JP5985296B2 - 冷蔵庫および表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫および表示装置に関し、より特定的には、静電容量式の操作スイッチについての誤動作防止技術に関する。
従来の冷蔵庫として、扉正面部に押しボタン等の操作部を備え、当該操作部を操作することによって、貯蔵室温度の調整や、急冷凍、急冷蔵、自動製氷等の機能を動作させる構成が知られている。また、このような操作部として、マイクロスイッチ等のメカ式スイッチが知られている。
さらに近年の家電製品においては、操作スイッチとして静電容量式のタッチセンサが用いられる場合がある。
特開2006−304077号公報(特許文献1)には、操作スイッチとして上記のような静電容量式のタッチセンサを利用した冷蔵庫が開示される。特開2006−304077号公報(特許文献1)の冷蔵庫においては、タッチ電極および対向電極部を有する操作スイッチが扉前面に設けられる。対向電極部は、絶縁体に相当する両面印刷基板および一対の電極を備えており、使用者の手や指がタッチ電極に接触するとこの電極間の静電容量が変化し、この静電容量の変化に基づいて当該操作スイッチの操作の有無が判断される。
また、特開2011−58688号公報(特許文献2)は、冷蔵庫の操作スイッチにおいて、当該操作スイッチに接続された、キャパシタを含む感度設定回路が設けられる構成を開示する。特開2011−58688号公報(特許文献2)のような構成の操作スイッチを用いることによって、使用環境に応じて静電容量を容易に設定,変更をすることができるので、操作スイッチの誤動作を防止することが可能となる。
特開2006−304077号公報 特開2011−58688号公報
しかしながら、上記のような構成の操作スイッチにおいては、ユーザの操作や外来ノイズに起因する一時的な環境変化に対しては十分に対応することができず、タッチセンサが意図せずに反応したり、逆にユーザ操作に対して適切に反応しなかったりする可能性がある。
特に、近年の冷蔵庫は大容量化および大型化の傾向にあるため、タッチセンサの反応感度の調整,変更に部品交換を伴う場合には、迅速な対応が困難となる場合がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、冷蔵庫に設けられた静電容量式タッチセンサの誤動作を低減することである。
本発明による冷蔵庫は、冷蔵庫の本体に設けられる貯蔵室と、貯蔵室の開口に設けられる扉部と、扉部に取り付けられ、ユーザにより操作される静電容量式の操作スイッチを含む操作部とを備える。操作部は、操作部を制御する制御部を含む。制御部は、判定部と、再起動指令部とを含む。判定部は、操作スイッチの静電容量と、制御部の起動時における操作スイッチの静電容量に基づいて定められる基準値との比較に基づいて、操作スイッチが操作されたか否かを判定する。再起動指令部は、予め定められた所定条件が成立した場合に、操作スイッチの操作の有無の誤判定を防止するために、判定部を再起動する。
好ましくは、操作部は、操作スイッチに近接して設けられ、操作スイッチを照らすために照射部をさらに含む。照射部は、ユーザが操作スイッチに触れたことに応答して点灯する。操作スイッチの静電容量は、照射部を点灯するための駆動電流により変化する。再起動指令部は、所定条件として、照射部の点灯開始から所定時間経過した条件が成立した場合に、判定部を再起動する。
好ましくは、再起動指令部は、所定条件として、扉部が開状態から閉状態へ移行したことに基づいて設定される条件が成立した場合に、判定部を再起動する。
好ましくは、判定部は、制御部の起動時における操作スイッチの静電容量を基準値の初期値として設定する。判定部は、操作スイッチの静電容量の時間変化率が緩やかな場合には操作スイッチの静電容量の変化に従って基準値を変化させ、時間変化率が急峻であるために操作スイッチの静電容量と基準値との差が第1のしきい値を上回った場合には、操作スイッチの静電容量の変化にかかわらず、差が第1のしきい値を上回ったときの基準値を維持する。
好ましくは、判定部は、操作スイッチの静電容量と基準値との差が、予め定められた第2のしきい値を上回った場合に、操作スイッチが操作されたと判定する。
本発明による表示装置は、ユーザにより操作される静電容量式の操作スイッチを含む操作部と、操作部を制御する制御部とを備える。制御部は、判定部と、再起動指令部とを含む。判定部は、操作スイッチの静電容量と、制御部の起動時における操作スイッチの静電容量に基づいて定められる基準値との比較に基づいて、操作スイッチが操作されたか否かを判定する。再起動指令部は、予め定められた所定条件が成立した場合に、操作スイッチの操作の有無の誤判定を防止するために、判定部を再起動する。
本発明によれば、冷蔵庫に設けられた静電容量式タッチセンサにおける誤動作を低減することができる。
