JP5983919B2 - 分離型磁気シールド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、分離型磁気シールド装置に関するものであり、例えば、計測分野における、心臓磁界計測、動物生体磁気計測、更には、磁気ビーズを標識として用いるナノバイオ領域での計測などに利用することができる簡易型の分離型磁気シールド装置に関するものである。
例えば、心臓などの人の身体から発せられる磁界は、重要なリアルタイム生体情報で、しかも多くの情報を含んでいる。例えば心臓磁界を心磁計、例えばSQUID磁束計64チャンネルで検出すれば、心臓の電気生理学的機能を2次元マップすることが可能である。また、その刺激伝導系を伝って流れる電流ベクトルの時間的空間的情報など、心電図の波形分析による方法に比べ圧倒的に的確で多様な診断情報の獲得が可能である。
そこで、健常者はもちろん、寝たきりの患者からも、その身体から発せられる、例えば、心臓磁界のような生体磁気の計測に無理なく使用できる、部屋形ではない、分離可動式の高性能な磁気シールド装置の開発が希求されている。
本発明者らは、特許文献1にて、分離型磁気シールド装置を提案した。この分離型磁気シールド装置1Aは、本願添付の図12、図13に示すように、第1磁気シールド側壁本体2A及び第2磁気シールド側壁本体2Bを備えている。第1磁気シールド側壁本体2Aの湾曲磁気シールド外側壁3には、円筒状空間Sの長手軸線を通る水平面Hpに対して上下対称位置に、長手軸線方向に沿って延在する第1及び第2導体10a、10bを設け、この第1及び第2導体10a、10bに電流を流す。また、第2磁気シールド側壁本体2Bの湾曲磁気シールド外側壁3には、円筒状空間Sの長手軸線を通る水平面Hpに対して上下対称位置に、長手軸線方向に沿って延在する第1及び第2導体10c、10dを設け、この第1及び第2導体10c、10dに電流を流す。これにより、第1磁気シールド側壁本体2Aから第2磁気シールド側壁本体2Bへと水平方向に形成される磁束Hを、第1及び第2導体10a、10b、10c、10dの回りに発生する磁界により、上下方向へと偏向し、円筒状空間Sへの磁束の流れ込みを阻止する。
特開2008−166618号公報
上記特許文献1に記載する構成の分離型磁気シールド装置1Aは、磁気シールド空間Sへの高いアクセス性を有し、且つ、全方向の磁界成分に対して効果的に遮蔽することができ、磁気シールドが極めて有効に達成される。
一方、近年、例えば、乳がん検診などのような磁気ビーズを標識として用いるナノバイオ領域での計測の実用化が検討されているが、この場合、簡易に利用することができるより簡易型の分離型磁気シールド装置が望まれている。
そこで、本発明の目的は、磁気シールド空間への高いアクセス性を有し、単一方向の磁界成分に対して磁気シールドが極めて有効に達成されるより簡易型の分離型磁気シールド装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る分離型磁気シールド装置にて達成される。要約すれば、本発明によれば、回転対称軸を有する第1磁気シールド本体と、回転対称軸を有する第2磁気シールド本体を有し、前記第1磁気シールド本体と前記第2磁気シールド本体は、対向配置されて内部にシールド空間を形成する分離型磁気シールド装置であって、
前記第1磁気シールド本体及び第2磁気シールド本体は、それぞれ、回転対称軸に対して垂直な平板状の端壁部材と、一端が前記端壁部材の外周部に接続され、他端が開口部とされる前記端壁部材の外周に沿って鍔状に形成された外周壁部材とを有し、
前記第1磁気シールド本体及び第2磁気シールド本体は、それぞれ、回転対称軸を一致させて、且つ、前記開口部が対向するようにして互いに所定距離離間して設置され、前記第1磁気シールド本体及び第2磁気シールド本体の内部に前記シールド空間が形成され、
前記第1磁気シールド本体及び前記第2磁気シールド本体の前記外周壁部材には、その周面に沿って巻き回した導体からなる補償コイルを設置して、電流を流し、
前記第1磁気シールド本体及び前記第2磁気シールド本体の回転対称軸方向の磁束を、前記補償コイルに発生する磁界により偏向し、前記シールド空間への磁束の流れ込みを阻止することを特徴とする分離型磁気シールド装置が提供される。
本発明の一実施態様によれば、前記第1磁気シールド本体と前記第2磁気シールド本体は、回転対称軸に対して垂直な水平面に対して対称形状とされる。
