JP5987107B2 - 通信ユーザ機器に影響を及ぼす妨害送信機を検出する方法、装置及びユーザ機器、並びに該ユーザ機器を含むシステム - Google Patents

通信ユーザ機器に影響を及ぼす妨害送信機を検出する方法、装置及びユーザ機器、並びに該ユーザ機器を含むシステム Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の前提部に係る通信ユーザ機器に影響を及ぼす妨害送信機を検出する方法に関する。本発明はまた、当該方法を実行するよう構成された装置、並びに、当該装置、ユーザ機器、ユーザ機器へのインターフェース、及び当該方法を実行するよう構成されたアプリケーションを含むシステムに関する。
何年も前から公知である現在のセルラ方式の無線ネットワークは、同時に異なる技術を基礎としている。最も広範なカバレッジは、現在でも、いわゆるGSM(登録商標)標準に準拠するモバイル通信用のグローバルシステムによって維持されている。ユーザ機器はそのようなセルラ方式のネットワークにおいて自由に移動することができ、また例えばGSM標準仕様書3GPP ETSI TS 51.010等に記載されているように、GSMネットワークの様々なセルにハンドオーバされてもよい。
現在の無線ネットワークは、例えばユニバーサル移動体通信システムUMTS(universal mobile telecommunication system)において実現されているような、セルラ方式の符号分割多重アクセスCDMA(code division multiple access)を基礎としている。これらの標準を実行するネットワークは、カメラシステム等のような機密保護の用途にとって益々重要になっている。
一般的に、無線ネットワークにおけるユーザ機器は妨害送信機による影響に晒される可能性がある。ここにおいて、妨害とは一般的に、基地局からの信号のユーザ機器による受信を阻止する機器によって行なわれるものである。実際のところ、妨害発生装置は多くの場合、高電力レベルにあるユーザ機器の通信周波数を含む広範囲の周波数を干渉することによって、携帯電話を実質的に使用不能にする。一方、幾つかの妨害発生装置の用途は、例えば静粛な状況において通話が抑制されるべきところでは合法とされる。他の妨害発生装置は、例えばユーザ機器等の機密保護用途を妨害するための悪用に適用される。妨害発生装置はジャミングGSMまた、UMTS周波数を使用できる。しかしながら妨害電波を検出及び阻止する解決手段は、現在のところ、基本的にはGSM妨害発生装置に対してのみ既知である。これに関して、妨害電波対抗解決手段の主たる目的は、妨害電波攻撃を確実に検出することであると認められる。しかしながら、妨害電波攻撃を阻止することもまた望ましい。
特許文献1には、GSMモバイル通信ネットワークにおける妨害検出の方法が記載されている。当該方法は、モバイル通信ネットワークに登録されたユーザ機器において、a)モバイル通信ネットワークの動作の帯域内の、ユーザ機器と基地局との間の複数の通信チャネルのうち少なくとも一つの信号電力レベルを測定するステップと、b)当該少なくとも一つの通信チャネルの信号電力レベルが閾値MNPLよりも大きいか否かを確認し、閾値MNPLよりも大きい場合には、当該通信チャネルにおいて基地局によって送信された基地局識別コードBSIC(Base Station Identity Code)の復号を試みるステップと、c)幾つかのチャネルにおいてステップa)及びb)を繰り返すステップと、d)当該幾つかのDCMNのチャネルにおいてBSICの復号が不可能であった際に、妨害状態報告JDR(jammed condition report)メッセージを基地局へシグナリングするステップとを含む。この方法は、妨害状態報告JDRメッセージの基地局へのシグナリングが、妨害状態のために通常は不可能であるという問題を有する。それ故、妨害状態は未解決のままである。
妨害電波対抗解決手段は特許文献2から公知であるが、しかしながら、この妨害電波対抗解決手段もまたGSM標準に限定されている。この刊行物には、通信端末に影響を及ぼす妨害送信機を検出するための方法が開示されており、この方法では受信無線チャネル信号レベルがシグナリングチャネルにおける周期的な間隔で評価される。通信端末がシグナリングチャネルにおいて所定の閾値を超える無線チャネル信号レベルを検出するが、それにもかかわらずメッセージの内容を復号できない場合には、この状態は干渉状況とみなされ、警報信号が送信される。このGSM妨害電波対抗解決手段に関する問題は、シグナリングチャネルにおける所定の閾値とメッセージ内容の受信とを基礎としていることである。
これらの特徴は、ある程度GSM技術に固有のものではあるが、しかしながらUMTS技術には余り適していない。より詳細には、セルラ方式の符号分割多重アクセスを基礎とする無線ネットワークの枠内での妨害電波対抗解決手段の方が、実現水準がより厳しいことが判明している。ユーザ機器の通信周波数帯域における外乱を処理する状態は、セルラ方式の符号分割多重アクセスを基礎とする無線ネットワーク内でのユーザ機器に関するほぼ通常の動作状態である。特に、信号を復号できる限りは、イントラセル干渉及びインターセル干渉は一般的にCDMAを基礎とする無線ネットワークにおいて許容される。従って、この動作状態は必然的に、CDMAを基礎とする技術に起因して常に妨害されている。
その詳細な理由は以下の通りである。通信ユーザ機器UE及び複数のベースノード局BNSはCDMAを基礎としている無線ネットワークの基本構成要素である。無線ネットワークRNは周波数分割多重FDD(frequency division duplex)モード又は時分割多重TDD(time division duplex)モードのいずれかにおいて動作してもよい。サービングセルカバレッジエリアCAにおける通信リンクが通信ユーザ機器とサービングベースノード局sBNSとの間に提供されると、通信信号ユニットSUはサービングベースノード局のサービングセルカバレッジエリアにおける擬似雑音拡散コードSCと相関が取られ、また擬似雑音チップCHIとして多重共有通信周波数チャネルにおいて送信される。それ故、通信周波数チャネルにおける複数のベースノード局及びユーザ機器の干渉は、スペクトル的に通信周波数帯域の上側周波数と下側周波数との間に位置している。
従って、多重共有通信周波数チャネルにおける広帯域の「妨害のような」干渉を異常なイベントとみなすことはできず、それどころかそのような干渉は通常の動作状態の一部である。このような状況は、前述の周波数帯域においてユーザ数が変化する度にも生じ得る。また同様の状況は、ユーザ機器がベースノード局から比較的長い距離又は比較的短い距離を有している場合にも生じる可能性がある。更には、ユーザ機器が二つのベースノード局の到達距離内に存在する場合、特にそれとは逆に、二つのユーザ機器がCDMAを基礎とする無線ネットワークの同一セル又は隣接セルに属する場合にも同様の状況が生じる可能性がある。その結果、CDMAを基礎としている無線ネットワーク技術において問題無く実現されるべき妨害電波対抗解決手段は一層高度なものである。
特許文献3において、CDMAを基礎とした通信ネットワークにおけるジャマー検出感度の向上のための概念が提供されている。当該概念では、スペクトル解析データは、ワイヤレスシステム周波数帯域中の正当な加入者送信のものから識別できる電力スペクトル密度特性を持つジャミング信号を識別するのに使用される。ジャミング送信機近くに配置されたいくつかの基地局を使用することにより、そしてそれらの基地局で受信された電力スペクトル密度を比較することにより、ジャミング送信機の位置が推定される。
さらに、このようなスペクトル解析データは、ハードウェア不調または故障を示す異常受信スペクトル特性を検出するのに使用される。スペクトル解析は、約1.25MHzのCDMA信号バンド幅Cに対して、実入力データFFT及び複素入力データFFTのモデルを使用する。またスペクトル解析は、ジャマー検出しきい値は「雑音フロアー」に対して設定され、ジャマー検出しきい値がFFTの2つのケースに対して同じであると結論付けることができる、との前提に基づいている。(インバンド)電力スペクトル密度Pはいずれの技術に対しても同じであり、電力スペクトル密度はP/Cに等しい。しかしながら、ジャマー電力はIとQのブランチ間に等しく分割されることから、ジャマー電力は複素入力データFFTのケースにおけるよりも実入力データFFTに対しては3dB少ない。
国際公開第2005/112321号 国際公開第2007/019814号 国際公開第00/62437号
それにもかかわらず、一般的に、そして上述の特許文献2及び特許文献1のGSM解決手段と比較すると、ユーザ機器に関する特定のシグナリングチャネルの信号レベルについての所定の閾値自体を規定することはできない。チャネル及び/又は信号レベルは、ネットワークの周囲環境に依存して絶えず変化している。また、擬似雑音拡散コードが通信ユーザ機器によって受信されない限り、そのようなメッセージ内容を受信することはできない。従って、擬似雑音拡散コードが無ければ、擬似雑音拡散コードがユーザ機器に既知でない限り、メッセージの伝送も内容の復号も不可能である。
3GPP TS25.133の4.2.2.1章において、サービングセルのセル選択基準Sの測定及び評価が記載されている。ユーザ機器は、サービングセルのCPICH EC/Io及びCPICH RSCPレベルを測定し、3GPP TS25.304(「アイドルモードでのUE手順及び接続モードでのセル再選択手順」)で規定されるセル選択基準Sを評価する。一定期間後に、ユーザ機器は「圏外エリア」にあるとみなされ、3GPP TS25.331(「RRCプロトコル仕様書」)に規定の動作を実行する。ユーザ機器のその他のセルへの移動に際して、ユーザ機器が適したUTRAセルを発見できない場合には、「圏外エリア」にあるとみなされ、3GPP TS25.331に規定の動作を実行する。従って、原則として電力レベルに応じた適切なセルが発見されない場合は、ユーザ機器は圏外にあるとみなされる。この手順では、1以上の電力レベルの測定を必要とする。
