JP6273929B2 - ジョブ実行システム、画像処理装置、画像処理装置の制御方法及び画像処理装置が実行するプログラム - Google Patents

ジョブ実行システム、画像処理装置、画像処理装置の制御方法及び画像処理装置が実行するプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ジョブを登録する携帯端末とジョブを実行する画像処理装置とを備えるジョブ実行システム、画像処理装置、画像処理装置の制御方法及び画像処理装置が実行するプログラムに関する。
スマートフォンやタブレット端末をはじめとする携帯端末を利用して、複合機等の画像処理装置に実行させるジョブの設定を可能としたシステムが存在する。携帯端末を利用してスキャンジョブの設定を行う場合、複合機から離れた位置でジョブの設定が行われることがあるため、複合機本体の操作パネルを利用してジョブの設定を行う場合と比較して、ジョブの設定操作と、原稿を自動原稿搬送装置の原稿トレイに載置する操作との一連性が低下する傾向があり、また、自らが原稿トレイに載置した原稿をジョブの実行前に他のユーザーに入れ替えられてしまう恐れが高くなる。
そのため、原稿トレイに他のユーザーの原稿が載置されていることに気付かず、その原稿に基づいてスキャンジョブを実行してしまったり、原稿トレイに原稿を載置した後、ジョブの設定をしている間に入れ替えられた他のユーザーの原稿に基づいてスキャンジョブを実行してしまったりすることがあった。
このように、携帯端末を利用して、複合機に実行させるジョブの設定を可能としたシステムにおいては、ユーザーが意図しない原稿に基づいてスキャンジョブを実行してしまうことがあり、これにより、セキュリティーが低下し、また、操作性が悪化するという課題があった。
このような課題に対し、特許文献1には、ネットワークを介して携帯端末と接続可能な画像形成装置であって、接続中の携帯端末の位置を示す位置情報と、画像形成装置の位置を示す位置情報とに基づいて、携帯端末が画像形成装置に対して所定の範囲の中にあるか否かを判定する判定手段と、所定の範囲の中にあると判定した場合に、携帯端末から画像形成装置のローカル操作を行うことを許可する手段とを備えた画像形成装置が開示されている。
特開2013−183215号公報
特許文献1に開示された画像形成装置によると、携帯端末が画像形成装置から所定の範囲の中にあるときに、スキャンジョブに関するジョブの設定が可能となるため、ジョブの設定操作と原稿載置操作との一連性を高められ、また、他のユーザーにより原稿が入れ替えられる恐れも低められるため、ユーザーが意図しない原稿に基づいてスキャンジョブを実行してしまうことによるセキュリティーの低下や操作性の悪化をある程度改善することができる。
しかし、特許文献1に開示された画像形成装置では、所定の範囲内にある携帯端末とスキャンジョブに関する認証を行い、認証された携帯端末を利用してスキャンジョブに関するジョブの設定操作が可能となる。一方、認証された携帯端末を利用してユーザーがジョブの設定操作を行っている間、画像形成装置は、他の携帯端末からのジョブ設定を受け付けない。そのため、例えば、画像形成装置の操作に不慣れなユーザーがジョブの設定操作を行うような場合には、特定のユーザーにより画像形成装置が長時間占有されてしまうこととなり、画像形成装置の稼働率が低下してしまうという課題があった。
また、上述の通り、特許文献1に開示された画像形成装置では、画像形成装置から所定の範囲の中でジョブの設定操作を行わせることで、ユーザーが意図しない原稿に基づいてスキャンジョブを実行してしまう恐れをある程度低下させることはできるものの、もともと原稿トレイに載置されていた他のユーザーの原稿に基づいてスキャンジョブを実行してしまったり、ジョブの設定をしている間に入れ替えられた他のユーザーの原稿に基づいてスキャンジョブを実行してしまったりする恐れは残されており、セキュリティーの低下や操作性の悪化に関する改善の余地があった。また、上記問題はスキャンジョブに限らず、他にもコピージョブなど、原稿トレイに載置した原稿を読み取る動作を含むジョブ(以下、読取ジョブ)に起こりうる問題でもあった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、画像処理装置の稼働率の低下を抑制しつつ、ユーザーが意図しない原稿に基づいて読取ジョブを実行してしまうことによるセキュリティーの低下を抑制することができ、さらに操作性の悪化を改善することができるジョブ実行システム、画像処理装置、画像処理装置の制御方法及び画像処理装置が実行するプログラムの提供を目的とする。
(1)携帯端末と画像処理装置とを備えるジョブ実行システムにおいて、携帯端末は、画像処理装置にジョブを登録する登録部を備え、画像処理装置は、原稿の画像を読み取る読取動作を行う読取部と、認証操作が行われたことに対応して、ジョブの認証を行う認証部と、登録部から登録されたジョブが、読取部による読取動作を含むジョブであるか否かを判断し、読取部による読取動作を含むジョブである場合にジョブの実行を制限する制御部と、を備え、制御部は、登録部から登録されたジョブが読取部による読取動作を含むジョブである場合、ジョブについて、少なくとも認証部による認証が完了するまでジョブの実行を制限し、認証操作と、読取部に対して原稿を載置する原稿載置操作との順番を判断し、原稿載置操作の後に認証操作が行われた場合、実行が制限されていた読取部による読取動作を含むジョブの実行の制限を維持することを特徴とするジョブ実行システム。
)制御部は、原稿載置操作の前に認証操作が行われた場合、実行が制限されていた読取部による読取動作を含むジョブの実行を許可することを特徴とする()に記載のジョブ実行システム。
)画像処理装置は、原稿載置操作の後に認証操作が行われた場合、警告を行う警告部を更に備えることを特徴とする()に記載のジョブ実行システム。
)制御部は、携帯端末又は画像処理装置において、実行の制限が維持された読取部による読取動作を含むジョブについての実行指示をユーザーから受け付けたことに応じて、ジョブの実行を許可することを特徴とする()又は()に記載のジョブ実行システム。
)携帯端末は、登録するジョブの設定を受け付けるジョブ設定受付部を更に備え、登録部は、ジョブを登録するとき、ジョブ設定受付部が受け付けたジョブの設定を、画像処理装置に送信し、画像処理装置は、ジョブの設定に基づいてジョブを実行することを特徴とする()〜()のいずれか一項に記載のジョブ実行システム。
)認証操作は、少なくとも、携帯端末を用いた認証操作、パスワード認証操作、生体認証操作のいずれか1つであることを特徴とする()〜()のいずれか一項に記載のジョブ実行システム。
)画像処理装置にジョブを登録できる携帯端末と通信接続が可能な画像処理装置であって、原稿の画像を読み取る読取動作を行う読取部と、認証操作が行われたことに対応して、ジョブの認証を行う認証部と、通信接続されている携帯端末から登録されたジョブが、読取部による読取動作を含むジョブであるか否かを判断し、読取部による読取動作を含むジョブである場合にジョブの実行を制限する制御部と、を備え、制御部は、携帯端末から登録されたジョブが読取部による読取動作を含むジョブである場合、ジョブについて、少なくとも認証部による認証が完了するまでジョブの実行を制限し、認証操作と、読取部に対して原稿を載置する原稿載置操作との順番を判断し、原稿載置操作の後に認証操作が行われた場合、実行が制限されていた読取部による読取動作を含むジョブの実行の制限を維持することを特徴とする画像処理装置。