本発明の他の実施態様によれば、前記第1磁気シールド本体と前記第2磁気シールド本体は、磁性体材料を成形して作製される。
本発明の他の実施態様によれば、前記第1磁気シールド本体と前記第2磁気シールド本体は、支持体に磁性薄帯を積層して設けることにより形成される。この時、前記支持体は、繊維強化プラスチックにて作製される。
本発明の他の実施態様によれば、前記第1磁気シールド本体及び前記第2磁気シールド本体の前記外周壁部材は、回転対称軸に垂直な横断面形状が円形とされる。
本発明の他の実施態様によれば、前記第1磁気シールド本体及び前記第2磁気シールド本体の前記外周壁部材の回転対称軸に沿った方向の幅は、前記外周壁部材の半径の(1/3)〜(1/2)とされる。
本発明の他の実施態様によれば、前記第1磁気シールド本体及び第2磁気シールド本体にて形成される前記シールド空間内に磁界センサを設置して前記シールド空間内の回転対称軸方向の磁界を検出し、前記補償コイルの電流を調整する。
本発明の他の実施態様によれば、前記磁界センサは、前記第1磁気シールド本体と前記第2磁気シールド本体の開口部が所定距離離間して対称配置されて形成される空隙部の所定位置に設置される。
本発明の分離型磁気シールド装置は、磁気シールド空間への高いアクセス性を有し、単一方向の磁界成分に対して磁気シールドが極めて有効に達成され、しかも、構造が簡易であり、製造コストをより低減し得る。特に、本発明の分離型磁気シールド装置は、回転対称軸から半径方向の一定距離にある全周領域での磁界をミニマム、即ち、0(ゼロ)或いは0(ゼロ)近傍の所定の大きさとすることができる。従って、本発明の分離型磁気シールド装置は、回転対称軸から一定半径の周のいずれかの位置で磁界を測定し、そこでの磁界をミニマムの大きさにすることにより、その半径の周のどこでもそのミニマムの磁場を得ることができ、そのため、回転軸方向の磁界のレベルを測定しながら、計測対象物の磁界を測定することが可能となる。従って、本発明の分離型磁気シールド装置は、より簡易型の装置として、例えば、計測分野における、心臓磁界計測、動物生体磁気計測、更には、磁気ビーズを標識として用いるナノバイオ領域での計測などに有効に利用することができる。
図1(a)は、本発明に係る分離型磁気シールド装置の一実施例の全体構成図であり、図1(b)は、分離型磁気シールド装置の概略構成図である。 図2(a)は、本発明に係る分離型磁気シールド装置の他の実施例の全体構成図であり、図2(b)は、分離型磁気シールド装置の概略構成図である。 図1に示す分離型磁気シールド装置の構成に従った場合の磁束線図である。 本発明の構成を採用しない場合の磁束線図である。 図2に示す分離型磁気シールド装置の構成に従った場合の磁束線図である。 本発明の分離型磁気シールド装置の中央部付近の磁束密度分布を示すグラフである。 本発明の分離型磁気シールド装置及びその外方部の磁束密度分布を示すグラフである。 磁気シールド本体の他の実施例の断面図である。 磁気シールド本体の一具体例の作製方法を説明する図である。 図10(a)〜(d)は、磁気シールド本体の磁性体の作製方法を説明する平面図であり、図10(e)は、磁性体の積層構成の一例を説明する断面斜視図である。 図11(a)〜(c)は、磁気シールド本体の磁性体の作製方法の一例を説明する図である。 従来の分離型磁気シールド装置を説明するための概略構成図である。 図12の構成に従った場合の磁束線図である。
以下、本発明に係る分離型磁気シールド装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
(分離型磁気シールド装置の全体構成)
図1(a)は、本発明に係る分離型磁気シールド装置1の一実施例を示す全体構成図である。図1(b)は、図1(a)に示す分離型磁気シールド装置1の概略断面図である。
本発明の分離型磁気シールド装置1は、回転対称軸Ozを有する椀形状(深さが浅くされた容器形状)の磁気シェルとされる第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)を有している。
