JP5974768B2 - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムおよびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムおよびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムおよびプログラムに関する。
近年、電力事業者側で需要家の電気機器のピーク電力を制御するための方法として、デマンドレスポンス(DR;Demand Response)が知られている。DRは、電力事業者側で電力網における需要を監視し、需要に応じて需要家の電気機器の電力消費を抑制する方法である。抑制方法としては、ピーク時間帯の電力料金を高くする方法や、顧客が減らした電力需要に対価を支払うことなどで需要を削減する方法などがある。
電気機器の中には、需要家がDRに対して応答しやすい機器と、応答しにくい機器とが存在する。特に、照明器具はDRに対して応答しやすい機器の一例であり、需要家は、照明器具のオンオフによって電力消費量を増減させることができる。効果的なDRを実現するためには、電力事業者が、電力需要の抑制量をできるだけ正確に予測できることが好ましく、そのためには、DRに対して応答しやすい機器である照明器具による消費電力量を他の電気機器と区別して算出できることが好ましい。
特開2012−105427号公報 特開2011−164933号公報 特開2007−156696号公報 特開2005−323438号公報 特開2003−070186号公報
本発明の1つの側面では、照明器具による消費電力を他の電気機器と区別して算出することができる情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
発明の一観点によれば、特定領域の消費電力の変化のうち、前記特定領域で定常的に使用される電力に相当するレベルへ減少する消費電力の変化、又は前記特定領域で定常的に使用される電力に相当するレベルから増加する消費電力の変化に対応する情報を記憶する記憶部と、特定時間の消費電力の変化が、前記特定領域で定常的に使用される電力に相当するレベルへ減少する消費電力の変化、又は前記特定領域で定常的に使用される電力に相当するレベルから増加する消費電力の変化に対応する場合に、前記特定時間の消費電力の変化が照明器具によるものと判定する判定部と、を有する情報処理装置が提供される。
一実施態様によれば、照明器具による消費電力を他の電気機器による消費電力と区別して算出することができる情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムおよび情報処理プログラムを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態における、情報処理システムの一例を示す図である。 図2は、本発明の実施形態における、情報処理装置の構成の一例を示す図である。 図3は、各種電気機器の消費電力パターンの一例を示す図である。 図4は、部屋全体の消費電力パターンの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態における、情報処理装置による処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 図6は、本発明の実施形態における、情報処理装置による処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 図7は、本発明の実施形態における、取得タイミングに関する設定情報の一例である。 図8は、本発明の実施形態における、部屋5aおよび部屋5bの消費電力パターンの一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態における、消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンを登録する方法の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態における、分類結果テーブルの一例を示す図である。 図11は、需要家が部屋を移動する一例を示す図である。 図12は、本発明の実施形態における情報処理方法の第1の変形例を示すフローチャートである。 図13は、本発明の実施形態における情報処理方法の第2の変形例を示すフローチャートである。 図14は、本発明の実施形態の第2の変形例における、部屋の消費電力が低いレベルから高いレベルに変化した後の消費電力パターンを登録する方法の一例を示す図である。 図15は、クラスタリング方法の一例を示すフローチャートである。 図16は、本発明の実施形態における情報処理方法の第3の変形例を示すフローチャートである。 図17は、本発明の実施形態における情報処理方法の第4の変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図8を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の実施形態における、情報処理システムの一例を示す図である。図1に示すように、情報処理システムは、情報処理装置1と、分電盤2と、消費電力計測器3とを有している。
分電盤2は、需要家の家屋4内に設置されている、部屋毎に電力を分配、供給するための電力分配器である。図1の例では、家屋4は、4つの部屋(部屋5a、部屋5b、部屋5c、部屋5d)を有している。以降、部屋を区別して説明しない場合は、部屋5a〜5dを部屋5と呼ぶこととする。
分電盤2には、各部屋5a〜5dに対応するスイッチ6a〜6dが設けられている。以降、スイッチを区別して説明しない場合は、スイッチ6a〜6dをスイッチ6と呼ぶこととする。各々のスイッチ6は、それぞれが対応する部屋5と電力配線7によって電気的に接続されており、各部屋5に設置されている電気機器は、電力配線7を介して電力を受けることができる。
消費電力計測器3は、スイッチ9a〜9dと、I/F10とを備えている。電力配線7のそれぞれにはクランプ8が設置されている。消費電力計測器3は、クランプ8から抽出された電流を、対応する各スイッチ9a〜9dに導き、当該電流に基づいて、電力配線7毎の消費電力を時系列で計測することができる。I/F10は、消費電力計測器3と情報処理装置1とを送受信可能に接続するための入出力インターフェースである。消費電力計測器3によって計測された各部屋5の消費電力の情報は、例えばWiFi(Wireless Fidelity)等の無線通信によりI/F10からアクセスポイント11に転送され、アクセスポイント11からインターネット20を経由して情報処理装置1に転送される。このようにして、情報処理装置1は、部屋毎の消費電力の情報を取得することができる。図1の例では、アクセスポイント11は、部屋5cに設けられている。
以下、情報処理装置1を構成する各部の機能について説明する。
図2は、本発明の実施形態における、情報処理装置1の構成の一例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置1は、第1記憶部21と、第2記憶部22と、制御部23と、入力部24と、出力部25と、I/F26とを備えている。情報処理装置1は、電力事業者が所有する、需要家の電気機器保有状況を推定するための管理装置であり、例えばサーバである。
第1記憶部21は、制御部23と電気的に接続されており、需要家の電気機器保有状況を推定するための情報処理プログラムを記憶することができる。第1記憶部21としては、例えばROM(Read Only Memory)およびフラッシュメモリ等の半導体メモリ、またはHDD(Hard Disc Drive)等を用いることができる。
第2記憶部22は、各種情報を記憶するためのデータベース(DB;Data Base)として用いられる。第2記憶部22は、入力部24に入力された、部屋毎の消費電力の情報を取得するタイミング(取得タイミング)の情報や、制御部23が情報処理プログラムを実行する際に用いる設定情報を記憶することができる。取得タイミングの情報とは、例えば、データの取得を開始する時刻を示す取得開始時刻、1回あたりのデータ取得期間を示す取得期間、データ取得期間内におけるデータの取得間隔を示す取得間隔、および一連のデータ取得を行う頻度を示す取得頻度等である。取得タイミングの情報の実施例については後述する。
また、第2記憶部22は、消費電力計測器3から受信した部屋毎の消費電力の情報を格納することができる。また、第2記憶部22は、情報処理装置1による処理結果の情報として、制御対象の部屋を識別する情報と、機器の名称に関する情報と、消費電力の変動量の情報とを対応付けた分類結果テーブルを格納することができる。
第1記憶部21および第2記憶部22は、例えばROM(Read Only Memory)またはフラッシュメモリ等の半導体メモリ、またはHDD等のストレージ装置である。なお、第1記憶部21および第2記憶部22はそれぞれ複数個有していても良いし、同一のメモリによって構成されていても良い。