)画像処理装置にジョブを登録できる携帯端末と通信接続が可能な画像処理装置の制御方法であって、画像処理装置が備える読取部により原稿の画像を読み取る読取動作を行う読取ステップと、認証操作が行われたことに対応して、ジョブの認証を行う認証ステップと、通信接続されている携帯端末から登録されたジョブが、読取部による読取動作を含むジョブであるか否かを判断し、読取部による読取動作を含むジョブである場合にジョブの実行を制限する制御ステップと、を含み、制御ステップでは、携帯端末から登録されたジョブが読取部による読取動作を含むジョブである場合、ジョブについて、少なくとも認証ステップにおける認証が完了するまでジョブの実行を制限し、認証操作と、読取部に対して原稿を載置する原稿載置操作との順番を判断し、原稿載置操作の後に認証操作が行われた場合、実行が制限されていた読取部による読取動作を含むジョブの実行の制限を維持することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
)画像処理装置にジョブを登録できる携帯端末と通信接続が可能な画像処理装置に、画像処理装置が備える読取部により原稿の画像を読み取る読取動作を行う読取ステップと、認証操作が行われたことに対応して、ジョブの認証を行う認証ステップと、通信接続されている携帯端末から登録されたジョブが、読取部による読取動作を含むジョブであるか否かを判断し、読取部による読取動作を含むジョブである場合にジョブの実行を制限する制御ステップと、を実行させるためのプログラムであって、制御ステップでは、携帯端末から登録されたジョブが読取部による読取動作を含むジョブである場合、ジョブについて、少なくとも認証ステップにおける認証が完了するまでジョブの実行を制限し、認証操作と、読取部に対して原稿を載置する原稿載置操作との順番を判断し、原稿載置操作の後に認証操作が行われた場合、実行が制限されていた読取部による読取動作を含むジョブの実行の制限を維持することを特徴とするプログラム
本発明によると、登録されたジョブが、読取動作を含むジョブであるか否かを判断し、読取動作を含むジョブである場合にジョブの実行を制限することで、登録されたジョブに応じて、読取ジョブの実行を制限するので、ユーザーが意図しない原稿に基づいて読取ジョブを実行してしまうことによるセキュリティーの低下を抑制することができ、さらに操作性の悪化を改善することができる。
本発明に係るジョブ実行システム1のシステム構成図である。 本発明に係るMFP2のハードウェア構成図である。 本発明に係る携帯端末3のハードウェア構成図である。 携帯端末3が備える機能の機能ブロック図である。 MFP2が備える機能の機能ブロック図である。 (a)は、ユーザーからMFP2の検索の指示を受け付ける画面である。(b)は、接続するMFP2の選択をユーザーから受け付ける画面である。 接続中のMFP2に登録可能なジョブ種類の一覧を含む画面である。 (a)は、スキャンジョブのジョブ設定をユーザーから受け付ける画面である。(b)は、プリントジョブのジョブ設定をユーザーから受け付ける画面である。 MFP2にジョブを登録するか否かの選択をユーザーから受け付ける画面である。 (a)は、ジョブが登録されたことと、認証が必要となることを示すメッセージを表示する画面である。(b)は、ジョブが受け付けられたことと、ジョブが実行中であることを示すメッセージを表示する画面である。 原稿が載置された状態でスキャンジョブが認証されたことをユーザーに警告する画面である。 認証操作が原稿載置操作の後に行われたと判別されたとき、ユーザーに警告を行う画面である。 (a)は、実行中のプリントジョブと認証待ちのスキャンジョブとが登録された状態を示す図である。(b)は、新たなプリントジョブが登録された状態を示す図である。 携帯端末3が実行する処理を示すフローチャートである。 MFP2が実行する処理を示すフローチャートである。 ユーザーからジョブの実行の指示を受け付ける画面である。
(実施形態)
本発明の本実施形態に係るジョブ実行システム1の構成及びその動作について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の本実施形態に係るジョブ実行システム1のシステム構成図を示す。
図1を参照して、ジョブ実行システム1はLAN(Local Area Network)等のネットワーク100を介して、複数の複合機(MFP:Multi Function Peripheral)2(画像処理装置)と携帯端末3とが接続されて構成される。図1では、複数のMFP2同士が有線LANで接続され、複数の携帯端末3同士、及び携帯端末3とMFP2とが無線LANで接続される例を示しているが、全ての装置を無線LANで接続するようにしても良い。なお、ネットワーク100はLANに限らず、WAN(Wide Area Network)やインターネットでも良い。
以下の説明において、MFP2A〜MFP2Cを区別する必要がないときにはそれらを総称して単にMFP2と呼び、携帯端末3A〜携帯端末3Cを区別する必要がないときには単に携帯端末3と呼ぶ。
MFP2は、コピージョブ、プリントジョブ、スキャンジョブ、ファクスジョブ、ボックスジョブを実行することができる。プリントジョブは、携帯端末3から送信される印刷データをプリントするいわゆるPCプリントの他に、MFP2に接続されるUSB(Universal Serial Bus)メモリー等の可搬性記憶メディアに記憶された印刷データをプリントするメディアプリントを含む。スキャンジョブは、スキャンデータを、EmailやSMB(Server Message Block)、FTP(File Transfer Protocol)等のプロトコルで他の装置に送信するスキャン送信の他に、スキャンデータをUSBメモリー等の可搬性記憶メディアに保存するスキャンtoメディア、スキャンデータをボックスに保存するスキャンtoボックスを含む。ファクスジョブは、MFP2が備えるスキャナーが読み取った読取画像をファクス送信するジョブである。
ボックスジョブは、MFP2が備えるボックス(フォルダー)に記憶されたデータを用いて実行されるジョブである。具体的には、ボックス(フォルダー)に記憶された印刷データをプリントするボックスプリントや、ボックスに記憶された画像データをEmailやSMB、FTP等のプロトコルで他の装置に送信するボックス送信、ボックスに記憶された画像データをファクス送信するボックスtoファクスを含む。
携帯端末3は、MFP2で実行するコピージョブ、プリントジョブ、スキャンジョブ、ファクスジョブに関する設定をユーザーから受け付け、MFP2に対してジョブを登録(送信)することができる。
MFP2は、携帯端末3からジョブを受信すると、そのジョブが、MFP2が備えるスキャナーによる読取動作を含まないジョブであれば自動的に実行する。一方、受信したジョブが読取動作を含むジョブ(以下、読取ジョブと呼ぶことがある。)であれば、一旦ジョブを保持して(ジョブの実行を制限して)、後に携帯端末3を用いたMFP2に対する認証操作がユーザーにより行われ、MFP2もしくは携帯端末3がユーザーからジョブの実行を開始する指示(実行指示)を受け付けたことに対応してジョブの実行を許可する。認証操作についての詳しい説明は後述する。
