JP5989643B2 - 固体分離装置を含む浄化装置及び廃水浄化方法 - Google Patents

固体分離装置を含む浄化装置及び廃水浄化方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体分離装置を有する浄化装置に関する。本発明はまた、廃水浄化方法に関する。生分解性成分を含む流体は廃水と見なされる
係る固体分離装置を含む浄化装置は従来技術から知られている。一例は欧州特許出願公開第2065344A1に開示されている。上向流嫌気性スラッジブランケット(UASB)廃水処理は、一般的に、顆粒状嫌気性スラッジ床を含む反応容器を含む反応装置を用いるプロセスである。流入廃水は、前記床の下部に均一に分配され、前記バイオマス床を通じて上向きに流れる。前記流れは、前記液体レベルに向かって前記流れを通じて上向きの方向を見出す気体流により前記反応容器内を連続的に移動する。
前記知られた実施態様では、前記反応装置の上部近くで、三相分離装置(これはまた、気−液−固体分離装置として知られている)内又は固体分離装置内で、前記水相は、スラッジ固体及び気体から分離される。欧州特許出願公開第2065344A1号は、固体収集チャンバを含む固体と気体の分離装置を開示する。前記プロセス又は反応チャンバからの流れは、前記分離装置及び前記固体収集チャンバへ入る。前記分離効率は、相対的に低乱流条件下ではより高い。これに代わる固体分離装置は、固体収集チャンバを持つ必要はなく、気泡装置及び篩い装置などとして知られている。
前記知られた実施態様では、前記固体分離装置からの固体と分離された流体は前記反応装置へ輸送されて戻され、そこで密度差により下向き流れが開始される。前記反応装置の下部部分では、前記流体は前記スラッジ又は流入物と混合される。気泡、例えば嫌気プロセスで形成される気泡により、前記流体が上向きに輸送される。この方法で、流体流れの循環が反応容器内で確立される。
固体分離装置を含む知られた浄化装置の欠点は、前記固体分離装置内で分離される流体が気体成分又は気泡を含むことであり、これが上昇して乱流を形成する、ということである。これらの気泡はまた、より重いスラッジ粒子を上方に持ち上げ、前記固体分離装置内での分離プロセスを邪魔する。この効果は、「スラッジ浮遊」又は簡単に「浮遊」として知られている。これらの欠点は、スラッジを他の液体及び気体と分離する固体分離装置の効率を制限し、かつ浄化装置の機能を制限している。
前記従来技術によると、前記反応装置内のスラッジ床は、固体収集チャンバ内の分離された粒子物質が前記液体を通ってスラッジ床に落ちることができるように前記固体分離装置よりも十分下部にあるべきである。前記スラッジ床が前記固体分離装置を効果的に囲む場合には、この落下効果は生じず、かつ前記固体分離装置は粒子物質で満たされ機能を停止することとなる。従って、知られた固体分離装置は、操作の際に前記液体及びスラッジ床のレベルに対して特有の要求があり、これが浄化装置の設計者の自由を奪うこととなる。
固体分離装置を前記反応容器の上部近くに設置することはさらに欠点となり、前記反応装置の建設を複雑なものとする。
欧州特許出願公開第0493727号は、外部パイプに接続された外部気泡分離装置を持つ機械的浄化装置と、UASBとの組合せについて開示する。内部的に前記浄化装置は底部で機械的分離装置を形成し、これにより粒子物質が前記機械的分離装置下部の沈降チャンバ内に沈降させることができる。前記粒子物質は、前記機械的分離装置を、反対方向、上向き方向へ横断することはできない。このシステムの欠点は、2つの別のタイプの分離装置が使用され、外部分離装置が前記反応容器を通じるパイプを必要とする、ということである。さらに、スラッジは、前記流入ラインの下部の沈降空間内に沈降し、前記スラッジはそれ以上は流入物と相互作用せず、嫌気性プロセスの効率が最大ではない。
本発明の課題は従来の浄化装置を改良することである。本発明のさらなる課題は、廃水の浄化のための改良された方法を提供することである。本発明のさらなる課題は、低コスト浄化装置を提供することである。
前記課題は、廃水などの流体の浄化のための浄化装置により解決され、前記浄化装置は:
− 流体のための反応容器を含み、前記反応容器は反応チャンバと底部を持ち、
− 上端部と底端部を持つダウナーを含み、前記ダウナーの上端部は前記反応容器から流体を収集するための流体収集装置へ接続され、かつ前記ダウナーが前記流体を前記反応容器の前記底部に向かって移動させるように構成され、
− 流体から固体を分離するように構成される固体分離装置を含み、前記固体分離装置は流体を前記固体分離装置に導入するように構成される流体入口及び前記固体分離装置から分離された流体を除去するように構成される流体放出装置を含み;
前記固体分離装置の前記流体入口が前記ダウナーの底端部に接続され、及び前記固体分離装置が前記反応容器内、前記反応容器の前記底部上又は近くに配置されている。前記固体分離装置は前記反応容器内に配置され得る。前記装置は前記容器の底部に配置され、操作中に前記スラッジ床が前記固体分離装置を包み込む。
従って、一つの実施態様では前記浄化装置は反応容器、ダウナー及び固体分離装置を含む。前記反応容器は流体を含むように構成される。前記反応容器は反応チャンバの底部を含む。一つの実施態様では、前記ダウナーは、前記反応容器から流体を集めて前記流体を前記反応容器底部へ移送するように構成される。一つの実施態様では、前記固体分離装置は、流体を前記固体分離装置の固体収集チャンバ内に供給するための流体入口を含む筺体を含む。前記固体分離装置はさらに、粒子状物分離構成を含み、これは前記流体中の固体と液体物をそれぞれに分離するように構成される。一つの実施態様では、前記固体分離装置はさらに、流体、特に分離される流体を固体分離装置から除去するための流体放出装置を含み、前記流体放出装置は、前記粒子状物分離構成から下流に配置される。一つの実施態様では、前記固体分離装置は、前記反応容器の底部に配置される。さらなる実施態様では、前記固体分離装置は、前記反応容器の底部近く、例えば支持脚部で支持されるか、又は容器壁からつるされた前記反応容器のより低い部分に配置される。