JP5986859B2 - 重量部材設置船及びそれを用いた重量部材設置方法 - Google Patents

重量部材設置船及びそれを用いた重量部材設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、シンカーやアンカーなどの重量部材を水中に設置するのに用いられる重量部材設置船及びそれを用いた重量部材設置方法に関するものである。
従来より、例えば風力発電などのために浮体式洋上風車などの浮体式洋上浮遊物を、洋上に設置することは知られている。そのような浮体気式洋上風車は、基端に設けた浮体の浮力により洋上に浮かばされて支持される。そして、浮体式洋上風車を係留するには、一端を浮体につないだ係留索の他端を、海底などに設置するアンカーに連結し、所定の位置に固定するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−007085号公報(図1)
前記アンカーなどの重量部材の設置は、係留索が連結された前記重量部材を海中に投下することにより行うだけであるので、前記重量部材の設置が不安定であると、前記洋上風車を長期間に亘って使用する場合には、前記重量部材の設置状態が変化し、例えば、前記重量部材が傾いたり位置がずれたりする場合がある。そのような事態が生ずると、前記洋上風車(浮体式洋上浮遊物)について、長期間に亘っての安定した、洋上での設置を維持することができなくなるおそれがある。
本発明は、長期間に亘って安定状態を維持するように重量部材を設置することができる重量部材設置船及びそれを用いた重量部材設置方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、第1重量部材を収納する第1重量部材収納位置と第2重量部材を収納する第2重量部材収納位置とを水平方向に並んで有し、それらの間に、前記第1重量部材あるいは前記第2重量部材が鉛直方向において選択的に通過可能である貫通穴を有する船体と、前記第1重量部材あるいは第2重量部材を保持して前記貫通穴を通じて、水中に投下し水底に設置するクレーン手段と、前記第1重量部材に前記第2重量部材を中継して一端が連結され、他端側は前記船体上に貯留される係留チェーンと、水底に設置された前記第1重量部材に連結された前記係留チェーンを、水底に設置された前記第1重量部材から一定間隔離れ水底に設置された前記第2重量部材側に向かって引っ張ることによって、前記第1重量部材に水平方向のプレロードを付加するプレロード手段と、前記プレロード付加時に前記第1重量部材の設置状態が安定しているか否かを判定する判定手段とを備えることを特徴する。ここで、第1及び第2重量部材には、それ自身の重さ によって抵抗力を生むシンカーや、爪などが底質に刺さる事で抵抗力(把駐力)を生むアンカーが含まれる。
このようにすれば、水底に前記第1及び第2重量部材を設置した状態で、前記第1重量部材に一端が固定され前記第2重量部材を中継して他端が前記船体上に引き上げられる係留チェーンを、前記第1重量部材から第2重量部材に向かって、水平方向に引っ張ることによって、前記第1重量部材の設置状態が安定しているか否かを判定するので、長期間に亘って安定状態を維持するように第1重量部材を設置することができる。
よって、そのようにして設置された第1重量部材を利用して、洋上風車などの浮体式洋上浮遊物を接地する場合、長期間に亘っての安定した、洋上での設置を維持することが可能となる。
この場合、請求項2に記載のように、前記第2重量部材は、前記判定手段による判定後、前記第2重量部材収納位置に回収されるもので、前記第1重量部材よりも重量が重い、ことが望ましい。
このようにすれば、第2重量部材は再利用することができ、プレロード付加時に第2重量部材が不用意に移動することがない。
請求項3に記載のように、前記クレーン手段は、前記貫通穴の上方に設けられ、前記第1重量部材あるいは前記第2重量部材を着脱可能に保持する保持部材と、前記保持部材を昇降可能に吊り下げる吊り下げ部材とを有し、前記プレロード手段は、前記引き上げられた係留チェーンを固定する固定手段と、この固定手段を、前記係留チェーンを前記引っ張る方向に移動させる荷重付加手段とを有する、構成とすることができる。
このようにすれば、第1及び第2重量部材の設置を、1つのクレーン手段によって行うことができる。
請求項4に記載のように、前記第1重量部材収納位置と前記第2重量部材収納位置との間に跨って設けられる搬送レールと、前記第1重量部材を支持し前記第1重量部材を前記クレーン手段の下方位置まで搬送する第1の搬送台車と、
前記第2重量部材を支持し前記第2重量部材を、前記第2重量部材収納位置と前記クレーン手段の下方位置との間で搬送する第2の搬送台車とを備える、構成とすることができる。
このようにすれば、水中に投下清水底に設置するための前記クレーン手段の下方位置への、第1及び第2重量部材の搬送、及び設置終了後の前記第2重量部材の前記第2重量部材収納位置への回収をそれぞれ容易に行うことができる。
請求項5に記載のように、前記係留チェーンの他端に連係され前記係留チェーンを巻き取ったり繰り出したりするウィンドラスと、前記係留チェーンの他端側の余剰部分を収納するチェーンロッカーとを備え、前記ウィンドラス及びチェーンロッカーは、前記第2重量部材収納位置を挟んで、前記クレーン手段とは反対側に設けられている、構成とすることができる。
このようにすれば、比較的長さの長い係留チェーンを無理なく船体上に収納することができる。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載の重量部材設置船を用いて、単数若しくは複数の重量部材を設置する重量部材設置方法であって、前記クレーン手段にて前記第1重量部材を水中に投下し水底に設置するステップと、前記第1重量部材設置後に前記重量部材設置船が所定距離移動するステップと、前記所定距離移動後に前記クレーン手段にて前記第2重量部材を水中に投下し水底に設置するステップと、前記第2重量部材設置後、前記プレロード付加時に前記判定手段にて前記第1重量部材の設置状態が安定しているか否かを判定するステップと、前記判定後前記第2重量部材を回収するステップとを備えることを特徴とする。
このようにすれば、水底に前記第1及び第2重量部材を設置した状態で、前記第1重量部材に一端が固定され前記第2重量部材を中継して他端が前記船体上に引き上げられる係留チェーンを、前記第1重量部材から前記第2重量部材に向けて、水平方向に引っ張ること(プレロード付加)によって、前記第1重量部材の設置状態が安定しているか否かを判定するので、長期間に亘って安定状態を維持するように第1重量部材を設置することができる。
この場合、請求項7に記載のように、前記単数若しくは複数の第1重量部材は、浮体式洋上風車などの浮体式洋上浮遊物を定位置に設置するためのものとすることができる。
このようにすれば、浮体式洋上浮遊物について、長期間に亘って安定した設置を実現することができる。
請求項8に記載のように、複数の第1重量部材を用いる場合には、1つの第1重量部材を設置し設置状態が安定しているか否かを判定した後、前記重量部材設置船が、多数の第1重量部材を貯留する貯留基地に次に設置する第1重量部材を取りに戻るステップを有する、構成とすればよい。
このようにすれば、複数の第1重量部材を用いる場合も、同様に設置することができる。
本発明は、第1及び第2重量部材を水中に投下し水底に設置した状態で、前記第1重量部材に一端が固定され前記第2重量部材を中継して他端が前記船体上に引き上げられる係留チェーンを、前記第1重量部材から前記第2重量部材に向けて水平方向に引っ張る(プレロード付加)ことによって、前記第1重量部材の設置状態が安定しているか否かを判定することができるので、長期間に亘って安定状態を維持するように第1重量部材を設置することができる。
本発明に係るシンカー設置船の正面図である。 同概略平面図である。 図1のA−A線における断面図である。 前記シンカー設置船の動作説明図である。 前記シンカー設置船の動作説明図である。 シンカーを設置する手順の説明図である。 シンカーを設置する手順の説明図である。 シンカーを設置する手順の説明図である。 シンカーを設置する手順の説明図である。 シンカーを設置する手順の説明図である。 シンカーを設置する手順の説明図である。 シンカーを設置する手順の説明図である。 シンカーを設置する手順の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1及び図2に示すように、シンカー設置船1(重量部材設置船)は、第1重量部材であるシンカー2を収納するシンカー収納位置P1(第1重量部材収納位置)と、第2重量部材であるアンカー3を収納するアンカー収納位置P2(第2重量部材収納位置)とを水平方向(船長手方向)に並んで有し、それらの間に、それらを水中に投下する際にシンカー2あるいはアンカー3が鉛直方向において選択的に通過可能である平面視矩形状の貫通穴4を有する船体5を備える。アンカー3は、後述するように判定手段による判定後、アンカー収納位置P2に回収され再利用されるもので、プレロード付加時に不用意に移動しないようにシンカー2よりも重量が重く設定されている。なお、6は操舵室である。
そして、シンカー2の上部の係止具8に係留チェーン9の一端が連結され、この係留チェーン9の他端は、アンカー3の上部の滑車10を中継して、チェーンロッカー11に余剰部分が収納されるようになっている。チェーンロッカー11には、チェーン弛み取り装置12とウィンドラス13(揚描機)とが設けられている。ウィンドラス13が係留チェーン9を巻き取ることで、係留チェーン9がチェーンロッカー11に収納される。ウィンドラス13を逆回転することで、係留チェーン9を繰り出すことができる。
また、船体5は、図3に示すように、貫通穴4に対応して、つまり貫通穴4の上方に門型クレーン14(クレーン手段)が設けられている。そして門型クレーン14によってシンカー2あるいはアンカー3を、貫通穴4を通じて水中に投下し、水底に設置することができる。門型クレーン14は、4つのクイックジョイント15と、各クイックジョイント15に連結された吊り下げチェーン16とを有する。これらクイックジョイント15によってシンカー2あるいはアンカー3の係合部2a,3aを着脱可能に保持することで、シンカー2あるいはアンカー3が門型クレーン14に吊り下げられる。吊り下げチェーン16は、図示しない駆動手段によって巻き上げられたり繰り出されたりして、シンカー2あるいはアンカー3をクイックジョイント15にて保持した状態で、昇降できるようになっている。
シンカー2及びアンカー3は、それぞれ搬送台車17,18上に搭載された状態で、シンカー収納位置P1及びアンカー収納位置P2に設置されている。これらの収納位置P1,P2の間に、搬送台車17,18が択一的に走行可能である搬送レール19A,19Bが設けられている。搬送レール19A,19Bは、貫通穴4の両側を通過するように設けられている。これにより、各搬送台車17,18は、搬送レール19A,19Bに沿って、各収納位置P1,P2から貫通穴4(門型クレーン14)がある部位まで移動可能であり、その部位で門型クレーン14にてシンカー2やアンカー3を搬送台車17,18から持ち上げることができる。また、搬送台車17,18を収納位置P1,P2に戻せば、シンカー2やアンカー3を、貫通穴4を通じて水中に投入し,水底に設置することができる。そして、図4に示すように、門型クレーン14によって、シンカー2を設置した後、所定距離離れた位置にアンカー3を同様に設置することができる。
また、貫通穴4の周縁であってアンカー収納位置P2側に、図5に示すように、チェーンガイド20、チェーン固定金具21(固定手段)及びこのチェーン固定金具21を昇降させるプレロード用油圧シリンダ22が設けられている。これらが、後述するように、水中のシンカー2から水中のアンカー3を中継して引き上げられた係留チェーン9を引き上げることによって、係留チェーン9にプレロードを付加するプレロード手段を構成している。なお、このプレロード手段は、プレロード付加時にシンカー設置船1が揺れないように安定化させるために、モーションーコンペンセーション(動き補償)的な機能も備えている。
また、シンカー2及びアンカー3の動きや傾きを検出するために、シンカー2及びアンカー3には、トランスポンダ23A,23Bが設けられる一方、船体5側にもトランスポンダ23C,23Dが設けられ、前記プレロード付加時にトランスポンダ23A,23Bからの信号をトランスポンダ23C,23Dが受けて、プレロード付加によって傾いたり移動したりしないかどうか、つまり安定した状態で設置されているかどうかを確認できるようになっている(図9参照)。このように、前記プレロード付加時にシンカー2の設置状態が安定しているか否かを判定する判定手段が構成される。
これにより、シンカー2の設置安定度をチェックし、シンカー2が長期間(例えば、20年)に亘って設置状態が安定して維持されるか否かを確認することができる。
続いて、シンカー2の設置の手順について説明する。なお、シンカー設置船1には、1つのシンカー2しか搭載されていないので、複数個設置する場合には、その設置数に対応する回数だけ、シンカー2を貯留している基地にシンカー設置船1はシンカー2を取りに戻る必要がある。
(ステップ1)
まず、図6に示すように、シンカー2及びアンカー3を搭載しているシンカー設置船1を現場海域A地点まで移動させる。これにより設置準備が完了する。
(ステップ2)
それから、図7に示すように、まず、シンカー2の搬送台車17を搬送レール19A,19Bに沿って移動させ、門型クレーン14の下方位置にシンカー2を搬送する。門型クレーン14のクイックジョイント15にてシンカー2を保持して吊り下げ、搬送台車17をシンカー収容位置P1に戻す。そして、ウィンドラス13にて係留チェーン9を繰り出しつつ、吊り下げチェーン16を伸ばしてシンカーを2水中に水中に投下し、水底に設置する。このとき、シンカー2の、水底での設置位置及び設置方位が調整される。
(ステップ3)
シンカー2の巻き下げが終了し、設置が完了すると、図8に示すように、クイックジョイント15による保持を解除し、クイックジョイント15及び吊り下げチェーン16を初期位置まで引き上げる。それから、シンカー設置船1を所定距離(例えば100m)離れたB地点まで移動させる。
(ステップ4)
B地点に到達すると、図9に示すように、アンカー3の搬送台車18を搬送レール19A,19Bに沿って移動させ、門型クレーン14の下方位置にアンカー3を搬送する。門型クレーン14のクイックジョイント15にてアンカー3を保持して吊り下げ、搬送台車18をアンカー収納位置P2に戻す。それから、ウィンドラス13にて係留チェーン9を繰り出しつつ、吊り下げチェーン16を伸ばしてアンカー3を水中に水中に投下し、水底に設置させる。なお、このとき、アンカー3の、水底での設置位置及び設置方位も調整される。
それから、係留チェーン9をチェーン固定金具21にて固定し、及びプレロード用油圧シリンダ22を動作させてチェーン固定金具21を持ち揚げ、係留チェーン9に所定の大きさのプレロードを付加する。これにより、シンカー2がアンカー3の方向に向かって係留チェーン9を介して水平方向に引っ張られる。ここで、所定の大きさのプレロードとは、長期間設置した場合に、シンカー2に作用すると想定される最大荷重に安全係数をかけたものである。
このプレロード付加時のシンカー2をトランスポンダ23A〜23D(二次レーダー)で監視し、シンカー2の設置安定度をチェックする。つまり、プレロードの付加によってシンカー2が傾いたり移動したりしないことを確認し、設置安定度を判定する。なお、シンカー2の設置安定度を判定するために、アンカー3はプレロード付加時に不用意に移動しないように安定して設置されている必要があることから、シンカー2よりかなり大きい重量となっている。
(ステップ5)
係留チェーン9へのプレロード付加によりシンカー2の設置安定度に問題がないと判断されると、図10に示すように、アンカー3を巻き上げて回収し、アンカー収納位置P2に戻す。その後、シンカー設置船1が所定距離移動しながら、係留チェーン9を敷設する。なお、シンカー2の設置安定度に問題がある場合には、設置のやり直しとなる。
(ステップ6)
図11に示すように、係留チェーン9の敷設完了後、チェーン端部にリードワイヤ31を取り付け、係留チェーン9を水底まで巻き下げる。
(ステップ7)
図12に示すように、チェーン着底後、リードワイヤ31にブイワイヤ32及びマーカーブイ33を取り付ける。
(ステップ8)
図13に示すように、マーカーブイ33の取り付け後、シンカー設置船1を移動させ、係留チェーン9の敷設が完了する。
このようにして、必要数のシンカー2が例えば略円周上に設置され、その中心に配置される浮体式洋上風車などの浮体式洋上浮遊物(図示せず)の所定部位に、各リードワイヤ32を連結すれば、浮体式洋上浮遊物が所定位置で浮遊状態を長期間に亘って維持することを実現することができる。
本発明は、前述した実施の形態のほか、次のように変更して実施することもできる。
(i)前記シンカー2である第1重量部材の設置は、浮体式洋上風車などの浮体式洋上浮遊物の設置に利用する場合だけでなく、水底に安定して第1重量部材を設置する必要がある場合すべてに適用することができる。
(ii)前記実施の形態では、第1重量部材としてシンカーを、第2重量部材としてアンカーを用いているが、第1重量部材としてアンカーを、第2重量部材としてシンカーを用いてもよい。また第1及び第2重量部材のいずれもシンカーとすることもできるし、アンカーとすることもできる。
(iii)前記実施の形態では、安定状態で設置されているかどうかを、トランスポンダ23A〜23Dを用いて判定するようにしているが、例えば図9に鎖線で示すように遠隔操作無人探査機41(ROV)を用いて判定することも可能であるし、それらを併用することも可能である。
P1 シンカー収納位置(第1重量部材収納位置)
P2 アンカー収納位置(第2重量部材収納位置)
1 シンカー設置船(重量部材設置船)
2 シンカー(第1重量部材)
3 アンカー(第2重量部材)
4 貫通穴
5 船体
6 操舵室
8 係止具
9 係留チェーン
10 滑車
11 チェーンロッカー
12 チェーン弛み取り装置
13 ウィンドラス
14 門型クレーン(クレーン手段)
15 クイックジョイント
16 吊り下げチェーン
17,18 搬送台車
19A,19B 搬送レール
20 チェーンガイド
21 チェーン固定金具
22 プレロード用油圧シリンダ
23A〜23D トランスポンダ
31 リードワイヤ
32 ブイワイヤ
33 マーカーブイ
41 遠隔操作無人探査機(ROV)

Claims (8)

  1. 第1重量部材を収納する第1重量部材収納位置と第2重量部材を収納する第2重量部材収納位置とを水平方向に並んで有し、それらの間に、前記第1重量部材あるいは前記第2重量部材が鉛直方向において選択的に通過可能である貫通穴を有する船体と、
    前記第1重量部材あるいは第2重量部材を保持して前記貫通穴を通じて、水中に投下し水底に設置するクレーン手段と、
    前記第1重量部材に前記第2重量部材を中継して一端が連結され、他端側は前記船体上に貯留される係留チェーンと、
    水底に設置された前記第1重量部材に連結された前記係留チェーンを、水底に設置された前記第1重量部材から一定間隔離れ水底に設置された前記第2重量部材側に向かって引っ張ることによって、前記第1重量部材に水平方向のプレロードを付加するプレロード手段と、
    前記プレロード付加時に前記第1重量部材の設置状態が安定しているか否かを判定する判定手段とを備えることを特徴する重量部材設置船。
  2. 前記第2重量部材は、前記判定手段による判定後、前記第2重量部材収納位置に回収されるもので、前記第1重量部材よりも重量が重い、請求項1記載の重量部材設置船。
  3. 前記クレーン手段は、前記貫通穴の上方に設けられ、前記第1重量部材あるいは前記第2重量部材を着脱可能に保持する保持部材と、前記保持部材を昇降可能に吊り下げる吊り下げ部材とを有し、
    前記プレロード手段は、前記引き上げられた係留チェーンを固定する固定手段と、この固定手段を、前記係留チェーンを前記引っ張る方向に移動させる荷重付加手段とを有する、請求項1又は2記載の重量部材設置船。
  4. 前記第1重量部材収納位置と前記第2重量部材収納位置との間に跨って設けられる搬送レールと、
    前記第1重量部材を支持し前記第1重量部材を前記クレーン手段の下方位置まで搬送する第1の搬送台車と、
    前記第2重量部材を支持し前記第2重量部材を、前記第2重量部材収納位置と前記クレーン手段の下方位置との間で搬送する第2の搬送台車とを備える、請求項1〜3のいずれか1つに記載の重量部材設置船。
  5. 前記係留チェーンの他端に連係され前記係留チェーンを巻き取ったり繰り出したりするウィンドラスと、
    前記係留チェーンの他端側の余剰部分を収納するチェーンロッカーとを備え、
    前記ウィンドラス及びチェーンロッカーは、前記第2重量部材収納位置を挟んで、前記クレーン手段とは反対側に設けられている、請求項1〜4のいずれか1つに記載の重量部材設置船。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の重量部材設置船を用いて、単数若しくは複数の重量部材を設置する重量部材設置方法であって、
    前記クレーン手段にて前記第1重量部材を水中に投下し水底に設置するステップと、
    前記第1重量部材設置後に前記重量部材設置船が所定距離移動するステップと、
    前記所定距離移動後に前記クレーン手段にて前記第2重量部材を水中に投下し水底に設置するステップと、
    前記第2重量部材設置後、前記プレロード付加時に前記判定手段にて前記第1重量部材の設置状態が安定しているか否かを判定するステップと、
    前記判定後前記第2重量部材を回収するステップとを備えることを特徴とする重量部材設置方法。
  7. 前記単数若しくは複数の第1重量部材は、浮体式洋上風車などの浮体式洋上浮遊物を定位置に設置するためのものである、請求項記載の重量部材設置方法。
  8. 複数の第1重量部材を用いる場合には、1つの第1重量部材を設置し設置状態が安定しているか否かを判定した後、前記重量部材設置船が、多数の第1重量部材を貯留する貯留基地に次に設置する第1重量部材を取りに戻るステップを有する、請求項または記載の重量部材設置方法。
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