なお、スキャンジョブとは、前述の通りスキャンデータを他の装置に送信するスキャン送信やスキャンtoメディア、スキャンtoボックスであり、読取ジョブとは、スキャンジョブ、コピージョブのように少なくとも読取動作を含むジョブである。
図2は、MFP2のハードウェア構成図を示す。MFP2は、原稿読取部4(スキャナー)、原稿検知部5、画像処理部6、画像形成部7、制御部8、記憶部9、データインターフェース部(データIF部)10、認証IF部14、操作表示部15を備える。
制御部8は、CPUであり、記憶部9に記憶されたプログラムを実行し、原稿読取部4(スキャナー)、原稿検知部5、画像処理部6、画像形成部7、記憶部9、データIF部10、認証IF部14、操作表示部15を制御することでMFP2の機能を実現する。
記憶部9は、主としてRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)等を備える。記憶部9は、制御部8が実行するプログラムを含む、MFP2の機能を実現するために必要なデータや、ジョブに関するデータを記憶する。HDDはボックスとしての機能も実現する。
データIF部10は、LANIF部11、記憶メディアIF部12、FAXIF部13を含む。LANIF部11は、LAN(ネットワーク100)を介して、携帯端末3との間でジョブに関連するデータの送受信を行う。記憶メディアIF部12は、可搬性記憶メディアからジョブに関連するデータを取得し、可搬性記憶メディアにジョブに関連するデータを記憶する。FAXIF部13は、ファクス回線を介してファクスデータの送受信を行う。
原稿読取部4(読取部)は、自動原稿搬送装置により読取位置に搬送された原稿、又はプラテンガラス上に設置された原稿の画像を光学的に読み取り、読取データを生成し、生成した読取データを記憶部9に記憶させる。
原稿検知部5は、自動原稿搬送装置の原稿トレイ又はプラテンガラス上に載置された原稿を検知する、光学式又は機械式のセンサーである。
画像処理部6は、LANIF部11や記憶メディアIF部12が取得した印刷データに対しラスタライズ処理を行い、ラスターデータを生成する。また、画像処理部6は、FAXIF部13が受信したファクスデータに基づいてラスターデータを生成する。以下の説明においては、原稿読取部4が生成した読取データと、印刷データ又はファクスデータに基づいて画像処理部6が生成したラスターデータとを総称して単にラスターデータを呼ぶ。さらに、画像処理部6は、ラスターデータに対し、シャープネス処理、スムージング処理、色変換処理等の画像処理を行う。
画像形成部7は、画像処理部6により画像処理されたラスターデータに基づいて画像形成を行う。画像形成の方式は、例えば電子写真方式を採用することができ、その他にインクジェット方式、熱転写方式なども採用できる。
認証IF部14(認証部)の説明は、後述する。
操作表示部15は、ディスプレイ16、タッチパネル17、操作キー18を備える。
ディスプレイ16は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD(Liquid Crystal Display))であり、操作画面を表示することができる。操作画面は、例えば、ジョブの設定を受け付ける画面や、ジョブのステータスを表示する画面を含む。操作画面の詳細については後述する。
タッチパネル17は、液晶ディスプレイの画面上に設けられ、ペンや指等で押下された座標位置を検知する。
操作キー18は、例えばハードキーであり、テンキー、スタートキーを含む。テンキーは数字や記号の入力を受け付けるためのキーである。スタートキーはMFP2の動作開始の指示を受け付ける。
図3は、携帯端末3のハードウェア構成図を示す。携帯端末3は、制御部19、記憶部20、LANIF部21、認証IF部22、操作表示部23を備える。
制御部19は、CPUであり、記憶部20に記憶されたプログラムを実行し、記憶部20、LANIF部21、認証IF部22、操作表示部23を制御することで携帯端末3の機能を実現する。
記憶部20は、主としてRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)等を備える。記憶部20は、制御部19が実行するプログラムを含む、携帯端末3の機能を実現するために必要なデータや、ジョブに関するデータを記憶する。
LANIF部21は、LAN等のネットワーク100を介して、MFP2との間でジョブに関連するデータの送受信を行う。
認証IF部22は、MFP2との間で近距離通信プロトコルを利用して認証を行うためのインターフェースであり、非接触型の通信方式によりMFP2と認証に関するデータを送受信する。以下、非接触型の通信方式により、携帯端末3とMFP2との間で認証に関するデータを送受信し、ジョブを認証する処理のことを認証処理と呼ぶことがある。認証IF部22は、非接触型の中でも密着型の通信方式を採用しており、MFP2が備える認証IF部14の上に携帯端末3が載置されることで、MFP2との認証処理が可能となる。
操作表示部23は、ディスプレイ24と、タッチパネル25を備える。
ディスプレイ24は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD(Liquid Crystal Display))であり、操作画面を表示することができる。操作画面は、例えば、ジョブの設定を受け付ける画面や、ジョブのステータスを表示する画面を含む。
タッチパネル25は、液晶ディスプレイの画面上に設けられ、ペンや指等で押下された座標位置を検知する。
図4は、携帯端末3が備える機能の機能ブロック図を示す。携帯端末3は、端末識別情報記憶部27、MFP検索部28、機能選択受付部29、設定受付部30、ジョブ登録部31、ステータス表示部32、認証IF部22、警告部34、実行指示受付部35、指示送信部36として機能する。
端末識別情報記憶部27は、携帯端末3を識別(特定)するための端末識別情報を記憶する。端末識別情報は、携帯端末3を識別できる情報であれば何でもよく、例えば、LANIF部21に与えられているMACアドレスが用いられる。
MFP検索部28は、ジョブ実行システム1の中からジョブを登録可能なMFP2を検索する。MFP検索部28は、ジョブ実行システム1の全てのMFP2に対しジョブ登録に関する接続要求を出し、接続要求に対する返信があったMFP2を接続可能なMFP2として特定する。
MFP検索部28は、図6(a)に示す画面を操作表示部23に表示し、ユーザーからMFP2の検索の指示を受け付ける。図6(a)に示す画面は、例えば、操作表示部23が表示する所定のキー(ボタン)をユーザーが押下したことに応じて表示される。
MFP検索部28は、ジョブ登録に関する接続要求に対し、MFP2から返信があったとき、図6(b)に示す様な、接続可能なMFP2の一覧を含む画面を操作表示部23に表示し、接続するMFP2の選択をユーザーから受け付ける。
MFP検索部28は、図6(b)に示す画面においてユーザーが、いずれかのMFP2に対応する「接続」キーを押下しMFP2を選択すると、携帯端末3の端末識別情報を送信し、選択されたMFP2と接続を確立する。