本実施の形態に従う冷蔵庫の正面図である。 図1の冷蔵庫の扉部の正面図である。 図2の扉部の構成要素の一部を背面方向から見た斜視図である。 図2の扉部における操作表示部付近の断面図である。 操作表示部の一例を示す図である。 操作スイッチの動作回路を説明するための図である。 静電容量式の操作スイッチ(タッチセンサ)の操作判定を説明するための図である。 実施の形態1の誤動作防止制御を適用しない比較例における、LED点灯時のタッチセンサの動作を説明するための図である。 実施の形態1の誤動作防止制御を適用した場合の、LED点灯時のタッチセンサの動作を説明するための図である。 実施の形態1の誤動作防止制御処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2の誤動作防止制御を適用しない比較例における、扉閉止時のタッチセンサの動作を説明するための図である。 実施の形態1の誤動作防止制御を適用した場合の、扉閉止時のタッチセンサの動作を説明するための図である。 実施の形態2の誤動作防止制御処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態に従う冷蔵庫1の正面図である。図1における「右側」および「左側」の方向を、以降の説明においても「右」および「左」と表現するものとする。たとえば、図1における扉部10の左側端部を、他の図面において「扉部10の左側」と称する。また、図1で示されている正面側を「前面」とも称し、背面側を「裏面」または「後面」とも称する。
冷蔵庫1は複数の貯蔵室を有し、冷蔵庫本体の正面に当該複数の貯蔵室の開口をふさぐための扉部が設けられる。たとえば図1においては、複数の貯蔵室に対して6つの扉部10〜15扉部が設けられる。なお、本発明においては、貯蔵室および扉部の数は必ずしも複数である必要はなく、たとえば、1つの貯蔵室に1つの扉部のみを有する冷蔵庫であってもよい。
図1の左上に設けられる扉部10および右上に設けられる扉部11は、回動して貯蔵室開閉するタイプの扉である。扉部10は図1における左側端部に開閉支点を有する。また、扉部11は図1における右側端部に開閉支点を有する。扉部10,11は、たとえば比較的大きな単一の貯蔵室に対して設けられる。
扉部10,11のそれぞれ下部に位置する貯蔵室には、扉部12,13がそれぞれ設けられる。これらの貯蔵室は、引出式の貯蔵室である。扉部12,13の下部には、縦方向に配列された扉部14,15が設けられる。扉部14,15に対応する貯蔵室も、引出式の貯蔵室である。
冷蔵庫1においては、扉部10に、当該冷蔵庫1の庫内温度や各種機能の設定および表示を行なうための操作表示部40が設けられる。
次に、図2〜図5を用いて、図1における扉部10および操作表示部40の詳細を説明する。図2は扉部10の正面図であり、図3は扉部10を背面方向から見た斜視図である。なお、図3においては、操作表示部40が認識できるように、一部の構成要素が取り外された状態となっていることに注意すべきである。
図2を参照して、扉部10は、扉前面板20と、縁取部材21とを含む。扉前面板20は、たとえばガラスや合成樹脂のような、光透過性を有する材料を用いて形成される。たとえば、ガラスが用いられる場合には、扉前面板20は、3mm〜4mmの厚さを有する強化ガラスを用いることが好ましい。扉前面板20は、扉部10の正面のほぼ全体を占める面積を有する。
縁取部材21は、たとえば合成樹脂を用いて形成される。縁取部材21は、扉部10の外周を構成し、扉前面板20を保持する。
扉前面板20の背面には、図3に示されるように、ガイドレール36U,36Dを用いて操作表示部40が取り付けられる。操作表示部40は、ユーザによる視認および操作が容易となる高さに配置され、たとえば、本実施の形態における冷蔵庫1においては、扉部10の縦方向(長手方向)の中央よりもやや下方に配置される。
図4は、操作表示部40を含む位置における扉部10の断面図を示す。図4を参照して、扉部10における扉前面板20の背面側には、合成樹脂板を真空成型により所定の形状に形成した内面板22が取り付けられる。内面板22は、上述の扉前面板20および縁取部材21とともに組み合わされる。そして、これらの部材で囲まれる空間に合成樹脂の発泡が行なわれて断熱層24が形成される。
扉前面板20の裏面には、所定の形状に形成された金属製のバックアップ板30が重ねられる。バックアップ板30は、扉前面板20の正面幅の70〜80%程度の幅と、扉前面板20の70〜80%程度の高さを有している。バックアップ板30は、必要とされる強度の確保および低コスト化の観点から、たとえば、0.4mm〜0.5mm程度の厚さの鋼板を用いることが好ましい。
バックアップ板30の下部は、図4に示されるように、扉前面板20の裏面に対面する凹所を形成するように折り曲げられる。ここで形成された凹所には、ユニットベース35とともに、上述の操作表示部40が組み込まれる。
ユニットベース35は、射出成型により所定の形状に形成された合成樹脂部材である。ユニットベース35は、バックアップ板30により形成された凹所にほぼぴったりと収まる形状を有している。ユニットベース35には、図3で示した溝状のガイドレール36U,36Dが形成されており、操作表示部40から突出するガイドピン41L,41Rを保持するように構成される。このようにして、ユニットベース35は、操作表示部40の位置決めおよび固定を行なう。
ガイドピン41Lは操作表示部40の左側端部付近の上下に設けられ、ガイドピン40Rは操作表示部40の右側端部付近の上下に設けられる。なお、このようなガイドピンに代えて、操作表示部40の上面および下面に幅方向に所定の長さに延在する板状のガイド部(図示せず)が設けられてもよい。
