JP5988213B2 - 演算処理装置 - Google Patents

演算処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5988213B2
JP5988213B2 JP2012258786A JP2012258786A JP5988213B2 JP 5988213 B2 JP5988213 B2 JP 5988213B2 JP 2012258786 A JP2012258786 A JP 2012258786A JP 2012258786 A JP2012258786 A JP 2012258786A JP 5988213 B2 JP5988213 B2 JP 5988213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
parallax
image
matching
evaluation value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012258786A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013138414A (ja
Inventor
基範 小倉
基範 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2012258786A priority Critical patent/JP5988213B2/ja
Publication of JP2013138414A publication Critical patent/JP2013138414A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5988213B2 publication Critical patent/JP5988213B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/30Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration
    • G06T7/33Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration using feature-based methods
    • G06T7/337Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration using feature-based methods involving reference images or patches
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10004Still image; Photographic image
    • G06T2207/10012Stereo images

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本開示は、異なる視点から撮像した複数の画像を処理する演算処理装置に関する。
特許文献1には、第1視点の映像信号(以下、「第1視点信号」という)が示す画像と第2視点の映像信号(以下、「第2視点信号」という)が示す画像との視差を演算する技術を開示している。
特開2011−120233号公報
第1視点信号及び第2視点信号が示す画像中に、柵や格子などの繰り返し模様を有する被写体が存在する場合、視差の誤検出が発生することがある。
本開示は、繰り返し模様を有する被写体が存在する場合においても、適切に視差を決定することが可能な演算処理装置を提供する。
本開示における演算処理装置は、
複数画素で構成される画像に関する第1視点信号及び第2視点信号を取得する取得部と、
取得した第1視点信号が示す第1の画像を、所定の画素数を有する複数のブロックに分割する分割部と、
第2視点信号が示す第2の画像に、第1の間隔で第1所定数の第1ブロックを設定し、第1視点信号が示す第1の画像におけるマッチング対象のブロックと第1のブロックのそれぞれとについてマッチングを行ってマッチングの度合を示す第1評価値を演算し、第1評価値に基づいて第1所定数の第1ブロックの中から1つの第1ブロックを選択し、当該選択した第1のブロックとマッチング対象ブロックとの間の第1視差を演算する第1演算部と、
第2視点信号が示す第2の画像に、第2の間隔で第2所定数の第2ブロックを設定し、マッチング対象のブロックと第2のブロックのそれぞれとについてマッチングを行ってマッチングの度合を示す第2評価値を演算し、第2評価値に基づいて第2所定数の第2ブロックの中から1つの第2ブロックを選択し、当該選択した第2のブロックとマッチング対象ブロックとの間の第2視差を演算する第2演算部と、
第1評価値及び第2評価値並びに第1視差及び第2視差に基づいて、マッチング対象ブロックと第2の画像における第1の画像のマッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、第1視差または第2視差を採用するか否かを判断する判断部とを備える。
本開示における演算処理装置は、繰り返し模様を有する被写体が存在する場合においても、適切に視差を決定することができる。
実施の形態1におけるデジタルビデオカメラ1の電気的構成を示すブロック図 実施の形態1における視差検出動作のフローチャート 実施の形態1における視差検出のときのパラメータを説明するための図 実施の形態1における視差(ベクトル演算値)の採用/非採用の判定を説明するための図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、図面を参照しながら実施の形態1を説明する。
1−1.構成
図1は、実施の形態1におけるデジタルビデオカメラ1の電気的構成を示すブロック図である。
デジタルビデオカメラ1は、光学系110a及び110b、ズームモータ120a及び120b、OISアクチュエータ130a及び130b、フォーカスモータ140a及び140b、CCDイメージセンサ150a及び150b、画像処理部160、メモリ200、コントローラ210、カードスロット230、メモリカード240、操作部材250、液晶モニタ270、内部メモリ280を備える。
光学系110aは、ズームレンズ111a、OIS112a、フォーカスレンズ113aを含む。光学系110bは、ズームレンズ111b、OIS112b、フォーカスレンズ113bを含む。光学系110aは、第1視点における被写体像を形成する。光学系110bは、第1視点とは異なる第2視点における被写体像を形成する。
ズームレンズ111a及び111bの各々は、光学系の光軸に沿って移動することにより、それぞれCCDイメージセンサ150a及び150bに結像する被写体像を拡大又は縮小可能である。ズームレンズ111a及び111bは、それぞれズームモータ120a及び120bによって制御される。
OIS112a及び112bは、それぞれ内部に光軸に垂直な面内で移動可能な補正レンズを有する。OIS112a及び112bは、それぞれデジタルビデオカメラ1のブレを相殺する方向に補正レンズを移動させることにより、被写体像のブレを低減する。また、本実施の形態においては、OIS112aの補正レンズ及びOIS112bの補正レンズをともに、中心側へ或いは外側へシフトすることにより輻輳点を遠側又は近側に調整することができる。
フォーカスレンズ113a及び113bは、光学系の光軸に沿って移動することにより、それぞれCCDイメージセンサ150a及び150bに結像する被写体像のピントを調整する。フォーカスレンズ113a及び113bは、それぞれフォーカスモータ140a及び140bによって制御される。
