JP5982209B2 - 支承装置及びダストカバー - Google Patents
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Description
このダストカバーは、平面視円形となる円筒状の弾性部材で構成し、下部構造物の境界面である摺動面に対して押し付けるように、上部構造物に固定している。これにより、上沓と下沓との境界面、つまり摺動面へのダストや水等の侵入を防止できるとされている。
上記環状部材は、平面視円形リング部材のみならず、閉鎖形状であれば、外形が矩形や多角形のリング部材も含む概念である。
また、上述の前記挿着凹部の内面は、挿着凹部における内側面や、高さ方向中間部分で縮径された挿着凹部における縮径部分の底面等を含む概念である。
上記環状部材は、摺動部分の径外側を囲めばよく、面内方向における円形、略矩形あるいは略三角形等の略多角形で構成することができる。
詳しくは、前記挿着凹部の径外側の下沓上面及び前記挿着凹部の内面のうち少なくともいずれかと、前記上沓とを跨ぐとともに、前記摺動部分の径外側を囲うようにそれぞれと密着する環状部材のダストカバーを備えたことにより、例えば、高荷重下であっても磨耗したり、変形したりすることなく、確実にシールすることができる。
したがって、摺動部分へのダストや水等の侵入経路をダストカバーで塞ぐことで、摺動部分へダストや水等が侵入することを防止できる。
この発明により、上沓と下沓を対向させて支承装置を組み付けた状態であっても、環状のダストカバーを分割して、容易に交換や整備等を行うことができる。したがって、向上されたシール性を、長期にわたって維持することができる。
この発明により、例えば、浮き上がり防止可能な支承装置であっても、ダストカバーによって確実にシールすることができる。
この発明により、ストッパーを備えたことにより、ダストカバーが複雑な形状となることなく、確実なシール性を確保することができる。詳しくは、下沓に、上沓のフランジ部を所定方向に拘束するストッパーを備えたことにより、下沓に接触するダストカバーの形状が複雑になり、例えばストッパー同士の間等におけるシール性が低下するおそれがある。これに対し、ストッパー同士の間をシールするサブダストカバーを備えたことにより、サブダストカバーでストッパー同士の間におけるシール性を確保することができる。また、サブダストカバーによりストッパー同士の間をシールするため、容易に、ダストカバーにおけるシール性を確保することができる。
図1は支承装置1の一部切断斜視図を示し、図2は支承装置1の縦断面図を示し、図3は支承装置1の分解斜視図を示し、図4、5は支承装置1及びダストカバー40の組付けについての説明図を示している。
図5(a)乃至(d)は、図4(a)乃至(d)における各状態の平面図を示している。
シム32は、弾性プレート31と同じ径の平面視円形形状で形成したフッ素樹脂製の薄板で形成している。
ベアリング35は、フッ素樹脂で構成された平面視円形の板状体であり、自己潤滑性を有しており、表面が低摩擦係数であり、ピストン34の上面に接合されている。なお、ピストン34の上面にベアリング35が嵌合する円形挿着凹部を形成し、円形挿着凹部にベアリング35をはめ込んで接合してもよい。
このようにして組み付けられた支承装置1は、現場で主桁2a及び橋脚3aの間の所定箇所に運ばれて設置する。
なお、上述の様々な形状のダストカバー40は、一体形成してもよいし、メインダストカバーとサブダストカバーとを組み合わせ可能に別体構成してもよい。
本実施形態の摺動面は、スライドプレート21及びベアリング35の対向面で構成する摺動部分Sに対応し、
以下同様に、
上部構造物は、主桁2aに対応し、
下部構造物は、橋脚3aに対応し、
上沓及び一方の沓は、上沓2に対応し、
下沓及び他方の沓は、下沓3に対応し、
一方の沓における摺動面は、スライドプレート21に対応し、
ダストカバー及び円形開口環状部材は、ダストカバー40に対応し、
下沓摺動面構成部材は、弾性プレート31、シム32、シールリング33、ピストン34及びベアリング35に対応するも、上記実施形態に限定するものではない。
2…上沓
2a…主桁
3…下沓
3a…橋脚
22…フランジ部
30a…挿着凹部
31…弾性プレート
32…シム
33…シールリング
34…ピストン
35…ベアリング
36…ストッパー
40…ダストカバー
42…サブダストカバー
S…摺動部分
Claims (9)
- 上部構造物及び下部構造物におけるそれぞれの対向部分に配設した上沓及び下沓で構成し、該上沓及び下沓との対向部分における摺動面同士の摺動を許容する支承装置であって、
前記下沓に、
前記摺動面を構成する下沓摺動面構成部材を嵌め込むとともに、前記上沓の摺動面の挿入を許容し、前記上沓及び下沓の前記摺動面同士が摺動する摺動部分が配置される挿着凹部を備え、
前記挿着凹部の径外側の下沓上面及び前記挿着凹部の内面のうち少なくともいずれかと、前記上沓とを跨ぐとともに、前記摺動部分の径外側を囲うようにそれぞれと密着する環状部材のダストカバーを備えた
支承装置。 - 前記上沓を、底面に底面視円形の摺動面を有する略円柱状で構成し、
前記ダストカバーを、内側に平面視円形の開口を有する円形開口環状部材で構成した
請求項1に記載の支承装置。 - 前記環状部材を、環状方向において複数に分割可能に構成した
請求項1または2に記載の支承装置。 - 前記上沓に、前記摺動面より径外側に突出するフランジ部を備えるとともに、
前記下沓に、前記上沓の摺動面における径外側において前記フランジ部の浮き上がりを防止可能に構成したストッパーを備え、
前記ダストカバーが、
前記フランジ部の外側面、上面、及び前記上沓の外側面のうち少なくともいずれかに密着する構成とした
請求項1乃至3のうちいずれかに記載の支承装置。 - 前記ストッパーを環状方向に複数配置し、
前記ストッパー同士の間をシールするサブダストカバーを備えた
請求項4に記載の支承装置。 - 上部構造物及び下部構造物におけるそれぞれの対向部分に配設した上沓及び下沓で構成し、該上沓及び下沓との対向部分における摺動面同士の摺動を許容する支承装置に装着するダストカバーであって、
前記摺動面を構成する下沓摺動面構成部材を嵌め込むとともに、前記上沓の摺動面の挿入を許容し、前記上沓及び下沓の前記摺動面同士が摺動する摺動部分が配置される、前記下沓に備えた挿着凹部の径外側の下沓上面及び前記挿着凹部の内面のうち少なくともいずれかと、前記上沓とを跨ぐとともに、前記摺動部分の径外側を囲うようにそれぞれと密着する環状部材で構成する
ダストカバー。 - 前記上沓を、底面に底面視円形の摺動面を有する略円柱状で構成し、
ダストカバー本体を、内側に平面視円形の開口を有する円形開口環状部材で構成した
請求項6に記載のダストカバー。 - 前記上沓に、前記摺動面より径外側に突出するフランジ部を備えるとともに、
前記下沓に、前記上沓の摺動面における径外側において前記フランジ部の浮き上がりを防止可能に構成したストッパーを備え、
前記環状部材を、環状方向において複数に分割可能に構成し、
前記フランジ部の外側面、上面、及び前記上沓の外側面のうち少なくともいずれかに密着する構成とした
請求項6または7に記載のダストカバー。 - 前記ストッパーを環状方向に複数配置し、
前記ストッパー同士の間をシールするサブダストカバーを備えた
請求項8に記載のダストカバー。
Priority Applications (1)
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JP2012163554A JP5982209B2 (ja) | 2012-07-24 | 2012-07-24 | 支承装置及びダストカバー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012163554A JP5982209B2 (ja) | 2012-07-24 | 2012-07-24 | 支承装置及びダストカバー |
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Family Applications (1)
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JP2012163554A Active JP5982209B2 (ja) | 2012-07-24 | 2012-07-24 | 支承装置及びダストカバー |
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