JP5982375B2 - 流体制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、流体を制御する流体制御弁に関する。
従来より、流体を制御する流体制御弁は、例えば半導体製造装置の洗浄工程に使用される。洗浄工程では、ウエハに塗布した塗布剤を除去する際に、流体制御弁が酸などの洗浄液の供給量を制御する。流体制御弁は、腐食性の高い流体でも制御できるように、接液面が耐腐食性材料で形成されている。
図7は、従来の流体制御弁101の断面図である。図8は、図7に示す流体制御弁101の固定構造を示す図である。図9は、図7に示す流体制御弁101の上面図である。
従来の流体制御弁101は、弁部102と駆動部103を備え、取付板110を介して機器に取り付けられる。弁部102は、樹脂製の弁本体120に第1ポート121と第2ポート122が弁室123を介して連通している。弁室123は、第1ポート121に連通する開口部の周りに、弁座面124が設けられている。ダイアフラム125は、樹脂を成型したものであり、弁座面124に当接又は離間する弁体部125aと、弾性変形するように薄く形成された薄膜部125bと、弁部102と駆動部103との間で挟持される外縁部125cを備える。
駆動部103は、シリンダ131とカバー132との間にピストン室134が形成されている。ピストン室134には、ピストン135が収納されている。ピストン135は、ピストン室134の内壁に摺接するようにゴム製のシール部材141が外周面に装着され、ピストン室134を第1室134aと第2室134bに気密に区画している。ピストンロッド部136は、駆動部103から弁部102へ突き出し、ダイアフラム125の弁体部125aに連結されている。ピストンロッド部136の外周面には、シリンダ131に摺接するゴム製のシール部材140が装着され、薄膜部125bを透過して気化した洗浄液が弁部102から駆動部103へ漏れないようにされている。第1室134aには、スプリング139が縮設されている。第1室134aには、排気ポート132aが連通し、第2室134bには、操作エアを供給される操作ポート131aが連通している。
このような流体制御弁101は、スプリング139の弾性力と第2室134bに供給される操作エアの圧力のバランスによってピストン135が図中上下方向へ移動し、ダイアフラム125を弁座面124に当接又は離間させ、第1ポート121と第2ポート122との間を流れる洗浄液を制御する。
このような従来の流体制御弁101は、耐腐食性を確保するために、スプリング139やシール部材140,141を除く部品の材質が樹脂にされている。洗浄工程では、流体制御弁101は、例えば160℃の洗浄液を制御する。図8に示すように、弁部102と駆動部103は、シリンダ131にインサートされたナット部材148に上下方向から固定ねじ146,147をねじ込み、部品のクリープ変形により連結が緩まないように固定されている。そして、図8及図9に示すように、固定ねじ146,147は、樹脂製のキャップ151,152で塞がれ、腐食性雰囲気に曝されないようにされている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2010−242916号公報 特開2009−002442号公報
しかしながら、近年、流体制御弁101が制御する洗浄液の温度が、200℃〜250℃に設定されることがある。洗浄液を高温にすることにより、洗浄工程の時間を3分の1〜2分の1程度に短縮できるからである。この場合、流体制御弁101は、洗浄液の熱が、弁本体120から弁座面124、ダイアフラム125の弁体部125a、ピストンロッド部136、ピストン135、シール部材140,141へ伝達される。また、洗浄液の熱は、弁本体120からダイアフラム125の外縁部125c、シール部材145、シリンダ131、カバー132、シール部材140,141へ伝達される。シール部材140,141は、ゴム製で耐熱温度が低い。そのため、洗浄液の熱が伝達されて200℃付近まで加熱されると、変形・溶解などの劣化によりシール力を失うおそれがある。また、シール部材141は、熱で溶けてシリンダ131の内壁に固着し、ピストン135の動作を妨げるおそれがある。ピストン135やピストンロッド部136、シール部材140,141は、シリンダ131内に収容されているため、熱が外気へ逃げにくく、上記問題を生じやすい。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、駆動部の温度上昇を抑え、内容物の劣化を防止できる流体制御弁を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、次のような構成を有している。