操作表示部40は、上述のガイドピン41L,41Rに加えて、表示シート43と、導光板44と、照射部である発光ダイオード(以下、「LED(Light Emitted Diode)」とも称する。)45と、操作スイッチ(以下、「タッチセンサ」とも称する。)46と、制御基板47と、これらを収納する筺体42とを含む。
表示シート43は、筺体42の前面を覆い、かつ扉前面板20に接するように配置される。表示シート43は、透明のシート状部材で形成され、所定箇所に文字や図形が印刷されている。この文字や図形は、主に、ユーザに冷蔵庫の各種状態を通知するための表示部や、ユーザにより操作される操作部に相当する部分に印刷されている。なお、操作部についての多くは、表示部の機能を兼ね備えている。
表示シート43の背面側には、上記の文字や図形に対応して、複数の導光板44および当該導光板44を光らせるための複数のLED45が配置される。LED45は、導光板44の外周部から内部に向けて光を照射して導光板44を光らせるものであって、いわゆるエッジライトの光源を構成する。
操作部に割り当てられた導光板44の前面側には、静電容量方式の操作スイッチ46が配置される。操作スイッチ46には、透明電極あるいは半透明電極が用いられており、導光板44を通して照射されたLED45の光が透過するように構成される。操作スイッチ46の詳細な説明は、図6および図7を用いて後述する。
また、筺体42の内部には、筺体42の一部を構成する仕切板42Aを隔てて導光板44の反対側(背面側)に、操作表示部40を制御するための制御基板47が配置される。制御基板47には、LED45が接続される。
図5は、操作表示部40の一例を示す図である。図5の例の操作表示部40は、導光板44A〜44Lと、操作スイッチ46A〜46Fと、照光式表示部49A〜49Eとを含む。なお、図5の操作表示部40は一例であり、それに含まれる各要素の数および種類ならびに配置などは、必要に応じて適宜決定され得る。また、表示シート43に印刷される文字についても、以下に示すものは単なる一例であって、表示する機能,内容によってその内容が適宜決定され得る。
導光板44Aは、操作スイッチ46B〜46Fの操作領域を照らすためのものである。導光板44Aの前面には、操作スイッチ46B〜46Fが横方向に一列に配置される。表示シート43における操作スイッチ46B〜46Fの領域には、当該操作スイッチの機能に対応した文字が印刷されており、図5の例においては、操作スイッチ46B〜46Fに対して、それぞれ「節電モード」,「強脱臭」、「冷蔵」、「野菜」、「製氷」の文字が印刷される。
操作スイッチ46B〜46Fは、導光板44Aと組み合わされることにより、照光式操作スイッチを構成する。なお、操作スイッチ46B〜46Fに対応する文字は、LED45によって導光板44Aに光が照射された場合に明瞭に視認可能となる。
操作スイッチ46Aは、ユーザが操作を開始する際に最初に操作するいわゆる「メニュースイッチ」である。この操作スイッチ46Aが操作されることによって、LED45が点灯され、他の表示部および操作部が明瞭に視認可能となる。なお、操作スイッチ46Aに対応する文字は、上述の表示シート43ではなく扉前面板20に直接印刷されており、LED45がすべて消灯している場合であっても、操作スイッチ46Aの「メニュースイッチ」の文字は明瞭に視認可能である。
導光板44B,44Cの前面には、表示シート43に印刷された樹木図形48Aが重ねられる。導光板44B,44Cおよび樹木図形48Aの組み合わせにより、照光式表示部49Aが構成される。なお、この樹木図形48Aは「節電モード」の設定状態を示すためのものであり、導光板44B,44Cの照光状態によって「節電モード」の状態が段階的に示される。
導光板44Dの前面には、表示シート43に印刷されたドットマトリックス図形48Bが重ねられる。導光板44Dおよびドットマトリックス図形48Bの組み合わせにより照光式表示部49Bが構成される。
導光板44Eの前面には、表示シート43に印刷された「イオンモニター」の文字が重ねられる。また、導光板44Fの前面には、表示シート43に印刷されたドットマトリックス図形48Cが重ねられる。導光板44E,44Fと、「イオンモニター」の文字およびドットマトリックス図形48Cとによって、照光式表示部49Cが構成される。
導光板44Gの前面には、表示シート43に印刷されたドットマトリックス図形48Dが重ねられる。導光板44Gおよびドットマトリックス図形48Dの組み合わせにより照光式表示部49Dが構成される。
照光式表示部49B〜49Dは、貯蔵室内に設けられる、除菌および脱臭を行なうためのイオン発生装置(図示せず)の動作状態を表示するものである。照光式表示部49Bは、操作スイッチ46Cの操作により「強脱臭」が選択された場合に点灯する。照光式表示部49Cは、操作スイッチ46Dの操作により、冷蔵室内のイオン発生装置が運転されている場合に点灯する。照光式表示部49Dは、操作スイッチ46Eの操作により、野菜室内のイオン発生装置が運転されている場合に点灯する。
導光板44Hの前面には、表示シート43に印刷された「透明氷」の文字が重ねられる。導光板44Iの前面には、表示シート43に印刷された「おいそぎ」の文字が重ねられる。導光板44Jの前面には、表示シート43に印刷された「通常」の文字が重ねられる。導光板44Kの前面には、表示シート43に印刷された「大」の文字が重ねられる。導光板44Lの前面には、表示シート43に印刷された「停止」の文字が重ねられる。導光板44H〜44Lおよび「透明氷」,「おいそぎ」,「通常」,「大」,「停止」の文字の組み合わせにより、照光式表示部49Eが構成される。
照光式表示部49Eは、操作スイッチ46Fの操作による製氷動作の設定状態を示すものである。操作スイッチ46Fを操作する度に、製氷装置(図示せず)の動作設定が、「通常」→「おいそぎ」→「透明氷」→「大」→「停止」→「通常」の順に切換わる。なお、「おいそぎ」とは急速製氷動作を示し、「透明氷」とは透明な氷を製氷する動作を示し、「大」とは大型の氷を製氷する動作を示し、「停止」は製氷動作が停止した状態を示している。
なお、操作スイッチ46の操作が行なわれない状態が一定時間継続した場合には、LED45は消灯する。
次に、図6および図7を用いて、静電容量式の操作スイッチ46の動作について説明する。図6は、操作スイッチ46の動作回路を説明するための図である。
図6を参照して、上述のように、操作スイッチ46は、その電極面が表示シート43を介して扉前面板20に電気的に接するように取り付けられる。操作スイッチ46は、電極面の静電容量値を検出するタッチセンサであり、検出した静電容量値を制御基板47上に設けられる制御部50に出力する。図6のように、操作スイッチ46の電極面が接触している扉前面板20の部分にユーザが手を触れると、それによって電極面の静電容量が増加する。一方、ユーザが手を離すと、電極面の静電容量は低下する。
制御部50は、操作判定部51(以下、「タッチIC」とも称する。)と、再起動指令部52と、LED制御部53と、機能制御部54とを含む。また、機能制御部54は、冷蔵庫1における各種機能に対応した機能制御部54A,54B等をさらに含む。
操作判定部51は、操作スイッチ46からの静電容量値CAPを受ける。操作判定部51は、受信した静電容量値CAPの変化が予め定められたレベルを超えた場合に、当該操作スイッチ46の操作が行なわれたと判定する。この判定処理は、各操作スイッチに対して実行される。そして、操作判定部51は、操作信号OPEをLED制御部53、および機能制御部54に出力する。
LED制御部53は、操作判定部51からの操作信号OPEを受ける。LED制御部53は、この操作信号OPEにおける、上述の「メニュースイッチ」の操作に対応する信号に応答して、LED45を駆動するためのデューティ信号DTYを生成してLED45の点灯状態を制御する。また。LED制御部53は、デューティ信号DTYなどのLEDの動作状態を表わす信号を再起動指令部52へ出力する。
機能制御部54は、操作判定部51からの操作信号OPEを受ける。機能制御部54に含まれる各機能制御部は、この操作信号OPEが当該機能の動作に対する操作指令を示している場合に、その操作指令に応じて対応する機能を制御する。機能制御部54が制御する装置としては、たとえば、いずれも図示しないが、冷凍機や製氷装置、および上述した貯蔵室内のイオン発生装置などが含まれる。なお、各機能制御部は、必ずしも操作表示部40内の制御部50に含まれる必要はなく、該当する装置内または装置に隣接して設けられる他の制御部に含まれる構成であってもよい。
再起動指令部52は、所定の条件が成立した場合に上記の操作判定部51をリセット(再起動)するためのものである。再起動指令部52は、冷蔵庫1の各扉部の開閉を検出するための扉開閉センサ(図示せず)から、扉部の開閉状態を示す信号OPNを受ける。また、再起動指令部52は、LED制御部53から、LED45の動作状態を表わす信号(たとえば、デューティ信号DTY)を受ける。再起動指令部52は、これらの情報に基づいて、操作判定部51のリセットの要否を判定し、操作判定部51のリセットが必要である場合には、操作判定部51へリセット信号RSTを出力して、操作判定部51を再起動する。操作判定部51の再起動の必要性については、図8等において後述する。
なお、操作判定部51が再起動されると、電源投入時と同様に、操作判定部51は、そのときの操作スイッチ46の静電容量値CAPをベース信号として再設定する。
図7は、図6の操作判定部51において実行される、操作スイッチの操作判定を説明するための図である。図7においては、横軸に時間が示され、縦軸にはタッチ信号レベルおよびセンサ状態が示される。
図7を参照して、タッチ信号レベルとは、操作スイッチから受信した静電容量値CAPと、未操作状態の基準静電容量値であるベース値との差を示したものである。冷蔵庫の電源投入時には、操作判定部が起動したときの操作スイッチの静電容量値がベース値の初期値として設定される。
操作スイッチの静電容量値は、上述のようなユーザによる操作がされていなくても、たとえば、周囲の空気の乾燥状態や近接する他の電気機器の通電状態等の影響で変化することが知られている。そのため、このベース値として固定値を採用した場合には、周期環境の変化によって操作スイッチの静電容量値が増加した場合に、ユーザによる操作がないにも関わらず、操作スイッチが操作されたと誤判定されてしまうおそれがある。そのため、一般的に、このベース値は、操作スイッチの静電容量値の変化が所定の時間変化率よりも小さい緩やかな変化であるときには、操作スイッチの静電容量値の変化に追従して変化するように設定される。
図7における時刻t1において、ユーザにより操作スイッチが操作された場合には、周囲環境に起因する緩やかな静電容量値の変化よりも急峻に操作スイッチの静電容量値が変化する。このときには、ベース値が操作スイッチの静電容量値に追従できないために、タッチ信号レベルが増加する。