なお、光学系110a及び110bを総称して単に光学系110と記載することがある。ズームレンズ111、OIS112、フォーカスレンズ113、ズームモータ120、OISアクチュエータ130、フォーカスモータ140、CCDイメージセンサ150についても同様である。
ズームモータ120a及び120bは、ズームレンズ111a及び111bを駆動制御する。ズームモータ120a及び120bは、パルスモータやDCモータ、リニアモータ、サーボモータなどで実現してもよい。ズームモータ120a及び120bは、カム機構やボールネジなどの機構を介してズームレンズ111a及び111bを駆動するようにしてもよい。また、ズームレンズ111aとズームレンズ111bとを同じ動作で制御する構成にしても良い。
OISアクチュエータ130a及び130bは、OIS112a及び112b内の補正レンズを光軸と垂直な面内で駆動させる。OISアクチュエータ130a及び130bは、平面コイルや超音波モータなどで実現できる。
フォーカスモータ140a及び140bは、フォーカスレンズ113a及び113bを駆動する。フォーカスモータ140a及び140bは、パルスモータやDCモータ、リニアモータ、サーボモータなどで実現してもよい。フォーカスモータ140a及び140bは、カム機構やボールネジなどの機構を介してフォーカスレンズ113a及び113bを駆動するようにしてもよい。
CCDイメージセンサ150a及び150bは、光学系110a及び110bで形成された被写体像を撮影して、第1視点信号及び第2視点信号を生成する。CCDイメージセンサ150a及び150bは、露光、転送、電子シャッタなどの各種動作を行う。
画像処理部160は、CCDイメージセンサ150a及び150bで生成された第1視点信号及び第2視点信号に対して各種の処理を施す。画像処理部160は、第1視点信号及び第2視点信号に対して処理を施し、液晶モニタ270に表示するための画像データ(以下、レビュー画像と称す)を生成したり、メモリカード240に格納するための画像信号を生成したりする。例えば、画像処理部160は、第1視点信号及び第2視点信号に対してガンマ補正やホワイトバランス補正、傷補正などの各種画像処理を行う。また、画像処理部160は、第1視点信号及び第2視点信号に基づいて、ベクトル演算を行い、視差を算出することができる。
また、画像処理部160は、3D画像の処理において、第1視点信号及び第2視点信号に対して切り出し処理を行う。3D画像の第1視点信号と、第2視点信号の間に垂直方向のずれが存在すると、観察者に違和感を与えてしまうが、垂直方向の切り出し位置を補正することにより、これを軽減することが出来る。
さらに、画像処理部160は、上記のように処理された第1視点信号及び第2視点信号を、それぞれ所定のファイルシステム規格に準拠した圧縮形式等により圧縮する。第1視点信号及び第2視点信号をそれぞれ圧縮して得られる2つの圧縮画像信号は関連付けられ、メモリカード240に記録される。圧縮対象の画像信号が動画に関する画像信号の場合、例えば、H.264/MPEG4 AVC等の動画圧縮規格により圧縮される。また、MPOファイルと、JPEG画像若しくはMPEG動画とを同時に記録する構成にしても構わない。
画像処理部160は、DSPやマイコンなどで実現可能である。なお、レビュー画像の解像度(画素数)は、液晶モニタ270の画面の解像度に設定しても構わないし、JPEG規格に準拠した圧縮形式等により圧縮、生成される画像の解像度に設定しても構わない。
メモリ200は、画像処理部160及びコントローラ210のワークメモリとして機能する。メモリ200は、例えば、画像処理部160で処理された画像信号、若しくは画像処理部160で処理される前のCCDイメージセンサ150から入力される画像信号を一時的に蓄積する。また、メモリ200は、撮影時における光学系110a及び110b、CCDイメージセンサ150a及び150bの撮影条件を一時的に蓄積する。撮影条件とは、被写体距離、画角情報、ISO感度、シャッタースピード、EV値、F値、レンズ間距離、撮影時刻、OISシフト量等を示す。メモリ200は、例えば、DRAM、強誘電体メモリなどで実現できる。
内部メモリ280は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどで構成される。内部メモリ280は、デジタルビデオカメラ1全体を制御するための制御プログラム等を記憶している。
コントローラ210は、全体を制御する制御手段である。コントローラ210は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせることにより実現してもよい。コントローラ210は、マイコンなどで実現できる。
カードスロット230は、メモリカード240を着脱可能である。カードスロット230は、機械的及び電気的にメモリカード240と接続可能である。
メモリカード240は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどを内部に含み、データを格納可能である。
操作部材250は、使用者からの操作を受け付けるユーザーインターフェースである。例えば、使用者からの操作を受け付ける、選択ボタン、記録開始ボタンを備える。選択ボタンは、ユーザによる操作を受け付けて、各種メニューの選択を受け付ける。記録開始ボタンは、デジタルビデオカメラ1の撮影待機中において、ユーザによる押下操作を受け付けて、動画記録を開始させるためのボタンである。なお、記録開始ボタンは、デジタルビデオカメラ1の動画記録中において、ユーザによる押下操作を受け付けて、動画記録を停止させるためのボタンも兼ねる。
液晶モニタ270は、CCDイメージセンサ150a、150bで生成した第1視点信号及び第2視点信号や、メモリカード240から読み出した第1視点信号及び第2視点信号を2D表示若しくは3D表示可能な表示デバイスである。また、液晶モニタ270は、デジタルビデオカメラ1の各種の設定情報を表示可能である。例えば、液晶モニタ270は、撮影時における撮影条件である、EV値、F値、シャッタースピード、ISO感度等を表示可能である。
1−2.動作
以上のように構成されたデジタルビデオカメラ1について、その動作を以下説明する。
デジタルビデオカメラ1の電源がONになると、コントローラ210は、デジタルビデオカメラ1の各部に電力を供給する。デジタルビデオカメラ1の各部に電力が供給されると、コントローラ210は、光学系110aの各レンズ及び光学系110bの各レンズのリセット(初期化)動作を行い、撮影できる状態にする。コントローラ210は、CCDイメージセンサ150a及びCCDイメージセンサ150bを、撮影できる状態にセットアップする。デジタルビデオカメラ1の各部が撮影できる状態にセットアップされると、液晶モニタ270は、撮影している画像(スルー画像)の表示を開始する。
液晶モニタ270へのスルー画像表示が開始されると、画像処理部160は、光学系110aを介してCCDイメージセンサ150aにより生成される第1視点信号と、光学系110bを介してCCDイメージセンサ150bにより生成される第2視点信号とを取得する。
画像処理部160は、取得した第1視点信号が示す画像を複数のブロックに分割し、当該各ブロックと第2視点信号が示す画像との間で映像差分ベクトルを算出する。画像処理部160は、例えば第1視点信号が示す画像を8画素×8画素のブロックに分割し、当該ブロック単位で映像差分ベクトルを算出する。8画素×8画素は一例であり、ブロックのサイズは、画像処理部160やコントローラ210の処理能力に応じて適宜設計変更可能である。画像処理部160は、第1視点信号が示す画像における各ブロックと第2視点信号が示す画像に後述するように設定される複数のブロックとの間でそれぞれマッチングを行なう。これにより、画像処理部160は、第2視点信号が示す画像において第1視点信号の各ブロックと一致するブロックの位置を把握することができる。