(1)流体を制御する弁部と、前記弁部に駆動力を付与する駆動部とを備える流体制御弁において、前記弁部は、第1ポートと第2ポートが形成された弁本体と、前記第1ポートと前記第2ポートの間に設けられた弁座と、前記弁座に当接又は離間するダイアフラムとを備えること、前記駆動部は、前記弁本体との間で前記ダイアフラムを狭持するものであってピストン室を備えるシリンダ本体と、前記ピストン室に摺動可能に装填されて前記ピストン室を第1室と第2室に区画し、前記ダイアフラムに連結されるピストンと、前記ピストンと前記シリンダ本体との摺接面に装着されるゴム製のシール部材と、を備えること、前記シリンダ本体の前記ピストン室と前記弁本体に当接する面との間に断面積を小さくするくびれを設けること、前記シリンダ本体に、前記第1室に連通する排気ポートと、前記第2室に連通して操作エアを供給する操作ポートと、前記ダイアフラムの非接液室に連通してパージガスを供給するパージポートとを形成すること、前記ピストンに、前記非接液室と前記第1室とを連通させる流路を形成すること、を特徴とする。
(2)(1)に記載の構成において、好ましくは、前記弁本体と前記ダイアフラムの材質が樹脂であり、前記シリンダ本体の材質が金属である。
(3)(1)又は(2)に記載の構成において、好ましくは、前記シリンダ本体に挿通される複数の固定ねじと、前記複数の固定ねじ締結される雌ねじ穴が円周方向に均等に設けられた円弧状の固定板と、を有する
(4)(3)に記載の構成において、好ましくは、前記固定板は、中心部へ突き出す押圧部を有し、前記弁本体は、前記押圧部を配置される取付溝を形成され、前記取付溝は、前記押圧部を前記ダイアフラムの外縁部の下方に配置させるように形成されている。
(5)(3)又は(4)に記載の構成において、好ましくは、前記弁本体の前記雌ねじ穴に対応する位置に、前記固定ねじの先端挿入される回り止め穴形成されている
(6)(3)乃至(5)の何れか一つに記載の構成において、好ましくは、前記シリンダ本体の前記固定板と前記固定ねじに挟み込まれる部分、円柱形状に形成されており、前記弁本体の前記固定板と前記固定ねじに挟み込まれる部分、円柱形状又は正六角形以上の正多角形状に形成されている
(7)(4)乃至(6)の何れか一つに記載の構成において、好ましくは、前記弁本体は、前記シリンダ本体と接触する面の面積が、前記シリンダ本体の下面投影面積より小さく、前記取付溝は、前記固定板が少なくとも前記押圧部を前記弁本体に接触させた状態で前記シリンダ本体と前記弁本体の少なくとも一方との間に隙間を形成するように、設けられている。
(8)(7)に記載の構成において、好ましくは、前記隙間に配置される断熱材を有する。
上記流体制御弁は、例えば200℃の流体を弁部に流すと、弁本体が流体の温度を伝えられて加熱される。熱は、弁本体からシリンダ本体に伝達されるが、シリンダ本体には、ピストン室と弁本体に当接する面との間の断面積を小さくするように、くびれが設けられている。そのため、熱は、断面積の小さいくびれ部分からピストン室の周りに伝わりにくく、ピストンとシリンダ本体との摺接面に装着されるゴム製のシール部材を加熱しにくい。また、パージポートに供給したパージガスは、非接液室からピストン内の流路を通って第1室へ流れた後に排気ポートから排出される。そのため、弁本体の熱がダイアフラムを介してピストンに伝達されたとしても、パージガスがピストンを内部から冷却して、ピストンとシリンダ本体との摺接面に装着されるゴム製のシール部材の温度上昇を抑制する。このように、流体制御弁は、駆動部の温度上昇を抑え、シリンダ本体の内容物が劣化しにくい。
上記流体制御弁は、弁本体とダイアフラムの材質が樹脂であり、シリンダ本体の材質が金属であるため、シリンダ本体の材質を樹脂にする場合と比べて、耐熱性と強度を向上させることができる。
上記流体制御弁は、円弧状の固定板を弁本体の外周に配置し、シリンダ本体に挿通した複数の固定ねじを雌ねじ穴に締結することにより、弁本体とシリンダ本体を固定板と固定ねじで挟み込んで固定するので、固定ねじと固定板で弁本体とシリンダ本体を挟み込む量が少ない。そのため、弁本体が、200℃前後の高温流体を制御する場合にクリープ変形しても、固定ねじが緩みにくい。よって、流体制御弁は、弁本体がクリープ変形しても、ダイアフラムを保持する保持力が低下して流体の外部漏れを発生させる可能性が低い。
上記流体制御弁は、固定板が中心部へ突き出す押圧部を有する。弁本体は、押圧部を配置される取付溝を形成されている。その取付溝は、押圧部をダイアフラムの外縁部の下方に配置させるように形成されている。よって、固定板と固定ねじにより弁本体とシリンダ本体を挟み込んで固定したときに、押圧部がダイアフラムの外縁部の下方から弁本体をシリンダ本体に押し付け、ダイアフラムの外縁部を押しつぶしてシールさせるので、流体が外部に漏れるのを防止できる。
上記流体制御弁は、弁本体が、固定板の雌ねじ穴に対応する位置に、固定ねじの先端を挿入される回り止め穴を形成される。これにより、周囲環境の振動などによってシリンダ本体が弁本体に対して回転しようとしても、その回転を阻止できる。よって、上記流体制御弁は、シリンダ本体が弁本体に対して回転し、ダイアフラムを保持する保持力を低下させることがない。
