JP5979834B2 - エンジン - Google Patents
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Description
そこで、燃焼室の全体に火炎が伝播し易くするために、特許文献2に記載のエンジンのように、ピストンの頂部に窪み部を備えずに、ピストンの頂部を平面状に形成することで、燃焼室の形状を扁平な円柱状の燃焼室とすることが考えられる。
複数の前記点火プラグは、前記ピストンの周方向に間隔を隔てて備えられ、前記ピストンの頂部は、その中央にシリンダヘッド側に突出する突出部と、前記ピストンの周方向において前記点火プラグの設置位置に対応して前記突出部の周囲を前記シリンダヘッド側から離れる側に窪めた窪み部とを備えて構成され、
前記窪み部は、前記ピストンの周方向の全周に亘って前記シリンダヘッド側から離れる側に窪めた前記ピストンの軸方向視で円環状に形成され、
複数の前記点火プラグの夫々は、その点火点が前記燃焼室に突出する状態で、且つシリンダブロックの上端部に支持され、
複数の前記点火点の夫々は、前記ピストンの軸方向視において、前記窪み部の円環と同心で、且つ前記窪み部の円環よりも大径の円環上に等間隔で配置され、
前記点火点と当該点火点に対向する前記窪み部の壁部位との距離は、複数の前記点火プラグ同士で、等しく設定され、
前記突出部の中央には、前記シリンダヘッド側から離れる側に窪めた中央窪み部が備えられ、その中央窪み部の混合気を点火する中央点火プラグが前記シリンダヘッドに備えられている点にある。
更に、本特徴構成によれば、窪み部は、ピストンの周方向の全周に亘って窪めた形状に形成されているので、燃焼室として十分な容積を確保しながら、複数の点火プラグからのピストンの周方向への火炎伝播をいち早く且つ的確に行うことができる。
また、本特徴構成を有するエンジンにあっては、複数の点火プラグの夫々は、その点火点が燃焼室に突出する状態で、且つシリンダブロックの上端部に支持され、複数の点火点の夫々は、ピストンの軸方向視において、窪み部の円環と同心で、且つ窪み部の円環よりも大径の円環上に等間隔で配置され、点火点と当該点火点に対向する窪み部の壁部位との距離は、複数の点火プラグ同士で、等しく設定されている。
更に、本特徴構成によれば、中央窪み部をも燃焼室とすることができながら、その中央窪み部の混合気を中央点火プラグにて点火することができる。これにより、窪み部では、複数の点火プラグからの火炎伝播をいち早く行うことができながら、中央窪み部においても、中央点火プラグからの火炎伝播をいち早く行うことができ、燃焼室全体に亘って火炎伝播をいち早く且つ的確に行うことができる。
このようにして、本特徴構成によれば、燃焼室の混合気を点火する点火プラグをピストンの周方向に間隔を隔てて複数備え、燃焼室の全体に亘って火炎伝播をいち早く行い、熱効率の向上を図ることができるエンジンを実現できる。
〔参考形態〕
(エンジンの構成)
このエンジン100は、図1に示すように、シリンダブロック1とそのシリンダブロック1の上部に連結されたシリンダヘッド2とを有するシリンダ3を備え、そのシリンダ3には、ピストン4がシリンダブロック1の内部を摺動自在に収容されている。ちなみに、ピストン4は、シリンダブロック1の内部に備えられた円筒形状のシリンダライナ(図示省略)に摺動するように備えられている。そして、エンジン100は、図示は省略するが、ピストン4の往復作動力をクランク機構から出力軸に伝えて回転動力として出力する出力系と、その出力軸からの動力を吸気バルブ5と排気バルブ6とを開閉作動させるカムシャフト等に伝える駆動系とを備えている。
ラグ12は、図1及び図2に示すように、例えば、その点火点を有する先端部が燃焼室7に突出する状態で燃焼室7の径方向に沿う姿勢でシリンダブロック1の上端部に支持されている。この参考形態では、8つの点火プラグ12が、燃焼室7の周方向(ピストン4の周方向)に等間隔に間隔を隔てる状態で備えられており、燃焼室7の周方向(ピストン4の周方向)に間隔を隔てて分散配置されている。
エンジン100は、吸気バルブ5を開動作させた状態でピストン4が上死点から下降することにより、燃焼室7に混合気Mを吸気する吸気行程が行われる。次に、吸気バルブ5を閉動作させた状態でピストン4が上昇することにより、燃焼室7の混合気Mを圧縮する圧縮行程が行われる。
エンジン100は、予め設定された所望の点火時期(例えば、ピストン4が上死点に達する直前)に、複数の点火プラグ12を作動させて火花点火して燃焼室7の混合気Mに点火させる。複数の点火プラグ12の夫々から火炎が伝播し、燃焼室7の混合気Mが燃焼されて膨張行程が行われる。次に、排気バルブ6を開動作させた状態でピストン4が上昇することにより、燃焼室7の排ガスを排気路9に排出する排気行程が行われる。
このようにして、エンジン100は、吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程の順に各行程を行う一連の動作を繰り返し行うように構成されている。
及びピストンの頂部の双方を平面状に形成して、扁平な円柱状の燃焼室としている。また、参考形態のエンジンと比較例のエンジンでは、燃焼室の容積は同一としている。ちなみに、複数の点火プラグを作動させる点火タイミングについては、ピストンが上死点に達する前のクランクアングルで−15度付近の最も出力が出るタイミングとしている。
当該実施形態は、上記参考形態において、図5及び図6に示すように、更に、シリンダヘッド2の中央にも中央点火プラグ15を備えるものである。その他の点については、上記参考形態と同様であるので、中央点火プラグ15を備える点を中心に説明する。
3 シリンダ
4 ピストン
7 燃焼室
12 点火プラグ
13 突出部
14 窪み部
14a 壁部位
15 中央点火プラグ
16 中央窪み部
Claims (2)
- ピストンを摺動自在に収容するシリンダと、そのシリンダ内面と前記ピストンの頂部とで形成される燃焼室と、その燃焼室の混合気を点火する複数の点火プラグとが備えられているエンジンであって、
複数の前記点火プラグは、前記ピストンの周方向に間隔を隔てて備えられ、前記ピストンの頂部は、その中央にシリンダヘッド側に突出する突出部と、前記ピストンの周方向において前記点火プラグの設置位置に対応して前記突出部の周囲を前記シリンダヘッド側から離れる側に窪めた窪み部とを備えて構成され、
前記窪み部は、前記ピストンの周方向の全周に亘って前記シリンダヘッド側から離れる側に窪めた前記ピストンの軸方向視で円環状に形成され、
複数の前記点火プラグの夫々は、その点火点が前記燃焼室に突出する状態で、且つシリンダブロックの上端部に支持され、
複数の前記点火点の夫々は、前記ピストンの軸方向視において、前記窪み部の円環と同心で、且つ前記窪み部の円環よりも大径の円環上に等間隔で配置され、
前記点火点と当該点火点に対向する前記窪み部の壁部位との距離は、複数の前記点火プラグ同士で、等しく設定され、
前記突出部の中央には、前記シリンダヘッド側から離れる側に窪めた中央窪み部が備えられ、その中央窪み部の混合気を点火する中央点火プラグが前記シリンダヘッドに備えられているエンジン。 - 前記突出部は、平面状に形成されており、前記シリンダヘッドの下部は、平面状に形成されている請求項1に記載のエンジン。
Priority Applications (1)
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JP2011193091A JP5979834B2 (ja) | 2011-09-05 | 2011-09-05 | エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011193091A JP5979834B2 (ja) | 2011-09-05 | 2011-09-05 | エンジン |
Publications (2)
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JP2013053586A JP2013053586A (ja) | 2013-03-21 |
JP5979834B2 true JP5979834B2 (ja) | 2016-08-31 |
Family
ID=48130800
Family Applications (1)
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JP2011193091A Active JP5979834B2 (ja) | 2011-09-05 | 2011-09-05 | エンジン |
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- 2011-09-05 JP JP2011193091A patent/JP5979834B2/ja active Active
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