JP5986867B2 - 津波用シェルター - Google Patents
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Description
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、自由漂流中において、姿勢をより安定させることができるとともに、内部に浸水が生じても沈むのを防止することができる津波用シェルターを提供することを目的とする。
図1は本発明の第1の実施形態に係る津波用シェルターの側面図である。本実施形態の津波用シェルター1は、津波到来時にその流れに乗って自由漂流するものであり、図1は、津波用シェルター1が自由漂流している状態を示している。この津波用シェルター1は、中空状の球体2と、自由漂流している状態で球体2の下方に突出する筒状の突出体3とを備えている。
また、自由漂流時に避難室2aが浸水したときに、外殻板22の足載置部22aを、球体2の外部に避難した避難者の足場として利用することができるため、避難者が足を滑らせて落下するのを抑制することができる。
また、錘32は、津波到来時にその流れによって突出体3が地面上を引きずられながら離陸する程度の重さに設定されているため、津波到来時に、突出体3が地面上を引きずられながら離陸することにより、津波用シェルター1に対して離陸方向に作用する加速度を低減することもできる。
また、浮力体4の一部(突出体側浮力部4b)が、突出本体部31内に収容されているため、球体2の中心から錘32を離反させるための突出本体部31を、浮力体4の一部を収容する収容体として兼用することができる。これにより、津波用シェルター1の構成を簡略化でき、その製造コストを低減することができる。
また、錘32は、複数に分割された分割錘32aからなり、各分割錘32aが、突出本体部31に対して着脱可能に取り付けられているため、突出本体部31に対して分割錘32aを着脱して、錘32全体の重量を調整することにより、津波用シェルター1が自由漂流中に障害物に衝突したときに、球体2内の避難室2aの天地が逆さまになるように当該球体2が回転するのを抑制することができる。
浮力体4は、球体2の内殻板21と外殻板22の膨出部22bとの間に隙間なく収容され、球体2の赤道Xにおいて径方向外方に大きく突出して形成されている。
また、バラスト室31bに充填されたバラスト水が、錘32を兼ねているため、津波用シェルター1の構成をさらに簡略化でき、その製造コストを低減することができる。
また、突出本体部31は、球体2に対して着脱可能に取り付けられているため、津波用シェルター1を運搬する際に、突出本体部31を球体2から取り外して分割することにより、津波用シェルター1の運搬作業が容易となる。
なお、本実施形態では、球体側浮力部4aを複数の分割浮力体4cにより構成しているが、突出体側浮力部4bを複数の分割浮力体により構成してもよい。
また、突出本体部31は、球体2に対して着脱可能に取り付けられているため、津波用シェルター1を運搬する際に、突出本体部31を球体2から取り外して分割することにより、津波用シェルター1の運搬作業が容易となる。
また、浮力体4の一部(突出体側浮力部4b)が、突出本体部31内に収容されているため、球体2の中心から錘32を離反させるための突出本体部31を、浮力体4の一部を収容する収容体として兼用することができる。これにより、津波用シェルター1の構成を簡略化でき、その製造コストを低減することができる。
また、球体2の内部における球体側浮力部4aの収容容積は、図13の第7の実施形態の球体側浮力部4aよりも増加させることができるため、球体2に付与する浮力を増加させることができる。
また、各球体側浮力部4aの壁面4a2は、避難室2aを形成する側壁面とされているため、自由漂流中に避難者が各壁面4a2側に振られたときに、各壁面4a2がクッションの役割を果たす。これにより、自由漂流中のおける避難者の安全を確保することができる。
なお、架台19は、地面に設置したジャッキ等により錘32を地面から離反させるようにしてもよい。また、本実施形態の架台19は、第1〜第7の実施形態の津波用シェルター1に適用することもができる。
なお、本実施形態の架台19は、第1〜第7の実施形態の津波用シェルター1に適用することもができる。
2 球体
2a 避難室
2c 脱出口
3 突出体
4 浮力体
4a 球体側浮力部
4c 分割浮力体
19 架台
22a 足載置部
31 突出本体部
31b 内部空間(バラスト室)
32 錘
32a 分割錘
W2 第2吃水線(吃水線)
Claims (13)
- 津波到来時にその流れに乗って自由漂流する津波用シェルターであって、
内部に避難室を有する中空状の球体と、
前記自由漂流している状態で前記球体の下方に突出するとともに、その突出端側に錘を有する突出体と、
前記自由漂流時に前記球体内が浸水した状態で、前記球体が沈まない浮力を付与する浮力体と、
を備え、
前記突出体は、有底筒状に形成された突出本体部を有し、
前記浮力体の一部が、前記突出本体部内に収容されていることを特徴とする津波用シェルター。 - 前記球体には、前記浸水した状態で当該球体の吃水線よりも上方の位置に、外部に脱出可能な脱出口が形成されている請求項1に記載の津波用シェルター。
- 前記球体の外周には、前記浸水した状態で当該球体の吃水線よりも上方の位置に、足載置部が設けられている請求項2に記載の津波用シェルター。
- 地面上に横倒しにされた状態で、前記球体側と前記突出体側とが接地した二点接地状態となる請求項1〜3のいずれか一項に記載の津波用シェルター。
- 前記錘は、津波到来時にその流れによって前記突出体が地面上を引きずられながら離陸する程度の重さに設定されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の津波用シェルター。
- 前記浮力体は、前記自由漂流している状態で前記球体の赤道よりも径方向外方に突出して形成された球体側浮力部を有している請求項1〜5のいずれか一項に記載の津波用シェルター。
- 前記浮力体は、前記球体の内部に配置された球体側浮力部を有している請求項1〜5のいずれか一項に記載の津波用シェルター。
- 前記浮力体は、複数に分割された分割浮力体を有し、
前記各分割浮力体が、前記球体に対して着脱可能に取り付けられている請求項1〜7のいずれか一項に記載の津波用シェルター。 - 前記錘が前記突出本体部に対して着脱可能に取り付けられている請求項1〜8のいずれか一項に記載の津波用シェルター。
- 前記錘は、複数に分割された分割錘からなり、
前記各分割錘が、前記突出本体部に対して着脱可能に取り付けられている請求項9に記載の津波用シェルター。 - 前記突出本体部は、前記球体に対して着脱可能に取り付けられている請求項1〜10のいずれか一項に記載の津波用シェルター。
- 前記突出本体部が、前記球体の材質よりも比重の大きい材質で形成されている請求項1〜11のいずれか一項に記載の津波用シェルター。
- 不使用時に前記球体が転がり難い状態で当該球体側又は前記突出体側を支持する架台を備えている請求項1〜12のいずれか一項に記載の津波用シェルター。
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ID=50745369
Family Applications (1)
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JP2012219567A Active JP5986867B2 (ja) | 2012-10-01 | 2012-10-01 | 津波用シェルター |
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