JP5977187B2 - ラジアントチューブバーナ制御装置 - Google Patents
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Description
RTバーナの燃料ガス及び燃焼用エアの供給を制御するRTバーナ制御装置であって、
前記燃焼用エアの流量を、前記燃料ガスを完全燃焼させるための理論空気量で除した値であるm値と、前記燃料ガスの流量の最大量に対する比率である燃焼負荷比TDRとの組み合わせを、着火モード条件とするとき、
RT内気柱共鳴周波数、RTと当該RT内レキュペレータとの狭流路で構成される空間でのヘルムホルツ共鳴周波数、燃焼用エア配管、燃料ガス配管及び燃料排ガス配管における、各配管の気柱共鳴周波数、及び、前記RTバーナ内のメインバーナ燃焼筒の渦周波数を、それぞれ予測し、前記渦周波数が前記RT内気柱共鳴周波数、前記ヘルムホルツ共鳴周波数又は前記各配管の気柱共鳴周波数のいずれかと一致する前記着火モード条件を含む、共鳴領域を設定し、前記着火モード条件が、前記共鳴領域を失火発生時間未満で通過する条件である場合は、予め設定された前記着火モード条件を実現する制御を行い、前記着火モード条件が、前記共鳴領域を失火発生時間未満で通過する条件でない場合は、当該着火モード条件の変更を行うことを特徴とする。
上記第1の発明に係るRTバーナ制御装置において、
RT長、前記燃料ガスの温度及び前記燃焼用エアの温度から、前記RT内気柱共鳴周波数を、RT径及び前記RT長から、前記ヘルムホルツ共鳴周波数を、前記燃焼用エア配管、前記燃料ガス配管及び前記燃料排ガス配管それぞれの、配管径及び配管長から、前記各配管の気柱共鳴周波数を、前記着火モード条件及び前記メインバーナ燃焼筒のノズル径から前記渦周波数を、それぞれ予測し、前記渦周波数が前記RT内気柱共鳴周波数、前記ヘルムホルツ共鳴周波数又は前記各配管の気柱共鳴周波数のいずれかと一致する前記着火モード条件を含む、共鳴領域を設定する固有周波数演算部と、
予め設定された前記着火モード条件が、前記共鳴領域を失火発生時間未満で通過する条件か否かを判断する判断部と、
予め設定された前記着火モード条件が、前記判断部によって、前記共鳴領域を失火発生時間未満で通過する条件であると判断されると、予め設定された前記着火モード条件を実現するように、前記燃料ガス配管に設けられた燃料ガス流量調節弁の弁開度を調節する燃料ガス流量調節弁開度アクチュエータと、前記燃焼用エア配管に設けられた燃焼用エア流量調節弁の弁開度を調節する燃焼用エア流量調節弁開度アクチュエータとに、駆動指令を出す操作部と、
予め設定された前記着火モード条件が、前記判断部によって、前記共鳴領域を失火発生時間未満で通過する条件でないと判断されると、当該着火モード条件の変更を行う前記着火モード条件設定部と
を備えることを特徴とする。
上記第2の発明に係るRTバーナ制御装置において、
前記判断部において、さらに、実際に計測したRTバーナ内圧が、前記RTバーナ内のパイロットバーナの燃料ガス供給圧、当該パイロットバーナの燃焼用エア供給圧、及び前記メインバーナの燃料ガス供給圧の中で最も低い供給圧よりも低くはない場合、前記着火モード条件を変更することを特徴とする。
上記第2又は3いずれか1つの発明に係るRTバーナ制御装置において、
前記着火モード条件設定部は、さらに、前記着火モード条件を変更する際、前記燃焼排ガス温度、前記燃焼用エア温度、前記m値及び前記燃焼負荷比TDRの相関関係と、実際に計測した前記燃焼排ガス温度と前記燃焼用エア温度とに基づいて、前記共鳴領域でない前記着火モード条件に変更することを特徴とする。
上記第1乃至4いずれか1つの発明に係るRTバーナ制御装置において、
前記失火発生時間とは、前記RT内気柱共鳴周波数、前記ヘルムホルツ共鳴周波数及び前記各配管の気柱共鳴周波数の中で、前記渦周波数と共鳴する共鳴周波数の1/2周期の時間であり、
変更完了後の前記着火モード条件は、実際の前記m値が前記共鳴領域を通過する時間が、前記渦周波数と共鳴する共鳴周波数の1/2周期の時間未満となるようにすることを特徴とする。
St=fd/u=0.63〜0.8
(St:ストローハル数、f:渦周波数[Hz]、d:メインバーナ燃焼筒ノズル径[m]、u:噴出し速度[m/s])
より算出する。
f=[C/(2π)](μ/V)1/2
μ=(A/[L+{(πA)1/2}/2])1/2
(f:ヘルムホルツ共鳴周波数[Hz]、V:燃焼室の体積[m3]、A:RTとRT内レキュペレータとの狭流路で構成される空間の断面積[m2]、L:RTとRT内レキュペレータとの狭流路で構成される空間の長さ[m])
より算出する。
f=nC/(2L)
f=(2n−1)C/(4L)
C=(kRT)1/2
(f:気柱共鳴振動数[Hz]、C:音速[m/s]、L:各配管長(又はRT長)[m]、k:比熱比、R:ガス定数、T:ガス温度(K))
より算出する。
11a メインバーナ燃焼筒
11b 火炎
12 パイロットバーナ
13 RT
14 レキュペレータ
15 RTバーナ
21 燃料ガス遮断弁
22 N2ガス遮断弁
23 燃料ガス流量調節弁
24 燃空ファン
25 燃焼用エア流量調節弁
26 燃料ガス配管
26a N2ガス配管
27 燃焼用エア配管
28 燃焼排ガス配管
29 燃焼排ガス用流量調節弁
30 排気ファン
31 (実施例1における)着火モード条件設定部
31a (実施例2における)着火モード条件設定部
31b (実施例3における)着火モード条件設定部
32 RTバーナ形状条件入力部
33 配管条件入力部
34 記憶部
35 操業条件設定部
36 固有周波数演算部
37 (実施例1における)判断部
37a (実施例2における)判断部
37b (実施例3における)判断部
38 操作部
39 燃料ガス流量調節弁開度アクチュエータ
40 燃焼用エア流量調節弁開度アクチュエータ
41 (実施例1に係る)RTバーナ制御装置
42 圧力計
43 温度計
44 固有周波数テーブル
51 (実施例2に係る)RTバーナ制御装置
61 (実施例3に係る)RTバーナ制御装置
Claims (5)
- ラジアントチューブ(以下、RTと記載)バーナの燃料ガス及び燃焼用エアの供給を制御するRTバーナ制御装置であって、
前記燃焼用エアの流量を、前記燃料ガスを完全燃焼させるための理論空気量で除した値であるm値と、前記燃料ガスの流量の最大量に対する比率である燃焼負荷比TDRとの組み合わせを、着火モード条件とするとき、
RT内気柱共鳴周波数、RTと当該RT内レキュペレータとの狭流路で構成される空間でのヘルムホルツ共鳴周波数、燃焼用エア配管、燃料ガス配管及び燃料排ガス配管における、各配管の気柱共鳴周波数、及び、前記RTバーナ内のメインバーナ燃焼筒の渦周波数を、それぞれ予測し、前記渦周波数が前記RT内気柱共鳴周波数、前記ヘルムホルツ共鳴周波数又は前記各配管の気柱共鳴周波数のいずれかと一致する前記着火モード条件を含む、共鳴領域を設定し、前記着火モード条件が、前記共鳴領域を失火発生時間未満で通過する条件である場合は、予め設定された前記着火モード条件を実現する制御を行い、前記着火モード条件が、前記共鳴領域を失火発生時間未満で通過する条件でない場合は、当該着火モード条件の変更を行うことを特徴とするRTバーナ制御装置。 - RT長、前記燃料ガスの温度及び前記燃焼用エアの温度から、前記RT内気柱共鳴周波数を、RT径及び前記RT長から、前記ヘルムホルツ共鳴周波数を、前記燃焼用エア配管、前記燃料ガス配管及び前記燃料排ガス配管それぞれの、配管径及び配管長から、前記各配管の気柱共鳴周波数を、前記着火モード条件及び前記メインバーナ燃焼筒のノズル径から前記渦周波数を、それぞれ予測し、前記渦周波数が前記RT内気柱共鳴周波数、前記ヘルムホルツ共鳴周波数又は前記各配管の気柱共鳴周波数のいずれかと一致する前記着火モード条件を含む、共鳴領域を設定する固有周波数演算部と、
予め設定された前記着火モード条件が、前記共鳴領域を失火発生時間未満で通過する条件か否かを判断する判断部と、
予め設定された前記着火モード条件が、前記判断部によって、前記共鳴領域を失火発生時間未満で通過する条件であると判断されると、予め設定された前記着火モード条件を実現するように、前記燃料ガス配管に設けられた燃料ガス流量調節弁の弁開度を調節する燃料ガス流量調節弁開度アクチュエータと、前記燃焼用エア配管に設けられた燃焼用エア流量調節弁の弁開度を調節する燃焼用エア流量調節弁開度アクチュエータとに、駆動指令を出す操作部と、
予め設定された前記着火モード条件が、前記判断部によって、前記共鳴領域を失火発生時間未満で通過する条件でないと判断されると、当該着火モード条件の変更を行う前記着火モード条件設定部と
を備えることを特徴とする請求項1に記載のRTバーナ制御装置。 - 前記判断部において、さらに、実際に計測したRTバーナ内圧が、前記RTバーナ内のパイロットバーナの燃料ガス供給圧、当該パイロットバーナの燃焼用エア供給圧、及び前記メインバーナの燃料ガス供給圧の中で最も低い供給圧よりも低くはない場合、前記着火モード条件を変更することを特徴とする請求項2に記載のRTバーナ制御装置。
- 前記着火モード条件設定部は、さらに、前記着火モード条件を変更する際、前記燃焼排ガス温度、前記燃焼用エア温度、前記m値及び前記燃焼負荷比TDRの相関関係と、実際に計測した前記燃焼排ガス温度と前記燃焼用エア温度とに基づいて、前記共鳴領域でない前記着火モード条件に変更することを特徴とする請求項2又は3に記載のRTバーナ制御装置。
- 前記失火発生時間とは、前記RT内気柱共鳴周波数、前記ヘルムホルツ共鳴周波数及び前記各配管の気柱共鳴周波数の中で、前記渦周波数と共鳴する共鳴周波数の1/2周期の時間であり、
変更完了後の前記着火モード条件は、実際の前記m値が前記共鳴領域を通過する時間が、前記渦周波数と共鳴する共鳴周波数の1/2周期の時間未満となるようにすることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載のRTバーナ制御装置。
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