上記流体制御弁は、シリンダ本体の固定板に挟み込まれる部分を、円柱形状に形成し、弁本体の固定板に挟み込まれる部分を、円柱状又は正六角形以上の正多角形状に形成する。そのため、シリンダ本体と弁本体は、固定ねじの周りの肉厚がほぼ均一になる。よって、上記流体制御弁は、弁本体がクリープ変形しても、固定ねじの周りに応力が集中しない。
上記流体制御弁は、弁本体のシリンダ本体と接触する面の面積がシリンダ本体の下面投影面積より小さい。そして、弁本体の取付溝は、固定板が少なくとも押圧部を弁本体に接触させた状態でシリンダ本体と弁本体の少なくとも一方との間に隙間を形成するように、設けられている。このような流体制御弁は、弁本体とシリンダ本体との間に熱伝達効率の悪い空気層が設けられ、しかも、シリンダ本体の投影面積より小さい面積で弁本体からシリンダ本体へ熱が伝わるので、シリンダ本体が弁本体の熱で温度上昇しにくい。
また、上記流体制御弁は、固定板が弁本体とシリンダ本体の少なくとも一方との間に形成する隙間に、断熱材を配置することにより、弁本体からシリンダ本体へより一層熱が伝わりにくくすることができる。
本発明の実施形態に係る流体制御弁の断面図である。 図1に示す流体制御弁の左側面図である。 図1に示す流体制御弁の右側面図である。 図1に示す流体制御弁の上面図である。 図1に示す固定板の平面図である。 図1に示す流体制御弁におけるパージエアの流れを示す図である。 従来の流体制御弁の断面図である。 図7に示す流体制御弁の固定構造を示す図である。 図7に示す流体制御弁の上面図である。
以下に、本発明に係る好ましい実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明することにする。
<流体制御弁の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る流体制御弁1の断面図である。図2は、図1に示す流体制御弁1の左側面図である。図3は、図1に示す流体制御弁1の右側面図である。図4は、図1に示す流体制御弁1の上面図である。図5は、図1に示す固定板50の平面図である。図6は、図1に示す流体制御弁1におけるパージエアの流れを示す図である。尚、図1及び図6に示す固定ねじ43付近の波線は他の部分と異なる断面であることを示している。
図1、図2、図3に示すように、流体制御弁1は、弁部2と駆動部3とを一対の固定板50,50と固定ねじ43を用いて連結して一体化したものである。この固定構造については、後述する。
図1に示す弁部2は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などの耐腐食性・耐熱性の高い樹脂により形成した弁本体20を備える。弁本体20には、第1ポート21と第2ポート22が形成されている。第1ポート21と第2ポート22は、弁室23に連通している。弁室23の内壁には、第1ポート21に連通する開口部の周りに、弁座面24(弁座の一例)が形成されている。よって、第1ポート21と第2ポート22は、弁座面24を介して連通している。
図1に示すダイアフラム25は、PTFEなどの耐腐食性・耐熱性の高い樹脂により形成したものである。ダイアフラム25は、弁座面24に当接又は離間する円柱状の弁体部25aと、弁体部25aの外周面から外向きに張り出しており弾性変形できるように薄く形成された薄膜部25bと、薄膜部25bの外縁に沿って肉厚に設けられた外縁部25cを有する。ダイアフラム25は、外縁部25cが弁部2と駆動部3との間で挟持され、洗浄液が外部へ漏れないようにしている。
図1に示す駆動部3は、シール部材40,41,42を除き、部品の材質がSUSやアルミなどの耐熱性のある金属である。駆動部3は、操作エアの圧力変動に応じてピストン35を移動させ、ダイアフラム25の弁体部25aに駆動力を付与するエアオペレイト構造を備える。
具体的には、駆動部3は、シリンダ31とカバー32によりシリンダ本体48が構成されている。シリンダ31とカバー32は、カバー32に挿通した固定ねじ33をシリンダ31の雌ねじ穴31eにねじ込むことにより、連結されている。固定ねじ33は、ゴム製の封止キャップ45で覆われ、腐食性雰囲気に曝されないようにされている。カバー32とシリンダ31との間には、ゴム製のシール部材40が配設され、エア漏れが防止されている。
カバー32とシリンダ31との間には、ピストン室34が形成されている。ピストン35は、ピストン室34に摺動可能に装填されてピストン室34を第1室34aと第2室34bに区画している。ピストン35は、ピストン室34の内壁に摺接する外周面に、ゴム製のシール部材41が装着されている。ピストン35には、ピストンロッド部35cが同軸上に一体で形成されている。ピストンロッド部35cは、シリンダ31から弁本体20へ突き出し、バックアップ部材36を介してダイアフラム25の弁体部25aに連結されている。バックアップ部材36は、洗浄液の流体圧が薄膜部25bに作用しても、薄膜部25bが弁体部25aに接続する基端部に応力が集中することがないように、薄膜部25bを支持するものである。バックアップ部材36は、係止ピン37を介してピストンロッド部35cに保持されている。
