JP5975931B2 - 液晶表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5975931B2
JP5975931B2 JP2013086223A JP2013086223A JP5975931B2 JP 5975931 B2 JP5975931 B2 JP 5975931B2 JP 2013086223 A JP2013086223 A JP 2013086223A JP 2013086223 A JP2013086223 A JP 2013086223A JP 5975931 B2 JP5975931 B2 JP 5975931B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
pixel
electrode
display device
pixel electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013086223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014211463A (ja
Inventor
真嗣 川渕
真嗣 川渕
佐竹 徹也
徹也 佐竹
武志 島村
武志 島村
浩治 米村
浩治 米村
慎吾 永野
慎吾 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013086223A priority Critical patent/JP5975931B2/ja
Publication of JP2014211463A publication Critical patent/JP2014211463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5975931B2 publication Critical patent/JP5975931B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)

Description

この発明は液晶表示装置に関し、特にフリンジフィールドスイッチングモードの液晶表示装置に関するものである。
従来のインプレーンスイッチング(In-Plane Switching 以下「IPS」と記載する)モードの液晶表示装置は、TN(Twisted Nematic)モードの液晶表示装置と比較して、視野角特性に優れており、高画質化への要求を満足することが可能な表示方式である。
IPSモードの液晶表示装置では、対向する基板間に挟持された液晶に対して横電界を印加して表示を行う。このため、IPSモードの液晶表示装置では、画素電極と共通電極とを金属膜により形成し、同一の基板上に対向配置する構成が一般的となる。
このような構造の液晶表示装置は、通常のTNモードの液晶表示装置と比べ、画素の開口率を大きくすることが困難であった。これは光利用効率が低いという欠点を招来する。
そこで、IPSモードの液晶表示装置における開口率及び輝度を改善するために、フリンジフィールドスイッチング(Fringe Field Switching 以下「FFS」と記載する)モードが提案された(例えば、下掲の特許文献1)。
FFSモードの液晶表示装置では、対向する基板間に狭持された液晶に対して、フリンジ電界を印加して表示を行う。この方式では、上層に設けられたスリット状の上層電極と、上層電極に対して絶縁膜を介して下層に設けられた下層電極との間に、フリンジ電界を発生させ、フリンジ電界で液晶を駆動する。
FFSモードの液晶表示装置では、スリット状の上層電極と下層電極とを透明導電膜により形成しているため、IPSモードよりも開口率及び輝度が向上する。また、FFSモードの液晶表示装置ではこれら透明導電膜間によって補助容量が形成される。よって補助容量形成部を別途に設けることによる輝度ロスを回避できる。
液晶表示装置では交流を用いて駆動される。但しFFSモードの液晶表示装置ではフレクソエレクトリック効果のために、液晶に印加する電圧の極性(正負)が配向状態に与える影響は、大きいと言われている。フレクソエレクトリック効果の影響が大きいと、液晶に印加される電圧が正負に変動することで、液晶表示装置で視認される明るさが大きく異なることになる。かかる明るさの相違は、人間の目にはフリッカーとして映り、表示品位の低下をもたらす。
そこで上層のスリット電極のスリットの数を、半分のエリアと、もう一つの半分のエリアで、1だけ異なる数とする構成が提案されている(例えば、下掲の特許文献2の[0009]〜[0014])。
この様な構成では、スリット電極の上、あるいはスリット電極同士の間に暗線が生じる。また液晶に印加される電圧が正と負で画素全体の明るさが異なる。しかしながら、半分のエリアと、もう一つの半分のエリアの明るさが異なって平均化されるので、フリッカーを低減することが企図される。
また、従来のIPSモードでの例として、ストライプ状の画素電極と、ストライプ状の共通電極を平行に配置し、画素中の二つのエリアで画素電極が設けられる層と共通電極が設けられる層とを上下反転させ、2つの電極のどちらかの透過率を高くする構造が提案されている(例えば、下掲の特許文献3の[0010]〜[0022])。
かかる構成では、透過率の高い電極が透過率の低い電極に対して相対的に負の電位となる部分において、相対的に正の電位となる部分よりも明るくなる。よって画素を分割し、一方では画素電極の透過率を共通電極の透過率よりも高め、他方では画素電極の透過率を共通電極の透過率よりも低めている。これにより、共通電極と画素電極との間の電圧は、画素の一部では透過率が低い方の電極を透過率が高い方の電極よりも電位を高め、他部では透過率が低い方の電極を透過率が高い方の電極よりも電位を低める。このような作用により、一つの画素内でのフリッカーの差がキャンセルされる。
なお、後述する変形例の参考のため、特許文献4を下掲する。また本件に関連する特許文献5,6を下掲する。
特開2000−089255号公報 特開2010−002596号公報 特開2002−202736号公報 特開2011−164471号公報 特開2000−235371号公報 特開2002−287163号公報
FFSモードの液晶表示装置において、ちらつきを低減すべく、画素を分割してスリット数を異ならせる技術では、暗線がスリット上およびスリット間の両方に発生する。よってフリッカーを低減する効果が小さい。
IPSモードの液晶表示装置において、ちらつきを低減すべく、画素を分割して二種類の電極を設ける層を上下反転させる技術では、異なる層に亘って同種の電極同士を電気的に接続させる領域が多数必要となる。これは接続不良が発生する頻度を高め、接続不良が発生した画素は常時点灯するか暗くなるという不良を招来する。また、接続の為の領域は、表示が有効となる領域を損なうため、液晶表示装置の輝度不足という性能の低下をも招来する。
そこで本願は、電極同士を接続するための領域を増大させることなく、一つの画素中のフリッカーを抑制しつつ、液晶表示装置の画素を駆動する技術を提供することを目的とする。
この発明にかかる液晶表示装置の第1の態様は、複数の画素を有する。そして、開口を有する共通電極と、前記共通電極に対して積層されて配置される画素電極対の複数と、前記共通電極及び前記画素電極対のいずれに対しても同側に積層されて配置される液晶とを備える。
前記画素の一つは、前記画素電極対の一つと前記共通電極及び前記液晶とを含む。
前記画素電極対の各々は、第1画素電極と、前記第1画素電極と絶縁された第2画素電極とを有する。前記共通電極は前記画素電極対よりも前記液晶に近く位置する。
前記共通電極の電位を基準として、前記第1画素電極と前記第2画素電極には互いに極性が異なる電位が印加される。望ましくは前記共通電極の電位と前記第1画素電極の電位との電位差たる電圧の絶対値と、前記共通電極の電位と前記第2画素電極の電位との電位差たる電圧の絶対値との差が0.1V以下である。