図1(a)、(b)に示すように、本実施例にて、第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bは、それぞれ、回転対称軸Ozに対して垂直な平板状の端壁部材3と、一端が端壁部材3の外周部に接続され、他端が開口部5とされる端壁部材3の外周に沿って鍔状に形成された外周壁部材4とを有して構成される。従って、第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bの端壁部材3の反対側端である他端は開口部5とされる。なお、平板状端壁部材3は、図2(a)、(b)に示すように、中央部に小径の貫通穴6を形成することも可能である。この穴6は、例えば、装置内部に設置される計測計の装着口或いは目視窓などとして使用可能である。
第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bは、通常、回転対称軸Ozに垂直な横断面が円形の円筒形状とされるが、回転対称軸を有する、例えば、四角形以上の多角形状体とすることも可能である。本実施例にて、第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bは、同じ形状寸法構成とされるが、所望により異なる形状寸法とすることもできる。
第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bは、それぞれ、回転対称軸Ozを一致させて、且つ、開口部5が対向するようにして、本実施例では、図面上、上下方向に、互いに所定距離(Sg)だけ離間して対称に配置され、支持手段(図示せず)にてその状態に支持される。つまり、第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bは、回転対称軸Ozに垂直で、且つ、第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bの回転対称軸Oz方向における対称基準面である水平面Hpに対して、開口部5が対面するようにして上下対称位置に設置される。従って、第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bの内部には、上下方向に延びる回転対称軸Ozの周りに円筒形状のシールド空間Sが形成される。なお、空間Sは、第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bが円筒形状以外の形状とされる場合は厳密には円筒状ではないが、説明の簡略上、円筒状として説明する。
本発明の分離型磁気シールド装置1は、上述のように、対向配置された第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bの外周壁部材4、4の間には、間隙Sgが形成される。間隙Sgの大きさは、分離型磁気シールド装置1の用途、第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bの寸法、形状に応じて種々に変更可能である。
間隙Sgは、大きくすればその分、分離型磁気シールド装置1の内部空間Sを広くすることができ好便であるが、間隙Sgから外乱磁束が進入する可能性が大となる。そのために、外周壁部材4の幅(H)を増大すること、補償コイル10a、10bに流す通電量ia、ibを大とすることが考えられるが、実際的でない場合が生じる。本発明者らの研究実験の結果によると、通常、第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)の半径(R)の1/3〜1/2程度が好ましい。
本発明によると、図1(a)、(b)、図2(a)、(b)に示すように、上記構成の分離型磁気シールド装置1において、例えば銅線のような導体(即ち、補償コイル)10(10a、10b)が第1及び第2磁気シールド本体2A、2Bの外周壁部材4、4の外周面(必要に応じて内周面)に沿って巻き回して配置され、それぞれ、電源50(50A、50B)により所定の電流(補償電流)ia、ibが供給される。
補償コイル10a、10bは、対応する外周壁部材4、4の外周面に密着して設置することもできるが、外周面より僅かに離間して、例えば5mm程度離間して設置しても良い。また、補償コイル10a、10bは、外周壁部材4、4の幅(H)(即ち、回転対称軸Ozに沿った方向の幅)方向にて、通常、半分((1/2)×H)程度の位置に配置されるのが好ましい。もし、補償コイル10a、10bの設置位置を、外周壁部材4、4の開口端縁開口部5に近づけた場合には、補償電流は小さくなり好ましいが、他方では補償コイル10a、10bにより発生した磁束が、第1及び第2磁気シールド本体2A、2Bの間隙Sgからシールド空間S内へと入り込みシールド有効半径が減少するので好ましくない。
