十分に長い平面視長方形状である。前記基材51は、シーム液によって浸食されない耐溶剤性の基材が用いられ、好ましくは、粘着剤も耐溶剤性のものが用いられる。基材51は、透明でもよいし、不透明でもよい。このような基材51としては、布シートと、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンシートと、が積層された積層シート;ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンシート;などが挙げられる。また、基材51は、少なくとも幅方向に伸張可能なものが好ましい。幅方向に伸張性を有する粘着テープ5は、その面内に力を加えることによって幅方向に伸びる。好ましくは、幅方向及び長手方向に伸張性を有する粘着テープ5が用いられる。粘着剤としては、常温で粘着性を示し且つ加圧することによって被着体に接着する感圧型粘着剤などが挙げられる。粘着剤の材質としては、ゴム系、アクリル系などが挙げられる。なお、前記粘着剤層52は、被着体に粘着剤を残存させないで被着体から剥離可能で且つ再貼付可能である。
粘着テープ5として市販品を用いることができ、例えば、日立マクセル(株)スリオンテック事業本部製の「スリオンテープNo.3335」が好適に用いられる。
上述のように、既設床は、第1床材1及び第2床材2の突き合わせ端面1b,2bの間に、継ぎ目3が生じ、この継ぎ目3の上方に、2つの傾斜面1a,2aによって凹部4が形成されている。この継ぎ目3と帯状の粘着テープ5の長手方向を略平行にして、帯状の粘着テープ5を凹部4の上方開口を塞ぐように、第1床材1の表面及び第2床材2の表面に跨がって貼り付ける。貼り付けられた粘着テープ5のうち、凹部4に対応する領域5aは、床材Aに貼り付いておらず、第1床材1の傾斜面1a及び第2床材2の傾斜面2aから離れている。
(切込み線形成工程)
図6及び図7に示すように、前記粘着テープ5の凹部4に対応する領域5aの面内に、継ぎ目3に沿って切込み線6を形成し、粘着テープ5を前記切込み線6を挟んだ2つの領域71,72に分割する。切込み線6の形成は、カッターなどの切り刃91を用いて行うことができる。なお、切り刃91に代えて、先端が尖った治具(図示せず)などを用いてもよい。切込み線6は、前記粘着テープ5の凹部4に対応する領域5aの幅方向略中央部において、継ぎ目3が延びる方向と略平行に形成される。なお、切込み線6と継ぎ目3は、上下で一致していることが好ましいが、切込み線6を基準にして、幅方向右側又は左側に若干ずれた位置に切込み線6を形成してもよい。また、切込み線6は、完全な直線状に形成することが好ましいが、本発明の効果を損なわない範囲で若干の円弧を描いた曲線状に形成してもよい。
切込み線6を形成すると、粘着テープ5は、その切込み線6を基準にして左右の領域71,72に分割される。粘着テープ5のうち前記切込み線6を挟んだ2つの領域の一方を第1領域71、他方を第2領域72という。
(傾斜面貼付工程)
前記第1領域71のうち凹部4の上方に位置する部分71a(以下、第1領域71の側部71aという)の表面を押さえ付け、その側部71aを第1床材1の傾斜面1aに貼付し、且つ、前記第2領域72のうち凹部4の上方に位置する部分72a(以下、第2領域72の側部72aという)の表面を押さえ付け、その側部72aを第2床材2の傾斜面2aに貼付する(図8参照)。第1領域71の側部71a及び第2領域72の側部72aを各傾斜面1a,2aに沿わせて貼り付けると、第1領域71の側縁と第2領域72の側縁の間に、継ぎ目3に連通した隙間8が生じる。
尚、図8などの各拡大断面図は、工程を判りやすく説明するために粘着テープ5の厚みを実際のものよりも厚く表している。このため、隙間8も幅広に表しているが、実際の隙間は図示よりも小さく、また、隙間8の下方にある各傾斜面1a,2aの露出領域(各傾斜面1a,2aのうち継ぎ目3に極めて近い露出領域)も、実際には図示より小さいことに留意されたい。