望ましくは、第1画素電極に接続された一端と他端とを有する第1スイッチと、前記第2画素電極に接続された一端と他端とを有する第2スイッチとを、前記画素の各々に対応して更に備える。
第1の例として、前記第1スイッチの前記他端と前記第2スイッチの前記他端とは共通に接続され、前記第1スイッチと前記第2スイッチとは排他的に導通する。
第2の例として、前記第1スイッチの前記他端と前記第2スイッチの前記他端とは絶縁され、前記第1スイッチの導通/非導通を制御する制御線と、前記第2スイッチの導通/非導通を制御する制御線とが導通する。
この発明にかかる液晶表示装置の第2の態様は、その第1の態様であって、前記第1スイッチの前記一端は前記第1画素電極との間に絶縁膜を挟むことなく接続される。前記第2スイッチの前記一端は前記第2画素電極との間に絶縁膜を挟むことなく接続される。
この発明にかかる液晶表示装置の第3の態様は、その第1〜第2の態様のいずれかであって、前記画素において、前記第1画素電極の面積と前記第2画素電極の面積との和に対する前記第1画素電極の面積の比が、0.4〜0.6である。
この発明にかかる液晶表示装置の駆動方法の第1の態様は、この発明にかかる液晶表示装置の第1の態様の第1の例を駆動する方法である。前記共通電極の電位を基準とした、前記第1スイッチの他端及び前記第2スイッチの他端に与えられる電位の極性が反転することに同期して、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが導通する。
この発明にかかる液晶表示装置の駆動方法の第2の態様は、この発明にかかる液晶表示装置の第1の態様の第2の例を駆動する方法である。前記第1スイッチの前記他端と前記第2スイッチの前記他端とは、前記共通電極の電位を基準として相互に極性が異なる電位が印加される。
この発明にかかる液晶表示装置の第1の態様によれば、共通電極に印加される電位を挟む一対の電位を、第1画素電極及び第2画素電極にそれぞれ印加することにより、一つの画素におけるフリッカーを抑制しつつ、画素が駆動される。また、第1画素電極と第2画素電極とを接続する接続領域も不要である。
そして、共通電極が液晶に対して画素電極対が発生する電界を遮蔽し、液晶配向の乱れを低減するので、別途に遮蔽部位を用いて開口率低下を招来することがない。
この発明にかかる液晶表示装置の第2の態様によれば、第1スイッチ/第2スイッチの一端を、それぞれ第1画素電極/第2画素電極と接続するための領域が大きくなることを回避し、以て画素電極の面積を広くとることができ、画素の開口率が高まる。
この発明にかかる液晶表示装置の第3の態様によれば、フリッカーを抑制する効果が高い。
この発明にかかる液晶表示装置の駆動方法の第1〜第2の態様によれば、一つの画素におけるフリッカーを抑制しつつ、画素が駆動される。
実施の形態1にかかる液晶表示装置の表示領域を示す平面図である。 実施の形態1にかかる液晶表示装置の断面図である。 実施の形態1にかかる液晶表示装置の全体構成を示す平面図である。 従来の液晶表示の表示領域を示す平面図である。 従来の液晶表示の表示領域の断面矢視図である。 従来の液晶表示装置の全体構成を示す平面図である。 画素の断面図である。 画素の断面図である。 実施の形態2にかかる液晶表示装置の表示領域を示す平面図である。 実施の形態2にかかる液晶表示装置の全体構成を示す平面図である。 実施の形態3を説明するグラフである。 実施の形態4を説明するグラフである。 変形例1にかかる液晶表示装置の表示領域を示す平面図である。 変形例1にかかる液晶表示装置の断面図である。
実施の形態1.
図1は本実施の形態にかかる液晶表示装置の表示領域の構成を示す平面図である。また図2は図1の位置AAにおける断面を示す断面図である。但し、図面の繁雑を避けるため、図1の平面図で現れる構成要素であっても図2の断面図では図示が省略されたものや、図2の断面図で現れる構成要素であっても図1の平面図では図示が省略されたものがある。
当該液晶表示装置は、おおまかにはアレイ基板10、液晶19、対向基板20に分けられ、これらはこの順に積層される。アレイ基板10は、例えば薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)アレイ基板である。
図3は本実施の形態にかかる液晶表示装置の全体構成を模式的に示す平面図である。但し、図1及び図3では図2で示された構成要素の内、絶縁性のものは図示を省略している。
アレイ基板10は表示領域41と、表示領域41を囲むように設けられた額縁領域42とに区分される。
表示領域41には、走査線(ゲート配線)81a,81bの対の複数と、複数の信号線(ソース配線)82とが設けられる。走査線81a,81b同士は表示領域41内で互いに平行に設けられ、走査線81a,81bの対同士も平行に設けられる。同様に、信号線82同士も平行に設けられる。また、共通電極7が走査線81a,81bの対に対応して設けられ、これらと平行に配置される。
走査線81a,81bと信号線82とは、互いに交差するように形成される。そして同じ共通電極7を挟んで隣接する一対の走査線81a,81bと、信号線82の一つとで囲まれた領域が画素47として機能する。従ってアレイ基板10では表示領域41において、画素47がマトリクス状に配列されることとなる。図1は図3で示された画素47のほぼ一つ分を詳細に示している。
なお、図3においては補助容量を通常のコンデンサの記号を用いて表し、液晶容量を三角形二つで表している。
画素47の各々には、一対のTFT50a,50bが設けられる。TFT50aは信号線82と走査線81aの交差点近傍に配置され、TFT50bは信号線82と走査線81bの交差点近傍に配置される。これらのTFT50a,50bはいずれもスイッチとして機能し、液晶容量及び補助容量に対して液晶表示用の電圧(以下、「表示電圧」)を液晶容量及び補助容量の外部から印加したりしなかったりする。走査線81a,81bは、それぞれスイッチとして機能するTFT50a,50bの導通/非導通を制御する制御線として把握できる。
具体的には、走査線81aからの走査信号によってTFT50aがオンする。これにより、信号線82から、TFT50aのドレイン電極に接続された画素電極(後述する)に表示電圧が印加される。同様に、走査線81bからの走査信号によってTFT50bがオンし、信号線82から、TFT50bのドレイン電極に接続された画素電極(後述する)に表示電圧が印加される。但し、液晶容量及び補助容量は外部からの表示電圧の印加がないときには、それまでに印加された表示電圧を保持する。
なお、後述するように、画素電極は、共通電極7と絶縁膜を介して対向配置されており、上記表示電圧(液晶容量及び補助容量の外部からTFT50a,50bを介して印加されるものと、液晶容量及び補助容量が保持するもののいずれをも含む)はいわゆるフリンジ電界を形成する。これにより、画素47が設けられた位置での液晶19がFFSモードで駆動されることになる。
額縁領域42には、走査信号駆動回路45と表示信号駆動回路46とが設けられる。走査線81a,81bは、表示領域41から額縁領域42まで延設され、アレイ基板10の端部で走査信号駆動回路45に接続される。信号線82も同様に、表示領域41から額縁領域42まで延設され、アレイ基板10の端部で表示信号駆動回路46と接続される。
走査信号駆動回路45及び表示信号駆動回路46の近傍には、外部配線(図面の煩雑さを避けるため図示を省略)が接続される。また、共通電極7も額縁領域42まで延伸され、外部配線と接続される。
走査信号駆動回路45、及び表示信号駆動回路46に外部からの各種信号が供給される。走査信号駆動回路45は外部からの制御信号に基づいて、走査信号を走査線81a,81bに供給する。この走査信号によって、走査線81a,81bの対が順次選択されていく。走査線81a,81bに与えられる走査信号についての詳細は後述する。