第1及び第2磁気シールド本体2A、2Bの補償電流ia、ibは、同じとされるが、必要に応じて、それぞれ異なる値の最適値に調整することができる。また、必要に応じて、電流の向きを変えることも可能である。補償電流1a、1bは、分離型磁気シールド装置1内に設置された磁界センサ300によってシールド空間S内の磁界を検出し、その大きさがミニマム、即ち、0(ゼロ)、或いは、0(ゼロ)近傍の所定の大きさになるように制御される。本実施例では、磁界センサ300としては、フラックスゲート直交磁界センサなどとすることができ、回転対称軸Oz方向の磁束を検出する。通常、磁界センサ300は、対向配置された第1及び第2磁気シールド本体2A、2Bの水平位置基準面((1/2)×Sg)である水平面Hp上のいずれかの位置に配置される。なお、磁界センサ300は、磁気シールド本体2の半径R×(1/3)(本実施例では、r=10cm)よりも回転対称軸Oz側に設置するのが好ましい。詳しくは後述するが、本発明では、磁束線図を示す図6、図7から分かるように、シールド比1000以上が達成されており、この領域が計測対象物の配置位置とされるからである。
なお、本実施例では、補償コイル10a、10bは、図1(a)にて、矢印方向へと電流ia、ibが流される。また、補償コイル10a、10bは、それぞれ、所定ターン数(巻数)とすることができるが、通常、1〜100ターンにて構成され、各コイルには、ターン数×電流値=20〜30アンペア・ターン程度の電流を流し、地磁気を含め時間変動磁界をシールドすることができる。
上記説明では、補償電流ia、ibは、分離型磁気シールド装置1内に設置された磁界センサ300によって内部の磁界を検出し、その大きさが0(ゼロ)、或いは、0(ゼロ)近傍の所定の大きさとなるように制御されるものとして説明したが、別法としては、磁界センサ300を磁気シールド装置1の外側に設置し、この外部設置の磁気センサ300にて外部磁界を検出し、予め定めた係数によって電流を流し、外部磁界をキャンセルすることも可能である。この場合、予め定める係数は、事前にセンサ位置を決定し、例えば回転対称軸Oz上、水平面Hpから1m離隔した位置などとし、回転対称軸Ozに平行に、大きさの分かった磁界(試験磁界)を加え、補償電流を徐々に大きくして行き、最も補償効果の大なる大きさを求め、係数を得ることができる。
本発明の分離型磁気シールド装置1は、上記構成とすることにより、回転対称軸Oz、即ち、本実施例では図面上、上下方向に延在する軸線Oz方向に沿って形成される磁束(H)を、補償コイル10a、10bの回りに発生する磁界により、第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)に沿って偏向し、円筒状空間Sへの磁束の流れ込みを阻止することができる。
(具体例1)
ここで、第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)について、その具体的寸法形状をその一例について説明する。
第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)は、磁性体材料を成形して作製することができる。磁性体材料としては、例えば、パーマロイ(例えばPC級パーマロイ)が好適に使用される。第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)は、本例では半径Rの円形状横断面を有した椀形状とされるが、厚さ(T)が0.5〜5mm程度の板状のパーマロイを板金加工等によって作製し得る。例えば、本発明の分割型磁気シールド装置1を、上述したように、磁気ビーズを標識として用いるナノバイオ領域での計測などに利用することができる分離型磁気シールド装置として使用する場合には、通常、直径D(=2R)は400mm〜1000mmとされる。また、外周壁部材4の幅(H)は、50mm〜200mmとされる。外周壁部材4の幅Hは、大きくすればその分広い範囲をシールドすることが可能となるが、補償コイル10a、10bに流す通電量ia、ibは大となる。本発明者らの研究実験の結果によると、第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)の半径(R)の1/3〜1/2程度が好ましい。幅(H)が半径(R)の1/3未満では、磁気シールド効果が低下し、また、半径(R)の1/2以上となると、シールド空間Sは増大するものの、半径(R)の1/2未満の場合に比べて、補償電流ia、ibが、1.5倍以上と大きく増大し、コストパフォーマンスの点で効率的でない。