機能選択受付部29は、接続中のMFP2に登録するジョブ種類(ジョブに対応する機能)の選択をユーザーから受け付ける。機能選択受付部29は、接続中のMFP2から、そのMFP2で実行可能な(登録可能な)ジョブの情報を取得し、図7に示す様な、接続中のMFP2に登録可能なジョブ種類の一覧を含む画面を操作表示部23に表示し、登録するジョブ種類の選択をユーザーから受け付ける。機能選択受付部29は、図7に示す画面を操作表示部23に表示し、「コピー」、「プリント」、「スキャン」、「ファクス」、「ボックス」のいずれかのキーの押下をユーザーから受け付け、押下されたキーに対応するジョブ種類の選択を受け付ける。図7に示す画面において「キャンセル」が選択されると、MFP2との接続を終了する。
設定受付部30(ジョブ設定受付部)は、機能選択受付部29が受け付けたジョブ種類に対応する、ジョブの設定(ジョブ設定)をユーザーから受け付ける。設定受付部30は、機能選択受付部29がスキャンの選択を受け付けたとき、図8(a)に示す画面を操作表示部23に表示し、スキャンジョブのジョブ設定をユーザーから受け付ける。ユーザーは、それぞれの設定項目について、プルダウンキー(▼)を押下したときに表示される設定値の一覧から所望の設定値を選択することでジョブ設定をすることができる。
図8(a)に示す画面において、「決定」が選択されると、ジョブ設定が完了する。「戻る」が選択されると、図7に示す、登録するジョブ種類の選択を受け付ける画面に戻る。
設定受付部30は、機能選択受付部29がプリントの選択を受け付けたときには、図8(b)に示す画面を操作表示部23に表示し、プリントジョブのジョブ設定をユーザーから受け付ける。操作方法は、図8(a)に示す画面と同様であるため、繰り返しの説明は省略する。
ジョブ登録部31(登録部)は、設定受付部30が受け付けたジョブ設定をMFP2に送信することでMFP2にジョブを登録する。ジョブ登録部31は、図9に示す画面を操作表示部23に表示し、MFP2にジョブを登録するか否かの選択をユーザーから受け付ける。図9に示す画面には、設定受付部30が受け付けたジョブ設定の一覧が含まれる。図9に示す画面で「決定」が選択されると、ジョブ登録部31はジョブ設定をMFP2に送信することでMFP2にジョブを登録する。「戻る」が選択されると、図8に示す、ジョブ設定を受け付ける画面に戻る。
ジョブ登録部31は、MFP2にジョブを登録するとき、ジョブ設定と関連付けて、携帯端末3を識別するための端末識別情報をMFP2に送信する。
ステータス表示部32は、ジョブ登録部31が登録したジョブのステータス情報をMFP2から取得し、操作表示部23に表示する。ステータス表示部32は、ジョブ登録部31がスキャンジョブを登録したときには、図10(a)示す画面を表示する。読取動作を含むジョブ(読取ジョブ)は、MFP2において、実行が制限され、認証されるまでは実行されないため、スキャンジョブが登録されたときには、ジョブが登録されたことと、認証が必要となることを示すメッセージが表示される。図10(a)に示す画面で「OK」が選択されると、画面が閉じる。
ステータス表示部32は、ジョブ登録部31がプリントジョブを登録したときには、図10(b)示す画面を表示する。プリントジョブのように、読取動作を含まないジョブは、MFP2において認証を要することなく自動的に実行されるため、プリントジョブが登録されたときには、ジョブが受け付けられたことと、ジョブが実行中であることを示すメッセージが表示される。なお、プリントジョブを登録したときに、画像形成部7が他のジョブに関する処理を実行中であったときには、ジョブが実行中であることを示すメッセージの代わりに、後述するMFP2のジョブ記憶部48にジョブが記憶された(キューにジョブが記憶された)ことを示すメッセージが表示される。なお、ジョブ記憶部48に記憶されたプリントジョブは、先のジョブが終了したことを受けて自動的に実行される。図10(b)に示す画面で「OK」が選択されると、画面が閉じる。
認証IF部22は、携帯端末3とMFP2の認証IF部14との距離が、密着型の通信方式により通信可能な距離になったことを受けて、MFP2との間で認証処理を実行する。密着型の通信方式では、数mm以下の距離で通信可能となるため、携帯端末3がMFP2の認証IF部14と接触する(載置される)か、接触しないまでも、携帯端末3がMFP2の認証IF部14の極近傍にかざされたことを受けてMFP2との間で認証処理を実行する。認証IF部22は、MFP2との認証処理において、端末識別情報をMFP2に送信する。なお、以下の説明において、携帯端末3が、認証IF部14に接触する(載置される)及び極近傍にかざされる操作のことを認証操作(携帯端末を用いた認証操作)と呼ぶ。
警告部34は、読取ジョブについて、自動原稿搬送装置の原稿トレイ又はプラテンガラス上に原稿を載置する操作(以下、原稿載置操作と呼ぶことがある。)と、認証操作との順番に応じて、ユーザーに警告(報知)を行う。警告部34は、原稿が載置された状態で認証操作が行われたとき、つまり認証操作が原稿載置操作の後に行われたとき、図11に示す画面を操作表示部23に表示し、原稿が載置された状態で読取ジョブが認証されたことをユーザーに警告する。
本実施形態のジョブ実行システム1では、携帯端末3を、認証IF部14に接触させる(載置する)又は極近傍にかざさないと認証処理を実行することができない。従って、原稿が載置されていない状態で認証操作が行われたとき、つまり、認証操作が行われた後に原稿載置操作が行われたときには、ユーザーが意図しない原稿に基づいてジョブが実行される恐れは極めて低い。一方、原稿が載置された状態で認証操作が行われたとき、つまり、認証操作が原稿載置操作の後に行われたときには、別のユーザーにより載置された原稿に基づいて誤ってジョブが実行される恐れがある。そこで、警告部34は、認証操作が原稿載置操作の後に行われたときに図11に示す画面を操作表示部23に表示し、ユーザーに警告する。
図11に示す画面を見たユーザーは、原稿がユーザー自身によって載置されたものであるか否かを確認し、別のユーザーの原稿であれば自分の原稿と入れ替える。
実行指示受付部35は、警告部34による警告が行われたとき、警告が行われたジョブについての実行指示を受け付ける。実行指示受付部35は、図11に示す画面において、ジョブの実行指示を受け付ける。
指示送信部36は、実行指示受付部35がユーザーから受け付けた実行指示を、MFP2に送信する。指示送信部36は、図11に示す画面において、「実行」が選択されたとき、ジョブの実行指示をMFP2に送信し、「キャンセル」が選択されたとき、ジョブを実行しない(ジョブの実行をキャンセルする)指示をMFP2に送信する。
なお、携帯端末3は、図6〜11に示す様な操作画面に関する画像データを、自機が実行するプログラムで生成しても良いし、操作画面に関する画像データをMFP2から取得しても良い。操作画面に関する画像データをMFP2から取得する場合には、例えば、MFP2がWEBサーバー機能を持ち、携帯端末3が実行するウェブブラウザーを介して、MFP2のWEBサーバーからWEBページの情報を取得することにより、操作画面を操作表示部23に表示しても良い。
図5は、MFP2の機能の機能ブロック図を示す。MFP2は、ジョブ受信部37、ステータス送信部38、ジョブ制御部39、認証IF部14、警告部45、実行指示受付部46、ジョブ記憶部48、データ記憶部49として機能する。
データ記憶部49は、スキャンデータや印刷データを記憶するボックスとして機能する。
