JP5976145B2 - 撮像装置、その制御方法及びプログラム並びに記録媒体 - Google Patents

撮像装置、その制御方法及びプログラム並びに記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画面に表示されるGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)部材に対してユーザが指示・選択・移動等のGUI操作をすることが可能な撮像装置、その制御方法及びプログラム並びに記録媒体に関する。
撮像装置に記録されている画像のサムネイル等、画面に表示されるGUI部材に対するユーザの指示・選択・移動等の操作方法として、画面上に表示されるポインタ又はカーソルをボタンや回転ダイアル等のハードウェア部材により操作する方法が知られている。また、タッチパネルディスプレイにより画像表示をタッチして行う方法が知られている。
特許文献1には、撮像装置本体の動きに基づいて、GUI部材を周囲の風景に対して固定されて見えるように表示画面内で移動させ、ユーザが撮像装置を所望のGUI部材に向けることによりGUI部材を選択する方法が記載されている。
特許文献2には、撮像装置の記録画像から選択された画像を、撮像装置と表示装置との相対的な位置関係に基づいた表示装置上の一部の領域に表示させる技術が記載されている。
特開2001−243012号公報 特開2005−316403号公報
ボタンや回転ダイアル等のハードウェア部材を通じて行う場合、ユーザはGUI部材を直感的に操作することができないという問題がある。特許文献1及び特許文献2に開示されている方法では、ユーザは撮像装置本体を動かしてGUI操作を行うので、GUI部材を触れるという感覚に乏しく、直感性が損なわれる。
本発明は、一般的に具えているハードウェア手段により、GUI部材をあたかも実在するモノを扱うかのようにして、手で触れているように操作できる可能な撮像装置、その制御方法及びプログラム並びに記録媒体を提示することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、撮像手段と、前記撮像手段で撮影している画像から手指の部分を検出する検出手段と、前記検出手段で検出した手指の部分の画像のうち、手指の掌側部分よりもGUI部材を上に、前記GUI部材よりも前記手指の甲側部分が上になるように配置した画像を表示部に表示する表示制御手段とを有し、前記表示制御手段は、前記撮像手段が撮影している前記手指の部分が拡大したのと同様に、前記GUI部材を拡大して表示し、前記手指の部分が縮小したのと同様に、前記GUI部材を縮小して表示することを特徴とする。

本発明によれば、ユーザの手指の掌側に接するようにGUI部材を表示するため、GUI部材をあたかも実在するモノを扱うかのようにして、手で触れているように操作するという、より直感的な操作性を実現することができる。
本実施例の外観図を示す。 デジタルカメラ100の概略構成ブロック図である。 本実施例の合成画像例を示す。 手指の掌側画像、GUI部材及び手指の甲側画像を合成する方法の模式図を示す。 本実施例の合成表示の処理フローである。 手指の推定を使用する実施例での表示例である。 爪検出を使用する実施例の表示例を示す。 手指の拡大縮小に応じてGUI部材を拡大縮小する実施例の表示例である。 手指にピント程度に合わせたピントでGUI部材を表示する実施例の表示例を示す。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る撮像装置の実施例であるデジタルカメラの外観図を示す。表示部28は画像や各種情報を表示する表示部である。シャッタボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。コネクタ112は接続ケーブルとデジタルカメラ100とのコネクタである。操作部70はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン及びタッチパネル等の操作部材より成る操作部である。コントローラホイール73は操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材である。72は電源スイッチであり、電源オン、電源オフを切り替える。記録媒体200はメモリカード又はハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルカメラ100との通信が可能となる。蓋203は記録媒体スロット201の蓋である。
図2は、デジタルカメラ100の概略構成ブロック図である。103はフォーカスレンズを含む撮影レンズである。101は絞り機能を備えるシャッタである。22は光学像を電気信号に変換するCCD撮像素子又はCMOS撮像素子等で構成される撮像部である。23はA/D変換器であり、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。102はバリアであり、デジタルカメラ100の、撮影レンズ103を含む撮像部を覆うことにより、撮影レンズ103、シャッタ101及び撮像部22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
24は画像処理部であり、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間及び縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御及び測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理及びEF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24は更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データ、及び、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像及び所定時間の動画像、並びに音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。13はD/A変換器であり、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。
不揮発性メモリ56は電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等からなる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数及びプログラム等が記憶される。ここでいうプログラムは、後述する各種フローチャートを実現する制御プログラムである。
50はシステム制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する各処理を実現する。52はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数及び不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器13及び表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
モード切替スイッチ60、第1シャッタスイッチ62、第2シャッタスイッチ64及び操作部70は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード及び再生モード等のいずれかに切り替える。第1シャッタスイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッタボタン61の操作途中のいわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり、第1シャッタスイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタスイッチ信号SW1に応じて、AF処理、AE処理、AWB処理及びEF処理等の動作を開始する。
第2シャッタスイッチ64は、シャッタボタン61の操作完了のいわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタスイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタスイッチ信号SW2に応じて、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の所定の操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより場面ごとに適宜の機能を割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン及び属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面と、4方向ボタンやSETボタンとを用いて、直感的に各種設定を行うことができる。
コントローラホイール73は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際などに使用される。コントローラホイール73を回転操作すると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生し、このパルス信号に基づいてシステム制御部50はデジタルカメラ100の各部を制御する。システム制御部50はこのパルス信号をカウントすることで、コントローラホイール73が回転操作された角度及回転数を判定できる。
コントローラホイール73は回転操作量を検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えば、ユーザの回転操作に応じてコントローラホイール73自体が回転してパルス信号を発生するダイアル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、コントローラホイール73自体は回転せず、コントローラホイール73上でのユーザの指の回転動作などを検出するもの、いわゆるタッチホイールであってもよい。
80は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、及び通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類及び電池残量等を検出する。電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部に供給する。
30は電源部であり、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池又はACアダプタ等からなる。18は記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、メモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリ又は磁気ディスク等から構成される。
デジタルカメラ100は、撮影画像から手指の部分を検出する検出手段を具える。この検出手段について説明する。システム制御部50は、検出対象の画像データを画像処理部24に送る。システム制御部50の制御下で、画像処理部24は、入力画像データに水平方向バンドパスフィルタを作用させる。また、システム制御部50の制御下で、画像処理部24は、処理された画像データに垂直方向バンドパスフィルタを作用させる。これら水平及び垂直方向のバンドパスフィルタにより、画像データからエッジ成分が検出される。