本具体例1では、第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)は、厚さ(T)が5mmのPC級パーマロイ(比透磁率10000)を使用して、直径(D)が60cm、幅(H)が10cmの椀形状とされた。
対向配置された第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bの外周壁部材4の間に形成される間隙Sgは、上述したように、第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)の半径(R)の1/3〜1/2程度が好ましいが、本具体例1では、間隙Sg=100mmとした。
(磁気シールド効果)
図3は、上記具体例1に示す構成とされた第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)及び補償コイル10a、10bを備えた分離型磁気シールド装置1を使用した場合の本発明による磁気シールド効果を示す磁束線図である。つまり、第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bは、厚さ(T)が5mm、比透磁率10000のPC級パーマロイで作製し、外径(D)が60cm、外周壁部材4の幅(H)は10cmとされた。また、第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bの間隙Sgは10cmとした。補償コイル10a、10bは、第1及び第2の磁気シールド本体2A、2Bの外周壁部材4の幅(H)方向中央部(H/2)の位置に、且つ、外周壁部材4の外周面から外方へと5mm離隔した位置に設置した。
上構成の分離型磁気シールド装置1において、回転対称軸(垂直方向Z軸)方向の1ガウス(G)(10-4T)の一様な磁界に対して、補償コイル10a、10bは、総ターン数100、1ターン当たり補償電流ia、ibを0.237Aとして、即ち、1G磁界に対して23.76アンペア・ターンにて最適化することができた。
本発明の分離型磁気シールド装置1による磁気シールド効果を示す図3の磁束線図をみると、磁束線は、遮蔽空間S内には侵入していないことが分かる。シールド空間Sの中央部分での遮蔽率は、1/1000以下、つまり、シールド比では1000を超えている。参考までに、図4に、補償電流ia、ibを0(ゼロ)とした時の磁束線図を示す。図3と図4を比較すると、本発明の分離型磁気シールド装置1による磁気シールド効果が顕著であることが分かる。
図5には、本発明の他の実施例である、図2(a)、(b)に示す第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)の平板状端壁部材3の中央部に穴6を形成したときの磁気シールド効果を示す磁束線図である。穴6の大きさは直径を6cmとした。それ以外は、具体例1に示す構成の分離型磁気シールド装置1である。本発明に従って、補償コイル10a、10bによる補償を実施することにより、良好なシールド空間Sを達成し得ることが分かる。
更に、本発明によるシールド効果を確認するために図3及び図5の縦軸Z=0、即ち、水平面Hp位置での、Z軸(回転対称軸)から水平面Hp上外側へZ方向磁束密度成分を計算した結果を図6、図7に示す。即ち、図6は、磁気シールド中央水平面Hpにおける磁束密度分布を示しており、縦軸(回転対称軸Oz)は磁束密度Z方向成分、横軸は回転対称軸(Oz)からの半径方向距離(r)を示す。図6は、図7における半径方向距離(r)が0.2m(20cm)までの範囲の拡大図である。図7より、補償コイル10a、10b付近の、即ち、半径r=0.3m(30cm)付近である外周壁部材4近傍位置では一旦磁束密度が増加するが、外周壁部材4の更に半径方向外方のr=0.7m(70cm)付近では、印加した磁界の強度1(G)(10-4T)であることが分かる。