制御部23は、設定部31と、取得部32と、算出部33と、第1判定部34と、第2判定部35とを備えている。制御部23は、第1記憶部21に格納されている情報処理プログラムを読み出し、情報処理プログラムの各処理を実行することができる。また、制御部23は、第2記憶部22に格納されている部屋毎の消費電力の情報等に基づいて情報処理プログラムを実行することにより、各部屋が保有する機器の推定と消費電力の算出とを行うことができる。また、制御部23は、処理結果の情報として、制御対象の部屋を識別する情報と、機器の名称に関する情報と、消費電力の変動量の情報とを対応付けて、第2記憶部22に格納されている分類結果テーブルに書き込むことができる。制御部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。制御部23が実行する処理方法の詳細については後述する。
入力部24は、第2記憶部22に格納される、部屋毎の消費電力の情報の取得タイミングや電気機器特徴テーブル等の設定情報を受信することができる。入力部24は、例えばキーボードまたはマウス等である。
出力部25は、分類結果テーブルを出力することができる。出力部25は、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイまたは有機ELディスプレイ等の表示装置である。
I/F26は、制御部23と消費電力計測器3を送受信可能に接続するための入出力インターフェースである。I/F26は、制御部23から受信した信号に基づいて、消費電力計測器3に信号を送信することができる。また、I/F26は、消費電力計測器3から送信された信号を受信し、受信した信号に基づいて制御部23に信号を送信することができる。
次に、本発明の実施形態における、電気機器の推定方法について説明する。
電気機器は、DRに応答しやすい機器と、DRに応答しにくい機器とに大別することができる。前者の例としては、需要家が手動で電源のオンオフ制御できる照明器具を挙げることができる。後者の例としては、水槽、ルータ、冷蔵庫等を挙げることができる。
図3は、各種電気機器の消費電力パターンの一例を示す図である。なお、以降で説明する消費電力パターンは、消費電力の時系列情報を意味する。図3において、横軸は時間、縦軸は消費電力を示しており、図3(a)は、照明器具の消費電力パターン、図3(b)は、水槽の消費電力パターン、図3(c)は、ルータの消費電力パターン、図3(d)は、冷蔵庫の消費電力パターンを示している。
照明器具は、ユーザが使用したいときにだけ使用する電気機器の一例である。図3(a)に示すように、照明器具の消費電力パターンは、照明器具の電源のオンオフ制御を行ったときに電気機器の消費電力が増減するようなパターンとなっている。
水槽は、槽内で魚等の生物が生息できる環境を維持できるように常時駆動させる、ヒータ、フィルタまたはエアポンプ等を備えた機器である。図3(b)に示すように、水槽の消費電力パターンは、消費電力の顕著な増減が起こらないため、消費電力量がほぼ一定の状態で推移するパターンを示している。
ルータは、情報の送受のために常時駆動させる通信機器の一例である。図3(c)に示すように、ルータの消費電力パターンは、水槽と同様に消費電力の顕著な増減が起こらないため、消費電力量がほぼ一定の状態で推移するパターンを示している。なお、図3(b)および図3(c)に示すように、ルータはヒータを持たないため、水槽よりも消費電力が小さいことが多い。
冷蔵庫は、冷蔵温度を制御するために、インバータ制御により自動でオンオフ動作が行われる機器である。図3(d)に示すように、冷蔵庫の消費電力パターンは、インバータ制御に応じて消費電力が自動的に増減するパターンを示している。
図4は、部屋全体の消費電力パターンの一例を示す図である。図4において、横軸は時間、縦軸は消費電力を示しており、図4(a)は、照明器具と水槽とを有する部屋Aの消費電力パターン、図4(b)は、照明器具とルータとを有する部屋Bの消費電力パターン、図4(c)は、電気機器として照明器具と冷蔵庫とを有する部屋Cの消費電力パターンを示している。
部屋Aでは、図4(a)に示すように、照明器具による消費電力と水槽による消費電力とが重畳された消費電力パターンとなる。図4(a)を参照すれば、消費電力のレベルがベースレベル、すなわち手動による電源のオンオフ制御によらず、定常的に使用される電力レベルよりも高くなっている時間帯に照明器具が使用されていることがわかる。
部屋Bでは、図4(b)に示すように、照明器具による消費電力とルータによる消費電力とが重畳された消費電力パターンとなる。図4(b)を参照すれば、消費電力のレベルがベースレベルよりも高くなっている時間帯に照明器具が使用されていることがわかる。なお、ルータの消費電力は水槽の消費電力よりも小さいため、部屋Bの消費電力のベースレベルは部屋Aの消費電力のベースレベルよりも低くなっている。
部屋Cでは、図4(c)に示すように、照明器具による消費電力と冷蔵庫による消費電力とが重畳された消費電力パターンとなる。照明器具、冷蔵庫のいずれがオンとなっても消費電力が増加するため、図4(c)によれば、消費電力のレベルがベースレベルよりも高くなっている時間帯、すなわち消費電力のピークを2つ有する消費電力パターンとなっている。効果的なDRを実現するためには、2つのピークのうちいずれが照明器具によるもので、いずれが冷蔵庫によるものなのかを区別できることが好ましい。
次に、本発明の実施形態における情報処理方法について説明する。
図5および図6は、本発明の実施形態における、情報処理方法の一例を示すフローチャートである。
まず、図5に示すように、設定部31は、部屋毎の消費電力の情報の取得タイミングを設定する(S101)。具体的には、設定部31は、入力部24に入力された、部屋毎の消費電力の情報の取得タイミングに関する各種の設定情報を第2記憶部22に格納する。
図7は、本発明の実施形態における、取得タイミングに関する設定情報の一例である。図7(a)に示すように、例えば、取得開始時刻tとして「17時00分」、取得間隔Δtとして「1分」、取得回数nmaxとして「120回」、取得頻度として「毎日」が入力部24に入力されると仮定する。上述のように仮定すると、1頻度あたりのデータ取得期間を示す取得期間tは、Δt×nmax=1分×120回=120分(2時間)と算出される。そして、取得部32は、消費電力計測器3が17時00分から19時00分まで各部屋の消費電力のデータを1分おきに毎日計測したデータを、インターネット20を介してI/F26で受信し、受信したデータを第2記憶部22に格納するように制御することができる。
なお、図7(a)ではパラメータの一つに取得回数を用いたが、取得回数の代わりに上述の取得期間tを用いることもできる。取得回数の代わりに取得期間tを用いる場合は、図7(b)に示すように、取得回数nmaxとして「120回」を設定する代わりに、取得期間tとして「2時間」を設定する。この場合、取得回数nmaxは、t/Δt=120分/1分=120回と算出される。これにより、消費電力計測器3により17時00分から19時00分まで、各部屋の消費電力のデータを1分おきに毎日計測することができる。
続いて、消費電力計測器3は、設定された取得タイミングに基づいて、クランプ8から抽出された電流から、部屋毎の消費電力を時系列で計測する(S102)。これにより、部屋毎の消費電力の時間変化である消費電力パターンを得ることができる。
図8は、本発明の実施形態における、部屋5aおよび部屋5bの消費電力パターンの一例を示す図である。図8において、横軸は時間、縦軸は消費電力を示しており、図8(a)は、部屋5aの消費電力パターン、図8(b)は、部屋5bの消費電力パターンを示している。
再び図5に戻り、消費電力計測器3は、計測した各部屋5の消費電力の情報をI/F10からアクセスポイント11に転送する。そして、消費電力計測器3は、アクセスポイント11からインターネット20を経由して情報処理装置1のI/F26に送信する。そして、取得部32は、I/F26を通じて消費電力計測器3から送信された各部屋の消費電力の時系列情報を受信し、受信した各部屋の消費電力の時系列情報を、第2記憶部22に格納する(S103)。
続いて、算出部33は、第2記憶部22に格納された各部屋の消費電力の情報に基づいて、消費電力の平均値を示す平均消費電力を部屋毎に算出する(S104)。図8中の1点鎖線は、S104で算出した平均消費電力を示している。
続いて、図6を参照して説明する。図6に示すように、第1判定部34は、各部屋5の消費電力パターンを順次参照し、需要家が入室した可能性がある部屋が存在するかどうかを判定する(S105)。S105で行う処理は、ある部屋で定常的に使用される電力に相当するレベルから消費電力が増加しているかを判定する方法の一例である。S105では、消費電力が平均消費電力よりも低いレベルから高いレベルに変化する電力変化が存在するか否か、すなわち以下の式(1)を満たす消費電力の変化が存在するか否かを判定する。
Figure 0005974768