本実施の形態においては、特に、画像処理部160は、第1のパラメータによるマッチングと、第2のパラメータによるマッチングを行なう。第1のパラメータ及び第2のパラメータはそれぞれ、マッチングのブロック数、探索範囲、探索精度、及びマッチングによりブロックを選択するときの重み付けの値等の情報を含む。下表は、本実施形態におけるこれらのパラメータの具体例を示す。

Figure 0005988213
本実施形態では、マッチングの探索範囲、探索精度を、第2視点信号が示す画像において探索するブロックの中心位置の画素座標で示す。例えば、映像差分ベクトルの演算のときのマッチングの基準とする第1視点信号が示す画像中のブロックの中心位置の画素座標を(i、j)とした場合に、第2視点画像においてマッチングを行う際のブロックの数、探索範囲、探索精度を、第2視点信号が示す画像において探索するブロックの中心位置の画素の座標(i、j+1)、(i、j+2)、(i、j+3)…で規定する。複数のブロックについてマッチングを行う場合は、複数の座標を規定する。なお、規定の形式は、これに限らない。この例では、例えば、第1視点信号が示す画像の中の1つのブロックに対して、第2視点信号が示す画像においてマッチングを行うブロックの数は、画素座標の数により示される。また、上記例示した画素座標は、基準位置から水平方向に1画素ずつブロックをずらずことを示し、このずらす画素数がマッチングの探索精度(探索の間隔)を意味する。マッチングの探索範囲は、第2視点信号が示す画像においてマッチングを行うブロックの数と、上記探索精度により決まる。
第1のパラメータによるマッチングと、第2のパラメータによるマッチングとにおいては、映像差分ベクトルの演算のときのマッチングのブロックの数は同じであるが、探索範囲及び探索精度は異なる。第1のパラメータは、マッチングの基準とするブロックから近いブロックでのマッチングに重きを置いたパラメータとなっている。つまり、第1のパラメータにおいては、マッチングの基準とするブロックから近いブロックほど重み付けの値を大きくしている。一方、第2のパラメータは、マッチングの基準とするブロックから遠いブロックでのマッチングに重きを置いたパラメータとなっている。つまり、第2のパラメータにおいては、マッチングの基準とするブロックから遠いブロックほど重み付けの値を大きくしている。
図2は、実施の形態1における視差検出動作のフローチャートである。まず、画像処理部160は、第1のパラメータを用いて、映像差分ベクトルを演算するためのマッチングを行なう(S200)。第1のパラメータは、内部メモリ280に格納されており、必要に応じてコントローラ210により読み出され、画像処理部160へと出力される。第1のパラメータを使用するときにおける、探索範囲及び探索精度のイメージを、図3を用いて説明する。図3は、視差検出のときのパラメータを説明するための図である。具体的に、図3(a)は、マッチンクの基準となるブロックを示す図である。図3(b)は、第1のパラメータにおける、探索範囲及び探索精度のイメージを示す。図3(c)は、第2のパラメータにおける、探索範囲及び探索精度のイメージを示す。なお、図2は探索するブロックのサイズが2画素×2画素の場合を示している。
図3(a)に示すように、第1視点画像において映像差分ベクトルの演算のときのマッチングの基準とするブロックの中心位置の画素座標を(i、j)とする。このとき、第1のパラメータにおいて、第2視点画像において探索するブロックの中心位置の画素の座標は、図3(b)に示すように、(i、j−4)、(i、j−3)、(i、j−2)、(i、j−1)、(i、j)、(i、j+1)、(i、j+2)、(i、j+3)、(i、j+4)である。また、第1のパラメータでは、前述のように、マッチングの基準とするブロックから近いブロックでのマッチングに重きを置く。そのため、第1のパラメータは、基準位置(i、j)に近いブロックほど、マッチングの演算結果に対する重み付けの値が大きくなるように設定されている。
画像処理部160は、第1視点信号のマッチング基準とするブロック(中心位置の画素座標が(i、j)のブロック)と、第2視点信号において探索するブロック(中心位置の画素座標が(i、j−4)、(i、j−3)、(i、j−2)、(i、j−1)、(i、j)、(i、j+1)、(i、j+2)、(i、j+3)、(i、j+4)の各ブロック)との差分(以下、適宜「映像差分」という)を算出する。また、画像処理部160は、映像差分に基づいて、マッチングの度合いに関する評価値(以下適宜「信頼性の評価値」という)を算出し、出力する。映像差分とは、例えば、第1視点画像においてマッチング基準とするブロックを構成する各画素の輝度と第2視点画像において探索するブロックを構成する各画素の輝度との差の和である。ここで、映像差分が大きい場合は、マッチングの度合いが低い(マッチングの信頼性が低い。以下単に「信頼性が低い」という)ことを示し、映像差分が小さい場合は、マッチングの度合いが高い(マッチングの信頼性が高い。以下単に「信頼性が高い」という)ことを示す。そこで、画像処理部160は、映像差分が小さいほど、信頼性が高いと演算結果を評価する。例えば、映像差分が0のときは、信頼性の評価値を100として評価する。一方、映像差分が大きくなるにつれて、信頼性の評価値を0に近づけるように評価する。画像処理部160は、第2視点画像において探索するブロック(中心位置の画素座標が(i、j−4)、(i、j−3)、(i、j−2)、(i、j−1)、(i、j)、(i、j+1)、(i、j+2)、(i、j+3)、(i、j+4)の各ブロック)について、信頼性の評価値を出力する。そして、画像処理部160は、各ブロックについて出力した信頼性の評価値に対して、対応する各ブロックに設定されている重み付けを行なう。
例えば、第2視点画像において探索する各ブロックについて得られた信頼性の評価値が、中心位置の画素座標が(i、j−4)のブロックでは0、(i、j−3)のブロックでは50、(i、j−2)のブロックでは100、(i、j−1)のブロックでは50、(i、j)のブロックでは0、(i、j+1)のブロックでは0、(i、j+2)のブロックでは0、(i、j+3)のブロックでは0、(i、j+4)のブロックでは0とする。そして、それぞれの重み付けの値が、中心位置の画素座標が(i、j−4)のブロックでは0.2、(i、j−3)のブロックでは0.4、(i、j−2)のブロックでは0.6、(i、j−1)のブロックでは0.8、(i、j)のブロックでは1、(i、j+1)のブロックでは0.8、(i、j+2)のブロックでは0.6、(i、j+3)のブロックでは0.4、(i、j+4)のブロックでは0.2とする。このとき、上記信頼性の評価値に重み付けの値を乗算した結果は、中心位置の画素座標が(i、j−4)のブロックでは0、(i、j−3)のブロックでは20、(i、j−2)のブロックでは60、(i、j−1)のブロックでは40、(i、j)のブロックでは0、(i、j+1)のブロックでは0、(i、j+2)のブロックでは0、(i、j+3)のブロックでは0、(i、j+4)のブロックでは0となる。従って、このとき画像処理部160は、重み付け後の評価値が最も高い中心位置の画素座標が(i、j−2)のブロックをマッチングするブロック(マッチング位置)とみなし、基準座標(基準とするブロックの中心位置の画素座標(i、j))からの距離−2をベクトル演算値として出力する。ここで、第1のパラメータによるベクトル演算値と、信頼性の評価値を、第1のベクトル演算値と、第1の信頼性の評価値と呼ぶことにする。このとき、第1のベクトル演算値は−2となり、第1の信頼性の評価値は60となる。なお、第1のベクトル演算値は、第1のパラメータにより算出した第1の視差である。