図6、図7を参照すると、シールド空間S内では、磁束密度が効果的に小さくなっており、本発明によれば、磁気シールド効果が顕著であることが分かる。
上述にて理解されるように、第1磁気シールド本体2Aと第2磁気シールド本体2Bを、左右及び上下対称形状とした場合には、分離型磁気シールド装置1のシールド空間Sの略中央部に、回転対称軸Ozに沿った方向(本実施例では上下方向)の磁界成分に対して、磁束線の密度の最も薄い場所が形成される。また、この場合には、磁気勾配が実質的にゼロとなる空間を提供することができる。
図12に示す特許文献1に記載する分離型磁気シールド装置は、全方向の磁界をシールドし、シールドされている空間の中で、或る1点(若しくは、或る1点の範囲)の箇所の磁界を少なくするものであるが、本発明の分離型磁気シールド装置は、回転対称軸から或る一定距離(半径方向の一定距離)の全周領域での磁界をミニマム、即ち、0(ゼロ)或いは0(ゼロ)近傍の所定の大きさとするものである。これにより、本発明の分離型磁気シールド装置は、回転対称軸から一定半径の周のいずれかの位置で磁界を測定し、そこでの磁界をミニマムの大きさにすれば、その半径の周のどこでもそのミニマムの磁場を得られる。このように、本発明の分離型磁気シールド装置は、回転軸方向の磁界のレベルを測定しながら、計測対象物の磁界を測定できる点に特長を有している。
尚、本発明の分離型磁気シールド装置1は、第1磁気シールド本体2Aと第2磁気シールド本体2Bのいずれか、或いは、両磁気シールド本体2A、2Bとも可動とすることも可能である。離間態様としては、例えば、可動の磁気シールド本体2Aは、図1(b)に一点鎖線にて示すように、他方の磁気シールド本体2Bに対して垂直方向に移動する構成とされているが、水平方向に平行に移動する構成とすることもできる。
また、図2(a)、(b)に示すように、磁気シールド本体2の平板状端部材3に穴6を形成した構成では、装置上方から磁束計が分離型磁気シールド装置1の内部空間Sへと装入して取り付けることが可能となる。また、この穴6を装置内部の観察用の目視窓として利用することもできる。
従って、本発明の高性能な分離型磁気シールド装置1は、シールド空間Sへの高いアクセス性を提供し、広い分野での応用が見込める。
つまり、上述したように、本発明の分離型磁気シールド装置は、より簡易型の装置として、例えば、計測分野における、心臓磁界計測、動物生体磁気計測、更には、磁気ビーズを標識として用いるナノバイオ領域での計測などに有効に利用することができる。
実施例2
次に、本発明の分離型磁気シールド装置1の磁気シェルを構成する磁気シールド本体2(2A、2B)の他の実施例について説明する。
上述のように、第1磁気シールド本体2Aと第2磁気シールド本体2Bは、同じ構成とされるので、以下の説明では、第1及び第2磁気シールド本体2A、2Bを、特に、区別することを必要としない場合には、磁気シールド本体2と総称して説明する。
図8を参照すると、磁気シールド本体2は、所定の形状に作製された支持体21と、この支持体21にて保持される磁性体24とにて構成される。
本実施例にて、支持体21は、磁性体24を挟持する態様で設けられた内層支持体22と表層支持体23とにて構成される。内層支持体22及び表層支持体23は、それぞれ、一端が平板状の端壁部材22a、23aと、この端壁部材22a、23aの外周に沿って鍔状に形成された外周壁部材22b、23bとにて形成されており、従って、端壁部材22a、23aの反対側端である他端は開口部5とされる。
本実施例では、支持体21を構成する内層支持体22及び表層支持体23は、紙、樹脂、FRP(繊維強化プラスチック)、非磁性金属、その他種々の材料が使用可能であるが、本実施例では、FRPにて作製した。FRPの強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維、バサルト繊維などの無機繊維;ボロン繊維、チタン繊維、スチール繊維などの金属繊維;アラミド、PBO(ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール)、ポリアミド、ポリアリレート、ポリエステル、ポリエチレンなどの有機繊維;が単独で、又は、複数種混入してハイブリッドにて使用され、樹脂としては、常温硬化型或は熱硬化型のエポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、MMA樹脂、アクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、又は、フェノール樹脂が使用される。