ピストンロッド部35cは、シリンダ31の内周面と摺接する外周面に、ゴム製のシール部材42が配設されている。そのため、第2室34bと非接液室44は、気密に区画され、ダイアフラム25の薄膜部25bを透過して気化した洗浄液が駆動部3側へ漏れない。
スプリング39は、第1室34aに縮設され、ピストン35を弁本体20側(図中下側)へ常時付勢している。ピストン35は、ガイドピン38をシリンダ31のガイド穴31dに挿入し、図中上下方向へ安定して移動できるようにされている。
シリンダ31は、くびれ31aが設けられている。くびれ31aは、ピストン室34と弁本体20に当接する面との間の肉厚を薄くして、断面積を小さくするように設けられている。シリンダ31は、くびれ31aに対応する部分の断面積が、ピストン室34に対応する部分の断面積に対して、50%以上90%以下の範囲で小さくなるように、くびれ31aが形成されている。シリンダ本体48は、操作ポート31cと、エアパージポート31bがシリンダ31に開設されている。操作ポート31cは、第2室34bに連通するように形成されている。
操作ポート31cは、操作エア供給源から供給される高圧の操作エアを供給するラインに接続される。一方、エアパージポート31bは、非接液室44に連通するように形成されている。エアパージポート31bには、操作エア供給源から供給される高圧の操作エアをレギュレータで減圧するラインに接続される。以下、操作ポート31cに供給される操作エアより低圧であってエアパージポート31bに供給される操作エアを、「パージエア」という。このように、操作ポート31cに供給される操作エアとエアパージポート31bに供給されるパージエアは、操作エア供給源から供給される同一の流体であるが、圧力が異なっている。操作エア供給源から供給される高圧の操作エアをレギュレータにより減圧してからパージポート31bにパージエアとして供給する理由は、操作エア供給源から供給される高圧の操作エアを直接エアパージポート31bに供給すると、ダイアフラム25の薄膜部25bに高圧が作用し、ダイアフラム25の薄膜部25bを変形させてしまう恐れがあるためである。またエアパージポート31bに供給するパージエアの圧力が、操作ポート31cに供給する操作エアの圧力よりも低圧で良いのは、エアパージポート31bに供給するパージエアがピストン35等から熱を奪って冷却できるようにすれば良いからである。
ピストンロッド部35cは、連通流路35aとメインパージ流路35bが形成されている。連通流路35aは、ピストンロッド部35cの側面から中心部へ向かって開設されている。そして、メインパージ流路35bは、ピストン35の上端面から連通流路35aに連通するように形成されている。そのため、非接液室44は、連通流路35aとメインパージ流路35bを介して第1室34aに連通している。第1室34aは、カバー32に開設された排気ポート32aに連通している。排気ポート32aは、外気に連通させてもよいし、排気ガス回収用の回路に接続しても良い。
続いて、弁部2と駆動部3の固定構造について説明する。図5に示す固定板50は、SUSやアルミなどの耐熱性のある金属を、半円形状に形成したものである。固定板50の内周面には、押圧部50cが中心部へ突き出すように設けられている。固定板50は、図1に示すように、固定板50の軸線方向に対して直交するように押圧面50aが押圧部50cに形成され、縦断面が略L字形に形成されている。固定板50は、押圧面50aの外側に複数の雌ねじ穴50bが軸線方向に形成されている。雌ねじ穴50bは、一対の固定板50を流体制御弁1に取り付けた場合に、円周方向に均等に配置されるように、固定板50に形成されている。
図4に示すように、駆動部3は、シリンダ本体48(カバー32とシリンダ31)が円柱状に形成されている。図1に示すように、シリンダ31は、弁本体20と当接する下端部が、円板状のフランジ形状にされている(以下、この下端部を「フランジ部31f」という。)。図1及び図4に示すように、フランジ部31fは、固定ねじ43を挿通するための挿通穴が、円周方向に均等に形成されている。シリンダ31は、フランジ部31fの投影面積が、ピストン室34を形成された部分の投影面積より大きくされ、固定ねじ43をシリンダ31に挿通する距離を短くしている。
