JP2015021391A - 内燃機関 - Google Patents

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俊秋 中村
隆晃 西塚
Takaaki Nishizuka
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Abstract

【課題】主燃焼室に存在する全ての混合気を確実に燃焼させることができる内燃機関を提供する。【解決手段】ガスエンジン1は、主燃焼室7を形成するシリンダ3及びピストン4を有し、主燃焼室7の上部には副燃焼室12が形成されている。また、ガスエンジン1は、副燃焼室12に燃料を供給するための燃料噴射弁14と、副燃焼室12に火花を発生させる点火プラグ16とを有している。副燃焼室12内には、壁部17と、壁部17の外部に形成される第1燃焼室12aと壁部17の内部に形成される第2燃焼室12bとに副燃焼室12を区分けするバタフライバルブ18とが配置されている。主燃焼室7と副燃焼室12とを仕切る仕切壁13には、第1燃焼室12aと主燃焼室7とを連通させる第1噴孔13aと、第2燃焼室12bと主燃焼室7とを連通させる第2噴孔13bとが形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、主燃焼室と副燃焼室とを備えた内燃機関に関するものである。
例えばガスエンジンには、主燃焼室及び副燃焼室を備えているものがある。そのようなガスエンジンでは、副燃焼室において点火プラグにより天然ガス等の燃料と空気との混合気に着火し、副燃焼室から主燃焼室に火炎(トーチ)を噴出させ、主燃焼室の希薄な混合気を燃焼可能として燃費向上を図るようにしている。このとき、トーチは、その貫徹力により主燃焼室の壁面に到達し、その後主燃焼室の壁面に沿って周方向に伝播する。しかし、燃料の絶対量の少ない軽負荷(低負荷)では、主燃焼室での火炎伝播が遅いため、主燃焼室の中央部分(副燃焼室の真下部分)の混合気が最後まで燃え残り、未燃燃料として排出されることになる。このため、混合気の希薄限界が制限され、中高負荷時に比べて燃費向上代が減少する。
そのような不具合を解決する従来技術としては、例えば特許文献1に記載されているように、副燃焼室に形成された火炎を主燃焼室の中央部分に向けて噴出するための第1連絡路と、副燃焼室に形成された混合気を主燃焼室の中央部分に向けて噴出するための第2連絡路とを設けたものが知られている。
特開2001−82149号公報
しかしながら、上記従来技術においては、主燃焼室の中央部分に存在する混合気は燃焼されるが、主燃焼室の横方向に対するトーチの貫徹力が不足するため、主燃焼室の外側部分に存在する混合気が燃え残り、主燃焼室の外側部分に未燃燃料が発生してしまう。
本発明の目的は、主燃焼室に存在する全ての混合気を確実に燃焼させることができる内燃機関を提供することである。
本発明の内燃機関は、シリンダ内に往復昇降自在に設けられたピストンと、シリンダ及びピストンにより形成される主燃焼室と、シリンダにおける主燃焼室の上部に設けられた副燃焼室と、副燃焼室に燃料を供給する燃料供給部と、副燃焼室に火花を発生させる点火プラグとを備え、副燃焼室内には、壁部と、壁部の外部に形成される第1燃焼室と壁部の内部に形成される第2燃焼室とに副燃焼室を区分けするバルブとが配置されており、主燃焼室と副燃焼室とを仕切る仕切壁には、第1燃焼室と主燃焼室とを連通させる第1噴孔と、第2燃焼室と主燃焼室とを連通させる第2噴孔とが設けられていることを特徴とするものである。
このような本発明の内燃機関において、燃料と空気との混合気を燃焼させるときは、まず第1燃焼室と第2燃焼室とを連通させるようにバルブを開いた状態で、主燃焼室から第1噴孔及び第2噴孔を介して副燃焼室に空気を導入すると共に、燃料供給部により副燃焼室に燃料を供給する。そして、第1燃焼室と第2燃焼室とを区分けするようにバルブを閉じ、その状態で点火プラグを点火させて、第1燃焼室に存在する混合気を燃焼させる。すると、仕切壁の外側に設けられた第1噴孔から主燃焼室に火炎(トーチ)が噴出し、そのトーチが主燃焼室の外側部分に到達する。その後、第1燃焼室と第2燃焼室とを連通させるようにバルブを開き、その状態で点火プラグを点火させて、第2燃焼室に存在する混合気を燃焼させる。すると、仕切壁の内側に設けられた第2噴孔から主燃焼室にトーチが噴出し、そのトーチが主燃焼室の中央部分に到達する。このように主燃焼室における外側部分及び中央部分の何れにもトーチが達するため、主燃焼室に存在する全ての混合気を確実に燃焼させることができる。
好ましくは、機関負荷を検出する検出手段と、検出手段により検出された機関負荷に応じて、副燃焼室において燃料と空気との混合気を燃焼させるように、燃料供給部、点火プラグ及びバルブを制御する制御手段とを更に備える。
この場合には、燃料と空気との混合気の燃焼を機関負荷(内燃機関の負荷)に応じて適切に行うことができる。
このとき、好ましくは、制御手段は、機関負荷が所定値よりも低いときに、バルブを開くように制御した状態で、副燃焼室に燃料を供給するように燃料供給部を制御した後、バルブを閉じるように制御してから、第1燃焼室に存在する混合気を燃焼させるように点火プラグを制御し、その後バルブを開くように制御してから、第2燃焼室に存在する混合気を燃焼させるように点火プラグを制御する。
機関負荷が低いときは、主燃焼室においてトーチの伝播が遅くなるため、主燃焼室の外側部分に達したトーチが主燃焼室の中央部分に回り込みにくくなり、主燃焼室の中央部分に混合気の燃え残りが発生しやすくなる。従って、機関負荷が所定値よりも低いときは、上述したように、まずバルブを閉じた状態で、第1燃焼室に存在する混合気を燃焼させて、仕切壁の第1噴孔から主燃焼室にトーチを噴出させ、その後バルブを開いた状態で、第2燃焼室に存在する混合気を燃焼させて、仕切壁の第2噴孔から主燃焼室にトーチを噴出させるのが好適である。
また、好ましくは、制御手段は、機関負荷が所定値よりも高いときに、バルブを閉じるように制御した状態で、副燃焼室に燃料を供給するように燃料供給部を制御した後、バルブを開くように制御してから、第1燃焼室及び第2燃焼室に存在する混合気を燃焼させるように点火プラグを制御する。
このような構成では、バルブを開いた状態で、主燃焼室から仕切壁の第1噴孔及び第2噴孔を介して副燃焼室に排ガス(燃焼ガス)が導入された段階において、制御手段が上記の処理を行うこととなる。この場合には、第1燃焼室及び第2燃焼室に存在する混合気を燃焼させたときに、第2燃焼室に残留する排ガスが副燃焼室の温度を低下させるため、第1噴孔及び第2噴孔から主燃焼室に噴出されるトーチが弱まることとなる。これにより、機関負荷が高いときに、主燃焼室における混合気の燃焼を緩慢化し、冷却損失を低減することができる。
本発明によれば、主燃焼室に存在する全ての混合気を確実に燃焼させることができる。これにより、主燃焼室における混合気の燃え残りによる未燃燃料の発生が抑制されるため、混合気の希薄限界を改善し、燃費向上を図ることが可能となる。
本発明に係る内燃機関の一実施形態として副室式ガスエンジンの主要部を示す断面図である。 図1に示した副室式ガスエンジンの制御系を示すブロック図である。 図2に示したコントローラにより実行される処理手順を示すフローチャートである。 図3に示した上記手順S102の詳細を示すフローチャートである。 図1に示したエンジン本体の低負荷時の動作を示す図である。 図3に示した上記手順S103の詳細を示すフローチャートである。 図1に示したエンジン本体の中高負荷時の動作を示す図である。
以下、本発明に係る内燃機関の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る内燃機関の一実施形態の主要部を示す断面図である。同図において、本実施形態の内燃機関1は、燃料として天然ガスや液化石油ガス(LPG)等を用いる副室式ガスエンジンである。
ガスエンジン1は、エンジン本体2を備えている。エンジン本体2は、シリンダ3と、このシリンダ3の内部に配置された往復運動可能なピストン4とを有している。ピストン4は、クランクシャフト5にコンロッド6を介して連結されている。シリンダ3の内壁面とピストン4の上面との空間は、主燃焼室(主室)7を形成する。
シリンダ3のシリンダヘッド3aには、吸気ポート8及び排気ポート9が設けられている。吸気ポート8は、吸気弁10により開閉され、排気ポート9は、排気弁11により開閉される。
シリンダヘッド3aにおける吸気ポート8と排気ポート9との間には、副燃焼室(副室)12が形成されている。副燃焼室12は、主燃焼室7の上部に設けられている。主燃焼室7及び副燃焼室12は、湾曲状の仕切壁13により仕切られている。
また、エンジン本体2は、上記の燃料を噴射する燃料噴射弁14を有している。燃料噴射弁14は、燃料通路15を介して副燃焼室12と接続されている。燃料噴射弁14及び燃料通路15は、副燃焼室12に燃料を供給する燃料供給部を構成している。副燃焼室12の上部には、点火プラグ16が配置されている。点火プラグ16は、副燃焼室12に火花を発生させて、燃料と空気との混合気に点火するものである。
副燃焼室12内には、円筒状の壁部17と、バタフライバルブ18とが配置されている。壁部17は、仕切壁13に固定されている。バタフライバルブ18は、回転軸18aを介してシリンダヘッド3aに回動可能に支持されている。バタフライバルブ18は、壁部17の外部に形成される第1燃焼室12aと壁部17の内部に形成される第2燃焼室12bとに副燃焼室12を区分けする。図1に示すようにバタフライバルブ18が閉じた状態では、バタフライバルブ18が壁部17を覆い塞ぎ、副燃焼室12が第1燃焼室12aと第2燃焼室12bとに完全に区切られる。バタフライバルブ18が開いた状態(図5(a)参照)では、第1燃焼室12aと第2燃焼室12bとが連通する。
仕切壁13には、第1燃焼室12aと主燃焼室7とを連通させる複数の第1噴孔13aと、第2燃焼室12bと主燃焼室7とを連通させる複数の第2噴孔13bとが形成されている。第1噴孔13aは、第2噴孔13bよりも外側に配置されている。
また、ガスエンジン1は、図2に示すように、アクセル開度センサ19と、クランク角センサ20と、コントローラ21とを備えている。アクセル開度センサ19は、エンジン本体2の負荷(機関負荷)としてアクセル開度を検出するセンサである。クランク角センサ20は、クランクシャフト5の回転角度(クランク角)を検出するセンサである。
コントローラ21は、アクセル開度センサ19及びクランク角センサ20の検出値を入力し、所定の処理を行い、燃料噴射弁14、点火プラグ16及びバタフライバルブ18を制御する。
図3は、コントローラ21により実行される処理手順を示すフローチャートである。図3において、まずアクセル開度センサ19の検出値に基づいて、エンジン本体2の負荷が所定値よりも低いかどうかを判断する(手順S101)。
エンジン本体2の負荷が所定値よりも低いと判断されたときは、低負荷用の燃焼制御を実施する(手順S102)。具体的には、吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程という1サイクルにおいて、燃料と空気との混合気の燃焼を2段階で行うように制御する。
一方、エンジン本体2の負荷が所定値よりも低くないと判断されたときは、中高負荷用の燃焼制御を実施する(手順S103)。具体的には、吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程という1サイクルにおいて、燃料と空気との混合気の燃焼を1回だけ行うように制御する。
図4を用いて上記手順S102の詳細を明らかにしつつ、図5を用いて低負荷時のエンジン本体2の動作について説明する。なお、バタフライバルブ18は、予め開いている状態である。
まずクランク角センサ20の検出値に基づいて、燃料供給タイミングであるかどうか、具体的には吸気行程であるかどうかを判断する(図4の手順S111)。燃料供給タイミングであると判断されたときは、燃料噴射弁14から燃料を噴射させて副燃焼室12に燃料を供給するように燃料噴射弁14を制御する(図4の手順S112)。すると、図5(a)に示すように、燃料が燃料通路15を通って副燃焼室12に供給される。その後、図示はしないが、圧縮行程において、主燃焼室7の空気が仕切壁13の各第1噴孔13a及び各第2噴孔13bを介して副燃焼室12に導入される。
そして、クランク角センサ20の検出値に基づいて、最初の燃焼タイミングであるかどうか、具体的には膨張行程初期であるかどうかを判断する(図4の手順S113)。最初の燃焼タイミングであると判断されたときは、図5(b)に示すように、バタフライバルブ18を閉じるように制御する(図4の手順S114)。
続いて、副燃焼室12に火花を発生させるように点火プラグ16を制御する(図4の手順S115)。すると、副燃焼室12の第1燃焼室12aに存在する燃料と空気との混合気が燃焼され、仕切壁13の各第1噴孔13aから主燃焼室7に火炎(トーチ)Fが噴出される。そして、トーチFが主燃焼室7の壁面に到達し、更に主燃焼室7の壁面に沿って周方向にトーチFが伝播する。これにより、主燃焼室7内の外側部分に存在する希薄な混合気が燃焼される。
その後、クランク角センサ20の検出値に基づいて、2回目の燃焼タイミングであるかどうか、具体的には膨張行程後期であるかどうかを判断する(図4の手順S116)。2回目の燃焼タイミングであると判断されたときは、図5(c)に示すように、バタフライバルブ18を開くように制御する(図4の手順S117)。
続いて、副燃焼室12に火花を発生させるように点火プラグ16を制御する(図4の手順S118)。すると、副燃焼室12の第2燃焼室12bに存在する燃料と空気との混合気が燃焼される。このとき、第1燃焼室12aと第2燃焼室12bとを区分けするバタフライバルブ18の作動(回動)により、第2燃焼室12bに存在する混合気が点火プラグ16の近傍に流れるため、第2燃焼室12bに存在する混合気に点火しやすくなる。そして、仕切壁13の各第2噴孔13bから主燃焼室7にトーチFが噴出され、トーチFが主燃焼室7の中央部分(副燃焼室12の真下部分)に到達する。これにより、主燃焼室7の中央部分に存在する希薄な混合気が燃焼される。
このような制御処理を行うことにより、主燃焼室7での火炎伝播の遅い軽負荷(低負荷)時において、燃え残りの発生しやすい主燃焼室7の中央部分に存在する未燃燃料を燃焼させることができる。
図6を用いて上記手順S103の詳細を明らかにしつつ、図7を用いて中高負荷時のエンジン本体2の動作について説明する。なお、バタフライバルブ18は、予め開いている状態である。
まず図7(a)に示すように、排気行程において、主燃焼室7から仕切壁13の各第1噴孔13a及び各第2噴孔13bを介して副燃焼室12に排ガス(燃焼ガス)が導入される。
そして、クランク角センサ20の検出値に基づいて、燃料供給タイミングであるかどうか、具体的には吸気行程であるかどうかを判断する(図6の手順S121)。燃料供給タイミングであると判断されたときは、図7(b)に示すように、バタフライバルブ18を閉じるように制御する(図6の手順S122)。
続いて、燃料噴射弁14から燃料を噴射させて副燃焼室12に燃料を供給するように燃料噴射弁14を制御する(図6の手順S123)。すると、図7(b)に示すように、燃料が燃料通路15を通って副燃焼室12に供給される。このとき、第1燃焼室12aへの燃料の導入により第1燃焼室12aは掃気されるが、第2燃焼室12bには燃料が導入されないため、第2燃焼室12bには排ガスが残留した状態となる。
その後、図示はしないが、圧縮行程において、主燃焼室7の空気が仕切壁13の各第1噴孔13a及び各第2噴孔13bを介して副燃焼室12に導入される。
そして、クランク角センサ20の検出値に基づいて、燃焼タイミングであるかどうか、具体的には膨張行程初期であるかどうかを判断する(図6の手順S124)。燃焼タイミングであると判断されたときは、図7(c)に示すように、バタフライバルブ18を開くように制御する(図6の手順S125)。
続いて、副燃焼室12に火花を発生させるように点火プラグ16を制御する(図6の手順S126)。すると、副燃焼室12に存在する燃料と空気との混合気が燃焼され、仕切壁13の各第1噴孔13a及び各第2噴孔13bから主燃焼室7にトーチFが噴出される。
このとき、第2燃焼室12に残留する排ガスが副燃焼室12の温度を低下させるため、弱いトーチFが主燃焼室7に噴出される。これにより、主燃焼室7における混合気の燃焼が緩慢化される。
以上において、アクセル開度センサ19は、機関負荷を検出する検出手段を構成する。クランク角センサ20及びコントローラ21は、検出手段19により検出された機関負荷に応じて、副燃焼室12において燃料と空気との混合気を燃焼させるように、燃料供給部14,15、点火プラグ16及びバルブ18を制御する制御手段を構成する。
以上のように本実施形態にあっては、副燃焼室12内に円筒状の壁部17及びバタフライバルブ18を配置し、バタフライバルブ18によって壁部17の外側に形成される第1燃焼室12aと壁部17の内側に形成される第2燃焼室12bとに副燃焼室12を区分けすると共に、主燃焼室7と副燃焼室12とを仕切る仕切壁13に、第1燃焼室12aと主燃焼室7とを連通させる複数の第1噴孔13aと、第2燃焼室12bと主燃焼室7とを連通させる複数の第2噴孔13bとを形成した構成とする。
そして、エンジン本体2の負荷が所定値よりも低いときは、バタフライバルブ18を閉じた状態で、副燃焼室12の第1燃焼室12aに存在する混合気を燃焼させ、仕切壁13の各第1噴孔13aから主燃焼室7にトーチを噴出させ、その後バタフライバルブ18を開いた状態で、副燃焼室12の第2燃焼室12bに存在する混合気を燃焼させ、仕切壁13の各第2噴孔13bから主燃焼室7にトーチを噴出させるので、上述したように、燃え残りの発生しやすい主燃焼室7の中央部分に存在する未燃燃料を燃焼させることができる。従って、主燃焼室7での火炎伝播の遅い低負荷時において、主燃焼室7に存在する混合気全体を確実に燃焼することができる。これにより、主燃焼室7に混合気の燃え残りが発生することが抑えられるため、主燃焼室7から未燃燃料が排出されることを抑制できる。その結果、混合気の希薄限界が改善され、燃費向上を図ることが可能となる。
また、エンジン本体2の負荷が所定値よりも高いときは、副燃焼室12に排ガスを導入してからバタフライバルブ18を閉じ、その状態で燃料を副燃焼室12に供給し、その後バタフライバルブ18を開いた状態で、副燃焼室12に存在する混合気を燃焼させ、仕切壁13の各第1噴孔13a及び各第2噴孔13bから主燃焼室7にトーチを噴出させるので、上述したように、第2燃焼室12bに残留する排ガスが燃焼温度を低下させ、主燃焼室7に噴出されるトーチを弱めることができる。これにより、中高負荷時において、主燃焼室7における混合気の急峻な燃焼を抑制し、冷却損失を低減することができる。また、低温時には、第2燃焼室12bに残留する排ガスが副燃焼室12の温度を上昇させるため、燃焼安定性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、仕切壁13に複数の第2噴孔13bが形成されているが、第2噴孔13bの数としては、1つであっても良い。この場合には、副燃焼室12の真下にトーチを噴出させるようにする。
1…ガスエンジン(内燃機関)、3…シリンダ、4…ピストン、7…主燃焼室、12…副燃焼室、12a…第1燃焼室、12b…第2燃焼室、13…仕切壁、13a…第1噴孔、13b…第2噴孔、14…燃料噴射弁(燃料供給部)、15…燃料通路(燃料供給部)、16…点火プラグ、17…壁部、18…バタフライバルブ、19…アクセル開度センサ(検出手段)、20…クランク角センサ(制御手段)、21…コントローラ(制御手段)。

Claims (4)

  1. シリンダ内に往復昇降自在に設けられたピストンと、
    前記シリンダ及び前記ピストンにより形成される主燃焼室と、
    前記シリンダにおける前記主燃焼室の上部に設けられた副燃焼室と、
    前記副燃焼室に燃料を供給する燃料供給部と、
    前記副燃焼室に火花を発生させる点火プラグとを備え、
    前記副燃焼室内には、壁部と、前記壁部の外部に形成される第1燃焼室と前記壁部の内部に形成される第2燃焼室とに前記副燃焼室を区分けするバルブとが配置されており、
    前記主燃焼室と前記副燃焼室とを仕切る仕切壁には、前記第1燃焼室と前記主燃焼室とを連通させる第1噴孔と、前記第2燃焼室と前記主燃焼室とを連通させる第2噴孔とが設けられていることを特徴とする内燃機関。
  2. 機関負荷を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された機関負荷に応じて、前記副燃焼室において燃料と空気との混合気を燃焼させるように、前記燃料供給部、前記点火プラグ及び前記バルブを制御する制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項1記載の内燃機関。
  3. 前記制御手段は、前記機関負荷が所定値よりも低いときに、前記バルブを開くように制御した状態で、前記副燃焼室に燃料を供給するように前記燃料供給部を制御した後、前記バルブを閉じるように制御してから、前記第1燃焼室に存在する混合気を燃焼させるように前記点火プラグを制御し、その後前記バルブを開くように制御してから、前記第2燃焼室に存在する混合気を燃焼させるように前記点火プラグを制御することを特徴とする請求項2記載の内燃機関。
  4. 前記制御手段は、前記機関負荷が所定値よりも高いときに、前記バルブを閉じるように制御した状態で、前記副燃焼室に燃料を供給するように前記燃料供給部を制御した後、前記バルブを開くように制御してから、前記第1燃焼室及び前記第2燃焼室に存在する混合気を燃焼させるように前記点火プラグを制御することを特徴とする請求項2または3記載の内燃機関。
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