JP2008101821A - ボルトヒータ及びボルトヒーティングシステム - Google Patents

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誠 片懸
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Abstract

【課題】ボルトの局所加熱を効果的に防止して短時間でかつ省スペースでボルトの増締めが行える管状火炎バーナを用いても安全でかつ高精度にボルトの増締めが行えるボルトヒータ及びボルトヒーティングシステムを提供する。
【解決手段】ガス燃料と燃焼用空気とがノズル19a,19bを介して接線方向に供給され、旋回火炎を形成しながら完全燃焼し、燃焼ガスのみをバーナ本体15の出口部16から排出する断面略円形状の燃焼室20を備える管状火炎バーナ5を植込みボルト3の端面に連結し、当該管状火炎バーナの燃焼ガスを前記植込みボルトの中心に搾孔されたガス通路10に流すことにより当該植込みボルトを加熱する。
【選択図】図1

Description

本発明は、管状火炎バーナを用いてボルトを加熱するボルト増締め用のボルトヒータ及びボルトヒーティングシステムに関する。
蒸気タービン等の上,下車室におけるフランジ部の締結には、例えばM80以上の大口径の植込みボルトが使用されることは良く知られている。そして、この植込みボルトの締結作業には、一般に油圧ジャッキを使用した油圧方式と伝熱ヒータ等を使用した加熱方式がある。
伝熱ヒータを使用した加熱方式としては、例えば図8に示すようなものがある。これは、下車室(のフランジ部)100にねじ込まれた植込みボルト101は、上車室(のフランジ部)102を貫通した後、ナット103がねじ込まれる。図中104はワッシャである。
そして、ボルト増締めの際には、ナット103及び植込みボルト101に形成された挿通孔103a,101a内にニクロム線からなるヒータ105を挿入し、このヒータ105をケーブル106を介して電気により発熱させ、その熱により植込みボルト101を加熱する。この加熱により、植込みボルト101は熱伸びし、この状態でナット103を締め付けることで、植込みボルト101の必要締付量での締結が行われるのである。
また、この他の加熱方式として、特許文献1に記載されたものがある。これは、熱源としてガスバーナを用い、かつ燃焼室を設けてボルトの外で燃焼を行わせ、一定流量の燃焼ガスを供給するために、減圧弁、均圧弁を設け、安全装置としてウルトラビジョン及び電磁弁を取付け、ガスバーナ装置の先端に加熱管を用い、加熱管の中へ燃焼ガスと加熱用空気とを通して、ボルト内に加熱管を入れボルトを加熱する構造である。
特開昭54−142631号公報
しかしながら、伝熱ヒータを使用した加熱方式にあっては、ヒータ外径の影響やボルトの局所加熱を防ぐためにヒータ容量が制限され、ボルトの加熱(規定伸び量到達)までに長時間(例えば60分程度)を要すると共に、ヒータ挿入スペースの少ない場所では、コイル形状の可撓型ヒータを用いているが、製作の都合からコイル外径がばらつきボルトへの伝熱熱量が不足するという問題点があった。また、ボルトへの挿入状態、使用頻度によっては短期で損傷断線する可能性が高いという問題点もあった。
特許文献1に記載されたものにあっては、ガスバーナの火炎で直接加熱しないで燃焼ガス(及び二次エア)で加熱する点は、後述する本発明と共通するが、本発明の管状火炎バーナとはバーナ構造が異なることから、バーナ構造やシステム構成が部品点数の増大等で繁雑化し、大掛かりなものになるという問題点があった。
また、油圧ジャッキを使用した油圧方式にあっては、油圧ユニット等で装置が繁雑化し、大掛かりなものになるという問題点があった。
本発明は、前述した状況に鑑みてなされたもので、管状火炎バーナを用いても安全でかつ高精度にボルトの増締めが行える汎用性の高いボルトヒータ及びボルトヒーティングシステムを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するための本発明に係るボルトヒータは、
ボルトを加熱するボルト増締め用のボルトヒータであって、
ガス燃料と燃焼用空気とが接線方向に供給され、旋回火炎を形成しながら完全燃焼し、燃焼ガスのみを出口から排出する断面略円形状の燃焼室を備える管状火炎バーナを、前記ボルトの端面に連結し、当該管状火炎バーナの燃焼ガスを前記ボルトの中心に搾孔された流路に流すことにより前記ボルトを加熱することを特徴とする。
また、前記燃焼室には、ガス燃料と燃焼用空気との混合気がノズルを介して接線方向に供給されることを特徴とする。
また、前記燃焼室を形成するバーナ本体の出口寄りが冷却用空気で冷却されることを特徴とする。
また、前記冷却用空気は、ノズルを介して燃焼室内へ接線方向に供給されることを特徴とする。
また、前記燃焼室を形成するバーナ本体には、前記燃焼室と連通して点火時の圧力変動、騒音を低減するための中空構造を有する圧力緩衝器が付設されることを特徴とする。
また、前記管状火炎バーナは、湾曲管部を備えた管継手を用いて前記ボルトに取り付けられることを特徴とする。
斯かる目的を達成するための本発明に係るボルトヒーティングシステムは、
前記ボルトヒータを用いたボルトヒーティングシステムにおいて、
前記燃焼室にガス燃料供給源からのガス燃料を供給するガス燃料供給ラインに介装された第1の電磁弁と、
前記燃焼室に燃焼用空気供給源からの燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給ラインに介装された第2の電磁弁と、
前記ガス燃料及び燃焼用空気の供給量を調整すべく前記第1及び第2の電磁弁を駆動制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、
前記燃焼室内の点火を含む燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段と、
前記ガス燃料供給ラインに介装された第3の電磁弁と、
をさらに備え、
前記制御手段は、前記燃焼状態検出手段からの検出信号に応じて前記第3の電磁弁を駆動制御することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記冷却用空気供給ラインに介装された第4の電磁弁を駆動制御することを特徴とする。
本発明のボルトヒータによれば、ガス燃料と燃焼用空気とが旋回火炎を形成しながら完全燃焼するので、均一温度の燃焼ガスで加熱でき、ボルトの局所加熱を効果的に防止して短時間(例えば従来の1/4〜1/2の時間)でボルトの増締めが行える。また、管状火炎バーナはバーナ構造が簡素であるため省スペースで燃焼ガスが得られるという利点もある。また、管継手の湾曲管部により干渉部(材)を避けて管状火炎バーナを植込みボルト側に取り付けられ、汎用性の高いボルトヒータを実現できる。
本発明のボルトヒーティングシステムによれば、管状火炎バーナを用いてもガス燃料及び燃焼用空気の供給量調整や非常時におけるガス燃料の遮断を自動で行え、安全でかつ高精度にボルトの増締めが行える。
以下、本発明に係るボルトヒータ及びボルトヒーティングシステムを実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1を示すボルトヒータの概略構成図、図2は管状火炎バーナの混合気供給系の構造図、図3は管状火炎バーナの冷却用空気供給系の構造図、図4はボルトヒーティングシステムの系統図、図5はボルトヒーティングシステムの操作フロー図である。
図1に示すように、蒸気タービン等における下車室1のフランジ部1aと上車室2のフランジ部2aとが植込みボルト3と袋ナット4で締結されると共に、管状火炎バーナ5がボルト増締め用のボルトヒータとして用いられている。尚、図中6は座金である。
前記フランジ部1aには雌ねじ7と該雌ねじ7に通じる貫通孔8が形成され、前記雌ねじ7に植込みボルト3の下部に形成した雄ねじ9が螺合すると共に、前記貫通孔8に植込みボルト3の内部を貫通するガス通路10が連通する。そして、植込みボルト3はその中間部が前記フランジ部2aに形成されたばか孔11を貫通すると共に、その上部に形成した雄ねじ12に前記袋ナット4が螺合している。
前記袋ナット4には雌ねじ13と該雌ねじ13に通じる貫通孔14が形成され、前記雌ねじ13にバーナ本体15の小径に絞られた出口部16が螺合すると共に、前記貫通孔14に植込みボルト3のガス通路10が袋ナット4の内部空間を介して連通している。
従って、植込みボルト3を上車室2のフランジ部2aを貫通させて下車室1のフランジ部1aにねじ込んだ後、植込みボルト3に袋ナット4を螺合して上,下両フランジ部2a,1aを仮締し、その後袋ナット4にバーナ本体15をねじ結合することで、後述する加熱方式による植込みボルト3の増締めが可能となる。
即ち、バーナ本体15の出口部16から排出される燃焼ガスは、袋ナット4の雌ねじ13→貫通孔14→内部空間を通って植込みボルト3のガス通路10に供給され、これにより植込みボルト3が加熱されて熱伸びし、この状態で再度袋ナット4を締め付ける(ねじ込む)ことで増締めが行われるのである。植込みボルト3を加熱した後の燃焼ガスは下車室1におけるフランジ部1aの貫通孔8を通って外部に排出される。
前記管状火炎バーナ5は、図2に示すように、管状に形成されたバーナ本体15の上部外周にガスジャケット17a,17bが点対称の位置にて二個形成され、これらのガスジャケット17a,17bには各々のアダプタ18a,18bに接続される後述するガスホース(配管)30a,30bを介してガス燃料と燃焼用空気の混合気が供給されるようになっている。