このことは有利に、前記ダウナーが、前記反応容器の上部部分内の前記ダウナーの上端部と前記反応容器の下部部分内の前記ダウナーの底部分とが本質的に垂直に延びることを可能とする。前記固体分離装置が前記反応容器の底部に配置される場合には、このことは有利に、前記ダウナーの上端部(流体が収集される)及び前記固体分離装置(流体が分離される)との間の高低差が最大となり得る。さらに、前記反応チャンバ又は反応容器の底部又は床上又はその近くに前記固体分離装置を配置することは、建設する上で有利とり、この理由は、表面上に前記装置を配置することは、従来技術例では必要とされるように前記装置をある高さに配置するよりも容易であるからである。固体分離装置を前記浄化装置の底部上、特に前記反応容器の底部又は床上に配置することのさらなる利点は、前記スラッジ床が沈降する領域が減少し、これにより前記反応容器の底部近くで流体とスラッジとの混合が改善される、ということである。固体分離装置を前記浄化装置のより低い部分に配置する他の利点は、前記分離される粒子状物が前記より低い部分で前記反応容器内に再導入され得る、ということである。この利点により、前記スラッジ床が前記物質を濾過することを可能にし、かつ前記物質が前記流体レベルへ即時に上昇することを防止する傾向となる。前記固体分離装置を前記容器の外部よりもむしろ内側に配置する利点は、前記固体分離装置の内部圧力と前記容器を取り囲む部分との圧力が等しいということであり、これにより圧力差を処理するために固体分離装置を強化する必要性がない、ということである。他の利点は、垂直パイプのみが必要であるということであり、また前記容器内の内側と外側を行き来する水平パイプが必要ない、ということである。垂直パイプのみ必要であるという利点は、固体が沈降することでパイプが詰まるリスクを最小化できる、ということである。
一つの実施態様では、前記固体分離装置の流体入口が前記ダウナーに接続される。前記ダウナーは、流体をより高いレベルから下方に移送することを可能とし、この実施態様により、この流体が前記固体分離装置へ供給される流体である。前記反応装置の上部近くからの流体物は、前記反応の底部近くの流体物よりも気体状の溶解(可能な)物質の比率がより低い。
発明者は次のことを洞察した、即ち、従来技術の固体分離装置が配置される前記反応装置の上部近くの流体は、前記反応装置内の平均水圧と比較してより低い水圧であり、このことは、溶解気体成分を「緩和」させて前記固体分離装置内で泡を形成させる(これは前記固体分離装置に悪い影響を与える)ということである。
より高い圧力では、液体又は流体は、より低い圧力の液体と比較して、より多くの溶解気体成分を含み得るという事実は、本発明では有利に作用する。ある高さ(前記ダウナーの上部と底部の間の高低差)から前記固体分離装置内に流体を導入することで、より低い(比率の)気体物質を含む流体が前記固体分離装置内に導入されることとなる。有利なことに、前記浮揚効果は大きく低減され、前記固体分離装置の効率を改善する。有利には、本発明は、浄化装置のモジュラー設定が可能となり、前記固体分離装置は、前記反応装置とは別に建設され販売され得る。
一つの実施態様では、前記固体分離装置は、前記分離装置から流体を除去するための流出物ラインを含む。前記流出物ラインはポンプに接続され、操作の際に前記ポンプが前記流出物ラインを通じて本質的に定常流を生成し、その結果前記固体分離装置に吸引効果を与えることとなる。前記吸引効果により、物質が前記ダウナーから前記分離装置内に一定した速度で抽出され、このことは前記固体分離装置の有利な機能である。
本発明による一つの実施態様では、前記固体分離装置は、分離される固体を受け取るように固体収集チャンバを含む。前記固体分離装置による、特に前記装置の粒子状物分離構成による前記流体から分離される固体は、前記反応装置内に再導入される前に前記固体収集チャンバ内に有利に集められ得る。
本発明による一つの実施態様では、前記ダウナーの上部と前記ダウナーの底部との間の流体圧差は、少なくとも0.5バール、好ましくは少なくとも1バールである。一つの実施態様では、前記圧力差は、少なくとも1.5バール、2バール又は2.5バールである。
本発明による一つの実施態様では、前記浄化装置は気体分離装置を含み、前記気体分離装置は前記流体収集装置に接続される流体出口を含む。有利には、前記気体分離装置(一つの実施態様では操作の際に前記浄化装置の前記流体レベル近くに配置される)は、気体物質を前記流体から除去し、さらに、前記ダウナーにより実質的に集められ前記固体分離装置へ導入される流体の気体含有量を低減する。前記気体分離装置は、運用浄化装置の前記流体表面のレベルの下に配置され得る。前記気体分離装置は、前記浄化装置のオーバーフロー装置の下に配置され得る。特に、前記流体表面の下の気体分離装置へ前記ダウナーを接続することが有利であり、というのはダウナーをオーバーフロー装置へ直接接続することは前記ダウナーへの望ましくない気体の泡を導入し得るからである。
本発明の一つの実施態様では、前記固体収集チャンバは、前記固体収集チャンバから、収集され又は受け入れられた物を除去するための手段が設けられている。積極的に収集された物質を除去することで、固体収集チャンバ、例えば固体分離装置の下部部分内のホッパー内部の固体収集チャンバは、前記固体収集チャンバから前記粒子状物分離構成への流れに干渉する粒子状物質で満たされない。前記固体収集チャンバは、前記反応チャンバ内に又はその方向に戻すための粒子状物を含む流体の1又はそれ以上の出口を含む。分離された、特に粒子状固体物質は前記反応容器内に再循環される。出口は、前記固体収集チャンバの壁に、前記固体収集チャンバから前記浄化装置の反応容器へ流体及びスラッジを除去するために開口することで形成される。
本発明の一つの実施態様では、分離された物質を除去する前記手段は、流体入口システムと流体接続される分岐区画を含む。前記分岐区画は、パイプとして形成され得るものであり、前記固体収集チャンバの内部に開口端部を持ち、ここで前記チャンバから収集された物質を取り込むことができる。