妨害検出の概念は、有利には、メッセージ内容の識別又は電力レベルの測定に基づくことも可能であるが、信号強度又は電力の高度な測定への依存度がより低く、それ故信頼性がより高い妨害電波対抗の概念を有することが、主として望ましい。特に、CDMAを基礎とした無線ネットワークにおいて、妨害検出の基準として電力レベルの比較が行われ、またこの比較を回避することが可能な場合には、復号及び逆拡散手続きを考慮する必要がある。更に、上述の全ての手法には、妨害状況の阻止ではなく検出のみが可能であるという問題点がある。しかしながら、UMTS標準における妨害を阻止するための解決策が強く求められている。これに関して、妨害電波対抗解決手段の主たる目的は、妨害攻撃を確実に検出することであると認められるが、それでもなお、妨害攻撃を阻止することも可能である。少なくとも、妨害攻撃をかなり早期に検出することは、妨害攻撃を阻止するのに貢献し得る。
通常、妨害によって第一に、ユーザ機器と基地局との間のトラフィック接続が切断される。それ故、ユーザ機器はアイドルモードに戻る。従って、移動局は電話をかける、または受けることが不可能となる。上記の妨害検出のための手法は、ユーザ機器によるセルへのキャンプオンが続行不能となる前に、アイドルモードにおいてのみ妨害状況を検出することを目的としている。例えば、ユーザ機器は無線ネットワークに依然として登録されているため、アイドルモードは依然として特定の動作を維持していることが公知である。その際は、ユーザ機器(移動局MSとも呼ばれる)の電源は入れられているが、専用物理チャネルは割り当てられていない。特に、特定のアイドルモードでのタスクは、依然として無線サブシステムリンク制御を提供することが可能である。上記のように、アイドルモードで妨害検出を行うのでは幾分遅く、それ故妨害状況を阻止する機会を限定している。
これが本発明の出発点である。本発明の目的は、通信ユーザ機器に影響を及ぼす妨害送信機を検出するための改良された方法を提供することである。通信ユーザ機器及び複数のベースノード局は、例えば周波数分割多重モード又は時分割多重モードの無線ネットワークのような、セルラ方式の符号分割多重アクセスを基礎としている無線ネットワークの構成要素である。特に本発明の目的は、かなり早期に、具体的にはユーザ機器がアイドルモードに戻る前に妨害送信機を検出する方法を提供することである。
本発明の更なる目的は、通信ユーザ機器に影響を及ぼす妨害送信機を検出する方法、具体的には妨害状況を、通信ユーザ機器が接続モードにある間、具体的にはユーザ機器に専用物理チャネルが割り当てられている際、即ち好ましくは接続が遮断される前に予め検出する方法を実行するよう構成された、改良された通信モジュール、具体的にはユーザ機器を提供することである。特に、本方法及び通信モジュールは、妨害状況が容認される前に妨害警告を検出するよう構成されるべきである。具体的には、ユーザ機器の圏外状態と妨害警告状況とが区別されなければならない。本発明の更なる別の目的は、広い周波数範囲において妨害送信機を検出することも可能とする、より精巧な概念を用いた方法及び装置を提供することである。具体的には、本発明の目的は、通信ユーザ機器に影響を及ぼす妨害送信機を検出するための、信号強度又は電力の高度な測定への依存度が低い、効率的かつ確実な方法及び装置を提供することである。
方法に関して、上記の目的は、請求項1に記載されている本発明の方法により達成される。
装置に関して、上記の目的は、請求項12に記載されている本発明のユーザ機器のための装置により達成される。
装置に関して、上記の目的は、請求項13に記載されている本発明のシステムにより達成される。
本発明において、通信ユーザ機器UEは、複数のユーザ機器UEと複数のベースノード局BNSとを含む、セルラ方式の無線ネットワークRNの構成要素と通信を行うよう構成される。好ましくは、セルラ方式の無線ネットワークRNは、ユーザ機器UEがセルラ方式の無線ネットワークRN内のセルへ同期を行うための同期チャネルSCHを提供し、検出装置はユーザ機器の近傍又はユーザ機器の一部として設けられる。前述の通信ユーザ機器UE及び複数のベースノード局BNSは、セルラ方式の符号分割多重アクセスCDMAを基礎としている無線ネットワークRN、具体的には周波数分割多重FDDモード又は時分割多重TDDモードの構成要素である。好ましくは、擬似雑音拡散コードSCは通信信号ユニットSUを拡散するためのものであり、ユーザ機器UEとセルラ方式の無線ネットワークRN内のセルとの同期は、同期チャネルからのセル検索において決定される。
本発明に係る妨害検出及び/又は警告に関する当該概念は、無線ネットワークRNの構成要素との通信無線リンクへの接続モードであるユーザ機器UEを提供することに基づいている。本発明によれば、当該ユーザ機器UEの接続モードにおいて、
専用物理チャネル(DPCH)の電力制御に基づいて同期指標を生成するステップと、
当該同期指標を評価するステップと、
専用物理チャネル(DPCH)において、更なるパラメータ、具体的には専用物理チャネル(DPCH)に関連したレイヤ1パラメータを測定するステップと、
評価に基づいて妨害状況を示すステップと、
が行われる。
セルラ方式の無線ネットワークRNは、ユーザ機器UEとセルラ方式の無線ネットワークRN内のセルとの通信無線リンクのための専用チャネルDCHを提供し、ユーザ機器UEは、当該専用チャネルDCHを介して、通信無線リンクへの接続モードとなる。同期指標は、専用物理チャネル(DPCH)の電力監視に基づいて生成される。有利には、専用物理チャネルDPCHは、専用物理データチャネルDPDCH及び/又は専用物理制御チャネルDPCCHである。
好ましくは、前述の通信ユーザ機器(UE)及び複数のベースノード局(BNS)は、セルラ方式の符号分割多重アクセス(CDMA)を基礎としている無線ネットワーク(RN)、具体的には周波数分割多重(FDD)モード又は時分割多重(TDD)モードの構成要素である。擬似雑音拡散コード(SC)は通信信号ユニット(SU)を拡散するためのものであり、ユーザ機器(UE)とセルラ方式の無線ネットワーク(RN)内のセルとの同期は、妨害送信機が通信ユーザ機器に影響を及ぼしていることを、特にアプリケーションレイヤに示すよう構成された専用チャネル(DPCH)を介した通信無線リンクへの接続モードにおいて決定される。
この方法、また上記において概略を述べたような方法の発展形態は、あらゆる有利な形態のディジタル回路によって実現されてもよく、それにより、ディジタル回路に関連する利点が得られてもよい。特に、本方法の1以上の方法ステップ又は方法の特徴を、その方法ステップを機能的に実行するための1以上の手段によって実現することができる。単一のプロセッサ又は他のユニットが特許請求の範囲に記載されている種々の手段の機能を実現してもよく、これは特に本発明の概念に従うユーザ機器に適用される。当該概念により、記憶装置に記憶可能であり、装置上で実行された際に本方法を実行するよう構成されたコンピュータプログラム製品ももたらされる。
本発明は、ユーザ機器自体では、また更なる測定を実施することなく、冒頭において概略を述べたようなCDMAシステムに由来する干渉に起因する通常モードの周波数外乱と、特定の状況において通常は定めることができない外的な外乱要因に起因するサービスアベイラビリティの損失とを区別することができないという問題から出発する。基本的に、信号強度又は電力の高度な測定又は比較への依存度を減らした上で、通信ユーザ機器に影響を及ぼす妨害送信機を検出するために、本発明は、活動的かつ確実に妨害状況を検出するための代替的な概念を提供する。
本発明は更に、妨害状況を検出するための現行の手法は、移動局(ユーザ機器UE)におけるアイドルモードでの測定に基づいているという問題から出発する。本発明は、ユーザ機器が無線ネットワークの構成要素との通信無線リンクへの接続モードである場合であっても、妨害状況の十分な兆候を発見することも可能であると認識している。また具体的に、接続モードにおいて、ユーザ機器には専用物理チャネルが割り当てられている。言うなれば、当該概念は具体的に、好ましくは移動局に専用物理チャネルが割り当てられた状態、故に発着信が可能な状態において妨害検出が可能であるという認識から出発する。有利には、当該手法は、通話中又は接続中であっても妨害攻撃の検出を可能とする。即ち、通話中/接続中における妨害検出概念が提供される。
結果として、本方法は、無線ネットワークの構成要素との通信無線リンクへの接続モードであるユーザ機器を提供することを特徴とする。より詳細には、本方法は、既存の無線リンクにおける妨害発生装置の影響、即ち妨害電力を監視するための基礎を提供する。好ましくは、ユーザ機器は実際にはアクティブ状態、即ち電源が入れられた状態であってもよい。その結果、好ましくは本方法は更に、アクティブ状態、即ち電源が入れられた状態のユーザ機器を提供することを特徴とする。
従って、本発明の概念は、妨害検出がアイドルモード又は場合によっては圏外モードにおいてのみ可能であるという問題を解消する利点を有する。即ち、当該概念は通話中/接続中に妨害状況を検出するための方法を提供し、それ故、専用物理チャネルが移動局に割り当てられている際に、予め妨害状況又は妨害状況への接近を検出することが可能となる。この方法は、カメラまたはその他のセキュリティーシステムの性能を向上させ得るという利点を有する。妨害電波対抗検出は非常に迅速であり、妨害検出の手段はより広くより早い範囲において提供され得る。
例えば既知の手法によると、妨害検出は、高いRSSIレベルが測定されているにもかかわらずセルの受信(BCCH)が不可能であることの検出に基づいている。しかしながら、妨害状況において、移動局はまず通信無線リンクへの接続モードを喪失し、次にアイドルモードに戻る。その後移動局はバンド検索またはチャネル検索を行う必要があり、当該検索が成功しない場合に限り、妨害状況が推定され得る。この手法において、移動局は既に圏外状況となっている可能性がある。これでは、妨害状況を識別するのに時間がかかるため都合が悪い。しかしながら、カメラシステム等のような機密保護の用途において、時間は有用なパラメータである。
専用物理チャネルにおいて、接続モード、即ち通話接続における電力監視に基づいて同期指標(具体的には同期外れ(OUT−OF−SYNC)状態又は同期(IN−SYNC)状態)を生成し、当該同期指標を評価することにより、本発明の概念は、接続モードの無線リンクが既に危機にさらされている場合であっても、ユーザ機器が接続モードで依然として機能している間に妨害状況を予め示すことが可能である。
本概念はまた、専用物理チャネル(DPCH)における更なるパラメータ、即ちレイヤ1パラメータの測定も提供する。好ましくは、レイヤ1パラメータは、専用物理チャネル(DPCH)において直接測定可能な何らかのパラメータである。レイヤ1パラメータの好ましい例は、受信信号コード電力(RSCP)の値、又はDPCHにおける擬似雑音チップ(PN)あたりの平均エネルギの値、又は総送信電力スペクトル密度である。特に、異なるフィールドまたは物理チャネル、具体的にはDPCHにおけるPNチップあたりの平均送信エネルギと、総送信電力スペクトル密度とのEc/Io比率の値が好ましい。これら又はその他の同等のレイヤ1パラメータの内の1つが、IN−SYNC状態の持続状況と共にDPCHにおける高エネルギを示す場合には、信頼性の高い妨害検出の兆候を得ることができる。