上記のようにして、本発明の床材Aの継ぎ目接合用の養生構造が得られる。すなわち、この養生構造Cは、図8に示すように、縁部を向かい合わせて敷設され且つ縁部間に継ぎ目3を有する第1床材1及び第2床材2と、第1床材1の表面及び第2床材2の表面にそれぞれ貼付された、耐溶剤性の第1粘着テープ及び第2粘着テープと、を有し、第1粘着テープが、前記第1床材1の表面から第1床材1の傾斜面1aに亘って貼付され、且つ、前記第2粘着テープが、前記第2床材2の表面から第2床材2の傾斜面2aに亘って貼付されており、前記第1粘着テープの側縁部と第2粘着テープの側縁部の間に、前記継ぎ目3に連通した隙間8が設けられている。隙間8の幅は特に限定されないが、例えば、零を超え2mm以下であり、好ましくは、0.1mm〜1mmである。
なお、第1粘着テープは、上記第1領域71に相当し、第2粘着テープは、上記第2領域72に相当する。得られた養生構造Cにおいては、傾斜面1a及び傾斜面2aのうち継ぎ目3に極めて近い領域のみが僅かに露出し、実質的に傾斜面1a及び傾斜面2aは、耐溶剤性の第1粘着テープ及び第2粘着テープによって被覆されている。
(注入工程)
前記のように、各傾斜面1a,2aに第1領域71の側部71a及び第2領域72の側部72aを貼り付けると、凹部4の形状に従い、それらの側部71a,72aの表面が漏斗状となる。この第1領域71の側部71aの表面側又は第2領域72の側部72aの表面側(換言すると、凹部4に対応する粘着テープ5の表面側)からシーム液99を注入する(図9参照)。シーム液99の注入は、例えば、先端にノズル92を有する注入具93を用いて行うことが好ましい。ノズル92の形状は特に限定されず、先鋭状でもよいし、先鈍状でもよい。ノズル92は、凹部4にシーム液99を導き入れることができるものが用いられ、その形状は特に限定されない。
前記シーム液は、床材Aの樹脂成分を膨潤又は溶解する溶剤を含み、ドープセメントとも呼ばれる。具体的には、テトラヒドロフラン(THF)、メチルエチルケトン(MEK)、シクロヘキサンなどの溶剤から選ばれるいずれか1種の溶剤又は2種以上の混合溶剤からなるシーム液;前記1種の溶剤又は2種以上の混合溶剤に、50重量%以下、好ましくは15重量%以下、さらに好ましくは、10重量%以下の割合で塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂を溶解又は分散させたシーム液;などを用いることができる。以下、前記1種の溶剤又は2種以上の混合溶剤からなるシーム液を「溶剤型シーム液」といい、前記1種の溶剤又は2種以上の混合溶剤に熱可塑性樹脂を溶解又は分散させたシーム液を「樹脂含有シーム液」という。
前記溶剤型シーム液及び樹脂含有シーム液の溶剤としては、床材Aを構成する合成樹脂を膨潤又は溶解できるものが使用される。例えば、前記床材Aが塩化ビニル樹脂製である場合、前記溶剤として、テトラヒドロフランなどを用いることが好ましい。特に、樹脂製床材と同種の樹脂を溶解又は分散させた樹脂含有シーム液を用いることにより、継ぎ目3に前記同種の樹脂が介在するので、比較的大きい幅を有する継ぎ目3を確実に塞ぐことができ、床材間の止水性が向上するので好ましい。例えば、前記同種の樹脂は、樹脂製床材が塩化ビニル樹脂製の場合には、塩化ビニル樹脂を用いることが好ましい。
前記樹脂含有シーム液に含まれる樹脂は、それを溶剤に溶解させる場合には、溶剤可溶性のものが用いられ、それを溶剤に分散させる場合には、粒子をエマルジョン化又はサスペンション化したものが用いられる。特に、塩化ビニル樹脂製床材を接合する場合には、重合度800〜1,500、好ましくは、重合度1,000〜1,300の塩化ビニル樹脂粒子をサスペンション化した樹脂含有シーム液を用いることにより、接合箇所の微小な間隙を埋める効果が高くなる。かかる樹脂含有シーム液の粘度は、特に限定されないが、その液が床材Aの継ぎ目3に入り込み且つ均一に広がり易いことから、1,000mPa・s以下が望ましく、500mPa・s以下であることがさらに望ましい。シーム液の粘度が大きすぎると、継ぎ目3に入り込み且つ広がり難くなるおそれがある。一方、シーム液の粘度が小さすぎると、作業性が悪くなり、床材Aの表面にシーム液を不用意に滴下してしまう場合も考えられるので、シーム液の粘度は、5mPa・s以上が好ましく、10mPa・s以上がより好ましい。このような粘度のシーム液は、不用意に垂れ難く、作業性も良好となる。例えば、シーム液として市販品を用いることもでき、例えば、Werner Mu(ウムラウト)ller GmbH社製「PVC−COLD−WELDING LIQUID TYPE A」、「PVC−COLD−WELDING PASTE TYPE T」、東リ株式会社製「東リスーパーシーム液」などが好適に用いられ、特に「PVC−COLD−WELDING LIQUID TYPE A」は、適切な粘度に調整されており、より好適である。
その他、塩化ビニル系樹脂製床材には、特開平8−157804号公報に開示されたシーム液を用いることもできる。
前記注入されたシーム液99は、下方に傾斜した第1領域71の側部71aの表面又は第2領域72の側部72aの表面を伝って下方に流れ、前記隙間8から継ぎ目3へと流れ込む。継ぎ目3に入り込んだシーム液99は、床材Aを構成する樹脂を膨潤又は溶解する。ところで、粘着テープ5の基材51は、シーム液によって浸食されない耐溶剤性を有するので、注入されたシーム液99が下方に流れ込む際に、傾斜面1a及び傾斜面2aを構成する樹脂を膨潤又は溶解されない。他方、継ぎ目3に極めて近い露出領域はシーム液99による膨潤又は溶解を受けるが、前述のように、傾斜面1a,2aは実質的に膨潤又は溶解されないので、比較的少量のシーム液99にて継ぎ目3を効率よく接合できる。さらに、粘着テープ5の粘着剤層52も耐溶剤性を有する場合、シーム液99が粘着テープ5の切断面と傾斜面1a,2aとの間に浸透することを防止でき、より少量のシーム液99にて継ぎ目3を接合できる。
(乾燥工程)
シーム液99を注入した後、シーム液99に含まれる溶剤が揮発するまで乾燥する。乾燥は、通常、自然乾燥で良いが、乾燥時間を短縮したい場合には、風を吹き付けて乾燥してもよいし、加熱しながら乾燥してもよい。自然乾燥の場合、その乾燥時間は、例えば、5分〜20分である。シーム液99が乾燥する過程で、前記膨潤若しくは溶解した床材Aの樹脂が硬化し、又は、床材Aの樹脂とシーム液99に含まれる樹脂が硬化し、第1床材1の縁部と第2床材2の縁部が一体的に繋がることによって継ぎ目3が接合される。
(粘着テープ剥離工程)
最後に、粘着テープ5(第1領域71及び第2領域72)を第1床材1及び第2床材2から引き剥がすことにより、図10に示すように、継ぎ目3が接合された床構造が得られる。なお、継ぎ目3を接合すると、第1床材1の突き合わせ端面1b及び第2床材2の突き合わせ端面2bは実質的に消失する。このため、得られた床構造は、水封止に優れ、さらに、消失した端面上方を床構造の表面側から見ると、綺麗な凹部4が明瞭に表出しており、独特の美観を有する。なお、図10においては、便宜上、前記突き合わせ端面1b,2bを破線で示している。
本発明の床材の継ぎ目接合方法によれば、凹部4に対応する粘着テープ5の表面側からシーム液99を注入すれば、第1及び第2領域71,72の側縁部間の隙間8を通じて、シーム液99が継ぎ目3へと自然に流れ込む。従って、本発明によれば、継ぎ目3に正確にシーム液99を注入しなくても、凹部4に対応する粘着テープ5の表面側からシーム液99を注入するだけで、継ぎ目3を接合できる。具体的には、前記凹部4の上方開口は、継ぎ目3に比して幅広なので、継ぎ目にノズルを挿入してシーム液を注入する従来の方法に比して、シーム液99の注入位置を正確に継ぎ目3に合わせる必要がなく、継ぎ目3から少々ずれた位置においてシーム液99を注入してもよい。このため、作業熟練者でも、又、作業熟練者でなくても、綺麗に継ぎ目3を接合できる。このように継ぎ目3が綺麗に接合された複数の床材Aは、恰も1枚の床材Aのような外観を有し、又、継ぎ目3が存在していた箇所から下地Bへと水漏れするおそれもない。また、本発明の方法によれば、凹部4は埋まらないので、凹部4が明瞭に表出して独特の美観を有する床構造を構築できる。
また、粘着テープ5の第1領域71及び第2領域72を介して、傾斜面1a,2a上に保持されたシーム液99は、硬化するまでの間、自重によって継ぎ目3に少しずつ流れ込むので、シーム液99の不足による継ぎ目3の接合不良を防止することができる。作業者は、一度の注入作業で比較的多くのシーム液99を注入しても継ぎ目3の接合不良が生じにくく、効率よく作業を行うことができる。
なお、接合作業中、粘着テープ5の表面にシーム液が付着するが、粘着テープ5はシーム液99によって浸食されないので、床材Aの表面及び傾斜面1a,2aがシーム液99によって汚染されることはない。
また、従来、床材がコンポジションタイルなどの硬質な材質からなる場合、継ぎ目にノズルを挿入することが困難であり、シーム液を用いた継ぎ目接合作業を容易に行うことができなかった。この点、本発明の床材の継ぎ目接合方法では、ノズルを継ぎ目に挿入する必要がないので、床材が塩化ビニル製などの硬質な材質であっても、継ぎ目を容易に接合できる。さらに、「テープ貼付工程」、「切込み線形成工程」及び「傾斜面への貼付工程」を順に行うことによって、継ぎ目接合用の養生構造を適切に仕上げることが可能となる。特に、隙間8の幅を第1粘着テープ及び第2粘着テープの貼り付け時に調整することができるので、適切な幅の隙間8を有する養生構造を形成できる。
本発明の床材の継ぎ目接合方法は、上記実施形態に限られず、本発明の意図する範囲で様々に設計変更できる。
例えば、上記実施形態においては、上記「テープ貼付工程」、「切込み線形成工程」及び「傾斜面貼付工程」が、この順序で行われる場合を例示したが、これらの工程は、この順序で行う場合に限られず、これらの中から選ばれる少なくとも2つの工程を同時に行ってもよいし、或いは、前記順序と異なる順序でこれらの工程を順次行ってもよい。例えば、切込み線形成工程を、テープ貼付工程及び傾斜面貼付工程の後に行ってもよく、この場合、テープ貼付工程及び傾斜面貼付工程を、両工程を同時に又は順に行ってもよい。
例えば、第1変形例として、上記テープ貼付工程と傾斜面貼付工程を同時に行い、その後に切込み線形成工程を行ってもよい。この場合、先に、図11に示すように、帯状の粘着テープ5を、前記第1床材1の表面及び傾斜面1a並びに第2床材2の表面及び傾斜面2aに沿って貼付する。その後、粘着テープ5の凹部4に対応する領域5aの面内に、継ぎ目3に沿って切込み線6を形成する。
第1変形例の場合、テープ貼付工程と傾斜面への貼付工程を一度に行うので、粘着テープの貼付効率に優れる。さらに、傾斜面貼付工程の後に切込み線6を形成するので、切込み線6を継ぎ目3に沿った直線状に形成し易くなる。加えて、傾斜面1a,2aに粘着テープ5が密着した状態で切込み線6を形成するので、切込み線6にて分断されて生じる隙間8の幅が小さくなる。これにより、綺麗な凹部4が明瞭に表出し、独特の美観を有する床構造を得ることができる。
また、第2変形例として、テープ貼付工程を行った後、切込み線形成工程と傾斜面貼付工程を同時に行ってもよい。この場合、上記実施形態のテープ貼付工程に従い、図5に示すような形態となるように、粘着テープ5のうち凹部4に対応する領域5aが各傾斜面1a,2aから離れた状態で、粘着テープ5を第1床材1の表面及び第2床材2の表面に跨がるように貼付する。その後、粘着テープ5の凹部4に対応する領域5aを傾斜面1a,2aのいずれか一方側に押さえ付けつけながらその領域5aの面内に切込み線6を形成する。最後に、粘着テープ5の領域5aのうち傾斜面に貼付されていない領域を、傾斜面側に押さえ付けつけながら貼付することにより、本発明の床材Aの継ぎ目接合用の養生構造を形成する。第2変形例の場合、切込み線形成工程と傾斜面貼付工程を一度に行うことができるので、効率よく作業できる。