その後、システム制御部50は、検出されたエッジ成分に関してパターンマッチングを行い、手指の候補群を抽出する。そして、システム制御部50は、抽出された候補群の中から、予め設定された検出条件により、手指の掌側および甲側を検出する。そのような検出条件は、例えば、爪の有無、及び関節の曲がり方向などである。システム制御部50及び画像処理部24が協働して、撮影画像から手指の部分を検出する検出手段又は検出機能として機能する。システム制御部50は、手指の検出結果を示す検出情報を出力し、処理を終了する。事前に学習した色・その他の画像特徴と検出対象の画像データに含まれるそれらの画像特徴とを確率統計的に組み合わせることで、手と指を認識又は検出しても良い。もちろん、その他の方法でもよい。
ユーザの手の掌側の画像に対しては、GUI部材を掌側の画像の上(手前)に表示し、甲側の画像に対しては、GUI部材に重ねてその甲側の画像を表示する例を説明する。図3は、撮像手段による撮影画像と、手指の掌側または甲側の検出結果と、表示部で表示される掌側の画像、GUI部材及び甲側の画像の合成画像例を示す。画像処理部24が、このような合成画像を生成する合成手段として機能し、プログラム上の合成機能として機能する。
図3において、301、302、303は撮像手段による撮影画像である。311、312、313は、撮影画像301、302、303に対して、手指の掌側または甲側を検出した結果を白黒二値画像で示す検出画像である。321、322、323は、検出画像311、312、313とGUI部材3210,3220,3230を合成して表示部で表示する合成画像を示す。GUI部材3210,3220,3230の例として、記録媒体200に記録された画像ファイルのサムネイル画像を示す。後述のように、サムネイル画像をポイントすることにより、様々な処理を指示できる。例えば、画像の全画面表示や拡大表示、画像送り、印刷やスライドショー等の処理を施す対象としての選択、ドラッグアンドドロップによる特定のフォルダへの格納、プロテクトや分類情報等の属性情報の付与等を指示できる。
撮影画像301に対して、検出画像311は手指の甲側のみを検出した画像からなる。この場合、合成画像321は、GUI部材3210よりも手指の画像部分が上又は手前になるように合成される。すなわち、合成画像321は、撮影画像の手指の画像部分がGUI部材310を部分的に隠蔽するように合成される。
撮影画像302に対して、検出画像312は、手指の掌側のみを検出した画像からなる。この場合、合成画像322は、手指の掌側の画像よりもGUI部材3220を上(又は手前)になるように合成される。
撮影画像303に対して、検出画像313は、手指の甲側と掌側の両方を検出した画像からなる。この場合、合成画像323は、手指の掌側の画像よりもGUI部材3230を上に重ね、そのGUI部材3230に更に手指の甲側の画像を重ねるように合成される。
合成画像321,322,323の何れにおいても、GUI部材は常にユーザの手指の掌側に接するように表示される。これにより、GUI部材があたかも実在するモノを扱うかのようにして手で触れているように操作しているという感覚をユーザに抱かせることができる。人は、実在のモノを触れるのに、甲側ではなく掌側を使うからである。
図4は、手指の掌側画像、GUI部材及び手指の甲側画像を合成する方法の模式図を示す。図4の上方が合成の際の手前側を示し、下方が合成の際の奥側を示す。図4に示すように合成することにより、手指の掌側画像よりもGUI部材が上になり、GUI部材よりも手指の甲側画像が上になるように表示される。
図5は、本実施例の合成表示の処理フローを示す。ここでは、撮影画像から手指の部分を検出し、手指の部分の画像のうち、手指の掌側の画像よりもGUI部材が上に位置し、そのGUI部材よりも手指の甲側の画像が上に位置するように、これらを合成して表示する。図5に示す処理フローは、システム制御部50が不揮発性メモリ56に記録された制御プログラムを実行することにより実現される。
図5において、撮像手段は被写体となる手指を撮像し(S501)、検出手段は撮影画像から手指の部分を検出する(S502)。表示制御手段は、手指の部分の画像のうち手指の掌側の画像よりもGUI部材が上に位置し、そのGUI部材よりも手指の甲側の画像が上に位置するようにこれらを合成し、得られた合成画像を表示部に表示する(S503)。
実施例2は、撮影している画角範囲内に手指の部分があることを推定する推定手段を具える。具体的には、システム制御部50は検出対象の画像データを画像処理部24に送る。システム制御部50の制御下で、画像処理部24は、周知の方法で手指の部分を検出する。システム制御部50は、その1フレーム前の画像データから検出した手指の部分と比較して、手指の甲側部分と掌側部分のそれぞれについて大きさの変化率と位置の変化量を検出する。その変化率および変化量が所定の条件を充足するとき、システム制御部50は、撮影画角範囲内に手指の部分があると推定し、推定した手指の部分を示す位置データを出力して、処理を終了する。
このような手指の部分の推定は、情報処理技術分野の当業者には周知の技術で実現できる。例えば、背景画像と手指の部分との画像の差分画像に基づく差分手法や、手指の部分の移動ベクトルを検出する方法が知られている。特開2002−056392号公報に記載される方法も利用可能である。
図6は、本実施例での表示例を示す。図6において、601、602、603は撮像手段が撮影している画像である。611、612、613は、画像601、602、603に対して、画角範囲内に手指の掌側部分又は甲側部分の推定結果を示す白黒二値画像である。621、622、623は手指の掌側部分と手指の甲側部分とが重なる部分に表示しているGUI部材について、ユーザによりポイントされたと判定し、表示部28に表示している様子を示す。
GUI部材6210とGUI部材6220は、手指の掌側部分と甲側部分とが重なる部分に表示しているものでないため、ユーザによりポイントされたものとしては表示されていない。GUI部材6230は、一部が手指の掌側部分と甲側部分とが重なる部分に表示されており、その部分がユーザによりポイントされたものとして、操作対象であることを示す選択枠6231を伴って表示されている。
GUIを採用する装置では、当該装置は、表示しているGUI部材に対するユーザのポインティング(ポイント操作)を検知することにより、当該装置に対するユーザ操作・入力を実現する。この実施例2では、GUI部材をあたかも実在するモノを扱うかのようにして手で触れているように操作しているという感覚をユーザに抱かせながら、ユーザ操作・入力を実現する。
なお、GUIを採用するコンピュータプログラムでは、一般的に、マウス、スタイラスペン又はタッチパッドなど種々のポインティングデバイスが交換または併用可能である。また、スタイラスペンについては、ペン先を接地した場合の入力は、マウスについてマウスクリックを行った場合の入力の処理系に接続される。そこで、本実施例では、ユーザの手指の掌側部分と甲側部分とが重なった場合の入力についても、マウスについてマウスクリックを行った場合の入力と同様の処理系に接続する。これにより、マウスの使用を前提としたコンピュータプログラムに本実施例の機能を容易に組み込むことができる。
実施例3は、撮影画像から手指の爪部分を検出する爪検出手段を具える。爪検出自体は、周知の方法で実現できるので、詳細は省略する。
図7は、本実施例の表示例を示す。図7において、701、702、703は撮像手段による撮影画像である。711、712、713はそれぞれ、撮影画像701、702、703に対して、手指の掌側部分または甲側部分と爪の部分の検出結果を示す画像である。図7では、手指の掌側部分または甲側部分の検出結果を白黒二値画像で示し、爪の部分の検出結果斜線によるハッチングで示している。721、722、723はそれぞれ、手指の掌側部分と手指の爪部分とが重なる部分に表示するGUI部材について、ユーザによりポイントされたと判定し表示部に表示している様子を示す。ユーザによりポイントされたGUI部材は、手指の掌側部分と手指の爪の部分とが重なる部分に表示される。他方、ユーザによりポイントされないGUI部材は、手指の掌側部分と手指の爪の部分とが重なる部分から外れた位置に表示される。GUI部材7210とGUI部材7220は、手指の掌側部分と手指の爪の部分とが重なる部分に表示しているものでないので、ユーザによりポイントされていない。他方、GUI部材7230は、一部が手指の掌側部分と手指の爪部分とが重なる部分に表示されているので、ユーザによりポイントされており、操作対象であることを示す選択枠7231が同時に表示される。
人は実在の物をつまむことを特に指先(爪のある部分)で行うのが一般的である。本実施例では、GUI部材をあたかも実在する物を扱うかのように手でつまんでいるように操作しているという感覚をユーザに抱かせるので、より直感的な操作感をユーザに与えることができる。
GUI部材がユーザによりポイントされた状態で、撮影している手指が拡大または縮小する場合、そのGUI部材を同様に拡大または縮小して表示するのが好ましい。図8は、そのような表示例を示す。
図8において、801、802、803は、撮像手段が撮影している画像である。811、812、813はそれぞれ、撮影画像801、802、803に対して、手指の部分の検出結果を白黒二値で示す画像である。821、822、823はそれぞれ、手指の掌側部分と手指の甲側部分とが重なる部分に表示しているGUI部材であって、ユーザによりポイントされたと判定されて表示部に表示されている状態を示す。GUI部材8210、8220、8230はそれぞれ、撮影画像801、802、803に含まれる手指の部分と大きさの比率が同様になるように、拡大・縮小して表示される。
撮影画像に含まれる手指の画像は、ユーザにより手前に引き寄せられたとき(撮像手段に近づけられたとき)は拡大し、奥に追いやられたとき(撮像手段から遠ざけられたとき)は縮小する。GUI部材を手指の大きさの拡大・縮小と同様に拡大・縮小することにより、GUI部材が手指にあわせて手前に引き寄せられ、または奥に追いやられているという感覚をユーザに抱かせることができる。
ファイルなどのオブジェクトを階層的に管理するコンピュータプログラムでは、階層をフォルダと呼ばれるGUI部材で表現し、ユーザはこのフォルダを開閉するGUI操作で階層を移動することができ、所望のオブジェクトを探索できる。オブジェクトを階層的に管理するコンピュータプログラムに対して、「階層を下がる」及び「階層を上がる」といった操作を、上述した「手前に引き寄せる」及び「奥に追いやる」という操作に対応させることができる。これにより、直感的な操作を実現できる。
GUI部材がユーザによりポイントされたと判定している場合に、撮影している手指にピントが合っているときには、そのGUI部材も、ピントが合っているように表示する。逆に、撮影している手指がぼけているときには、そのGUI部材も、ぼけているように表示する。図9は、その表示例を示す。
図9において、901、902、903は撮像手段が撮影している撮影画像である。911、912、913はそれぞれ、撮影画像901、902、903に対して、手指の部分の検出結果を白黒二値画像示す検出画像である。921、922、923は、手指の掌側部分と甲側部分とが重なる部分に表示しているGUI部材についてユーザによりポイントされたと判定し、表示部に表示している様子を示す。GUI部材9210、9220、9230はそれぞれ、撮影画像901、902、903に表した手指の部分と同様の合焦程度で表示される。
撮像手段で撮影した画像から手指が検出されるが、撮像手段から特定の距離に置かれたときにピントが合い、ずれると、ぼける。すなわち、手指を手前に引き寄せる(撮像手段に近づける)か、奥に追いやる(撮像手段から遠ざける)と、撮影画像上で、手指がぼける。この実施例では、GUI部材を手指と同程度のピント状態で表示することで、ユーザにGUI部材が手指にあわせて手前に引き寄せられ、または、奥に追いやられているという感覚を抱かせることができる。
上記各実施例において、GUI部材とはグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を実現するために画面上に表示されるグラフィック要素を総称する。例えば、画像サムネイルや選択枠の他、アイコン、ボタン、チェックボックス、スライダ、リストボックス、スピンボタン、ドロップダウン、メニュー、ツールバー、コンボボックス、テキストボックス、タブ、スクロールバー、ラベル及びウィンドウを含む。
また、上述した実施例は、その各機能を具現化したソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或いは装置に提供することでも実現できる。すなわち、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって、前述した実施形態の機能を実現できる。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブル磁気ディスク、ハードディスク、光ディスク又は光磁気ディスクなどを用いることができる。或いは、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード又はROMなどを用いることもできる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施例の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した各実施例の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれてもよい。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含むものである。
以上説明した実施例によれば、デジタルカメラが一般的に具えているハードウェア手段により、GUI部材をあたかも実在するモノを扱うかのようにして、手で触れているように操作できるようにすることができる。すなわち、いわゆるタンジブル(形のない情報を直接触れることができる)な操作が可能となる。

Claims (7)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段で撮影している画像から手指の部分を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出した手指の部分の画像のうち、手指の掌側部分よりもGUI部材を上に、前記GUI部材よりも前記手指の甲側部分が上になるように配置した画像を表示部に表示する表示制御手段
    とを有し、
    前記表示制御手段は、前記撮像手段が撮影している前記手指の部分が拡大したのと同様に、前記GUI部材を拡大して表示し、前記手指の部分が縮小したのと同様に、前記GUI部材を縮小して表示する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 更に、前記手指の掌側部分と甲側の部分とが重なる部分に表示しているGUI部材を、ユーザによりポイントされたと判定する判定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 更に、
    前記撮像手段で撮影した画像から手指の爪部分を検出する爪検出手段と、
    前記手指の掌側部分と前記爪検出手段で検出した手指の爪部分とが重なる部分に表示しているGUI部材について、ユーザによりポイントされたと判定する判定手段
    とを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記判定手段がユーザにより前記GUI部材がポイントされたと判定している場合に、前記表示制御手段は、前記GUI部材を前記手指の部分と同様のピント状態で表示することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 撮像手段で撮影している画像から手指の部分を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出した手指の部分の画像のうち、手指の掌側部分よりもGUI部材を上に、前記GUI部材よりも前記手指の甲側部分が上になるように配置した画像を表示部に表示する表示制御ステップ
    とを有し、
    前記表示制御ステップは、前記撮像手段が撮影している前記手指の部分が拡大したのと同様に、前記GUI部材を拡大して表示し、前記手指の部分が縮小したのと同様に、前記GUI部材を縮小して表示する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 撮像装置を制御する制御プログラムであって、前記撮像装置の制御手段に、
    撮像手段で撮影している画像から手指の部分を検出する検出機能と、
    前記検出機能で検出した手指の部分の画像のうち、手指の掌側部分よりもGUI部材を上に、前記GUI部材よりも前記手指の甲側部分が上になるように配置した画像を表示部に表示する表示制御機能
    とを実現させ、
    前記表示制御機能は、前記撮像手段が撮影している前記手指の部分が拡大したのと同様に、前記GUI部材を拡大して表示し、前記手指の部分が縮小したのと同様に、前記GUI部材を縮小して表示する
    ことを特徴とする撮像装置の制御プログラム。
  7. 撮像装置を制御する制御プログラムを記録する記録媒体であって、前記制御プログラムが、前記撮像装置の制御手段に、
    撮像手段で撮影している画像から手指の部分を検出する検出機能と、
    前記検出機能で検出した手指の部分の画像のうち、手指の掌側部分よりもGUI部材を上に、前記GUI部材よりも前記手指の甲側部分が上になるように配置した画像を表示部に表示する表示制御機能
    とを実現させ、
    前記表示制御機能は、前記撮像手段が撮影している前記手指の部分が拡大したのと同様に、前記GUI部材を拡大して表示し、前記手指の部分が縮小したのと同様に、前記GUI部材を縮小して表示する
    ことを特徴とする記録媒体。
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