JP5979981B2 - 画像処理システム及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザが携帯する通信装置と画像データを送受信し、該画像データに関する画像処理を行なう画像処理装置とを含む画像処理システムに関する。特に、複数の不特定の通信装置との接続を考慮し、各通信装置と、画像処理及び該画像処理に対する課金処理との対応付けの誤りを防止することが可能な画像処理システム及び画像処理方法に関する。
所謂スマートフォンと呼ばれる可搬型の通信装置が広く普及している。この手の通信装置は、カメラ、ゲーム、及びメディアプレーヤーなどの機能に加え、種々のアプリケーションを追加して多様な機能を持たせることができるなど利便性が高い。これに対し、昨今では、複合機などの印刷出力装置を不特定のユーザが利用できるように公共の場に設置し、カメラ機能を有する通信装置で撮影した画像を印刷出力するサービスがある。このようなサービスでは、通信装置に記憶されている画像データをどのようにして印刷出力装置へ送信するかが問題であった。
送信の方法として、既存のサービスでは大抵3つの方法が用いられている。1つ目は、通信装置に記憶されている画像データを当該通信装置に着脱可能な記憶媒体に記憶し、画像データが記憶された記憶媒体を印刷出力装置に読み込ませる方法である。2つ目は、通信装置と印刷出力装置とを有線接続して直接的に通信できるようにし、通信装置から画像データを印刷出力装置へ送信する方法である。3つ目は、印刷出力装置が赤外線通信を行なう通信部を備え、通信装置から印刷出力装置へ画像データを赤外線通信により送信する方法である。
1つ目の方法では、ユーザにとって記憶媒体の着脱、記憶媒体へ画像データの複製の操作は煩雑と言える。2つ目の方法でも、有線ケーブルの着脱操作が煩雑である。3つ目の方法では、赤外線通信による画像データの送信中に、ユーザは赤外線通信範囲内に通信端末装置を保持し続ける必要がある。赤外線通信による通信速度は無線LAN通信、有線LAN通信等と比較して遅い上、通信装置が記憶している画像データは高品質化しておりデータ量が多いので、ユーザは長い間、狭い有効範囲内に通信装置を保持しなければならない。
そこで、携帯電話機などの通信装置から無線通信により、印刷出力装置へ直接的に画像データを送信して印刷出力することが可能なシステムが実現されている。
例えば特許文献1には、電子カメラ(携帯端末)及び店頭に設置された店頭端末に無線通信を実現する構成部を備え、電子カメラが、店頭端末と無線通信が可能な範囲に入った場合に、電子カメラの情報処理手段が、指定された画像データ及びプリント注文ファイルを店頭端末へ送信し、店頭端末は、送信された画像データ及びプリント注文ファイルに基づき、プリントエンジンによって印刷出力するサービスが開示されている。
特許文献2には、ネットワークに接続されている複合機が、携帯端末からの実行開始要求を取得し、取得した要求に応じて印刷ジョブを実行するシステムが開示されている。また、特許文献2には、実行開始要求を取得した場合に、印刷が実行可能な状態であるか否かを判別し、実行可能状態であるときには排他実行権限を設定し、排他実行権限の設定後に他の端末装置から取得された実行開始要求をブロックする構成が開示されている。
特開2002−185895号公報 特開2009−086976号公報
印刷出力装置を公共の場に設置し、通信装置から画像データを無線通信により印刷出力装置へ送信して印刷出力するサービスでは、不特定の通信装置が任意のタイミングで印刷出力装置へ印刷指示を送信することが可能となる。したがって、同時的に複数の通信装置から印刷指示を受信する場合があり、印刷結果の取り違いが発生する可能性がある。更に、公共の場での印刷出力サービスでは、課金処理が必要となる。料金を投入したユーザと、該ユーザが所持する通信装置からの印刷指示との対応付けをどのようにするかが問題となる。
特許文献1には、店頭端末は利用料金の挿入を受け付ける挿入口を備え、印刷処理を行なってから利用料金を請求することが記載されている。また、複数の携帯端末との無線通信が可能な状態であるときに、ユーザの携帯端末を特定するために、携帯端末固有のIDを店頭端末で受け付け、当該IDを持つ携帯端末のみと情報を送受信することが記載されている。しかしながら、複数の携帯端末から同時的に送信された画像データを受信した場合の処理については記載がなく、利用料金についても結果物に対して料金を請求すると記載されているのみである。
特許文献2には、取り違いを防止すべく、排他実行権限を設定することで他の端末装置からの要求を排他制御する構成が開示されているが、社内ネットワークなどで用いるシステムを想定しているため、課金処理との対応付けについて考慮されていない。
なお、公共の場に設置された複合機を用いたサービスでは、画像処理の内容は印刷処理に限らない。原稿を複合機1で読み取って画像データを携帯端末にて受信するために、ユーザが料金を支払う場合も同様に、読み取りによって生成された画像データの誤送信の防止、課金処理との対応付けが必要となる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、不特定の通信装置からの印刷指示等の画像処理要求を同時的に受信する場合を考慮し、通信装置における操作性を良好にすると共に、各通信装置と、画像処理及び該画像処理に対する課金処理との対応付けの誤りを防止することが可能な情報処理システム、該情報処理システムを構成する情報処理装置、及び通信装置と情報処理装置との間の通信接続方法を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理システムは、画像データを記憶する手段、無線通信により前記画像データ又は各種情報を送受信する第1通信手段を備える一又は複数の通信装置と、該通信装置と無線通信により情報を送受信する第2通信手段を備え、前記通信装置から受信した画像データ又は前記通信装置へ送信する画像データに対する所定の画像処理を行なう画像処理装置と含む画像処理システムにおいて、前記一又は複数の通信装置は、前記画像処理装置へ自装置の識別情報を含む画像処理要求を前記第1通信手段により送信、前記画像処理装置は、画像処理要求を受信した場合、前記一又は複数の通信装置とデータ送受信のための通信接続を確立する接続手段と、前記画像処理装置を専有させるための専有識別情報を出力する出力手段とを備え、前記一又は複数の通信装置は、前記専有識別情報を取得する手段を更に備え、該手段が取得した前記専有識別情報及び自装置の識別情報を前記第1通信手段により送信し、前記画像処理装置は、前記専有識別情報及び通信装置の識別情報を共に前記第2通信手段により受信し、前記専有識別情報を受信した順序に基づき、専有させる一の通信装置を特定する特定手段と、該特定手段が特定した前記一の