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Figure 0005974768

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第1判定部34は、S105の判定をn=1から開始し、n=nmax(nmaxは図7に示す取得回数)で判定を行った後に終了する。図7の設定情報に基づいて判定を行う場合、tは、取得開始時刻17:00であり、tは、t+Δt、すなわち17:01である。そして、第1判定部34は、1回の判定が終わる毎にnの値を1ずつ加算し、nが取得回数nmaxに達するまで消費電力パターンをスキャンさせ、式(1)を満たす電力変化が存在するかどうかを順次判定していく。式(1)を満たす電力変化が存在する場合、第1判定部34は、式(1)を満たす電力変化が存在すると判定した際に用いた時刻の情報を第2記憶部22に記憶する。時刻の情報は、実際の時刻としても良いし、判定時に用いたnの値としても良い。なお、式(1)を満たす電力変化が複数存在する場合は、式(1)を満たす電力変化が存在すると判定したときの各々の時刻の情報を第2記憶部22に記憶する。
S105の処理の実施例を、図8を参照して説明する。図8(a)の消費電力パターンによれば、消費電力が平均消費電力よりも低いレベルから高いレベルへ変化する傾向は存在せず、式(1)を満たす電力変化は存在しないことがわかる。一方、図8(b)の消費電力パターンによれば、tn−1とtとの間の時間帯で、消費電力が平均消費電力よりも低いレベルから高いレベルに変化しており、式(1)を満たす電力変化が存在していることがわかる。したがって、需要家が部屋5bに入室した可能性があると判定することができる。以上の判定処理を、部屋5a〜5dの消費電力パターンの全てについて行う。
需要家が入室した可能性がある部屋が存在すると判定されなかった場合(S105否定)、nに1を加算し(S106)、nが取得回数nmaxを超えているかどうかを判定する(S107)。S107において、nが取得回数nmaxを超えていると判定された場合(S107肯定)、処理を終了する。一方nが取得回数nmaxを超えていないと判定された場合(S107否定)、S105に戻り、再びS105の処理を実行する。
一方、需要家が入室した可能性がある部屋が存在すると判定された場合(S105肯定)、S108に進む。
S108では、入室以前に退室があった可能性のある部屋が存在するかどうかを判定する。S108で行う処理は、ある部屋で定常的に使用される電力に相当するレベルに消費電力が減少しているかを判定する方法の一例である。
S108において、第1判定部34は、S105で需要家が入室した可能性があると判定した際に用いた時刻tの所定時間前に、需要家が退室した可能性がある部屋が存在するかどうかを判定する。
退室した部屋と入室した部屋との距離が離れている場合、部屋の移動に相応の時間を要することが予想される。このため、S108では、判定を行うにあたり、部屋間の移動に要する最短の所要時間wおよび最長の所要時間xを予め設定する。最短の所要時間wおよび最長の所要時間xの設定では、部屋間の位置関係に応じて、移動元の部屋と、移動先の部屋と、部屋間の移動に要する時間とを対応付けて各々個別の値を設定するのが好ましい。上述のように設定することで、退室の検出精度の向上を図ることができるからである。しかし、電力事業者は、需要家の部屋間の位置関係の情報を有していないことが多いため、その場合は最短の所要時間wおよび最長の所要時間xを同一の値に設定しても良い。設定情報は、例えば図2に示す第2記憶部22に格納することができる。
S108では、S105で需要家が入室した可能性があると判定された部屋以外の各部屋の消費電力パターンを参照しながら、t−wからtの間で以下の式(2)を満たし、かつ、t−xからt−wの間で以下の式(3)を満たす消費電力の変化が存在するか否かを判定する。ここで、時刻tは、S105で需要家が入室した可能性があると判定した際に用いた時刻である。
Figure 0005974768

Figure 0005974768
図8(a)を参照しながらS108の処理を説明する。部屋5aと部屋5bとの間の移動時間として、例えば最短の所要時間としてw=2(分)、最長の所要時間としてx=4(分)が設定されていると仮定する。
図8(a)の消費電力パターンによれば、少なくともtn−1(tの1分前)とtとの間の時間帯で、消費電力が平均消費電力よりも低いことがわかる。このため、式(2)を満たしていると判断することができる。
次に、図8(a)の消費電力パターンによれば、tn−3(tの3分前)とtnー2(tの2分前)との間の時間帯で、平均消費電力よりも高いレベルから低いレベルに変化していることがわかる。ここで、w=2(分)、x=4(分)が設定されている場合、tの4分前からtの2分前までの間に式(3)を満たす消費電力の変化が存在していることがわかる。
したがって、図8(a)の消費電力パターンは、式(2)と式(3)との両方を満たすこととなり、需要家が部屋5aを退室し、部屋5bに移動した可能性があると判定することができる。以上の判定処理を、部屋5cおよび部屋5dの消費電力パターンについても同様にして行う。
このように、ある部屋からある部屋へ移動するための最短時間wおよび最長時間xの値を設定し、設定した値に基づいて消費電力の変化が存在するか否かを判定する。このことにより、退室した部屋と入室した部屋との距離が離れている場合においても需要家の退室を推定できるため、電気機器の推定精度の向上を図ることができる。
時刻tの所定時間前に需要家が退室した可能性がある部屋が存在すると判定されなかった場合(S108否定)、S109に進む。
S109において、第2判定部35は、消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターン、すなわち、式(1)を満たす電力変化に対応する消費電力パターンが第2記憶部22に登録されているかどうかを判定する。消費電力パターンが第2記憶部22に登録されていると判定された場合(S109肯定)、第2判定部35は、S105で検出した消費電力の変化が照明器具によるものと判定し、S111に進む。一方、消費電力パターンが第2記憶部22に登録されていると判定されなかった場合(S109否定)、S106に進む。
一方、時刻tの所定時間前に需要家が退室した可能性がある部屋が存在すると判定された場合(S108肯定)、S105で検出した消費電力の変化が照明器具によるものと判定し、S110に進む。
S110において、第1判定部34は、S103で第2記憶部22に格納した消費電力パターンから、消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターン、すなわち、需要家が入室した可能性があると判定した際に用いた時刻tを含む、所定の時間範囲の消費電力パターンを抽出する。そして、抽出した消費電力パターンを第2記憶部22に登録する。
図9は、本発明の実施形態における、消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンを登録する方法の一例を示す図である。
まず、設定部31は、登録する消費電力パターンの時間帯として、S108の判定を行った対象である時刻tよりも前の所定の時間帯Tbefore、および時刻tよりも後の所定の時間帯Tafterを予め設定する。なお、時刻tの時点では、消費電力が低いレベルから高いレベルに変化している。そのため、TafterよりもTbeforeの方を長くするのが好ましい。TafterよりもTbeforeの方を長くすることによって、消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンを取得するのが容易となる。
続いて、第1判定部34は、S108の判定を行った対象である時刻tからTbeforeだけ遡った時刻から、時刻tからTafterが経過した時刻までの時間帯(Tafter+Tbefore)に対応する消費電力パターン、すなわち、
式(4);
Figure 0005974768