また、磁性体24は、アモルファス磁性薄帯、例えば、Co系アモルファス磁性薄帯、例えば、メットグラス2705Mが好適に使用される。他に、微結晶磁性薄帯も使用することができるが、本実施例では、メットグラス2705Mを使用した。この場合、磁性体24は、FRP製内層支持体22の端壁部材22a及び外周壁部材22bの外表面に接着剤にて貼着されるものとする。磁性体、即ち、磁性薄帯24を層状に積層して構成するのが好ましい。磁性薄帯24は、好ましくは、幅25〜200mmの、厚さ15μm以上、500μm以下とされる磁性薄帯を、複数層積層した積層構造とされる。例えば20μm厚の磁性薄帯を10層〜30層、或いは、作製される磁気シールド本体2のサイズによっては、更にそれ以上の層数を積層し、更にまた、これら積層体を二重、三重に重ね合わせて構成することができる。
また、FRP製内層支持体22の外表面に貼着された磁性体24の外表面上には、表層支持体23が設けられる。勿論、所望に応じて、支持体21は、内層支持体22及び表層支持体外層23のいずれかを省略して作製することも可能である。
次に、本実施例における第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)について、その製造方法を説明し、具体的寸法形状の一例について説明する。
(具体例2)
図9〜図11を参照すると、本具体例2にて、FRP支持体21を成型するための型200は、直径605mm、高さ250mmの円筒金属パイプ201に上蓋202を溶接で固着して作製した。
この型200に、ガラス繊維クロスプリプレグ(繊維目付270g/m2)、炭素繊維プリプレグ(繊維目付400g/m2)及びガラス繊維クロスプリプレグ(繊維目付429g/m2)を積層して、硬化し、FRP内層支持体22を形成した。
次いで、上記成形硬化されたFRP内層支持体22の上に、幅50.8mm、厚さ0.02mmのアモルファス磁性薄帯(メットグラス2705M)を、本実施例では、20層積層して磁性体層24を形成した。
更に説明すれば、磁気シールド本体2の平板状端壁部材3を形成するために、図10(a)〜(d)に示すように、内層支持体22の平板状端壁部材22a上には、磁性薄帯24aを磁気的空隙が生じないようにして積層して作製される。このとき、第1層目は0°方向に配向し、第2層目は45°方向に配向し、第3層目は90°方向に配向し、第4層目は135°方向に配向する、といったように配向角度を互いに変えながら積層するのが好ましい。磁性薄帯24aは、図10(e)に示すように、互いにその縁部に沿って重なり合うように積層することもできる。
また、磁気シールド本体2の外周面壁部材4を形成するために、内層支持体22の外周面壁部材22b上には、磁性薄帯24bを互いにその円周方向縁部に沿って図11(a)、(c)に示すように、磁気的空隙が生じないようにして巻き付け、積層して作製される。このとき、磁性薄帯24bは、互いにその縁部に沿って重なり合うように積層することもできる。
なお、平板状端壁部材22aを形成する磁性体層24aと、外周面壁部材22bを形成する磁性体層24bは、図11(a)、(b)、(c)に示すように、連結磁性体24cを配置し、曲がり込みラップすることによって、磁気的空隙が生じないようにする。このとき、磁性薄帯24cは、互いにその縁部に沿って重なり合うように積層することもできる。
上述のようにして、内層支持体22上に磁性体薄層24(24a、24b、24c)が積層し接着固定された後、磁性体薄層24の外表面に、樹脂未含浸のポリエチレンクロスシート(繊維目付9.5g/m2)、炭素繊維クロスシート(繊維目付635g/m2)及びポリエチレンクロスシート(繊維目付500g/m2)を積層し、樹脂を含浸して、硬化し、FRP製表層支持体23を形成した。
