JP5982241B2 - It機器用ラック - Google Patents

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Description

この発明は、データセンターに配置された複数のIT(InformationTechnology)機器、例えば、サーバ等を収容するIT機器用ラックに関するものである。
図13、14に示すように、例えば、データセンターの、サーバ管理室83には複数のサーバ79を収容したサーバラック70が配置される。サーバ79は使用によって発熱するため、それぞれ背面側に冷却用の内臓ファン80を備えている。サーバラック本体71はサーバ79の冷却を阻害しないように前背面が開放されたサーバ収容室73となる棚段を備え、複数のサーバ79は内臓ファン80からの空気流出方向が同じとなるようにサーバラック本体71に収容されている。サーバ79の内臓ファン80側の面をラック本体71の背面、この背面の反対側の面を前面とすると、前面が吸気口74、背面が排気口75となる空気の流れを生じさせている。
なお、収容されたサーバ79はサーバ収容室73の断面を閉塞することなく、サーバ79の上方には吸気口74から排気口75へと連通する間隙が存在している。
ラック本体71が載置される床77は、二重床構造で形成され、床下に給気プレナム76が形成される。床77には、グレーチング78が備わり、空調機81(図14参照)からの冷気は給気プレナム76を通って、ラック本体71の吸気口74近傍の床77に形成された格子板であるグレーチング78から給気され、ラック本体71の吸気口74に流入する。この冷気の流入は、サーバ79に内蔵された内蔵ファン80により吸気されて行われる。
図14に示すように、従来のデータセンターは、サーバ管理室83内に、サーバ79を収容したラック本体71を複数(図では6個)並べて形成されたラック列82を複数(図では4列)配設したものである。床77に備わるグレーチング78は、いずれもラック本体71の吸気口74側に形成される。サーバ79が稼動して発熱すると、上述したように、空調機81から冷気が給気プレナム76を通ってグレーチング78からサーバ管理室83内に給気され、吸気口74から各サーバ収容室73(図13参照)内に流入してサーバ79を冷却し、温められた暖気は排気口75からサーバ管理室83に排気されて再び空調機81に還気される。
しかしながら、データセンターで管理するサーバ79のユーザは多数にわたり、使用されるサーバ79は状況に応じて変動する。したがって、サーバ管理室83内のどの場所で、どのような範囲で、どのような量の発熱が生じ、また発熱する時間帯も定まらない温熱環境となっている。このような温度環境下において高温となった個々のサーバ79を適正な温度で管理するためには、空調機81からの風量を増加させて対応する。しかしながら、吸気される風量が増加し、流速も高くなるとこの吸気に誘引され、暖められた排気がラック本体71を回り込む(図13の矢印A)原因となる。この様な、排気(暖気)を再びサーバの内部に取り込むとサーバ79が適切に冷却されずに、サーバ79の動作に不具合を生じさせることとなる。
この様な点を解決すべく、特許文献1のサーバラックが開発された。これは、吸気口と排気口とを有するラック本体からなり、このラック本体内には、仕切板で仕切られた複数のサーバ収容室が形成され、前記排気口には、前記サーバ収容室に収容されたサーバが備える内蔵ファンよりも大風量を送風できるファンが備わったものや、排気口からの暖かい排気が吸気口側に回り込まない様に排気を排気プレナム等に導入する等の装置を設けている。
特開2009−140421号公報
しかしながら、この特許文献1のものは、大型のファンを設けたり、排気ダクト、排気プレナムを設ける等種々の装置や設備を必要とし、大掛かりなものとなりコスト的に高いものとなり、スペース的なデメリットも招来する。
この発明は、前記従来技術を考慮したものであって、サーバから排出された暖気が当該サーバの前面に回り込んだとしても、サーバ冷却用として取り込むことがなく、また、サーバ冷却用の冷気を効率よく確実にサーバ内に吸引出来、さらに、コスト的にも安価なIT機器用ラックを提供するものである。
本願請求項1の発明は、天井から床に向かって温度が低下していく温度分布を有するデータセンターのIT機器管理室で用いられ、複数段の棚状の仕切り板と両側面に備えられた側板によって仕切られたIT機器収容室に複数のIT機器を収容するIT機器用ラックであって、前記IT機器の前面を臨む側に配された前記IT機器用ラックの複数の吸気口を連通させるように間隔をあけて前記IT機器用ラックの前面を被う遮蔽パネルを設け、該遮蔽パネルは前記IT機器用ラックの前面に対して所定の開口を設けられており、前記開口の開口率は前記IT機器用ラックの上部から下部に向かって大きくし、前記遮蔽パネルの開口率は、前記IT機器用ラックの多段のIT機器用の平均吸込み温度による成層効率と、最上段のIT機器用の吸込み温度による成層効率が夫々1に近くなるように決められているIT機器用ラックとした。
請求項2の発明は、前記遮蔽パネルは、上下に複数の区画に分け、最上段の区画はサーバ室内の空気流動を考慮して開口率をゼロ又はゼロに近い値とし、2段目以降から最下段の区画にかけて開口率を徐々に大きくした前記請求項1に記載のIT機器用ラックとした。
請求項3の発明は、前記遮蔽パネルは、全体にIT機器管理室内の空気流動を考慮して開口率をゼロ又はゼロに近い値とし、下端部を切り取って開口を設けた前記請求項1に記載のIT機器用ラックとした。
請求項4の発明は、前記遮蔽パネルは、各IT機器用ラックの前面に着脱自在に取り付けられる扉型とし、当該遮蔽パネルの周縁はIT機器用ラックの前面から前方へ突出した立ち上がり縁を形成している請求項1、2又は3の何れかに記載のIT機器用ラックとした。
請求項1、2、3又は4の各発明によれば、データセンター内で暖気となった排気がラック本体の吸気側に循環してきたとしても、排気の温風を吸引することが無く、安心して確実にIT機器を冷却することができる。また、効果は大きいが構成としては簡単なものなので、コスト的にも多くの費用がかからないものである。
また、特に、請求項4の発明によれば、既存の、例えばサーバラックの前面扉を外して、この扉型の遮蔽パネルを取り換えれば、この発明のIT機器用ラックが容易に実現できる。
この発明の実施例1の遮蔽パネルをサーバラックに取り付ける様子を示した斜視図である。 この発明の実施例1の遮蔽パネルをサーバラックに取り付けた状態の断面図である。 この発明の実施例1の2層ブロックモデルの説明図である。 この発明の実施例1の遮蔽パネルの前面図である。 この発明の実施例1のサーバ内蔵ファンのP−Q特性曲線である。 この発明の実施例1の他の例の遮蔽パネルの前面図である。 (a)この発明の実施例1の遮蔽パネルの床から100cm開口したものをサーバラックに取り付けた場合の温度分布図である。 (b)同圧力分布図である。 (a)この発明の実施例1の遮蔽パネルの床から10cm開口したものをサーバラックに取付けた場合の温度分布図である。 (b)同圧力分布図である。 この発明の実施例1の実験におけるCaseXの等温線図である。 この発明の実施例1の実験におけるCaseYの等温線図である。 この発明の実施例1の実験におけるCaseZの等温線図である。 この発明の実施例1の実験における各Caseの成層効率の比較図である。 従来のサーバラックの断面図である。 従来のデータセンターの概略平面図である。
天井から床に向かって温度が低下していく温度分布を有するデータセンターのIT機器管理室で用いられ、複数段の棚状の仕切り板と両側面に備えられた側板によって仕切られたIT機器収容室に複数のIT機器を収容するIT機器用ラックであって、前記IT機器の前面を臨む側に配された前記IT機器用ラックの複数の吸気口を連通させるように間隔をあけて前記IT機器用ラックの前面を被う遮蔽パネルを設け、該遮蔽パネルは前記IT機器用ラックの前面に対して所定の開口を設けられており、前記開口の開口率は前記IT機器用ラックの上部から下部に向かって大きくしたIT機器用ラックとした。これにより、データセンター内で暖気となった排気がラック本体の吸気側に循環してきたとしても、排気の温風を吸引することが無く、安心して確実にサーバを冷却することができる。
自然換気が併用されたIT機器、例えば、多数のサーバを収容したデータセンターの省エネの評価は、図3に示す様に、このデータセンターを2層ブロックモデルを用いて検討することが適切な評価手法である。また、後述する成層効率を大きくすることによって、自然換気による冷却時間が拡大出来ることから、データセンターの省エネに貢献するものである。前記図3に示す2層ブロックモデルとは、IT機器の高さまでを空間下部(Lower Zone)とし、このIT機器の上方に設けられた空調機が位置するところを空間上部(Upper Zone)とし、上下温度分布が形成された空間を言う。
最初に、本件発明者は、自然換気方法が導入されたデータセンターにおいて、冷却効率とIT機器自身の排熱の再帰によるIT機器吸込み温度への影響度を評価するため、熱収支に基づき以下に示す評価モデルを作成した。一般的に、高負荷型を伴うIT機器風量の増大によって自然換気量(q)はIT機器風量(Q)より少なくなる。
データセンターの温熱環境の運用上重要となるIT機器の吸込み温度(θs)は排気温度(θ)の影響を受けることになる。ここで、θとθsの空気間では混合風量(V)による空気流動があるものと仮定し、θsを低く維持するためにはVを抑制することが重要となる。また、この評価モデルでは、鉛直方向における室内の空気流動を表す指標として、以下の式(1)に示すような成層効率(E)を定義した。また、θs、maxによるものを式(2)に示す成層効率(Emax)と定義した。
成層効率(E)、(Emax)は、一般的に0<E<1の範囲内を示し、鉛直方向における室内空気の混合風量を少なくすると、成層効率(E)、(Emax)が1に近づき、上下温度分布が形成されていることが分かり、冷却効率が高いことを示す。このようなことから、成層効率(E)は自然換気併用型データセンターにおけるIT機器の冷却効果を評価・検討する上で重要な指標となることが分かった。
次に、図に基づいてこの発明の実施例1である、前記成層効率(E)、(Emax)を指標とするIT機器用ラック、ここではサーバラックによって説明する。最初に、簡単に、サーバラック70を図2に基づいて説明する。このサーバラック70は、多段の棚部分であるラック本体71と吸気口面に取り付ける遮蔽パネル1からなる。ラック本体71は、通常のデータセンターにおいて使用されているものと変わるものではない。このサーバラック70内は、上下に多段の仕切板72で仕切られ、上下に複数のサーバ収容室73が形成される。各サーバ収容室73には、サーバ79が載置される。各サーバ79には内蔵ファン80が備わる。サーバラック70の前面は開口し、吸気口74が形成される。サーバラック70の後面も開口し、排気口75が形成される。
実施例1のサーバラック70の前面の吸気口74に間隔をあけて被う遮蔽パネル1を設ける。この遮蔽パネル1は、図1、2及び4に示す様に、縦長の長方形状で一定の厚さを有する板体から成る扉型で、この遮蔽パネル1の上下左右の端縁はサーバラック70の前面から前方へ突出した立ち上がり縁を形成している。また、この遮蔽パネル1の前面上を上端から下端にかけて略等分に3段の区画に分け、最上段(a)表面は通風のための開口率をゼロとしている。ここで開口率をゼロとしているのは、サーバラック70の排気口75から排出された暖かい排気が前面に回り込んで来ても吸引しないようにするためである。そして、この遮蔽パネル1は、前記サーバ79の前面を臨む側に配されたサーバラック70の複数の吸気口74を連通させるように間隔をあけてサーバラック70の前面を被うように設ける。
また、遮蔽パネル1の2段(b)目の開口率は10%とし、3段(c)目の開口率は20%とした。この様に2段(b)から3段(b)へ行くにかけて開口率を大きくしている。また、ここで言う開口とは、例えば、パンチングメタルの様なものを示す。
遮蔽パネル1の開口率は、収納するサーバ79の1台当たりの発熱量/時間、サーバラック70の収納台数、サーバ79の吸気口74面から前記遮蔽パネル1までの距離、各サーバ79の内蔵ファン80の容量等を基に最適な値を求める。ここでは、負荷条件として、サーバ1台当たりの発熱量・風量は2.0KW/台、7.5m/minとする。また、サーバ79に内蔵されているファン80の静圧は、図5に示す様に、模擬負荷サーバファンのP−Q特性曲線から所定風量に対する静圧(Pa)を推定して比較する。遮蔽パネル1の位置はサーバ79の吸気口74面から300mm離した位置とする。
また、他の例の遮蔽パネル2として図6に示す。前記図4に記載の遮蔽パネル1の各区画の開口率を加えてこの遮蔽パネル1全体の開口率を算出する。ここでは、前記2段(b)目の開口率は10%。前記3段(c)目の開口率は10%を加えると、この遮蔽パネル1の全体の開口率は30%となる。これをこの遮蔽パネル1の複数の区画に開口を夫々設ける代わりに、この遮蔽パネル2においては下端縁を前記開口率分、すなわち30%だけ切り取る(図6において点線で示す)。
この様に、前記遮蔽パネル1に設ける各区画の開口率を加えて当該遮蔽パネル1全体の開口率を算出し、当該遮蔽パネル1の複数の区画に開口を夫々設ける代わりに、当該遮蔽パネル2において下端縁を前記開口率分だけ一定長切り取ると言うことは、遮蔽パネルに設ける開口率と言う点では同じことを示す。
ここで、わざわざ遮蔽パネル2の他の部分に開口を設けず、下端を切り取っているのは、既に述べたとおり、暖かい排気の再度の吸引を避けるためであり、その一方、サーバラック70の前面下方からは冷却用の冷気を吸引したいためである。
ここで、前記遮蔽パネルの開口率の一例として、本件出願人が行ったコンピュータによるケーススタディを示す。ここでは、図7に示す様に、サーバラックの吸気口面を被う遮蔽パネルとして、床から100cmの開口を設けたものと、図8に示す様に、床から10cmの開口を設けたものの2つの遮蔽パネルを用意して比較した。
図7及び図8の中央の白い長方形はサーバラックを示す。図7(a)の温度分布を見ると、冷たい空気が100cmの開口から内側に入り込んでいるが、上部には暖かい空気があって、サーバラック70の上部のサーバには暖かい空気が入り込み不適切となっている。一方、図8(a)の温度分布を見るとサーバラックと遮蔽パネルの間は均一な温度(緑色)になっており、温度分布の面では適切であると思われる。
また、図7(b)の圧力分布を見ると、開口が大きいのでその分、何れの位置もゼロに近く、サーバに内蔵されたファンに負荷がかかっていないことが分かる。また、図8(b)を見ると、負圧マイナス100paとなって負荷がかかっている。しかしながら、図5に示す、今回のサーバに内蔵したファン80のP−Q特性曲線を見ると今回使用のファンは280Paまで対応が出来るので、前記マイナス100Paでも大丈夫と言うことになり、100cmの開口より、10cmの開口の方が適切と言うことになる。
さらに、この遮蔽パネルと他の形状の遮蔽パネルの成層効率(E)、(Emax)を確認する実験を行った。ここでは、遮蔽パネルとして板状のついたてを使用した。サーバの吸気口側と排気口側についたてを設けていないCaseX、サーバの排気側のみについたてを設けたCaseY、サーバの吸気口側及び排気口側双方についたてを設け、吸気側のついたての下端縁を10cm切り取ったCaseXを用意した。この10cmは、想定したサーバの冷却ファンのPQ特性から実現可能であることを予め確認した。
この様な状態での各Caseの等温線図を図9、10、11に示し、また、前記成層効率の比較したグラフ図を図12に示す。これらによると、ついたてを設けていないCaseXは、図9に示す様に、各サーバ高さの排気が吸気口側に回り込むため、著しい上下温度差が形成され、成層効率(E)は、1.32と大きくなるものの成層効率(Emax)は、0.08と極端に小さくなった。排気口側のみについたてを設けたCaseYも、成層効率(E)は、0.99と大きいが、図10に示す様に、上段のサーバが高温排気を吸込むことから成層効率(Emax)は、0.05と小さかった。一方、吸気を下端のみにしたCaseZは、図11に示す様に、高温排気の吸気を防げた結果として、吸気口側全面に冷気が行き渡っており、成層効率(E)は、0.96であり、成層効率(Emax)は、0.79で共に1に近く大きかった。この様に成層効率(E)、(Emax)共に大きくするためには、サーバの吸気を前面の下部に制限することが良いことが確認された。
なお、前記CaseZでは、ついたてを吸気口側と排気口側に設けたが、吸気口側にのみついたてを設けた場合と効果的には大差はなかった。この遮蔽パネル1を既存のサーバラック70に取り付けるが、取り付け方は、既存の取り付け金具等で行う。
前記実施例では、IT機器として、サーバを用いて説明しているが、このサーバラック70に収容でき、遮蔽パネル1が取付けられるものなら、もちろん他の機器でも良く、ストレージやUPS(Uninterruptible Power Supply)などでも良い。また、遮蔽パネル1の最上段(a)の開口率をゼロとしているが、開口率ゼロがもちろん最も良いが、ゼロではなくゼロに近い値でも結果的に大差無い場合はそれらの値でも良い。
遮蔽パネル1の位置はサーバ吸込み面、すなわち遮蔽パネルとサーバラック前面との間隔を300mm離した位置としているが、これらは一定であっても上から下で変化したものでも良い。この間隔による空間が大きければ、各サーバの吸込みファンへの負荷は小さいものとなる。
また、遮蔽パネルを3段の区画に分けているが、3段に限るものでは無い。また、遮蔽パネルとして、床から100cmの開口を設けたものと、床から10cmの開口を設けたものの2つの遮蔽パネルを用意して、最適な開口率の開口を検討しているが、これらはあくまでも一例であって、これらの数値又はこれらから得られた結果の数値に限定するものでは無い。
さらに、前記実施例においては、本願発明をIT機器用ラック、具体的には、サーバラックとして説明したが、IT機器から排出された暖気がこのIT機器の前面に回り込んだとしても、IT機器冷却用として取り込むことがなく、また、IT機器冷却用の冷気を効率よく確実にIT機器内に吸引出来、さらに、安価に出来る、IT機器用ラック(サーバラック)の温度制御方法として捉えることも可能である。
すなわち、サーバラックの前面に遮蔽パネルを設け、当該遮蔽パネルの開口率を上部から下部にかけて大きくし、この時、前記成層効率(E)、(Emax)が夫々1に近くなるように、前記サーバラックの吸気口である当該サーバラックの前面と遮蔽パネルとの間の温度を制御する方法とすることも出来る。
1 遮蔽パネル、2 遮蔽パネル、70 サーバラック、
79 サーバ、80 ファン、74 吸気口、75 排気口

Claims (4)

  1. 天井から床に向かって温度が低下していく温度分布を有するデータセンターのIT機器管理室で用いられ、複数段の棚状の仕切り板と両側面に備えられた側板によって仕切られたIT機器収容室に複数のIT機器を収容するIT機器用ラックであって、
    前記IT機器の前面を臨む側に配された前記IT機器用ラックの複数の吸気口を連通させるように間隔をあけて前記IT機器用ラックの前面を被う遮蔽パネルを設け、
    該遮蔽パネルは前記IT機器用ラックの前面に対して所定の開口を設けられており、
    前記開口の開口率は前記IT機器用ラックの上部から下部に向かって大きくし、
    前記遮蔽パネルの開口率は、前記IT機器用ラックの多段のIT機器用の平均吸込み温度による成層効率と、最上段のIT機器用の吸込み温度による成層効率が夫々1に近くなるように決められていることを特徴とするIT機器用ラック。
  2. 前記遮蔽パネルは、上下に複数の区画に分け、最上段の区画はサーバ室内の空気流動を考慮して開口率をゼロ又はゼロに近い値とし、2段目以降から最下段の区画にかけて開口率を徐々に大きくしたことを特徴とする、前記請求項1に記載のIT機器用ラック。
  3. 前記遮蔽パネルは、全体にIT機器管理室内の空気流動を考慮して開口率をゼロ又はゼロに近い値とし、下端部を切り取って開口を設けたことを特徴とする、前記請求項1に記載のIT機器用ラック。
  4. 前記遮蔽パネルは、各IT機器用ラックの前面に着脱自在に取り付けられる扉型とし、当該遮蔽パネルの周縁はIT機器用ラックの前面から前方へ突出した立ち上がり縁を形成していることを特徴とする、請求項1、2又は3の何れかに記載のIT機器用ラック。
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