ただし
Figure 0005974768

Figure 0005974768

Figure 0005974768

を満たす消費電力パターンrj,i(t)を、S103で第2記憶部22に格納した消費電力パターンの中から抽出する。
続いて、第1判定部34は、抽出した消費電力パターンrj,i(t)を一登録単位の登録データとして第2記憶部22に格納する。ここで、登録データは、計測時刻と消費電力とを対応付けた状態で第2記憶部22に記憶されている。また、登録データは、新たな登録が行われるたびに蓄積されていき、登録数が蓄積に従い増加していく。このように、式(4)を満たす消費電力パターンrj,i(t)を、抽出し、登録することにより、S105およびS108の判定に用いる所定の時間間隔(図7に示す取得間隔Δt)に関わらず、消費電力が低いレベルから高いレベルに変化することを示す時系列情報を抽出することができる。
S110で消費電力パターンを登録した後、算出部33は、需要家が退室した可能性があると判定した部屋および需要家が入室した可能性があると判定した部屋における消費電力の変動量を算出する(S111)。具体的には、図8の消費電力パターンに基づいて、需要家が入室または退室した可能性があると判定した時間帯における消費電力の高低差を算出することにより、照明器具の消費電力を算出することができる。また、図8の消費電力パターンに基づいて、ある時刻における総消費電力量から算出した照明器具の消費電力量を差し引くことにより、照明器具以外の消費電力量を算出することができる。
入室した部屋の照明器具の消費電力の算出方法の一例として、例えば需要家が入室した可能性があると判定した時刻をtとして、dj,i(t)−dj,i(tn−1)を算出し、算出した値を需要家が入室した可能性がある部屋の照明器具の消費電力変動量とすることもできる。あるいは、別の一例として、所定の設定値mを用いて、dj,i(tn+m)−dj,i(tn−1−m)を変動量とすることもできる。後者の方法によれば、広い時間範囲で差分を求めることができるため、より正確に変動量を算出することができる。
退室した部屋の照明器具の消費電力の算出方法の一例として、例えば需要家が入室した可能性があると判定した時刻をtとして、dj,i(tn―x)−dj,i(t)を算出し、算出した値を需要家が退室した可能性がある部屋の照明器具の消費電力量とすることもできる。あるいは、別の一例として、所定の設定値mを用いて、dj,i(tn―x−m)−dj,i(tn+m)を変動量とすることもできる。後者の方法によれば、広い時間範囲で差分を求めることができるため、より正確に変動量を算出することができる。
図10は、本発明の実施形態における、分類結果テーブルの一例を示す図である。算出部33は、算出した部屋毎の照明器具の消費電力量と、照明器具以外の消費電力量を値とを第2記憶部22に格納する。また、分類結果テーブルを出力部25に出力することもできる。
このように、本発明の実施形態によれば、部屋毎の消費電力パターンから、一方の部屋の消費電力が低いレベルから高いレベルに変動する所定時間前に、他方の部屋の消費電力が高いレベルから低いレベルに変動したことを検知する。このことにより、需要家の部屋間の移動があったことを推定することができる。そして、このときの消費電力の変動量を算出することで、アンケート調査を用いることなく部屋毎の照明器具による消費電力を他の電気機器と区別して算出することができる。
また、図3および図4に示す消費電力パターンの例では、消費電力の変動がない時間帯では消費電力がほぼ一定であるとして説明したが、実際の消費電力パターンはノイズを含むため、図8に示すように、消費電力がノイズにより変化している。このため、ノイズによる変化の仕方によっては、式(1)〜式(3)の判定基準を満足してしまい、誤った判定が行われることがある。本発明の実施形態によれば、部屋毎の消費電力パターンから、一方の部屋の消費電力が、一方の部屋の平均値よりも低いレベルから高いレベルに変動する所定時間前に、他方の部屋の消費電力が、他方の部屋の平均値よりも高いレベルから低いレベルに変動したことを検知する。このことにより、ノイズによる変動による誤判断の可能性を抑えることができるため、判定精度の向上を図ることができる。
図11は、需要家が部屋を移動する様子の一例を示す図である。図11(a)は、移動する前に部屋Aに需要家が一人おり、部屋Bに需要家がいない場合、図11(b)は、移動する前に部屋Aに需要家が二人おり、部屋Bに需要家がいない場合、図11(c)は、移動する前に部屋Aに需要家が一人おり、部屋Bに需要家が一人いる場合を示す図である。
図11(a)の場合では、部屋Aにいる一人の需要家が部屋Bに移動する際に、部屋Aの照明をオフにして部屋Bに移動し、部屋Bに入室してから部屋Bの照明をオンにする。すると、部屋AおよびBの各々について、図11(a)の右側に示す消費電力パターンを得ることができる。
図11(b)の場合では、部屋Aにいる一人の需要家が部屋Bに移動しても、部屋Aにはまだ需要家が一人残っているため、部屋Aを退室した需要家は、部屋Aの照明をオフにしない。そのため、図11(b)の右側に示す消費電力パターンに示すように、部屋Bの消費電力は低いレベルから高いレベルに変化するものの、部屋Aの消費電力は高いレベルから低いレベルに変化しない。その結果、図6のS108では、入室以前に退室があった可能性のある部屋は存在しないと判定されるため、部屋Bの消費電力の変化が照明器具によるものと推定することが困難となる。
これに対して、本発明の実施形態によれば、取得部が取得した消費電力パターンが、第1の部屋の消費電力が低いレベルから高いレベルに変化する所定時間前に、第2の部屋の消費電力が高いレベルから低いレベルに変化することを示す場合に、取得した消費電力パターンのうち、第1の部屋の消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンを第2記憶部22に登録しておく。これにより、需要家が照明をオフにせずに退室したときなど、需要家が退室したことが消費電力パターンの変動に反映されなかった場合であっても、登録された消費電力パターンと照合することにより、取得した消費電力の変動が照明器具によるものと推定することができる。
部屋毎に設けられている照明器具は、頻繁に取り換えるものではないため、算出される照明器具の消費電力値は所定の確率分布に従っていることがある。よって、分類結果テーブルの情報を統計データとして蓄積させていくことにより、部屋毎の照明器具の消費電力値をより正確に見積もることが可能となる。また、例えば、需要家がある照明器具を消費電力の異なる別の種類の照明器具に交換すると、消費電力値の統計データもそれに合わせて変化する。このため、電力事業者側で需要家が照明器具を変更したことを検知し、把握することも可能である。
本発明の実施形態によれば、電力事業者は、算出した照明器具の消費電力量の情報に基づいて電力料金を決定することができる。電力事業者は、例えばピーク時間帯の電力料金を高くした料金プランや、顧客が減らした電力需要に対して対価を支払うようにする料金プラン等を設定することができる。
また、電力事業者から、設定した料金プランとともに照明器具の消費電力量の情報を併せて需要家に提示することもできる。この方法によれば、需要家にとっては、自身の照明器具の消費電力量を把握することができるため、料金プランを決定する際の材料として活用することができる。また、電力事業者にとっては、照明器具の節電を需要家に促しやすくなるため、ピーク時間帯における電力消費の低減を図ることができる。
また、電力事業者は、例えば、算出した照明器具の消費電力量と、家庭内の機器毎の消費電力量の割合を示す統計情報(例えば、URL:http://setsuden-lab.com/setsuden -kiso1.html等)とに基づいて、手動でオンオフ制御が可能な機器全体の消費電力量を推定し、推定した消費電力量に基づいて電力料金プランを決定することもできる。
以上説明した、電力料金を決定や、料金プラン等の設定、および需要家への照明器具の消費電力量の情報の情報提示は、図1に示す情報処理装置1が行うこともできる。
(第1の変形例)
次に、本発明の実施形態における、情報処理方法の第1の変形例について説明する。なお、第1の変形例を実現するための情報処理システムは、図1および図2に例示されている情報処理システムの構成を用いることができるため、説明を省略する。
これまで説明した本発明の実施形態では、需要家が第2の部屋を退室したことが消費電力パターンの変動に反映されなかった場合に、取得した消費電力パターンを、予め登録しておいた、第1の部屋の消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンと照合することによって需要家が第1の部屋に入室したことを推定する。これに対して第1の変形例では、需要家が第1の部屋に入室したことが消費電力パターンの変動に反映されなかった場合に、取得した消費電力パターンを、予め登録しておいた、第2の部屋の消費電力が高いレベルから低いレベルに変化したことを示す消費電力パターンと照合することによって需要家が第2の部屋を退室したことを推定する。
図12は、本発明の実施形態における、情報処理方法の第1の変形例を示すフローチャートである。S104までの処理は、図5と略同様である。
図12に示すように、第1判定部34は、各部屋5の消費電力パターンを順次参照し、需要家が退室した可能性がある部屋が存在するかどうかを判定する(S105a)。S105aでは、消費電力が平均消費電力よりも高いレベルから低いレベルに変化する電力変化が存在するか否か、すなわち式(2)および式(3)を満たす消費電力の変化が存在するか否かを判定する。
需要家が退室した可能性がある部屋が存在すると判定されなかった場合(S105a否定)、S106に進む。S106およびS107の処理は、図6で説明した処理と略同様であるので説明を省略する。
一方、需要家が退室した可能性がある部屋が存在すると判定された場合(S105a肯定)、S108aに進む。
S108aにおいて、第1判定部34は、S105aで需要家が退室した可能性があると判定した際に用いた時刻tの後に、需要家が入室した可能性がある部屋が存在するかどうかを判定する。S108aでは、S105aで需要家が退室した可能性があると判定された部屋以外の各部屋の消費電力パターンを参照しながら、式(1)を満たす消費電力の変化が存在するか否かを判定する。ここで、時刻tは、S105aで需要家が退室した可能性があると判定した際に用いた時刻である。
時刻tの後に需要家が入室した可能性がある部屋が存在すると判定されなかった場合(S108a否定)、S109aに進む。
S109aにおいて、第2判定部35は、消費電力が高いレベルから低いレベルに変化したことを示す消費電力パターン、すなわち、式(2)および式(3)を満たす電力変化に対応する消費電力パターンが第2記憶部22に登録されているかどうかを判定する。消費電力パターンが第2記憶部22に登録されていると判定された場合(S109a肯定)、第2判定部35は、S105aで検出した消費電力の変化が照明器具によるものと判定し、S111に進む。一方、消費電力パターンが第2記憶部22に登録されていると判定されなかった場合(S109a否定)、S106に進む。
一方、時刻tの後に需要家が入室した可能性がある部屋が存在すると判定された場合(S108a肯定)、S105aで検出した消費電力の変化が照明器具によるものと判定し、S110aに進む。
S110aにおいて、第1判定部34は、S103で第2記憶部22に格納した消費電力パターンから、消費電力が高いレベルから低いレベルに変化したことを示す消費電力パターン、すなわち、需要家が退室した可能性があると判定した際に用いた時刻tを含む、所定の時間範囲の消費電力パターンを抽出する。そして、抽出した消費電力パターンを第2記憶部22に登録する。登録方法としては、図9で説明した方法と略同様の方法を用いることができる。
S110aの処理の後、S111に進む。S111における処理は、図6で説明した処理と略同様である。
再び図11に戻り、図11(c)の場合では、部屋Aにいる一人の需要家が部屋Bに移動しても、部屋Bには既に需要家が一人いるため、部屋Bの照明はオンのままである。そのため、図11(c)の右側に示す消費電力パターンに示すように、部屋Aの消費電力は高いレベルから低いレベルに変化するものの、部屋Bの消費電力には大きな変化はみられない。その結果、図6のS105では、入室があった可能性のある部屋は存在しないと判定されるため、部屋Aの消費電力の変化が照明器具によるものと推定することが困難となる。
これに対して、第1の変形例によれば、取得部が取得した消費電力パターンが、第2の部屋の消費電力が高いレベルから低いレベルに変化した後に、第1の部屋の消費電力が低いレベルから高いレベルに変化することを示す場合に、取得した消費電力パターンのうち、第2の部屋の消費電力が高いレベルから低いレベルに変化したことを示す消費電力パターンを第2記憶部22に登録しておく。これにより、需要家が、照明がオンになっている部屋に入室したときなど、需要家が入室したことが消費電力パターンの変動に反映されなかった場合であっても、登録された消費電力パターンと照合することにより、取得した消費電力の変動が照明器具によるものと推定することができる。
(第2の変形例)
次に、本発明の実施形態における情報処理システムの動作の第2の変形例について説明する。なお、第1の変形例を実現するための情報処理システムは、図1および図2に例示されている情報処理システムの構成を用いることができるため、説明を省略する。
第2の変形例では、需要家が第2の部屋を退室したことが消費電力パターンの変動に反映されなかった場合に、予め登録しておいた、第1の部屋の消費電力が低いレベルから高いレベルに変化した後の消費電力パターンを用いて需要家が入室したことを推定することを特徴としている。
図13は、本発明の実施形態における情報処理方法の第2の変形例を示すフローチャートである。S104までの処理は、図5と略同様である。
S108において、時刻tの所定時間前に需要家が退室した可能性がある部屋が存在すると判定された場合(S108肯定)、第2判定部35は、S105で検出した消費電力の変化が照明器具によるものと判定し、入室後の消費電力パターンを抽出し、登録する(S201)。
需要家は、入室して照明器具をオンにした後に、テレビやエアコン等の、需要家が手動で電源のオンオフ制御できる電気機器を使用することが想定され、電気機器を使用することにより、消費電力の上昇が観測される可能性がある。また、入室直後に使用する電気機器は、一般的には数種類に限られることが多い。このため、入室したと推定されるタイミングの後の消費電力パターンを抽出し、登録することにより、第1の部屋の消費電力が低いレベルから高いレベルに変化した場合に、その変化が入室によるものと推定しやすくなる。
図14は、本発明の実施形態の第2の変形例における、部屋の消費電力が低いレベルから高いレベルに変化した後の消費電力パターンを登録する方法の一例を示す図である。図14に示すように、S201では、登録する消費電力パターンの時間帯として、所定の時間帯Tafterを予め設定しておく。そして、S108の判定を行った対象である時刻tからTafterが経過するまでの時間帯に対応する消費電力パターン、すなわち、
式(5);
Figure 0005974768

ただし
Figure 0005974768

Figure 0005974768

Figure 0005974768

を満足する消費電力パターンr’j,i(t)を、S103で第2記憶部22に格納した消費電力パターンの中から抽出する。そして、抽出した消費電力パターンr’j,i(t)を登録データとして第2記憶部22に格納する。このとき、登録データは、計測時刻と消費電力とを対応付けた状態で格納されている。また、登録データは、新たな登録が行われるたびに蓄積されていき、登録数が蓄積に従い増加していく。
図13に戻り、S201で入室後の消費電力パターンを登録した後、S111に進む。S111で実行する処理は、図5のS111における処理と同様である。
一方、S108において、時刻tの所定時間前に需要家が退室した可能性がある部屋が存在すると判定されなかった場合(S108否定)、第2判定部35は、第2記憶部22を参照して、入室後の消費電力パターンの登録数が所定の閾値Nthを超えているかどうか、すなわち以下の式(6)を満たすかどうかを判定する。(S202)。
Figure 0005974768

Figure 0005974768

Figure 0005974768
ここで、閾値Nthは、入室後の消費電力パターンが登録されているかどうかを判定するために十分な量の消費電力パターンが蓄積されているかどうかを判定するための基準として用いられ、例えばNth=10である。本発明の情報処理システムの導入開始時には、第2記憶部22に登録される消費電力パターンの登録数が少ない。このため、入室後の消費電力パターンに変化がみられた場合に、需要家による電気機器の操作によるものなのか、あるいは需要家を介さずに自動でオンオフ動作する電気機器によるものなのかを区別することが困難となる可能性がある。
そこで、入室後の消費電力パターンの登録数が所定の閾値Nthを超えている場合に、入室後の消費電力パターンが登録されているかどうかを判定する。これにより、ある程度消費電力パターンが蓄積された後に判定を行うことができるため、判定精度の向上を図ることができる。
入室後の消費電力パターンの登録数が閾値Nthを超えていると判定されなかった場合(S202否定)、S106に移る。一方、入室後の消費電力パターンの登録数が閾値Nthを超えていると判定された場合(S202肯定)、S203に移る。
需要家が入室した部屋では、需要家が使用する電気機器の種類によって、消費電力パターンの変化の仕方が異なる。また、需要家が電気機器を使用しない場合や、需要家を介さずに自動でオンオフ動作する電気機器が動作する場合もある。このため、S201で登録した、需要家が入室した後の消費電力パターンの変化は、一様ではなく、時刻tからTafterが経過するまでの時間帯に対応する消費電力パターンは、大別して複数の種類が存在する。さらに、S108で誤って肯定と判定され、S201で消費電力パターンが抽出され、登録される可能性もある。
そこで、S203では、第2記憶部22に登録されている入室後の消費電力パターンを、距離(類似度)に基づいて複数のグループに分類、すなわちクラスタリングする処理を行う。そして、S108で誤って肯定と判定され、S201で抽出された消費電力パターンを除外する処理を行う。クラスタリングの方法としては種々の方法が知られており、特定の方法に限定するものではない。以下に、K−means法を用いたクラスタリング方法の一例について説明する。
図15は、クラスタリング方法の一例を示すフローチャートである。
まず、第2判定部35は、第2記憶部22に登録されている複数の入室後の消費電力パターンdj,i(t)の中から、ランダムにk個(kは所定の数)の消費電力パターンdj,i(t)を選択する。そして、選択した消費電力パターンdj,i(t)の各々を代表点c(t)、c(t)、・・・c(t)として設定する(S401)。
続いて、第2判定部35は、第2記憶部22に登録されている、すべての入室後の消費電力パターンdj,i(t)の各々について、代表点c(t)、c(t)、・・・c(t)のうち、代表点との距離dist(dj,i(t)、c(t))、すなわち
式(7):
Figure 0005974768

n=1,2,3・・・,k
が最小となるような代表点を選択し、割り当てることにより、クラスタを生成する(S402)。クラスタとは、入室後の消費電力パターンdj,i(t)をグループ化した場合の各々のグループである。
続いて、第2判定部35は、代表点の割り当てに変化があるクラスタが存在するかどうかを判定する(S403)。なお、S403の判定が1回目である場合は、代表点の割り当てに変化がないものとみなす。代表点の割り当てに変化があると判定された場合(S403肯定)、第2判定部35は、クラスタ毎に、重心となる入室後の消費電力パターンdj,i(t)を選択し、代表点c(t)、c(t)、・・・c(t)を再設定する(S404)。そして、S402の処理を再び行う。S402〜S404の処理を繰り返していくと、次第に代表点の変化が小さくなっていく。代表点の割り当てに変化がないと判定された場合(S403否定)、クラスタリングが完了し、S405に進む。
S405において、第2判定部35は、所定の数以下の入室後の消費電力パターンで構成されるクラスタが存在するかどうかを判定する。具体的には、クラスタを構成する入室後の消費電力パターンの数が、全登録数に対する割合が所定の割合以下であるか否かによって判定する。あるいは、クラスタを構成する入室後の消費電力パターンの数が、所定の数以下であるか否かによって判定する。
所定の数以下の入室後の消費電力パターンで構成されるクラスタが存在しない場合(S405否定)、S204に進む。一方、所定数以下の入室後の消費電力パターンで構成されるクラスタが存在する場合(S405肯定)、S406に進み、当該クラスタをS204での判定対象から除外する。その後、図13のS204に進む。
このように、所定の数以下の入室後の消費電力パターンで構成されるクラスタが存在しない場合に、S204での判定対象から除外することにより、S108で誤って肯定と判定されたためにS201で抽出された消費電力パターンを予め除外しておくことが可能となる。これにより、S204の処理の短縮化を図ることができる。
図13に戻り、S204では、第2判定部35は、S201で抽出した入室後の消費電力パターンrj,i(t)に対応する消費電力パターンが、第2記憶部22に登録されているかどうかを判定する。
具体的には、例えば、S203で生成したクラスタ毎に判定を行い、既に登録されている、S203で除外した消費電力パターンを除くすべての入室後の消費電力パターンrj,i(t)について、クラスタを構成する入室後の消費電力パターンをdj,i,m(t)、クラスタを構成する入室後の消費電力パターンの標準偏差をσ(t)としたときに、dj,i,m(t)±{σ(t)の自然数倍}の範囲、すなわち以下の式(8),式(9)および式(10)を満たすかどうかをクラスタ毎に判定する。
式(8):
Figure 0005974768

m:クラスタを構成する入室後の消費電力パターンの識別番号
p:任意の自然数(1,2,3・・・)
σ(t):クラスタを構成する入室後の消費電力パターンの標準偏差

式(9):
Figure 0005974768


式(10):
Figure 0005974768

M:クラスタを構成する入室後の消費電力パターンの総数
なお、dj,i,m(t)をクラスタの代表点のみに限定することもできる。この方法によれば、式(8)の判定回数を減らすことができるため、処理速度の向上を図ることができる。
S201で抽出した入室後の消費電力パターンrj,i(t)に対応する消費電力パターンが、第2記憶部22に登録されていると判定された場合(S204肯定)、S111に進む。このとき、判定されていないクラスタについては判定を省略することができる。S111、S106およびS107で実行する処理は、図6のS111における処理と略同様である。
一方、全てのクラスタを構成する消費電力パターンについて、S201で抽出した入室後の消費電力パターンrj,i(t)に対応する消費電力パターンが、第2記憶部22に登録されていないと判定された場合(S204否定)、S106に進む。S106およびS107で実行する処理は、図6のS111における処理と略同様である。
(第3の変形例)
次に、本発明の実施形態における情報処理方法の第3の変形例について説明する。なお、第3の変形例を実現するための情報処理システムについても、図1および図2に例示されている情報処理システムの構成を用いることができるため、説明を省略する。
第2の変形例では、需要家の入室後の消費電力パターンを予め登録しておき、入室後の消費電力パターンの登録数が所定の閾値Nthを超えている場合に、入室後の消費電力パターンが登録されているかどうかを判定する。これに対して第3の変形例では、入室があった可能性のある部屋の消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンを予め登録しておき、登録数が所定の閾値Nthを超えている場合に、入室後の消費電力パターンが登録されているかどうかを判定することを特徴としている。
図16は、本発明の実施形態における、情報処理装置による処理の第3の変形例を示すフローチャートである。S104までの処理は、図5と略同様である。
S108において、時刻tの所定時間前に需要家が退室した可能性がある部屋が存在すると判定された場合(S108肯定)、第2判定部35は、S105で検出した消費電力の変化が照明器具によるものと判定し、入室があった可能性のある部屋の消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンを抽出し、登録する(S501)。登録する方法としては、図9で例示した方法を用いることができるため、説明は省略する。S501で消費電力パターンを登録した後、S111に進む。S111で実行する処理は、図6のS111における処理と同様である。
一方、S108において、時刻tの所定時間前に需要家が退室した可能性がある部屋が存在すると判定されなかった場合(S108否定)、第2判定部35は、第2記憶部22を参照して、入室があった可能性のある部屋の消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンの登録数n’j,iが所定の閾値N’thを超えているかどうか、すなわち、以下の式(11)を満たすかどうかを判定する。(S502)。
Figure 0005974768