そして、タッチ信号レベルが、所定のしきい値α2を上回った場合に、操作スイッチが操作されたと判定される。より詳細には、操作スイッチのチャタリングの防止のために、上記のしきい値α2に対してヒステリシスを設けることが好ましい。たとえば、図7の例においては、タッチ信号レベルのしきい値α2に対するヒステリシスがΔに設定されており、タッチ信号レベルがα2+Δを上回ると操作スイッチが操作されてオンとされたと判定される(時刻t1)。また、操作スイッチの状態がオンとされた後に、タッチ信号レベルがα2−Δを下回ると操作スイッチの操作が終了したと判定される(時刻t2)。
なお、図7におけるしきい値α1(<α2)は、ノイズの有無を判定するためのしきい値であり、タッチ信号レベルがこのしきい値α1を上回った場合にはベース値がその時の値にロックされる。そして、タッチ信号レベルがしきい値α1を下回らない限りは、たとえその後に静電容量値の変化が緩やかとなったとしても、ベース値は静電容量値の変化に追従しない。
このような操作スイッチの操作判定においては、周囲環境による操作スイッチの静電容量値の「緩やかな」変化に対しては、操作スイッチの静電容量値の変化にベース値を追従させることによって誤判定を防止することができる。しかしながら、ユーザによる冷蔵庫の使用や周囲ノイズの影響により、操作スイッチが操作されていなくても、その静電容量値が比較的急峻に変化するような場合には、ベース値の追従ができないために誤判定とされる可能性がある。
そこで、本実施の形態においては、ユーザによる実際のスイッチ操作以外の要因で操作スイッチの静電容量値が比較的急峻に変化する場合において、所定の条件が成立した場合に操作判定部を再起動することによって操作スイッチの誤判定を防止する誤動作防止制御を実行する。
[実施の形態1]
上述のように、ユーザが操作表示部40を用いて各種機能の設定を行なう場合には、メニュースイッチが操作されるとLED45が点灯される。このとき、LED45は、制御部50からのデューティ信号DTYによってその明るさが制御され、たとえば、LED45は、点灯が指示されると、約2秒間の間にデューティ信号DTYが0%から100%へ徐々に変化される。
図4または図6のような構成の場合、操作表示部40において操作スイッチ46の近傍にLED45が配置されている。そのため、LED45の点灯動作時に、デューティ信号DTYの増加に伴ってLED45に流れる電流が増加すると、図8の上段のように、この電流によって操作スイッチ46の静電容量値CAPが影響を受け、LED45に流れる電流の増加に伴って静電容量値CAPも増加する(図8中の線W11)。
このとき、静電容量値CAPの時間変化率が大きい場合には、ベース値(図8中の線W12)が追従できず、図8の下段のように、LED45の点灯開始(図8中の時刻t11)からタッチ信号レベルが徐々に大きくなる(図8中の線W15)。
そして、タッチ信号レベルが、しきい値α1を上回ると(図8中の時刻t12)、ベース値がそのときの値にロックされる。
その後、さらにタッチ信号レベルが増加し、LED45の点灯が完了する時刻t14の前にタッチ信号レベルがしきい値α2を上回ると(図8中の時刻t13)、操作スイッチが操作されたと誤判定される。
なお、時刻t14において、LED45の点灯が完了した後は、操作スイッチ46の静電容量値CAPの変化は緩やかになるが、タッチ信号レベルがすでにしきい値α1を上回っているので、ベース値はロック状態のままとなる。
このような状態となると、ユーザが操作スイッチ4を操作していないにもかかわらず操作がされたと判定されてしまうので、冷蔵庫がユーザの意図しない動作を実行してしまうことになり得る。
そこで、実施の形態1による誤動作防止制御においては、図9に示されるように、LED45の点灯が開始された場合に、点灯開始(図9中の時刻t21)から所定時間が経過したことに応答して(図9中の時刻t23)、図6の操作判定部51が再起動(リセット)される。
上述のように、再起動によって、操作判定部51は再起動された時の操作スイッチ46の静電容量値がベース信号として再設定される。そのため、図9中の線W22のように、時刻t23において、そのときの静電容量値がベース値に設定される。これによって、タッチ信号レベルが低下する。
時刻t23から時刻t24までの間は、静電容量値の時間変化率が大きいためにベース値は再起動された時の値が維持され、タッチ信号レベルが再び増加する。しかしながら、時刻t24においてLED45の点灯が完了すると、静電容量値の時間変化率が緩やかになるため、その後はベース値が静電容量値に追従する(図9中の時刻t25)。
なお、図9においては、操作判定部51の再起動が1回だけ実行される場合を例として説明したが、たとえば、より短い時間間隔で複数回再起動するようにしてもよい。ただし、LED45のデューティが増加している間に、実際にユーザが操作スイッチを操作する可能性があるので、再起動のタイミングについては、正常な操作の認識と誤操作の判定防止を考慮して適宜設定される。
また、上記においては、LEDの点灯開始からの「経過時間」によって再起動のタイミングを設定する場合を例として説明したが、他の条件、たとえば、タッチ信号レベルの傾きと大きさの組み合わせなどに基づいて再起動タイミングを設定するようにしてもよい。
