JP5983838B2 - 軽量無機繊維成形体、及びその製造方法 - Google Patents
軽量無機繊維成形体、及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5983838B2 JP5983838B2 JP2015155205A JP2015155205A JP5983838B2 JP 5983838 B2 JP5983838 B2 JP 5983838B2 JP 2015155205 A JP2015155205 A JP 2015155205A JP 2015155205 A JP2015155205 A JP 2015155205A JP 5983838 B2 JP5983838 B2 JP 5983838B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inorganic
- inorganic fiber
- fiber
- molded body
- sol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
Description
しかしながら、ガラス層は熱膨張により無機繊維成形体基材から剥離したり、亀裂が発生する等の問題がある。
また、無機質ゾルの含浸量は、無機繊維集合体の無機繊維100重量部に対して乾燥固形分として19.7〜44.0重量部であることが好ましい(請求項8)。
まず、本発明において、無機質ゾルを含浸させる無機繊維集合体について説明する。
本発明に係る無機繊維集合体を構成する無機繊維としては、特に制限がなく、シリカ、アルミナ/シリカ、これらを含むジルコニア、スピネル、チタニア等の単独、又は複合繊維が挙げられるが、特に好ましいのは耐熱性、繊維強度(靭性)、安全性の点で、アルミナ/シリカ系繊維、特に多結晶質アルミナ/シリカ系繊維である。
本発明に係る無機繊維集合体は、ニードリング処理が施されたものであるが、そのニードル密度については、2〜200打/cm2、特に2〜150打/cm2、とりわけ2〜100打/cm2、中でも2〜50打/cm2であることが好ましい。このニードル密度が低過ぎると、無機繊維成形体としての厚みの均一性が低下し、かつ耐熱衝撃性が低下する等の問題があり、高過ぎると、繊維を傷め、焼成後に飛散し易くなる恐れがある。
本発明に係わる無機繊維集合体の嵩密度は、0.05〜0.10g/cm3であることが好ましく、0.05〜0.08g/cm3であることがより好ましい。嵩密度が低すぎると脆弱な無機繊維成形体しか得られず、また、嵩密度が高すぎると無機繊維成形体の嵩密度が増大するとともに反発力が失われ、靭性の低い成形体となる。
本発明に係る無機繊維集合体の製造方法には特に制限はないが、通常、ゾル−ゲル法により無機繊維前駆体の集合体を得る工程と、得られた無機繊維前駆体の集合体に、ニードリング処理を施す工程と、ニードリング処理された無機繊維前駆体の集合体を焼成して無機繊維の集合体とする焼成工程とを経て製造される。
ゾル−ゲル法によりアルミナ/シリカ系繊維のマット状集合体を製造するには、まず、塩基性塩化アルミニウム、珪素化合物、増粘剤としての有機重合体及び水を含有する紡糸液をブローイング法で紡糸してアルミナ/シリカ繊維前駆体の集合体を得る。
塩基性塩化アルミニウム;Al(OH)3−xClxは、例えば、塩酸又は塩化アルミニウム水溶液に金属アルミニウムを溶解させることにより調製することができる。上記の化学式におけるxの値は、通常0.45〜0.54、好ましくは0.5〜0.53である。珪素化合物としては、シリカゾルが好適に使用されるが、その他にはテトラエチルシリケートや水溶性シロキサン誘導体などの水溶性珪素化合物を使用することもできる。有機重合体としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド等の水溶性高分子化合物が好適に使用される。これらの重合度は、通常1000〜3000である。
紡糸(紡糸液の繊維化)は、通常、高速の紡糸気流中に紡糸液を供給するブローイング法によって行われ、これにより、アルミナ/シリカ系繊維前駆体が得られる。上記の紡糸の際に使用する紡糸ノズルの構造は、特に制限はないが、例えば、特許第2602460号公報に記載されているような、エアーノズルより吹き出される空気流と紡糸液供給ノズルより押し出される紡糸液流とは並行流となり、しかも、空気の並行流は充分に整流されて紡糸液と接触する構造のものが好ましい。