続いて、画像処理部160は、第2のパラメータを用いて、映像差分ベクトルを演算するためのマッチングを行なう(S201)。第2のパラメータは、内部メモリ280に格納されており、必要に応じてコントローラ210が読み出し、画像処理部160へと出力する。第2のパラメータを使用するときにおける、探索範囲及び探索精度のイメージを、図3(c)を用いて説明する。図3(c)は、第2のパラメータにおける、探索範囲及び探索精度のイメージを示す。
図3(a)に示すように、第1視点画像において映像差分ベクトルの演算のときのマッチングの基準とするブロックの中心位置の画素座標を(i、j)とする。このとき、第2のパラメータにおいて、第2視点画像において探索するブロックの中心位置の画素座標は、図3(c)に示すように、(i、j−8)、(i、j−6)、(i、j−4)、(i、j−2)、(i、j)、(i、j+2)、(i、j+4)、(i、j+6)、(i、j+8)である。また、第2のパラメータでは、マッチングの基準とするブロックから遠いブロックでのマッチングに重きを置く。そのため、第2のパラメータは、基準位置(i、j)から遠いブロックほど、マッチングの演算結果に対する重み付けの値が大きくなるように設定されている。
画像処理部160は、第1視点信号のマッチング基準とするブロック(中心位置の画素座標が(i、j)のブロック)と、第2視点信号において探索するブロック(中心位置の画素座標が(i、j−8)、(i、j−6)、(i、j−4)、(i、j−2)、(i、j)、(i、j+2)、(i、j+4)、(i、j+6)、(i、j+8)の各ブロック)との映像差分を算出する。画像処理部160は、第2視点画像において探索するブロック(中心位置の画素座標が(i、j−8)、(i、j−6)、(i、j−4)、(i、j−2)、(i、j)、(i、j+2)、(i、j+4)、(i、j+6)、(i、j+8)の各ブロック)について、第1のパラメータの場合同様に、信頼性の評価値を出力する。そして、画像処理部160は、各ブロックについて出力した評価値に対して、対応する各ブロックに設定されている重み付けの値を乗算する。
例えば、第2視点画像において探索する各ブロックについて得られた信頼性の評価値が、中心位置の画素座標が(i、j−8)のブロックでは0、(i、j−6)のブロックでは0、(i、j−4)のブロックでは0、(i、j−2)のブロックでは100、(i、j)のブロックでは0、(i、j+2)のブロックでは0、(i、j+4)のブロックでは0、(i、j+6)のブロックでは0、(i、j+8)のブロックでは80とする。そして、それぞれの重み付けの値が、中心位置の画素座標が(i、j−8)のブロックでは1、(i、j−6)のブロックでは0.8、(i、j−4)のブロックでは0.6、(i、j−2)のブロックでは0.4、(i、j)のブロックでは0.2、(i、j+2)のブロックでは0.4、(i、j+4)のブロックでは0.6、(i、j+6)のブロックでは0.8、(i、j+8)のブロックでは1とする。このとき、上記信頼性の評価値に重み付けの値を乗算すると、中心位置の画素座標が(i、j−8)のブロックでは0、(i、j−6)のブロックでは0、(i、j−4)のブロックでは0、(i、j−2)のブロックでは40、(i、j)のブロックでは0、(i、j+2)のブロックでは0、(i、j+4)のブロックでは0、(i、j+6)のブロックでは0、(i、j+8)のブロックでは80となる。従って、このとき画像処理部160は、重み付け後の評価値が最も高い中心位置の画素座標が(i、j+8)のブロックをマッチングするブロック(マッチング位置)とみなし、基準座標(基準とするブロックの中心位置の画素座標(i、j))からの距離+8をベクトル演算値として出力する。ここで、第2のパラメータにおけるベクトル演算値と、信頼性の評価値を、第2のベクトル演算値と、第2の信頼性の評価値と呼ぶことにする。このとき、第2のベクトル演算値は+8となり、第2の信頼性の評価値は80となる。なお、第2のベクトル演算値は、第2のパラメータにより算出した第2の視差である。
画像処理部160は、演算結果である第1のパラメータによる第1のベクトル演算値及び第1の信頼性の評価値、第2のパラメータによる第2のベクトル演算値及び第2の信頼性の評価値を、コントローラ210に出力する。
続いて、コントローラ210は、画像処理部160から出力された演算結果に基づいて、現在マッチングの基準としているブロックのベクトル演算値を採用するか非採用とするかを判定する(S202)。図4は、実施の形態1における算出したベクトル演算値の採用/非採用の判定を説明するための図である。
図4に示すように、コントローラ210は、第1の信頼性の評価値が所定の基準値よりも低いか高い(以上である)か、第2の信頼性の評価値が所定の基準値よりも低いか高い(以上)かに基づいて、視差の採用/非採用の判定を行なう。
第1の信頼性の評価値が所定の基準値よりも低く、第2の信頼性の評価値が所定の基準値よりも低い場合、コントローラ210は、現在マッチングの基準としているブロックのベクトル演算値として、第1のベクトル演算値及び第2のベクトル演算値のいずれも非採用とする。これは、第1のパラメータによる第1のベクトル演算値も、第2のパラメータによる第2のベクトル演算値もともに信頼性が低く、視差の誤検出の原因となる可能性があるためである。
第1の信頼性の評価値が所定の基準値よりも高く(以上であり)、第2の信頼性の評価値が所定の基準値よりも低い場合、コントローラ210は、現在マッチングの基準としているブロックのベクトル演算値として、第1のベクトル演算値を採用とする。これは、第2のパラメータによる第2のベクトル演算値の信頼性は低いが、第1のパラメータによる第1のベクトル演算値の信頼性が高いためである。このように第1のベクトル演算値を採用することにより、視差の誤検出を低減することができる。
第1の信頼性の評価値が所定の基準値よりも低く、第2の信頼性の評価値が所定の基準値よりも高い(以上である)場合、コントローラ210は、現在マッチングの基準としているブロックのベクトル演算値として、第2のベクトル演算値を採用とする。これは、第1のパラメータによる第1のベクトル演算値の信頼性は低いが、第2のパラメータによる第2のベクトル演算値の信頼性が高いためである。このように第2のベクトル演算値を採用することにより、視差の誤検出を低減することができる。
第1の信頼性の評価値が所定の基準値よりも高く、第2の信頼性の評価値も所定の基準値よりも高い(以上である)場合、コントローラ210は、第1のベクトル演算値と、第2のベクトル演算値とを比較し、その比較結果に基づいて、現在マッチングの基準としているブロックのベクトル演算値の採用/非採用を判定する。具体的には、画像処理部160から出力された、第1のベクトル演算値と、第2のベクトル演算値とが同じとき、コントローラ210は、現在マッチングの基準としているブロックのベクトル演算値として、第1のベクトル演算値を採用する。一方、画像処理部160から出力された、第1のベクトル演算値と、第2のベクトル演算値とが異なるとき、コントローラ210は、現在マッチングの基準としているブロックのベクトル演算値として、第1のベクトル演算値及び第2のベクトル演算値のいずれも非採用とする。