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理の実行を開始する実行手段と、該実行手段による処理が完了するまで、前記特定手段が特定した前記一の通信装置以外の他の通信装置からの画像処理要求に対する処理を保留する保留手段とを更に備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記画像処理装置は、前記保留手段が保留した前記他の通信装置へ、保留を示す情報を前記第2通信手段により送信することを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記画像処理装置は、料金を受領する料金受領装置と接続する手段と、前記画像処理に係る料金の情報を出力する手段と、前記料金受領装置が前記料金を受領したか否かを判断する判断手段と、前記料金の情報を出力した後の所定の第1時間内に、前記判断手段が、料金を受領したと判断したか否かを判断する手段と、該手段が否と判断した場合、警告を出力する警告出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記画像処理装置は、前記警告出力手段が警告を出力後の所定の第2時間内に、前記判断手段が、料金を受領したと判断したか否かを判断する手段と、該手段が否と判断した場合、前記一の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理、及び該画像処理に対する課金処理を破棄する手段と、前記他の通信装置からの画像処理要求に対する処理の保留を解除する手段とを更に備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記画像処理装置は、前記一の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理、及び該画像処理に対する課金処理の実行を完了した場合、前記他の通信装置からの画像処理要求に対する処理の保留を解除する手段を備え、前記他の通信装置へ、解除を示す情報を前記第2通信手段により送信することを特徴とする。
本発明に係る画像処理システムは、前記一又は複数の通信装置は、記憶してある画像データの内、前記画像処理装置へ送信する一又は複数の画像データの指定を受け付ける手段と、前記通信接続の確立を検知する検知手段とを更に備え、該検知手段が検知した場合に、指定された前記一又は複数の画像データを前記第1通信手段により前記画像処理装置へ送信することを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、画像データを記憶する手段、及び、無線通信により前記画像データ又は各種情報を送受信する第1通信手段を備える一又は複数の通信装置と、該通信装置と無線通信により情報を送受信する第2通信手段、及び、送受信する情報に基づく画像処理を行なう画像処理手段を備える画像処理装置とを含む画像処理システムにて、前記画像処理装置が、前記通信装置から受信した画像データ又は前記通信装置へ送信する画像データに対する所定の画像処理を行なう画像処理方法において、前記一又は複数の通信装置は、前記画像処理装置へ自装置の識別情報を含む画像処理要求を前記第1通信手段により送信し、前記画像処理装置は、前記画像処理要求を受信した場合、前記一又は複数の通信装置とデータ送受信のための通信接続を確立し、前記画像処理装置を専有させる専有識別情報を出力し、前記一又は複数の通信装置は、前記専有識別情報を取得し、取得した前記専有識別情報及び前記通信装置の識別情報を前記第1通信手段により送信し、前記画像処理装置は、出力した専有識別情報及び通信装置の識別情報を共に前記第2通信手段により受信し、前記専有識別情報を受信した順序に基づき、専有させる一の通信装置を特定し、特定した前記一の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理の実行を開始し、開始された処理が完了するまで、特定した前記一の通信装置以外の他の通信装置からの画像処理要求に対する処理を保留することを特徴とする。
また本発明に係る画像処理方法は、前記画像処理装置は更に、前記一の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理、及び該画像処理に対する課金処理の実行を完了した場合、前記他の通信装置からの画像処理要求に対する処理の保留を解除し、前記他の通信装置へ、解除を示す情報を前記第2通信手段により送信することを特徴とする。
また本発明に係る画像処理方法は、前記一又は複数の通信装置は更に、記憶してある画像データの内、前記画像処理装置へ送信する一又は複数の画像データの指定を受け付け、
前記通信接続の確立を検知し、前記通信接続の確立が検知された場合に、指定された前記一又は複数の画像データを前記第1通信手段により前記画像処理装置へ送信することを特徴とする。
本発明では、通信装置と画像処理装置とが情報を送受信し、画像処理装置が画像処理を実行するに際し、画像処理装置は、画像処理装置自身が出力した専有識別情報を送信してきた通信装置からの画像処理要求に基づく画像処理を専有して実行する。そして、画像処理装置は、他の通信装置からの画像処理要求に基づく画像処理については保留する。これにより、画像処理装置と複数の通信装置との間で通信接続が確立されても、専有識別情報を確認できる一の通信装置からの画像処理要求に基づく画像処理に限られる。
本発明では、画像処理の保留がされた通信装置へは保留情報が送信される。通信装置では保留中であることを確認することが可能となる。
本発明では、専有中の一の通信装置からの画像処理要求に基づく画像処理と、料金受領装置における料金との対応付けが明確となる。また、第1時間内に料金が受領されない場合に、警告が出力されるので、専有時間が不要に長期化することを抑制することが可能である。そして、保留中の他の通信装置からの画像処理を実行することが可能となる。
本発明では、専有中の一の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理について警告出力後の第2時間内に料金が受領されない場合には、当該画像処理は破棄され、保留中の他の通信装置へ解除を示す情報が送信され、他の通信装置からの画像処理要求に係る画像処理の実行が可能となる。一の通信装置による専有時間が不要に長期化することを抑制することが可能である。
本発明では、専有中の一の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理が完了した場合は、他の通信装置の保留が解除され、解除を示す情報が他の通信装置へ送信される。これにより、他の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理が可能になることを認識することができる。