紡糸により得られたアルミナ/シリカ系繊維前駆体の集合体は、次いでニードリング処理を施す。本発明において、このニードリング処理を、前述のニードル密度を満たすような条件で行うことが好ましい。
ニードリング処理後の焼成は、通常900℃以上、好ましくは1000〜1300℃の温度で行う。焼成温度が900℃未満の場合は結晶化が不十分なため強度の小さい脆弱なアルミナ/シリカ系繊維しか得られず、焼成温度が1300℃を超える場合は繊維の結晶の粒成長が進行して強度の小さい脆弱なアルミナ/シリカ系繊維しか得られない。
次に、上述のようにして製造される無機繊維集合体に無機質ゾルを含浸、乾燥させてなる本発明の無機繊維成形体について、その製造手順の一例を示して説明する。
無機繊維集合体に含浸させる無機質ゾルとしては、アルミナ、スピネル、ジルコニア、チタニア、及びマグネシアよりなる群から選ばれる1種又は2種以上を含むものが好ましく用いられる。また無機繊維集合体を構成する無機繊維と同種の組成を有するゾルを用いることもできる。この無機質ゾル中には、無機繊維集合体を構成する無機繊維と同種、又は異種の無機短繊維、好ましくは同種の無機短繊維を含んでいてもよい。
無機質ゾルを無機繊維集合体に含浸させるには、無機繊維集合体を型枠等に入れ、無機質ゾルに浸漬した後引き上げる方法などが挙げられる。この浸漬は複数回数繰り返し行ってもよい。
含浸後は、真空吸引等の吸引成形、又は加圧、圧縮成形により余分なゾルを脱液して、次の乾燥工程に供する。
無機質ゾルを含浸させた無機繊維集合体の乾燥は、通常80〜150℃に加熱することにより行う。乾燥温度が低すぎると十分に乾燥することができず、高過ぎると表層近傍での急激な水分の蒸発が起こり、固形分が表層に集中しやすく厚み方向全体の含浸むらが発生する。
このようにして得られた無機繊維成形体は、その断面を厚み方向に3分割した各層の中央部を選択した400μm×400μmの面積の視野において、目視できる無機繊維の平均繊維長が200μm以上、好ましくは300〜1000μmであり、かつ、その断面を厚み方向に5分割した各層の中央部を選択した400μm×400μmの面積の視野において、目視できる全繊維数に対し、無機質ゾル又は無機質ゾル由来の無機質粒子により繊維同士が部分的に固着した繊維数の平均割合(以下、この割合を「繊維固着数比」と称す。)が0.1〜0.5であることが好ましく、さらに0.2〜0.4であることが好ましい。
無機繊維の繊維長が200μmに満たないと機械的衝撃に対し、粘り強さ(靭性)が失われ、また、熱衝撃に対してもクラックの伝播を防ぐ機能が低下する。ただし、無機繊維の繊維長が長過ぎると無機繊維集合体を形成する段階で厚み制御が困難となり、その結果無機繊維成形体の厚み制御も困難となる。
また、繊維固着数比が少なすぎる場合は、機械的強度が不足し成形体としての形状を維持できず、多すぎる場合は、剛直な成形体となり適度なクッション性が失われる。
本発明の無機繊維成形体の嵩密度は0.08〜0.20g/cm3、特に0.09〜0.18g/cm3、とりわけ0.10〜0.15g/cm3程度であることが好ましい。無機繊維成形体の嵩密度が小さすぎると、成形体としての機械的強度が不足し、大きすぎるとクッション性、靭性が失われ剛直で割れやすくなる。
また、無機繊維成形体の厚さは、その用途に応じて適宜設定されるが、通常、12.5〜50mm程度とされる。
本発明の無機繊維成形体は、前述のニードリング処理された無機繊維集合体を積層することなく、一層の無機繊維集合体に対して無機質ゾルを含浸、乾燥させてなるものであることが好ましい。
即ち、この無機繊維集合体を2層以上積層してなる積層体に対して無機質ゾルを含浸、乾燥させたものでは、層間剥離の問題があり、耐熱衝撃性、耐機械的衝撃性に優れたものとすることができず、また、無機質ゾルの少量含浸が困難であることにより、得られる無機繊維成形体の嵩密度が大きくなり、軽量性が損なわれる傾向にある。
本発明の断熱材は、上述のような本発明の無機繊維成形体よりなるものである。
即ち、本発明の無機繊維成形体は、無機材料で構成されるため耐火断熱性に優れ、耐熱衝撃性及び耐機械的衝撃性にも優れるため、バーナータイル等の高温用工業炉耐火断熱材として好適に用いることができる。
走査電子顕微鏡画像から、無機繊維成形体の断面を厚さ方向に3分割した各層の中央部を選択し400μm×400μmの面積で、各々の視野中に目視できる全繊維の長さを計測し、各層毎に平均長さを求め、3層の平均値を求めた。
上記と同様の画像から、無機繊維成形体の断面を厚さ方向に5分割した各層の中央部を選択し、400μm×400μmの面積における全繊維数に対する無機質ゾル又は無機質ゾル由来の無機質粒子により繊維同士が固着した繊維数を計測し、各層毎にその比を求め、5層の平均値を求めた。