ここで、画像処理部160からそれぞれ出力された第1のベクトル演算値と第2のベクトル演算値とが異なる場合に、コントローラ210が現在マッチングの基準としているブロックのベクトル演算値を非採用とする技術的意義を説明する。第1視点信号及び第2視点信号が示す画像中に柵や格子のような繰り返し模様を有する被写体が存在し、さらに、マッチングの基準としている第1視点信号のブロックに柵(又は格子など)が存在しているとき、コントローラ210は、第2視点信号においてマッチングすべきブロックの位置を誤検出することがある。例えば、上下方向に延びる複数の縦棒が平行に設けられた柵が存在する場合、隣り合って位置する縦棒を同一の縦棒であると誤検出してしまうことがある。本実施の形態にかかるマッチングにおいては、マッチングの基準としているブロックに対して、探索範囲が狭く、探索精度の高い第1のパラメータによるマッチングと、探索範囲が広く、探索精度の粗い第2のパラメータによるマッチングとを行なう。第1視点信号及び第2視点信号が示す画像中に、誤検出の原因となるような繰り返し模様が存在しない場合、第1のパラメータによるマッチングを行なっても、第2のパラメータによるマッチングを行なっても、演算結果は同じになる。一方、第1視点信号及び第2視点信号が示す画像中に、誤検出の原因となるような繰り返し模様が存在する場合、第1のパラメータによるマッチングの演算結果と、第2のパラメータによるマッチングの演算結果とが、異なってしまう可能性が高い。そこで、本実施の形態にかかるデジタルビデオカメラ1においては、ブロックのマッチングの際に、第1のパラメータによる演算結果と、第2のパラメータによる演算結果とを比較し、比較結果に基づいて誤検出の原因となるような繰り返し模様が存在するか否かを判定している。これにより、誤検出の原因となるような繰り返し模様が第1視点信号及び第2視点信号が示す画像に含まれていても、コントローラ210は、上記の比較結果に基づいて、該当のブロックのベクトル演算値を排除することが可能となる。
図2に戻り、現在基準としたブロックについて、演算結果であるベクトル演算値の採用/非採用を決定すると(S202)、コントローラ210は、次に判定すべきブロックが存在するか否かを判断する(S203)。すなわち、コントローラ210は、すべてのブロックについて採用/非採用の判定を終えたか否かを判断する。次に判定すべきブロックが存在する場合、コントローラ210は、次のブロックをマッチングの基準とし、当該ブロックの判断に移行する(S204)。ステップS203において、全てのブロックについて採用/非採用の判定を終えるまで、コントローラ210は、ステップS200からステップS204の動作を繰り返す。
全てのブロックについてベクトル演算値の採用/非採用の判定を終えたと判断すると(S203においてYes)、コントローラ210は、採用した各ブロックのベクトル演算値に基づいて、各種視差演算を行なう(S205)。なお、ベクトル演算値が採用されなかったブロックについては、他のブロックで算出されたベクトル演算値を用いて、各種視差演算を行なう。
コントローラ210は、各種視差演算として例えば、マッチング対象としたすべてのブロックにおいて、当該ブロック中の、最大のベクトル演算値と、最小のベクトル演算値と、ベクトル演算値の中央値と、ベクトル演算値の平均値とを演算する。
続いて、コントローラ210は、ステップS205において演算して得られた視差演算結果に基づいて、各種制御を行なう(S206)。各種制御として、例えば、コントローラ210は、最大のベクトル演算値と、最小のベクトル演算値とに基づいて、現在撮影中の画像における視差が視聴に適しているか否かを判定し、その判定結果を液晶モニタ270に表示するなどして、ユーザに報知することができる。または、コントローラ210は、ベクトル演算値の平均値を利用して、OISアクチュエータ130a及び130bを制御し、より快適な映像となるように輻輳位置を調整することができる。
1−3.効果等
以上のように、本実施の形態において、デジタルビデオカメラ1は、
複数画素で構成される画像に関する第1視点信号及び第2視点信号を取得する画像処理部160(取得部)と、
取得した第1視点信号が示す第1の画像を、所定の画素数を有する複数のブロックに分割する画像処理部160(分割部)と、
第2視点信号が示す第2の画像に、第1の間隔で第1所定数の第1ブロックを設定し、第1視点信号が示す第1の画像におけるマッチング対象のブロックと第1のブロックのそれぞれとについてマッチングを行ってマッチングの度合を示す第1評価値を演算し、第1評価値に基づいて第1所定数の第1ブロックの中から1つの第1ブロックを選択し、当該選択した第1のブロックとマッチング対象ブロックとの間の第1視差を演算する画像処理部160(第1演算部)と、
第2視点信号が示す第2の画像に、第2の間隔で第2所定数の第2ブロックを設定し、マッチング対象のブロックと第2のブロックのそれぞれとについてマッチングを行ってマッチングの度合を示す第2評価値を演算し、第2評価値に基づいて第2所定数の第2ブロックの中から1つの第2ブロックを選択し、当該選択した第2のブロックとマッチング対象ブロックとの間の第2視差を演算する画像処理部160(第2演算部)と、
第1評価値及び第2評価値並びに第1視差及び第2視差に基づいて、マッチング対象ブロックと第2の画像における第1の画像のマッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、第1視差または第2視差を採用するか否かを判断するコントローラ210(判断部)とを備える。
これにより、本開示におけるデジタルビデオカメラ1は、2種類の方法で(第1のパラメータ及び第2のパラメータに基づいて)マッチングを行ってマッチングの度合を示す第1評価値及び第2評価値並びに第1視差及び第2視差を演算する。そして、デジタルビデオカメラ1は、それらに基づいて、第1の画像の前記マッチング対象ブロックと第2の画像における第1の画像のマッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、第1視差または第2視差を採用するか否かを判断する。これにより、第1評価値及び第2評価値に基づいて、マッチングの度合いが高い、つまり信頼性の高い視差を採用することができる。ここで、第1視点信号が示す画像及び第2視点信号が示す画像中に、誤検出の原因となるような繰り返し模様が存在しない場合、2種類の方法でマッチングを行なっても、第1視差と第2視差とは同じになる。一方、第1視点信号が示す画像及び第2視点信号が示す画像中に、誤検出の原因となるような繰り返し模様が存在する場合、第1視差と第2視差とは異なってしまう可能性が高い。本実施形態では、このような要素を考慮して第1視差または第2視差を採用するか否かを判断する。これにより、第1視点信号及び第2視点信号が示す画像に柵や、格子のような繰り返し模様を有する被写体が存在する場合においても、適切に視差を決定することができる。またより適切に、視差演算結果に基づく各種制御を行なうことができる。
また、本実施の形態において、
コントローラ210(判断部)は、
第1評価値及び第2評価値の両方が基準値以下のときは、第1の画像のマッチング対象ブロックと第2の画像における第1の画像のマッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、第1視差と第2視差とのいずれをも採用せず、
第1評価値が基準値よりも大きく、かつ第2評価値が基準値よりも小さいときは、第1の画像のマッチング対象ブロックと第2の画像における第1の画像のマッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、第1視差を採用し、
第1評価値が基準値よりも小さく、かつ第2評価値が基準値よりも大きいときは、第1の画像のマッチング対象ブロックと第2の画像における第1の画像のマッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、第2視差を採用し、
第1評価値及び第2評価値の両方が基準値以上のときは、第1の画像のマッチング対象ブロックと第2の画像における第1の画像のマッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、第1視差及び第2視差の大きさに基づいて、第1視差及び第2視差の採否を判断する。