一つの実施態様では、粒子状物質は、前記固体分離装置の固体収集チャンバから、前記反応容器内へのさらなる流入物の流れ又は再利用流入物と流入物との混合物のさらなる流れにより形成される吸引効果により除去される。本発明の一つの実施態様では、前記流体入口システムは、前記分岐区画を通じて吸引効果を生じるように構成されるジェットポンプ又はノズルなどの注入部を含む。前記ジェットポンプは、パイプ区画の出口開口部として形成され得るものであり、前記パイプ区画は前記開口部の直前にくびれ部を有する。前記パイプ区画及び前記出口開口部を通じて流体が流れる場合、前記くびれ部の圧力は低下される。前記くびれ部近くの前記パイプ区画に前記分岐区画を接続することで、操作条件下での減少した圧力は吸引効果を生じ、これにより、収集された粒子状物質などの物質を前記分岐区画へ吸引する。前記物質はまた、前記注入部から前記反応チャンバ内へ放出される。
前記入口システムは、従って少なくとも2つの目的を持つ。前記入口システムは、流入物又は流入物と再利用物の混合物を前記反応チャンバへ導入し、それにより、前記出口開口部からの前記物質の移送が吸引効果を生じ、これにより、前記粒子状物分離構成により分離された粒子状物を前記固体収集チャンバから吸引する。前記固体分離装置が反応容器又は反応チャンバの内に配置される一つの実施態様では、前記粒子状物質はそれにより前記チャンバ内に導入されることとなる。有利には、前記粒子状物質の前記スラッジとの混合を最適化するために、前記粒子状物質は直接反応チャンバ内のスラッジ床内に導入され得る。かかる固体分離装置のさらなる利点は、前記吸引が十分強いものであり、反応容器の前記スラッジ床内で効果的に囲まれていても又はスラッジ面の下に埋め込まれていても、機能し得る、ということである。
前記流入物は、流体又はウオータージェットのように効果的に挙動し、前記固体分離装置の下部側近くに収集された前記粒子状物に吸引力を与えることができ、これにより前記物質を前記固体収集チャンバから除去することを助ける。収集された粒子状物を効果的に除去することにより、前記固体分離装置が前記スラッジ床に埋め込まれていても機能することとなり、前記固体分離装置を前記スラッジ床よりも高い位置に配置する必要がなくなる。一つの利点は、固体分離装置などを利用する浄化装置の建設が単純化される、ということであり、これは前記浄化装置の反応チャンバ又は反応容器が、前記スラッジ床の上の高さに固体分離装置を支持する必要がないからである。
一つの実施態様では、前記液体放出装置からの流出物の一部分は、前記反応容器内に、前記ジェトポンプの供給物として流入物と共に再導入、好ましくは再注入される。
本発明の一つの実施態様では、前記固体分離装置は、角度付き壁部を含み、これは前記反応容器の上部から底部に向かい、外側から内側に傾斜付けられている。有利には、これらの角度付き壁部は、前記反応チャンバ又は反応容器内でテント状の構造を形成し得る。前記反応チャンバの高い部分から下降するスラッジは、前記角度付き壁部を前記流入ノズルの方向に滑落し、これにより前記反応装置の底部上で混合されない領域が形成されるリスクを最小化し得る。
本発明の一つの実施態様では、前記浄化装置は複数の分離装置を含む。有利には、特に大型の反応容器のために、複数の小型の分離装置が、一つだけの大型の分離装置よりもより効果的に作用し得る。
本発明の一つの実施態様では、前記粒子状物質分離構成は、チャンネルを形成する一列の傾斜した平行板を含む。前記傾斜した平行板は、粒子状物分離構成として作用する。これらの板で形成されるチャンネルは、それらを通る流体を分離する。粒子状物質は前記平行チャンネルを下降する傾向があり、一方液体物質は前記平行チャンネルを上昇する傾向がある。本発明の一つの実施態様では、前記粒子状物質分離構成の傾斜した平行板は、前記固体収集チャンバのから前記固体分離装置の液体放出の方向に上昇する流れを生じるように構成され建設される。前記粒子状又はスラッジ状物質は前記固体収集チャンバの内に収集され、一方再利用され、浄化された液体物質は前記固体収集チャンバから、かつ最終的には前記浄化装置から前記液体放出装置を介して放出され得る。一つの実施態様では、前記固体収集チャンバは前記粒子状物質分離装置の下に配置される。この方法で、前記固体収集チャンバ内への入口流れを、前記液体放出装置の方向の出口流れの方向と対向するように方向付けされる。この結果、前記入口及び出口流れは、前記固体収集チャンバ内で循環流れとなる。
本発明の一つの実施態様では、ポンプが備えられ、流入物又は流入物と前記固体分離装置の液体放出からの流出物との混合物を前記入口システムを介して前記反応チャンバ内にポンプ輸送する。有利には、前記ポンプは、負圧を形成し、分離された粒子状物質を前記固体収集チャンバから前記反応チャンバ内に除去するために必要なウオータージェットを生じる。
前記ポンプを、平行板を含む粒子状物質分離構成と組み合わせて使用することが有利であり、というのは前記ポンプが、前記流れを、前記板上で本質的に定常速度で流すからであり、このことは前記平行板の機能上好ましい。
他の実施態様では、前記ダウナーは流体を前記容器から収集することができ、かつ部分的に前記容器の外に延びる。前記固体分離装置は、前記ダウナーの外部通路内に配置され得る。
本発明は、固体分離装置を提供し、これはこれまで説明された本発明の浄化装置で使用されるように構成される。
本発明はさらに、浄化装置を用いる廃水の流体の好気的又は嫌気的浄化のための方法を提供するものであり、前記方法は次にステップ:
− 前記浄化装置の反応チャンバからのある量の流体中の水圧を、第1の圧力値から第2の圧力値へ上昇させるステップを含み、前記第2の圧力値が前記第1の圧力値よりも高く;
− 前記流体の量から粒子状物質を分離するステップ;及び
− 前記分離された粒子状物質を前記反応チャンバへ再導入するステップ、を含む。
前記浄化装置は上で説明された浄化装置であり得る。
上で説明された固体分離装置は、液体から固体を分離するために使用され得る。固体分離装置内で生じる浮遊効果のため、粒子状液体物質に(少なくとも部分的に)分離されるべき前記流体の圧力を、分離ステップに先立って上昇させることが有利である。これにより前記固体分離装置の効率を改善する。
