JP5980153B2 - クリーム状皮膚洗浄料 - Google Patents
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例えば、特許文献1(特開2011−213693号公報)には、「(A)カルボベタイン型両性界面活性剤、(B)高級脂肪酸塩、(C)アシルメチルタウリン型陰イオン性界面活性剤及び(D)平均分子量が1000〜4000のポリエチレングリコールを含有し、その含有量が(A)0.5〜10重量%、(B)10〜50重量%、(C)0.5〜5重量%及び(D)1〜5重量%含有することによって、起泡性に優れ、すすぎ時のぬめり感や洗浄後のつっぱり感が少なく、さらに経時安定性に優れたクリーム状洗顔料」が記載されています。(D)成分の配合により洗浄後のツッパリ感の改良は認められましたが、使用後に保湿効果が感じられるものではありませんでした。
特許文献2(特開2007−269704号公報)には、「(a)高級脂肪酸塩(b)ジアルキルジアリル4級アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合体(c)ジグリセリン骨格を有する油剤を配合することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。更に、成分(d)として、アルキロイル基の炭素数が8〜16であるアルキロイルメチルタウリン塩が配合されていることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。使用時の泡の起泡力、泡のキメ細かさに優れ、また柔らかく弾力性のある泡を持続することができ、なおかつ後肌のしっとり感にも優れた皮膚洗浄剤組成物。」が記載されていますが、使用後にしっとり感というよりは、油性感の残る洗い上がりになる欠点が認められました。
特許文献3(特開2005−306843号公報)には、「次の成分(A)〜(C)、(A)洗浄性界面活性剤 5〜30質量%(B)カチオン化セルロース 0.01〜3質量%(C)ジアルキルジアリル4級アンモニウム塩・アクリルアミド共重合体 0.01〜2質量%を必須成分として含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。洗浄中の泡立ちが良好で十分な洗浄効果が得られ、しかも洗い上がりの肌がつっぱることなく、乾燥後の肌にうるおい感、しっとり感を付与して柔軟性のある肌にする、優れた皮膚コンディショニング効果を有する皮膚洗浄剤組成物を提供すること。」が記載されています。しかしながらジアルキルジアリル4級アンモニウム塩・アクリルアミド共重合体を配合することにより、使用時に目にしみるなど、安全性に問題がありました。
そこで本発明の目的は、高級脂肪酸石けんを主洗浄料として含有するクリーム状皮膚洗浄料において、泡立ち、泡量、泡質(キメ、弾力性)、洗浄力、泡切れ、経時安定性が良好で、洗い流した後にしっとり感を有するクリーム状皮膚洗浄料を提供することにある。
(A)高級脂肪酸塩をクリーム状皮膚洗浄料全量に対し25〜50質量%と、
(B)N−アシルアルキルタウリン塩と、
(C)塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、
を含有するクリーム状皮膚洗浄料を提供する。
(A)高級脂肪酸塩をクリーム状皮膚洗浄料全量に対し25〜50質量%と、
(B)N−アシルアルキルタウリン塩と、
(C)塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、
を含有するクリーム状皮膚洗浄料を提供するものである。
実際に使用して泡立ちを「非常にはやい:◎」、「はやい:○」、「すぐには泡立たない:△」、「おそい:×」として評価した。
「泡量」
実際に使用して泡の量を「非常に多い:◎」、「多い:○」、「やや少ない:△」、「少ない:×」として評価した。
「泡質(キメ)」
実際に使用して泡のキメを「非常に細かい:◎」、「細かい:○」、「やや大きい:△」、「大きい:×」として評価した。
「泡質(弾力性)」
実際に使用して泡の弾力性を「非常にある:◎」、「ある:○」、「ややない:△」、「ない:×」として評価した。
「眼刺激」
実際洗顔を行い、目にしみるかどうかを「しみない:○」、「ややしみる:△」、「目が痛い:×」として評価した。
「洗浄力」
人工皮脂をしみこませた布を洗浄し、汚れ落ちを「良好である:○」、「汚れ残りがある:△」として評価した。
「泡切れ」
実際に使用して洗い流し時の泡切れを「非常に良好である:◎」、「良好である:○」、「やや悪い:△」、「悪い:×」として評価した。
「しっとり感」
実際に洗顔し、タオルドライした後の肌の状態を「非常にしっとりしている:◎」、「しっとりしている:○」、「やや乾燥する:△」、「乾燥する:×」として評価した。
「経時安定性」
40℃恒温槽1ヶ月保存後の状態を観察し、「変化なし:○」、「分離,油浮きなどの変化が認められる:×」として評価した。
Claims (1)
- 次の成分(A)〜(D):
(A)高級脂肪酸塩をクリーム状皮膚洗浄料全量に対し25〜50質量%と、
(B)N−アシルアルキルタウリン塩と、
(C)塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、
(D)グリセリンモノ脂肪酸エステル
を含有するクリーム状皮膚洗浄料。
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JP2013057851A JP5980153B2 (ja) | 2013-03-21 | 2013-03-21 | クリーム状皮膚洗浄料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013057851A JP5980153B2 (ja) | 2013-03-21 | 2013-03-21 | クリーム状皮膚洗浄料 |
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JP2014181223A JP2014181223A (ja) | 2014-09-29 |
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Family Applications (1)
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JP2013057851A Active JP5980153B2 (ja) | 2013-03-21 | 2013-03-21 | クリーム状皮膚洗浄料 |
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JP3969709B2 (ja) * | 2002-05-08 | 2007-09-05 | 株式会社資生堂 | 液体洗浄料 |
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2013
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JP2014181223A (ja) | 2014-09-29 |
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