これにより、第1視差と第2視差とのうち、マッチングの度合が一定以上で、かつマッチングの度合が高い方の視差が採用される。そのため、視差検知の精度が向上する。なお、第1評価値及び第2評価値の両方が基準値以上のときは、柵等の存在が考えられる。その場合、第1視差及び第2視差の大きさに基づいて、第1視差及び第2視差の採否を判断する。これにより、柵等による視差の誤検知を抑制することができる。
また、本実施の形態において、
コントローラ210(判断部)は、
第1評価値及び第2評価値の両方が基準値以上の場合、
第1視差と第2視差の大きさが同じであるときは、第1の画像のマッチング対象ブロックと第2の画像における第1の画像のマッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、第1視差と第2視差とのいずれか一方を採用し、
第1視差と第2視差の大きさが異なるときは、第1の画像のマッチング対象ブロックと第2の画像における第1の画像のマッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、第1視差と第2視差とのいずれをも採用しない。
これにより、第1視差と第2視差の大きさに基づいて場合分けして視差を設定することができる。そのため、より適切に視差を設定することができる。したがって、柵等による視差の誤検知を一層抑制することができる。なお、第1視差と第2視差の大きさが同じであるにもかかわらず、第1視差と第2視差の大きさが異なるときは、柵等が存在している可能性が高い。この場合、第1視差と第2視差とのいずれをも採用しないことで、柵等による視差の誤検知を抑制することができる。
また、本実施の形態において、
コントローラ210(第1演算部)は、演算により求めた各第1評価値に、各第1評価値毎に異なる第1の重み付けの値を乗算し、この乗算した結果に基づいて、第1所定数の第1ブロックのうちの、マッチング候補の1つの第1ブロックを選択し、
コントローラ210(第2演算部)は、演算により求めた各第2評価値に、各第2評価値毎に異なる第2の重み付けの値を乗算し、この乗算した結果に基づいて、第2所定数の第2ブロックのうちの、マッチング候補の1つの第2ブロックを選択し、
第1の重み付けの値は、各第1の重み付けの値に対応する第1ブロックの位置が、第1所定数と第1の間隔とにより定まる第1ブロックの存在範囲の中心位置に近いほど大きく、
第2の重み付けの値は、各第2の重み付けの値に対応する第2ブロックの位置が、第2所定数と第2の間隔とにより定まる第2ブロックの存在範囲の中心位置に近いほど小さい。
これにより、第1演算部(コントローラ210)でマッチング候補の第2ブロックを選択するときと、第2演算部(コントローラ210)でマッチング候補の第2ブロックを選択するときとにおいて、2種類のパラメータに基づいてマッチング候補の第2ブロックの選択を行うことができる。両者において同じような重み付けを行った場合、両者において同じような誤検出が生じる可能性があるが、第1演算部(コントローラ210)と第2演算部とで)異なる傾向の重み付けを行うことで、両者において同じような誤検出が生じることを抑制することができる。
また、本実施の形態において、
第1所定数と第1の間隔とにより定まる、第1ブロックの存在範囲と、第2所定数と第2の間隔とにより定まる、第2ブロックの存在範囲とが異なる。
これにより、2つの方法において異なる範囲でマッチングを行うことができる。そのため、同じような誤検出が発生するのを抑制することができる。
また、本実施の形態において、
第1所定数と第2所定数とは同じであり、
第2の間隔は第1の間隔よりも大きい。
これにより、第1演算部(コントローラ210)においては視差をきめ細かく検出でき、第2演算部(コントローラ210)においては、視差の検出範囲を第1演算部(コントローラ210)における視差の検出範囲よりも広くすることができる。つまり、限られた数のブロックできめ細かくかつ広い範囲で視差を検出することができる。
(他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上記実施形態では、第1のパラメータによる映像差分ベクトルの演算のときのマッチングのブロックの数と第2のパラメータによる映像差分ベクトルの演算のときのマッチングのブロックの数とが同じである場合について説明したが、これに限定されない。要するに、基準とする単一のブロックについて、探索範囲の異なる複数パラメータにより映像差分ベクトルを演算する形態であれば、本開示の範疇である。
上記実施形態では、ステップS202の採用/非採用の判定において、第1の信頼性の評価値が所定の基準値よりも高く、第2の信頼性の評価値も所定の基準値よりも高い(以上である)場合、コントローラ210は、第1のベクトル演算値と第2のベクトル演算値とが同じ値のときに、第1のベクトル演算値を採用する。しかし、これに限定されない。第1のベクトル演算値と、第2のベクトル演算値とは同じ値のときに、コントローラ210は、第2のベクトル演算値を採用してもよい。また、コントローラ210は、第1のベクトル演算値と第2のベクトル演算値とを厳密に同じと判定する必要はなく、所定範囲内(数画素程度)の差異があったとしても、同一であると判定するようにしても構わない。
上記実施形態では、水平方向のブロックマッチングを行ってベクトル値の検出を行う場合に水平方向に繰り返し模様が存在する場合の誤検出を防止する技術について説明した。しかし、本開示の思想は、上下方向のブロックマッチングを行ってベクトル値の検出を行う場合に上下方向に繰り返し模様が存在する場合の誤検出を防止するためにも適用できる。また、本開示の思想は、これらの方向以外の任意の方向のブロックマッチングを行ってベクトル値の検出を行う場合に当該方向に繰り返し模様が存在する場合の誤検出を防止するためにも適用できる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、複数の視点の画像を撮影できる装置に適用可能である。具体的には、複数の視点の画像を撮影できるデジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯機器、スマートフォン等の撮像装置などに、本開示は適用可能である。
110a、110b 光学系
120a、120b ズームモータ
130a、130b OISアクチュエータ
140a、140b フォーカスモータ
150a、150b CCDイメージセンサ
160 画像処理部
200 メモリ
210 コントローラ
220 ジャイロセンサ
230 カードスロット
240 メモリカード
250 操作部材
270 液晶モニタ
280 内部メモリ

Claims (6)

  1. 複数画素で構成される画像に関する第1視点信号及び第2視点信号を取得する取得部と、
    前記取得した第1視点信号が示す第1の画像を、所定の画素数を有する複数のブロックに分割する分割部と、
    前記第2視点信号が示す第2の画像に、第1の間隔で第1所定数の第1ブロックを設定し、前記第1視点信号が示す第1の画像におけるマッチング対象ブロックと前記第1ブロックのそれぞれとについてマッチングを行ってマッチングの度合を示す第1評価値を演算し、前記第1評価値に基づいて前記第1所定数の前記第1ブロックの中から1つの第1ブロックを選択し、当該選択した第1ブロックと前記マッチング対象ブロックとの間の第1視差を演算する第1演算部と、
    前記第2視点信号が示す第2の画像に、第2の間隔で第2所定数の第2ブロックを設定し、前記マッチング対象ブロックと前記第2ブロックのそれぞれとについてマッチングを行ってマッチングの度合を示す第2評価値を演算し、前記第2評価値に基づいて前記第2所定数の前記第2ブロックの中から1つの第2ブロックを選択し、当該選択した第2ブロックと前記マッチング対象ブロックとの間の第2視差を演算する第2演算部と、