本発明のさらなる実施態様では、前記水圧を上昇させることは、ある量の流体を前記反応チャンバ内の第1の位置から、前記反応チャンバ内の第2のより低い位置(例えば上で説明されたダウナーを用いて)へ移送するステップを含む。一つの実施態様では、前記第2の圧力値は、前記第1の圧力値よりも、少なくとも0.5バール、好ましくは少なくとも1バール高い。
本発明の一つの実施態様では、ある量の流体内の水圧を上昇させるステップは、前記ある量の流体からある量の気体を分離するステップに先行される。前記流体から気体を少なくとも部分的に除去することで、続く粒子状物質分離ステップでの浮遊効果をさらに低減することができる。
本発明の一つの実施態様では、粒子状物質を前記反応チャンバ内に再導入するステップは、前記粒子状物質を、固体分離装置の固体収集チャンバから、前記反応チャンバ内への、さらなる流入物又は流入物と再利用物との混合物の流れにより形成される吸引効果により除去される。有利には、この手段は、新たな浄化されるべき流体物質を前記浄化装置内に導入し、かつ同時に、既に収集された粒子状物質又は前記固体分離装置から前記浄化装置の反応チャンバ内に受け入れられるべき粒子状物質を洗い流し、それによりスラッジ床を撹拌し、混合を改善する。本発明のさらなる実施態様では、粒子状物質は、前記固体分離装置の固体収集チャンバから流体ジェットにより除去される。
以下、本発明の側面は、添付の図面を参照して説明される。
図1aは、本発明による、1つの浄化装置を模式的に示す。 図1bは、本発明による、1つの浄化装置を模式的に示す。 図2aは、本発明による浄化装置の1つの固体分離装置を模式的に示す。 図2bは、本発明による浄化装置の1つの固体分離装置を模式的に示す。 図2cは、本発明による浄化装置の1つの固体分離装置を模式的に示す。 図3は、本発明による浄化装置の1つの流体収集装置及び気体分離装置を模式的に示す。 図4は、本発明による、他の流入物入口配置を模式的に示す。 図5は、本発明の他の変更例を模式的に示す。
図1a及び1bを参照して、前記浄化装置100は反応容器10を含む。前記反応容器10は、入口システム32を、前記浄化装置内に流入物を導入するために設けられ、かつ出口ライン33を、前記浄化装置からの再利用流体又は流出物を除去するために設けられている。前記浄化装置100はさらに、バイオガス出口ライン94を、前記反応容器内の前記流体から分離されたバイオガスをバイオガスユニット37へ除去するために設けられ、バイオガスユニット37で前記バイオガスは収集され、又は利用される。
流入物源34は、流体ラインを介して流入物ライン31へ接続される。ポンプ30は流入物ライン31に接続され、及び操作の際には、流入物源34からの流入物と前記出口ライン33(これは流入物ライン31と接続されている)からの流出物との混合物を、流入物ライン31を介して前記入口システム32へ、従って反応容器10内へ移送させる。1つの変更実施態様では、図1には示されていないが、流入源34は、ポンプ34の下流で前記流入ライン31へ接続される。
流出物パイプ28は、流出物収集ライン56を、前記反応装置の上部部分、操作条件では前記流体レベル近くに位置される前記脱ガス/ウオーターロック容器81に接続する。この流出物パイプ28及び容器81では、前記流体は「緩和し」、溶解気体は気泡を形成し、容器81から前記反応装置のヘッドスペース93から排除される。容器81は、前記結合流出物パイプ83、84及び38と共にウオーターロックとして作用し(図3参照)、気体が、前記反応装置を出る流入物が、例えば流入物除去ライン84及び38を介して前記ヘッドスペースから収集ユニット35’へ逃がすことを防止する。流出物は、前記反応装置から、流出物除去ライン84及び38を介して収集ユニット35’へ出るようにされてもよい。前記固体分離装置20で生成され、又はダウナー14(以下参照)を介して導かれた気体は、前記反応装置のヘッドスペース93にパイプ28を介して方向付けられるが、前記容器81は、この気体が流出物除去ライン84に入ることを防止する。前記反応容器の上部では、バイオガス出口ライン94が設けられ、そこでバイオガスがヘッドスペース93からバイオガス収集ユニット37へ入るように除去され得る。
また、調節可能弁36を含む分岐ラインが前記出口ライン33に接続される。開放位置で、いくらかの前記流出物が、前記分岐ラインを介して、前記流出物収集ユニット35へ、前記出口ライン33から運ばれる。従って、全ての流出物が前記流入物源34からくる前記流入物と混合されるものではない。前記流入物源34からの流入物が過剰の汚染物を含む場合(例えば、スラッジ様又は粒子物、又は生分解性成分)、前記浄化装置は最適に作用しない場合があり得る。有利には、前記流入物を、流出流体とある程度混合して希釈し、浄化装置へ最適混合物を導入する。
流出物は、従って、前記流出物パイプ28又は出口ライン33を介して収集ライン56からくる前記反応装置から除去され得る。これらのいずれかの選択肢を用いる他の実施態様も可能である。さらに、流出物を前記のように流入物と混合する、又は混合しない実施態様も可能である。流出物収集ユニット35及び35’は単一ユニットとして実施され得る。
浄化装置の前記反応容器10の内側は反応チャンバ11を含む。操作条件下では、前記反応容器は、流体を含み、前記流体は、流体レベル61を有し、かつ前記流体レベル下部でスラッジ床60を含む。前記反応チャンバ11では、特に前記スラッジ床60内及び近くで、廃水が、現例示では嫌気的に、気体と、かつ比較的少量の生物的スラッジ又は粒子状物質を形成する。
前記気体、液体及び粒子物質の混合物が前記反応容器10内に自由に流動し得る。前記流体は前記流体中での密度差で駆動され得る。低密度では表面へ上昇する。ある場合には、気体が(より重い)粒子状物質に付着し、その結果前記粒子がまた表面61へ向かって上昇する。前記反応チャンバ11での(生)化学反応の結果流体中で乱流が生成される。
図1に示される実施態様では、固体分離装置20は、分離容器25を含み、反応容器10の内部に位置されている。パイプとして形成されたダウナー14は、前記スラッジ床上部、前記反応チャンバ11の上部分から、前記反応チャンバ11の下部部分(そこで前記固体分離装置20と接続されている)へ垂直に伸びている。前記固体分離装置20は、例示的に前記反応容器の底部12上に設けられている。
好ましくは、前記固体分離装置20は前記反応容器のより低い部分に設けられるものであり、そこでは前記反応チャンバ11のより高い部分よりもより高い圧力が得られるからである。前記固体分離装置20は、操作条件下で、前記スラッジ床60により完全に又は少なくとも部分的に囲まれるように位置され得る。前記固体分離装置20は、粒子状物質分離構成21及び固体収集チャンバ23を含み、固体収集チャンバ23では分離された粒子状物質が収集される。現在の例示では、前記固体収集チャンバ23は、前記分離容器又は前記粒子状物質収集分離構成21の下部のハウス25の下部部分のホッパー24の内部に設けられる。前記固体分離チャンバ23は、前記収集された物質を前記反応チャンバ11内に戻すための手段と共に設けられる。
種々の粒子状物質又は固体分離構成21が当業者には利用可能である。現在の例示では、傾斜平行板(48)に基づく物質分離構成が記載される。しかし、他の固体分離構成も、本発明により可能であり、例えば気泡構成や篩い構成である。
前記ダウナー14の上端部91は、前記反応チャンバ11の上部分に設けられる流体収集装置13へ接続される。前記浄化装置がスッジ床と共に操作される場合には、前記上部91及び前記流体収集装置13は、前記スラッジ床レベル60を超えて位置されるべきである。前記浄化装置はまた、混合モード、即ち、前記反応容器が、本質的にスラッジ床のない流体を含むモードで操作され得る。前記底端部92及び前記固体分離装置は、スラッジ床レベルの下に設けることも可能であるが、しかし、前記浄化装置はまた、それらが前記スラッジ床レベル60の上に設けられる場合でも同様に機能し得る。前記流体収集装置13は、前記反応チャンバの上部部分からの流体を収集するように構成され、そこでは底部部分よりもより低い圧力であり、この流体を前記固体分離装置20に向かって前記ダウナー14内に移送するように構成される。この流体移送効果は、重量及び/又は前記ダウナー14からの吸引力により得られ得る。前記流体収集装置13に、気体分離装置45が接続されている。前記気体分離装置45は、前記流体レベル61近くから流体を取り込み、気体成分を他の流体成分から分離するように構成される。前記気体物質は、前記反応装置のヘッドスペース93へ導かれ、最後のバイオガス出口ライン94を介して前記反応装置から除去される。
図1から3に基づき、浄化装置100の例示的部品及び実施態様についてさらに詳細に説明する。
ダウナー14は流体物質39のためのパイプとして形成され、前記ダウナーは上端部91と下端部92を持つ。前記ダウナー14は、流体流れを前記反応容器10内に案内するように構成される。前記ダウナー14は、前記容器内に流体の再循環流れを可能とするように構成される。前記流体レベル61の近くから脱ガス流体が前記反応容器10内のより低いレベルへ移送される。
前記ダウナー14の底端部92は前記固体分離装置20の流体入口に接続される。図2b又は2cで示されるように前記固体分離装置20において、前記ダウナー14は、前記分離容器25の入口区分72の平坦屋根部に突出する。前記現例示での固体分離装置20の流体入口を形成する前記入口区分72に次いで、前記分離容器25は固体収集チャンバ23を含み、これは現例示では、沈降区分73内にあり、沈降区分73は前記入口区分72から隔壁71で分離されており、前記隔壁は前記分離容器25の屋根部から下方に伸びている。流体はダウナー14から前記入口区分72へ流入し、その後前記隔壁71の下を前記沈降区分73へ固体分離チャンバ23を介して流れる。固体は沈降区分73で分離され、固体収集チャンバ23へ流れて戻る。
他の構成もまた可能である。前記隔壁71はなくてもよく、その場合前記ダウナーからの流体は、前記入口区分72から容易に前記沈降区分73へ流れ込む。さらなる例では、前記入口区分72はなくもよく、前記ダウナーは、前記固体分離装置20の屋根部40を通じて前記固体収集チャンバ23内に突き出ている。現例示では、前記固体分離装置20の屋根部40は切妻屋根状であり、角度があって、水平ではなく、スラッジが屋根部に容易に沈降しない。有利には前記スラッジは前記角度のある屋根部から滑り落ちる。
図2b及び2cでの分離容器は垂直壁部41を持ち、これは前記屋根部40の下に垂直に延びる。図2bの前記分離容器25の下半分は角度の付いた部分26を持ち、これは上部から下部へ向かって、前記反応容器10の側部への傾きが付けられて伸びている。これらの角度付き壁部26の利点は、スラッジが容易にその上に沈降せず、むしろ重力の影響で滑り落ちる、ということである。1つの有利な変法では、前記スラッジは、前記混合ノズルの方向に滑り落ちる。前記スラッジの動きは、スラッジと流入物との混合を改善し、従って嫌気性反応を改善する。図2cは、前記角度付き壁部26のない例であり、従って前記分離容器25の前記ホッパー24と支持脚部29が見えている。前記角度付き壁部26のない前記変法の利点は、前記装置の土台が小さく、従って前記沈降ユニットが支える必要のある機械的負荷がより小さくなるということである。特に前記反応チャンバ11の底部12の上に分配される複数の固体分離装置20を用いる実施態様では、このことは特に有利となる。従って、1つの実施態様では、2又はそれ以上の固体分離装置及びダウナーが、1つの容器10内に配置される。
前記分離容器25の内部では、粒子状物質分離構成21は、主に前記垂直壁部41で囲まれ、例示装置が、図1b(側面図)、2a(正面図)、及び2bと2c(斜視図)に図示される。前記ダウナー14からの流体は、前記粒子状物質分離構成21から上流の点で前記分離容器25内に導入される。前記流体は、前記固体収集チャンバ23内で導入されるか、又は前記固体収集チャンバ23から上流であって、そこから前記固体収集チャンバ23及び前記粒子状物質分離構成21の方に案内される入口区分72などの点で導入される。好ましくは、前記流体は、前記粒子状物質分離構成21に隣接する又は下にある前記固体収集チャンバ23内に導入される。
図1bの例示的粒子状物質分離構成21は、平衡板スタック48を含む。前記平行板48は垂直に方向づけられた最下部部49を持つ。現例示では、前記粒子状物質分離構成21は、前記流体をいくらか保持する効果を有し、この流体は前記分離容器25内に前記ダウナー14を介して前記分離容器25の上の前記屋根部40の下を流れ、ここで前記流出物収集ライン56を介して出口ライン33へ流れることとなる。前記粒子状物質のいくらかは、前記粒子状物質分離構成21により、前記分離容器25の前記固体収集チャンバ23内に戻される。
図2aの実施態様による固体分離装置20は、流体放出パイプ56を含み、流体を前記分離容器25の上部分から放出する。前記放出パイプ56は、入口孔57を持ち、これにより流体を前記固体分離装置20内に前記パイプ内に流すことを可能にする。前記放出パイプ56は前記出口ライン33に接続される。前記固体分離装置20から放出された流体の量は、ポンプ30を用いて制御され、操作される。流出物パイプ28が前記放出パイプ56に接続され、これはまた流出物を取り去るように構成される。加えて、前記流出物パイプ28は、前記流体の気体成分を取り出すことができ、これがなければ気体成分は前記放出パイプ56、又は前記固体分離装置20のいずれかに集められ得る。前記流出物パイプ28は、流出物容器81内に開口端部83を持つ(図3参照)。流出物パイプ28は、しかし、前記固体分離装置20では気体成分を一方のみ処理する。他の構成は、排気弁又はその他の圧力緩和装置を利用することができる。既に説明されたように、流出物ライン、出口ライン33及び流出物パイプ28の両方が存在することは必要ない。機能性浄化装置は、これらのいずれかのライン又は両方のラインを用いることで構成され得る。
図2aに示される前記入口システム32は、いくつかのパイプ画分52を含み、これらは前記流入物ライン31から流入物を受ける。パイプ画分52の端部には、ノズル又はジェットポンプ、又は一般的に注入部53が設けられる。前記注入部53の近くには、分岐画分54が前記パイプ画分52に接続される。前記分岐画分54は、少なくとも部分的に、前記固体収集チャンバ23の内部に突き出る(現例では前記ホッパー24の内部)。前記注入部53は、前記注入部53を通り前記反応チャンバ11内に流体が流れるように構成されており、吸引効果が前記分岐画分54を通じて物質を吸引する。図2aの例示的実施態様では、3つの分岐画分54が設けられ、それらは固体収集チャンバ23内の3つの位置から沈降物質を吸引し、前記物質を注入部53を介して前記反応チャンバ11へ戻すことが可能である。
図の例では、前記流体収集装置13の上部の前記気体分離装置45が、平行板46の間に形成されている。前記平行板46は重なり構成で位置される。前記気体分離装置45は、棒部80で支持され、これは前記反応容器10の壁に接続される。前記気体分離装置45の平行板46は、流体が前記板の間に形成されるチャンネルを通じて流れる際に、気体成分が上方に離れ、最終的に前記反応装置のヘッドスペース93へ、かつ最後には前記バイオガス出口ライン94へ案内されるように構成される。
前記浄化装置の操作は以下の通りである。操作条件下で、反応チャンバ11は流体物39で満たされる。好ましくは、前記流体物39の流体レベル61は、前記流体収集装置13のすぐ上であり、かつ前記バイオガス出口ライン94よりもずっと下である。これにより、前記バイオガスは、前記流体物39から出て、前記流体レベルの上の前記反応チャンバの11の部分(ヘッドスペース93)に集められ、その後前記バイオガス出口ライン94を介して前記浄化装置から出る。前記反応装置の上部からの流体物は最終的には前記流体収集装置13に集められ、流体と粒子状物を分離するために前記固体分離装置20内に導かれる。前記流体物は嫌気性スラッジの床を含む。その比較的高い重量により、前記スラッジ物はほとんどが前記反応チャンバ11の下部部分内に位置する。
浄化されるべき流入物、例えば工場廃水は、ポンプ30で、前記流入物源34から流入ライン31を介して前記反応容器10内に導入される。前記容器に入る前に、前記流入物は出口ライン33からの流出物と混合される。前記混合物は、前記入口システム32を介して前記容器に入り、ジェットポンプ又はより一般的な注入部53を通って前記反応チャンバ11内に流れ込む。この流入物の流れは吸引力又は吸引効果を生じ、流体、特に前記固体収集チャンバ23内の収集された粒子状物を、前記固体収集チャンバ23から、分岐画分54及び注入部53を通って前記反応チャンバ11内に引き込む。従って、有利には、沈降物はスラッジ床に戻され、ここで嫌気性プロセスが続行され得る。このことは、たとえスラッジ床が固体収集チャンバ23全体を効果的に囲んでいる場合でも固体収集チャンバ23が収集された分離物で満たされることはない事を保証する。従来技術による固体分離装置は、操作条件下で収集物を除去する前記吸引効果を欠失し、スラッジ床内で又はスラッジ床の下で機能することができない。
好ましくは、前記入口システム32は、流入物の流れが、前記粒子状物分離構成21の近くの前記固体収集チャンバ23の領域で乱流を生じたり又は大きく流れを邪魔したりしないように構成される。
一つの実施態様では、注入部53のいくらか又は全てが前記角度付き壁部26の下に設けられる。
この場合には、平行に配置された側壁部26の下で、前記流入流れの結果としてより乱流パターンが優先される。ひとつの実施態様では、全ての注入部53が前記角度付き壁部26の外側であるか、又は角度付き壁部26が全く存在しない。
流入物と、前記スラッジ床内にこのように導入される前記固体収集チャンバ23から吸引された収集物との混合は、前記スラッジ床内で処理され得る。処理の際に気泡が形成され、気泡は、前記スラッジ床及び前記流体物から上昇していく。前記上昇する気泡はまた、スラッジ及び流体の動きを維持させる。前記流体の液体成分はまた、前記流体中のスラッジ及び粒子状物に比較して低重量により上昇する傾向がある。