本発明では、通信装置は記憶してある画像データを指定する操作を受け付けるのみで、通信装置が夫々自動的に、通信接続且つ画像データの送受信を行なう。
本発明による場合、無線通信機能を有して通信装置からの画像処理要求に対して画像処理を行なうに際し、画像処理装置は、不特定の通信装置からの画像処理要求を同時的に受信する場合を考慮し、通信装置における操作性を良好にすると共に、各通信装置と、画像処理及び該画像処理に対する課金処理との対応付けの誤りを防止することが可能である。
実施の形態1のプリントサービスシステムの構成を模式的に示す模式図である。 実施の形態1における複合機の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1における携帯端末の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1における複合機にてプリントサービスを実行する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1における複合機にてプリントサービスを実行する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1の携帯端末における処理手順の一例を示すフローチャートである。 各携帯端末にて表示される画像データを選択する画面例を示す説明図である。 各携帯端末にて表示される専有識別コードの入力画面の例を示す説明図である。 実施の形態1における複合機の表示部に表示される専有識別コードの表示例を示す説明図である。 携帯端末の表示部に表示される専有接続状態を示すメッセージ及び料金の表示例を示す説明図である。 携帯端末の表示部に表示される保留されたことを示すメッセージの表示例を示す説明図である。 実施の形態2における複合機にてプリントサービスを実行する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2における複合機にてプリントサービスを実行する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2における携帯端末での処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
なお、実施の形態1及び2では本発明を、画像データを無線通信により送信する機能を有し、ユーザが携帯所持する携帯端末(通信装置)、携帯端末から送信される画像データを受信して印刷出力する複合機(画像処理装置)とからなるプリントサービスシステムに適用した例を挙げて説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1のプリントサービスシステムの構成を模式的に示す模式図である。プリントサービスシステムは、コンビニエンスストアなどの店舗、又は、図書館などの公共施設など、不特定のユーザが利用できる場所に設置された複合機1と、不特定のユーザが所持する携帯端末2とを含む。複合機1は、無線通信の有効エリア内に存在する携帯端末2と無線通信により接続することができる。複合機1は、料金受領装置3と有線接続されている。このようなシステムにより、ユーザは携帯端末2に記憶されてある画像データを無線通信により複合機1へ送信し、料金受領装置3にて料金を支払い、複合機1にて課金処理及び印刷出力を行なってプリントサービスを実現する。
本発明では、不特定の複数のユーザが夫々携帯端末2を携帯し、複合機1の無線通信の有効エリア内に進入し、プリントサービスを利用しようとするに際し、印刷結果の取り違い又は課金処理の誤りを防ぐものである。
図2は、実施の形態1における複合機1の内部構成を示すブロック図である。複合機(MFP:Multi Function Peripheral )1は、印刷出力機能(プリンタ)、読取機能(スキャナ)、FAX機能等を備えて画像データに対する処理を行なう情報処理装置である。複合機1は、各構成部を制御する制御部10と、各種情報を記憶する記憶部11と、一時的な情報を記憶する一時記憶部12と、LCD(Liquid Crystal Display)を用いた表示部13と、ハードウェアキー又はタッチパネル等を用いた操作部14と、無線通信を実現する無線通信部15と、有線通信を実現する有線通信部16と、印刷出力機能を実現する画像形成部17とを備える。また、複合機1は、印刷出力結果が排出される排紙トレイ18を備える。複合機1は、そのほかに、読取機能を実現するための画像読取部、及び電話網を介してFAX通信を行なうためのFAX通信部等、多数の機能を実現するための構成部を有するが、ここでは図示及び詳細な説明を省略する。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit )を用い、記憶部11に記憶されている制御プログラムに基づき、各構成部を制御する。
記憶部11は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)を用いる。記憶部11には、複合機1のSSID(Service Set Identifier)が記憶されており、制御部10から読み出し可能である。記憶部11は、通信装置2から受信する画像データを記憶してもよい。
一時記憶部12は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)又はSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリを用いる。一時記憶部12は、制御部10の処理によって発生した情報を一時的に記憶する。一時記憶部12は、通信装置2から受信する各種情報を一時的に記憶する。
表示部13は、LCDを用いる。操作部14は、LCD上に設けられたタッチパネル及び表示部13に隣接して設けられたハードウェアキーを用いる。表示部13が各種アイコン又はボタンを表示しているときに、ユーザが触れたタッチパネル上の位置、又はユーザが押下したハードウェアキーを操作部14が検知する。操作部14は、ユーザが触れた位置情報、又は押下されたハードウェアキーを特定する情報を制御部10へ通知する。
無線通信部15は、無線通信アンテナと、該アンテナにより受信した信号及び送信する信号を処理する信号処理部とを含んで構成される。無線通信部15は、携帯端末2との無線通信機能を実現する。無線通信部15は、アクセスポイントの機能、即ち無線LANにおける親機の機能を有する。なお、無線通信部15はアクセスポイントの機能を有さずともよい。その場合、無線通信部15は、施設内に配備された局所的なネットワークのアクセスポイントを経由して通信装置と接続する。
有線通信部16は、通信線の接続部と該接続部により受信した信号及び送信する信号を処理する処理部とを含んで構成される。有線通信部16は、料金受領装置3との情報の送受信を実現する。なお料金受領装置3との通信も無線であっても構わない。
画像形成部17は、プリンタユニットを用いる。プリンタユニットは、複合機1の本体内部に、スキャナユニットの下側に配置される。画像形成部17は、制御部10から与えられた画像データに基づいてトナー像を生成する画像処理部と、トナー像を用紙上に転写する印字エンジンとを含んで構成され、所定の媒体に画像を印刷出力する。画像形成部17は、印刷出力済みの所定の媒体を排紙トレイ18へ排出するようにしてある。
排紙トレイ18は、排出された所定の媒体が排紙トレイ上に存在するか否かのセンサを備えている。該センサの出力は制御部10へ接続され、制御部10は、排紙トレイ18の印刷出力結果が回収されたか否かを検知することができる。
図3は、実施の形態1における携帯端末2の内部構成を示すブロック図である。携帯端末2は、所謂スマートフォンと呼ばれる携帯電話機である。携帯端末2は、タブレット型PC(パーソナルコンピュータ)であってもよい。携帯端末2は、各構成部を制御する制御部20と、各種情報を記憶する記憶部21と、一時的な情報を記憶する一時記憶部22と、LCDを用いた表示部23と、各種キー及びタッチパネルを用いた操作部24と、無線通信を実現する通信部25とを備える。携帯端末2は、そのほかに、音声通話を実現するマイクロフォン、スピーカ、及び音声入出力処理部、並びに、カメラ機能を実現するための撮像部及び画像処理部を有するが、ここでは図示及び詳細な説明を省略する。
制御部20は、CPUを用い、記憶部21に記憶されている制御プログラムに基づき各構成部を制御する。制御部20は、記憶部21に記憶されている各種アプリケーションプログラム(以下、アプリという)に基づき、多様な機能を発揮する。
記憶部21は、フラッシュメモリを用いる。記憶部21には、上述した制御プログラムと、画像データの印刷出力を複合機1等のプリントサービスにおける複合機1にて行なうために用いられるプリントアプリが記憶されている。また記憶部21には、該携帯端末2の固有の識別情報を記憶しており、制御部20から読み出すことが可能である。一時記憶部22は、RAMを用いて制御部20の処理によって発生した一時的な情報を記憶する。
表示部23は、LCDを用いる。操作部24は、LCD上に設けられたタッチパネル又は各種キーを用いる。表示部23が各種アイコン又はボタンを表示しているときに、ユーザが触れたタッチパネル上の位置、又はユーザが押下した各種キーを操作部24が検知する。操作部24は、ユーザが触れた位置情報又は押下された各種キーを特定する情報を制御部20へ通知する。
通信部25は、無線通信アンテナと、該アンテナにより受信した信号及び送信する信号を処理する信号処理部とを含んで構成される。通信部25は、複合機1との無線通信機能を実現する。
料金受領装置3は所謂コインベンダであり、硬貨投入口31と返却口32とを設けた筐体30を備える。筐体30には、投入済み料金を表示するための情報表示灯が備えられていてもよい。筐体30内部には、CPUを含む制御部と、硬貨識別機とが備えられている(いずれも図示せず)。料金受領装置3の制御部は、硬貨投入口31にて投入された硬貨を硬貨識別機により判別し、合計額を算出して複合機1へ送信する。また、料金受領装置3の制御部は、複合機1から送信された返却金額分の硬貨を、返却口32から排出する。なお料金受領装置3はコインベンダのみならず、電子マネーの処理機器であってもよい。
上述したように構成される画像処理システムにて、携帯端末2から複合機1へ接続し、画像データを送信して複合機1にて印刷出力する場合の手順について、フローチャート及び操作画面例を参照しつつ説明する。
図4及び図5は、実施の形態1における複合機1にてプリントサービスを実行する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下に示す処理手順は、後述する図7のフローチャートに示す携帯端末2における処理手順と対応する。複合機1では、制御部10が表示部13に初期画面を表示した状態で以下の処理を実行する。なお、以下の処理手順は複数の携帯端末2夫々に対応して実行され、且つ同時的に実行可能な処理とする。
制御部10は、複合機1のSSIDの情報を含む電波を無線通信部15から発信させ(ステップS101)、無線通信部15にて携帯端末2からの接続要求を受信したか否かを判断する(ステップS102)。制御部10は、接続要求を受信していないと判断した場合(S102:NO)、処理をステップS102へ戻し、電波を発信させたまま接続要求を受信するまで待機する。
制御部10は、接続要求を受信したと判断した場合(S102:YES)、携帯端末2とのデータ送受信のための無線通信接続を確立する(ステップS103)。ステップS103において具体的には、制御部10は、携帯端末2のネットワーク識別情報を発行し、携帯端末2へ送信する。他の携帯端末2との無線通信接続が確立されていても、ステップS103による通信接続の確立は実行される。
次に制御部10は、ステップS103で接続を確立させた携帯端末2から画像データ及び該携帯端末2の識別情報を含む印刷指示を受信する(ステップS104)。
制御部10は、複合機1が他の携帯端末2に専有されているか否かを判断する(ステップS105)。具体的には、制御部10は以下に示すように携帯端末2の識別情報に対応付けて、専有接続状態を示す情報を記憶部11又は一時記憶部12に記憶しておき、制御部10は、いずれかの携帯端末2が専有接続状態であるか否かを判別することが可能である。
制御部10は、複合機1が他の携帯端末2に専有されていないと判断した場合(S105:NO)、保留中であったか否かを判断する(ステップS106)。具体的には、制御部10は、後述にて説明する保留情報を送信済みであるか否かを判断し、送信済みで有ると判断した場合、保留中であると判断する。
制御部10は、保留中でないと判断した場合(S106:NO)、複合機1を専有させる携帯端末2を識別するための専有識別コードを発行し(ステップS107)、発行した専有識別コードを表示部13に表示させる(ステップS108)。
制御部10は、ステップS107で発行した専有識別コードを、携帯端末2の識別情報と共に受信したか否かを判断する(ステップS109)。制御部10は、一定期間待っても専有識別コードを受信しないと判断した場合(S109:NO)、処理をステップS105へ戻し、複合機1は他により専有されたか否かを判断し(S105)、専有されている場合には(S105:YES)、後述のステップS120の処理を実行する。
制御部10は、ステップS109にて専有識別コードを受信したと判断した場合(S109:YES)、受信した専有識別コードは、発行してから最初に受信した専有識別コードであるか否かを判断する(ステップS110)。制御部10は、最初に受信した専有識別コードであると判断した場合(S110:YES)、携帯端末2を専有接続状態に設定し(ステップS111)、携帯端末2へ専有接続状態であることを示す状態情報を送信する(ステップS112)。なおステップS111にて制御部10は、当該専有識別コードと共に受信した携帯端末2の識別情報に対応付けて、専有接続状態を示す情報を記憶部11又は一時記憶部12に記憶することにより、専有接続状態を設定する。
制御部10は、ステップS104にて受信してある画像データに基づく印刷出力に掛かる料金を算出し(ステップS113)、算出した料金を示す料金情報を携帯端末2へ送信する(ステップS114)。ステップS114にて制御部10は、受信済みの画像データの名前、サムネイル等の情報を携帯端末2へ料金情報と共に送信してもよい。
制御部10は、送信した料金情報が示す料金が支払われたか否かを判断する(ステップS115)。ステップS115にて具体的には、制御部10は、料金受領装置3が料金を受領した場合に送信される受領金額の情報を受信し、算出した料金情報が示す料金と比較を行なって支払われたか否かを判断する。制御部10は、ステップS115にて料金が未払いであると判断した場合(S115:NO)、処理をステップS115へ戻し、料金が支払われたと判断するまで待機する。
制御部10は、ステップS115にて料金が支払われたと判断した場合(S115:YES)、ステップS104にて受信してある画像データに基づく印刷出力を実行する(ステップS116)。このとき制御部10は、印刷出力の実行の通知を携帯端末2へ送信してもよい。なおステップS115にて料金が支払われたと判断した場合、つり銭が存在するときには、制御部10は、つり銭の金額の情報を、有線通信部16から料金受領装置3へ送信する。
なおステップS116における処理では、携帯端末2からの印刷指示には画質、カラー/モノクローム設定等の設定情報が含まれるようにしておき、制御部10は、印刷指示に含まれる画像データを、印刷指示に含まれる設定情報に基づき画像形成部17へ与えて印刷出力を行なわせてもよい。これにより、印刷設定を携帯端末2にて設定しておき、自動的にユーザの好みの印刷方法で出力することが可能となる。
制御部10は、印刷出力が完了し、印刷結果がユーザにより排紙トレイ18から回収されたか否かを判断する(ステップS117)。制御部10はこのとき、印刷出力完了の通知を携帯端末2へ送信してもよい。制御部10は、未回収であると判断した場合(S117:NO)、処理をステップS117へ戻し、回収されたと判断するまで待機する。
制御部10は、ステップS117にて印刷結果が回収されたと判断した場合(S117:YES)、携帯端末2の専有接続状態を解除し(ステップS118)、データ送受信の通信接続を切断し(ステップS119)、処理を終了する。ステップS118にて具体的には、制御部10は、記憶部11又は一時記憶部12に記憶していた携帯端末2の識別情報と専有接続状態を示す情報との対応を削除する。
制御部10は、ステップS105にて他の携帯端末2に専有されていると判断した場合(S105:YES)、又は、発行してから最初に受信した専有識別コードでないと判断した場合(S110:NO)、複合機1が使用中であることを示す保留情報を携帯端末2へ送信し(ステップS120)、処理をステップS105へ戻す。
また、ステップS106にて保留中であったと判断した場合(S106:YES)、他の携帯端末2による専有が解除されたことを示す情報を送信し(ステップS121)、処理をステップS107へ進めて新たに専有識別コードを発行する処理へ進む(S107)。
次に、携帯端末2における処理について説明する。
図6は、実施の形態1の携帯端末2における処理手順の一例を示すフローチャートである。以下に示す処理手順は、上述の図4及び図5のフローチャートに示した複合機1における処理手順と対応する。ユーザの操作により制御部20がプリントアプリを読み出して実行した場合に、携帯端末2の制御部20は以下の処理を実行する。
制御部20は、印刷対象の画像データの選択を操作部24により受け付ける(ステップS201)。
次に制御部20は、複合機1のSSIDの情報を含む電波を検知し(ステップS202)、検知した複合機1へデータの送受信のための接続要求を通信部25から送信する(ステップS203)。
制御部20は、無線通信部15により、複合機1とのデータ送受信のための接続が確立されると、ステップS201にて選択された画像データと、記憶部21に記憶してある携帯端末2の固有の識別情報とを含む印刷指示を複合機1へ送信する(ステップS204)。制御部20は、印刷指示に設定情報を含めてもよい。
制御部20は、専有識別コードを入力するための入力画面を表示部23に表示させ(ステップS205)、操作部14にて入力画面への専有識別コードの入力操作を受け付ける(ステップS206)。制御部20は、入力された専有識別コードと、携帯端末2自身の固有の識別情報とを複合機1へ送信する(ステップS207)。
次に制御部20は、専有接続状態であることを示す状態情報か、又は保留されたことを示す保留情報を受信したか否かを判断する(ステップS208)。制御部20は、専有接続状態を示す状態情報を受信したと判断した場合(S208:専有接続)、専有接続状態に設定され、印刷処理が実行される旨を示すメッセージを表示部23に表示させる(ステップS209)。更に制御部20は、料金情報を受信し(ステップS210)、受信した料金情報に基づき送信済みの画像データの印刷に掛かる料金を表示部23に表示させる(ステップS211)。
制御部20は、複合機1とのデータ送受信のための通信接続が切断されたか否かを判断し(ステップS212)、切断されていないと判断した場合(S212:NO)、処理をステップS212へ戻し、待機する。この間、複合機1にて印刷出力が行なわれる。制御部20は、通信接続が切断されたと判断した場合(S212:YES)、印刷処理が完了したことを示すメッセージを表示部23へ表示し(ステップS213)、処理を終了する。なお、印刷処理の開始、完了の際に複合機1から通知が送信される場合にはこれを受信し、表示部23に表示してもよい。
制御部20は、ステップS208にて保留されたことを示す保留情報を受信したと判断した場合(S208:保留)、印刷指示が保留された旨を示すメッセージを表示部23に表示させる(ステップS214)。
次に制御部20は、他の携帯端末2による専有が解除されたことを示す情報を受信したか否かを判断する(ステップS215)。制御部20は、解除を示す情報を受信していないと判断した場合(S215:NO)、処理をステップS215へ戻し、解除を示す情報を受信したと判断するまで待機する。制御部20は、解除を示す情報を受信したと判断した場合(S215:YES)、処理をステップS205へ戻し、再度、複合機1の表示部13に表示される専有識別コードの入力画面を、表示部23に表示させる(S205)。
上述した複合機1及び携帯端末2における処理手順(図4〜図6)を、異なる2人のユーザが夫々の携帯端末2から、ほぼ同時にプリントサービスを利用しようとした場合の各ユーザA,Bの観点から説明する。
ユーザAの携帯端末2(以下、説明を明確にするために携帯端末2aという。)と、ユーザBの携帯端末2(以下、説明を明確にするために携帯端末2bという。)とが、いずれも複合機1の無線通信部15の有効エリア内に入ったとする。この場合、携帯端末2a及び携帯端末2bのいずれでも、電波が検知され(S202)、画像を選択する画面が表示される。
図7は、各携帯端末2a,2bにて表示される画像データを選択する画面例を示す説明図である。図7に示すように、表示部23にはプリントアプリに基づき、選択操作を指示するメッセージと共に、画像データに基づく各画像のサムネイル(各矩形)が一覧表示され、「OK」アイコン231及び「CANCEL」アイコン232が表示されている。サムネイルではなく、画像の名前の一覧でもよい。ユーザが各画像のサムネイル上のタッチパネルに触れ、「OK」アイコン231上のタッチパネルに触れた場合、操作部24がこれを検知し、制御部20は選択された画像の画像データの識別情報を取得する。これにより、制御部20は画像データの選択を受け付けることが可能である。
画像データが選択されると、携帯端末2a及び携帯端末2bのいずれでも、制御部20は複合機1からの電波を検知し(S202)、接続要求を送信する(S203)。制御部20は、データ送受信の通信接続が確立されると、選択された画像データを含む印刷指示を複合機1へ送信し(S204)、入力画面を表示させる(S205)。
図8は、各携帯端末2a,2bにて表示される専有識別コードの入力画面の例を示す説明図である。図8に示すように、表示部23にはプリントアプリに基づき、画像データの送信完了を示すメッセージと、専有識別コードの入力を促すメッセージとが表示され、専有識別コードの入力ボックス235と、「OK」アイコン236及び「CANCEL」アイコン237が表示されている。
この間、複合機1では制御部10が、いずれの携帯端末2も専有接続状態でも保留中でもないので(S105:NO、S106:NO)、表示部13に専有識別コードが表示されているはずである(S108)。図9は、実施の形態1における複合機1の表示部13に表示される専有識別コードの表示例を示す説明図である。図9に示すように、制御部10の制御によって、例えば専有識別コード「1234」と、4桁の英数字が表示されている。更に、表示されている専有識別コードを携帯端末2の入力画面に入力しなければプリント(印刷出力)が開始されない旨のメッセージが表示されている。ユーザA及びユーザBは、表示部13に表示されている図9に示すような専有識別コードを視認しなければ印刷を行なうことができない。つまり、ユーザは専有識別コードを視認できるほど複合機1に近づかなければならない。携帯端末2aを所持するユーザA、及び携帯端末2bを所持するユーザBは、図8に示すような画面を表示部23に確認した場合、複合機1へ近づき、複合機1の表示部13に表示される図9に示す画面を確認しようとする。このとき、ユーザAが先に複合機1の表示部13の前に立っていた場合、ユーザBはこれを視認して、先にユーザAが使用しようとしていることを認識することができる。ユーザBの携帯端末2bからの送信済み画像データについての印刷出力処理は実行されないので、ユーザAの携帯端末2a、及びユーザBの携帯端末2bの双方から送信済み画像データに基づく印刷出力結果、及び課金処理が錯綜することが回避される。
なお、図9に示す専有識別コードは4桁の英数字とした。しかしながら、これに限らず、1〜3桁、又は5桁以上の数字のみ、又は英字のみであってもよい。専有識別コードは、複合機1の近傍に一時的に存在する複数の携帯端末2a,2bに一時的に確認されればよいから、ランダムな1桁の英数字等でも十分に区別することが可能である。携帯端末固有の識別情報を用いる場合よりも桁数は少なくてもよく、専有識別コードの入力について比較的に煩雑さを感じさせない。
ユーザAが先に複合機1へ近づき、表示部13を視認し、専有識別コードを、携帯端末2aの表示部23に表示されている入力画面(図8)に入力し、「OK」アイコン236上のタッチパネルに触れたとする。ユーザAが所持する携帯端末2aの制御部20が、専有識別コードを受け付け(S206)、携帯端末2aの識別情報と共に送信する(S207)。これに対し複合機1の制御部10は、専有識別コード及び識別情報を受信し(S109:YES)、最初に受信した専有識別コードであると判断し(S110:YES)、携帯端末2aの識別情報に基づき、専有接続状態を設定し(S111)、専有接続状態を示す状態情報を送信する(S112)。携帯端末2aの制御部20は、状態情報を受信して(S208:専有接続)、専有接続状態を示すメッセージを表示部23に表示させる(S209)。また、複合機1では制御部10が料金情報を送信し(S114)、携帯端末2aの制御部20は料金情報を受信して(S210)、表示部23に表示させる(S211)。
図10は、携帯端末2aの表示部23に表示される専有接続状態を示すメッセージ及び料金の表示例を示す説明図である。図10に示すように、専有接続状態となって送信した画像データの印刷出力が行なわれる携帯端末2aでは、プリントが開始される旨、及び料金が表示されている。複合機1を専有しているユーザAは図10に示すような画面例を確認すると、料金受領装置3の料金投入口31へ硬貨を投入する。これにより、専有接続状態となった携帯端末2aに掛かる課金処理のみが実行され、課金処理の誤りの発生を防止することができる。
一方の携帯端末2bに対しては、携帯端末2bから専有識別コードが送信されないので、制御部10は、S109にて専有識別コードを受信しないと判断し(S109:NO)、複合機1は他により専有されていると判断し(S105:YES)、保留情報を送信する(S120)。携帯端末2bの制御部20は、保留情報を受信して(S208:保留)、保留された旨を示すメッセージを表示部23に表示する(S214)。
図11は、携帯端末2bの表示部23に表示される保留されたことを示すメッセージの表示例を示す説明図である。図11には、保留されたこと、及び、保留が解除されて使用可能になった場合には専有識別コードの入力画面が再表示されることが示されている。ユーザBは、表示部23に図11に示すような画面例を確認すると、他のユーザAが複合機1の近くに立って専有していることを認識していなくとも、他のユーザが使用していることを認識することができる。したがって、ユーザBが、携帯端末2bからの画像データに基づく印刷処理が行なわれたと誤認識することはなく、誤って排紙トレイ18から印刷出力結果を取り出すこともない。
また、ユーザAの携帯端末2aからの画像データに基づく印刷処理が完了した場合、ユーザBの携帯端末2bへ、複合機1にて保留が解除されたことが通知されるので、ユーザBは携帯端末2bの表示部23を確認することで、これを認識することができる。
なお、図7から図11に示した画面例は、あくまで一例であって、他の画面構成にて実現されてもよいことは勿論である。
(実施の形態2)
実施の形態2では、専有識別コードに有効期間を設ける。実施の形態2におけるプリントサービスシステムの構成は、後述する複合機1における詳細な処理手順以外は、実施の形態1における構成と同様である。したがって、実施の形態1と共通する構成には同一の符号を付し、夫々の詳細な説明を省略する。
図12及び図13は、実施の形態2における複合機1にてプリントサービスを実行する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下に示す処理手順の内、実施の形態1における図4及び図5のフローチャートに示した処理手順と共通する処理手順には、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
実施の形態2では、制御部10は、ステップS113で算出した料金に関し、料金情報を携帯端末2へ送信後(S114)、料金受領装置3が料金を全額受領したか否かを判断する(ステップS130)。制御部10は、料金受領装置3が料金を全額受領したと判断した場合(S130:YES)、処理をステップS116へ進め、印刷処理を実行する。
制御部10は、全額受領していないと判断した場合(S130:NO)、料金情報を送信してから所定の第1時間(例えば1分)が経過したか否かを判断する(ステップS131)。制御部10は、所定の第1時間が経過していないと判断した場合(S131:NO)、処理をステップS130へ戻す。
制御部10は、全額受領しないまま所定の第1時間が経過したと判断した場合(S131:YES)、料金の支払いを促す警告情報を通信端末2へ送信し(ステップS132)、更に、警告後に料金受領装置3が料金を全額受領したか否かを判断する(ステップS133)。
制御部10は、警告後全額受領したと判断した場合(S133:YES)、処理をステップS116へ進め、印刷処理を実行する。
制御部10は、警告後全額受領していないと判断した場合(S133:NO)、警告情報を送信してから所定の第2時間(例えば30秒)が経過したか否かを判断する(ステップS134)。制御部10は、所定の第2時間が経過していないと判断した場合(S134:NO)、処理をステップS133へ戻す。
制御部10は、所定の第2時間が経過したと判断した場合(S134:YES)、専有に係る一の携帯端末2からの印刷指示を破棄する(ステップS135)。ステップS135において制御部10は、後述するように通信接続を切断(S119)するので、受信してある印刷指示に係る画像データを記憶部11から除去してよい。そして制御部10は、携帯端末2へ印刷を実施しないことを通知し(ステップS136)、専有接続状態を解除し(S118)、通信接続を切断し(S119)、処理を終了する。なお、ステップS135では、受信した画像データは記憶部11に保持しておき、再度接続要求を受信した際に、再度受信せずともよいように処理してもよい。
図14は、実施の形態2における携帯端末2での処理手順の一例を示すフローチャートである。以下に示す処理手順の内、実施の形態1における図6のフローチャートに示した処理手順と共通する処理手順には、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図12及び図13のフローチャートにおけるステップS130〜S136の処理に対し携帯端末2では、制御部20が料金を表示した後(S211)、警告情報を受信したか否かを判断し(ステップS220)、受信したと判断した場合(S220:YES)、警告を表示部23に表示させる(ステップS221)。制御部20は、警告情報を受信していないと判断した場合(S220:NO)、処理をステップS212へ進める。
更に制御部20は、印刷指示の破棄の通知を受信したか否かを判断し(ステップS222)、受信したと判断した場合(S222:YES)、印刷が中止されたことを表示部23に表示し(ステップS223)、処理を終了する。制御部20は、警告の表示後、料金が支払われて印刷指示の破棄の通知を受信していないと判断した場合(S222:NO)、処理をステップS212へ進め、切断されるまで待機する。
このように、料金が支払われるまで待機している構成であった実施の形態1に対し、実施の形態2では所定の第1時間及び第2時間経過までに料金が支払われなければ、画像処理は実行されず、破棄される。これにより、例えば携帯端末2aを用いるユーザAによる専有が長期化し、ユーザBの待ち時間が長期化することを抑制し、プリントサービスが効率的に利用されることになる。
実施の形態1及び2では、専有識別コードは、表示部13に表示される英数字からなる情報とした。しかしながら、専有識別コードはこれに限らない。例えば、専有識別コードは二次元バーコードであってもよい。この場合、携帯端末2は専有識別コードの取得手段としてバーコードリーダを備える。ユーザは、バーコードリーダで二次元バーコードを読み取らせる。また、専有識別コードは、RFID(Radio Frequency Identification)又は無線カードリーダ及びライタ等を用いるNFC(Near Field Communication)を利用して、携帯端末2が複合機1から取得するようにしてもよい。この場合、複合機1における表示部13及び操作部14は必須ではない。
なお、本発明は、通信端末装置2で保有している画像データを複合機1から印刷出力するサービスのみならず、複合機1で原稿をスキャンした画像データを通信端末装置2へ送信するサービスにも適用できる。この場合、携帯端末2のプリントアプリでは、複合機1との通信と、複合機1からの画像データの受信を実現する。複合機1では、図4及び図5のフローチャートにおけるステップS104をスキャン指示の受信に代替し、ステップS116及びS117をスキャン実行に代替すればよい。携帯端末2では、図6のフローチャートにおけるステップS201の処理は不要となり、ステップS204をスキャン指示の送信に代替し、ステップS212の前に画像データの受信が完了するまで受信し続ける処理を追加すればよい。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 複合機(画像処理装置)
10 制御部
11 記憶部
13 表示部
14 操作部
15 無線通信部
16 有線通信部
17 画像形成部
2 携帯端末(通信装置)
20 制御部
21 記憶部
23 表示部
24 操作部
25 通信部

Claims (9)

  1. 画像データを記憶する手段、無線通信により前記画像データ又は各種情報を送受信する第1通信手段を備える一又は複数の通信装置と、該通信装置と無線通信により情報を送受信する第2通信手段を備え、前記通信装置から受信した画像データ又は前記通信装置へ送信する画像データに対する所定の画像処理を行なう画像処理装置と含む画像処理システムにおいて、
