JP5978247B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、表示装置に関する。
表示部に表示された映像を、反射部で反射させて観視者に投影する表示装置がある。このような表示装置は、例えば、ヘッドマウントディスプレイ(HMD、頭部装着型表示装置)として用いられる。表示装置において、見易い表示が望まれる。
特開2002−287077号公報
本発明の実施形態は、見易い表示装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、表示装置は、投影ユニットと、第1光学部と、第2光学部と、を備える。前記投影ユニットは、画像情報を含む画像光を出射する。前記第1光学部は、前景からの前景光の少なくとも一部を透過し、前記画像光を反射しない。前記第2光学部は、前記画像光の少なくとも一部を反射し、前記前景光の少なくとも一部を透過する。前記第1光学部の光反射率は、前記第2光学部の光反射率よりも低く、前記第1光学部の光吸収率は、前記第2光学部の光吸収率よりも高い。
第1の実施形態に係る表示装置を例示する模式図である。 図2(a)〜図2(d)は、実施形態に係る表示装置の第1光学部を例示する模式的断面図である。 図3(a)〜図3(c)は、実施形態に係る表示装置の第2光学部を例示する模式的断面図である。 実施形態に係る第2光学部の製造方法を例示するフローチャート図である。 実施形態に係る表示装置を例示する模式図である。 実施形態に係る表示装置の第1光学部を例示する図である。 実施形態に係る表示装置を例示するブロック図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る表示装置を例示する模式図である。
図1に表したように、表示装置100は、投影ユニット200と、第1光学部130と、第2光学部140と、処理部150と、を含む。投影ユニット200は、表示部110と、投影部120とを含む。なお、第1光学部130と第2光学部140とが並ぶ方向をX軸方向とする。X軸方向に対して垂直な1つの方向をY軸方向とする。X軸方向に対して垂直でY軸方向に対して垂直な方向をZ軸方向とする。例えば、Y軸方向は、観視者80の正面方向に対応し、保持部320の延在する方向に対応する。X軸方向は、観視者80の左右方向(横方向)に対応し、Z軸方向は、観視者80の上方向(縦方向)に対応する。
例えば、処理部150から表示部110に画像情報が入力される。
表示部110は、複数の画素を含む。複数の画素は、平面上に並べて設けられる。表示部110は、画像情報を含む画像光L1を出射する。表示部110は、映像を表示するディスプレイである。画像光L1は、投影部120へ向けて出射される。ディスプレイには、例えば、液晶、有機ELまたはLCOS(Liquid Crystal On Silicon)などが用いられる。但し、実施形態は、これらに限定されない。
投影部120は、表示部110の複数の画素から出射された画像光L1の光路上において、表示部110と第2光学部140との間に設けられる。投影部120は、少なくとも1つ以上の光学素子を含む。投影部120は、入射した画像光L1を投影する。光学素子には、レンズ、プリズム、またはミラーなどを用いることができる。投影部120は、例えば、画像光L1の少なくとも一部の進行方向を変化させる。複数の光学素子を複数用いた場合、それらは直線上に配置されていなくてもよい。図1では、表示部110と投影部120とが傾斜して配されているがこの例に限られない。
第2光学部140は、例えば、マルチミラーアレイ(Multi Mirror Array:MMA)である。MMAは溝の断面が鋸歯状の形状をしたマイクロプリズムの表面上に光の一部を反射させるハーフミラーコートが施され、入射した光の反射方向を所定の方向に反射させる平板状コンバイナである。
第2光学部140は、投影部120を通過した画像光L1の少なくとも一部を反射する。例えば、第2光学部140は、観視者80の瞳孔160に向けて、投影部120を通過した光を反射する。第2光学部140によって反射された光は、瞳孔160から見て、虚像として像を形成する。このようにして、観視者80は、像を見ることができる。
この例では、虚像として像を表示している。この例では、瞳孔160の正面に像170を表示している。但し、像180のように、観視者80の視界の端に像を表示してもよい。これにより、観視者80の視界が遮られない。像170または像180は、実景である前景190に重畳される。観視者80は、像170または像180が重畳された前景190を見ることができる。
この例では、表示装置100は、保持部320をさらに含む。保持部320は、表示部110、投影部120、第1光学部130及び第2光学部140の少なくともいずれかを保持する。保持部320には、第1光学部130を保持するための第1フレーム201と、第2光学部140を保持するための第2フレーム202とが形成されている。保持部320は、例えば、樹脂製や金属製である。保持部320は、例えば、第2光学部140と投影部120との相対的配置と、投影部120と表示部110との相対的配置と、を規定する。本実施形態では、保持部320が、眼鏡フレームの形状である例について述べる。保持部320はゴーグル状の形状等であっても構わない。表示部110及び投影部120を含む投影ユニット200は、保持部320を観視者80が装着したときに、保持部320の内側に配置されることが好ましい。これにより、観視者80が通常の眼鏡を使用するように違和感なく表示装置100を使用することができる。
なお、図1では、1つの表示装置100を用い、片方の眼に対して画像を表示する単眼HMDを表している。なお、表示装置100は右眼に設けられているが、左眼に設けるようにしてもよい。
上述のHMDには、両眼投影型と、単眼投影型とがある。HMDの形状は、例えば、眼鏡形状やゴーグル形状等である。両眼投影型の場合、両眼のフレーム部分に例えばマルチミラーアレイ(MMA)が取り付けられる。片眼投影型の場合、投影側のフレーム部分にのみMMAが取り付けられる場合がある。この場合、投影側のフレーム部分と非投影側のフレーム部分との間で透過率に差異が生じ、視認性が低下する。このため、見易い表示装置が望まれている。
本実施形態では、図1に表すように、投影側の第2光学部140と対となる非投影側の第1光学部130が設けられる。投影ユニット200は、画像光L1を第2光学部140に向けて出射する。第1光学部130は、前景190からの前景光L2の少なくとも一部を透過する。第2光学部140は、画像光L1の少なくとも一部を反射し、前景光L2の少なくとも一部を透過する。
第1光学部130の光反射率は、第2光学部140の光反射率よりも低い。第1光学部130の光吸収率は、第2光学部140の光吸収率よりも高い。これにより、第1光学部130の光透過率と、第2光学部140の光透過率と、をほぼ同じにし、視認性の低下を抑制する。
すなわち、第2光学部140は、投影ユニット200からの画像光L1の少なくとも一部を反射させる光反射層(後述の図3(a)〜図3(c)を参照)を含む。このため、第2光学部140は、第1光学部130と比較して、前景190からの前景光L2に対して反射成分が多くなり、光透過率が減衰する。一方、第1光学部130は、第2光学部140と比較して、前景190からの前景光L2に対して吸収成分を多くする。これにより、光透過率を減衰させる。具体的には、後述の図2(a)〜図2(d)に表す構造が考えられる。これにより、第1光学部130の光透過率と、第2光学部140の光透過率とをほぼ同じにし、見易い表示装置を提供することができる。
以下の実施形態において、光反射率、光吸収率及び光透過率は、それぞれ分光反射率、分光吸収率及び分光透過率としてもよい。光反射率は、例えば、鏡面反射率である。これらの光反射率、光吸収率及び光透過率は、
光反射率+光吸収率+光透過率=1 …(1)
の関係を満たすものとする。
なお、光反射率の測定方法においては、例えば、分光光度計で、入射された光に対して反射する光の強度を積分球で測定する。光透過率の測定方法においては、同様に分光光度計で、入射した光に対して透過する光を積分球で測定する。光吸収率は、分光光度計で測定した光透過率の値と、光反射率の値と、上記(1)式と、により求める。
図2(a)〜図2(d)は、実施形態に係る表示装置の第1光学部を例示する模式的断面図である。
図2(a)は第1の実施形態に係る第1光学部を表し、図2(b)は第2の実施形態に係る第1光学部を表し、図2(c)は第3の実施形態に係る第1光学部を表し、図2(d)は第4の実施形態に係る第1光学部を表す。
図2(a)の第1光学部130aは、光透過性の第1基材131aと、第1基材131aと積層された光吸収層132aと、を含む。
第1基材131aの材料は、例えば、後述の図3(a)〜図3(c)に表す第2光学部140の第2基材141a、141b、141c(以下、第2基材141で代表する)の材料と同じであることが好ましい。より好ましくは、第1基材131aの屈折率は、第2基材141の屈折率とほぼ同じであるとよい。
光吸収層132aは、前景光L2(図1)の少なくとも一部を吸収し、光透過率を減衰させる。光吸収層132aの光吸収率は、第1基材131aの光吸収率よりも高い。なお、第1基材131aと光吸収層132aとは図示しない光学接着剤で接着されている。この光学接着剤の屈折率は、第1基材131aの屈折率とほぼ同じであることが好ましい。
第1基材131aとしては、例えば、アクリル系材料、カーボネート系材料、ウレタン系材料、エポキシ系材料など、透明プラスチックに類する材料が用いられる。光吸収層132aとしては、例えば、カーボン微粒子、または有機系色素などが用いられる。
(第2の実施形態)
図2(b)の第1光学部130bは、光透過性の第1基材131bと、第1基材131bと積層された光吸収層132bと、さらに、第1対向部材133bと、を含む。光吸収層132bは、第1基材131bと、第1対向部材133bとの間に設けられている。第1基材131bの材料は、例えば、第2基材141の材料と同じであることが好ましい。より好ましくは、第1基材131bの屈折率は、第2基材141の屈折率とほぼ同じであるとよい。第1対向部材133bの材料は、例えば、第1基材131bの材料と同じであることが好ましい。より好ましくは、第1対向部材133bの屈折率は、例えば、第1基材131bの屈折率とほぼ同じであるとよい。
光吸収層132bは、前景光L2(図1)の少なくとも一部を吸収し、光透過率を減衰させる。光吸収層132bの光吸収率は、第1基材131bの光吸収率よりも高い。光吸収層132bの光吸収率は、第1対向部材133bの光吸収率よりも高い。なお、第1基材131bと光吸収層132bとは図示しない光学接着剤で接着されている。第1対向部材133bと光吸収層132bとは同様に光学接着剤で接着されている。光学接着剤の屈折率は、第1基材131b及び第1対向部材133bの屈折率とほぼ同じであることが好ましい。
第1基材131bとしては、例えば、アクリル系材料、カーボネート系材料、ウレタン系材料、エポキシ系材料など、透明プラスチックに類する材料が用いられる。光吸収層132bとしては、例えば、カーボン微粒子、または有機系色素などが用いられる。第1対向部材133bとしては、第1基材131bと同様、例えば、アクリル系材料、カーボネート系材料、ウレタン系材料、エポキシ系材料など、透明プラスチックに類する材料が用いられる。
(第3の実施形態)
図2(c)の第1光学部130cは、光透過性の第1基材131cと、第1基材131cと積層された光吸収層138cと、さらに、第1対向部材136cと、中間層である第1光学接着層137c(第1接着層)と、を含む。第1基材131cは、第1基材131cの主面132cに対して傾斜する複数の傾斜面133cを有する凹凸部134cを含む。第1対向部材136cは、凹凸部134cに対向する平面部135cを含む。第1光学接着層137cは、凹凸部134cと平面部135cとの間に設けられ、凹凸部134cと平面部135cとを接着する。つまり、第1対向部材136c及び第1光学接着層137cは、光吸収層138cと第1基材131cとの間に設けられている。
第1基材131cの材料は、例えば、第2基材141の材料と同じであることが好ましい。より好ましくは、第1基材131cの屈折率は、第2基材141の屈折率とほぼ同じであるとよい。第1対向部材136cの材料は、例えば、第1基材131cの材料と同じであることが好ましい。より好ましくは、第1対向部材136cの屈折率は、例えば、第1基材131cの屈折率とほぼ同じであるとよい。第1光学接着層137cの屈折率は、第1基材131c及び第1対向部材136cの屈折率とほぼ同じであることが好ましい。例えば、第1光学接着層137cの屈折率と、第1基材131cの屈折率との差の絶対値は、第1基材131cの屈折率の1%以下(より好ましくは0.5%以下)である。
光吸収層138cは、前景光L2(図1)の少なくとも一部を吸収し、光透過率を減衰させる。光吸収層138cの光吸収率は、第1基材131cの光吸収率よりも高い。光吸収層138cの光吸収率は、第1対向部材136cの光吸収率よりも高い。なお、第1対向部材136cと光吸収層138cとは図示しない光学接着剤で接着されている。光学接着剤の屈折率は、第1基材131c及び第1対向部材136cの屈折率とほぼ同じであることが好ましい。
第1基材131cとしては、例えば、アクリル系材料、カーボネート系材料、ウレタン系材料、エポキシ系材料など、透明プラスチックに類する材料が用いられる。光吸収層138cとしては、例えば、カーボン微粒子、または有機系色素などが用いられる。第1対向部材136cとしては、第1基材131cと同様、例えば、アクリル系材料、カーボネート系材料、ウレタン系材料、エポキシ系材料など、透明プラスチックに類する材料が用いられる。第1光学接着層137cとしては、例えば、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤またはウレタン系接着剤など、透明光学接着剤が用いられる。
(第4の実施形態)
図2(d)の第1光学部130dは、光透過性の第1基材131dを含む。第1基材131dの光透過率は、第2基材141の光透過率よりも低い。すなわち、第1基材131dは、光吸収層を用いることなく、基材自身により光透過率を減衰させる。第1基材131dとしては、例えば、塩化ビニル、プロピレン、ポリエチレン、などが用いられる。
上記の各実施形態によれば、第1光学部130の光透過率と、第2光学部140の光透過率とをほぼ同じにすることができる。例えば、第1光学部130の光透過率と、第2光学部140の光透過率との差の絶対値が、第2光学部140の光透過率の1%以下(より好ましくは0.5%以下)である。これにより、視認性の低下を抑制し、見易い表示装置を提供することができる。
図3(a)〜図3(c)は、実施形態に係る表示装置の第2光学部を例示する模式的断面図である。
図3(a)に表す第2光学部140aは、光透過性の第2基材141aと、第2基材141aと積層され画像光L1(図1)の少なくとも一部を反射させる光反射層145aと、を含む。光反射層145aの光反射率は、第2基材141aの光反射率よりも高い。
第2光学部140aは、第2対向部材147aと、中間層である第2光学接着層148a(第2接着層)と、をさらに含む。第2基材141aは、第2基材141aの主面142aに対して傾斜する複数の傾斜面143aを有する凹凸部144aを含む。第2対向部材147aは、凹凸部144aに対向する平面部(平面)146aを含む。第2光学接着層148aは、凹凸部144aと平面部146aとの間に設けられ、凹凸部144aと平面部146aとを接着する。
第2基材141aの材料は、例えば、前述の図2(a)〜図2(c)で表す第1光学部130の第1基材131a、131b、131c(以下、第1基材131で代表する)の材料と同じであることが好ましい。より好ましくは、第2基材141aの屈折率は、第1基材131の屈折率とほぼ同じであるとよい。第2対向部材147aの材料は、例えば、第2基材141aの材料と同じであることが好ましい。より好ましくは、第2対向部材147aの屈折率は、例えば、第2基材141aの屈折率とほぼ同じであるとよい。第2光学接着層148aの屈折率は、第2基材141a及び第2対向部材147aの屈折率とほぼ同じであることが好ましい。例えば、第2光学接着層148aの屈折率と、第2基材141aの屈折率との差の絶対値は、第2基材141aの屈折率の1%以下(より好ましくは0.5%以下)である。
第2基材141aとしては、例えば、アクリル系材料、カーボネート系材料、ウレタン系材料、エポキシ系材料など、透明プラスチックに類する材料が用いられる。光反射層145aとしては、例えば、誘電体多層膜、金属膜または金属酸化膜などが用いられる。第2対向部材147aとしては、第2基材141aと同様、例えば、アクリル系材料、カーボネート系材料、ウレタン系材料、エポキシ系材料など、透明プラスチックに類する材料が用いられる。第2光学接着層148aとしては、例えば、アクリル系、エポキシ系またはポリウレタン系などが用いられる。
光反射層145aは、複数の傾斜面143aに沿って形成される。光反射層145aは、例えば並列に配置された複数の微細なハーフミラーである。つまり、光反射層145aは、第2基材141aの主面142aに対して傾斜するハーフミラーとしてもよい。これにより、光の反射角度を調整することができる。第2光学部140aは、例えば、フレネル構造とされる。
なお、主面142aが平坦な例を図示したが、曲面であっても構わない。傾斜面143aの角度は、投影部120が投影する光の光軸と、想定される視点と、の位置関係によって定まる。なお、傾斜面143aが平坦な例を図示したが、パワーを持つ曲面であっても構わない。
段差面151aは、傾斜面143aを、所定の第2光学部140aの厚さに収めるためにフレネル形状とするための面である。光反射層145aは、傾斜面143a上の少なくとも一部に形成され、入射した光の一部を反射する。光反射層145aは、複数の傾斜面143aに沿って形成される。段差面151aと、傾斜面143aとは、同じ方向に延伸する。
本実施形態では、第2光学部140aの凹凸部144aの全面(傾斜面143aと段差面151aとを含む)に光反射層145aが形成される例について述べる。
なお、段差面151a上には光反射層145aを形成せず、傾斜面143aに光反射層145aを形成する構成であってもよい。段差面151aは、投影部120から入射する光と特定の角度を成すような光反射層145aを形成すべき傾斜面143aを設けつつ、第2基材141aを所定の厚さ以下に形成するために設けられた面である。そのため、投影部120が出射する光を段差面151aで反射することで虚像に光ムラが生じる場合がある。そのため、段差面151a上には光反射層145aを形成しないことで光のムラを軽減することができる。一部に選択的に光反射層145aを形成する方法としては、例えば、マスクを利用したり、また、レーザーによるリソグラフィを用いたりすることができる。
第2光学部140aの厚さ(W)は、約2〜3mm程度である。傾斜面143aのX軸方向のピッチ(p)は、約数百μm程度である。傾斜面143aと、主面142aとがなす角度は、約10〜20°程度である。なお、これらの数値は一例であり、その他の構成であってもよい。
第2基材141aの主面142aが観視者80側となるように第2光学部140aが第2フレーム202に配されることが好ましい。仮に主面142aが前景190側となるように配した場合、投影ユニット200から入射する光が傾斜面143a上の光反射層145aで反射する前後に第2光学接着層148aと第2対向部材147aとの界面を2回通る必要が生じる。第2光学接着層148aと第2対向部材147aとの屈折率を全く同一にすることは困難である。このため、界面で微小ながらも光は屈折し、二重像や像170、180に歪みが生じる可能性がある。主面142aを観視者80側となるように配すことで良好な像170、180を観視することが可能となる。なお、第2基材141aの主面142aが前景190側となるように配されていても、像170、180を観視することは可能である。
段差面151aは、主面142a若しくは平面部(平面)146aとなす角が略直角であることが望ましい。より具体的には、例えば、90°±3°程度であることが望ましい。第2光学接着層148aの屈折率と、第2基材141aの屈折率との差は十分小さいが、全く同一にすることは困難である。段差面151aの角度を上記の構成とすることで、入射する前景190からの前景光L2のうち、段差面151aを透過する光の量を減らすことができ、二重像を抑制することができる。
なお、光反射層145aは、第1光学部140aの製造工程において、例えば、第2基材141aの上に、プレス加工等により傾斜面143aを有する凹凸部144aを形成し、その傾斜面143aに沿って反射コートを蒸着することで得られる。
図4は、実施形態に係る第2光学部の製造方法を例示するフローチャート図である。
図4は、図3(a)に表す第2光学部140aを製造する方法を説明する図である。
第2基材141a上に、凹凸部144aを形成する(ステップS1)。第2基材141aの材料として熱可塑性樹脂を用いる場合、例えば射出成形を用いる。軟化する温度に加熱した材料を、射出圧を加えて金型に充填して成形する。表面に凹凸がある金型を用いることで、第2基材141a上に、凹凸部144aを形成することができる。なお、射出成形に限らず、プレス加工等を用いても良い。
第2フレーム202の形状に合わせて凹凸部144aの形成された第2基材141aをカットする。また、第2フレーム202の形状に合わせて第2対向部材147aをカットする(ステップS2)。
第2基材141aの凹凸部144a上に光反射層145aを形成する(ステップS3)。光反射層145aの形成には、例えば、めっきや蒸着などの方法が用いられる。反射光と透過光の割合は光反射層145aの厚みで調整が可能である。光反射層145aが薄いと透過光の割合が増え、光反射層145aが厚いと反射光の割合が増える。なお、凹凸部144aの全面ではなく一部に光反射層145aを形成してもよい。
第2光学接着層(中間層)148aとされる液体状の樹脂を、第2基材141aの凹凸部側に滴下する(ステップS4)。第2光学接着層148aの樹脂としては、例えば、紫外線(UV)の光エネルギーに反応して液体から固体に化学的に変化する合成樹脂を用いる。
第2基材141a上に第2光学接着層148aを挟持するよう第2対向部材147aを重ね合わせる(ステップS5)。なお、第2光学接着層148aとしては、第2基材141a及び第2対向部材147aの屈折率との誤差が小さい材料を用いることが好ましい。これにより前景190を歪みなく見ることが可能となる。
紫外線(UV)を照射し、第2光学接着層148aを硬化させる(ステップS6)。以上のプロセスによって、第2光学部140を製造することが可能である。なお、図2(c)に表した第1光学部130c等についても同様の方法で製造することができる。
上記した方法は一例であり、ステップの順番を入れ替えたり、そのほかの方法を用いたりしてもよい。
図3(b)に表す第2光学部140bは、光透過性の第2基材141bと、第2基材141bと積層され画像光L1(図1)の少なくとも一部を反射させる光反射層145bと、を含む。光反射層145bの光反射率は、第2基材141bの光反射率よりも高い。
第2光学部140bは、第2対向部材147bと、中間層である光学流動層148b(液体層)と、外周接着部149bと、をさらに含む。第2基材141bは、第2基材141bの主面142bに対して傾斜する複数の傾斜面143bを有する凹凸部144bを含む。凹凸部144bには、段差面151bが形成されている。第2対向部材147bは、凹凸部144bに対向する平面部146bを含む。光学流動層148bは、凹凸部144bと平面部146bとの間に設けられる。外周接着部149bは、第2基材141bの外周部と、第2対向部材147bの外周部とを接着する。
第2基材141bの材料は、例えば、第1基材131の材料と同じであることが好ましい。より好ましくは、第2基材141bの屈折率は、第1基材131の屈折率とほぼ同じであるとよい。第2対向部材147bの材料は、例えば、第2基材141bの材料と同じであることが好ましい。より好ましくは、第2対向部材147bの屈折率は、例えば、第2基材141bの屈折率とほぼ同じであるとよい。光学流動層148bの屈折率は、第2基材141b及び第2対向部材147bの屈折率とほぼ同じであることが好ましい。例えば、光学流動層148bの屈折率と、第2基材141bの屈折率との差の絶対値は、第2基材141bの屈折率の1%以下(より好ましくは0.5%以下)である。外周接着部149bの屈折率は、第2基材141b及び第2対向部材147bの屈折率とほぼ同じであることが好ましい。例えば、外周接着部149bの屈折率と、第2基材141bの屈折率との差の絶対値は、第2基材141bの屈折率の1%以下(より好ましくは0.5%以下)である。
なお、外周接着部149bとした(つまり、接着部が外周部に配された)場合、視覚に与える影響が低いため、外周接着部149bは透明でなくてもよい。図3(b)の第2光学部140bを製造する場合、例えば、液晶パネルの基板間に液晶層を注入する手法と同様の方法を用いることができる。具体的には、外周部に接着剤である外周接着部149bを形成し、その一部に穴をあけ、真空状態にして液状の光学流動層148bを注入する方法で製造することが可能である。
第2基材141bとしては、例えば、アクリル系材料、カーボネート系材料、ウレタン系材料、エポキシ系材料など、透明プラスチックに類する材料が用いられる。光反射層145bとしては、例えば、誘電体多層膜、金属膜または金属酸化膜などが用いられる。第2対向部材147bとしては、第2基材141bと同様、例えば、アクリル系材料、カーボネート系材料、ウレタン系材料、エポキシ系材料など、透明プラスチックに類する材料が用いられる。光学流動層148bとしては、例えば、光学マッチングオイルとしてパラフィン系オイル、ポリブテン混合物などが用いられる。外周接着部149bとしては、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂などが用いられる。
光反射層145bは、複数の傾斜面143bに沿って形成される。光反射層145bは、例えば、並列に配置された複数の微細なハーフミラーである。
図3(c)に表す第2光学部140cは、光透過性の第2基材141cと、第2基材141cと積層され画像光L1(図1)の少なくとも一部を反射させる光反射層145cと、を含む。光反射層145cの光反射率は、第2基材141cの光反射率よりも高い。
第2光学部140cは、第2対向部材147cと、中間層である第2光学接着層148cと、をさらに含む。第2基材141cは、第2基材141cの主面142cに対して傾斜する複数の傾斜面143cを有する凹凸部144cを含む。凹凸部144cには、段差面151cが形成されている。第2対向部材147cは、凹凸部144cに嵌合する対向凹凸部146cを含む。第2光学接着層148cは、凹凸部144cと対向凹凸部146cとの間に設けられ、凹凸部144cと対向凹凸部146cとを接着する。
第2基材141cの材料は、例えば、第1基材131の材料と同じであることが好ましい。より好ましくは、第2基材141cの屈折率は、第1基材131の屈折率とほぼ同じであるとよい。第2対向部材147cの材料は、例えば、第2基材141cの材料と同じであることが好ましい。より好ましくは、第2対向部材147cの屈折率は、例えば、第2基材141cの屈折率とほぼ同じであるとよい。第2光学接着層148cの屈折率は、第2基材141c及び第2対向部材147cの屈折率とほぼ同じであることが好ましい。例えば、第2光学接着層148cの屈折率と、第2基材141cの屈折率との差の絶対値は、第2基材141cの屈折率の1%以下(より好ましくは0.5%以下)である。
第2基材141cとしては、例えば、アクリル系材料、カーボネート系材料、ウレタン系材料、エポキシ系材料など、透明プラスチックに類する材料が用いられる。光反射層145cとしては、例えば、誘電体多層膜、金属膜または金属酸化膜などが用いられる。第2対向部材147cとしては、第2基材141cと同様、例えば、アクリル系材料、カーボネート系材料、ウレタン系材料、エポキシ系材料など、透明プラスチックに類する材料が用いられる。第2光学接着層148cとしては、例えば、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤またはウレタン系接着剤など、透明光学接着剤が用いられる。
光反射層145cは、複数の傾斜面143cに沿って形成される。光反射層145cは、例えば、並列に配置された複数の微細なハーフミラーである。
上記において、第2光学部140の3つの構造について例示したが、これらに限定されるものではない。
図5は、実施形態に係る表示装置を例示する模式図である。
本例では、投影側の第2光学部140a(図3(a))と対となる非投影側の第1光学部130a(図2(a))が設けられる。第1光学部130aの光反射率は、第2光学部140aの光反射率よりも低い。第1光学部130aの光吸収率は、第2光学部140aの光吸収率よりも高い。これにより、第1光学部130aの光透過率と、第2光学部140aの光透過率とをほぼ同じにする。例えば、第1光学部130aの光透過率と、第2光学部140aの光透過率との差の絶対値が、第2光学部140aの光透過率の1%以下(より好ましくは0.5%以下)である。これにより、視認性の低下を抑制し、見易い表示装置を提供できる。
図6は、実施形態に係る表示装置の第2光学部を例示する図である。
図6に例示する第2光学部140は、一部の領域内の傾斜面143及び段差面151上に光反射層145が形成されている。投影部120が投影可能な領域は限られている場合がある。そのため、投影部120から光が届かない領域に光反射層145を形成しないことが好ましい。これにより、前景190がより見易くなる。
図7は、実施形態に係る表示装置を例示するブロック図である。
なお、図7に表した例は、実施形態に係る表示装置の一例であり、必ずしも実際のモジュールとは一致しない場合がある。
図7は、実施形態に係る処理部150のハードウエア構成を例示する図である。
図7に表したように、処理部150は、インターフェース51と、プロセッサ52と、メモリ53と、センサ55とを含む。
インターフェース51は、外部の記憶媒体やネットワークと接続され、画像情報を取得する。外部との接続には、有線及び無線のいずれの方法を用いてもよい。また、画像情報以外の情報を通信しても良い。インターフェース51は、表示部110とも有線または無線で接続されており、表示すべき画像情報を表示部110に送る。
メモリ53には、例えば、取得した画像情報を処理するプログラムが記憶されている。例えば、メモリ53には、取得した画像情報を表示部110において適切な表示が行われるように変換するプログラム等が記憶される。また、メモリ53が画像情報を保持する構成であってもよい。プログラムは、予めメモリ53に記憶された状態で提供されてもよいし、CD−ROM等の記憶媒体やネットワークを介して提供され、適宜インストールされてもよい。
センサ55には、例えば、カメラ、マイク、位置センサ又は加速度センサなどの任意のセンサを用いることができる。例えば、センサ55から得られる情報に基づいて、プロセッサ52が表示部110に表示される画像を適宜変更する。これにより、表示装置の利便性や見易さを向上させることができる。
処理部150の各ブロックの一部、又は全部には、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路またはIC(Integrated Circuit)チップセットを用いることができる。各ブロックに個別の回路を用いてもよいし、一部又は全部を集積した回路を用いてもよい。各ブロック同士が一体として設けられてもよいし、一部のブロックが別に設けられてもよい。また、各ブロックのそれぞれにおいて、その一部が別に設けられてもよい。集積化には、LSIに限らず、専用回路又は汎用プロセッサを用いてもよい。
実施形態によれば、見易い表示装置が提供できる。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明の実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、表示部、投影部、第1光学部及び第2光学部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した表示装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての表示装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
51…インターフェース、 52…プロセッサ、 53…メモリ、 55…センサ、 80…観視者、 100…表示装置、 110…表示部、 120…投影部、 130、130a、130b、130c、130d…第1光学部、 131、131a、131b、131c、131d…第1基材、 132a、132b、138c…光吸収層、 132c、142a、142b、142c…主面、 133c、143a、143b、143c…傾斜面、 134c、144a、144b、144c…凹凸部、 135c、146a、146b…平面部、 136c…第1対向部材、 137c…第1光学接着層(第1接着層)、 140、140a、140b、140c…第2光学部、 141、141a、141b、141c…第2基材、 145、145a、145b、145c…光反射層、 147a、147b、147c…第2対向部材、 146c…対向凹凸部、 148a、148c…第2光学接着層(第2接着層)、 148b…光学流動層(液体層)、 149b…外周接着部、 150…処理部、 151a、151b、151c…段差面、 160…瞳孔、 170、180…像、 190…前景、 200…投影ユニット、 201…第1フレーム、 202…第2フレーム、 320…保持部

Claims (15)

  1. 画像情報を含む画像光を出射する投影ユニットと、
    前景からの前景光の少なくとも一部を透過し、前記画像光を反射しない第1光学部と、
    前記画像光の少なくとも一部を反射し、前記前景光の少なくとも一部を透過する第2光学部と、
    を備え、
    前記第1光学部の光反射率は、前記第2光学部の光反射率よりも低く、
    前記第1光学部の光吸収率は、前記第2光学部の光吸収率よりも高い表示装置。
  2. 前記第1光学部は、
    光透過性の第1基材と、
    前記第1基材と積層された光吸収層と、
    を含み、
    前記光吸収層の光吸収率は、前記第1基材の光吸収率よりも高い請求項1記載の表示装置。
  3. 前記第1光学部は、第1対向部材をさらに含み、
    前記光吸収層は、前記第1基材と前記第1対向部材との間に設けられている請求項2記載の表示装置。
  4. 前記第1基材は、前記第1基材の主面に対して傾斜する複数の傾斜面を有する凹凸部を含み、
    前記第1光学部は、
    第1対向部材と、
    前記凹凸部と前記第1対向部材との間に設けられ前記凹凸部と前記第1対向部材とを接着する第1接着層と、
    をさらに含み、
    前記第1対向部材及び前記第1接着層は、前記光吸収層と前記第1基材との間に設けられている請求項2記載の表示装置。
  5. 前記第1接着層の屈折率と、前記第1基材の屈折率との差の絶対値は、前記第1基材の前記屈折率の1%以下である請求項4記載の表示装置。
  6. 前記第2光学部は、
    光透過性の第2基材と、
    前記第2基材と積層され前記画像光の少なくとも一部を反射させる光反射層と、
    を含み、
    前記光反射層の光反射率は、前記第2基材の光反射率よりも高い請求項1〜5のいずれか1つに記載の表示装置。
  7. 前記第2基材は、前記第2基材の主面に対して傾斜する複数の傾斜面を有する凹凸部を含み、
    前記第2光学部は、
    第2対向部材と、
    前記凹凸部と前記第2対向部材との間に設けられ前記凹凸部と前記第2対向部材とを接着する第2接着層と、
    をさらに含み、
    前記光反射層は、前記複数の傾斜面に沿っている請求項6記載の表示装置。
  8. 前記第2接着層の屈折率と、前記第2基材の屈折率との差の絶対値は、前記第2基材の前記屈折率の1%以下である請求項7記載の表示装置。
  9. 前記第2基材は、前記第2基材の主面に対して傾斜する複数の傾斜面を有する凹凸部を含み、
    前記第2光学部は、
    第2対向部材と、
    前記凹凸部と前記第2対向部材との間に設けられた液体層と、
    前記液体層の周りにおいて前記第2基材と前記第2対向部材とを接着する外周接着部と、
    をさらに含み、
    前記光反射層は、前記複数の傾斜面に沿っている請求項6記載の表示装置。
  10. 前記液体層の屈折率と、前記第2基材の屈折率との差の絶対値は、前記第2基材の前記屈折率の1%以下である請求項9記載の表示装置。
  11. 前記第2基材は、前記第2基材の主面に対して傾斜する複数の傾斜面を有する凹凸部を含み、
    前記第2光学部は、
    前記凹凸部に嵌合する対向凹凸部を有する第2対向部材と、
    前記凹凸部と前記対向凹凸部との間に設けられ前記凹凸部と前記対向凹凸部とを接着する第2接着層と、
    をさらに含み、
    前記光反射層は、前記複数の傾斜面に沿って形成されている請求項6記載の表示装置。
  12. 前記第2接着層の屈折率と、前記第2基材の屈折率との差の絶対値は、前記第2基材の前記屈折率の1%以下である請求項11記載の表示装置。
  13. 前記第1基材の材料は、前記第2基材の材料と同じである請求項6〜12のいずれか1つに記載の表示装置。
  14. 前記第1光学部の光透過率と、前記第2光学部の光透過率との差の絶対値は、前記第2光学部の前記光透過率の1%以下である請求項1〜13のいずれか1つに記載の表示装置。
  15. 前記第1光学部は、第1基材を含み、
    前記第2光学部は、第2基材を含み、
    前記第1基材の光透過率は、前記第2基材の光透過率よりも低い請求項1記載の表示装置。
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