図10は、実施の形態1の誤動作防止制御処理を説明するためのフローチャートである。図10および以降に説明する図13に示すフローチャートの処理は、制御部50に予め格納されたプログラムがメインルーチンから呼び出されて、所定周期で実行されることによって処理が実現される。あるいは、一部のステップの処理については、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図10を参照して、制御部50は、ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、LED45の点灯操作があったか否かを判定する。この判定は、たとえば、図5のメニュースイッチが操作されたか否かによって行なわれる。なお、一旦LED45の点灯操作がされると、次ステップのS110における所定時間が経過するまでは、S100においては「点灯操作あり」と判定される。そして、所定時間経過後は、S100においては「点灯操作なし」と判定される。
LED45の点灯操作があった場合(S100にてYES)は、処理がS110に進められる。
そして、制御部50は、S110にて、LED45の点灯操作から所定時間が経過したか否かを判定する。この所定時間は、LED45のデューティ信号DTYが0%から100%まで増加するのにかかる時間である。
所定時間が経過した場合(S110にてYES)は、処理がS120に進められ、制御部50は、操作判定部51(タッチIC)をリセットする。これによって、ベース値がそのときの静電容量値に更新される。その後、処理がS130に進められる。
所定時間が経過していない場合、すなわちLED45のデューティ信号DTYが増加中の場合(S110にてNO)は、処理がS130に進められる。
また、LED45の点灯操作がなかった場合(S100にてNO)にも、処理がS130に進められる。
S130からS160までの処理は、操作スイッチが操作されたか否かを判定するための処理である。S130において、制御部50は、タッチ信号レベルがしきい値α1を上回っているか否かを判定する。そして、タッチ信号レベルがしきい値α1を上回っている場合(S130にてYES)は、制御部50はS140にてベース値をロックし、その後処理をS150に進める。一方、タッチ信号レベルがしきい値α1以下の場合(S130にてNO)は、制御部50はS145にてベース値を検出した静電容量値に追従させて、処理をS150に進める。
次に、制御部50は、S150にて、タッチ信号レベルが、操作スイッチの操作を判定するためのしきい値α2(>α1)を上回っているか否かを判定する。
タッチ信号レベルがしきい値α2を上回っている場合(S150にてYES)は、処理がS160に進められて、制御部50は操作スイッチが操作されたことを検出する。
一方、タッチ信号レベルがしきい値α2以下である場合(S150にてNO)は、操作スイッチの操作は検出されず、メインルーチンに処理が戻される。
なお、上記の処理を要約すると、LED45の点灯操作が行なわれる前の制御周期においては、S100にてNOが選択され、S110,S120の処理がスキップされ、操作スイッチの操作判定処理(S130〜S160)が実行される。
一旦LED45の点灯操作が行なわれると、LED45のデューティ信号DTYが100%になるまでの所定時間が経過するまでの制御周期においては、S110にてNOが選択されて操作スイッチの操作判定処理が実行される。そして、所定時間が経過した制御周期においては、S110にてYESが選択されて、S120にて操作判定部51がリセットされ、その後操作スイッチの操作判定処理が実行される。
そして、操作判定部51のリセットが実行された後の制御周期においては、S100にて再びNOが選択され、S110,S120の処理がスキップされて操作スイッチの操作判定処理が実行される。
以上のような処理に従って制御を行なうことによって、LEDの点灯動作に起因して増加し得る操作スイッチの静電容量値による、操作スイッチの誤動作を防止することが可能となる。
[実施の形態2]
ユーザによって冷蔵庫の扉部が強く閉じられたような場合には、扉部の閉動作により大きな衝撃が生じる場合がある。図1に示したような、操作表示部40が扉部10に設けられる構成においては、この扉部10の閉動作に伴う衝撃によって、操作スイッチ46と扉前面板20との間の間隔が拡がってしまい、一時的に操作スイッチ46で検出される静電容量値が低下する場合が生じ得る。
そして、この衝撃が収束して、操作スイッチ46と扉前面板20との間の間隔がもとの状態に戻ると、それに応じて操作スイッチ46で検出される静電容量値がもとのレベルに復帰する。このとき、静電容量値の復帰の際の時間的変化が大きい場合には、ベース値がその変化に追従できず、タッチ信号レベルが増加する。そうすると、実施の形態1と同様にベース値がロックされ、さらにタッチ信号レベルが所定のしきい値を上回ると、操作スイッチが操作されていないにもかかわらず、操作スイッチが操作されたものと誤判定されてしまう可能性がある。
そこで、実施の形態2においては、扉部が開状態から閉状態に移行したことに基づいて操作判定部を再起動することによって、ベース値を適切な状態に設定し、操作スイッチの誤動作を防止する手法について説明する。