ジョブ受信部37は、携帯端末3のジョブ登録部31から送信された、ジョブ設定と端末識別情報とを受信し、それらを対応付けてジョブ記憶部48に記憶することにより、ジョブを登録する。
ステータス送信部38は、ジョブ受信部37により登録されたジョブ(登録ジョブ)のステータスを取得し、それぞれのジョブを登録した携帯端末3に対し、対応するジョブのステータス情報を送信する。前述のように、ステータス情報を受信した携帯端末3は、図10(a)、図10(b)に示す様な、ジョブのステータスを含む画面を表示する。
ジョブ制御部39(ジョブの実行を制限する制御部)は、登録ジョブの実行を制御する。ジョブ制御部39は、ジョブ判別部40、操作順判別部44、実行制限部41、実行部42を含む。
ジョブ判別部40は、登録ジョブが読取ジョブか否かを判別する。ジョブ判別部40は、登録ジョブが、コピージョブや、スキャンジョブ(スキャン送信、スキャンtoメディア、スキャンtoボックス)、ファクスジョブであったときに、読取ジョブであると判別する。
操作順判別部44は、認証IF部14により読取ジョブが認証されたとき、そのジョブについて、原稿載置操作と認証操作の順番を判別する。具体的には、操作順判別部44は、認証操作が原稿載置操作の後に行われたか否かを判別する。
実行制限部41は、ジョブ判別部40の判別結果に基づいてジョブの実行を制限する。実行制限部41は、ジョブ判別部40が、登録ジョブが読取ジョブであると判別したとき、少なくともその登録ジョブについての認証が完了するまでジョブの実行を制限する。つまり、自動的にジョブを実行せずに、少なくとも、そのジョブに対応する認証が完了するまでジョブの実行を制限する。
実行制限部41は、登録ジョブが読取動作を含まないジョブであるとき、ジョブの実行を制限せずに、実行の開始を許可する。読取動作を含まないジョブは、登録されたことを受けて直ぐに実行されるか、他のジョブが実行中で直ぐに実行できないときは、ジョブ記憶部48に記憶され、先のジョブが完了したことを受けて自動的に実行される。
実行制限部41は、更に、読取ジョブが認証されたときに、原稿載置操作と認証操作の順番に応じて、ジョブの実行を許可するか、ジョブの実行を制限した状態(ジョブ実行制限状態)を維持するかを切り替える。原稿載置操作と認証操作の順番に応じた、実行制限部41の制御内容の詳細は後述する。
実行部42は、実行制限部41により実行が許可されたジョブを実行する。
認証IF部14(認証部)は、携帯端末3による認証操作が行われたことを受けて、携帯端末3との間で認証処理を実行する。認証IF部14は、端末識別情報を携帯端末3から受信し、受信した端末識別情報に対応付けてジョブ記憶部48に記憶されている読取ジョブを認証する。認証IF部14は、あるユーザーが既にログインしている状態で、他のユーザーによる携帯端末3を用いた認証操作を受けたときには、他のユーザーによる認証操作に基づく認証処理は実行しない。
警告部45は、操作順判別部44により、認証操作が原稿載置操作の後に行われたと判別されたとき、携帯端末3にその旨を通知し、携帯端末3の操作表示部23に図11に示す様な画面を表示させ、ユーザーに警告を行う。
また、警告部45は、操作順判別部44により、認証操作が原稿載置操作の後に行われたと判別されたとき、MFP2の操作表示部15に図12に示す様な画面を表示し、ユーザーに警告を行うことができる。
実行指示受付部46は、警告部45による警告が行われたとき、警告が行われたジョブについての実行指示を受け付ける。実行指示受付部46は、携帯端末3の操作表示部23に表示される図11に示す画面において「実行」が選択されると、携帯端末3の指示送信部36を介してジョブの実行指示を受け付ける。また、実行指示受付部46は、自機の操作表示部15に表示された図12に示す画面において「実行」が選択されることにより、又は図12に示す画面が表示された状態で、操作キー18に含まれるスタートキーが押下されることにより、ジョブの実行指示を受け付ける。
また、実行指示受付部46は、携帯端末3の操作表示部23に表示される図11に示す画面において「キャンセル」が選択される、又は自機の操作表示部15に表示された図12に示す画面において「キャンセル」が選択されることによりジョブ実行のキャンセルを受け付ける。
ここで、実行制限部41の説明に戻る。前述のように、実行制限部41は、登録ジョブが読取ジョブであると判別したとき、少なくともその登録ジョブについての認証が完了するまでジョブの実行を制限する。そして、実行制限部41は、読取ジョブが認証されたとき、操作順判別部44により認証操作が原稿載置操作の後に行われたと判別されると、ジョブ実行制限状態を維持する。一方、操作順判別部44により認証操作が原稿載置操作の前に行われたと判別されると、ジョブの実行を許可する。
さらに、実行制限部41は、認証されたときにジョブ実行制限状態を維持した読取ジョブについて、実行指示受付部46によりジョブの実行指示が受け付けられると、ジョブの実行を許可する。
このように、実行制限部41は、読取ジョブについて少なくとも認証が完了するまでは実行を制限し、認証が完了したとき、認証操作が原稿載置操作の前に行われた場合に限ってジョブの実行を許可し、認証が完了したときに実行が許可されなかった読取ジョブについては、実行指示を受け付けたときにジョブの実行を許可する。
ジョブ記憶部48は、ジョブ受信部37を介して受信されたジョブ設定と端末識別情報とを相互に対応付けて記憶することによりジョブを登録する。ジョブ記憶部48は、認証待ちのスキャンジョブを既に登録しているときでも、新たなジョブを登録することができる。例えば、図13(a)に示す様に、実行中のプリントジョブと認証待ちのスキャンジョブとが登録された状態で、プリントジョブが新たに登録されると、図13(b)に示す様に、スキャンジョブの次に新たなプリントジョブが登録される。このとき、実行中のプリントジョブが完了するまでにスキャンジョブが認証されない場合は、実行部42は、スキャンジョブを飛び越えて、新たなプリントジョブを実行する。つまり、実行部42は、ジョブ記憶部48に、実行が制限されたジョブと実行が許可されたジョブとが登録されているときは、登録順に関わらず、実行が許可されたジョブを優先して実行する。
図14は、携帯端末3が実行する処理を示すフローチャートである。制御部19は、記憶部20に記憶されたプログラムを実行することにより、図14に示す処理を実行する。
携帯端末3は、ユーザーからMFP2を検索する指示を受け付けると(ステップS1401でYES)、MFP2の検索を行い(ステップS1402)、ユーザーが所望するMFP2との接続を確立する(ステップS1403)。具体的には、携帯端末3は、図6(a)に示す画面において「はい」が選択されると、ジョブ実行システム1の全てのMFP2に対しジョブ登録に関する接続要求を送信し、要求接続に対する返信があったMFP2について図6(b)に示す画面を表示する。携帯端末3は、図6(b)に示す画面においていずれかのMFP2に対応する「接続」キーが押下されると、そのMFP2との接続を確立する。携帯端末3は、ユーザーからMFP2を検索する指示を受け付けていないときには(ステップS1401でNO)、ステップS1407に進む。
携帯端末3は、図7に示す画面を操作表示部23に表示し、接続中のMFP2に登録するジョブ種類の選択をユーザーから受け付ける(ステップS1404)。
携帯端末3は、図8(a)もしくは図8(b)に示す画面を操作表示部23に表示し、ステップS1404で選択されたジョブ種類に対応するジョブ設定をユーザーから受け付ける(ステップS1405)。
携帯端末3は、図9に示す画面を操作表示部23に表示し、ユーザーにより「決定」が選択されると、ジョブ設定をMFP2に送信することでMFP2にジョブを登録する(ステップS1406)。このとき、携帯端末3は、ジョブ設定と関連付けて、携帯端末3を識別するための端末識別情報をMFP2に送信する。
携帯端末3は、MFP2からステータス情報を取得したときには(ステップS1407でYES)、受信したステータス情報に応じて、図10(a)又は図10(b)に示す画面を操作表示部23に表示する(ステップS1408)。MFP2からステータス情報を取得していないときには(ステップS1407でNO)、ステップS1409に進む。
携帯端末3は、認証操作が行われたときには(ステップS1409でYES)、MFP2との間で認証処理を実行する(ステップS1410)。認証操作が行われていないときには(ステップS1409でNO)、ステップS1411に進む。
携帯端末3は、MFP2から警告に関する指示を受け付けると(ステップS1411でYES)、図11に示す画面を操作表示部23に表示することにより、原稿が載置された状態で読取ジョブが認証されたことをユーザーに警告する(ステップS1412)。MFP2から警告に関する指示を受け付けていないときには(ステップS1411でNO)、ステップS1414に進む。
携帯端末3は、図11に示す画面において、ジョブの実行に関する指示をユーザーから受け付ける(ステップS1413)。
携帯端末3は、図11に示す画面において、「実行」が選択されると(ステップS1414でYES)、ジョブを実行する指示をMFP2に送信する(ステップS1415)。一方、図11に示す画面において、「実行」が選択されないとき(ステップS1414でNO)、ステップS1416の処理に進む。そして、図11に示す画面において、「キャンセル」が選択されると(ステップS1416でYES)、携帯端末3は、ジョブの実行をキャンセルする指示をMFP2に送信する(ステップS1417)。一方、図11に示す画面において、「キャンセル」が選択されないとき(ステップS1416でNO)、ステップS1401の処理に戻る。
携帯端末3は、ステップS1417まで処理が進むと、ステップS1401の処理に戻り、ステップS1401〜ステップS1417の処理を繰り返し実行する。
図15は、MFP2が実行する処理を示すフローチャートである。制御部8は、記憶部9に記憶されたプログラムを実行することにより、図15に示す処理を実行する。
MFP2は、携帯端末3からジョブ設定と端末識別情報を受信すると(ステップS1501でYES)、受信したジョブ設定と端末識別情報とを対応付けてジョブ記憶部48に記憶させることによりジョブを登録する(ステップS1502)。
MFP2は、登録ジョブが読取ジョブか否かを判別する(ステップS1503)。MFP2は、登録ジョブが読取ジョブであるとき(ステップS1503でYES)、その登録ジョブの実行を制限し(ステップS1504)、登録ジョブが読取ジョブでないとき(ステップS1503でNO)、その登録ジョブの実行を許可する(ステップS1511)。
MFP2は、ジョブ記憶部48に登録されている登録ジョブのステータスを取得し、それぞれのジョブを登録した携帯端末3に対し、対応するジョブのステータス情報を送信する(ステップS1505)。
MFP2は、携帯端末3による認証操作が行われると(ステップS1506でYES)、ジョブ記憶部48に登録されている登録ジョブのうち、認証操作が行われた携帯端末3に対応する読取ジョブについての認証処理を実行する(ステップS1507)。携帯端末3による認証操作が行われないとき(ステップS1506でNO)、ステップS1510に進む。
MFP2は、認証された読取ジョブについて、原稿載置操作と認証操作の操作順を判別する(ステップS1508)。認証操作が原稿載置操作よりも前に行われたとき(ステップS1508でNO)、認証された読取ジョブの実行を許可する(ステップS1511)。一方、認証操作が原稿載置操作よりも後に行われたとき(ステップS1508でYES)、MFP2は、携帯端末3の操作表示部23に図11に示す画面を表示させ、原稿が載置された状態で読取ジョブが認証されたことをユーザーに警告する(ステップS1509)。また、MFP2は、自機の操作表示部15に図12に示す画面を表示し、警告することもできる。
携帯端末3の操作表示部23に表示された図11に示す画面、又は自機の操作表示部15に表示された図12に示す画面において、ジョブ実行指示が行われると(ステップS1510でYES)、MFP2は、認証された読取ジョブの実行を許可する(ステップS1511)。一方、ジョブ実行指示が行われないときは(ステップS1510でNO)、ステップS1513に進む。
ステップS1511において実行が許可されたジョブについて、MFP2は、そのジョブに対応付けてジョブ記憶部48に記憶されたジョブ設定に基づいてジョブを実行する(ステップS1512)。なお、認証操作が原稿載置操作よりも後に行われた場合(ステップS1508でYES)のジョブの実行のタイミングとしては、原稿検知部5が原稿を検知したことを受けて、自動的にジョブを実行しても良いし、自機の操作表示部15が備える操作キー18(例えば、スタートキー)の押下や、図16のように、ユーザーからジョブの実行の指示を受け付ける画面を操作表示部15上に表示し、図16に示す「スタート」ボタンの押下をユーザーから受け付けたことを受けて、ジョブを実行しても良い。図16に示す画面において「キャンセル」ボタンの押下をユーザーから受け付けると、ステップS1501等の前の処理に戻る(図15には不図示)。
MFP2は、携帯端末3の操作表示部23に表示された図11に示す画面、又は自機の操作表示部15に表示された図12に示す画面において、ジョブの実行をキャンセルする指示が行われると(ステップS1513でYES)、ジョブ実行制限状態を維持し(ステップS1514)、ステップS1501の処理に戻る。一方、ジョブの実行をキャンセルする指示が行われないと(ステップS1513でNO)、ステップS1501の処理に戻る。MFP2は、ステップS1501〜ステップS1514の処理を繰り返し実行する。
本発明の本実施形態に係るジョブ実行システム1は、携帯端末3により登録されたジョブが読取ジョブであったとき、少なくとも、携帯端末3とMFP2との間で近距離通信プロトコルを用いた認証が完了するまで、ジョブの実行を制限するため、ユーザーが意図しない原稿(例えば、他のユーザーが載置した原稿)に基づいてジョブが実行されることを抑制することができる。
また、本発明の本実施形態に係るジョブ実行システム1は、MFP2の近くにいるか否かに関わらず、ジョブの登録を行うことができるため、例えば、MFP2から離れた場所で予めジョブの登録をしておき、MFP2の近くでは認証を行うだけで読取ジョブを実行することができる。これにより、ジョブ設定を行うためにMFP2を占有することでMFP2の稼働率を低下させてしまうことなく、ユーザーが意図しない原稿(例えば、他のユーザーが載置した原稿)に基づいてジョブが実行されることを抑制することができる。
また、本発明の本実施形態に係るジョブ実行システム1は、携帯端末3により登録されたジョブが読取ジョブでないときには、ジョブの実行を制限せずに、ジョブの実行を許可するため、読取ジョブ以外のジョブについてのユーザーの利便性を低下させることなく、読取ジョブについてユーザーが意図しない原稿に基づいてジョブが実行されることを抑制することができる。
また、本発明の本実施形態に係るジョブ実行システム1は、携帯端末3とMFP2との間で近距離通信プロトコルを用いた認証が完了したとしても、認証操作が原稿載置操作の後に行われたときには、ジョブの実行を制限した状態を維持するため、ユーザーが意図しない原稿に基づいてジョブが実行されることを更に抑制することができる。
また、本発明の本実施形態に係るジョブ実行システム1は、認証操作が原稿載置操作の後に行われたときに、その旨をユーザーに報知する(警告する)ため、ユーザーに対して、載置された原稿が、自らが意図する原稿かどうかを確認させることができ、ユーザーが意図しない原稿に基づいてジョブが実行されることを更に抑制することができる。
また、本発明の本実施形態に係るジョブ実行システム1は、認証操作が原稿載置操作の後に行われたことを報知した(警告した)後、ユーザーによる実行指示を受け付けたときにジョブの実行を許可するため、ユーザーに対して、載置された原稿が、自らが意図する原稿かどうかを確認させた上で、ジョブを実行することが可能となり、ユーザーが意図しない原稿に基づいてジョブが実行されることを更に抑制することができる。
また、本発明の本実施形態に係るジョブ実行システム1は、実行が制限された読取ジョブが登録されている状態で、読取ジョブ以外の新たなジョブが新たに登録されたときには、実行が制限された読取ジョブを飛び越して、新たに登録された読取ジョブ以外のジョブを実行するため、読取ジョブ以外のジョブについてのユーザーの利便性を低下させることなく、ユーザーが意図しない原稿に基づいてジョブが実行されることを抑制することができる。
(変形例1)
上記実施形態においては、密着型の通信方式により、携帯端末3とMFP2との間で認証処理を行うものとしたが、携帯端末3がMFP2の近傍にある状態で認証処理が行えればよく、密着型の通信方式の代わりに、専用のドッキングコネクターや、USB等の汎用コネクターを介して携帯端末3とMFP2とを接続し、認証処理を行っても良い。
(変形例2)
上記実施形態においては、ジョブを登録するときに、携帯端末3からMFP2に対してジョブ設定を送信するようにしたが、ジョブ設定を送信するタイミングはジョブの登録時に限られず、例えば、認証処理を行うときや(図14のステップ1410)、実行指示を送信するときに(図14のステップ1415)、携帯端末3からMFP2に対してジョブ設定を送信するようにしても良い。この場合、ジョブ登録時には、ジョブを識別する情報(ジョブ識別情報)のみを携帯端末3からMFP2に送信する一方で、携帯端末3にジョブ識別情報に関連付けてジョブ設定を記憶しておき、認証処理時又は実行指示送信時に、携帯端末3に記憶されたジョブ設定を送信する。
このような構成にしておくことで、ジョブ登録はしたものの、最終的に認証処理や実行指示送信が行われないジョブについてのジョブ設定を携帯端末3からMFP2に送信する必要がなくなるので、ネットワーク100の負荷を軽減させることができる。
(変形例3)
上記実施形態においては、携帯端末3による認証操作が一旦行われると、原稿載置操作と認証操作の順番や、実行指示の有無に応じて、ジョブの実行許可に関する処理を進めたが、本変形例では、携帯端末3が、MFP2の認証IF部14と接触する、又は認証IF部14の極近傍にかざされた状態が続くことを条件に加えて、ジョブの実行許可に関する処理を進める。
具体的には、図15を参照して、認証操作が行われたときに(ステップS1506でYES)、携帯端末3に対応する読取ジョブについての認証処理を実行するが(ステップS1507)、その後、携帯端末3が認証IF部14から離れされると、ステップS1507で一旦認証された読取ジョブの認証状態が取り消され、ステップS1509以降の処理は実行されない。ここで、認証操作が原稿載置操作よりも前に行われた場合には、ステップS1507で認証されたことを受けてジョブの実行が許可されるが(ステップS1508でNO→ステップS1511)、認証操作が原稿載置操作よりも後に行われた場合には(ステップS1508でYES)、ステップS1509以降の処理が実行されないので、ジョブの実行が許可されることはない。
本変形例においては、ユーザーは、例えば、認証IF部14の上に携帯端末3を置きっぱなしにすることで、ジョブの実行許可に関する処理を進めることができる。
本変形例のように、携帯端末3が、MFP2の認証IF部14と接触する、又は認証IF部14の極近傍にかざされた状態が続くことを条件に加えて、ジョブの実行許可に関する処理を進めることで、読取ジョブを実行するユーザーをMFP2の近くにいさせることができるため、ユーザーが意図しない原稿に基づいてジョブが実行されることを更に抑制することができる。
また、原稿検知部5を、原稿読取部4により読み取られた後の原稿が排出される排紙トレイ上に載置された原稿も検知できるようにしておき、携帯端末3が認証IF部14から離れされたときに、排紙トレイ上に原稿が残っていることを検知した場合は、排紙トレイ上に原稿が残っていることをユーザーに報知するようにしても良い。これにより、読取ジョブに関する原稿の取り忘れを抑制することができる。
(変形例4)
上記実施形態においては、携帯端末3が、認証IF部14に接触する(載置される)及び極近傍にかざされる操作(認証操作)が行われたことを受けて認証処理を行ったが、パスワードを用いた認証操作(パスワード認証操作)や生体認証(指紋認証・静脈認証)(生体認証操作)等のその他の認証操作を受けて認証処理を行っても良い。
この場合、携帯端末3のジョブ登録部31は、MFP2にジョブを登録するとき、ジョブ設定と関連付けてユーザーを識別するための情報(ユーザー識別情報)をMFP2に送信し、MFP2はジョブ設定とユーザー識別情報とを関連付けてジョブ記憶部48にジョブを記憶する。後に、ユーザーが、パスワード又は生体情報を入力することで認証処理を行うと、パスワード又は生体情報に対応するユーザー(ユーザー識別情報)に関連付けて記憶されたジョブが認証される。
なお、パスワード認証操作を受けるときには、例えば、図10(a)に示す画面でステータスを表示するときに、その画面にパスワードを含めておき、そのパスワードをユーザーが入力したときに対応するジョブが認証される様にしても良い。そのときのパスワードは、携帯端末3又はユーザーと予め対応付けられたパスワードであっても良いし、ジョブが登録される度に、MFP2が異なるパスワードを生成しても良い。
パスワードの入力は、MFP2の操作表示部15を介して行っても良いし、携帯端末3の操作表示部23を介して行っても良い。
(その他の変形例)
本実施形態における携帯端末3の操作表示部23に表示される図、MFP2の操作表示部15に表示される図は、この形態、文言に限定されない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
なお、本実施形態と本実施形態に係る変形例を個別に説明したが、実施形態及び変形例のうち、組み合わせ可能な実施形態及び変形例を組み合わせて実施することができる。
1 ジョブ実行システム
2 MFP(画像処理装置)
3 携帯端末
4 原稿読取部(読取部)
5 原稿検知部
6 画像処理部
7 画像形成部
8 制御部
9 記憶部
10 データIF部
11 LANIF部
12 記憶メディアIF部
13 FAXIF部
14 認証IF部(認証部)
15 操作表示部
16 ディスプレイ
17 タッチパネル
18 操作キー
19 制御部
20 記憶部
21 LANIF部
22 認証IF部
23 操作表示部
24 ディスプレイ
25 タッチパネル
27 端末識別情報記憶部
28 MFP検索部
29 機能選択受付部
30 設定受付部(ジョブ設定受付部)
31 ジョブ登録部
32 ステータス表示部
34 警告部
35 実行指示受付部
36 指示送信部
37 ジョブ受信部
38 ステータス送信部
39 ジョブ制御部(ジョブの実行を制限する制御部)
40 ジョブ判別部
41 実行制限部
42 実行部
44 操作順判別部
45 警告部
46 実行指示受付部
48 ジョブ記憶部
49 データ記憶部
100 ネットワーク

Claims (9)

  1. 携帯端末と画像処理装置とを備えるジョブ実行システムにおいて、
    前記携帯端末は、
    前記画像処理装置にジョブを登録する登録部を備え、
    前記画像処理装置は、
    原稿の画像を読み取る読取動作を行う読取部と、
    認証操作が行われたことに対応して、ジョブの認証を行う認証部と、
    前記登録部から登録されたジョブが、前記読取部による前記読取動作を含むジョブであるか否かを判断し、前記読取部による前記読取動作を含むジョブである場合に当該ジョブの実行を制限する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    前記登録部から登録されたジョブが前記読取部による前記読取動作を含むジョブである場合、当該ジョブについて、少なくとも前記認証部による認証が完了するまでジョブの実行を制限し、
    前記認証操作と、前記読取部に対して原稿を載置する原稿載置操作との順番を判断し、前記原稿載置操作の後に前記認証操作が行われた場合、実行が制限されていた前記読取部による前記読取動作を含むジョブの実行の制限を維持することを特徴とするジョブ実行システム。
  2. 前記制御部は、前記原稿載置操作の前に前記認証操作が行われた場合、実行が制限されていた前記読取部による前記読取動作を含むジョブの実行を許可することを特徴とする請求項に記載のジョブ実行システム。
  3. 前記画像処理装置は、
    前記原稿載置操作の後に前記認証操作が行われた場合、警告を行う警告部を更に備えることを特徴とする請求項に記載のジョブ実行システム。
  4. 前記制御部は、前記携帯端末又は前記画像処理装置において、実行の制限が維持された前記読取部による前記読取動作を含むジョブについての実行指示をユーザーから受け付けたことに応じて、当該ジョブの実行を許可することを特徴とする請求項1又は3に記載のジョブ実行システム。
  5. 前記携帯端末は、
    登録する前記ジョブの設定を受け付けるジョブ設定受付部を更に備え、
    前記登録部は、前記ジョブを登録するとき、前記ジョブ設定受付部が受け付けた前記ジョブの設定を、前記画像処理装置に送信し、
    前記画像処理装置は、前記ジョブの設定に基づいてジョブを実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のジョブ実行システム。
  6. 前記認証操作は、少なくとも、前記携帯端末を用いた認証操作、パスワード認証操作、生体認証操作のいずれか1つであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のジョブ実行システム。
  7. 画像処理装置にジョブを登録できる携帯端末と通信接続が可能な前記画像処理装置であって、
    原稿の画像を読み取る読取動作を行う読取部と、
    認証操作が行われたことに対応して、ジョブの認証を行う認証部と、
    通信接続されている前記携帯端末から登録されたジョブが、前記読取部による前記読取動作を含むジョブであるか否かを判断し、前記読取部による前記読取動作を含むジョブである場合に当該ジョブの実行を制限する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    前記携帯端末から登録されたジョブが前記読取部による前記読取動作を含むジョブである場合、当該ジョブについて、少なくとも前記認証部による認証が完了するまでジョブの実行を制限し、
    前記認証操作と、前記読取部に対して原稿を載置する原稿載置操作との順番を判断し、前記原稿載置操作の後に前記認証操作が行われた場合、実行が制限されていた前記読取部による前記読取動作を含むジョブの実行の制限を維持することを特徴とする画像処理装置。
  8. 画像処理装置にジョブを登録できる携帯端末と通信接続が可能な前記画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置が備える読取部により原稿の画像を読み取る読取動作を行う読取ステップと、
    認証操作が行われたことに対応して、ジョブの認証を行う認証ステップと、
    通信接続されている前記携帯端末から登録されたジョブが、前記読取部による前記読取動作を含むジョブであるか否かを判断し、前記読取部による前記読取動作を含むジョブである場合に当該ジョブの実行を制限する制御ステップと、
    を含み、
    前記制御ステップでは、
    前記携帯端末から登録されたジョブが前記読取部による前記読取動作を含むジョブである場合、当該ジョブについて、少なくとも前記認証ステップにおける認証が完了するまでジョブの実行を制限し、
    前記認証操作と、前記読取部に対して原稿を載置する原稿載置操作との順番を判断し、前記原稿載置操作の後に前記認証操作が行われた場合、実行が制限されていた前記読取部による前記読取動作を含むジョブの実行の制限を維持することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  9. 画像処理装置にジョブを登録できる携帯端末と通信接続が可能な前記画像処理装置に、
    前記画像処理装置が備える読取部により原稿の画像を読み取る読取動作を行う読取ステップと、
    認証操作が行われたことに対応して、ジョブの認証を行う認証ステップと、
    通信接続されている前記携帯端末から登録されたジョブが、前記読取部による前記読取動作を含むジョブであるか否かを判断し、前記読取部による前記読取動作を含むジョブである場合に当該ジョブの実行を制限する制御ステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記制御ステップでは、
    前記携帯端末から登録されたジョブが前記読取部による前記読取動作を含むジョブである場合、当該ジョブについて、少なくとも前記認証ステップにおける認証が完了するまでジョブの実行を制限し、
    前記認証操作と、前記読取部に対して原稿を載置する原稿載置操作との順番を判断し、前記原稿載置操作の後に前記認証操作が行われた場合、実行が制限されていた前記読取部による前記読取動作を含むジョブの実行の制限を維持することを特徴とするプログラム
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