このようにして作製した第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)は、内層支持体22の内径(D1)が605mm、支持体21の平板状端壁部材22a、23aの中心には、直径(d1)が80mmの穴6が形成された。また、磁気シールド本体2の高さ(H1)は120mmであった。磁性体24の外径(D)は600mm、磁性体24の端壁部材24aに形成した孔径(d)は100mm、磁性体24の外周壁部材24bの幅(H)は100mmであった。つまり、磁性体24の端面は、FRPにて被覆し、外部に露出しないようにした。
また、上記構成の第1及び第2の磁気シールド本体2(2A、2B)の外周壁面に、その中央部に位置して補償コイル10(10a、10b)を設置した。
このようにして作製した分離型磁気シールド装置1を使用した場合の磁束線図は、上述した図5に示すと同様のものであり、本実施例の構成とされる本発明の分離型磁気シールド装置1のシールド効果が立証された。
1 分離型磁気シールド装置
2(2A、2B) 磁気シールド本体
3 端壁部材
4 外周壁部材
5 開口部
10(10a、10b) 補償コイル
21 支持体
22 内層支持体
23 表層支持体
24 磁性体
300 磁界センサ

Claims (9)

  1. 回転対称軸を有する第1磁気シールド本体と、回転対称軸を有する第2磁気シールド本体を有し、前記第1磁気シールド本体と前記第2磁気シールド本体は、対向配置されて内部にシールド空間を形成する分離型磁気シールド装置であって、
    前記第1磁気シールド本体及び第2磁気シールド本体は、それぞれ、回転対称軸に対して垂直な平板状の端壁部材と、一端が前記端壁部材の外周部に接続され、他端が開口部とされる前記端壁部材の外周に沿って鍔状に形成された外周壁部材とを有し、
    前記第1磁気シールド本体及び第2磁気シールド本体は、それぞれ、回転対称軸を一致させて、且つ、前記開口部が対向するようにして互いに所定距離離間して設置され、前記第1磁気シールド本体及び第2磁気シールド本体の内部に前記シールド空間が形成され、
    前記第1磁気シールド本体及び前記第2磁気シールド本体の前記外周壁部材には、その周面に沿って巻き回した導体からなる補償コイルを設置して、電流を流し、
    前記第1磁気シールド本体及び前記第2磁気シールド本体の回転対称軸方向の磁束を、前記補償コイルに発生する磁界により偏向し、前記シールド空間への磁束の流れ込みを阻止することを特徴とする分離型磁気シールド装置。
  2. 前記第1磁気シールド本体と前記第2磁気シールド本体は、回転対称軸に対して垂直な水平面に対して対称形状とされることを特徴とする請求項1に記載の分離型磁気シールド装置。
  3. 前記第1磁気シールド本体と前記第2磁気シールド本体は、磁性体材料を成形して作製されることを特徴とする請求項1又は2に記載の分離型磁気シールド装置。
  4. 前記第1磁気シールド本体と前記第2磁気シールド本体は、支持体に磁性薄帯を積層して設けることにより形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の分離型磁気シールド装置。
  5. 前記支持体は、繊維強化プラスチックにて作製されることを特徴とする請求項4に記載の分離型磁気シールド装置。
  6. 前記第1磁気シールド本体及び前記第2磁気シールド本体の前記外周壁部材は、回転対称軸に垂直な横断面形状が円形とされることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の分離型磁気シールド装置。
  7. 前記第1磁気シールド本体及び前記第2磁気シールド本体の前記外周壁部材の回転対称軸に沿った方向の幅は、前記外周壁部材の半径の(1/3)〜(1/2)とされることを特徴とする請求項6に記載の分離型磁気シールド装置。
  8. 前記第1磁気シールド本体及び第2磁気シールド本体にて形成される前記シールド空間内に磁界センサを設置して前記シールド空間内の回転対称軸方向の磁界を検出し、前記補償コイルの電流を調整することを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の分離型磁気シールド装置。
  9. 前記磁界センサは、前記第1磁気シールド本体と前記第2磁気シールド本体の開口部が所定距離離間して対称配置されて形成される空隙部の所定位置に設置されることを特徴とする請求項8に記載の分離型磁気シールド装置。
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