    前記一又は複数の通信装置は、前記画像処理装置へ自装置の識別情報を含む画像処理要求を前記第1通信手段により送信
    前記画像処理装置は、
    画像処理要求を受信した場合、前記一又は複数の通信装置とデータ送受信のための通信接続を確立する接続手段と、
    前記画像処理装置を専有させるための専有識別情報を出力する出力手段と
    を備え、
    前記一又は複数の通信装置は、
    前記専有識別情報を取得する手段を更に備え、
    該手段が取得した前記専有識別情報及び自装置の識別情報を前記第1通信手段により送信し、
    前記画像処理装置は、
    記専有識別情報及び通信装置の識別情報を共に前記第2通信手段により受信し、
    前記専有識別情報を受信した順序に基づき、専有させる一の通信装置を特定する特定手段と、
    該特定手段が特定した前記一の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理の実行を開始する実行手段と、
    該実行手段による処理が完了するまで、前記特定手段が特定した前記一の通信装置以外の他の通信装置からの画像処理要求に対する処理を保留する保留手段と
    を更に備えることを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記画像処理装置は、
    前記保留手段が保留した前記他の通信装置へ、保留を示す情報を前記第2通信手段により送信するこ
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記画像処理装置は、
    料金を受領する料金受領装置と接続する手段と、
    前記画像処理に係る料金の情報を出力する手段と、
    前記料金受領装置が前記料金を受領したか否かを判断する判断手段と、
    前記料金の情報を出力した後の所定の第1時間内に、前記判断手段が、料金を受領したと判断したか否かを判断する手段と、
    該手段が否と判断した場合、警告を出力する警告出力手段と
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理システム。
  4. 前記画像処理装置は、
    前記警告出力手段が警告を出力後の所定の第2時間内に、前記判断手段が、料金を受領したと判断したか否かを判断する手段と、
    該手段が否と判断した場合、前記一の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理、及び該画像処理に対する課金処理を破棄する手段と、
    前記他の通信装置からの画像処理要求に対する処理の保留を解除する手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の画像処理システム。
  5. 前記画像処理装置は、
    前記一の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理、及び該画像処理に対する課金処理の実行を完了した場合、前記他の通信装置からの画像処理要求に対する処理の保留を解除する手段を備え、
    前記他の通信装置へ、解除を示す情報を前記第2通信手段により送信す
    とを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の画像処理システム。
  6. 前記一又は複数の通信装置は、
    記憶してある画像データの内、前記画像処理装置へ送信する一又は複数の画像データの指定を受け付ける手段と、
    前記通信接続の確立を検知する検知手段と
    を更に備え、
    該検知手段が検知した場合に、指定された前記一又は複数の画像データを前記第1通信手段により前記画像処理装置へ送信す
    とを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の画像処理システム。
  7. 画像データを記憶する手段、及び、無線通信により前記画像データ又は各種情報を送受信する第1通信手段を備える一又は複数の通信装置と、該通信装置と無線通信により情報を送受信する第2通信手段、及び、送受信する情報に基づく画像処理を行なう画像処理手段を備える画像処理装置とを含む画像処理システムにて、前記画像処理装置が、前記通信装置から受信した画像データ又は前記通信装置へ送信する画像データに対する所定の画像処理を行なう画像処理方法において、
    前記一又は複数の通信装置は、前記画像処理装置へ自装置の識別情報を含む画像処理要求を前記第1通信手段により送信し、
    前記画像処理装置は、
    前記画像処理要求を受信した場合、前記一又は複数の通信装置とデータ送受信のための通信接続を確立し、
    前記画像処理装置を専有させる専有識別情報を出力し、
    前記一又は複数の通信装置は、
    前記専有識別情報を取得し、
    取得した前記専有識別情報及び前記通信装置の識別情報を前記第1通信手段により送信し、
    前記画像処理装置は、
    出力した専有識別情報及び通信装置の識別情報を共に前記第2通信手段により受信し、
    前記専有識別情報を受信した順序に基づき、専有させる一の通信装置を特定し、
    特定した前記一の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理の実行を開始し、
    開始された処理が完了するまで、特定した前記一の通信装置以外の他の通信装置からの画像処理要求に対する処理を保留す
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記画像処理装置は更に、
    前記一の通信装置からの画像処理要求に対する画像処理、及び該画像処理に対する課金処理の実行を完了した場合、前記他の通信装置からの画像処理要求に対する処理の保留を解除し、
    前記他の通信装置へ、解除を示す情報を前記第2通信手段により送信する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記一又は複数の通信装置は更に、
    記憶してある画像データの内、前記画像処理装置へ送信する一又は複数の画像データの指定を受け付け、
    前記通信接続の確立を検知し、
    前記通信接続の確立が検知された場合に、指定された前記一又は複数の画像データを前記第1通信手段により前記画像処理装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像処理方法。
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