また代替的に、チェックサムの値、例えばデータと共に送信される、または送信の制御もしくはチェックのために提供される、ハッシュ値等の制御値を使用することもできる。送信された制御値(具体的にはチェックサム)が正しい場合は、正確な送信であることを示す。しかしながら、制御値のずれは、送信が妨害されたことを意味する。したがって、妨害状況を示すための、レイヤ1の専用チャネルにおける更なるパラメータとして、ずれの生じた制御値を使用することが可能である。
本発明の概念は更に、妨害送信機を検出する方法を実行するよう構成された、具体的にはアプリケーションレイヤに直接接続可能なユーザ機器のための装置をもたらす。本発明によると、当該装置は、接続モードの通信ユーザ機器に影響を及ぼす妨害送信機を検出するよう構成される。また、セルラ方式の無線ネットワーク(RN)は、ユーザ機器(UE)とセルラ方式の無線ネットワーク(RN)内のセルとの通信無線リンクのための専用物理チャネル(DPCH)を提供し、ユーザ機器(UE)は、通信無線リンクへの接続モードにおいて、専用チャネル(DPCH)を介して接続可能である。さらに、当該検出装置は、
専用物理チャネル(DPCH)の電力監視に基づいて同期指標を生成するよう構成され、具体的には、好ましくは専用物理チャネルの電力監視検出部を含む生成部と、
同期指標を評価するよう構成され、具体的には同期状態及び同期外れ状態を評価するよう構成された評価部と、
専用物理チャネル(DPCH)において、更なるパラメータ、具体的には専用物理チャネル(DPCH)に関連した、特にレイヤ1パラメータのみを測定するよう構成された測定部と、
評価部の出力に基づいて妨害状況を検出するよう構成され、具体的には複数の更なるパラメータによっても妨害状況を検出するよう構成された検出部とを含む。
本発明の概念は更に、複数のユーザ機器(UE)と複数のベースノード局(BNS)とを含む、セルラ方式の符号分割多重アクセス(CDMA)を基礎としている無線ネットワーク(RN)の構成要素と通信を行うよう構成された装置及び通信ユーザ機器(UE)のシステムをもたらす。セルラ方式の無線ネットワーク(RN)は、ユーザ機器(UE)とセルラ方式の無線ネットワーク(RN)内のセルとの通信無線リンクのための専用チャネル(DPCH)を提供し、ユーザ機器(UE)は、通信無線リンクへの接続モードにおいて、専用チャネル(DPCH)を介して接続可能である。また、同期指標は、専用物理チャネル(DPCH)の電力監視に基づいて生成され、好ましくは、検出装置は、ユーザ機器の近傍又はユーザ機器の一部として設けられる。
本発明のこれらの態様及び更なる発展形態は、従属請求項において更に概説されている。これにより、提案した概念についての上述の利点は更に改善される。
一般的に、同期指標を導き出すために、TS25.214に記載のような既存の同期プリミティブ、具体的にはIN−SYNC及び/又はOUT−OF−SYNCを用いることができる。
最も好ましくは、同期指標は送信電力制御(TPC)によって生成される。送信電力制御(TPC)は、標準3GPP TS25.101に規定される。電力制御ステップとは、UEにおいて生じた単一のTPCコマンド、TPC_cmdに応答して、UEの送信機が自身の出力電力を変化させることである。UEの送信機は、割り当てられた各キャリアにおいて出力電力を変化させることができる能力を有する必要がある。TPC_cmdあたりの一定の送信電力制御範囲は、3GPP TS25.101の6.4.2.1に概説されるように規定される。TPCは、開ループ又は閉ループ状況における上りリンク、下りリンク、最小、最大電力ごとに設定することができる。送信電力制御エラーは当該標準において既に規定されており、従って有利には妨害検出に使用することができる。好ましくは、送信電力制御エラー率を使用することができる。例えば同期指標は、同期指標の率を規定するための周期で生成され、具体的には該周期は周期性を有し、具体的には該周期性はミリ秒(ms)の時間スケールに基づく。
3GPP TS25.101の6.4.4に記載された出力電力の同期外れの取り扱いは、UEのアンテナ端で規定される受信機の特性を含む。完全なアンテナのみを持つUEについては、リファレンスアンテナの利得は0dBiであると仮定される。完全なアンテナを持つUEは、アンテナ利得を0dBiと仮定して、これらの電力レベルからフィールド力の要求仕様に変換することにより、考慮されてもよい。2以上の受信アンテナ端を持つUEについては、各受信アンテナ端に印加されるAWGN信号は無相関とする。各アンテナ端に印加される試験信号のレベルは、3GPP TS25.101の6.4.4.2章に規定されるものとする。UEは3GPP TS25.214に記載されているように、DPCCH品質を監視し、レイヤ1上での信号の消失を検知する。閾値Qout及びQinはそれぞれ、UEの電源を切断すべきDPCCH品質レベル及び電源を投入すべきタイミングを定義する。
この閾値は明示的には定義されないが、UEが送信機の電源を切断及び投入すべき状況によって定義される。DPCCH品質はUE内で監視され、同期監視の目的で閾値QoutおよびQinと比較される。閾値Qoutは、下りリンクDPCCH上で送信される信頼できないTPCコマンドの検知結果によるDPCCH品質レベルに対応する。これは例えば、30%のTPCコマンドエラー比率レベルでも可能である。閾値Qinは、下りリンクDPCCH上で送信されるTPCコマンドの検知が、Qoutにおける値よりも充分に信頼できるDPCCH品質レベルに対応する。これは例えば、20%のTPCコマンドエラー比率レベルでも可能である。
好適な実施例において、同期指標は、同期状態及び同期外れ状態の2値の組に対して評価される。具体的には、その後同期外れ状態は妨害状況を検出するためのパラメータとして用いられる、及び/又は、同期状態は非妨害状況を検出するためのパラメータとして用いられる。
従って、特に好ましくは、妨害状況は複数のレイヤ1パラメータによってのみ検出される。具体的には、レイヤ1パラメータは、1以上のリンク電力信号、具体的にはアクティブセットRSSI及び/又はEc/Io信号である1以上のリンク品質信号、同期状態、同期外れ状態からなる群から選択される。
代替的にまたは追加的に、さらに有利には、同期指標、即ち最も好ましくは専用物理チャネルの電力監視は、時間及び/又は振幅の関数として、具体的には1以上の時間の関数の導出に応じて評価される。従って、妨害状況はレイヤ1パラメータ及びレイヤ2パラメータに基づいて検出される。
従って、代替的にまたは追加的に、同期指標は、時間及び/又は振幅の関数として、具体的には1以上の関数の導出に応じて評価される。より詳細には、同期指標は、同期指標の振幅挙動を評価する少なくとも1つの振幅測定基準によって評価される。具体的には、同期外れ状態の振幅は妨害状況を検出するために評価される、及び/又は、同期状態の振幅は非妨害状況を検出するために評価される。代替的にまたは追加的に、より詳細には、同期指標は、同期指標の時間挙動を評価する少なくとも1つの時間測定基準によって評価される。具体的には、同期外れ状態の期間は妨害状況を検出するために評価される、及び/又は、同期状態の期間は非妨害状況を検出するために評価される。
具体的に、妨害状況は、複数の更なるパラメータ(具体的にはレイヤ1パラメータ及び/又はレイヤ2パラメータ及び/又はアプリケーションレイヤパラメータ)によっても検出される。更なるパラメータは、1以上の良好な参照パラメータ、1以上のタイマ及び/又はカウンタ、1以上の周期、具体的には周期性、からなる群から選択される。
好ましくは、同期指標は更に、1以上の開始トリガ及び/又は停止トリガ、並びに/あるいは、1以上のタイマ手段及び/又はカウンタ手段を有する、少なくとも1つの時間測定基準によって評価される。これは、妨害検出及び/又は警告の信頼性を向上させるために使用することができる。より詳細に、好ましくは、第1のタイマ手段及び/又はカウンタ手段は、同期外れ状態の開始時間(t3)から作動して、特に期間満了後に同期外れエラーを示す。さらに詳細に、好ましくは、第2のタイマ手段及び/又はカウンタ手段は、第1のタイマ手段及び/又はカウンタ手段の後に、同期外れ状態の時間(t4)から作動して、特に無線リンク失敗を示す。さらに詳細に、好ましくは、第3のタイマ手段及び/又はカウンタ手段は、第1のタイマ手段及び/又はカウンタ手段の後に、同期状態の開始時間(t5)から作動して、特に第1及び/又は第2のタイマ手段及び/又はカウンタ手段を停止し、妨害終了状況を示す。タイマは、状況に応じて自在に設定することが可能であり、技術的応用の要望に応じて構成することが可能である。
好ましくは、同期指標を導き出すために、TS25.331に記載のように、既存の同期プリミティブは、無線リンク失敗基準を導き出すために用いられる評価方法、具体的には少なくとも1つのカウンタ、あるいは1以上のN313値及び/又はT313値及び/又はT315値に従って使用され、評価されることが可能である。
さらに有利には、図8乃至10に例示するように、同期指標は、3GPP TS25.331に規定されるように、1以上のN313値及び/又はT313値及び/又はT315値のカウンタの形態での少なくとも1つの時間測定基準によって評価される。これは、既存の時間測定基準を利用することができ、また当該既存の時間測定基準を新たな目的のために実行する必要がないという利点を有する。好ましくは、妨害警告の使用は、同期外れ通知の開始後できるだけ早期に、及び/又は遅くとも同期外れエラーの開始前又は同期外れエラーの開始と同時に行われるよう規定される。
同期外れエラーは、所定の数の同期外れ通知、具体的にはN313同期外れ通知の後に出現する。好ましくは、妨害検出は、同期外れエラーの開始後できるだけ早期に、及び/又は無線リンク失敗より前又は無線リンク失敗と同時に行われるよう規定される。従って、好ましくは、妨害警告及び妨害検出は、同期外れ通知の持続性に応じて共に提供されることが可能であり、それにより起因事象は妨害状況の可能性を示唆し、UE又はその他の接続機器に報告され得る。