そして、前記ガスジャケット17a,17bに供給された混合気は、それぞれ縦スリット状のノズル19a,19bを介してバーナ本体15内に縦長に形成された断面略円形状の燃焼室20に対し接線方向に供給されるようになっている。
また、前記管状火炎バーナ5は、図3に示すように、バーナ本体15の下部外周にエアジャケット21a,21bが、前記ガスジャケット17a,17bとは周方向にずらすなどして、点対称の位置にて二個形成され、これらのエアジャケット21a,21bには各々のアダプタ22a,22bに接続される後述するエアホース(配管)31a,31bを介して冷却用空気が供給されるようになっている。
そして、前記エアジャケット21a,21bに供給された冷却用空気は、それぞれ縦スリット状のノズル23a,23bを介して燃焼室20に対し接線方向に供給されるようになっている。
従って、前記管状火炎バーナ5にあっては、ガス燃料と燃焼用空気との混合気が燃焼室20に対し接線方向に供給され、後述する点火装置としてのスパークプラグ32(図4参照)によって点火された際には、旋回火炎を形成しながら完全燃焼し、火炎が排出されることなく燃焼ガスのみがバーナ本体15の出口部16から排出される(図2参照)。一方、冷却用空気も燃焼室20に対し接線方向に供給され、旋回火炎に混合される(図3参照)。
そして、図4に示すように、前記2本のガスホース30a,30bは1本のガスホース(配管)33から分岐される。このガスホース33は、プロパン,メタン,アセチレンガス等のガス燃料供給源34に繋がるガスホース(配管)35と、工場エア,ベビコン(小型空気圧縮機)等の燃焼用(及び冷却用)空気供給源36に繋がるエアホース(配管)37とが1本に纏められたものである。即ち、ガスホース33でガス燃料と燃焼用空気とが混合されて混合気となるのである。従って、前記ガスホース30a,30bとガスホース33とガスホース35とでガス燃料供給ラインが構成され、前記ガスホース30a,30bとガスホース33とガスホース37とで燃焼用空気供給ラインが構成される。
また、前記2本のエアホース31a,31bは1本のエアホース(配管)38から分岐され、このエアホース38は前記エアホース37から分岐されたものである。従って、前記エアホース31a,31bとエアホース38とで冷却用空気供給ラインが構成される。尚、この冷却用空気供給ラインはエアホース37から分岐させずに専用ラインで構成しても良い。
そして、前記ガスホース35には制御盤40とガス燃料供給源34との間に位置して圧力制御弁41が介装されると共に、制御盤40内に位置して、ライン上流側から順に、圧力制御弁仕切弁42,安全弁(第3の電磁弁)43,圧力計44,開度調整弁45,流量制御弁(第1の電磁弁)46,仕切弁47が介装される。尚、開度調整弁45はニードル弁で流量制御弁46動作時の微調整を行うものである。
また、前記エアホース37には制御盤40内に位置して、ライン上流側から順に、圧力制御弁48,圧力計49,開度調整弁50,流量制御弁(第2の電磁弁)51,仕切弁52が介装される。尚、開度調整弁50はニードル弁で流量制御弁51動作時の微調整を行うものである。
また、前記エアホース38には制御盤40内に位置して、ライン上流側から順に、開度調整弁53,流量制御弁(第4の電磁弁)54,仕切弁55が介装される。尚、開度調整弁53はニードル弁で流量制御弁54動作時の微調整を行うものである。また、このエアホース38は、圧力計49と開度調整弁50との間のエアホース37から分岐される。
前記安全弁43と三個の流量制御弁46,51,54は、マイクロコンピュータ等からなる制御装置(制御手段)56により駆動(開閉)制御される。この制御装置56には、イグニッションコイル57を介して前述したスパークプラグ32が接続されると共に、フレームガードリレー58を介して燃焼室20内の点火を含む燃焼状態を検出する火炎検知器(燃焼状態検出手段)39が接続される。
そして、制御装置56は、図5に示すボルトヒーティングシステムの操作フロー図に従って動作する。
即ち、ステップP1でボルトヒーティングの開始スイッチがONされると、先ず、ステップP2で流量制御弁51(及び開度調整弁50)により燃焼用空気が例えば50%供給される。これにより、配管37,33,30a,30b内やバーナ本体15の燃焼室20内等に残留している未燃焼ガスが外部にパージ(排出)され、安全が確保される(ステップP3参照)。
次に、ステップP4でスパークプラグ32が点火された後、ステップP5で流量制御弁46(及び開度調整弁45)によりガス燃料が例えば50%供給される。この後、ステップP6でバーナ本体15の燃焼室20内の混合気が正常に点火され、燃焼が継続しているか否かが火炎検知器39で確認(判断)される。
前記ステップP6で混合気が正常に点火され、燃焼が継続していると判断されると、ステップP7で流量制御弁51(及び開度調整弁50)及び流量制御弁46(及び開度調整弁45)により燃焼用空気及びガス燃料が例えば100%供給される。これにより、管状火炎バーナ5は定常燃焼される(ステップP8参照)。
次に、ステップP9で流量制御弁54(及び開度調整弁53)により冷却用空気が例えば100%供給され、バーナ本体15のホットスポットが冷却されると共に、燃焼ガス温度の過上昇が防止される。この際、冷却用空気も燃焼室20に対し接線方向に供給されるので、燃焼ガスの均一温度が保持される。
次に、ステップP10で植込みボルト3が加熱されて熱伸びした後、ステップP11で袋ナット4を再度ねじ込んで植込みボルト3の増締めが完了したら、ステップP12で流量制御弁46(及び開度調整弁45)によりガス燃料の供給を停止する。
一方、前記ステップP6で失火又は点火失敗があった場合は、即ステップP12に移行し、この場合は安全弁43によりガス燃料を遮断する。尚、ステップP6で逆火,異常燃焼した場合は、非常停止ボタンを操作してステップP12を実行すると好適である。
次に、ステップP13で流量制御弁51(及び開度調整弁50)により燃焼用空気と流量制御弁54(及び開度調整弁53)により冷却用空気とを供給し続け、配管37,33,30a,30b内やバーナ本体15の燃焼室20内等に残留している未燃焼ガスを外部にパージ(排出)すると共に、バーナ本体15のホットスポットを冷却した後、ステップP14で管状火炎バーナ5によるボルトヒーティングが停止される。以後これを繰り返すのである。
このように本実施例では、燃焼室20にガス燃料と燃焼用空気との混合気を接線方向に供給して旋回火炎を生起するという単純な構造のバーナ本体15を備えたコンパクトな形状の管状火炎バーナ5を用いてボルトヒーティングするので、植込みボルト3の袋ナット4に直接取り付けて省スペースで燃焼ガスが得られる。
また、加熱媒体が燃焼ガスであり、伝熱ヒータに対し数十倍までの伝熱容量とすることができるため、植込みボルト3を短時間(従来の1/4〜1/2の時間)で加熱でき、締結作業の大幅な時間短縮が図れる。加えて、燃焼ガスは均一温度であるため、植込みボルト3が局所加熱されること無く、均一な温度での熱伸びが行われるので、内部応力が発生しない。
また、本実施例では、ボルトヒーティングシステムにおいて、燃焼室20に火炎検知器39を組み込むと共に燃焼用空気供給ラインとガス燃料供給ラインに安全弁43と流量制御弁46,51を組み込むことで、運転スイッチ操作以外の作業が自動で行われるので、人員的なミスを無くして安全に、かつあらゆるサイトの作業員でも同等の品質で高精度に植込みボルト3の増締め作業が行える。
尚、上記実施例において、混合気は燃焼室20に対し点対称の二箇所から接線方向に供給されるが一箇所でも良い。冷却用空気も同様に一箇所でも良い。また、バーナ本体15が熱負荷に充分に耐えられるものであれば冷却用空気の供給を廃止しても良い。また、ガス燃料と燃焼用空気とが配管30a,30b,33内で予めミキシング(混合)されて燃焼室20に供給されるようにしたが、別々に供給されて燃焼室20内でミキシングされるようにしても良い。また、火炎検知器39に代えてウルトラビジョン等他の燃焼状態検出手段を用いても良い。また、スパークプラグ20に代えて他の点火装置を用いても良い。
図6は本発明の実施例2を示す管状火炎バーナの混合気供給系の構造図である。
これは、実施例1における管状火炎バーナ5のバーナ本体15に、燃焼室20と連通して点火時の圧力変動、騒音を低減するための中空構造を有する圧力緩衝器(本実施例では、可撓性を有するホースからなるリング形状の緩衝器(バッファリング)を取り付けた例を示す)60を付設した例である。その他の構成は実施例1と同様であるので、図1と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
これによれば、実施例1と同様の作用効果が得られることに加えて、点火時に急上昇した内部圧力が緩衝器60内を通過することで衝撃が緩和され、圧力変動、騒音が低減されてスムーズな点火が可能となるという利点が得られる。
図7は本発明の実施例3を示すボルトヒータの概略構成図である。
これは、実施例1における管状火炎バーナ5を管継手61を介して植込みボルト3の袋ナット4に取り付けるようにした例である。
前記管継手61は、バーナ本体15の出口部16がねじ込まれる湾曲管部62の外周にフィン63とクランプ64を備えた雄形接続管65と、袋ナット4の雌ねじ13にねじ込まれる管部66の外周にフック67を備えた雌形接続管66とに分割形成され、湾曲管部62と管部66とが互いに凹凸のテーパー面で密着されてクランプ64とフック67の係合により接続されるようになっている。その他の構成は実施例1と同様であるので、図1と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
これによれば、実施例1と同様の作用効果が得られることに加えて、管継手61の湾曲管部62により上車室2の干渉部(材)を避けて管状火炎バーナ5を植込みボルト3側に取り付けられ、汎用性の高いボルトヒータを実現できるという利点が得られる。
本発明の実施例1を示すボルトヒータの概略構成図である。 管状火炎バーナの混合気供給系の構造図である。 管状火炎バーナの冷却用空気供給系の構造図である。 ボルトヒーティングシステムの系統図である。 ボルトヒーティングシステムの操作フロー図である。 本発明の実施例2を示す管状火炎バーナの混合気供給系の構造図である。 本発明の実施例3を示すボルトヒータの概略構成図である。 従来例のボルトヒータの概略構成図である。
符号の説明
1 下車室
2 上車室
3 植込みボルト
4 袋ナット
5 管状火炎バーナ
10 ガス通路
15 バーナ本体
16 出口部
17a,17b ガスジャケット
19a,19b ノズル
20 燃焼室
21a,21b エアジャケット
23a,23b ノズル
30a,30b ガスホース
31a,31b エアホース
32 スパークプラグ
33 ガスホース
34 ガス燃料供給源
35 ガスホース
36 燃焼用(及び冷却用)空気供給源
37 エアホース
38 エアホース
39 火炎検知器
40 制御盤
43 安全弁(遮断弁)
46 流量制御弁
51 流量制御弁
54 流量制御弁
56 制御装置
60 圧力緩衝器
61 管継手
62 湾曲管部
65 雄形接続管
66 雌形接続管

Claims (9)

  1. ボルトを加熱するボルト増締め用のボルトヒータであって、
    ガス燃料と燃焼用空気とが接線方向に供給され、旋回火炎を形成しながら完全燃焼し、燃焼ガスのみを出口から排出する断面略円形状の燃焼室を備える管状火炎バーナを、前記ボルトの端面に連結し、当該管状火炎バーナの燃焼ガスを前記ボルトの中心に搾孔された流路に流すことにより前記ボルトを加熱することを特徴とするボルトヒータ。
  2. 前記燃焼室には、ガス燃料と燃焼用空気との混合気がノズルを介して接線方向に供給されることを特徴とする請求項1に記載のボルトヒータ。
  3. 前記燃焼室を形成するバーナ本体の出口寄りが冷却用空気で冷却されることを特徴とする請求項1又は2に記載のボルトヒータ。
  4. 前記冷却用空気は、ノズルを介して燃焼室内へ接線方向に供給されることを特徴とする請求項3に記載のボルトヒータ。
  5. 前記燃焼室を形成するバーナ本体には、前記燃焼室と連通して点火時の圧力変動、騒音を低減するための中空構造を有する圧力緩衝器が付設されることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のボルトヒータ。
  6. 前記管状火炎バーナは、湾曲管部を備えた管継手を用いて前記ボルトに取り付けられることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載のボルトヒータ。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載のボルトヒータを用いたボルトヒーティングシステムにおいて、
    前記燃焼室にガス燃料供給源からのガス燃料を供給するガス燃料供給ラインに介装された第1の電磁弁と、
    前記燃焼室に燃焼用空気供給源からの燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給ラインに介装された第2の電磁弁と、
    前記ガス燃料及び燃焼用空気の供給量を調整すべく前記第1及び第2の電磁弁を駆動制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするボルトヒーティングシステム。
  8. 前記燃焼室内の点火を含む燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段と、
    前記ガス燃料供給ラインに介装された第3の電磁弁と、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記燃焼状態検出手段からの検出信号に応じて前記第3の電磁弁を駆動制御することを特徴とする請求項7に記載のボルトヒーティングシステム。
  9. 前記制御手段は、前記冷却用空気供給ラインに介装された第4の電磁弁を駆動制御することを特徴とする請求項7又は8に記載のボルトヒーティングシステム。
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