Figure 0005974768

Figure 0005974768
ここで、閾値N’thは、消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンが登録されているかどうかを判定するために十分な量の消費電力パターンが蓄積されているかどうかを判定するための基準として用いられ、例えばN’th=10である。
消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンの登録数が閾値N’thを超えていると判定されなかった場合(S502否定)、S106に移る。一方、消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンの登録数が閾値N’thを超えていると判定された場合(S502肯定)、S503に移る。
S503では、第2記憶部22に登録されている、消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンをクラスタリングする処理を行う。そして、S108で誤って肯定と判定され、S501で抽出された消費電力パターンを除外する処理を行う。クラスタリングの方法は、第1の変形のS203で説明した方法と同様の方法を用いることができるため、説明は省略する。S503の処理後は、S504に進む。
S504では、第2判定部35は、消費電力パターンr’j,i(t)に対応する消費電力パターンが、第2記憶部22に登録されているかどうかを判定する。S504における判定方法としては、第1の変形例のS204で説明した方法と同様の方法を用いることができるため、説明は省略する。
消費電力パターンr’j,i(t)に対応する消費電力パターンが第2記憶部22に登録されていると判定された場合(S504肯定)、S111に進む。S111、S106およびS107で実行する処理は、図5および図11のS111における処理と略同様である。一方、消費電力パターンr’j,i(t)に対応する消費電力パターンが第2記憶部22に登録されていないと判定された場合(S504否定)、S106に進む。S106およびS107で実行する処理は、図5、および図6のS111における処理と略同様である。
第2の変形例によれば、消費電力が低いレベルから高いレベルに変化したことを示す消費電力パターンが登録されているため、消費電力パターンのプロファイルの判別が比較的容易である。このため、例えば需要家が入室した直後に照明器具以外の電気機器を操作しなかったときなど、入室後の消費電力の顕著な変化が取得できない場合においても登録データとの照合を容易に行うことができる。
(第4の変形例)
次に、本発明の実施形態における情報処理システムの動作の第3の変形例について説明する。なお、第3の変形例を実現するための情報処理システムについても、図1および図2に例示されている情報処理システムの構成を用いることができるため、説明を省略する。
図17は、本発明の実施形態における、情報処理装置による処理の第3の変形例を示すフローチャートである。S104までの処理は、図5と略同様である。
図6に示す本発明の実施形態では、S105で需要家が入室した可能性がある部屋が存在すると判定された場合に、S108において、需要家が入室した可能性があると判定した際に用いた時刻tの所定時間前に、需要家が退室した可能性がある部屋が存在するかどうかを判定している。これに対して第4の変形例では、図17に示すように、S105で需要家が入室した可能性がある部屋が存在すると判定された場合に、S109に進み、S105における判定の根拠とした式(1)を満たす電力変化に対応する消費電力パターンが第2記憶部22に登録されているかどうかを判定する。そして、消費電力パターンが第2記憶部22に登録されていると判定されなかった場合に、S108に進み、入室以前に退室があった可能性のある部屋が存在するかどうかを判定する。
この方法によれば、退室があった可能性のある部屋が存在するかどうかを判定する処理を、第2記憶部22を検索する処理の後段に配置しているため、特に検索対象とする部屋の数が多い場合に処理速度の短縮化を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は特定の実施例に限定されるものではなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、図6では、S105の処理を行った後にS108の処理を行っているが、S108の処理を行った後にS105の処理を行うこともできる。
また、S108の処理では、ある部屋からある部屋へ移動するための最短時間wおよび最長時間xの値を設定し、設定した値に基づいて消費電力の変化が存在するか否かを判定する例について説明したが、wのみをw=0と設定することもできる。w=0と設定することにより、移動先の部屋の側で移動元の部屋の照明をオフにすることができる場合(例えば、移動元の部屋が階段である場合等)においても、消費電力の変化が照明器具によるものと判定することができる。
また、第2の変形例および第3の変形例では、第2記憶部22に登録されている消費電力パターンをクラスタリングする処理を行っているが、当該処理を省略することもできる。
また、照明器具の電源をオフにすることにより定常的に使用される電力に相当するレベルへ減少する消費電力パターン、または照明器具の電源をオンにすることにより定常的に使用される電力に相当するレベルから増加する消費電力パターンが予め取得できている場合では、当該消費電力パターンを第2記憶部22に登録しておき、照合する際のレファレンスとして用いることもできる。この方法によれば、図6に示すS105およびS108の処理を省略することができる。
1:情報処理装置
2:分電盤
3:消費電力計測器
4:家屋
5,5a〜5d:部屋
6,6a〜6d:スイッチ
7:電力配線
8:クランプ
9,9a〜9d:スイッチ
10:I/F
11:アクセスポイント
20:インターネット
21:第1記憶部
22:第2記憶部
23:制御部
24:入力部
25:出力部
26:I/F
31:設定部
32:取得部
33:算出部
34:第1判定部
35:第2判定部

Claims (9)

  1. 第1の部屋の消費電力が、前記第1の部屋の平均消費電力よりも低いレベルから高いレベルに変化する所定時間前に、前記第1の部屋と異なる第2の部屋の消費電力が、前記第2の部屋の平均消費電力よりも高いレベルから低いレベルに変化した場合に、前記第1の部屋又は前記第2の部屋の消費電力の時系列情報を記憶する記憶部と、
    特定時間の消費電力の変化が、前記記憶部に記憶されている前記第1の部屋又は前記第2の部屋の消費電力の時系列情報に対応する場合に、前記特定時間の消費電力の変化が照明器具によるものと判定する判定部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記記憶部は、前記第1の部屋若しくは前記第2の部屋で定常的に使用される電力に相当するレベルへ減少する消費電力の変化、又は前記第1の部屋若しくは前記第2の部屋で定常的に使用される電力に相当するレベルから増加する消費電力の変化の後の時系列情報を記憶することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記判定部は、前記第1の部屋の消費電力が、前記第1の部屋の平均消費電力よりも低いレベルから高いレベルに変化する所定時間前に、前記第2の部屋の消費電力が、前記第2の部屋の平均消費電力よりも高いレベルから低いレベルに変化しなかった場合に、前記特定時間の消費電力の変化が照明器具によるものかどうかを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定部は、前記第2の部屋の消費電力が、前記第2の部屋の平均消費電力よりも高いレベルから低いレベルに変化した所定時間後に、前記第1の部屋の消費電力が、前記第1の部屋の平均消費電力よりも低いレベルから高いレベルに変化しなかった場合に、前記特定時間の消費電力の変化が照明器具によるものかどうかを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶部は、前記情報を一登録単位として記憶し、
    前記判定部は、前記情報の登録数が所定の第1の閾値を超えている場合に、前記特定時間の消費電力の変化が照明器具によるものかどうかを判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記判定部は、前記記憶部に記憶されている前記情報をクラスタリングし、前記クラスタリングによって得られるクラスタのうち、含まれる前記情報の数が所定の第2の閾値以下のクラスタを、前記判定部が判定する対象から除外することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置によって実行される情報処理方法であって、
    第1の部屋の消費電力が、前記第1の部屋の平均消費電力よりも低いレベルから高いレベルに変化する所定時間前に、前記第1の部屋と異なる第2の部屋の消費電力が、前記第2の部屋の平均消費電力よりも高いレベルから低いレベルに変化した場合に、前記第1の部屋又は前記第2の部屋の消費電力の時系列を記憶し、
    特定時間の消費電力の変化が、記憶されている前記第1の部屋又は前記第2の部屋の消費電力の時系列情報に対応する場合に、前記特定時間の消費電力の変化が照明器具によるものと判定する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  8. 消費電力を計測する計測器と、
    前記計測器により計測された前記消費電力の変化のうち、第1の部屋の消費電力が、前記第1の部屋の平均消費電力よりも低いレベルから高いレベルに変化する所定時間前に、前記第1の部屋と異なる第2の部屋の消費電力が、前記第2の部屋の平均消費電力よりも高いレベルから低いレベルに変化した場合に、前記第1の部屋又は前記第2の部屋の消費電力の時系列情報を記憶する記憶部と、
    特定時間の消費電力の変化が、前記記憶部に記憶されている前記第1の部屋又は前記第2の部屋の消費電力の時系列情報に対応する場合に、前記特定時間の消費電力の変化が照明器具によるものと判定する判定部と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  9. 装置に、
    第1の部屋の消費電力が、前記第1の部屋の平均消費電力よりも低いレベルから高いレベルに変化する所定時間前に、前記第1の部屋と異なる第2の部屋の消費電力が、前記第2の部屋の平均消費電力よりも高いレベルから低いレベルに変化した場合に、前記第1の部屋又は前記第2の部屋の消費電力の時系列情報を記憶部に格納する処理と、
    特定時間の消費電力の変化が、前記記憶部に記憶されている前記第1の部屋又は前記第2の部屋の消費電力の時系列情報に対応する場合に、前記特定時間の消費電力の変化が照明器具によるものと判定する処理と、
    を実行させるためのプログラム。

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