本発明のより完全な理解のために、本発明はこれより添付の図を参照して詳細に述べられる。詳細な説明において、本発明の好適な実施形態であると考えられるものを例示して述べる。当然ながら、本発明の精神から逸脱することなく、形態や内容への様々な修正及び変更を容易に行うことが可能であると理解されるべきである。従って、本発明は、本願において図示及び記述される通りの形態及び内容、並びに本願に記載され特許請求される発明の全貌に満たないものに限定されるものでなくてもよい。更に、本発明を表す明細書、図面及び特許請求の範囲に記載した特徴は、単独でも組み合わせでも本発明にとって重要であってよい。特に、特許請求の範囲におけるいずれの参照番号も、本発明の範囲を限定するものと解されるべきではない。「含む」と言う語句は他の構成要素又はステップを排除するものではない。「一つ」又は「ある」と言う語句は複数を排除する。
CDMAを基礎としている無線ネットワークの構造の簡略化されたシンボリックな図である。 多重共有通信周波数チャネルにおいて擬似雑音チップCHIを提供するための、通信信号ユニットSUと擬似雑音拡散コードSCとの相関を示す図である。 エラーに基づいて接続リンクの同期状態及び同期外れ状態を示すエラー閾値と比較される、時間に応じたTPCエラー率を示す図である。 接続リンクの同期状態及び同期外れ状態は1以上のパラメータを伴い得る、本発明の概念を示すフロー図である。 パラメータは、エラー閾値指標、接続リンクエネルギ及び/又は品質、エラー率継続期間、エラー率変動、平均値条件からなる群から選択され、具体的には状態及び/又はパラメータは周期的に提供される、本発明の概念を示す図である。 図5のステップS6に関する測定のためのレイヤ1パラメータについて、専用物理チャネル(DPCH)に関連した測定可能なパラメータの幾つかの選択肢をさらに詳細に示す図である。 図4において概して記載される様な一連のステップS3、S4及びS5において使用され得るフロー図である。 同期外れ状態において、エラー率継続期間は直ちに次の無線リンク失敗に達し、これはユーザ機器の接続モードにおける即時の妨害検出に利用することが可能な、カウンタシーケンスの第1の例示的な実施形態を示す図である。 同期外れ状態及び同期状態が切り替わると、少し遅れて開始したエラー率の期間は少し遅れて無線リンク失敗に達し、これはユーザ機器の接続モードにおける、エラー率変動を用いた即時の妨害警告、及びその後のエラー率継続期間を用いた妨害検出に利用することが可能な、カウンタシーケンスの第2の例示的な実施形態を示す図である。 同期外れ状態及び同期状態が切り替わり最終的に同期状態が維持されると、警告の停止に達し、これはユーザ機器の接続モードにおける即時の妨害警告及び非妨害指標に利用することが可能な、カウンタシーケンスの第3の例示的な実施形態を示す図である。
図1には、基本的に、セルラ方式の符号分割多重アクセスCDMAを基礎としている無線ネットワークRNが示されている。無線ネットワークRNにより、複数の送信器(ここではユーザ機器UEと称する)は、単一の通信チャネルを介して情報を同時に送信することができる。これにより複数のユーザ機器UEによる異なる周波数の帯域幅の共有が可能となる。CDMAベースのネットワークはスペクトラム拡散技術を使用することができ、また特別なコーディング方式、例えば周波数分割多重FDD(frequency division duplex)モード又は時分割多重TDD(time division duplex)モードは同一の物理チャネルを介する複数のユーザの多重使用を実現する。
スペクトラム拡散信号方式は通信しているデータよりも遥かに広いデータ帯域幅を有している。CDMAを基礎としている無線ネットワークRNは、少なくとも一つのベースノード局、ここでは例えばサービングベースノード局sBNS及び別のベースノード局BNSのセットを提供し、これらのベースノード局はユーザ機器UEの到達範囲内にある。例えば、sBNS#1のサービングセル#1カバレッジエリアCA1内の通信リンク1が、通信ユーザ機器#1と、割り当てられているサービングベースノード局sBNS#1との間に提供されている。ユーザ機器UE#1はベースノード局BNS#2のセルカバレッジエリアCA2内にも位置しているので、ベースノード局BNS#2とサービングベースノード局sBNS#1とは、ユーザ機器UE#1の到達範囲内にあるベースノード局のアクティブセットを形成する。この実施形態においては、sBNS#1が最も強い通信リンク1を有している。
通信リンク1は、通信ユーザ機器UE#1とサービングベースノード局sBNS#1との間での、複数の通信信号ユニットSUを含む信号の送信に適している。図2に例示的に示されているように、通信信号ユニットSUは拡散コード演算の入力を形成し、その際、信号ユニットSUはサービングベースノード局sBNS#1のサービングセルカバレッジエリアCA1における擬似雑音拡散コードsSCと相関が取られている。拡散コード演算の出力信号は、サービング拡散コードsSCを用いて本来の信号ユニットSUを操作する拡散暗号化によって形成された、いわゆる擬似雑音チップCHIである。このことは、当該技術分野において基本的に既知であるような、加法的又は乗法的な、又はその他の修正された拡散演算のうちのいずれかによって実施され得る。
その結果、擬似雑音チップCHIは図1の通信リンク1において示されているような多重共有通信周波数チャネルにおいて送信され、また、サービング擬似雑音拡散コードsSCがユーザ機器UE#1に既知である場合にのみ、この擬似雑音チップCHIをユーザ機器UE#1によって送受信することができる。拡散コードSC、即ち擬似雑音拡散コードが既知となると、信号ユニットをユーザ機器UE#1によって送受信することができる。
擬似雑音拡散コードSCは、いわゆるサービング下りリンクチャネルsCPICHにおいて、図1に示されているようなサービング擬似雑音拡散コードsSCとして通信ユーザ機器UE#1によって受信される。CPICHは20ビットのデータを含んでおり、それらのデータはsBNSの第2のアンテナにおける送信のために、全て0であるか、又は、時空間送信ダイバーシチが使用される場合には1と0が交互に続くパターンである。ベースノード局の第1のアンテナはCPICHに関して常に全て0を送信する。CPICH下りリンクチャネルは一定の電力を有しており、且つ、既知のビットシーケンスである。その電力は通常の場合、総BNS送信電力の5%から15%の間である。一般的なCPICH電力は典型的な総送信電力である43dBmの10%である。CPICHを信号品質の測定に使用することができる。
3GPP ETSI TS25.214において概説されるように、セル検索中、ユーザ機器UEはセルを検索し、下りリンク拡散コード及び対象セルのフレーム同期を決定する。セル検索は、一般的に以下の3つの手順で実行する。
手順1:スロット同期
手順2:フレーム同期とコードグループの特定
手順3:拡散コードの特定
セル検索手順の3番目即ち最後の手順において、UEは発見したセルで使用されたプライマリ拡散コードを正確に決定する。プライマリ拡散コードは、一般に2番目の手順で特定したコードグループ内のすべてのコードで、CPICHを通じ、シンボル同士を照合することで相関をとり、特定する。プライマリ拡散コードを特定した後、プライマリCCPCHを検出することができる。そして、システム固有およびセル固有のBCH情報を読むことができる。ユーザ機器UEが、検索する拡散コードについての情報を受信している場合は、上記の手順2及び手順3はより簡単になる。CPICHにおける拡散コードが既知となると、チャネルは、以下に示されるように、通常RSCP及びEc/Ioと共に信号品質の測定に用いることができる。タイミング及び位相の推定を行うことも可能であり、同一のノードBから他のチャネルを復号する際の信頼性を向上させるのに役立つリファレンスを提供する。
UMTSのセルラ方式の通信システムにおいて、受信信号コード電力RSCPは、特定の物理通信チャネルにおいて受信機によって測定される電力を意味する。RSCPは、下りリンク電力制御において、ハンドオーバ基準である信号強度の指標として用いられ、またパスロスを算出するために用いられる。CDMAシステムにおいて、物理チャネルは特定の拡散コードに対応し、従ってこれらは同一である。RSCPは、一般的にいずれのCDMAシステムにおいても規定することが可能である一方、UMTSにおいてはより厳密に使用される。さらに、RSCPは原則として、上りリンクと共に下りリンク上で測定することが可能である一方、UMTSにおいては下りリンクにおける測定のみが規定され、それ故UEにより測定されてノードBに報告されることが推定される。
当該実施形態において、妨害発生装置は、通信周波数帯域に位置する多重共有通信周波数チャネルと干渉することにより、ユーザ機器UE#1に影響を及ぼす。周波数帯域FBI〜FBIXXが既知であり、それぞれが約60MHzの帯域幅を有している。各周波数帯域は、それぞれが5MHzの帯域幅を有している複数の通信周波数チャネルを含んでいる。従って、各周波数チャネルに関して、110dBmのノイズフロアを174dBm/Hzの相対ノイズに基づき規定することができる。
ジャミング領域外のユーザ機器UE#10に関する主要電力は、比較的小さいCPICH電力と、ユーザ機器専用のより大きい信号コード電力と、共有信号電力の主要部分とが合算されたものである。後者は通信周波数チャネルの同一の5MHz帯域幅にある複数のユーザ機器によって使用される。それにもかかわらず、サービングベースノード局及び別のベースノード局によって各ユーザ機器に提供される擬似雑音拡散コードに応じて、ユーザ機器ごとに情報を検索することができる。
サービスベースノード局1のカバレッジエリアCA1内のユーザ機器の数が変化すると、共有信号電力も変化することが多い。しかしながら、共有信号電力が変化した場合でもユーザ機器UE#10はサービング擬似雑音拡散コードsSCを利用することができるので、ユーザ機器UE#10はサービングベースノード局sBNS#1との通信リンクを維持することができる。これは、共有信号電力が変化した場合であっても、それにもかかわらずCPICH電力をユーザ機器UE#10によって検出できるためである。CPICH電力は通常の場合、主要電力の上限を下回る24dBmよりも低い。従って、瞬時の24dBmの拡散コード利得値に基づき、CPICH電力及び擬似雑音拡散コードSCをユーザ機器UE#10によって通常の動作中に検出することができる。