液及び気体状物は、最終的に前記流体物の流体レベル61近くに上昇する。ここでバイオガスは前記流体から、気体分離装置45により分離され、前記バイオガスは最終的に、前記反応容器10からバイオガス出口ライン94を介して排出される。前記流体から前記流体表面61を通って出た気体はまた、前記バイオガス出口ライン94に収集される。前記現例での前記気体分離装置45は、流体から気体を分離するための平行板46と共に設けられる。しかし、前記流体から気体を分離するために他の手段、特に平行板を用いない手段もまた利用可能である。
ほとんど流体物を含む、反応チャンバ11内のこの高さでの前記脱ガス流体物は前記流体収集装置13に集められ、前記ダウナー14を通って前記固体分離装置20へ移動し、そこで前記分離容器25の上部領域に入る。既に説明したように、前記分離容器25へ入った流体は前記粒子状物分離構成21内で分離される。前記装置は、前記分離容器25の下部部分では、前記固体収集チャンバ23、スラッジ及び粒子状物が集められるように、かつ前記分離容器25の上部部分では、前記屋根部40の下で、液体物が出口ライン33又は28を介して除くために集められるように操作されるように構成される。
前記浄化された流体は、前記固体収集チャンバ23及び前記粒子状物分離構成21を通った後流出物出口ライン33に到達し得る。前記粒子状物分離構成21の平行板48を通じて前記流体の移動は一般的に上方向であり得る。前記板は、前記沈降粒子状物が、前記板表面との摩擦により、前記固体収集チャンバの23の方向に下向きに動く傾向となり、一方で液体は前記出口ライン33の方向に上向きに動く傾向となるように構成される。
前記流体の流入が前記入口画分72を通ることにより、その流れは前記固体収集チャンバ23内に連続的に動かされる。そこから、前記流体は前記粒子状物分離構成21を通って流れ得る。前記平行板48の間のチャンネルの底部表面に沿って前記流体が上向きに流れる際に、準層流が形成され、前記流体中の重い粒子は容易に堆積され、かつ反対方向、即ち前記固体収集チャンバの23の方向に流れ得る。他の粒子状物分離構成21、例えば平行板48を用いない構成も本発明の他の実施態様で使用可能である。
例示的実施態様では、前記固体分離装置20が前記流出物パイプ28を通じて気体の一部分を放出することができるが、前記固体分離装置20は特に流体から気体を分離するように構成されていない。前記固体分離装置20の気体分離装置のないこの構成は、前記ダウナー14が比較的低い気体含有量の流体物を供給するということから可能である。加えて、固体分離装置20を持つ従来技術の浄化装置で知られた浮遊問題は、前記ダウナーから前記流体の低い気体含有量によりずっと低減される。
前記平行板48間に形成されるチャンネルを通って上向きに流れる前記流体は、入口孔57を通じて放出パイプ56に入ることが可能である。前記放出パイプ56は出口ライン33及び28に接続される。前記放出パイプ56は、前記固体分離装置20の液体放出を形成し、かつこの液体の一部分は前記流入部システムに再利用され得る。
前記固体収集チャンバ23は、前記収集された粒子状物を前記チャンバから前記反応チャンバ11へ除去するための手段と共に設けられる。現例では、この手段は、分岐区画54により実行され、この分岐54は前記入口システム32の一部分であり、前記固体収集チャンバ23から物質を吸引するように構成され、従って前記流入物ライン31からの流入物と混合可能となり、前記反応チャンバ11に前記注入部53を通って入る。
他の実施態様では、前記ホッパー24内の前記固体収集チャンバ23は、出口スリットと共に設けられ、前記出口スリットを通じて前記収集された物質が前記ホッパー24から出て前記角度付き壁部26の下の混合チャンバに入ることが可能となる。この他の実施態様では、前記入口システム32のノズル又は注入部53はまた、前記角度付き壁部26の下に位置され、前記混合チャンバの前記角度付き壁部26内に設けられる出口孔の方向に向けられる。前記注入部53の出口開口部は、前記出口孔54からある距離離れており、それにより、前記注入部53を出る流体は、前記出口孔54を通って前記反応チャンバの11に入る前に前記混合チャンバを通って前記ある距離を横切る必要がある。前記ノズル又は注入部53は、特に、前記混合チャンバを通じる最適流れが、特に物質をその後反応チャンバ11内に導入される前記混合チャンバから吸引するための適切な吸引効果を持って確立されるように前記出口孔54に相対して設計され構成される。
本発明による固体分離装置20は、従って粒子状物を液体及び、場合により、気体から分離することができ、浮遊の低減効果により改善された効率を有し、かつ前記分離された粒子状物を前記固体収集チャンバ23から効果的に除去する構成と共に提供される。従来技術による分離装置とは対照的に、前記構成は、流体のより重い成分がより軽い成分に対して沈降するという効果に依存しない。前記ポンプ駆動構成の有利な効果は、前記固体収集チャンバ23の粒子状物が洗い流される頻度が前記ポンプ30を介して制御可能性があるということである。
ジェットを含む入口システム32の代わりにまた、図4で模式的に示されるように、外部ポンプが、固体収集チャンバ23から前記スラッジを除去するために使用され得る。このポンプの吸引ライン33’は前記固体収集チャンバの下部分に接続され、かつ粒子物と共に水が、前記ポンプから上流又は下流で分岐された反応流入物34と混合される。この混合された流れは、その後、ライン31’を通じて前記反応チャンバの11内に流入物ノズル53’を介してポンプされる。
図5は、本発明の他の変更例を模式的に示す。
前記固体分離装置では、図5の例では、前記板の下、前記固体収集チャンバの上にガス供給システム95が設けられる。また前記固体収集チャンバ23の下部部分では、1又はそれ以上の気体注入装置が、蓄積されたスラッジをかき混ぜるために設けられる。前記ガス供給システムは、前記反応装置内部を浄化するためにガス源からガス(例えば窒素)を供給するように構成される。前記供給ガスは、前記固体分離装置内部に高い乱流を生じ、これにより前記粒子状物分離構成、例えば前記平行板の表面を浄化し得る。前記ガスは前記流入物パイプ28内に収集され、ライザーとして作用し、従って気体上昇ポンプとして作用し得る。このガス上昇ポンプの吸引効果は、液体を前記脱ガスユニット46から、前記ダウナー及び前記入口画分72内に引き込み、かつ前記ガス供給の際の高い流速により付着スラッジが洗い流され得る。加えて、パイプなどがスラッジで詰まる場合には、この作用を介して詰まりを解消し得る。
本発明は、図で示される例示的実施態様に限定されない。当業者は、本発明の範囲から離れることなく種々の変更を適用することができる。当業者は、例示された平行板以外の粒子状物分離構成21、例えば気泡構成又は篩い構成を適用することが可能である。加えて、前記固体分離装置20及び/又はダウナー14の少なくとも一部分及び/又は流入部パイプ28が、前記反応容器10の外側に設けられ得る。これは、有利には、前記装置の容易な点検及び清浄化を可能とする。さらに、前記ほとんどの例は嫌気性浄化に関するものではあるが、本発明はまた好気性浄化のために浄化装置に適用され得る。

Claims (12)

  1. 生分解性成分を含む廃水などの流体の浄化のための浄化装置であって、当該浄化装置は:
    − 流体のための反応容器であり、当該反応容器は反応チャンバと底部を有し、運転中に前記反応チャンバはスラッジ床を有する、反応容器、
    − 外部から前記反応容器に流体を導入するための流体流入システム、
    − 上端部と底端部を有するダウナーであり、当該ダウナーの上端部は前記反応容器から流体を収集するための流体収集装置へ接続され、かつ当該ダウナーは前記流体を前記反応容器の前記底部に向かって移動させるように構成された、ダウナー、
    − 流体から固体を分離するように構成される固体分離装置であり、当該固体分離装置は流体を当該固体分離装置に導入するように構成される流体入口及び当該固体分離装置から分離された液体を除去するように構成される液体放出装置を有し、前記液体放出装置は、外部の収集ユニットに接続されている、固体分離装置、
    を有し、
    前記固体分離装置の前記流体入口は前記ダウナーの底端部に接続され、前記固体分離装置は、前記反応容器の内側かつ前記反応容器の前記底部上又は前記底部の近くに配置され、
    前記固体分離装置は固体収集チャンバを含み、前記固体収集チャンバは分離された固体を受け取るように構成され、前記固体収集チャンバは、前記固体収集チャンバから前記反応チャンバへ沈降物質を導入するための少なくとも1つの出口を含む、
    浄化装置。
  2. 前記流体流入システムは、前記固体収集チャンバ及び前記反応容器に接続し、前記流体流入システムは、流入物の導入によって形成される吸引効果により、前記固体収集チャンバから固体を除去するように構成される、請求項1に記載の浄化装置。
  3. 前記流体流入システムは、少なくとも部分的に前記固体収集チャンバの内部に突き出る分岐画分、及び前記流体流入システムの端部に設けられたジェットポンプ又はノズルなどの注入部を有し、前記注入部は、前記分岐画分を通じて吸引効果を生じるように構成される、請求項2に記載の浄化装置。
  4. 前記液体放出装置は、流出物パイプに接続され、前記流出物パイプは、分離された液体を前記反応容器の上部部分内の脱ガス容器へ移送することにより、前記固体分離装置で生成された気体又は前記ダウナーを介して前記固体分離装置内に取り込まれた気体を、前記固体分離装置から外に除去するように構成される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の浄化装置。
  5. 気体分離装置を含み、前記気体分離装置が、前記流体収集装置に接続される流体出口を有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の浄化装置。
  6. 前記固体分離装置が、チャンネルを形成する一列の傾斜平行板を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の浄化装置。
  7. 前記傾斜平行板が、流れを、固体収集チャンバから前記固体分離装置の前記液体放出装置の方に上方向付けするように建設され構成される、請求項6に記載の浄化装置。
  8. スラッジ床を有する反応チャンバを含む浄化装置を用いて、生分解性成分を含む廃水の流体を好気的に又は嫌気的に浄化する方法であり、当該方法は:
    − 外部から前記反応チャンバに流体を導入するステップ;
    − ある量の流体を、前記反応チャンバ内の第1の位置から前記反応チャンバ内のより下方の第2の位置に移送することによって、浄化装置の反応チャンバ内の前記ある量の流体中の水圧を、第1の圧力値から第2の圧力値へ上昇させるステップであり、前記第2の圧力値は前記第1の圧力値よりも高い、ステップ;
    − 前記反応チャンバ内の前記第2の位置に位置する固体分離装置内の前記ある量の流体から固体を分離するステップ
    − 前記固体分離装置から分離された固体を前記反応チャンバへ再導入するステップ;及び
    − 外部の収集ユニットに流体を放出するステップ、
    を含む、方法。
  9. 前記第2の圧力値は、前記第1の圧力値よりも、少なくとも0.5バール高い、請求項8に記載の方法。
  10. ある量の流体中の水圧を上昇させる前記のステップは、前記ある量の流体からある量の気体を分離するステップに先行される、請求項8又は9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 固体を前記反応チャンバへ再導入する前記のステップは、流入物又は流入物流れと再利用流れとの混合物の、前記反応チャンバ内への更なる流れにより生じる吸引効果によって、固体分離装置の固体収集チャンバから前記固体を除去するサブステップを含む、請求項8乃至10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の浄化装置を用いる、請求項8乃至11のいずれか一項に記載の方法。
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