また、図1に示すように、弁本体20は、ダイアフラム25の外縁部25cを保持する溝の外側に、上端部20bが環状に設けられている。上端部20bは、フランジ部31fに挿通した固定ねじ43を固定板50の雌ねじ部50bに締結できるように、フランジ部31fより小さく形成されている。弁本体20は、固定板50の押圧部50cが差し込むようにして配置される取付溝20aが環状に形成されている。取付溝20aは、弁本体20の軸線方向に対して直交するように形成された受圧面20cを備える。取付溝20aは、固定板50の押圧部50cをダイアフラム25の外縁部25cの下方に配置するように形成されている。また、取付溝20aは、固定板50が押圧面50aのみを受圧面20cに接触させ、固定板50の上面とフランジ部31fとの間及び固定板50の下面と弁本体20との間、固定板50の内周面と上端部20bの外周面との間に隙間を設けるように、形成されている。固定板50の上面とフランジ部31fとの間に形成される隙間と、固定板50の下面と弁本体20との間に形成する隙間には、断熱材55がそれぞれ配置され、固定板50と弁本体20とシリンダ本体48が相互に熱を伝えにくくしている。
弁本体20には、固定板50の雌ねじ穴50bに対応して、固定ねじ43の先端を挿通される回り止め穴26が形成されている。図4に示すように、弁本体20を正多角形状にする場合、弁本体20の中心と外形の頂点とを結ぶ線上に、回り止め穴26を配置することが望ましい。固定ねじ43の周りの弁本体20の肉厚を均一にするためである。本実施形態では、弁本体20の外形が正八角形であるため、8個の回り止め穴26が弁本体20の周方向に均等に設けられている。
このようなシリンダ本体48と弁本体20は、シリンダ本体48のフランジ部31fを弁本体20に当接させ、一対の固定板50,50を取付溝20aに係合させるように取り付ける。そして、固定ねじ43をフランジ部31fに挿通して固定板50の雌ねじ穴50bに締結する。すると、一対の固定板50,50が、押圧面50aを受圧面20cに押し付け、ダイアフラム25の外縁部25cの下方から弁本体20をシリンダ本体48へ押圧する。これにより、フランジ部31fと弁本体20とが、一対の固定板50,50に挟み込まれた状態で固定され、ダイアフラム25の外縁部25cを押し潰してシールする。このとき、各固定ねじ43は、先端部が雌ねじ穴50bから突き出し、回り止め穴26に挿通される。各固定ねじ43が回り止め穴26に挿通されることにより、シリンダ本体48が弁本体20に対して回転することが阻止される。
尚、固定ねじ43の本数は、シリンダ31や弁本体20に発生する応力分布を均等にするために、6本以上にすることが望ましい。それに応じて、弁本体20の外形は、六角形以上にすることが望ましい。本実施形態では、弁本体20の外形を正八角形形状とし、8本の固定ねじ43でシリンダ本体48と弁本体20を固定している。
上記流体制御弁1の動作について説明する。流体制御弁1は、第2室34bに操作エアが供給されない場合には、ピストン35がスプリング39のばね力によって押し下げられ、ダイアフラム25の弁体部25aを弁座面24に当接させている。この場合、第1ポート21と第2ポート22の間が遮断され、洗浄液が流れない。
流体制御弁1は、第2室34bに操作エアが供給される場合には、第2室34bの内圧がスプリング39のばね力に打ち勝つと、ピストン35がスプリング39に抗して上昇し、ダイアフラム25の弁体部25aを弁座面24から離間させる。これにより、第1ポート21と第2ポート22が連通し、洗浄液が弁開度に応じて流量制御されて出力される。
ところで、制御する洗浄液が、例えば200℃〜250℃に加熱されている場合、弁本体20が加熱される。その熱は、弁本体20からシリンダ31へ伝達される。しかし、シリンダ31は、くびれ31aが形成され、ピストン室34とフランジ部31fとの間の体積が小さくされている。そのため、弁本体20からシリンダ31に伝達された熱は、くびれ31aによって断面積を小さくされた部分を介してピストン室34側へ伝えられる。よって、シリンダ31は、ピストン室34の周りの温度がフランジ部31fほど上昇せず、シール部材40,41,42が加熱されにくい。
しかも、流体制御弁1は、図6に示すように、操作ポート31cに供給される操作エアより低圧のパージエアがエアパージポート31bに、常時供給される。パージエアは、エアパージポート31bから非接液室44、ピストンロッド部35cの連通流路35a、メインパージ流路35bを介して第1室34aへ流れ、排気ポート32aから排出される。パージエアは、常温で供給され、洗浄液の温度より低い。そのため、パージエアは、シリンダ31、ピストンロッド部35c、ピストン35、非接液室44の熱を奪いながら流れてシリンダ本体48の内容物を冷却し、駆動部3の温度上昇を抑える。
更に、弁本体20は、フランジ部31fより小径に設けられた上端部20bをフランジ部31fに面接触させた状態で、シリンダ本体48に連結されている。そして、一対の固定板50は、押圧面50aだけを弁本体20の受圧面20cに接触させ、その他の部分を弁本体20とシリンダ本体48に接触させていない状態で、弁本体20とシリンダ本体48を固定している。そのため、弁本体20の熱は、上端部20bのみからシリンダ本体48のフランジ部31fへ伝えられることになり、シリンダ本体48が弁本体20に加熱されにくい。
しかも、断熱材55が弁本体20とシリンダ本体48と固定板50との相互間で熱を伝えにくくしているので、シリンダ本体48が弁本体20の熱により加熱されにくい。
よって、流体制御弁1は、シリンダ本体48の温度上昇が抑制される。また、シール部材40,41,42が洗浄液制御時に熱で溶けて固着したり変形することがなく、シール性能を維持できる。
ここで、弁本体20は、樹脂を材質とする。そのため、流体制御弁1が200℃〜250℃の高温の洗浄液を制御すると、弁本体20はクリープ変形を生じる。弁本体20とシリンダ本体48は、固定板50,50と固定ねじ43に上端部20bとフランジ部31fを挟み込まれた状態で固定されている。そのため、弁本体20とシリンダ本体48は、固定板50と固定ねじ43に挟み込まれる量が少ない。よって、弁本体20がクリープ変形しても、固定ねじ43の締結力に影響を及ぼしにくい。その結果、流体制御弁1は、弁本体20とシリンダ本体48との間でダイアフラム25の外縁部25cを保持する保持力が低下せず、弁室23を流れる洗浄液が弁本体20とシリンダ本体48との間から外部へ漏れない。
一方、駆動部3は、シール部材40,41,42を除き、部品が樹脂より耐熱温度の高い金属で形成されている。また、固定板50,50も、樹脂より耐熱温度の高い金属で形成されている。そのため、シリンダ31とカバー32と固定板50,50は、弁本体20から熱を伝達されても、変形しない。よって、高温洗浄液制御中に、固定ねじ43,33が緩むことがなく、シリンダ31とカバー32がスプリング39のばね力で分解される等の不具合が生じない。
以上説明したように、本実施形態の流体制御弁1は、例えば200℃〜250℃の洗浄液を弁部2に流すと、弁本体20が洗浄液の温度を伝えられて加熱される。熱は、弁本体20からシリンダ本体48に伝達されるが、シリンダ本体48には、ピストン室34と弁本体20に当接する面との間の断面積を小さくするように、くびれ31aが設けられている。そのため、熱は、断面積の小さいくびれ31a部分からピストン室34の周りに伝わりにくく、ピストン35とシリンダ本体48 との摺接面に装着されるシール部材41,42を加熱しにくい。また、エアパージポート31bに供給したパージエアは、非接液室44からピストン35内の流路35a,35bを通って第1室34aへ流れた後に排気ポート32aから排出される。そのため、弁本体20の熱がダイアフラム25を介してピストン35に伝達されたとしても、パージエアがピストン35を内部から冷却して、ピストン35とシリンダ本体48との摺接面に装着されるシール部材41,42の温度上昇を抑制する。このように、流体制御弁1は、駆動部3の温度上昇を抑え、ピストン35やシール部材41,42などのシリンダ本体48の内容物が劣化しにくい。
ここで、PP(ポリプロピレン)、PFA(四フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)などの樹脂によりシリンダ本体48やピストン35などを形成すると、流体制御弁1が200℃〜250℃の高温洗浄液を制御する場合に、駆動部3が熱で変形してしまう。また、耐熱性のあるPTFEによりシリンダ本体48やピストン35などを形成すると、強度が不足する。これに対して、本実施形態の流体制御弁1は、弁本体20とダイアフラム25の材質が樹脂であり、シリンダ本体48の材質が金属であるため、シリンダ本体48の材質を樹脂にする場合と比べて、耐熱性と強度を向上させることができる。
例えば、図8に示す従来の流体制御弁101は、固定ねじ146をカバー132からシリンダ131へと挿通してナット部材148に締結する一方、固定ねじ147を取付板110から弁本体120に貫き通してナット部材148に締結している。そのため、流体制御弁101は、カバー132、シリンダ131、弁本体120、取付板110の全体が固定ねじ146,147で挟み込まれており、固定ねじ146,147による挟み込み量が長い。このような流体制御弁101は、弁本体120やシリンダ131などがクリープ変形すると、固定ねじ146,147が緩みやすい。固定ねじ146,147が緩むと、図7に示すダイアフラム125の保持力が低下し、弁本体120とシリンダ131の間から洗浄液が漏れる恐れがある。
これに対して、本実施形態の流体制御弁1は、円弧状の固定板50,50を弁本体20の外周に配置し、シリンダ本体48に挿通した複数の固定ねじ43を雌ねじ穴50bに締結することにより、弁本体20とシリンダ本体48を固定板50,50と固定ねじ43で挟み込んで固定するので、固定ねじ43と固定板50,50で弁本体20とシリンダ本体48を挟み込む量が少ない。そのため、弁本体20が、200℃〜250℃の高温洗浄液を制御する場合にクリープ変形しても、固定ねじ43が緩みにくい。よって、流体制御弁1は、弁本体20がクリープ変形しても、ダイアフラム25の外縁部25cを保持する保持力が低下して流体の外部漏れを発生させる可能性が低い。また、シリンダ31とカバー32は金属製で200℃〜250℃の温度で熱変形しない。そのため、流体制御弁1は、高温洗浄液制御中に固定ねじ33が緩まない。
上記流体制御弁1は、固定板50が中心部へ突き出す押圧部50cを有する。弁本体20は、押圧部50cを配置される取付溝20aを形成されている。その取付溝20aは、押圧部50cをダイアフラム25の外縁部25cの下方に配置させるように形成されている。よって、固定板50と固定ねじ43により弁本体20とシリンダ本体48を挟み込んで固定したときに、押圧部50cがダイアフラム25の外縁部25cの下方から弁本体20をシリンダ本体48に押し付け、ダイアフラム25の外縁部25cを押しつぶしてシールさせるので、洗浄液が外部に漏れるのを防止できる。
本実施形態の流体制御弁は、弁本体20が、固定板50の雌ねじ穴50bに対応する位置に、固定ねじ43の先端を挿入される回り止め穴26が形成される。これにより、周囲環境の振動などによってシリンダ本体48が弁本体20に対して回転しようとしても、その回転を阻止できる。よって、上記流体制御弁1は、シリンダ本体48が弁本体20に対して回転し、ダイアフラム25を保持する保持力を低下させることがない。
図9に示すように、従来の流体制御弁101は、シリンダ(シリンダ131とカバー132)と、弁本体120が、直方体形状に成型されていた。そのため、図8に示すように固定ねじ146,147を締結した場合に、固定ねじ146,147の周りの肉厚が不均一であった。その結果、弁本体120やシリンダ131がクリープ変形すると、固定ねじ146,147の周りに応力が集中し、固定ネジ146,147が緩みやすかった。固定ねじ146,147が緩むと、ダイアフラム125の保持力が不均一になり、洗浄液が弁本体120とシリンダ131の間から漏れる等の不具合を生じる可能性がある。
これに対して、本実施形態の流体制御弁1は、シリンダ本体48の固定板50に挟み込まれる部分(フランジ部31f)を、円柱形状に形成し、弁本体20の固定板50に挟み込まれる部分を、円柱状又は正六角形以上の正多角形状に形成する。そのため、シリンダ本体48と弁本体20は、固定ねじ43の周りの肉厚がほぼ均一になる。よって、本実施形態の流体制御弁1は、弁本体20がクリープ変形しても、固定ねじ43の周りに応力が集中しない。その結果、流体制御弁1は、高温洗浄液を制御する場合でもダイアフラム25の外縁部25cを円周方向に均一な力で保持することができ、洗浄液が漏れるのを防止できる。
上記流体制御弁1は、弁本体20のシリンダ本体48と接触する面の面積がシリンダ本体48の下面投影面積より小さい。そして、取付溝20aは、固定板50が少なくとも押圧部50cを弁本体20に接触させた状態でシリンダ本体48と弁本体20の少なくとも一方との間に隙間を形成するように、設けられている。このような流体制御弁1は、弁本体20とシリンダ本体48との間に熱伝達効率の悪い空気層が設けられ、しかも、シリンダ本体48の投影面積より小さい面積で弁本体20からシリンダ本体48へ熱が伝わるので、シリンダ本体48が弁本体20の熱で温度上昇しにくい。
また、上記流体制御弁1は、固定板50が弁本体20とシリンダ本体48との間に形成する隙間に、断熱材55を配置することにより、弁本体20からシリンダ本体48へより一層熱が伝わりにくくすることができる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、駆動部3の部品の材質を金属にしたが、駆動部3の部品の材質を樹脂にして軽量化を図っても良い。
上記実施形態では、弁本体20の外形を正八角形にしたが、弁本体20の外形を円柱形状や正六角形形状、正七角形形状、九角形以上の正多角形状にしても良い。この場合、更に、弁本体20の熱変形時に弁本体20に発生する応力を均一にすることができる。
上記実施形態では、エアパージポート31bと操作ポート31cを操作エア供給源に接続し、操作エアと同じ流体をパージエアとして利用した。これに対して、操作エアと別の流体をパージエアとして利用し、エアパージポート31bに供給するようにしても良い。この場合、パージエア供給源から供給されるパージエアの圧力が、操作エア供給源から供給される高圧の操作エアよりも低圧であれば、エアパージポート31bに接続するラインから減圧用のレギュレータを省き、流体制御弁1に接続するラインの配管構成をコンパクトにできる。
上記実施形態では、ピストン35にピストンロッド部35cを一体に形成したが、ピストンとピストンロッドを別部材で設けて連結するようにしても良い。
上記実施形態では、半円状の固定板50を2個用いてシリンダ本体48と弁本体20を連結したが、固定板を三日月状にして3個以上の固定板を用いてシリンダ本体48と弁本体20を連結するようにしても良い。
上記実施形態では、流体制御弁1を洗浄液等の薬液制御に用いたが、他の高温流体の制御に用いても良い。
上記実施形態では、固定板50の上面とシリンダ本体48との間、固定板50の下面と弁本体20との間にそれぞれ隙間を設けたが、何れか一方を接触させても良い。この場合でも、隙間の存在によって弁本体20からシリンダ本体48へ熱が伝わりにくくできる。尚、その隙間には、断熱材55を配置して、断熱効果を上げることが望ましい。
上記実施形態では、固定板50と弁本体20とシリンダ本体48との間の水平方向に形成される隙間にのみ断熱材55を配置したが、固定板50の内周面と弁本体20との間に垂直方向に形成される隙間にも断熱材55を配置しても良い。
更に、断熱材5は、固定板50と弁本体20とシリンダ本体48との間に形成される隙間を埋めるように設けても良い。
1 流体制御弁
2 弁部
3 駆動部
20 弁本体
20a 取付溝
21 第1ポート
22 第2ポート
24 弁座面(弁座の一例)
25 ダイアフラム
25c 外縁部
26 回り止め穴
31a くびれ
31b エアパージポート
31c 操作ポート
32a 排気ポート
34 ピストン室
34a 第1室
34b 第2室
35 ピストン
35a メインパージ流路(流路の一例)
35b 連通流路(流路の一例)
41 シール部材
43 固定ねじ
48 シリンダ本体
50 固定板
50b 雌ねじ穴
50c 押圧部
55 断熱材

Claims (8)

  1. 流体を制御する弁部と、前記弁部に駆動力を付与する駆動部とを備える流体制御弁において、
    前記弁部は、
    第1ポートと第2ポートが形成された弁本体と、
    前記第1ポートと前記第2ポートの間に設けられた弁座と、
    前記弁座に当接又は離間するダイアフラムとを備えること、
    前記駆動部は、
    前記弁本体との間で前記ダイアフラムを狭持するものであってピストン室を備えるシリンダ本体と、
    前記ピストン室に摺動可能に装填されて前記ピストン室を第1室と第2室に区画し、前記ダイアフラムに連結されるピストンと、
    前記ピストンと前記シリンダ本体との摺接面に装着されるゴム製のシール部材と、を備えること、
    前記シリンダ本体の前記ピストン室と前記弁本体に当接する面との間に断面積を小さくするくびれを設けること、
    前記シリンダ本体に、前記第1室に連通する排気ポートと、前記第2室に連通して操作エアを供給する操作ポートと、前記ダイアフラムの非接液室に連通してパージガスを供給するパージポートとを形成すること、
    前記ピストンに、前記非接液室と前記第1室とを連通させる流路を形成すること、
    を特徴とする流体制御弁。
  2. 請求項1に記載する流体制御弁において、
    前記弁本体と前記ダイアフラムの材質が樹脂であり、
    前記シリンダ本体の材質が金属である
    ことを特徴とする流体制御弁。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する流体制御弁において、
    前記シリンダ本体に挿通される複数の固定ねじと、
    前記複数の固定ねじ締結される雌ねじ穴が円周方向に均等に設けられた円弧状の固定板と、を有すること
    を特徴とする流体制御弁。
  4. 請求項3に記載する流体制御弁において、
    前記固定板は、中心部へ突き出す押圧部を有し、
    前記弁本体は、前記押圧部を配置される取付溝を形成され、
    前記取付溝は、前記押圧部を前記ダイアフラムの外縁部の下方に配置させるように形成されている
    ことを特徴とする流体制御弁。
  5. 請求項3又は請求項4に記載する流体制御弁において、
    前記弁本体の前記雌ねじ穴に対応する位置に、前記固定ねじの先端挿入される回り止め穴形成されている
    ことを特徴とする流体制御弁。
  6. 請求項3乃至請求項5の何れか一つに記載する流体制御弁において、
    前記シリンダ本体の前記固定板と前記固定ねじに挟み込まれる部分、円柱形状に形成されており
    前記弁本体の前記固定板と前記固定ねじに挟み込まれる部分、円柱形状又は正六角形以上の正多角形状に形成されている
    ことを特徴とする流体制御弁。
  7. 請求項4乃至請求項6の何れか一つに記載する流体制御弁において、
    前記弁本体は、前記シリンダ本体と接触する面の面積が、前記シリンダ本体の下面投影面積より小さく、
    前記取付溝は、前記固定板が少なくとも前記押圧部を前記弁本体に接触させた状態で前記シリンダ本体と前記弁本体の少なくとも一方との間に隙間を形成するように、設けられている
    ことを特徴とする流体制御弁。
  8. 請求項7に記載する流体制御弁において、
    前記隙間に配置される断熱材を有する
    ことを特徴とする流体制御弁。
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