図11および図12は、実施の形態2における誤動作防止制御を説明するための図である。図11は実施の形態2に従う誤動作防止制御を適用しない比較例の場合を示しており、図12は実施の形態2に従う誤動作防止制御を適用した場合を示している。
まず図11を参照して、時刻t31において扉部10が開状態から閉状態にされると、その衝撃によって操作スイッチ46と扉前面板20との間の間隔が拡がり、操作スイッチ46で検出される静電容量値が低下する。そして、この静電容量値の低下に応答してベース値も低下する。
その後、時刻t32において、扉部10の閉動作の衝撃がなくなると、操作スイッチ46で検出される静電容量値が急激にもとのレベルに復帰する(図11中の線W31)。このとき、急峻な静電容量値の変化に対してベース値が追従できず(図11中の線W32)、ベース値が維持されてタッチ信号レベルが増加する(図11中の線W35)。
そして、タッチ信号レベルがしきい値α1を上回ると(図11中の時刻t33)、ベース値がロックされる。その後タッチ信号レベルが継続して増加し、操作スイッチ46の操作を判定するためのしきい値α2を上回ると、操作スイッチ46が操作されていないにもかかわらず、操作スイッチ46が操作したものと誤判定される(図11中の時刻t34)。
なお、時刻t35において、静電容量値のレベルが復帰した後は、操作スイッチ46の静電容量値の変化は緩やかになるが、タッチ信号レベルがすでにしきい値α1を上回っているので、ベース値はロック状態のままとなる。
次に、実施の形態2の誤動作防止制御を適用した場合(図12)においては、扉部の閉動作の衝撃がなくなり、静電容量値がもとのレベルが復帰している途中の所定のタイミングにおいて、操作判定部51が再起動される(図12中の時刻t44)。これによって、ベース値が再起動時の静電容量値に再設定され(図12中の線W42)、タッチ信号レベルが低減される(図12中の線W45)。そのため、タッチ信号レベルがしきい値α2を上回らなくなり、操作スイッチ46の誤判定が防止される。
図13は、実施の形態2の誤動作防止制御処理を説明するためのフローチャートである。図13は、実施の形態1の図10で示されたフローチャートのステップS100,S110が、ステップS100A,110Aに置き換わったものとなっている。図13において、図10と重複するステップの説明は繰り返さない。
図13を参照して、制御部50は、S100Aにて、扉部の閉動作があったか否かを判定する。この扉部の閉動作の判定は、扉の開閉状態を検出するための開閉スイッチ(図示せず)からの信号に基づいて判定される。なお、閉動作の判定を行なう対象の扉部は操作表示部40が設けられる扉部10には限られず、それに加えて他の扉部11〜15についても判定を行なうようにしてもよい。
扉部の閉動作があった場合(S100AにてYES)は、処理がS110Aに進められ、制御部50は、扉部の閉動作から定められる所定のタイミングが到来したか否かを判定する。なお、図13においては、S110Aにおけるこの所定のタイミングとして、扉部の閉動作から所定時間が経過したタイミングを採用した場合の例が示されているが、たとえば、操作スイッチ46で検出される静電容量値の復帰が開始されてから所定時間が経過したタイミングのような他の条件を採用することもできる。
所定のタイミングが到来した場合(S110AにてYES)は、処理がS120に進められ、制御部50は、操作判定部51(タッチIC)をリセットする。これによって、ベース値が再起動時の静電容量値に更新される。その後、処理がS130に進められる。
所定のタイミングが到来していない場合(S110AにてNO)は、処理がS130に進められる。また、扉部の閉動作がなかった場合(S100にてNO)にも、処理がS130に進められる。
以降の処理は、実施の形態1と同様であるが、概略的には、タッチ信号レベルがしきい値α1を上回ると(S130にてYES)ベース値がロックされ(S140)、タッチ信号レベルがさらにしきい値α2(>α1)を上回る(S150にてYESと、操作スイッチ46のスイッチ操作が判定される(S160)。
なお、図13においても、図10における説明と同様に、扉部の閉動作がされた場合(S100AにてYES)は、所定時間が経過するまでの制御周期においてはS110AにてNOが選択される。そして、所定時間が経過した制御周期においてはS110AにてYESが選択されて、操作判定部51がリセットされる。操作判定部51がリセットされた後の制御周期においては、S100AにてNOが選択されて、S110A,S120がスキップされる。
以上のような処理に従って制御を行なうことによって、扉部が開状態から閉状態に移行したときの衝撃によって生じる操作スイッチの誤動作を防止することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、上述の操作表示部が冷蔵庫に設けられる場合を例として説明したが、同様の構成を有するものであれば他の電気機器に設けられてもよい。また、表示装置として単独で用いられてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 冷蔵庫、10〜15 扉部、20 扉前面板、21 縁取部材、22 内面板、24 断熱層、30 バックアップ板、35 ユニットベース、36U,36D ガイドレール、40 操作表示部、40R,41L ガイドピン、42 筺体、42A 仕切板、43 表示シート、44,44A〜44L 導光板、46,46A〜46F 操作スイッチ、47 制御基板、48A 樹木図形、48B〜48D ドットマトリックス図形、49A〜49E 照光式表示部、50,53 制御部、51 操作判定部、52 再起動指令部、54,54A,54B 機能制御部。

