JP5981834B2 - 紫外線ランプの劣化検出装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、有機物分解や殺菌等に有効な波長の紫外線を放射する紫外線ランプの劣化を検出する劣化検出装置及び方法に関する。特に、紫外線ランプ内の有効水銀量の減少に伴う紫外線放射量の低下を検知し、これに基づいて紫外線ランプの交換を提示する技術に関する。
従来から、有機物分解や殺菌等を行うために紫外線ランプが用いられている。紫外線ランプは、主に有機物分解に有効な185nm波長や殺菌に有効な254nm波長を含む紫外線を放射する例えば低圧水銀灯(所謂UV-C紫外線ランプ)などである。紫外線ランプには、水銀(より具体的には水銀粒や水銀アマルガムなど)の他に不活性ガスとしてアルゴンなどの希ガスが封入されている。
紫外線ランプ(以下、単に「ランプ」とも記す)では、公知のように紫外線の放射に伴いランプ内に封入されている水銀が消費される。そのため、ランプ内の有効水銀量はランプの点灯時間が増えるにつれて漸次に減少する。ランプ内の有効水銀量が減るにつれて、例えば酸化水銀などに変化した無効水銀はランプ管内壁に付着し、これに応じて有機物分解や殺菌等に有効な波長185nmや254nmを含む紫外線の放射量(以下、「発光強度」とも記す)は徐々に低下する。そして、有機物分解や殺菌等に有効な波長を含む紫外線放射量が著しく低下してしまうと、有機物分解や殺菌等が有効に行われなくなる。そのため、ランプ内の有効水銀が枯渇してしまう前に、ランプ自体を新しいものに交換する必要がある。
そこで、従来では紫外線放射量を測定可能な紫外線センサ等の紫外領域用の光検出器を用いて、有機物分解や殺菌等に有効な波長を含む紫外線放射量が所定の規定値まで低下したことを検出したときに、ランプの交換を提示するようにしている。
例えば下記に示す特許文献1には、200nm〜400nm波長帯域の紫外線放射量を測定可能な炭素ケイ素(SiC)フォトダイオードに、300nmを超える波長の紫外線を遮断する光学フィルタを組み合わせて、殺菌に有効な254nm波長を含む200nm〜300nm波長帯域の紫外線放射量を測定するようにした装置が示されている。すなわち、殺菌に有効な254nm波長を含む紫外線の放射量そのものを紫外領域用の光検出器により直接に監視しておき、当該紫外線放射量が所定の閾値を下回った場合にランプの交換を提示することのできるようにしている。
特開2004-317512号公報
しかしながら、上述したような殺菌に有効な波長を含む紫外線放射量そのものを検出可能な紫外領域用の光検出器は、可視光線のみを受光して可視光線の発光強度を検出可能な可視領域用の一般的なものに比べると高価でありコストがかかる。また、殺菌性の波長を選択する複雑で高価な光学フィルタを用いることなしには、紫外線スペクトルの低い方の端の領域において十分な感度を有しない、という問題もあった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、有機物分解や殺菌等に有効な波長を含む紫外線の放射量(発光強度)そのものを直接的に検知することなしに、ランプ内の有効水銀量の減少に伴う前記紫外線放射量の低下に応じてランプ交換の提示を行うことのできるようにした、紫外線ランプの劣化検出装置及び方法を提供しようとするものである。
本発明に係る紫外線ランプの劣化検出装置は、可視光線のみを受光して該受光した可視光線の発光強度を検出する可視領域用の検出手段であって、該検出手段は、水銀及び希ガスを封入してなる紫外線ランプから紫外線と共に放射される前記希ガスによって発生される可視光線の受光に応じて、該受光した前記希ガスによって発生される可視光線の発光強度を検出するものと、前記検出手段により検出した前記希ガスによって発生される可視光線の発光強度が所定の閾値を上回ることに基づいて、前記紫外線ランプの交換を提示する制御手段とを備える。
本発明によれば、可視領域用の検出手段を用いて紫外線ランプの交換を提示するようにした。水銀及び希ガスを封入してなる紫外線ランプからは紫外線と共に前記希ガスによって発生される可視光線が放射されるが、可視領域用の検出手段は前記希ガスによって発生される可視光線のみを受光可能であることから、紫外線ランプから放射される紫外線を受光することなく前記希ガスによって発生される可視光線のみを受光して、該受光した可視光線の発光強度を検出する。そして、前記検出手段により検出した前記希ガスによって発生される可視光線の発光強度が所定の閾値を上回ることに基づいて、前記紫外線ランプの交換を提示する。
ランプ内に封入されている有効水銀が極端に消費されると、水銀による紫外線の発光に多くのエネルギーを費やすことがなくなって紫外線放射量が低下する。これにあわせて、希ガスによる可視光線の発光強度が水銀による紫外線の発光強度よりも勝るようになる(希ガスによる可視光線に費やされるエネルギー量が相対的に大きくなる)。
本出願人は、こうしたランプ内の水銀量の消費に応じて希ガスによる可視光線に費やされるエネルギー量が相対的に大きくなる点に着目し、紫外線ランプから放射される可視光線の発光強度のみを検出することでも、ランプ内の有効水銀量の減少に伴う紫外線放射量の低下を検知することができるという結論に至った。そこで、可視領域用の検出手段を用いて前記希ガスによって発生される可視光線の発光強度を検出し、その発光強度が所定の閾値を上回ることに基づいて紫外線ランプの交換を提示させるようにした。これにより、有機物分解や殺菌等に有効な波長を含む紫外線の放射量そのものを直接的に検知することなく、ランプ内の有効水銀量の減少に伴う紫外線放射量の低下に応じたランプ交換の提示を行うことが容易且つ安いコストでできるようになる。
本発明は、装置の発明として構成し、実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。
この発明によれば、可視領域用の検出手段を用いて可視光線の発光強度を検出し、これに基づいて紫外線ランプの交換を提示させるようにしたことから、有機物分解や殺菌等に有効な波長を含む紫外線の放射量そのものを直接的に検知することなく、ランプ内の水銀量の減少に伴う紫外線放射量の低下に応じたランプ交換の提示を行うことが容易且つ安いコストでできるようになる、という効果を奏する。
本発明に係る劣化検出装置を適用した液体処理装置の一実施例を示す概略図であって、(a)は側面図、(b)は正面図である。 図1(b)に示した可視光検出部をA‐A´矢視した断面図である。
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る劣化検出装置を適用した液体処理装置1の一実施例を示す概略図である。この実施形態では、本発明に係る劣化検出装置を適用する装置として、例えば円筒形状の密閉容器E(以下、「円筒容器」と記す)内に、紫外線を透過する石英ガラスで形成された保護外管3を図1(b)に示すようにして該容器Eの中心軸を起点とする同心円状に複数配置してなり(この例では6本)、該容器Eと保護外管3との間に処理液体Pを通し、これらの保護外管3各々に収納された紫外線ランプ2から発せられる紫外線が保護外管3を透過して該容器E内を通り抜ける処理液体Pに照射される液体処理装置1を示した。なお、円筒容器Eは処理液体Pによって錆びることのない材質で形成されている。具体的には、ステンレスなどである。
図1に示す液体処理装置1において、円筒容器Eは一方の端部(図示の例では左端部)がシール部Fによって、他方の端部(図示の例では右端部)がエンドプレートGによって液密に密閉されるようになっており、該容器側面に設けられた一方の液体入口Eaから取り入れた処理液体Pを離間した該容器側面に設けられた他方の液体出口Ebから排出する管路を構成する。
紫外線ランプ2は、保護外管3内に挿入された状態で円筒容器E内に配置される。この紫外線ランプ2は水銀(より具体的には水銀粒や水銀アマルガム)及び希ガスを封入してなる水銀放電管であって、例えば260nm以下、典型的には185nmや254nmの波長の紫外線を発することにより、上記した管路を通る処理液体Pの殺菌並びに処理液体P中の有機物を分解する機能を発揮するものである。紫外線の波長が254nm前後であれば殺菌効果が、185nm前後であれば有機物分解効果がそれぞれ顕著に現われることは従来知られている通りである。希ガスとしては、キセノン、クリプトン、アルゴン、ネオンなどが使用され、これらのうちのいずれか1種類の希ガス又はこれら数種類の希ガスを組み合わせてなる混合ガスを紫外線ランプ2内に水銀と共に封入することによって、ランプの発光効率、アーク安定性、アーク集中化の向上などを図ることのできるようになっている。
この実施形態においては、円筒容器Eのいずれか一方の端部に配設されるエンドプレートGの中央部に取付孔Gaが設けられ、このエンドプレートGの取付孔Gaを介して可視光検出部4を円筒容器Eに対して着脱可能に取り付けできるようになっている。図2は、図1(b)に示した可視光検出部4をA‐A´矢視した断面図である。図2に示す可視光検出部4は、例えばステンレスなどの材質からなる円筒形状のケーシングH内における光路上に、可視光センサ5、バンドパスフィルタ6及び(紫外線吸収用)可視光透過ガラス7等が配設されている。
可視光センサ5(光検出器)は、水銀の主な輝線(波長が200nm〜400nm程度の紫外線スペクトル)と異なる希ガスの発光スペクトルに従って、可視光線(一例として波長が580nm〜700nm程度の可視光線)の発光強度を検出するものである(検出手段に相当)。この可視光センサ5は、例えばシリコン、ガリウム・砒素・燐(GaAsP)、酸化亜鉛(ZnO2)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化アルミニウム・ガリウム(AlGaN)、窒化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウム・インジウム・ガリウム(AlInGaN)及び窒化インジウム・ガリウム(InGaN)、さらには炭素ケイ素(SiC)などのいずれの材料からなるフォトダイオードであってもよい。ただし、この実施形態で用いる可視光センサ5は、従来において用いられている紫外線を受光して紫外線の発光強度を測定可能な紫外領域用のセンサ(所謂紫外線センサ)ではなく、従来とは異なって可視光線のみを受光して可視光線の発光強度を検出可能な可視領域用のセンサである。なお、可視光センサ5はフォトダイオードに限らず、光電子増倍管であってもよいし分光器であってもよい。
可視光センサ5の配設側と反対側のケーシングHの先端部には石英からなる測定窓Haが形成されており、該測定窓Haを介し紫外線ランプ2から発せられた紫外線及び可視光線がケーシングH内へと入射されるようになっている。すなわち、測定窓Haからは水銀により発生した紫外線も入射するし、希ガスにより発生した可視光線も入射する。なお、測定窓Haから入射された可視光線が反射し易いように、ケーシングHの内面を鏡面状に形成するあるいは反射材で覆うなどしてあるとよい。また、測定窓Haは石英で形成されることに限らず、処理液体Pや紫外線等によって劣化しない材質であればどのようなもので形成されていてもよい。
測定窓Haと可視光センサ5との間には、測定窓Ha側から順に(紫外線吸収用)可視光透過ガラス7、バンドパスフィルタ6が配置される。可視光透過ガラス7(遮断手段に相当)は、測定窓Haから入射された紫外線を可視光センサ5及びバンドパスフィルタ6側に通過させないものである(図中において二点斜線で記した矢印参照)。可視光センサ5及びバンドパスフィルタ6を紫外線による劣化から保護することもできる。
バンドパスフィルタ6(制限手段に相当)は、希ガスにより発生した可視光線のうち一部の波長帯域のみを選択的に取り出すことが可能な狭帯域幅特性を有するものである。バンドパスフィルタ6によって測定窓Haから入射された可視光線のうち特定の波長帯域に含まれる波長の可視光線のみを可視光センサ5側に通過させることによって(図中において実線及び一点斜線で記した矢印参照)、可視光センサ5を希ガスにより発生した可視光線のうち任意の帯域のみに応答させることが可能となる。このような選択的帯域通過フィルタは、紫外線ランプ2内に封入されている希ガスの種類にあわせて予め波長帯域が決められる。例えば、希ガスとしてネオンを含むような場合には、波長640nm前後に中心を持つ580nm〜700nm波長を含む波長帯域に決めるのが好ましい。640nmのスペクトル線は、ネオンから発せられる強いスペクトル線である。なお、バンドパスフィルタ6は、可視光線の長波長側をカットするフィルタと可視光線の短波長側をカットするフィルタとを組み合わせて構成してよい。その場合、可視光センサ5の感度によって長波長側をカットするフィルタを使用するか否かを決めてもよい。
可視光センサ5は測定窓HaからケーシングH内に入射され、バンドパスフィルタ6によって波長が制限された可視光線を受光することに応じて、該受光した可視光線の発光強度の測定を行う。可視光センサ5は可視光線の発光強度を測定すると、その測定結果をコンピュータなどの制御部(図示せず)に送信する。制御部(制御手段に相当)では予め設定された閾値と可視光センサ5から送信される可視光線の発光強度とを比較し、該比較に基づき可視光線の発光強度が閾値を上回ったような場合に、紫外線ランプ2を交換する旨あるいは紫外線ランプ2の交換時期などをユーザに対して提示する。
以上のように、本発明によると、水銀及び希ガスを封入してなる紫外線ランプ2から放射される紫外線及び可視光線のうち、バンドパスフィルタ6などにより所定の波長帯域に従って希ガスにより発光される可視光線のみを取り出し、該取り出した可視光線の発光強度を可視領域用の可視光センサ5により検出する。そして、該検出した可視光線の発光強度に基づき紫外線ランプ2の交換を提示するようにした。このようにして、可視領域用の可視光センサ5を用いて可視光線の発光強度を検出し、これに基づいて紫外線ランプ2の交換を提示させることによれば、有機物分解や殺菌等に有効な波長を含む紫外線の放射量そのものを直接的に検知することなく、ランプ内の水銀量の減少に伴う紫外線放射量の低下に応じたランプ交換の提示を行うことが容易且つ安いコストでできるようになる。
本発明は、可視光線の発光強度はランプ2内の有効水銀量によって変化することに基づいている。すなわち、ランプ2内の有効水銀量が十分である場合には、エネルギーの多くが水銀による紫外線の発光に費やされるので、紫外線の発光強度(放射量)が希ガスによる可視光線の発光強度に勝る(希ガスによる可視光線の発光に費やされるエネルギー量は相対的に小さい)。一方、長時間の点灯に伴ってランプ2内に封入されている水銀が極端に消費されると、水銀による紫外線の発光に多くのエネルギーを費やすことがなくなって紫外線放射量が低下する。これにあわせて、希ガスによる可視光線の発光強度が水銀による紫外線の発光強度よりも勝るようになる(希ガスによる可視光線に費やされるエネルギー量が相対的に大きくなる)。すなわち、こうしたランプ2内の有効水銀量の変化に応じて希ガスによる可視光線に費やされるエネルギー量が相対的に変化することから、ランプ2から放射される可視光線の発光強度のみを検出することでも、ランプ2内の有効水銀量の減少に伴う紫外線放射量の低下を検知することができるようになる。
また、特に185nm波長の紫外線は空気中や液体中を伝播するときに、ランプ2から測定位置までの距離に応じてその発光強度が指数的に減衰するので、ランプ2から離間して従来において配置されていた紫外線センサによっては、185nm波長の発光強度を正しく検知することが困難であった。これに対し、可視光線についてはランプ2から測定位置までの距離に応じてその強度が指数的に減衰することがないので、ランプ2から離間して配置される可視光センサ5を用いて可視光線の発光強度を正しく測定することができる。そこで、本発明では直接的に波長185nmを含む紫外線の放射量を測定するのではなく、可視光センサ5によって可視光線の発光強度を測定することによってランプ2内の有効水銀量の減少を検知するようにしたことから、可視光センサ5がランプ2から離間して配置されていても、ランプ2内の有効水銀量の減少に伴う紫外線照射量の低下を検知することができるようになる、という利点がある。
以上、図面に基づいて実施形態の一例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、様々な実施形態が可能であることは言うまでもない。例えば、上述した実施例においては、円筒容器E内に複数の紫外線ランプ2を同心円状に配置した例を示したがこれに限らず、円筒容器E内に配置される紫外線ランプ2は1乃至複数であってよくまたその配置は任意であってよい。
なお、上述した実施例においては、円筒容器Eの端部に配設されるエンドプレートGの取付孔Gaを介して円筒容器Eに着脱可能に可視光検出部4を取り付けできるものを示したがこれに限らず、エンドプレートGと可視光検出部4とは一体的に形成されていてもよい。また、可視光検出部4をエンドプレートGに取り付けできることに限らず、円筒容器Eの側面に配設された測定用枝管などに取り付けできるようにしてもよい。
なお、円筒容器Eや可視光検出部4は断面が図示したような円形状に限定されることはなく、楕円形状や多角形状などいかなる形状であってもよい。
なお、上述した実施例では可視光検出部4を1個のみ設けた例を示したがこれに限らず、可視光検出部4は複数個設けてもよい。その場合、例えば1個の可視光検出部4を1本の保護外管3(あるいは紫外線ランプ2)に対応付けるようにして取り付け、各々の可視光検出部4が対応付けられた各ランプからの可視光量を個別に検出できるようにしてもよい。あるいは、1個の可視光検出部4を2以上の複数の保護外管3(あるいは紫外線ランプ2)に対応付けるようにして取り付けてもよい。
なお、バンドパスフィルタ6はケーシングHに対し外部から交換可能とするとよい。こうすると、紫外線ランプ2に封入されている希ガスの種類に対応する任意の帯域のバンドパスフィルタ6に取り替えるだけで、ランプ交換の提示を適切に行うことができるようになるので有利である。
なお、本発明に係る劣化検出装置を適用する装置は液体処理装置1に限らず、例えば紫外線照射装置などの水銀及び希ガス(ただし、可視光線を発するもの)が封入された紫外線ランプ2を用いた装置であればどのような装置であってもよい。
1・・・液体処理装置
2・・・紫外線ランプ
3・・・保護外管
4・・・可視光検出部
5・・・可視光センサ
6・・・バンドパスフィルタ
7・・・(紫外線吸収用)可視光透過ガラス
E・・・密閉容器(円筒容器)
Ea・・・液体入口
Eb・・・液体出口
F・・・シール部
G・・・エンドプレート
Ga・・・取付孔
H・・・ケーシング
Ha・・・測定窓
P・・・被処理液体

Claims (5)

  1. 可視光線のみを受光して該受光した可視光線の発光強度を検出する可視領域用の検出手段であって、該検出手段は、水銀及び希ガスを封入してなる紫外線ランプから紫外線と共に放射される前記希ガスによって発生される可視光線の受光に応じて、該受光した前記希ガスによって発生される可視光線の発光強度を検出するものと、
    前記検出手段により検出した前記希ガスによって発生される可視光線の発光強度が所定の閾値を上回ることに基づいて、前記紫外線ランプの交換を提示する制御手段と
    を備える紫外線ランプの劣化検出装置。
  2. 前記紫外線ランプから放射される前記希ガスによって発生される可視光線から特定波長帯域の可視光線を抜き出す制限手段をさらに備えてなり、該制限手段は、前記紫外線ランプに封入されている希ガスの種類に応じて予め決められている波長帯域に従って該当の可視光線を抜き出すことを特徴とする請求項1に記載の紫外線ランプの劣化検出装置。
  3. 前記検出手段と前記制限手段とを収容する収納容器を備えてなり、当該収納容器は少なくとも前記制限手段を交換可能に収容することを特徴とする請求項2に記載の紫外線ランプの劣化検出装置。
  4. 前記紫外線ランプから放射される紫外線及び可視光線のうち、前記紫外線を遮断する遮断手段をさらに備える請求項1乃至3のいずれかに記載の紫外線ランプの劣化検出装置。
  5. 水銀及び希ガスを封入してなる紫外線ランプから放射される紫外線及び可視光線のうち前記希ガスによって発生される可視光線のみを受光し、該受光した前記希ガスによって発生される可視光線の発光強度を検出するステップと、
    前記検出した前記希ガスによって発生される可視光線の発光強度が所定の閾値を上回ることに基づいて、前記紫外線ランプの交換を提示するステップと
    を備える紫外線ランプの劣化検出方法。
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