焼成後の無機繊維集合体の重量を天秤にて測定する一方、集合体の長さ、幅、厚さをスケールにて計測して体積を求め、重量を体積で割って嵩密度を求めた。
無機繊維成形体の重量を天秤にて測定する一方、成形体の長さ、幅、厚さをノギスにて測定して体積を計算した後、重量を体積で割って求めた。
無機繊維成形体を150mm×150mmの面積に加工し、各端辺から5mm内側に白金製ピンを3本づつ、中央に1本の合計9本立て、任意の基準ピンから各ピンまでの距離をバーニア付拡大鏡にて測定後、電気炉に入れ、1,500℃まで5時間で昇温し、24時間保持した後、降温後取り出し、再び基準ピンからの距離を測定し、元の距離からの収縮率を求めた。
無機繊維成形体を140mm×40mmの面積に加工し、スパン100mmの中央載荷による3点曲げ試験から強度を求めた。
上記曲げ強度測定において、得られた荷重−変位曲線から、最大荷重を経てその50%まで降下した時点の変位(mm)を読み取ることにより求めた。
その変位が長くなれば、曲げによる荷重を維持している、即ち、曲げ靭性大となる指標とした。
無機繊維成形体を25mm×25mmの面積に加工し、圧縮荷重をかけ、元の厚さより3mm圧縮した直後、解放し、その1時間後に測定した厚さを元の厚さで割った値(復元率;%)を求めた。
無機繊維成形体を150mm×150mmの面積に加工し、重量550gの鋼球を1mの高さから中央部に垂直に落下させ、外観(破壊)状態を観察した。
無機繊維成形体を1500℃の加熱炉で加熱した後取り出し、アルミニウム板上にて急冷させたときの外観変化を目視で観察した。
無機繊維成形体の表面に厚さ1mm、5mm角の鉄ペレットを載せ、1500℃の加熱炉にて3時間加熱後、取り出して外観変化を観察した。
酸化鉄の浸食度合いを「広がり」×「深さ」によって判定し、全く浸食されない状態を5、厚さ方向に貫通した状態を1として5段階評価とした。
塩基性塩化アルミニウム(アルミニウム含有量70g/L、Al/Cl=1.8(原子比))水溶液に、シリカゾルを、最終的に得られるアルミナ繊維の組成がAl2O3:SiO2=72:28(重量比)となるように加え、更に、ポリビニルアルコールを加えた後、濃縮して、粘度40ポイズ、アルミナ・シリカ含量約30重量%の紡糸液を調製し、該紡糸液を用いてブローイング法で紡糸した。これを集綿してアルミナ/シリカ系繊維前駆体のマット状繊維集合体を得た。このマット状繊維集合体にニードル密度3打/cm2にてニードルパンチを実施した後、1200℃で焼成し、幅600mmで、表1に示す厚さ、面密度及び嵩密度の多結晶質アルミナ/シリカ系繊維集合体(以下、「原反」と称す場合がある。)を得た。
なお、この多結晶質アルミナ/シリカ系繊維の組成比は、アルミナ/シリカ=72/28(重量比)のムライト組成であり、得られた繊維集合体について顕微鏡観察することにより測定した多結晶質アルミナ/シリカ系繊維の平均繊維径(100本の平均値)は5.5μmであり、最小繊維径は3.5μmであった。
このボード状無機繊維成形体のアルミナ/シリカ系繊維100重量部に対するアルミナ含有量(アルミナ/シリカ系繊維100重量部に対するアルミナゾルの乾燥固形分換算の含浸量)は、表1に示す通りとなる。
このボード状無機繊維成形体の評価結果を表2に示す。
無機質ゾルとして、前記アルミナゾル(日産化学製;アルミナゾル−200)と、酢酸マグネシウム粉末を水に分散させて2.5重量%濃度(酸化物濃度)に調整したゾルとを、酸化物組成比で等量となるよう混合して調製した表1に示すスピネルゾルを用いた以外は、実施例1と同様にして表1に示す厚み及び嵩密度のボード状無機繊維成形体を得た。
このボード状無機繊維成形体の評価結果を表2に示す。
無機繊維として、溶融紡糸法によって得られたアルミナ/シリカ組成比が50/50(重量比)のアルミナ/シリカ系繊維を、乾式解繊機にて繊維長約200μmに調整したものを用い、この解繊したアルミナ/シリカ系繊維200g、アルミナ粉30g、ムライト粉50g、でんぷん質20g、シリカゾル10g、及び凝集剤2gを、水10リットルにパルパーにて混合した後、脱水成形して、表1に示す厚み及び嵩密度のボード状無機繊維成形体を得た。
このボード状無機繊維成形体に含まれるアルミナ/シリカ系繊維の平均繊維径及び最小繊維径は表1に示す通りであった。
このボード状無機繊維成形体の評価結果を表2に示す。
無機繊維として実施例1と同様にして得られたアルミナ/シリカ組成比が72/28(重量比)のムライト組成のアルミナ/シリカ系繊維を用いたこと以外は、比較例1と同様にして、表1に示す厚み及び嵩密度のボード状無機繊維成形体を得た。
このボード状無機繊維成形体に含まれるアルミナ/シリカ系繊維の平均繊維径及び最小繊維径は表1に示す通りであった。
このボード状無機繊維成形体の評価結果を表2に示す。
無機繊維として実施例1と同様にして得られたアルミナ/シリカ組成比が72/28(重量比)のムライト組成のアルミナ/シリカ系繊維前駆体のマット状繊維集合体に実施例1と同様にしてニードルパンチを行い、表1に示す面密度のアルミナ/シリカ系繊維集合体を得た。
この原反を2層重ねて用い、また、アルミナゾルに代えてシリカゾルを含浸させたこと以外は実施例1と同様にして表1に示す厚み及び嵩密度のボード状無機繊維成形体を得た。
このボード状無機繊維成形体に含まれるアルミナ/シリカ系繊維の平均繊維径及び最小繊維径は表1に示す通りであった。
このボード状無機繊維成形体の評価結果を表2に示す。
無機繊維として実施例1と同様にして得られたアルミナ/シリカ組成比が72/28(重量比)のムライト組成のアルミナ/シリカ系繊維を用いたこと以外は、比較例1と同様にして、表1に示す厚み及び嵩密度のボード状無機繊維成形体を得た。
このボード状無機繊維成形体に含まれるアルミナ/シリカ系繊維の平均繊維径及び最小繊維径は表1に示す通りであった。
このボード状無機繊維成形体の評価結果を表2に示す。
Claims (13)
- 無機繊維のニードルブランケットに、無機質ゾルを含浸後、乾燥させてなる無機繊維成形体であって、嵩密度が0.08〜0.20g/cm3であり、
無機繊維成形体の断面を厚み方向に3分割した各層の中央部を選択した400μm×400μmの面積の視野において、目視できる無機繊維の平均繊維長が200μm以上であり、かつ該無機繊維成形体の断面を厚み方向に5分割した各層の中央部を選択した400μm×400μmの面積の視野における全無機繊維数に対する無機質ゾル及び/又は無機質ゾル由来の無機質粒子により無機繊維同士が部分的に固着した無機繊維数の平均割合が0.2〜0.5であることを特徴とする軽量無機繊維成形体。 - 前記ニードルブランケットの嵩密度が0.05〜0.10g/cm3であることを特徴とする請求項1に記載の軽量無機繊維成形体。
- 前記無機質ゾルが、アルミナ、スピネル、ジルコニア、チタニア、マグネシア、及び前記無機繊維と同質の組成を有する材料よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の軽量無機繊維成形体。
- 前記無機質ゾルがスピネルであることを特徴とする請求項3に記載の軽量無機繊維成形体。
- 前記無機繊維の平均繊維径が5〜7μmであり、繊維径3μm以下の繊維を含まないことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の軽量無機繊維成形体。
- 前記ニードルブランケットのニードル密度が、ニードリング処理面の任意の1cm2あたり、2〜200打であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の軽量無機繊維成形体。
- 前記無機繊維がアルミナ65〜98重量%とシリカ2〜35重量%とを含む多結晶質アルミナ/シリカ系繊維であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の軽量無機繊維成形体。
- 前記無機繊維100重量部に対する無機質ゾルの割合が乾燥固形分として19.7〜44.0重量部であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の軽量無機繊維成形体。
- 前記ニードルブランケットの面密度が1000〜4000g/m2であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の軽量無機繊維成形体。
- 前記ニードルブランケットを一層のみ有する単層構造であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の軽量無機繊維成形体。
- 請求項1ないし10のいずれかに記載の軽量無機繊維成形体よりなる断熱材。
- ニードリング処理を施した、平均繊維長が200μm以上の無機繊維の集合体に、無機質ゾルを含浸、乾燥することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の軽量無機質成形体の製造方法。