Claims (6)

  1. 冷蔵庫であって、
    前記冷蔵庫の本体に設けられる貯蔵室と、
    前記貯蔵室の開口に設けられる扉部と、
    前記扉部に取り付けられ、ユーザにより操作される静電容量式の操作スイッチを含む操作部と
    前記操作部を制御する制御部とを備え、
    前記操作部は、前記操作スイッチに近接して設けられ、前記操作スイッチを照らすために照射部を含み、
    前記照射部は、ユーザが前記操作スイッチに触れたことに応答して点灯し、
    前記操作スイッチの静電容量は、前記照射部を点灯するための駆動電流により変化し、
    前記制御部は、
    前記操作スイッチの静電容量と、前記制御部の起動時における前記操作スイッチの静電容量に基づいて定められる基準値との比較に基づいて、前記操作スイッチが操作されたか否かを判定する判定部と、
    予め定められた所定条件が成立した場合に、前記操作スイッチの操作の有無の誤判定を防止するために、前記判定部を再起動する再起動指令部とを含み、
    前記再起動指令部は、前記所定条件として、前記照射部の点灯開始から所定時間経過した条件が成立した場合に、前記判定部を再起動する、冷蔵庫。
  2. 冷蔵庫であって、
    前記冷蔵庫の本体に設けられる貯蔵室と、
    前記貯蔵室の開口に設けられる扉部と、
    前記扉部に取り付けられ、ユーザにより操作される静電容量式の操作スイッチを含む操作部と、
    前記操作部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記操作スイッチの静電容量と、前記制御部の起動時における前記操作スイッチの静電容量に基づいて定められる基準値との比較に基づいて、前記操作スイッチが操作されたか否かを判定する判定部と、
    予め定められた所定条件が成立した場合に、前記操作スイッチの操作の有無の誤判定を防止するために、前記判定部を再起動する再起動指令部とを含み、
    前記再起動指令部は、前記所定条件として、前記扉部が開状態から閉状態へ移行したことに基づいて設定される条件が成立した場合に、前記判定部を再起動する、冷蔵庫。
  3. 前記判定部は、前記制御部の起動時における前記操作スイッチの静電容量を前記基準値の初期値として設定し、前記操作スイッチの静電容量の時間変化率が緩やかな場合には前記操作スイッチの静電容量の変化に従って前記基準値を変化させ、前記時間変化率が急峻であるために前記操作スイッチの静電容量と前記基準値との差が第1のしきい値を上回った場合には、前記操作スイッチの静電容量の変化にかかわらず、前記差が前記第1のしきい値を上回ったときの前記基準値を維持する、請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記判定部は、前記操作スイッチの静電容量と前記基準値との差が、予め定められた第2のしきい値を上回った場合に、前記操作スイッチが操作されたと判定する、請求項1〜のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 表示装置であって、
    ユーザにより操作される静電容量式の操作スイッチを含む操作部と、
    前記操作部を制御する制御部とを備え、
    前記操作部は、前記操作スイッチに近接して設けられ、前記操作スイッチを照らすために照射部を含み、
    前記照射部は、ユーザが前記操作スイッチに触れたことに応答して点灯し、
    前記操作スイッチの静電容量は、前記照射部を点灯するための駆動電流により変化し、
    前記制御部は、
    前記操作スイッチの静電容量と、前記制御部の起動時における前記操作スイッチの静電容量に基づいて定められる基準値との比較に基づいて、前記操作スイッチが操作されたか否かを判定する判定部と、
    予め定められた所定条件が成立した場合に、前記操作スイッチの操作の有無の誤判定を防止するために、前記判定部を再起動する再起動指令部とを含み、
    前記再起動指令部は、前記所定条件として、前記照射部の点灯開始から所定時間経過した条件が成立した場合に、前記判定部を再起動する、表示装置。
  6. 扉部に取り付け可能な表示装置であって、
    ユーザにより操作される静電容量式の操作スイッチを含む操作部と、
    前記操作部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記操作スイッチの静電容量と、前記制御部の起動時における前記操作スイッチの静電容量に基づいて定められる基準値との比較に基づいて、前記操作スイッチが操作されたか否かを判定する判定部と、
    予め定められた所定条件が成立した場合に、前記操作スイッチの操作の有無の誤判定を防止するために、前記判定部を再起動する再起動指令部とを含み、
    前記再起動指令部は、前記所定条件として、前記扉部が開状態から閉状態へ移行したことに基づいて設定される条件が成立した場合に、前記判定部を再起動する、表示装置。
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