また、第3変形例として、テープ貼付工程、傾斜面貼付工程、切込み線形成工程の順で段階的に行ってもよい。この場合、まず、上記実施形態のテープ貼付工程に従い、図5に示すような形態となるように、粘着テープ5のうち凹部4に対応する領域5aが各傾斜面1a,2aから離れた状態で、粘着テープ5を第1床材1の表面及び第2床材2の表面に跨がるように点接着状態で貼付する。次に、図5に示すような形態となるように、粘着テープ5のうち前記凹部4に対応する領域5aを押さえつけ、その領域5aを伸張させながら傾斜面1a,2aに沿って貼付する(貼付後の状態は図11参照)。その後、粘着テープ5の凹部4に対応する領域5aの面内に、継ぎ目3に沿って切込み線6を形成する。尚、第3変形例の場合、幅方向の伸張性に優れた粘着テープ5を用いることにより、傾斜面貼付工程を比較的容易に行えるようになる。
第3変形例の場合、粘着テープ5を押さえつけて傾斜面1a,2aに沿わせるので、傾斜面1a,2aを粘着テープ5の領域5aにて確実に被覆できるようになる。さらに、テープ貼付工程において、粘着テープ5を点接着状態で貼付することによって、第1変形例よりも粘着テープ5と各傾斜面1a,2aとの位置決めをより容易に行える。その後、傾斜面貼付工程の後に切込み線6を形成するので、切込み線6を継ぎ目3に沿った直線状に形成し易くなる。加えて、傾斜面1a,2aに粘着テープ5が密着した状態で切込み線6を形成するので、切込み線6にて分断されて生じる隙間8の幅が小さくなる。これにより、綺麗な凹部4が明瞭に表出し、独特の美観を有する床構造を得ることができる。
さらに、本発明の継ぎ目接合用の養生構造は、上記の床材の継ぎ目接合方法を用いて得られた構造に限られず、他の方法にて得ることもできる。
1 第1床材
1a 第1床材の傾斜面
2 第2床材
2a 第2床材の傾斜面
3 継ぎ目
4 凹部
5 粘着テープ
6 切込み線
71 第1領域(第1粘着テープ)
72 第2領域(第2粘着テープ)
8 第1及び第2粘着テープの側縁部間の隙間
A 床材
B 下地
C 養生構造

Claims (4)

  1. 縁部を向かい合わせて敷設した第1床材と第2床材の、前記縁部間に生じる継ぎ目を接合する方法であって、
    前記第1床材及び第2床材の各縁部に、床材表面から外下方に傾斜した傾斜面がそれぞれ形成され、且つ、向かい合う前記2つの傾斜面によって前記継ぎ目の上方に凹部が形成された既設床に対して、前記凹部を塞ぐように前記第1床材及び第2床材の各表面に跨がって、耐溶剤性の粘着テープを貼付するテープ貼付工程と、
    前記粘着テープの面内に前記継ぎ目に沿った切込み線を形成し、前記粘着テープを前記切込み線を挟んだ第1領域と第2領域に分割する切込み線形成工程と、
    前記粘着テープのうち凹部の上方に位置する部分を前記第1床材及び第2床材の各傾斜面にそれぞれ貼り付ける傾斜面貼付工程と、
    前記凹部に対応する粘着テープの表面側からシーム液を注入する注入工程と、を有する床材の継ぎ目接合方法。
  2. 前記切込み線形成工程が、前記テープ貼付工程及び傾斜面貼付工程の後に行われる、請求項1に記載の床材の継ぎ目接合方法。
  3. 前記粘着テープとして、伸張性を有する粘着テープを用いる、請求項1又は2に記載の床材の継ぎ目接合方法。
  4. 縁部を向かい合わせて敷設され且つ前記縁部間に継ぎ目を有する第1床材及び第2床材と、
    前記第1床材の表面及び第2床材の表面にそれぞれ貼付された、耐溶剤性の第1粘着テープ及び第2粘着テープと、を有し、
    前記第1粘着テープが、前記第1床材の表面から第1床材の傾斜面に亘って貼付され、且つ、前記第2粘着テープが、前記第2床材の表面から第2床材の傾斜面に亘って貼付されており、
    前記第1粘着テープの側縁部と第2粘着テープの側縁部の間に、前記継ぎ目に連通した隙間が設けられている、床材の継ぎ目接合用の養生構造。
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