サービングベースノード局sBNS#1とユーザ機器UE#10と間の距離が、例えばサービングベースノード局sBNS#1とユーザ機器UE10との間の距離のように低減されると、セル選択基準電力パラメータEc/Io比率(一般的には受信信号コード電力CPICH RSCPと同様にCPICH Ec/Ioと表される)が増分し、従って、信号品質全体が向上することになる。しかしながら、例えばUE#20に向かって移動することによってUE#10とsBNS#1との距離が増加すると、sBNS#1のバイアスパラメータEc/Io、即ちCPIHC Ec/Io比率と受信信号コード電力CPICH RSCPは減分するが、その代わりにBNS♯2に関するものは増分する。従って、この状況に基づき、UE#10からUE#20へと移動することによって、ソフトハンドオーバがsBNS#1とBNS#2との間で行なわれてもよい。この状況は例えば3GPP TS25.133に記載されている。
これらの通常動作とは区別されて、通信周波数チャネルにおける干渉は、妨害発生装置Jの出現に起因する、図1に示されている状況である。
妨害発生装置の出現によって、ユーザ機器UE#1においては受信主要出力が生じる。CPICH電力、専用信号コード及び共有信号電力に付加的に、主要電力の頂部においては大量のジャミング電力がUE#1によって検出される。従って、CPICH電力は拡散コード利得にはもはや存在せず、その結果もはや検出することはできない。この状況は、TS25.133、4.2.2.1章に記載されているような、圏外状況とは区別される。即ち、ここで説明する図1の状況においては、バイアスパラメータを検出することはできないが、その一方で非バイアスパラメータは増分している。この増分は妨害発生装置Jの妨害電力に起因している。「非稼動エリア」状態においては、非バイアスパラメータは減分し、バイアスパラメータも同様に減分する。
原則としてこの状況は、通信ユーザ機器UE#1のアンテナ端における通信ユーザ機器の受信器の帯域幅内にある非バイアス受信帯域幅電力も測定される際に、ユーザ機器UE#1に影響を及ぼす妨害送信機を検出するために使用することができる。バイアスパラメータ、即ちEc/Io及びRSCPを検出することができず、且つ、非バイアスパラメータRSSIが増分しているという条件の実証に基づき、妨害送信機の第1の指標が得られる。
しかしながらこれは、異なる時点、即ち妨害状況の前と後における電力レベルの比較を必要とする。しかしながら、異なる時点の間にユーザ機器UE#1はアイドルモードに戻った可能性があり、それ故通信リンクの喪失はもはや防ぐことができない。本発明の概念によれば、この状況は、電力レベルを検出及び比較せずにユーザ機器UE#1に影響を及ぼす妨害送信機を検出するという効率的な概念を提供するのに予め使用することができる。
具体的には、本発明の概念によると、妨害状況の検出はユーザ機器の接続モードにおいて可能であり、当該通信ユーザ機器UEは、複数のユーザ機器UEと複数のベースノード局BNSとを含む、セルラ方式の符号分割多重アクセスCDMAを基礎としている無線ネットワークRNの構成要素と通信を行うよう構成される。好ましい前提条件として、ユーザ機器は実際にはUMTS通信様式に含まれ、受信信号強度はCDMAを基礎とした無線ネットワークの信号であることを確実とすることが可能である。
ここで、各UMTS通信インジケータが設定されているか否かが検証される。例えば、UMTS通信インジケータは、保存されたバイナリ値、又は、ユーザ機器が動作可能であること及びUMTS通信信号の到達範囲内にあることを示す、ユーザ機器の何らかの設定を介してホールド状態とする事が可能である。さらに重要なことには、3GPP TS25.124の4.3.章において詳細に記載されているように、専用物理チャネルDCHでは、上りリンク及び下りリンクの両方で同期プリミティブを使って無線リンクの同期ステータスを示す。
下りリンク同期プリミティブについての詳細において、同期ステータスの報告基準は、2段階に分けて定義される。各段階は、活性上りリンク周波数に関連した個別の下りリンク周波数ごとに、UEによって実行される。下りリンク同期プリミティブはまた、活性上りリンク周波数に関連した個別の下りリンク周波数ごとに、上位レイヤに報告される。第一段階は、上位レイヤが専用物理チャネル確立を開始したとき、又はUEが、3GPP TS25.124の4.3.2.1章及び4.3.2.3A章に記載されているような複数の既存の同期手順の内の1つを開始したときに始まり、上位レイヤによる下りリンク専用物理チャネル確立(これは3GPP TS25.331「RRCプロトコル仕様書」に定義される物理チャネル確立である)が確認されてから160ms後まで続く。この間の同期外れは報告されないが、特定の送信電力制御(TPC)基準が満たされた場合には同期が報告される。
第二段階は、上位レイヤによる下りリンク専用物理チャネル確立が確認されてから160ms後に始まる。この段階中に、同期外れ及び同期の両方が報告される。同期外れは、その他の特定の送信電力制御(TPC)基準が満たされた場合に報告される。同期は、その他の特定の送信電力制御(TPC)基準が満たされた場合に報告される。プリミティブが上位レイヤによりどのように使用されるかについては、3GPP TS25.331に記載される。上記定義は、同期プリミティブ及び同期外れプリミティブのどちらも報告されない時の無線フレームと考えてよい。
上りリンク同期プリミティブについての詳細において、ノードBのレイヤ1は、無線フレームごとに全無線リンクセットの同期ステータスを確認する。同期ステータスは、特定の同期指標プリミティブ又は特定の同期外れ指標プリミティブを使ってRL失敗/復旧トリガ機能に示される。従って、無線リンクセットあたり1つしか同期ステータス表示は行われない。同期/同期外れ表示のための厳密な基準は当該標準の対象ではないが、これは例えば受信DPCCH品質やCRCチェックに基づくことが可能である。1つの例として、下りリンク同期ステータスプリミティブの場合と同じ基準を有することが考えられる。
具体的には、後に更に記載されるように、好適な実施形態において、DPCCH又はDPDCHは、HSDPA/HSUPA動作が適用される場合であっても、実用的な全ての動作のために存在するユーザ機器のDPCHの一部として使用することができる。ユーザ機器のDPCHは、具体的には電力制御、好ましくは上りリンク及び/又は下りリンク電力制御のリファレンスとして必要とされる。レイヤ1情報は、DPCHの状態の送信に使用することが可能な送信電力制御TPCにより得られる。
妨害の場合には、送信電力制御TPCはもはや検出不能であることが予期され、送信電力制御TPC、具体的には上りリンク(UL)送信電力制御TPCはネットワークにおける重要な特徴であるため、ユーザ機器は送信を停止する。この実施形態において、電力制御は受信DPCCH上で行われるが、それにも関わらずその一方で、他のDPCHはいずれも使用することができない。しかしながら、DPCCHはDPCHの一部であり、HSDPA又はHSUPAが行われる場合であっても常に存在する。3GPP TS25.101には、特定の送信電力制御(TPC)の概要及び試験の概要についての説明、また6章においては送信機についての説明が記載されている。
従って、ここでの理解として、一般的に電力制御は、概してシステムにおける良好な性能を達成するための、通信システム内の送信電力の合理的な選択である。「良好な性能」の概念はコンテキストに応じることができ、リンクデータ率、ネットワーク容量、地理的範囲及び距離、並びにネットワーク及びネットワーク機器の有効期限等の最適化測定基準を含んでいてもよい。電力制御アルゴリズムは、セルラ方式のネットワークを含む多様なコンテキストにおいて使用される。送信電力制御(TPC)は、異なる無線ネットワーク間(例えば所有者のネットワーク及び近隣のネットワーク)における過度の望ましくない干渉を防ぐために、いくつかのネットワーク機器において使用される技術的機構である。この特徴をサポートするネットワーク機器は、例えばIEEE802.11aに対応した5GHz帯域のIEEE802.11h無線LAN機器である。
当該機構の意図は、他のネットワークが到達範囲内にある際に、使用送信出力電力を自動的に減少させることである。電力の減少は、干渉問題の減少及びバッテリ容量の増加を意味する。単一の機器の電力レベルは6dB減少させることが可能であり、これにより少なくとも3dB(これは電力の半分である)の累積電力レベル減少(現在送信を行っている全ての機器の放射電力の合計)となる必要がある。
本発明の概念は、閾値システムの基準に関連した同期及び/又は同期外れ挙動(状態、漸進的変化及び/又は一時的変化)の検出に基づく。その例は図3に示されている。図3において、通信システムは好ましくは、当該システムにおいて前述の通信ユーザ機器UE及び複数のベースノード局BNSが、具体的には周波数分割複信FDDモード又は時分割複信TDDモードである、セルラ方式の符号分割多重アクセスCDMAを基礎としている無線ネットワークRNの構成要素であるよう構成される。ここにおいて、擬似雑音拡散コードSCは通信信号ユニットSUを拡散するためのものであり、ユーザ機器UEとセルラ方式の無線ネットワークRN内のセルとの同期は、妨害送信機が通信ユーザ機器に影響を及ぼしていることを、特にアプリケーションレイヤに示すよう構成された専用物理チャネルDPCHを介した通信無線リンクへの接続モードにおいて決定される。
3G通話中の早期の妨害検出についての実施形態は、無線リンク失敗が報告される前及び圏外となる前に妨害状況を検出するのに使用される。3G通話中の早期の妨害検出は、3GPP TS25.101に記載の同期外れの取り扱いに基づく。UEは、レイヤ1上での信号の消失を検知するためにDPCCH品質を監視する。このDPCCH品質は、同期を監視するためにUEで使用される
品質基準は、本例ではTPCコマンドエラー比率レベルの測定に基づき、これはUEにおいて閾値Qout及びQinと比較される。これらの閾値は、下りリンクDPCCH上で送信されるTPCコマンドの信頼できる検知が可能であるか否かを決定するのに用いられる。
図3に示される様な例示的な手法の概念は、アクティブDPCH接続におけるユーザ機器の状態は、妨害されていない限り、妨害されていない状態または例えば妨害発生装置により妨害されている状態を監視するのに使用することが可能であるとの認識から出発する。この手法は、音声伝送またはその他の通話接続、そしてさらにデータ接続にも拡大適用され得る。後述される様なそれぞれの結果は、更なる取り扱い、例えば更なる解析並びに/あるいは、妨害警告及び/又は妨害検出の報告のために、アプリケーションレイヤに報告することが可能である。
本実施形態の概念は、同期指標を生成し、当該同期指標を評価することを提供する。本実施形態において、同期指標は、専用物理チャネル、即ちここではDPCCHの電力監視に基づいて生成される。送信された電力に基づく電力の時間的評価は、図3において時間が水平アクセス上に配置されるのに対して、垂直アクセス上に配置されたTPCエラーを介して報告することができる。TPCエラー率は、遷移挙動、即ち関数TPCe(t)として示される。遷移挙動TPCe(t)は、低閾値TPCeL及び高閾値TPCeHに照らして示される。
低閾値TPCeL以下の値TPC1は、第1の期間をt1、t2、第2の期間をt5、t6と表示し、これらの期間は同期状態IN−SYNCに割り当てられる。しかしながら、高閾値TPCeHを超える値TPC3は、期間をt3、t4と表示し、これは同期外れ状態OUT−OF−SYNCに割り当てられる。これは、閾値TPCeL及びTPCeHはそれぞれ、経験値に従い、エラー率TPC1がIN−SYNC状態に割り当てられ、またエラー率TPC3がOUT−OF−SYNC状態に割り当てられ得るように設定することが可能であるためである。
閾値TPCeLとTPCeHとの間のTPCエラー率TPC2は、2値の状態であるIN−SYNC状態及びOUT−OF−SYNC状態のどちらかへ明確に割り当てることはできないと考えられる。従って、閾値TPCeLとTPCeHとの間の隔たりは本実施形態の信頼性を向上させる。しかしながら、より簡略化された実施形態において、例えばTPCeL及びTPCeHの間のいずれかに位置する単一の閾値TPCeMもまた、TPC1及びTPC3の値を識別するのに使用することができる。
後の記載から明らかとなるように、更なるパラメータは、有益であると考えられる場合には、TPCエラー率の値をTPC1又はTPC3のような値へ明確に割り当てるのにも使用することができる。ここにおいて、TPCエラー率の振幅が同期指標を生成するための単一のパラメータとして使用可能であるのみでなく、図4に示される様な更なるパラメータもまた、妨害の表示、即ち検出した妨害状況の表示又は特定の妨害の可能性を有する妨害警告の表示を信頼性を持って提供するのに使用可能である。
詳細には、図4は、ステップS0において提供されるUMTSを基礎としたセルラ方式の無線ネットワークのための本発明の概念を示すフロー図である。ステップS1において、ユーザ機器UEは通信無線リンクへの接続モードとなり、ここで専用物理チャネルDPCHが通信無線リンクのために使用される。ステップS2において、専用物理チャネルDPCHの電力監視に基づいて同期指標が生成され、また、時間、即ちエラー率を提供するための例えば10ms時間スケールの周期的サイクルに応じて各TPCエラー値が測定され、報告される。ステップS3において、TPCエラー率の形態の同期指標は、TPCエラー率のための振幅閾値に照らして評価される。それにより、ステップS4において本実施形態の同期指標は、同期状態及び同期外れ状態の2値の組、さらに中間状態に変換される。従って、結局のところ本実施形態では、同期指標(ここではTPCエラー率の形態)の遷移挙動は3値の状態の組に変換される。依然として接続モードであるステップSM1において、同期外れ状態の評価とは別に、妨害状況の警告が示され得る。
ステップS5において、ここでは例えばネガティブな同期指標が、同期外れ状態の継続に鑑みて与えられ得る。依然として接続モードであるステップSM2において、ネガティブな同期指標、即ち同期外れ状態に応じて妨害状況の更なる警告が再び示され得る。さらに、これによりステップS6において、送信帯域、即ち各専用物理チャネルにおける高エネルギを示す更なるパラメータ、即ちここではレイヤ1パラメータが提供され得るか否かの判定が開始される。この状況において、同期外れ状態及び各専用物理チャネルの高エネルギ状態の組み合わせは、ステップS7において信頼性のある妨害の検出であるとみなされ得る。従ってステップS7の妨害状況は、ステップS6の更なるパラメータを考慮する場合には、より確実にまたはより厳密に検出又は報告され得る。
複数の更なるパラメータは、図5の任意選択の群に示される。特に好適な実施形態において、複数の更なるパラメータは、ネットワークシステムのレイヤ1から単に選択される。これにより、レイヤ1優先同期指標を確立することができる。ステップS6における妨害検出のための更なる入力パラメータとして、例えば、リンク電力、例えばアクティブセットRSSI値、又は、リンク品質、即ちEC/IO値と組み合わせたアクティブセットRSSI値を使用することができる。
図4のフローチャートに例示される様な方法は、図5に示されるように、良好な参照手段の値、周期性、継続期間、並びに帯域の電力及び/又は品質等の更なる追加物と組み合わせることができる。同期インジケータN313及びそれに対するN315、並びにタイムアウトカウンタT313の使用に基づく継続期間基準のいくつかの例は、図6乃至図8に示されている。従ってさらに、別の実施形態では、レイヤ2パラメータ、即ち例えば同期指標の時間挙動を評価するための時間測定基準を、妨害検出への更なる入力のために使用することができる。
具体的にここでは、3GPP TS25.331に記載のカウンタとして、N313値及び/又はT313値及び/又はN315値を使用することができる。当然ながら、任意の選択において、幾つかのカウンタを組み合わせて使用することもできる。さらに、前述の標準カウンタとは異なる特別に適合されたカウンタを時間測定基準として使用することも可能である。更なる記載から明らかとなるように、N313値及びT313値は、図4において概説されたステップS5において評価された形態であるOUT−OF−SYNC状態により作動する。
さらに別の実施形態において、追加的に、図4のステップS4において生成され評価されたIN−SYNC状態により作動するカウンタN315を使用することができる。即ち、IN−SYNC状態が評価される場合において、N315は、更なる許容不能なTPCエラー率が生じないことをN315のタイム・マネージャが確認するとすぐに非妨害状況を示すために使用することができる。従って、ステップS6及びS7において表示される複数のパラメータP1、P2、P3、P4、P5、P6を使用することにより、多種多様な信頼性のある通話中の妨害警告及び/又は検出を提供することが可能である。
図6は、発展翻案において上述の図4のステップS6を実行するのに使用可能である、S6’と表示されたレイヤ1パラメータ測定の特定の変化を示す。例えばS6.1における受信コード電力RSCPの値、S6.2におけるEc/Ioとして記載された、物理チャネルの異なるフィールドにおける擬似雑音チップあたりの平均送信エネルギと、総送信電力スペクトル密度との比率の値(後者の値は、比率のバイアス値、即ち専用物理チャネルDPCHの擬似雑音チップあたりの送信されたエネルギと、ノードBのアンテナ端における総送信電力スペクトル密度との比率として定式化することも可能である)のように、図6には様々なレイヤ1パラメータが記載されている。
当該比率を単独で測定する必要はない。その代わりに、実際には、例えば専用物理チャネル又は物理チャネルの異なるフィールドにおける擬似雑音チップあたりの平均エネルギを第一に検出することが可能である。次に、ノードBのアンテナ端における総送信電力スペクトル密度を測定することができ、その後プロセッサ又はモジュール内の論理関数等により比率を判定することができる。
さらに、S6.3における、物理チャネルのフィールドにおける例えばチェックサム、ハッシュ値等の制御値の値は、専用物理チャネルにおいて送信される制御値として通常規定することができる。送信された制御値(即ちチェックサム)が正しい場合は、正確な送信であることを示す。しかしながら、(例えば送信された制御値と、送信されたデータについて再計算された制御値とを比較することで)チェックサム等の制御値が正しく送信されなかった及び/又は正しく確認されなかった場合には、これは送信に多少の誤りがあることについての有益な確証である。
より詳細には、ステップS6.1のRSCP値は、実際にはステップS6.12に概説されるように、より厳密にはCPICH_RSCP又はDPICH_RSCPとして提供され得る。
より詳細には、ステップS6.2に記載のEc/Io値は、ステップS6.22に示されるように、より厳密にはCPICH Ec/Io、DPICH Ec/Io又はアクティブセットEc/Io値として提供され得る。
より詳細には、ステップS6.3に示されるチェックサムは、ステップS6.32に示されるようにCRC(Cyclic Redundance Control:巡回冗長制御)値として形成され得る。
それぞれに値が示されるステップS6.1、S6.2あるいはS6.3及び/又はS6.12、S6.22あるいはS6.32の実行は、レイヤ1パラメータ指標を形成するために単独又は組み合わせで測定又は判定することができる。図6に詳細に示されたレイヤ1パラメータの内の1以上が高エネルギ/又はネガティブなチェックサムを示す場合は、ステップS6のポジティブな結果をもたらす。この状態と、図4のステップS5のネガティブな同期指標との組み合わせにより、図4のステップS7において妨害が確実に検出される。
図7は、最終的に状況に応じて同期外れエラー又は無線リンク失敗の結果をもたらし得るフローチャート内の一連の例示的なステップとして、ステップS3、S4、S5(特に動作のためにステップSM1及びSM2はここではSM1’及びSM2’と記載される)をさらに図示する。図4のステップS3、S4及びS5に例示される様な同期指標及び同期指標の生成に関する一般的な方式は、図7の方式にも従う。当該方式は、ステップ5又は先のステップS3、S4の内の1つにおいて全体的又は部分的に実行することが可能である。
図7に示すように、ステップ5’から開始した際、専用物理データチャネル、即ち専用物理データチャネルDPDCH又は専用物理制御チャネルDPCCHを選択するという主に2つの選択肢が存在する。DPDCHを選択する場合、同期状態を生成するための適切な方法は、ステップS5.1に記載されるようにCRCエラーをカウントし、次にステップS5.3において標準の発生方式、即ち技術仕様書25.214に記載されるような同期指標を導出するための既存の同期プリミティブに従うことである。同様にDPCCHにおいては、ステップS5.2のQin+Qout TPC値もまた、技術仕様書25.214に記載されるような同期指標状態を導出するための標準化された既存の同期プリミティブに関連して使用することができる。同期の状態は、図7に記載されるように同期状態IN−SYNC又は同期外れ状態OUT−OF−SYNCとなり得る。
従って、ステップS5.1及びS5.2は、図4に記載のステップS3に幾分相当する。ステップS5.3は、図4に記載のステップS4に幾分相当する。結果として、第一の警告SM1’又は第一の不良な同期の指標は、CRCエラー及び/又はTPC値の特定の挙動に応じて、既にステップS5.1及び/又はS5.2から導出することができる。
追加的に又は代替的に、S5.3から導出された同期状態に応じて、ステップSM2’において、状態が同期外れの場合には、更なるより厳重な妨害警告又は不良な同期の正規の指標を導出することが可能である。
具体的には、図4に示されるメッセージSM3に相当する妨害検出メッセージは、ステップS5.5の同期外れエラー又はステップS5.6の無線リンク失敗の後に妨害検出メッセージSM3’として与えられ得る。
ステップS5.5及びステップS5.6の内のどちらかの可能性は、ステップS5.4に記載されるように、技術仕様書25.331に示される標準手続きに従った評価に基づいて導出することができる。ここで、同期外れ状態の時間の判定及び同期状態の時間との比較のために、特定のカウンタN313、T313及びN315が提供される。競合するカウンタのバランスに応じて、同期外れエラー又は無線リンク失敗の内のどちらかを示すことができる。カウンタについての詳細な例示的記載は以降に記される。カウンタに関するこれらの標準に関わりなく、同期外れ状態のより早い又はより遅い指摘をもたらすその他のカウンタを代替的に実行することが可能である。
図8乃至図10は、同期状態及び同期外れ状態の例示的なシーケンスのシナリオを示す3つの実施形態を記載する。各図とも、X軸上に時間を示し、Y軸には、例えば図3及び図7のS5.3にそれぞれ記載される手順によって検索された、同期状態を示すバイナリ値「1」及び同期外れ状態を示すバイナリ値「0」を示す。上述のように、本発明の精神から逸脱することなく、その他の同期インジケータの指標を使用することも可能であることは明確である。上述のカウンタ、即ちN313、T313及びN315はそれぞれTS25.331において規定されており、この目的のための当該規定は本明細書への引用により実行される。概して、N313、T313及びN315の値の作動の原理は、以降の手続きのステップから明らかとなる通りである。
I.レイヤ1同期測定は、25.331に記載された無線リンク失敗基準を導出するために使用される。CELL_DCH状態において、FDD内の確立されたDPCCH又はF−DPCH物理チャネルに関するレイヤ1からのN313連続「同期外れ」通知の受信後、UEは必ず、
・タイマT313を起動すること。
・N315連続「同期」通知をレイヤ1から受信時、及びUE状態の変化時、
タイマT313を停止し、リセットすること。
・T313が満了した場合、
「無線リンク失敗」と見なすこと。
レイヤ1によって「同期」及び「同期外れ」のいずれも報告されない期間は、複数の連続「同期」又は「同期外れ」通知の評価に影響を与えない。
II.3G通話中の早期の妨害検出は、レイヤ1からの「同期」及び「同期外れ」通知の取り扱いにより作動する。
これは2つの段階を使用する。
N313同期外れ通知が累積する前同期外れ段階において、妨害検出は各同期外れにより作動する。
同期外れ段階において、妨害検出は、T313が増加する場合、さらには「同期」通知によりN315が増加する場合の各フレームにおいて作動する。
各トリガと共に、アクティブセットのEc/Io及びRSCP等の電力パラメータが妨害判定のために使用される。
さらに、同期通知は妨害判定のための参照値を導出するために使用されてもよい。
図8は、時点t1及びt2の間において同期状態がバイナリ値「1」によって通知される状況を示す。当該状況は時点t2及びt3の間で変化する。時点t3以降の時間tにおいて、バイナリ値0が同期外れ状態として設定される。同時に、カウンタN313が作動して図8の場合のような同期外れ状態の持続をカウントし、カウンタN313の設定に応じて遅くとも2秒後(設定はネットワークにより構成される)の時点t4において、上位レイヤ又は具体的にはユーザ機器のアプリケーションレイヤに同期外れエラーが出力される。図8の場合のように同期外れ状態がさらに持続する場合は、カウンタT313が作動し、カウンタT313の設定に応じて遅くとも15秒後の時点t5において無線リンク失敗が出力される。時点t4及びt5におけるメッセージは、例えばアプリケーションを介してユーザへ妨害警告及び/又は妨害検出メッセージを出力するのに使用することが可能である。
図9にはより複雑な状況が示され、同期妨害のより変則的な出現が規定されている。図8の状況に幾分類似するように、同期状態は時点t1’及びt2’の間持続し、同期外れ状態は時点t3’から開始し、カウンタN313もまた時点t3’から作動する。しかしながら、時点t4’において同期外れ状態は再び終了し、時点t5’においてバイナリ値1を含む更なる同期状態が出現する。それ故時点t5’において、カウンタN313の設定に応じて少なくとも2秒間より前のカウンタN313の満了前に、カウンタN313の停止が引き起こされる。従って、図9のこの例において、同期外れエラーメッセージは出力されない。
しかしながら、バイナリ値「1」を含む同期状態は時点t6’までのみ継続し、その後時点t7’において再び同期外れ状態が評価され、それ故再びカウンタN313が初めから作動する。今回同期外れ状態はカウンタN313の満了まで持続し、時点t8’において同期外れエラーが出力される。当該状況は、例えばユーザへの妨害警告のために使用することが可能である。同一の時点t8’においてカウンタT313が作動するが、これは(カウンタN313とは異なり)、時点t10’、t11’の間及び時点t14’、t15’の間の各同期状態により停止されるものではない。
各時間の代わりに、先の同期外れ状態は時点t9’において終了し、時点t12’において再び設定された後時点t13’において終了し、そして時点t16’において再び設定される。従って、時点t17’におけるカウンタT313の満了時に、バイナリ値0を含む同期外れ状態は依然として持続する。その理由は、時点t10’、t11’の間及びt14’、t15’の間のそれぞれの期間は、カウンタN315の満了時間の設定を幾分下回るためである。言い換えれば、同期状態はカウンタN315の満了前に終了するため、当該同期状態はカウンタN315にカウンタT313を停止させるにはあまりにも短い。
代替的な状況が図10に示され、ここにおいて、再び同期状態は時点t1”及びt2”の間持続し、その後同期外れ状態が時点t3”から開始すると共にカウンタN313が作動し、時点t4”におけるカウンタN313の満了まで同様に持続する。t3”(図3、図8及び図9のt3、t3及びt3’と同様)の始め又はその後遅くともt4”(図3、図6及び図7の最も遅いt4、t4及びt8’と同様)から、妨害警告を出力することが可能である。従って2sまで持続するN313の間に出力される。図3によると、(値が信頼性を持って提供され得る場合には)妨害警告は既に時点t2において、即ちTPC2の値に対して出力することが可能である。
従って、既に図8において記載したように、図10の時点t4”において同期外れエラーが出力され、(妨害警告の)段階1が終了する。段階2(これは妨害検出通知に使用可能である)は、時点t4”においてカウンタT313と共に開始する。しかしながら、図8及び図9とは異なり、時点t5”において同期外れ状態が終了し、時点t6”において、満了へと向かっているカウンタT313と並行して更にカウンタN315が作動すると共に段階3が開始される。
ここで、図9と同様に、少なくとも段階2が持続する間、更に好ましくはT313が作動している間は、妨害通知を継続することが推奨される。従って非妨害通知が与えられ得るが、好ましくは図9及び図10における同期通知の出現と共に与えられるのではなく、T313を停止させるタイマN315の満了時にのみ与えられるのが好ましい。この例において、時点t6”以降の同期状態は時点t7”を超えてカウンタN315の満了まで持続する。ここで、カウンタN315はカウンタT313及び段階3を停止する。これは代替的に、妨害検出通知に代わって妨害警告通知を行うのに使用することも可能である。この後、この状況はアプリケーションに非妨害メッセージを提供するのに使用することができる。
これらの実施形態は、以下の例に関連して更に説明される。さらに、妨害状況のための測定例2及び遮蔽状況のための測定例3がそれぞれ提供される。
例1
基本理念:セル使用DPCHの「同期外れ」基準
1.
CELL_DPCH状態:
レイヤ1からのN313連続「同期外れ」通知=>T313起動
a)レイヤ1からのN315連続「同期」通知=>T313停止+リセット
b)T313満了=>「無線リンク失敗」
=>N313及びT313カウンタにより早期に妨害検出を作動することが可能である。
同期タイマ及び定数の値はネットワークに依存する。
これらのパラメータは、UTRANモビリティ情報メッセージ(25.331の8.3.3.3章)においてUEに送信される。
この値は、情報要素「接続モードにおけるUEタイマ及び定数」(25.331の10.3.3.43章)に変換される。
その範囲は以下の通りである。
T313:0から15秒。デフォルト値は3.
N313:整数1,2,4,10,20,50,100,200。デフォルト値は20。
N315:整数1,2,4,10,20,50,100,200,400,600,800,1000。デフォルト値は1。
N313、T313及びN315は標準プロトコルスタックの一部である。
L1からの「同期」及び「同期外れ」通知は、これらのタイマ及びカウンタの制御のために10msフレームごとに評価される。
これは、早期の妨害検出に必要な無線リンク品質データの収集のトリガとして使用される。従って、早期の妨害検出のための無線リンク品質データのセットは10msごとに入手可能である。
2.
無線リンク状態が良好な場合は、N313は0であり、T313は作動しない。
無線リンク品質データは、妨害検出において「良好な参照」として使用することができる。
無線リンク状態が、例えば無線リンク失敗に先行する段階の間の妨害により悪化した場合は、カウンタ/タイマN313及びT313はカウントを開始する。
データのセットは、妨害検出のために使用される。
「良好な参照」が利用可能である場合は、妨害検出の精度は向上する。
「妨害の可能性が高い」/「妨害の可能性が低い」との判定は、N313が増加した際又はT313が作動した際に収集されるデータを評価することで、10msごとに行うことが可能である。判定の精度は、新たな妨害検出データのセットごとに向上する。
3.