    前記選択した第1ブロックについての第1評価値及び前記選択した第2ブロックについての第2評価値並びに前記第1視差及び前記第2視差に基づいて、前記マッチング対象ブロックと前記第2の画像における前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、前記第1視差または前記第2視差を採用するか否かを判断する判断部とを備える、
    演算処理装置。
  2. 前記判断部は、
    前記選択した第1ブロックについての第1評価値及び前記選択した第2ブロックについての第2評価値の両方が基準値以下のときは、前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックと前記第2の画像における前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、前記第1視差と前記第2視差とのいずれをも採用せず、
    前記選択した第1ブロックについての第1評価値が前記基準値よりも大きく、かつ前記選択した第2ブロックについての第2評価値が前記基準値よりも小さいときは、前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックと前記第2の画像における前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、前記第1視差を採用し、
    前記選択した第1ブロックについての第1評価値が前記基準値よりも小さく、かつ前記選択した第2ブロックについての第2評価値が前記基準値よりも大きいときは、前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックと前記第2の画像における前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、前記第2視差を採用し、
    前記選択した第1ブロックについての第1評価値及び前記選択した第2ブロックについての第2評価値の両方が基準値以上のときは、前記第1視差及び前記第2視差の大きさに基づいて、前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックと前記第2の画像における前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、前記第1視差または前記第2視差を採用するか否かを判断する、
    請求項1に記載の演算処理装置。
  3. 前記判断部は、
    前記選択した第1ブロックについての第1評価値及び前記選択した第2ブロックについての第2評価値の両方が前記基準値以上の場合、
    前記第1視差と前記第2視差の大きさが同じであるときは、前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックと前記第2の画像における前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、前記第1視差と前記第2視差とのいずれか一方を採用し、
    前記第1視差と前記第2視差の大きさが異なるときは、前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックと前記第2の画像における前記第1の画像の前記マッチング対象ブロックに対応するブロックとの間の視差として、前記第1視差と前記第2視差とのいずれをも採用しない、
    請求項2に記載の演算処理装置。
  4. 前記第1演算部は、演算により求めた各第1評価値に、各第1評価値毎に異なる第1の重み付けの値を乗算し、この乗算した結果に基づいて、前記第1所定数の前記第1ブロックのうちの、マッチング候補の1つの第1ブロックを選択し、
    前記第2演算部は、演算により求めた各第2評価値に、各第2評価値毎に異なる第2の重み付けの値を乗算し、この乗算した結果に基づいて、前記第2所定数の前記第2ブロックのうちの、マッチング候補の1つの第2ブロックを選択し、
    前記第1の重み付けの値は、各第1の重み付けの値に対応する第1ブロックの位置が、前記第1所定数と前記第1の間隔とにより定まる前記第1ブロックの存在範囲の中心位置に近いほど大きく、
    前記第2の重み付けの値は、各第2の重み付けの値に対応する第2ブロックの位置が、前記第2所定数と前記第2の間隔とにより定まる前記第2ブロックの存在範囲の中心位置に近いほど小さい、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の演算処理装置。
  5. 前記第1所定数と前記第1の間隔とにより定まる、前記第1ブロックの存在範囲と、前記第2所定数と前記第2の間隔とにより定まる、前記第2ブロックの存在範囲とが異なる、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の演算処理装置。
  6. 前記第1所定数と前記第2所定数とは同じであり、
    前記第2の間隔は前記第1の間隔よりも大きい、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の演算処理装置。
JP2012258786A 2011-11-28 2012-11-27 演算処理装置 Expired - Fee Related JP5988213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012258786A JP5988213B2 (ja) 2011-11-28 2012-11-27 演算処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011258972 2011-11-28
JP2011258972 2011-11-28
JP2012258786A JP5988213B2 (ja) 2011-11-28 2012-11-27 演算処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013138414A JP2013138414A (ja) 2013-07-11
JP5988213B2 true JP5988213B2 (ja) 2016-09-07

Family

ID=48466920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012258786A Expired - Fee Related JP5988213B2 (ja) 2011-11-28 2012-11-27 演算処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9076215B2 (ja)
JP (1) JP5988213B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104284172A (zh) * 2013-07-04 2015-01-14 联咏科技股份有限公司 影像匹配方法及立体匹配系统

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5099446A (en) * 1987-04-28 1992-03-24 Fujitsu Ten Limited Data transfer apparatus and data transfer system
US5768404A (en) 1994-04-13 1998-06-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Motion and disparity estimation method, image synthesis method, and apparatus for implementing same methods
JP3465988B2 (ja) 1994-04-27 2003-11-10 松下電器産業株式会社 動き及び奥行き推定方法及びその装置
GB2293298A (en) * 1994-07-27 1996-03-20 Ibm A data processing system for surfacing a model
JP3576618B2 (ja) * 1995-01-04 2004-10-13 日本放送協会 動きベクトル検出方法および装置
JP3476114B2 (ja) * 1996-08-13 2003-12-10 富士通株式会社 立体表示方法及び装置
JPH10178564A (ja) * 1996-10-17 1998-06-30 Sharp Corp パノラマ画像作成装置及び記録媒体
JP3287465B2 (ja) * 1999-09-22 2002-06-04 富士重工業株式会社 ステレオ画像処理装置
JP2001184497A (ja) 1999-10-14 2001-07-06 Komatsu Ltd ステレオ画像処理装置及び記録媒体
JP2001351200A (ja) * 2000-06-09 2001-12-21 Nissan Motor Co Ltd 車載用物体検知装置
US7305032B2 (en) * 2002-08-02 2007-12-04 Kddi Corporation Image matching device and method for motion pictures
JP2006285952A (ja) * 2005-03-11 2006-10-19 Sony Corp 画像処理方法、画像処理装置、プログラムおよび記録媒体
JP4349363B2 (ja) * 2005-12-14 2009-10-21 セイコーエプソン株式会社 動きベクトル検出方法、画像処理装置、画像表示装置およびプログラム
JP4772494B2 (ja) 2005-12-26 2011-09-14 富士重工業株式会社 データ処理装置
JP4178480B2 (ja) * 2006-06-14 2008-11-12 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、撮像装置および撮像方法
JP4868968B2 (ja) * 2006-07-31 2012-02-01 株式会社東芝 補間フレーム作成方法及び補間フレーム作成装置
JP2009071689A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Sony Corp 画像処理装置、画像処理方法および撮像装置
JP4856611B2 (ja) * 2007-10-29 2012-01-18 富士重工業株式会社 物体検出装置
JP5209121B2 (ja) * 2009-09-18 2013-06-12 株式会社東芝 視差画像生成装置
JP2011120233A (ja) 2009-11-09 2011-06-16 Panasonic Corp 3d映像特殊効果装置、3d映像特殊効果方法、および、3d映像特殊効果プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US9076215B2 (en) 2015-07-07
JP2013138414A (ja) 2013-07-11
US20130136340A1 (en) 2013-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4852591B2 (ja) 立体画像処理装置、方法及び記録媒体並びに立体撮像装置
US9092875B2 (en) Motion estimation apparatus, depth estimation apparatus, and motion estimation method
US20140340543A1 (en) Image-processing apparatus and image-processing method
US8922627B2 (en) Image processing device, image processing method and imaging device
KR101830077B1 (ko) 화상처리장치, 그 제어 방법 및 기억매체
JP6405531B2 (ja) 撮像装置
US20130027520A1 (en) 3d image recording device and 3d image signal processing device
JP6564284B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US20150288949A1 (en) Image generating apparatus, imaging apparatus, and image generating method
US10547791B2 (en) Control apparatus, control method, and storage medium
US9300861B2 (en) Video recording apparatus and focusing method for the same
JP5988213B2 (ja) 演算処理装置
JP5454392B2 (ja) 測距装置及び撮像装置
JP6245968B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置および制御方法
JP2016042662A (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、プログラム、記憶媒体
TWI694719B (zh) 影像處理方法,電子裝置及非暫態電腦可讀取儲存媒體
JP2013062557A (ja) デジタル撮影装置及び、3d撮影方法
US20120033050A1 (en) Imaging apparatus
JP5221827B1 (ja) 立体映像撮影装置及びズーム動作の制御方法
JP5201160B2 (ja) 共通画像平面決定プログラム、共通画像平面決定方法、および共通画像平面決定装置
JP6089549B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、およびプログラム
JP2011188394A (ja) 撮像装置
JPWO2012017596A1 (ja) 撮像装置
JP2012022716A (ja) 立体画像処理装置、方法及びプログラム並びに立体撮像装置
US20120212585A1 (en) Stereoscopic imaging device and stereoscopic imaging method

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141006

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20141014

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160729

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5988213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees