JP5980710B2 - 媒体検知装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体検知装置および該媒体検知装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来の電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリといった画像形成装置において、媒体搬送路上の所定位置に媒体の通過タイミングやその有無を検知する媒体検知装置を備えるものがあった。
媒体検知装置は媒体の通過タイミングを検知し、この検知信号を画像形成装置の動作を統括的に制御する制御部に出力する。そして、制御部は、媒体の通過タイミングに対応した検知信号に基づき、媒体の搬送遅れや重送、ジャム等の発生を判断していた。
このような媒体検知装置には、媒体が検知位置に到達すると、所定の支点を中心に回動するレバー部材が設けれている。このレバー部材は、媒体が通過するとレバー部材の自重や、スプリング等の付勢部材によってレバー部材が支持部材のガイド面に当接させられ、待機位置に復帰するように構成されている。そして、これらの媒体検知装置の中には、上記レバー部材の回動に応じてフォトセンサ等の検知領域を遮蔽または開口させることにより、通過する媒体の端部を検知しているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−118452号公報
一般的に、媒体の搬送速度が増すほど、先の媒体の後端から次の媒体の先端を検知するまでの検知時間が短くなる。ここで、上記構成を有する媒体検知装置では、先の媒体の通過によって回動したレバー部材は、待機位置に復帰する際に支持部材のガイド面に当接し、その反発力によって跳ね返されてしまう。その結果、フォトセンサ等の検知信号がチャッタリングを起こしてしまい、次の媒体の先端を検知することができないといった問題があった。
上記課題を解決するために、本発明に係る媒体検知装置は、媒体搬送路上を搬送される媒体と接触することにより回動するレバー部材と、前記媒体搬送路上に前記媒体を搬送する搬送ローラ対と、前記レバー部材の回動動作を検知するセンサと、前記レバー部材を回動方向に付勢する付勢部材と、前記付勢部材による前記レバー部材の回動を規制する第1の規制部材と、前記媒体との接触による回動のときに、前記レバー部材の先端部が前記搬送ローラ対による前記媒体の挟持位置と前記媒体搬送経路とを結ぶ線上よりも下がらないように阻止する第2の規制部材とを備えることを特徴としている。
また、本発明に係る画像形成装置は、媒体搬送路上を搬送される媒体と接触することにより回動するレバー部材と、前記媒体搬送路上に前記媒体を搬送する搬送ローラ対と、前記レバー部材の回動動作を検知するセンサと、前記レバー部材を回動方向に付勢する付勢部材と、前記付勢部材による前記レバー部材の回動を規制する第1の規制部材と、前記媒体との接触による回動のときに、前記レバー部材の先端部が前記搬送ローラ対による前記媒体の挟持位置と前記媒体搬送経路とを結ぶ線上よりも下がらないように阻止する第2の規制部材とを備えた媒体検知装置を備えることを特徴としている。
また、本発明に係る画像形成装置は、媒体搬送路上を搬送される媒体と接触することにより回動するレバー部材と、前記レバー部材の回動動作を検知するセンサと、前記レバー部材を回動方向に付勢する付勢部材と、前記付勢部材による前記レバー部材の回動を規制する第1の規制部材と、前記媒体との接触による回動のときに、前記レバー部材の回動を規制する第2の規制部材とを備えた媒体検知装置を備えることを特徴としている。
本発明によれば、レバー部材の跳ね返りによるセンサの検知信号のチャッタリングの発生を抑え、媒体の誤検知を防止することが可能な媒体検知装置および該媒体検知装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
プリンタの構成を説明する概略図である。 プリンタの制御機構を説明する機能ブロック図である。 媒体検知装置の詳細断面図である。 媒体検知装置の部分拡大図である。 従来技術における媒体検知装置の部分斜視図である。 従来技術における媒体検知装置の詳細断面図である。 媒体検知装置が出力するセンサ波形の模式図である。 媒体検知装置が出力するセンサ波形の模式図である。 ばり発生時のセンサアクチュエータにかかる力を説明する模式図である。 媒体検知装置の詳細断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
[第1の実施形態]
まず、本発明に係る画像形成装置としてのプリンタについて説明し、次いで、媒体検知装置について説明する。
図1は、画像形成装置としてのプリンタ200の構成を説明するための概略図である。プリンタ200は電子写真方式により媒体203に画像を形成する画像形成装置である。このような機能を実現するプリンタ200は、給紙スタッカ202を始点とし、排出スタッカ220を終点とする媒体搬送路に沿って、媒体検知装置を構成する入口センサアクチュエータ205、搬送ローラ206,207、媒体検知装置を構成する書込みセンサアクチュエータ208、現像部230、定着部10、媒体検知装置を構成する排出センサアクチュエータ215、排出ローラ216,217および排出ローラ218,219を備える。
給紙スタッカ202は、内部に媒体203を積層した状態で収納し、プリンタ200下部に着脱自在に装着されている。給紙スタッカ202は、分離フレーム204を併用して媒体203を分離繰り出すための給紙ローラ201を、図示せぬモータから伝達された駆動力に基づき回転させることで、収納された媒体203をその最上部から1枚ずつ媒体搬送路に繰り出す。
入口センサアクチュエータ205、書込みセンサアクチュエーター208および排出センサアクチュエータ215は媒体203の通過を検知する媒体検知装置を構成する。なお、入口センサアクチュエータ205、書込みセンサアクチュエーター208および排出センサアクチュエータ215については、後ほど詳細に説明する。
搬送ローラ206,207は、それぞれ互いに圧接した状態で配設され、図示せぬモータから伝達された駆動力により所定の方向に回転し、給紙ローラ201により繰り出された媒体203の斜行を矯正しながら、現像部230に搬送する。
現像部230は、例えば、ブラックの現像色に対応した現像剤画像を現像する。このような機能を有する現像部230は、感光ドラム209と、帯電ローラ210と、露光ヘッド211と、現像ローラ212と、転写ローラ213と、クリーニングローラ214と、トナータンク221とを備える。
感光ドラム209は、導電性支持体と光導電層とによって構成され、例えば、導電性支持体としてのアルミニウム等の金属シャフトに光導電層としての電荷発生層、及び電荷輸送層が順次積層されて構成された有機感光体である。そして、感光体ドラム209は回転しながら、露光ヘッド211から照射された照射光に基づく潜像を形成する。
帯電ローラ210は、例えば、ステンレス等の金属シャフトと半導電性エピクロロヒドリンゴムとによって構成されている。帯電ローラ210は、感光ドラム209に対して所定の圧力をもって当接しており、図示せぬ高圧電源から印加された印加電圧に基づき、感光ドラム209の表面を一様均一に帯電させる。
露光ヘッド211は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子とレンズアレイとを有し、後述する露光駆動部27による制御に基づき該LED素子から照射される照射光がそれぞれの感光ドラム209表面で結像する位置に配設されている。
現像ローラ212は、例えば、ステンレス等の金属シャフトの外周にカーボンブラックを分散させたウレタンゴムを配設し、その表面はイソシアネート処理が施されている。そして、現像ローラ212は、感光ドラム209の表面に圧接するように配設され、感光ドラム209上に形成された潜像に回転しながら現像剤を供給し、潜像を現像する。
転写ローラ213は、感光ドラム209と対峙する位置に配置され、図示せぬ高圧電源から印加された所定の電圧に基づき感光ドラム209表面に現像された現像剤像を媒体203に転写させる。
クリーニングローラ214は、例えば、ウレタン製のゴム部材であり、感光ドラム209の表面に圧接するように配設され、感光ドラム209の表面に残留する現像剤を掻き取ることで感光ドラム209の表面をクリーニングする。
トナータンク221は現像剤を貯蔵する空間を有し、現像ローラ212に現像剤を供給する。
定着部10は、現像部230以降の媒体搬送路下流側に配置されており、加熱ローラ11、加圧ローラ12、及び加熱ローラ温度検知部13等を備える。加熱ローラ11は、例えば、アルミニウム等からなる中空円筒状の芯金にPFA(テトラフルオロエチレンーパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)を塗布し焼成することによって形成されている。そして、その芯金内には、例えば、ハロゲンランプ等のヒータ111が設けられている。加圧ローラ12は、例えば、アルミニウム等からなる芯金にシリコーンゴムの耐熱弾性層を被覆し、その上にPFAを被覆した構成であり、図示せぬバネから付与された加圧力により加熱ローラ11との間にニップ部が形成されるように配設されている。加熱ローラ温度検知部13は、加熱ローラ11の表面温度検知手段であり、加熱ローラ11に接触して配設されている。加熱ローラ温度検知部13が検知した加熱ローラ11の表面温度の検知結果に基づき、後述する印刷エンジン制御部24は上記ヒータ111を制御することで、加熱ローラ11の表面温度を所定の温度に維持する。現像部230において現像された現像剤像が転写された媒体203が所定の温度に維持された加熱ローラ11と加圧ローラ12とから形成されるニップ部を通過することにより、媒体203上の現像剤に熱、及び圧力が付与され、当該現像剤は溶融し、現像剤像が定着される。
排出ローラ216,217、排出ローラ218,219は、定着部10を通過した媒体203を挟持搬送し、プリンタ200の外筺を利用して形成された排出スタッカ220に媒体203を排出する。
次に、プリンタ200の制御機構について図2の機能ブロック図を用いて説明する。
プリンタ200は、通信I/F部21と、コントローラ22と、オペレーションパネル23と、印刷エンジン制御部24と、搬送系駆動部25と、高圧系駆動部26と、露光駆動部27と、通電制御部28と、電源供給部29と、ROM(Read Only Memory)32と、センサ入力部33とを備える。
通信I/F部21は、PC(Personal Computer)等の上位装置と通信を行い、例えば、画像情報や、制御コマンド等の送受を行う。
コントローラ22は、マイクロプロセッサ、RAM(Random Access Memory)、入出力ポート、タイマ等を備え、所定の演算処理に基づいてプリンタ200を構成する各部を統括的に制御する。
オペレーションパネル23は、プリンタ200の状態を表示するための、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置や、ユーザからの指示の入力を受付けるための、例えば、タッチパネル等の入力装置を備える。
印刷エンジン制御部24は、コントローラ22による制御に基づき、印刷プロセス時における各部の駆動を制御する。
搬送系駆動部25は、給紙ローラ201、搬送ローラ206,207、排出ローラ216,217、又は排出ローラ218,219等に駆動力を供給する図示せぬモータを制御し、媒体203の搬送を制御する。
高圧系駆動部26は、帯電ローラ210、現像ローラ212、転写ローラ213といった各種ローラに電圧を印加する高圧電源系統を制御する。
露光駆動部27は露光ヘッド211の駆動を制御し、受信した画像情報に基づく照射光を感光ドラム209の表面に照射させ、該画像情報に基づく潜像を形成させる。
通電制御部28は、電源供給部29を制御し、定着部10に供給される電力を制御する。
センサ入力部33は、媒体の搬送位置を検知するセンサを有する媒体検知装置からの検知値を印刷エンジン制御部24に出力する。
ROM32は、プリンタ200を駆動させるための制御プログラムや、各種情報を記憶する記憶装置である。
次に、媒体検知装置の構成について説明する。なお、入口センサアクチュエータ205、書込みセンサアクチュエーター208または排出センサアクチュエータ215のそれぞれを備えた媒体検知装置の構成は全て同一とすることができるため、以下の説明においては、入口センサアクチュエータ205を備えた媒体検知装置について説明する。
図3は、入口センサアクチュエータ205を備えた媒体検知装置の詳細断面図である。媒体検知装置は、レバー部材としての入口センサアクチュエータ205と、センサとしての、透過型、又は反射型のフォトセンサ222と、入口センサアクチュエータ205の回動を規制する第1の規制部材としてのストッパー224および第2の規制部材としてのストッパー223と、媒体搬送ガイド225と、付勢部材としてのスプリング227とを備える。
入口センサアクチュエータ205は、図示せぬプリンタ200本体フレームに回動自在に軸支され、媒体203が通過しないときには、図3(a)に示すように、フォトセンサ222の受光部を遮蔽する場所に位置する。このとき、入口センサアクチュエータ205は、スプリング227により図中時計回りの方向へと回動するように付勢され、一端側端部205aはストッパー224と当接している。
一方、媒体搬送路226に沿って搬送された媒体203が入口センサアクチュエータ205と接触すると、入口センサアクチュエータ205は、図3(b)に示すように、フォトセンサ222の受光部を開放するように、図中反時計回りの方向へ回動する。このとき、入口センサアクチュエータ205は、その他端側端部205bがストッパー223と当接するまで回動する。なお、ストッパー223は、図4に示すように、搬送ローラ206,207による媒体203の挟持位置と媒体搬送路226とを結ぶ線(図中の一点鎖線)よりも、入口センサアクチュエータ205の先端部205cが突出する位置となるように設けられている。
次に、上記構成を有するプリンタ200の印刷プロセスについて説明する。
コントローラ22は、通信I/F部21を介して上位装置から送信された制御コマンド、及び画像情報を受信する。そして、コントローラ22は、上位装置から印刷指示を受けると、印刷エンジン制御部24に印刷プロセスを開始するよう指示を与える。
印刷プロセスの開始指示を受けた印刷エンジン制御部24は、搬送系駆動部25を制御して媒体203の搬送を開始させる。搬送系駆動部25は、給紙ローラ201を回転させることにより給紙スタッカ202に収納された媒体203をその最上部から1枚ずつ媒体搬送路に繰り出させる。
給紙スタッカ202から給紙された媒体203は、給紙ローラ201と共に回転を開始した搬送ローラ206,207により現像部230まで搬送される。
給紙ローラ201の回転に併せて印刷エンジン制御部24は、搬送系駆動部25、高圧系駆動部26、通電制御部28等を制御し、感光ドラム209、転写ローラ213、排出ローラ216,217、排出ローラ218,219、定着部10の加熱ローラ11、加圧ローラ12等の回転を開始させるとともに、現像プロセス、及び転写プロセスの準備を開始させる。
そして、搬送ローラ206,207により搬送された媒体203の先端が、書込みセンサアクチュエータ208に到達したタイミングで、印刷エンジン制御部24は、入力された画像情報に基づく照射光を感光ドラム209の表面に照射するよう露光駆動部28に指示を与える。指示を受けた露光駆動部28は、露光ヘッド211を制御し入力された画像情報に基づく照射光を照射させ、感光ドラム209上に潜像を形成させる。
そして、現像ローラ212から現像剤が供給されることにより、感光ドラム209上に形成された潜像は現像される。
媒体203が感光ドラム209と転写ローラ213との間で形成されるニップ部に到達すると、高圧系駆動部26による制御に基づき所定の電圧が印加された転写ローラ213により、感光ドラム209の表面に現像された現像剤像は、媒体203に転写される。
印刷エンジン制御部24による指示に基づき、通電制御部28の制御下で所定の表面温度に維持された加熱ローラ11と加圧ローラ12との間で形成されたニップ部に媒体203が到達すると、媒体203上の現像剤に熱、及び圧力が付与され、当該現像剤は溶融し、現像剤像が定着される。
現像剤像の定着が終了した後、媒体203は、排出ローラ216,217、排出ローラ218,219により排出スタッカ220に排出され、一連の印刷プロセスは終了する。
次に、図3、図4、図5、図6、図7、図8および図9を用いて媒体検知装置の動作について説明する。
まず、媒体203が、給紙ローラ201により給紙されると、媒体203は、媒体搬送ガイド225と媒体搬送路226との間に誘導される。そして、図3(b)に示すように、媒体203の先端が入口センサアクチュエータ205に突き当たり、入口センサアクチュエータ205を図中反時計周りの方向に回動させる。上記の回動動作に伴い、フォトセンサ222の受光部が遮蔽された状態から開放された状態となり、媒体検知装置は、媒体203の通過を検知することができる。
その後、媒体203の後端が入口センサアクチュエータ205を通過すると、入口センサアクチュエータ205はスプリング227による付勢力により、図中時計周りの方向へ回動し、入口センサアクチュエータ205の一端側端部205aがストッパー224と当接し、図3(a)に示す待機位置に復帰する。
ここで、図5に示すように、従来の媒体検知装置では、ローラのかみ込み位置での媒体の有無を精度良く検知するために、入口センサアクチュエータ205'の先端205c'が入り込むことが可能な、搬送ローラ206',207'の外径よりも小さくなっている部分206a',207a'が設けられている。
そして、図6に示すように、例えば、媒体203'の後端部が波打ちによって、搬送ローラ206',207'による媒体203'の挟持位置と媒体搬送路226'とを結ぶ線よりも下側に下がった場合、媒体203'が入口センサアクチュエータ205'の先端部205c'を押し下げることになる。
その結果、媒体203'の通過後、入口センサアクチュエータ205'の戻りの反動が大きくなってしまい、入口センサアクチュエータ205'の一端側端部205a'がストッパー224'と当接したときに、入口センサアクチュエータ205'は回転軸を支点に媒体搬送方向側に跳ね返ってしまう。すると、フォトセンサ222'の受光部は、瞬間的に遮蔽された状態から開放された状態となり、図7に示すセンサ波形のようなチャッタリングを発生させてしまうことがある。したがって、従来の媒体検知装置では、先の媒体の後端検知から後の媒体の先端検知ができずに、誤検知を発生させてしまう。
これに対して、本実施形態に係る媒体検知装置では、ストッパー223により入口センサアクチュエータ205の回動角度に制限がかかる。したがって、入口センサアクチュエータ205の先端部205cが搬送ローラ206,207による媒体203の挟持位置と媒体搬送路226とを結ぶ線よりも下がらないため、入口センサアクチュエータ205の復元力が一定となる。その結果、入口センサアクチュエータ205の一端側端部205aがストッパー224と当接したときの跳ね返りによる反発力も一定値以下となるため、図8に示すセンサ波形のようにチャッタリングの発生を抑えることができる。よって、本実施形態に係る媒体検知装置によれば、先の媒体の後端検知から後の媒体の先端検知を確実に行うことができる。
なお、ストッパー223の配設位置は、図4に示すように搬送ローラ206,207による媒体203の挟持位置と媒体搬送路226とを結ぶ線よりも、入口センサアクチュエータ205の先端部205cが突出するように設定されているが、このときの突出量が0.1mm〜1mm程度となるようにストッパー223を配設することが好ましい。
ところで、図9は、ばりが発生した入口センサアクチュエータ205にかかる力を説明する図である。入口センサアクチュエータ先端にばり205dが発生したときに、媒体203が図中矢印A方向に進み、当該ばり250dが媒体203の裁断ばり203aに引っかかると、入口センサアクチュエータ205の先端部205cには、図中矢印B方向への力が加わる。すると、媒体203が入口センサアクチュエータ205から離れた瞬間、入口センサアクチュエータ205が図中矢印B方向へはじかれ、その結果、入口センサアクチュエータ205の復元力が通常より増し、ストッパー224に当接したときの反発でチャッタリングが発生しやすくなる。
本実施形態においては、ストッパー223により入口センサアクチュエータ205の先端部205cが媒体の送行面よりも僅かに突出しているため、入口センサアクチュエータ205の先端に万一、ばりや、段差が生じたとしても媒体203の通過により入口センサアクチュエータ205の先端が積極的に擦られるため、発生したばりや、段差を速やかに無くすことができる。したがって、本実施形態によれば、入口センサアクチュエータ205の先端でばりや、段差が発生したとしても、これに起因するチャッタリングの発生を抑制することができる。
なお、本実施形態においては、入口センサアクチュエータ205を備えた媒体検知装置を一例として説明したが、他の書込みセンサアクチュエータ208、排出センサアクチュエータ215をそれぞれ備える媒体検知装置についても同様の効果を得ることができる。
以上のように、第1の実施形態によれば、センサアクチュエータの回動角度の範囲を規制することにより、センサアクチュエータの復元時に発生する反発力を一定値以下とすることができるため、センサアクチュエータの跳ね返りによるチャッタリングの発生を抑制することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る媒体検知装置の構成は、第1の実施形態で説明した媒体検知装置と略同一とすることができる。したがって、本実施形態の説明においては、第1の実施形態と同一な箇所については同一の符号を付してその説明を省略し、異なる箇所について説明する。
第2の実施形態に係る媒体検知装置は、センサとして第1の実施形態で説明したフォトセンサ222に代えて磁気センサ229を有し、入口アクチュエータ205''はマグネット228を備える構成である。なお、他の構成については第1の実施形態と同様である。
このような構成を有する媒体検知装置の動作について説明する。
まず、媒体203''が、給紙ローラ201により給紙されると、媒体203''は、媒体搬送ガイド225''と媒体搬送路226''との間に誘導される。そして、図10(b)に示すように、媒体203''の先端が入口センサアクチュエータ205''に突き当たり、入口センサアクチュエータ205''を図中反時計周りの方向に回動させる。上記の回動動作に伴い、磁気センサ229は入口センサアクチュエータ205''のマグネット228からの磁気を検知しなくなり、媒体検知装置は、媒体203''の通過を検知することができる。
その後、媒体203''の後端が入口センサアクチュエータ205''を通過すると、入口センサアクチュエータ205''はスプリング227''による付勢力により、図中時計周りの方向へ回動し、入口センサアクチュエータ205''の一端側端部205a''がストッパー224''と当接し、図10(a)に示す待機位置に復帰する。
本実施形態に係る媒体検知装置では、ストッパー223''により入口センサアクチュエータ205''の回動角度に制限がかかる。したがって、入口センサアクチュエータ205''の先端部205c''が搬送ローラ206'',207''による媒体203''の挟持位置と媒体搬送路226''とを結ぶ線よりも下がらないため、入口センサアクチュエータ205''の復元力が一定となる。その結果、入口センサアクチュエータ205''の一端側端部205a''がストッパー224''と当接したときの跳ね返りによる反発力も一定値以下となるため、チャッタリングの発生を抑えることができる。よって、本実施形態に係る媒体検知装置によれば、先の媒体の後端検知から後の媒体の先端検知を確実に行うことができる。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、センサアクチュエータの回動角度の範囲を規制することにより、センサアクチュエータの復元時に発生する反発力を一定値以下とすることができるため、センサアクチュエータの跳ね返りによるチャッタリングの発生を抑制することができる。
本発明の実施形態の説明において、画像形成装置の一例としてプリンタを用いて説明したが、これ以外にも、マルチファンクションプリンタ、ファックス、又は複写機等の画像形成装置に対しても本発明は適用可能である。
また、本発明の実施形態の説明において、現像部を1つ備えたプリンタについて説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ブラック、マゼンタ、イエロー、シアンの4色の現像剤像を現像する現像部を備えたカラープリンタに対しても本発明は適用可能である。
10 定着部
11 加熱ローラ
12 加圧ローラ
111 ヒータ
200 プリンタ
201 給紙ローラ
202 給紙スタッカ
203 媒体
204 分離フレーム
205 入口センサアクチュエータ
206,206',206'' 搬送ローラ
207,207',207'' 搬送ローラ
208 書込みセンサアクチュエータ
209 感光ドラム
210 帯電ローラ
211 露光ヘッド
212 現像ローラ
213 転写ローラ
214 クリーニングローラ
215 排出センサアクチュエータ215
216,217 排出ローラ
218,219 排出ローラ
220 排出スタッカ
221 トナータンク
222,222',222'' フォトセンサ
223,223',223'' ストッパ
224,224'' ストッパ
225,225',225'' 媒体搬送ガイド
226,226',226'' 媒体搬送路
227,227',227'' スプリング
228 マグネット
229 磁気センサ
230 現像部

Claims (5)

  1. 媒体搬送路上を搬送される媒体と接触することにより回動するレバー部材と、
    前記媒体搬送路上に前記媒体を搬送する搬送ローラ対と、
    前記レバー部材の回動動作を検知するセンサと、
    前記レバー部材を回動方向に付勢する付勢部材と、
    前記付勢部材による前記レバー部材の回動を規制する第1の規制部材と、
    前記媒体との接触による回動のときに、前記レバー部材の先端部が前記搬送ローラ対による前記媒体の挟持位置と前記媒体搬送経路とを結ぶ線上よりも下がらないように阻止する第2の規制部材とを備えること
    を特徴とする媒体検知装置。
  2. 前記センサは、
    光の透過を検知する透過型フォトセンサであること
    を特徴とする請求項1記載の媒体検知装置。
  3. 前記センサは、
    光の反射光を検知する反射型フォトセンサであること
    を特徴とする請求項1記載の媒体検知装置。
  4. 前記センサは、
    磁気センサであること
    を特徴とする請求項1記載の媒体検知装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の媒体検知装置を備えること
    を特徴とする画像形成装置。
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