原理は以下において実証される。
当該実施例では、新たな3G通話中の妨害検出URC(lsta,12)を使用する。
URCは、妨害検出のトリガとして使用されるデータを表示する。
3G通話中の妨害検出URCの記載:
+CIEV: lsta,12,<パラメータ>
パラメータ:
+CIEV: lsta,12,<段階>,<カウント>,<最大カウント>,<rscp>,<io>,<ecio>
<段階>: 段階 / URCの種類
0="良好な参照"
1="N313累積"
2="T313増加"
<カウント>: N313+T313の現在の値 (同期外れであるフレームの実数)
<最大カウント>: ネットワーク設定に応じた、N313+T313の最大値に相当する
<rscp>: アクティブセットRSCPの提示
<io>: <rscp>及び<ecio>から導出された雑音
<ecio>: アクティブセットECIOの提示
注記1:妨害検出データのセットは10msごとに利用可能である。このデータは、当該例においてデータ量を減らすためにフィルタにかけられる。
注記2:遮蔽又は妨害状況の検出のために使用される第1のURCは、通話切断の17秒前に出力され、「通信事業者無し」が通知される(本発明報告の付加価値)。
例2:妨害の例:
// 前提条件: 通話はアクティブである, UEはCELL_DCH状態
// 良好な無線リンク状態 ("良好な参照")
[09:13:09:251] +CIEV: lsta,12,0,0,520,-90,-81,-9.5
[09:13:19:251] +CIEV: lsta,12,0,0,520,-92,-83,-9.5
[09:13:29:251] +CIEV: lsta,12,0,0,520,-90,-82,-8.5
// 妨害発生装置が作動する (次のURCsは妨害判定に使用される)
[09:13:31:282] +CIEV: lsta,12,1,1,520,-47,-23,-24.0
[09:13:31:470] +CIEV: lsta,12,1,20,520,-47,-23,-24.0
[09:13:31:501] +CIEV: lsta,12,2,21,520,-47,-23,-24.0
[09:13:31:970] +CIEV: lsta,12,2,70,520,-47,-23,-24.0
[09:13:32:470] +CIEV: lsta,12,2,120,520,-47,-23,-24.0
[09:13:32:970] +CIEV: lsta,12,2,170,520,-47,-23,-24.0
[09:13:33:470] +CIEV: lsta,12,2,220,520,-47,-23,-24.0
[09:13:33:970] +CIEV: lsta,12,2,270,520,-46,-22,-24.0
[09:13:34:470] +CIEV: lsta,12,2,320,520,-46,-22,-24.0
[09:13:34:970] +CIEV: lsta,12,2,370,520,-47,-23,-24.0
[09:13:35:470] +CIEV: lsta,12,2,420,520,-46,-22,-24.0
[09:13:35:970] +CIEV: lsta,12,2,470,520,-46,-22,-24.0
[09:13:36:532] +CIEV: lsta,12,2,520,520,-46,-22,-24.0
[09:13:36:532] +CIEV: lsta,12,2,521,520,-46,-22,-24.0
// 無線リンク失敗が通話の切断に達する
[09:13:48:564] 通信事業者無し
[09:13:52:736] +CREG: 2
例3:遮蔽(これは非稼働/圏外状況による接続損失である)の例:
// 前提条件: 通話はアクティブである, UEはCELL_DCH状態
// 良好な無線リンク状態 ("良好な参照")
[09:15:20:206] +CIEV: lsta,12,0,0,520,-90,-82,-8.5
[09:15:30:237] +CIEV: lsta,12,0,0,520,-89,-83,-6.5
[09:15:40:237] +CIEV: lsta,12,0,0,520,-92,-82,-10.5
// 遮蔽が開始される (次のURCsは妨害判定に使用される)
[09:15:42:456] +CIEV: lsta,12,1,1,520,-126,-102,-24.0
[09:15:42:659] +CIEV: lsta,12,1,20,520,-121,-97,-24.0
[09:15:42:659] +CIEV: lsta,12,2,21,520,-126,-102,-24.0
[09:15:43:159] +CIEV: lsta,12,2,70,520,-121,-97,-24.0
[09:15:43:659] +CIEV: lsta,12,2,120,520,-125,-102,-23.5
[09:15:44:159] +CIEV: lsta,12,2,170,520,-121,-97,-24.0
[09:15:44:659] +CIEV: lsta,12,2,220,520,-124,-101,-23.5
[09:15:45:159] +CIEV: lsta,12,2,270,520,-122,-101,-21.0
[09:15:45:659] +CIEV: lsta,12,2,320,520,-125,-101,-24.0
[09:15:46:159] +CIEV: lsta,12,2,370,520,-121,-97,-24.0
[09:15:46:659] +CIEV: lsta,12,2,420,520,-125,-101,-24.0
[09:15:47:159] +CIEV: lsta,12,2,470,520,-125,-101,-24.0
[09:15:47:706] +CIEV: lsta,12,2,520,520,-121,-97,-24.0
[09:15:47:706] +CIEV: lsta,12,2,521,520,-121,-97,-24.0
//無線リンク失敗が通話の切断に達する
[09:15:59:722] 通信事業者無し
[09:16:04:066] +CREG: 2

Claims (13)

  1. 通信ユーザ機器に影響を及ぼす妨害送信機を検出する方法であって、
    前記通信ユーザ機器(UE)は、複数の前記ユーザ機器(UE)と複数のベースノード局(BNS)とを含む、セルラ方式の符号分割多重アクセス(CDMA)を基礎としている無線ネットワーク(RN)の少なくとも1つの構成要素と通信を行うよう構成され、前記セルラ方式の無線ネットワーク(RN)は、前記ユーザ機器(UE)と前記セルラ方式の無線ネットワーク(RN)内のセルとの通信無線リンクのための専用物理チャネル(DPCH)を提供し、
    記専用物理チャネル(DPCH)を介して通信無線リンクの接続モードある前記ユーザ機器(UE)に、前記モードで前記無線ネットワーク(RN)の前記少なくとも1つの構成要素を提供し、前記ユーザ機器(UE)の前記接続モードにおいて、
    前記専用物理チャネル(DPCH)の信号監視に基づいて同期指標を生成するステップであって、前記信号監視は、電力監視により行なわれ、前記同期指標は、送信電力制御を行うことによる送信電力制御エラー率として生成されるステップと、
    前記同期指標を評価するステップと、
    前記専用物理チャネル(DPCH)に関連した更なるレイヤ1パラメータを測定するステップと、
    前記更なるレイヤ1パラメータが前記専用物理チャネル(DPCH)で高エネルギを示す場合に、前記評価及び測定に基づいて妨害状況を示すステップと、
    を含む方法。
  2. 前記専用物理チャネル(DPCH)は、専用物理データチャネル(DPDCH)及び/又は専用物理制御チャネル(DPCCH)を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記妨害状況は、複数の更なるパラメータに基づいて検出され、前記更なるレイヤ1パラメータは、
    1以上のリンク電力信号、
    1以上のリンク品質信号、
    並びに/あるいは、同期状態又は同期外れ状態のチェックサム評価
    からなる群から選択される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記同期指標は、前記専用物理チャネル(DPCH)の評価を含み、前記専用物理データチャネル(DPDCH)のエラー評価が行われ、前記専用物理制御チャネル(DPCCH)の品質が評価される、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記同期指標は、同期指標の率を規定するための周期で生成され、前記周期は周期性を有する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記同期指標は、同期状態及び同期外れ状態を含む、2値又は3値の状態の組に対して評価され、同期外れ状態は妨害状況を検出するためのパラメータとして用いられ、同期状態は非妨害状況を検出するためのパラメータとして用いられる、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記同期指標は、前記同期指標の時間挙動を評価するための、少なくとも1つの時間測定基準によって評価され、同期外れ状態の期間は妨害状況を検出するために評価される、及び/又は、同期状態の期間は非妨害状況を検出するために評価される、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記同期指標は更に、1以上の開始トリガ及び/又は停止トリガ、並びに/あるいは、1以上のタイマ手段及び/又はカウンタ手段を有する、少なくとも1つの時間測定基準によって評価される、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  9. 第1のタイマ手段及び/又はカウンタ手段は、同期外れ状態の開始時間(t3)から作動して、前記第1のタイマ手段及び/又はカウンタ手段の期間満了後に同期外れエラーを示す、及び/又は、
    第2のタイマ手段及び/又はカウンタ手段は、第1のタイマ手段及び/又はカウンタ手段の後に、同期外れ状態の時間(t4)から作動して無線リンク失敗を示す、及び/又は、
    第3のタイマ手段及び/又はカウンタ手段は、第1及び/又は第2のタイマ手段及び/又はカウンタ手段を停止した後に、同期状態の開始時間(t5)から作動して妨害終了状況を示す、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記妨害状況はまた、複数の更なるパラメータに基づいて検出され、前記更なるパラメータは、1以上の良好な参照パラメータ、1以上のタイマ及び/又はカウンタ、1以上の周期からなる群から選択される、請求項1乃至のいずれか一項に記載の方法。
  11. 妨害警告は、同期外れ通知の開始後できるだけ早期に、及び/又は遅くとも同期外れエラーの開始前又は同期外れエラーの開始と同時に行われるよう規定される、及び/又は、
    妨害検出は、同期外れエラーの開始後できるだけ早期に、及び/又は無線リンク失敗より前又は無線リンク失敗と同時に行われるよう規定される、及び/又は、
    妨害の可能性は、トリガ、イベントの特定の組み合わせ、及び/又は繰り返し生じる単一のイベントに基づいて認められる、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の妨害送信機を検出する方法を実行するよう構成された、具体的にはアプリケーションレイヤに接続可能なユーザ機器のための装置であって、接続モードの前記通信ユーザ機器に影響を及ぼす妨害送信機を検出するよう構成され、セルラ方式の無線ネットワーク(RN)は、前記ユーザ機器(UE)と前記セルラ方式の無線ネットワーク(RN)内のセルとの通信無線リンクのための専用物理チャネル(DPCH)を規定し、前記ユーザ機器(UE)は、通信無線リンクへの接続モードにおいて、前記専用物理チャネル(DPCH)を介して接続可能な装置であって、
    前記専用物理チャネル(DPCH)の電力監視に基づいて同期指標を生成するよう構成され、専用物理チャネルの信号及び/又は電力監視検出部を含む生成部と、
    前記同期指標を評価するよう構成され、同期状態及び同期外れ状態を評価するよう構成された評価部と、
    前記専用物理チャネル(DPCH)において、更なるレイヤ1パラメータを測定するよう構成された測定部と、
    前記評価部及び前記測定部の出力に基づいて妨害状況を検出するよう構成された検出部と、
    を含む装置。
  13. 複数のユーザ機器(UE)と複数のベースノード局(BNS)とを含む、セルラ方式の符号分割多重アクセス(CDMA)を基礎としている無線ネットワーク(RN)の構成要素と通信を行うよう構成された、請求項12の前記装置及び通信ユーザ機器(UE)のシステムであって、
    前記セルラ方式の無線ネットワーク(RN)は、前記ユーザ機器(UE)と前記セルラ方式の無線ネットワーク(RN)内のセルとの通信無線リンクのための専用物理チャネル(DPCH)を規定し、前記ユーザ機器(UE)は、通信無線リンクへの接続モードにおいて、前記専用物理チャネル(DPCH)を介して接続可能であり、
    同期指標は、前記専用物理チャネル(DPCH)の電力監視に基づいて生成され、前記装置は、前記ユーザ機器の近傍又は前記ユーザ機器の一部として設けられるシステム。
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