表示信号駆動回路46は外部からの制御信号や、表示データに基づいて表示信号を信号線82に供給する。これにより、表示データに応じた表示電圧が画素47の各々に印加される。
画素47は例えば赤、青、緑の3色に対応して独立して配置される。3つの画素の輝度を独立して変化させることで表示色が制御される。なお、本実施の形態では表示色の相違は、本質的な相違ではないので、以下ではそれぞれの独立した画素の動作について説明する。
図1及び図2を参照して、アレイ基板10は、その構成が後述される基板15を有しており、走査線81a,81bの対は、基板15上において一方向に直線的に延在するように配設される。走査線81aはTFT50aのゲート電極51aとして機能する部位を、走査線81bはTFT50bのゲート電極51bとして機能する部位を、それぞれ有している。
ゲート電極51a,51bを含め、走査線81a,81bは、例えばCr、Al、Ta、Ti、Mo、W、Ni、Cu、Au、Agやこれらを主成分とする合金膜、またはこれらの積層膜によって形成される。
ゲート電極51a,51b及び走査線81a,81bを覆ってゲート絶縁膜11が設けられる。ゲート絶縁膜11は、窒化シリコン、酸化シリコン等の絶縁膜により形成される。
ゲート絶縁膜11を介してゲート電極51a,51bに対面する位置で、それぞれ半導体層52a,52bが設けられる。半導体層52a,52bは、例えば、非晶質シリコン、多結晶ポリシリコン、InやGaやZnやSnなどを含む酸化物半導体等により形成される。
半導体層52aには、ゲート絶縁膜11とは反対側から、走査線81aの延在方向と交叉する(ここでは直交する場合が例示された)方向に沿っての両端に、オーミックコンタクト層53aが一対設けられる。オーミックコンタクト層53aは、例えば、リン(P)等の不純物が高濃度にドーピングされた、n型非晶質シリコン、n型多結晶シリコン、InやGaやZnやSnなどを含む酸化物半導体などにより形成される。
オーミックコンタクト層53aが設けられた領域において半導体層52aは、ソース・ドレイン領域となる。具体的には半導体層52aは、オーミックコンタクト層53aのうち、図1中で下側(図2中で左側)のものが設けられた領域でソース領域として、図1中で上側(図2中で右側)のものが設けられた領域でドレイン領域として、それぞれ機能する。このように、半導体層52aの両端にはソース・ドレイン領域が形成される。そして、半導体層52aのソース・ドレイン領域に挟まれた領域がチャネル領域となる。半導体層52aのチャネル領域上には、オーミックコンタクト層53aは形成されていない。
オーミックコンタクト層53a上には、ソース電極54a及びドレイン電極55aが形成される。具体的には、ソース領域側のオーミックコンタクト層53a上に、ソース電極54aが形成される。そして、ドレイン領域側のオーミックコンタクト層53aの上に、ドレイン電極55aが形成される。
ソース電極54a及びドレイン電極55aは、オーミックコンタクト層53aと同様に、半導体層52aのチャネル領域上には形成されない。
このようにして、ゲート電極51a、半導体層52a、オーミックコンタクト層53a、ソース電極54a及びドレイン電極55aがTFT50aを構成する。ここでは、半導体層52aはオーミックコンタクト層53aの一対の間で薄くなっており、TFT50aとして、いわゆるチャネルエッチ型の構成が例示される。
ソース電極54aは、半導体層52aのチャネル領域の外側へ延在し、信号線82と繋がっている。信号線82は、ゲート絶縁膜11上に形成され、アレイ基板10上において走査線81a,81bと交差する方向に直線的に延在して配設される。換言すれば、信号線82は走査線81aと交差する位置において走査線81aの延在方向に拡がって、ソース電極54aとして機能する部位を有すると把握することもできる。
ドレイン電極55aは、半導体層52aのチャネル領域の外側へ延在する。そしてドレイン電極55aは、その延在方向における半導体層52aと反対側の端部において、画素電極6aと電気的に接続される。
TFT50aと同様にしてTFT50bが設けられる。簡単にこれを説明すると、半導体層52bにはゲート絶縁膜11とは反対側から、オーミックコンタクト層53bが一対設けられる。オーミックコンタクト層53bが設けられた領域において半導体層52bは、ソース・ドレイン領域となる。
半導体層52bは、オーミックコンタクト層53bのうち、図1中で上側(図2中で右側)のものが設けられた領域でソース領域として、図1中で下側(図2中で左側)のものが設けられた領域でドレイン領域として、それぞれ機能する。
ソース領域側のオーミックコンタクト層53b上に、ソース電極54bが形成される。そして、ドレイン領域側のオーミックコンタクト層53bの上に、ドレイン電極55bが形成される。
ソース電極54bは、半導体層52bのチャネル領域の外側へ延在し、信号線82と繋がっている。信号線82は走査線81bと交差する位置において走査線81bの延在方向に拡がって、ソース電極54bとして機能する部位を有すると把握することもできる。
ドレイン電極55bは、半導体層52bのチャネル領域の外側へ延在する。そしてドレイン電極55bは、その延在方向における半導体層52bと反対側の端部において、画素電極6bと電気的に接続される。
以上のことから、TFT50aをスイッチとして把握したときに、ドレイン電極55aは画素電極6aと接続される当該スイッチの一端として把握でき、ソース電極54aは信号線82と接続される当該スイッチの他端として把握できる。
同様にして、TFT50bをスイッチとして把握したときに、ドレイン電極55bは画素電極6bと接続される当該スイッチの一端として把握でき、ソース電極54bは信号線82と接続される当該スイッチの他端として把握できる。
画素電極6a,6bは基板15と反対側でゲート絶縁膜11上に平面状に設けられる。画素電極6a,6bは一つの画素47において、信号線82が延在する方向に並んで配置される。TFT50a及び画素電極6aは、画素電極6a,6b同士の間の領域を挟んで、TFT50b及び画素電極6bと対称的に配置される。
ソース電極54a,54bを含めた信号線82、ドレイン電極55a,55bは、例えばCr、Al、Ta、Ti、Mo、W、Ni、Cu、Au、Agやこれらを主成分とする合金膜、またはこれらの積層膜によって形成される。
画素電極6a,6bはゲート絶縁膜11とは反対側から層間絶縁膜12が覆われ、層間絶縁膜12の上には画素電極6a,6bとは反対側から共通電極7が配置される。共通電極7は画素電極6a,6bと対向する部位71を有する。部位71はスリット状の開口72を有する。
画素電極6a,6b及び共通電極7は例えばInとSnとOの化合物や、InとZnとOの化合物などの導電性を持つ透明な膜で形成される。層間絶縁膜12は、窒化シリコン、酸化シリコン等の絶縁膜により形成される。
上述の配置は、一対の画素電極6a,6bが、共通電極7に対して積層されていることと、把握できる。そして、層間絶縁膜12及び共通電極7のいずれに対しても同側に、即ち対向基板20側に、液晶19が積層される。但し、液晶19をアレイ基板10側で所定方向に配向させるために、層間絶縁膜12及び共通電極7と液晶19との間には、配向膜13が介在して設けられる。
液晶19から遠い方に共通電極を、近い方に画素電極を、それぞれ配置する構成も可能である。しかし後述する理由により、液晶19から近い方に共通電極7を、遠い方に画素電極6a,6bを、それぞれ配置する構成の方が有利である。以下ではまず、後者の構成(つまり図2に断面が例示された構成)について説明する。
対向基板20はアレイ基板10に対向する。対向基板20は、例えばカラーフィルター基板(CF基板)である。当該液晶表示は対向基板20側から視認される。
対向基板20は、液晶19側から順に、配向膜24、カラーフィルター21、ブラックマトリクス22を積層して備えている。配向膜24は対向基板20側で液晶19を配向させる機能を有する。
なお、図示を簡略にしたが、対向基板20はアレイ基板10とは反対側で、ブラックマトリクス22、カラーフィルター21を、外部板25が覆う。外部板25は、偏光板、位相差板を含む。また、基板15は、偏光板、位相差板を含む。また、図示を省略したが、基板15の対向基板20とは反対側に、バックライトユニットが配設される。
つぎに、画素47の駆動について説明する。画素電極6a,6bと共通電極7との間のフリンジ電界によって液晶19が駆動され、基板間の液晶19の配向方向が変化する。これにより、液晶19を通過する光の偏光状態が変化する。
バックライトユニットから液晶表示装置を透過する透過光のうち、対向基板20側の偏光板を通過する光量が、偏光状態によって変化する。これは液晶表示装置としての輝度の変化を意味する。
液晶19の配向方向は、印加される表示電圧によって変化するので、表示電圧を制御することによって対向基板20側の偏光板を通過する光量を変化させることができる。つまり、画素47ごとに表示電圧を変えることによって、所望の画像を表示することができる。
一般に、液晶に印加する電圧は、直流電圧を印加すると焼付き現象など液晶の劣化が発生してしまう。これを避けるため、液晶を駆動する方式としては電圧交流駆動方式が採用される。より具体的には、液晶表示装置では、通常1フレーム毎(例えば60Hz)で表示の切り替えが行われており、当該表示の切り替えにあわせてフレーム毎に、表示電圧の極性が反転される。
これを本実施の形態に即して言えば、共通電極7の電位を基準として、信号線82の電圧は、正および負の電圧となるように1フレームおきに変化して動作している。
さて通常、共通電極の電位は、共通電極に対して画素電極に正の電圧が印加される時の画素の透過率と、共通電極に対して画素電極に負の電圧が印加される時の画素の透過率とが等しくなるように調整される。これにより、理想的には電圧交流駆動方式が採用されること自体が、画素の透過率、引いてはバックライトに由来した輝度に影響を与えることはない。
しかし、実際には画素の透過率が等しくならない場合がある。これでは、表示電圧の極性が変化するたびに、各々の画素の輝度が(バックライトの光量が一定であったとしても)変化することになる。このような輝度の変化が顕著で有れば2フレーム周期のフリッカーとして視認される。
参考のため、従来の液晶表示装置の構成を簡単に説明する。図4は従来の液晶表示の表示領域の構成を示す平面図である。また図5は図4の位置BBにおける断面矢視図であり、位置BBにおいて示された矢印の方向から見た断面を示す。図4及び図5はそれぞれ図1及び図2に対応し、図1及び図2と同様に、図面の繁雑を避けるために構成要素が適宜に省略される。また、図6は従来の液晶表示装置の全体構成を模式的に示す平面図である。
当該液晶表示装置では、本実施の形態の液晶表示装置のTFT50aに相当するTFT50が設けられる。具体的にはTFT50は、TFT50aが有するゲート電極51a、半導体層52a、オーミックコンタクト層53a、ソース電極54a及びドレイン電極55aにそれぞれ相当して、ゲート電極51、半導体層52、オーミックコンタクト層53、ソース電極54及びドレイン電極55を有している。また走査線81aに対応する走査線81や、信号線82も設けられる。しかし、TFT50bや走査線81に相当する構成要素が設けられていない。また、画素電極6aに相当する画素電極6は設けられているものの、画素電極6bに相当する構成要素が設けられていない。
このような構造において、2フレーム周期のフリッカーを低減するために、同じ走査線81に接続されたTFT50を有して相互に隣接する画素47(図6において左右方向に隣接するもの)同士の間では、同じフレームにおいて、表示電圧の極性が交互に反転するように設定されることが多い。
このように隣接する画素47について、設定される透過率(透過率の設定は輝度を設定することにつながる)が等しいならば、隣接する画素47同士で輝度の差は平均化されてフリッカーが小さくなる。しかし隣接する画素47の輝度が、黒と中間調を、表示電圧の極性と同じ周期で交互に表示するように設定される場合には、上記フリッカーが現れやすい。特にFFSモードの液晶表示装置ではフレクソエレクトリック効果があるので、表示電圧の極性に依存して輝度が異なるような場合には当該フリッカーは顕著となる。
これに対し、本実施の形態にかかる液晶表示装置は、一つの画素において、画素電極6aと画素電極6bとは互いに絶縁される。なるほど、TFT50a,50bは、それぞれのソース電極54a,54bが同じ信号線82と電気的に導通しているので、両者が同時に導通すれば、画素電極6aと画素電極6bとは導通する。しかしTFT50a,50bを排他的に導通させることにより、画素電極6aと画素電極6bとは互いに絶縁される。
従って、極性が異なる表示電圧を一つの画素47に印加するに際して、共通電極7に印加される電位を挟む一対の電位を、画素電極6a及び画素電極6bにそれぞれ印加することができる。つまり共通電極7の電位を基準として、画素電極6aと画素電極6bには互いに極性が異なる電位が印加される。これにより、一つの画素47におけるフリッカーを抑制しつつ、画素47が駆動される。また、画素電極6a,6b同士を接続することがないので、特許文献3で要求されるような接続領域も不要となる。
このようなフリッカーを抑制するには、表示電圧、具体的には共通電極7に対して信号線82に印加される電圧が極性を反転するタイミングで、TFT50a,50bのうちいずれが導通するかを切り替えればよい。つまり、表示電圧の極性の反転と同期して、走査線81a,81bに印加される走査信号を切り替えればよい。このような、電圧交流駆動方式における走査信号は、公知の技術を用いて走査信号駆動回路45によって生成される。
例えば、表示電圧が正の期間(つまり信号線82の電位が共通電極7よりも高電位の期間)では走査線81aに印加される走査信号によってTFT50aを導通させ、走査線81bに印加される走査信号によってTFT50bを非導通にする。
他方、表示電圧が負の期間(つまり信号線82の電位が共通電極7よりも低電位の期間)では走査線81bに印加される走査信号によってTFT50bを導通させ、走査線81aに印加される走査信号によってTFT50aを非導通にする。
以上のようにして、従来では二つの画素に跨って行われていたフリッカーの低減を、本実施の形態では一つの画素において行っている。一つの画素47における輝度を、表示電圧の極性と同じ周期で、黒と中間調とに交互に表示することはない。よって画素47のそれぞれにおいてフリッカーを低減することが可能となる。
このようにして、個々の画素47の輝度設定に依存することなくフリッカーを小さくすることができる。よって従来の液晶表示装置と比較して、表示画像によらずフリッカーを低減する効果が高い。
一般的に、フリッカーは低周波数になるほど人間の目には顕著に見える。フリッカーの周波数が50〜60Hzより大きいと人間の目ではちらつきを感じないが、低い周波数になるほどちらつきを容易に検知できる。液晶表示装置の消費電力を下げる方法としてフレームレートを下げる方法があるが、フリッカーが見えやすくなるので通常は適用されていない。
しかし本実施の形態で述べたように、一つの画素47において一対の画素電極6a,6bを設け、TFT50a,50bを表示電圧の極性の反転に同期して排他的に導通させることにより、画素毎にフリッカーが低減されるので、その効果はフレームレートの大小に依存しにくい。このことから、本実施の形態で紹介した技術は、低消費電力化のために低フレームレート化しても、液晶表示装置の表示品位が維持される、もしくは向上するという利点をもたらす。換言すれば、上述の構成は、表示品位を維持もしくは向上しつつ、フレームレートを下げて消費電力を低下することに寄与する。
次に、画素電極6a,6bと共通電極7とのいずれが液晶19に近い方が望ましいのかという点について説明する。
図7は画素電極6a,6bの方が共通電極7よりも液晶19に近い構造における画素の断面図である。図8は共通電極7の方が画素電極6a,6bよりも液晶19に近い構造における画素の断面図である。図7及び図8において、基板57はアレイ基板10及びゲート絶縁膜11を纏めて表した仮想的な基板である。
画素電極6aには共通電極7に対して正の電圧が印加され、画素電極6bには共通電極7に対して負の電圧が印加される場合について図示される。破線の矢印は、電気力線のうち液晶19の駆動に係わる主な成分のみを図示している。
図7に示された構造では、画素電極6a,6bが共通電極7よりも液晶19側に配置されるので、液晶19にフリンジ電界を印加するために、画素電極6a,6bはそれぞれスリット状の開口62a,62bを有している。図8に示された構造では図2に示された構造と同様にして、共通電極7に開口72が設けられる。
図7に示された構成では、画素電極6a,6b同士の間の境界において、両者間の電圧が液晶19に及ぶ。そして画素電極6a,6bの間には常に大きな電圧が生じている。共通電極7に対して互いに逆向きの大きさの電圧が印加されているからである。よって画素電極6a,6b同士の間の境界近傍では、表示階調に拘わらず、液晶19には常に大きな電圧が印加されることになる。
FFSモードの液晶表示装置では、通常、液晶に電圧が印加されていない状態が最も液晶の透過率が低く(いわゆる黒表示)、電圧が印加されている状態の透過率が高まるように設計される。よって図7のように画素電極6a,6bが共通電極7よりも液晶19に近く配置されている構成では、画素電極6a,6b同士の間の領域は上記のように高い電圧が印加されていることにより、当該領域において液晶19の透過率は高まる。
上述のように画素電極6a,6bはそれぞれTFT50a,50bを介して信号線82に接続されており、常にいずれか一方は浮遊状態にあって、それ以前に印加された電圧が維持される。よって液晶19に対して印加される表示電圧が小さくても、当該領域では透過率が高くなる。よって液晶表示素子としての表示品位を高めるには、当該領域が表示に影響しないように遮光する必要がある。具体的にはこの領域の近傍ではバックライトからの光を透過させないように、例えば対向基板20側にブラックマトリックスを配置する等の措置を執る必要がある。
更に、各構成部材形成時の位置ズレや、斜め方向の視野角特性などを考慮すると、ブラックマトリックスが遮光する領域は画素電極6a,6b同士の間の領域より広く設定する必要がある。液晶表示装置の明るさは光が透過する領域が広いほど明るくなり高い性能を得られる。従って、図7のように画素電極6a,6bが共通電極7よりも液晶19に近く配置されている構成では、性能が低下する要因を増やすことになる。
これに対し、図8のように共通電極7が画素電極6a,6bよりも液晶19に近く配置されている構成では、画素電極6a,6b間の電圧は共通電極7でシールドされる。よって当該電圧は液晶19には影響しない。上述のように、液晶に電圧が印加されていない状態が最も液晶の透過率が低く、画素電極6a,6b同士の境界近傍は常時、黒表示と等しい状態となる。
このような構成により、共通電極7が液晶19に対して画素電極6a,6bの対が発生する電界を遮蔽し、液晶配向の乱れを低減する。よって別途に遮蔽部位を用いて開口率の低下を招来することがない。これは表示性能を低下させない観点で有利である。
画素47の各々において一対の画素電極6a,6bを設けることにより、一つの画素電極6を設ける場合(図4から図6参照)と比べれば、走査線81b及びTFT50bが追加されることによって遮光される領域が増加する。しかしながら、それ以上に遮光されるべき領域を増加させる要因がない。よって表示性能の低下を抑えることが可能となる。
実施の形態2.
図9は本実施の形態にかかる液晶表示装置の表示領域の構成を示す平面図である。図9においても図1と同様に、絶縁性のものは図示を省略している。
図10は本実施の形態にかかる液晶表示装置の全体構成を模式的に示す平面図である。アレイ基板10は表示領域41と、表示領域41を囲むように設けられた額縁領域42とに区分される。
当該液晶表示装置も、実施の形態1にかかる液晶表示装置と同様に、アレイ基板10、液晶19(実施の形態1参照)、対向基板20(実施の形態1参照)に分けられ、これらはこの順に積層される。
表示領域41には、走査線(ゲート配線)81の複数と、信号線(ソース配線)82a,82bの対とが設けられる。信号線82a,82b同士は表示領域41内で互いに平行に設けられ、信号線82a,82bの対同士も平行に設けられる。同様に、走査線81同士も平行に設けられる。また、共通電極7が走査線81に対応して設けられ、これらと平行に配置される。
信号線82a,82bと走査線81とは、互いに交差するように形成される。そして共通電極7と走査線81の一つと、対を成す信号線82a,82bとで囲まれた領域が画素47として機能する。従ってアレイ基板10では表示領域41において、画素47がマトリクス状に配列されることとなる。図9は図10で示された画素47のほぼ一つ分を詳細に示している。なお、図10においても液晶容量及び補助容量を、図3と同様に表している。
画素47の各々には、一対のTFT50a,50cが設けられる。TFT50aは信号線82aと走査線81の交差点近傍に配置され、TFT50cは信号線82bと走査線81の交差点近傍に配置される。これらのTFT50a,50cはスイッチとして機能し、液晶容量及び補助容量に対してこれらの外部から表示電圧を印加したりしなかったりする。走査線81はスイッチとして機能するTFT50a,50cの導通/非導通を制御する制御線であると把握できるし、制御線として機能するゲート電極51a,51cを相互に導通させる機能を有していると把握することもできる。
具体的には、走査線81からの走査信号によってTFT50a,50cがオンする。これにより、信号線82a,82bから、TFT50a,50cのドレイン電極に接続された画素電極(いずれも後述する)に表示電圧が印加される。
これらの画素電極は、実施の形態1の画素電極6a,6bと同様に、共通電極7と絶縁膜を介して対向配置されており、上記表示電圧はいわゆるフリンジ電界を形成する。これにより、画素47が設けられた位置での液晶19がFFSモードで駆動されることになる。
額縁領域42には、走査信号駆動回路45と表示信号駆動回路46とが設けられる。走査線81は、表示領域41から額縁領域42まで延設され、アレイ基板10の端部で走査信号駆動回路45に接続される。信号線82a,82bも同様に、表示領域41から額縁領域42まで延設され、アレイ基板10の端部で表示信号駆動回路46と接続される。
実施の形態1で示されたのと同様に、走査信号駆動回路45及び表示信号駆動回路46の近傍には、外部配線(図示を省略)が接続され、共通電極7も額縁領域42まで延伸されて外部配線と接続される。
走査信号駆動回路45、及び表示信号駆動回路46に外部からの各種信号が供給される。走査信号駆動回路45は外部からの制御信号に基づいて、走査信号を走査線81に供給する。この走査信号によって、走査線81の対が順次選択されていく。
表示信号駆動回路46は外部からの制御信号や、表示データに基づいて表示信号を信号線82a,82bに供給する。これにより、表示データに応じた表示電圧が画素47の各々に印加される。信号線82a,82bに供給される表示信号については後述する。
本実施の形態でも実施の形態1と同様に、表示色の相違は本質的な相違ではないので、以下ではそれぞれの独立した画素47の動作について説明する。
信号線82a,82bの対は、アレイ基板10において一方向に直線的に延在するように配設される。走査線81はTFT50aのゲート電極51aとして機能する部位と、TFT50cのゲート電極51cとして機能する部位とを有している。
ゲート電極51a,51cを含め、走査線81は、実施の形態1の走査線81a,81bと同様の材料で形成される。
実施の形態1と同様に、ゲート電極51a,51c及び走査線81はゲート絶縁膜で覆われる。またゲート絶縁膜11を介してゲート電極51a,51cに対面する位置で、それぞれ半導体層52a,52cが設けられる。半導体層52a,52cの材料としては実施の形態1で半導体層52aの材料として説明されたものを採用することができる。
半導体層52a,52cには、ゲート電極51a,51cと反対側から、走査線81の延在方向と交叉する(ここでは直交する場合が例示された)方向に沿っての両端に、オーミックコンタクト層(図示省略)が一対設けられる。オーミックコンタクト層の材料としては実施の形態1でオーミックコンタクト層53a,53bの材料として説明されたものを採用することができる。
オーミックコンタクト層が設けられた領域において半導体層52a,52cは、ソース・ドレイン領域となる。具体的には半導体層52a,52cは、オーミックコンタクト層のうち、図9中で下側のものが設けられた領域でソース領域として、図9中で上側のものが設けられた領域でドレイン領域として、それぞれ機能する。半導体層52a,52cのチャネル領域上には、オーミックコンタクト層は形成されない。
半導体層52aのソース領域及びドレイン領域の上には、オーミックコンタクト層を介してソース電極54a及びドレイン電極55aが形成される。同様に、半導体層52cのソース領域及びドレイン領域の上には、オーミックコンタクト層を介してソース電極54c及びドレイン電極55cが形成される。
このようにして、ゲート電極51a、半導体層52a、オーミックコンタクト層53a、ソース電極54a及びドレイン電極55aがTFT50aを構成する。同様にして、ゲート電極51c、半導体層52c、オーミックコンタクト層53c、ソース電極54c及びドレイン電極55cがTFT50cを構成する。
ソース電極54aは、半導体層52aのチャネル領域の外側へ延在し、信号線82aと繋がっている。信号線82aは、ゲート絶縁膜上に形成され、アレイ基板10上において走査線81と交差する方向に直線的に延在して配設される。換言すれば、信号線82aは走査線81と交差する位置において走査線81の延在方向に拡がって、ソース電極54aとして機能する部位を有すると把握することもできる。
ドレイン電極55aは、半導体層52aのチャネル領域の外側へ延在する。そしてドレイン電極55aは、その延在方向における半導体層52aと反対側の端部において、画素電極6cと電気的に接続される。
ソース電極54cは、半導体層52cのチャネル領域の外側へ延在し、信号線82bと繋がっている。信号線82bは、ゲート絶縁膜上に形成され、アレイ基板10上において走査線81と交差する方向に直線的に延在して配設される。換言すれば、信号線82bは走査線81と交差する位置において走査線81の延在方向に拡がって、ソース電極54cとして機能する部位を有すると把握することもできる。
ドレイン電極55cは、半導体層52cのチャネル領域の外側へ延在する。そしてドレイン電極55cは、その延在方向における半導体層52cと反対側の端部において、画素電極6dと電気的に接続される。
以上のことから、TFT50aをスイッチとして把握したときに、ドレイン電極55aは画素電極6cと接続される当該スイッチの一端として把握でき、ソース電極54aは信号線82aと接続される当該スイッチの他端として把握できる。
同様にして、TFT50cをスイッチとして把握したときに、ドレイン電極55cは画素電極6dと接続される当該スイッチの一端として把握でき、ソース電極54cは信号線82bと接続される当該スイッチの他端として把握できる。
画素電極6c,6dはアレイ基板10と反対側でゲート絶縁膜上に平面状に設けられる。画素電極6c,6dは一つの画素47において、走査線81が延在する方向に並んで配置される。TFT50a及び画素電極6cは、画素電極6c,6d同士の間の領域を挟んで、TFT50c及び画素電極6dと対称的に配置される。
ソース電極54a,54cを含めた信号線82a,82b、ドレイン電極55a,55cは、実施の形態1でソース電極やドレイン電極の材料として示された材料を用いて形成される。
画素電極6c,6dはゲート絶縁膜とは反対側から層間絶縁膜(図示省略)が覆われ、層間絶縁膜の上には画素電極6c,6dとは反対側から共通電極7が配置される。共通電極7は画素電極6c,6dと対向する部位71を有する。部位71はスリット状の開口72を有する。
画素電極6c,6d及び共通電極7は、それぞれ第1の実施の形態において画素電極6a,6bの材料として例示されたものを用いて形成される。
上述の配置は、一対の画素電極6c,6dが、共通電極7に対して積層されていることと、把握できる。そして、層間絶縁膜及び共通電極7のいずれに対しても同側に、即ち対向基板側に、液晶が積層される。但し、実施の形態と同様に、層間絶縁膜及び共通電極と液晶との間には、配向膜(図示省略)が介在して設けられる。
液晶から遠い方に共通電極を、近い方に画素電極を、それぞれ配置する構成も可能である。しかし実施の形態1で述べた理由により、液晶から近い方に共通電極7を、遠い方に画素電極6c,6dを、それぞれ配置する構成の方が有利である。
つぎに、画素47の駆動について説明する。画素電極6c,6dと共通電極7との間のフリンジ電界によって液晶が駆動され、これを通過する光の偏光状態が変化する。
本実施の形態では、第1の駆動方法として、共通電極7の電位を基準として信号線82a,82bの電圧が、いずれも正および負の電圧となるように1フレームおきに変化して動作する。但し、信号線82a,82bの電圧同士は、共通電極7の電位を基準として互いに極性が反対となっている。
つまり、信号線82aに印加される表示信号が正のときには信号線82bには負の表示信号が印加され、信号線82bに印加される表示信号が正のときには信号線82aには負の表示信号が印加される。このように信号線82a,82bには異なる電位が印加されるので、ソース電極54a,54cは互いに絶縁されていると把握することができる。
これにより、走査線81によってTFT50a,50cが導通する時には、画素電極6c,6dには互いに極性が逆の表示電圧が印加される。よって一つの画素47において、透過率の変動、引いては輝度の変動を見かけ上キャンセルすることができ、2フレーム周期のフリッカーも低減される。
また、第2の駆動方法として、信号線82aには正の表示電圧のみを印加し、信号線82bには負の表示電圧のみを印加する。この場合には走査線81によってTFT50a,50cが導通したときに、画素電極6cには正の表示電圧が印加されても負の表示電圧は印加されず、画素電極6dには負の表示電圧が印加されても正の表示電圧は印加されない。よって2フレーム周期のフリッカーが低減される。
このような電圧交流駆動方式における表示信号は、公知の技術を用いて表示信号駆動回路46によって生成される。
実施の形態1と実施の形態2の選択.
通常、画素47は長方形状になっていることが多い。よって画素47の短辺に平行に配置されている線を2倍とし、長辺に平行に配置されている線は維持することで、追加して配置された線によって遮光される領域が増加することを抑える。これは画素47の開口率の低下を抑える観点で望ましい選択である。
例えば、実施の形態1で示された液晶表示装置のように、一つの画素47に対して一対の走査線81a,81bが採用されるのは、当該画素47が信号線82に沿って長辺を有し、走査線81a,81bに沿って短辺を有する形状を呈している場合が望ましい。
他方、実施の形態2で示された液晶表示装置のように、一つの画素47に対して一対の信号線82a,82bが採用されるのは、当該画素47が走査線81に沿って長辺を有し、信号線82a,82bに沿って短辺を有する形状を呈している場合が望ましい。
なお、共通電極7において開口72が延在する方向は、実施の形態1で示された液晶表示装置では信号線82が延在する方向に一致し、実施の形態2で示された液晶表示装置では走査線81が延在する方向に一致する(それぞれ図1及び図9を参照)。このように上述の実施の形態1及び実施の形態2では、開口72が延在する方向が画素47の長辺と平行である場合が例示されたが、画素47の短辺と平行であってもよい。
実施の形態3.