- ゾル−ゲル法により無機繊維の前駆体を得る工程と、得られた無機繊維前駆体の集合体にニードリング処理を施す工程と、ニードリング処理を施した無機繊維前駆体の集合体を焼成する工程と、焼成により得られた無機繊維集合体に無機質ゾルを含浸させた後乾燥する工程とを有することを特徴とする請求項12に記載の軽量無機繊維成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015155205A JP5983838B2 (ja) | 2010-03-09 | 2015-08-05 | 軽量無機繊維成形体、及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010051970 | 2010-03-09 | ||
JP2010051970 | 2010-03-09 | ||
JP2015155205A JP5983838B2 (ja) | 2010-03-09 | 2015-08-05 | 軽量無機繊維成形体、及びその製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011051082A Division JP5791922B2 (ja) | 2010-03-09 | 2011-03-09 | 軽量無機繊維成形体、及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016011485A JP2016011485A (ja) | 2016-01-21 |
JP5983838B2 true JP5983838B2 (ja) | 2016-09-06 |
Family
ID=44939676
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011051082A Active JP5791922B2 (ja) | 2010-03-09 | 2011-03-09 | 軽量無機繊維成形体、及びその製造方法 |
JP2015155205A Active JP5983838B2 (ja) | 2010-03-09 | 2015-08-05 | 軽量無機繊維成形体、及びその製造方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011051082A Active JP5791922B2 (ja) | 2010-03-09 | 2011-03-09 | 軽量無機繊維成形体、及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP5791922B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101865069B1 (ko) | 2011-09-07 | 2018-06-07 | 미쯔비시 케미컬 주식회사 | 무기섬유 성형체 및 그의 제조방법 |
US20140272363A1 (en) * | 2011-09-08 | 2014-09-18 | Mitsubishi Plastics, Inc. | Inorganic fiber molded body |
JP2014005173A (ja) * | 2012-06-25 | 2014-01-16 | Mitsubishi Plastics Inc | 無機繊維成形体及び断熱部材 |
JP6176056B2 (ja) * | 2013-10-24 | 2017-08-09 | 新日鐵住金株式会社 | 無機繊維質断熱材ブロック及びこれを内壁に施工した炉 |
JP6409786B2 (ja) | 2014-02-12 | 2018-10-24 | 三菱ケミカル株式会社 | バーナタイル、バーナ及び炉 |
KR102453734B1 (ko) | 2014-11-14 | 2022-10-11 | 마후텟쿠 가부시키가이샤 | 스키드 포스트용 단열 보호 부재 및 스키드 포스트용 단열 보호 부재의 시공 방법 |
CN106457749B (zh) * | 2015-03-30 | 2018-09-14 | 松下知识产权经营株式会社 | 一种绝热片、使用其的电子设备及绝热片的制造方法 |
EP3418443B1 (en) * | 2016-02-16 | 2020-11-25 | IBIDEN Co., Ltd. | Mat material and exhaust system |
JP6756488B2 (ja) * | 2016-02-16 | 2020-09-16 | イビデン株式会社 | マット材、及び、排気システム |
JP7174915B2 (ja) * | 2017-09-19 | 2022-11-18 | 中外炉工業株式会社 | ノズルチップの製造方法及び燃料ノズルの製造方法 |
JPWO2019208660A1 (ja) * | 2018-04-27 | 2021-05-13 | デンカ株式会社 | セラミックス構造体及びその製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2818945B2 (ja) * | 1989-02-23 | 1998-10-30 | ニチアス株式会社 | セラミックス製造用治具のための繊維質成形体 |
JP2001141203A (ja) * | 1999-11-10 | 2001-05-25 | Nippon Steel Corp | バーナー構造及びバーナーの装着方法 |
JP2002206421A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-26 | Ibiden Co Ltd | 触媒コンバータ用保持シール材、セラミック繊維及びセラミック繊維の製造方法 |
JP4026433B2 (ja) * | 2001-07-23 | 2007-12-26 | 三菱化学産資株式会社 | アルミナ繊維集合体の製造方法 |
JP5068452B2 (ja) * | 2005-10-07 | 2012-11-07 | イビデン株式会社 | 保持シール材および排気ガス処理装置 |
-
2011
- 2011-03-09 JP JP2011051082A patent/JP5791922B2/ja active Active
-
2015
- 2015-08-05 JP JP2015155205A patent/JP5983838B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011208344A (ja) | 2011-10-20 |
JP5791922B2 (ja) | 2015-10-07 |
JP2016011485A (ja) | 2016-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5983838B2 (ja) | 軽量無機繊維成形体、及びその製造方法 | |
JP5527487B2 (ja) | 無機繊維成形体及びその製造方法 | |
JP5376097B2 (ja) | 無機繊維成形体 | |
Cao et al. | Effect of PyC interphase thickness on mechanical behaviors of SiBC matrix modified C/SiC composites fabricated by reactive melt infiltration | |
JP5557686B2 (ja) | 断熱材および断熱材の製造方法 | |
WO2018012423A1 (ja) | アルミナ繊維集合体及びその製造方法 | |
JP6607839B2 (ja) | 断熱材 | |
JP2015038365A (ja) | 断熱材及びその製造方法 | |
JP6669205B2 (ja) | 高アルミナ組成無機繊維、無機繊維集合体及び無機繊維成型体 | |
JP6870787B1 (ja) | 無機繊維成形体、排ガス浄化装置用マット及び排ガス浄化装置 | |
JP6405747B2 (ja) | 無機繊維の製造方法 | |
RU2358954C1 (ru) | Способ получения волокнистого керамического материала | |
EP4001729A1 (en) | Heat insulating protective member, method for manufacturing same, method for installing same, in-furnace member, and heating furnace | |
JP2015057577A (ja) | ラジアントチューブ根元支持受け部分用ライニング | |
JP5885799B2 (ja) | 断熱材及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160718 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5983838 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |