JP5975927B2 - 動画メディア再生装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、BDMV(Blu−ray Disc Movie)規格でメニュー画面の判定を行う方法が開示されている。この方法においては、BDMV規格の動画メディアのタイトルが、HDMV(High Definition Movie)タイトルとBD−J(Blu−ray Disc Java)(Javaは、登録商標;以下記載を省略する)タイトルの排他的な2通りがある。
しかしながら、メニュー画面とプレイアイテムの繰り返し回数との間には直接的な対応関係はないため、プレイアイテムの繰り返し回数では、メニュー画面であることを的確に判定できない。例えば、同じプレイアイテムが20回以上繰り返されても、メニュー画面であるという保証はなく、1回しかプレイリストが含まれていないからといって、メニュー画面でないと断定できる保証はない。
例えば、画面の背景動画には、プレイアイテムではなく、Javaによるグラフィック表示を採用することも可能である。この点から判断しても、メニュー画面をコンテンツの構成のみから確実に判定する方法には限界がある。
DVD−VideoやBDMVなどの規格においては、動画のみならず、メニュー画面などのインタラクティブな操作が可能な箇所をコンテンツの中に設定することが可能である。例えば、メニュー画面上に配置したボタンを押下する操作に対して様々な処理内容を定義でき、ボタン押下でボタンごとに設定した動画コンテンツの再生に移行(ジャンプ)することなどの処理が設定できる。
(1)動画(映画など)の本編の全編を再生する“本編再生”
(2)各チャプターを再生する“チャプター1”〜“チャプターn”
(3)特典映像を再生する“特典映像”
“フォーカス”は、メニュー画面を表示した際に、メニュー画面上に存在するいずれかのボタンがフォーカスされるように設定される。
図1は、メニュー画面の例を示す図である。図1に示すメニュー画面100おいては、“タイトル”欄100aが例えば映画のタイトルを表す背景文字が記載される欄である。
また、“本編再生”、“チャプター1”、“チャプター2”、“特典映像”がそれぞれ記載されたオーバル形状で囲まれた部分がボタン100b〜100eに相当する。
図1では、“本編再生”のボタン100bがフォーカスされており、これを視認し易くするためにオーバル形状の線が太線で表されている。
図1の場合では、“本編再生”ボタン100bがフォーカスされているが、リモコンの“下”ボタンを押下することで、メニュー画面上でフォーカスの位置が下方向に移動し、“チャプター1”ボタン100cがフォーカスされることになる。
また、メニュー画面100を表示する場合であっても、メニュー画面100が表示されるまでの時間は動画コンテンツによって異なり、動画コンテンツが所定の時間再生されてからメニュー画面100が表示されるよう構成されている動画コンテンツも少なくない。
本編を視聴することだけを目的とするユーザにとっては、メニュー画面100に対して操作を行うことなく、本編の再生が開始されることが望ましく、リモコン操作が必要であると不便さを感じる。
しかしながら、上述したようにメニュー画面100が表示されるかどうかは動画コンテンツの制作者によって決定され、ユーザがメニュー画面100を非表示とすることは困難である。このため、従来から本編を自動的に再生する機能を有した動画メディア再生装置が提案されている。例えば、DVD−Videoを再生する際に、メニュー画面100に一定時間留まった場合、リモコンの“決定”ボタンが押下されなくても、“決定”ボタンが押下された場合に相当する処理を自動的に行う。
現在、コンテンツ中のメニュードメイン、タイトルドメインのいずれを再生中であるかは、動画メディア再生装置が判定可能である。
そこで、メニュードメインの再生が一定時間(例えば、30秒)継続した場合、自動的にリモコンの“決定”ボタンが押下された場合と同様の処理を行う。これにより、図1のようなメニュー画面100が30秒以上続いた場合に、“本編再生”ボタン100bが選択されて活性化された場合と同様の処理、すなわち本編の再生が開始されることになる。
また、コンテンツによっては、チャプター1の再生が完了した後に、再びコンテンツをユーザに選択させるためにメニュー画面に戻るものもある。この場合には、上述のようにチャプター1の再生が自動的に開始され、これが完了すると、再びメニュー画面に戻り、リモコン操作なしには、チャプター2以降を再生することができない。
図3は、この発明の実施の形態1に係る動画メディア再生装置の構成を示すブロック図である。図1に示す動画メディア再生装置1は、動画メディアであるディスクdから記録信号を読み出して動画データを再生する装置であり、ディスク読み取り部2、ストリーム再生部3、表示出力部4、赤外線認識部5、再生制御部6、検索キー情報取得部7、スクリプト検索部8、スクリプト記憶部9およびスクリプト実行部10を備えて構成される。
ストリーム再生部3は、ディスク読み取り部2から入力したストリームデータを音声、映像、その他の制御データに分離して音声および映像を復号して出力用音声データおよび出力用映像データに変換する機能を有する。なお、BD−JにおけるJavaの実行は、このストリーム再生部3によって行われる。
赤外線認識部5は、ユーザが操作するリモコンからの赤外線信号を入力して操作信号を認識し、この操作信号を再生制御部6に出力する。
再生制御部6は、操作信号に従ってディスク読み取り部2およびストリーム実行部3を制御し、再生、停止、早送り、イジェクトなどの動作を行う。
しかしながら、Disc_IDまたはOrganization_IDは同一であるが、動画コンテンツの内容が異なる場合があることを考慮して、タイトル数およびタイトル再生時間も検索キー情報に含める。なお、図4において、タイトル再生時間1〜4では、タイトルの再生時間がそれぞれ10秒、20秒、5000秒、1000秒となっている。なお、図4に示すような表形式では、タイトルの数だけ、タイトル再生時間のフィールドが必要となる。
ただし、タイトル数が4に満たない場合には、存在しないタイトルのタイトル再生時間は、0として扱えばよい。
検索キー情報取得部7は、図4のような検索キー情報を、ディスク読み取り部2および再生制御部6を介してディスクdから読み取り取得する。
例えば、スクリプト検索部8は、検索キー情報に基づいてスクリプト記憶部9から自動再生スクリプトを検索する。また、スクリプト検索部8が、通信網11を介して外部と通信を行う機能を有する場合には、通信網11を介してスクリプトサーバ12と通信を行う。
検索結果の自動再生スクリプトは、スクリプト記憶部9に記憶される。
図5は、自動再生スクリプトの例を示す図である。この自動再生スクリプトは、動画コンテンツごとの本編再生を開始するまでの操作仕様に応じて作成され、本編再生を自動的に行うものであり、図5ではASCIIテキスト形式で表されている。
ここで、図5の自動再生スクリプトは、本編再生を開始するまでの操作仕様が動画メディア再生装置1にディスクdが挿入されてから20秒後に図2に示したメニュー画面100を表示する動画コンテンツに対応するものと仮定する。
すなわち、スクリプト実行部10が、この自動再生スクリプトを実行することにより、まず、動画メディア再生装置1にディスクdが挿入されてから21秒間の待ち状態となる(“Wait 21”に相当する)。この後21秒が経過すると、スクリプト実行部10は、リモコンの“上”ボタンが押下された場合と同様のイベント(Press “Up”に相当する)を、再生制御部6を介してストリーム再生部3に送信する。
次に、スクリプト実行部10は、リモコンの“上”ボタンが押下の後に開放された場合と同様のイベント(Release “Up”に相当する)を、再生制御部6を介してストリーム再生部3に送信する。
次いで、スクリプト実行部10は、リモコンの“Enter(決定)”ボタンが押下された場合と同様のイベント(Press “Enter”に相当する)を、再生制御部6を介してストリーム再生部3に送信する。
最後に、スクリプト実行部10は、リモコンの“Enter(決定)”ボタンが押下の後に開放された場合と同様のイベント(Release “Enter”に相当する)を、再生制御部6を介してストリーム再生部3に送信する。
また、上述した21秒間は、メニュー画面が表示される20秒間に対して1秒分の余裕を持って自動再生を開始するようにスクリプトを作成したことを想定している。
ストリーム再生部3は、再生制御部6を介してイベント処理を行うことにより、“上”ボタンの押下と開放で“本編再生”ボタン100bにフォーカスが移動して、“決定”ボタンの押下と開放で“本編再生”ボタン100bがメニュー画面100上で押下される。この結果、本編再生が開始される。
スクリプトサーバ12へのアクセス速度が、ローカルに存在するスクリプト記憶部9へのアクセス速度よりも劣っている場合には、先にスクリプト記憶部9を検索し、所望の自動再生スクリプトが見つからない場合に限ってスクリプトサーバ12を検索する。
このようにすることで、動画メディア再生装置1の平均したアクセス性能が向上するとともに、動画メディア再生装置1がモバイル環境において通信が困難な場所(無線通信圏外エリア)に存在する場合における動作性能が向上する。
このように構成することで、本編再生を開始するまでの操作仕様に応じて確実に本編を自動再生することができる。例えば、単にリモコンの“決定”ボタンを押下する処理だけでは、本編を再生しないような動画コンテンツに対しても、この動画コンテンツにおいて本編再生を開始するまでの操作仕様に応じて、適切に待ち合わせやフォーカス位置制御が行われ、本編再生を実施することができる。
この構成において、スクリプトサーバ12に様々な動画コンテンツに対応する自動再生スクリプトを記憶・管理させておくことで、様々な動画コンテンツに対応する自動再生スクリプトを得ることができる。
Claims (1)
- 動画メディアに記録された動画コンテンツを再生する動画メディア再生装置において、
前記動画メディアの検索キー情報を取得する検索キー情報取得部と、
動画コンテンツごとの本編再生を開始するまでの操作仕様に応じて作成され、本編再生を自動的に行う自動再生スクリプトの中から、前記検索キー情報に対応する前記自動再生スクリプトを検索するスクリプト検索部と、
前記スクリプト検索部により取得された前記自動再生スクリプトを実行するスクリプト実行部と、
前記スクリプト検索部の検索結果として得られた前記自動再生スクリプトを、前記検索キー情報に対応付けて記憶するスクリプト記憶部とを備え、
前記スクリプト検索部は、
前記検索キー情報に対応付けて前記自動再生スクリプトを記憶するスクリプトサーバと通信を行う機能を有し、
前記検索キー情報に基づいて前記自動再生スクリプトを検索する際に、前記スクリプトサーバへのアクセス速度が前記スクリプト記憶部へのアクセス速度よりも劣っている場合には、前記スクリプト記憶部の検索を行い、前記スクリプト記憶部に対応する前記自動再生スクリプトがない場合に、前記スクリプトサーバから前記自動再生スクリプトを検索する
ことを特徴とする動画メディア再生装置。
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ID=52354365
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JP2013078730A Active JP5975927B2 (ja) | 2013-04-04 | 2013-04-04 | 動画メディア再生装置 |
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