本実施の形態では、実施の形態1及び実施の形態2での好適な寸法、特に画素電極6a,6bの面積比や画素電極6c,6dの面積比について説明する。
フリッカーの大きさ(フリッカー率)は(「輝度最大値」−「輝度最小値」)÷輝度平均値×100%で定義される。フリッカー率はフレクソエレクトリック効果のみに起因するものではない。しかし、一つの画素47において、実施の形態1で示された液晶表示装置のように一対の画素電極6a,6bを設けたり、実施の形態2で示された液晶表示装置のように一対の画素電極6c,6dを設けたりし、これらに対して相互に極性が異なる表示電圧を印加することによって、フレクソエレクトリック効果が相殺され、フリッカーが低減される。
そこで、上記の面積比の望ましい比率について検討する。図11はフレクソエレクトリック効果のみを考慮したときの、画素電極6a,6bのそれぞれの面積Sa,Sbとフリッカー率との関係を示すグラフである。横軸には面積比Sa/(Sa+Sb)を採用しており、当然ながらSa≧0、Sb≧0なので、この面積比は0から1の値をとる。但し、面積比の値0は画素電極6aを設けずに画素電極6bが設けられた場合に相当し、面積比の値1は画素電極6bを設けずに画素電極6aが設けられた場合に相当するので、いずれの場合も実質的には図4で示された液晶表示装置のように画素電極6を設けた構成に相当することになる。
なお、図11のグラフについて、画素電極6a,6bの面積と、それぞれ形成する静電容量とは比例すると仮定している。通常、液晶19の厚さは均一にされ、またその誘電率は一様に選定されることに鑑みれば、当該仮定は実際の液晶表示装置において満足されるものである。
また、共通電極7の電位と画素電極6aの電位との電位差たる表示電圧の絶対値と、共通電極7の電位と画素電極6bの電位との電位差たる表示電圧(これは画素電極6aに印加される表示電圧と、共通電極7を基準として極性が逆)の絶対値とは、互いに等しいと仮定した。透過率を一つの画素において一様にすることが通常であることに鑑みれば、当該仮定も実際の液晶表示装置において満足されるものである。
また、図11では面積比Sa/(Sa+Sb)が値0又は値1を採る場合、即ち従来の液晶表示装置のように一つの画素には一つの画素電極が設けられる構成において、10%のフリッカー率が発生する場合を例示している。
図11から明白なように、また実施の形態1での説明からも容易に理解されるように、面積Sa,Sbが互いに等しい場合(即ち面積比が0.5の場合)において、フリッカー率が最も小さくなる。
実際にはフレクソエレクトリック効果以外の影響でフリッカーが生じることもあるため、フリッカーは完全にゼロにならない。例えば一つの画素47において一つの画素電極6を設けた液晶表示装置でフリッカー率が12%となる条件では、一つの画素47において一対の画素電極6a,6bを設け、面積比を0.5とした液晶表示装置においてフリッカー率は3%であった。このように実際にはフリッカー率が完全にはゼロにはならない場合もあり得るが、画素電極6a,6bの面積Sa,Sbを等しくすることによってフリッカー率を非常に小さくすることができる。
画素電極6c,6dについても同様であり、それぞれの面積を相互に等しくすることでフリッカー率を非常に小さくすることができる。
実際の視認により確認したところ、面積比Sa/(Sa+Sb)が0.4〜0.6であれば、フリッカー率を実質的に低減する効果を得られることが判った。
実施の形態4.
本実施の形態では、実施の形態1及び実施の形態2での好適な表示電圧について説明する。共通電極7を基準として画素電極6aに印加される表示電圧Va(即ち画素電極6aの電位から共通電極7の電位を差し引いた値)と、共通電極7を基準として画素電極6bに印加される表示電圧Vb(即ち画素電極6bの電位から共通電極7の電位を差し引いた値)とは極性が逆であり、それぞれの絶対値|Va|,|Vb|の好適な値を検討する。
図12は、絶対値|Va|,|Vb|同士の差|Va|−|Vb|と、フリッカー率との関係を示すグラフである。但しここでは、画素47の表示階調が中間調であって、液晶19の透過率と表示電圧とが線形に変化する場合について例示した。また実施の形態3で示した面積比は0.5である場合を考察している。
表示電圧の絶対値|Va|,|Vb|が等しいときにフリッカー率が最も小さくなり、フリッカーの抑制の観点で高い効果が得られることが分かる。
なおここでは計算を簡略化するために、液晶19の透過率は表示電圧に対して線形に変化する場合を例示したが、実際には画素47が中間調を表示する場合には、線形の変化よりも変化が顕著であり、フリッカー率は大きくなる。
画素電極6c,6dについても同様であり、それぞれの表示電圧の絶対値を相互に等しくすることでフリッカー率を非常に小さくすることができる。
例えば一つの画素47において一つの画素電極6を設けた液晶表示装置でフリッカー率が12%となる条件では、一つの画素47において一対の画素電極6a,6bを設けた液晶表示装置において差|Va|−|Vb|を−0.1〜0.1Vとするとフリッカー率は6%以下であり、当該差を0とするとフリッカー率は3%であった。このように実際にはフリッカー率が完全にはゼロにはならない場合もあり得るが、フリッカー率を非常に小さくすることができる。
逆に上記差の絶対値が0.2V程度であれば、画素電極6を用いた液晶表示装置と画素電極6a,6b(あるいは画素電極6c,6d)を用いた場合とは、ほぼ同等のフリッカー率が得られる。このように、上記差が大きいフリッカーを低減する効果を十分に得ることはできない。
変形例1.
特許文献4ではドレイン電極を覆う絶縁層を設け、画素電極が「コンタクト」と称する部位を介してドレイン電極に接続される構成が例示されている。当該「コンタクト」は特許文献4の図面を参照すると、絶縁層にその厚さ方向に開いた孔を指すものと推察される。
実施の形態1に示された液晶表示装置において、かかる構成を採用することもできる。図13はかかる構成を適用して実施の形態1を変形した構成を示す平面図であり、図1に対応する。図14は図13の位置CCにおける断面を示す断面図である。但し、図面の繁雑を避けるため、図13の平面図で現れる構成要素であっても図14の断面図では図示が省略されたものや、図14の断面図で現れる構成要素であっても図13の平面図では図示が省略されたものがある。
この変形例にかかる液晶表示装置では、実施の形態1で示された液晶表示装置に対し、TFT50a,50b及びゲート絶縁膜11をゲート電極51a,51bとは反対側から覆う層間絶縁膜14が設けられている点で相違する。更に、画素電極6a,6bは、ゲート絶縁膜11とは反対側から層間絶縁膜14上に設けられている点でも相違する。そして画素電極6aはドレイン電極55a上で層間絶縁膜14に開いた孔を介してドレイン電極55aと接続する部位61aを有している。同様に画素電極6bはドレイン電極55b上で層間絶縁膜14に開いた孔を介してドレイン電極55bと接続する部位61bを有している。
このような構成では部位61a,61b及びその周辺の領域が、画素47において平面視上で所定の面積を占める。このため、画素47における有効表示領域56は、実施の形態1に示された液晶表示装置におけるもの(図1参照)に比べて、当該変形例におけるもの(図13)の方が狭くなる。ここで有効表示領域とは、液晶19に表示電圧が印加されることにより、表示電圧に応じて液晶表示装置の輝度が変化する領域を指す。
つまり、画素電極6a,6bとドレイン電極55a,55bとは、両者の間に絶縁膜を挟むことなく設けられることで、両者を電気的に接続するための領域が大きくなることを回避し、以て画素電極の面積を広くとることができる。これは画素47の開口率を高める観点で望ましい。実施の形態2にかかる液晶表示装置において、画素電極6c,6dとドレイン電極55a,55cについても同様である。
変形例2.
実施の形態1,2及び変形例1では、ドレイン電極55a,55b,55cを画素電極6a,6b,6c,6dよりも液晶19側に配置した構成を例示した。しかし、画素電極6a,6b,6c,6dをドレイン電極55a,55b,55cよりも液晶側に配置した構成を採用してもよい。
変形例3.
上述のように、画素電極6a,6b,6c,6d及び共通電極7は、導電性を持つ透明な膜で形成される。ドレイン電極55a,55b,55cも同様にして、導電性を持つ透明な膜で形成されてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び変形例同士を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び変形例を適宜、更に変形したり、省略したりすることが可能である。
6a,6b,6c,6d 画素電極、7 共通電極、19 液晶、50a,50b,50c 薄膜トランジスタ(TFT)、54a,54b,54c ソース電極、55a,55b,55c ドレイン電極、72 開口。

Claims (9)

  1. 複数の画素を有する液晶表示装置であって、
    開口を有する共通電極と、
    前記共通電極に対して積層されて配置される画素電極対の複数と、
    前記共通電極及び前記画素電極対のいずれに対しても同側に積層されて配置される液晶と
    を備え、
    前記画素の一つは、前記画素電極対の一つと前記共通電極及び前記液晶とを含み、
    前記画素電極対の各々が、
    第1画素電極と、
    前記第1画素電極と絶縁された第2画素電極と
    を有し、
    前記共通電極は前記画素電極対よりも前記液晶に近く位置し、
    前記共通電極の電位を基準として、前記第1画素電極と前記第2画素電極には互いに極性が異なる電位が印加される、液晶表示装置。
  2. 前記共通電極の電位と前記第1画素電極の電位との電位差たる電圧の絶対値と、前記共通電極の電位と前記第2画素電極の電位との電位差たる電圧の絶対値との差が0.1V以下である、請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 第1画素電極に接続された一端と他端とを有する第1スイッチと、前記第2画素電極に接続された一端と他端とを有する第2スイッチとを、前記画素の各々に対応して更に備える、請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1スイッチの前記他端と前記第2スイッチの前記他端とは共通に接続され、
    前記第1スイッチと前記第2スイッチとは排他的に導通する、請求項3記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1スイッチの前記他端と前記第2スイッチの前記他端とは絶縁され、
    前記第1スイッチの導通/非導通を制御する制御線と、前記第2スイッチの導通/非導通を制御する制御線とが導通する、請求項3記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1スイッチの前記一端は前記第1画素電極との間に絶縁膜を挟むことなく接続され、
    前記第2スイッチの前記一端は前記第2画素電極との間に絶縁膜を挟むことなく接続される、請求項3〜5のいずれか一つに記載の液晶表示装置。
  7. 前記画素において、前記第1画素電極の面積と前記第2画素電極の面積との和に対する前記第1画素電極の面積の比が、0.4〜0.6である、請求項1〜6のいずれか一つに記載の液晶表示装置。
  8. 請求項4記載の液晶表示装置を駆動する方法であって、
    前記共通電極の電位を基準とした、前記第1スイッチの他端及び前記第2スイッチの他端に与えられる電位の極性が反転することに同期して、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが導通する、液晶表示装置の駆動方法。
  9. 請求項5記載の液晶表示装置を駆動する方法であって、
    前記第1スイッチの前記他端と前記第2スイッチの前記他端とは、前記共通電極の電位を基準として相互に極性が異なる電位が印加される、液晶表示装置の駆動方法。
JP2013086223A 2013-04-17 2013-04-17 液晶表示装置及びその駆動方法 Expired - Fee Related JP5975931B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013086223A JP5975931B2 (ja) 2013-04-17 2013-04-17 液晶表示装置及びその駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013086223A JP5975931B2 (ja) 2013-04-17 2013-04-17 液晶表示装置及びその駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014211463A JP2014211463A (ja) 2014-11-13
JP5975931B2 true JP5975931B2 (ja) 2016-08-23

Family

ID=51931289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013086223A Expired - Fee Related JP5975931B2 (ja) 2013-04-17 2013-04-17 液晶表示装置及びその駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5975931B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0980472A (ja) * 1995-09-08 1997-03-28 Hitachi Ltd 液晶表示素子
JP3668844B2 (ja) * 2000-10-04 2005-07-06 松下電器産業株式会社 表示装置及びその駆動方法
JP4757393B2 (ja) * 2001-03-23 2011-08-24 Nec液晶テクノロジー株式会社 液晶表示装置及びその製造方法
JP5191639B2 (ja) * 2006-09-15 2013-05-08 株式会社ジャパンディスプレイイースト 液晶表示装置
JP5024786B2 (ja) * 2007-04-13 2012-09-12 Nltテクノロジー株式会社 半透過型液晶表示装置
JP2009092912A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
JP2010002596A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
US20120127148A1 (en) * 2010-11-24 2012-05-24 Seong-Jun Lee Display substrate, display panel and display device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014211463A (ja) 2014-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5809289B2 (ja) 液晶表示装置
US20140111561A1 (en) Liquid crystal drive device and liquid crystal display device
KR102231084B1 (ko) 프린지 필드 방식 액정표시장치
US9664972B2 (en) Liquid crystal display apparatus
EP2746846A1 (en) Thin film transistor array substrate and method for manufacturing the same, and liquid crystal display device
WO2018120331A1 (zh) 一种coa基板及液晶面板
US20170039975A1 (en) Liquid crystal display apparatus
US20140240651A1 (en) Liquid crystal display panel and liquid crystal display device
JP3877798B2 (ja) 液晶表示装置
JP2019128429A (ja) 液晶表示装置
JP5868993B2 (ja) 液晶表示素子および液晶表示装置
KR20160132245A (ko) 표시장치
KR101624826B1 (ko) 액정 구동 방법 및 액정 표시 장치
US10502968B2 (en) Image display apparatus
JP5975931B2 (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
KR20080071255A (ko) 프린지 필드 스위칭 액정표시소자
WO2015012092A1 (ja) 液晶表示装置
US8325307B2 (en) Crystal display and electronic apparatus
JP2005283870A (ja) 画像表示装置
JP2010002596A (ja) 液晶表示装置
US20050146663A1 (en) Vertically aligned mode liquid crystal display
US20150092149A1 (en) Liquid crystal display and method for manufacturing the same
JP5159687B2 (ja) 液晶表示装置
CN112698533B (zh) 液晶显示装置
KR20130051741A (ko) 횡전계형 액정표시장치용 어레이 기판

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5975931

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees