JP5974737B2 - 記録装置、及び、記録装置の制御方法 - Google Patents

記録装置、及び、記録装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、記録装置、及び、記録装置の制御方法に関する。
従来、記録装置を備えたシステムにおいて、予め作成されたテンプレートを利用して記録を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の記録装置は、制御側のコンピューター等から入力されるデータを、記憶しているテンプレートに従って配置することにより、ラベル等の記録を実行する。
特開2012−048415号公報
上記従来の記録装置において、ラベル等の記録物の出力表現の改善を図ろうとすると、テンプレートを変更することが考えられる。この場合、制御側のコンピューター等は記録装置が使用するテンプレートに適合するようにデータを出力する必要があるから、テンプレートを変更することは、制御側のコンピューター等のソフトウェアにも変更を加える必要がある。しかしながら、記録装置を制御するコンピューター等が会計処理等の複雑な業務システムを構成している場合等、ソフトウェアの変更が容易でない場合も多く、このような場合は、記録物の出力表現の改善を図ることは困難であった。
上記課題を解決するため、本発明は、記録物のページの全体の記録形態の変更を容易に行うことができる記録装置および記録装置の制御方法を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の記録装置は、記録手段と、ページ単位の記録形態を指定するデータである第1テンプレートを記憶する第1の記憶手段と、前記第1テンプレートに対応付けされ、前記ページの全体の記録形態を新たに指定するデータが付加された第2テンプレートを記憶する第2の記憶手段と、前記第1テンプレートを指定するデータを含む記録指示が入力された場合に、指定された前記第1テンプレートに対応する前記第2テンプレートを前記第2の記憶手段から取得して前記記録手段により記録する記録制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1テンプレートを指定する記録指示が入力された場合に、この第1テンプレートに対応する第2テンプレートを用いて記録を行う。これにより、記録装置に入力される記録指示を変更することなく、記録物のページの全体の記録形態を異なる記録形態で記録するので、記録物の記録形態の変更を容易に行うことができる。
また、本発明は、上記記録装置において、指定された前記第1テンプレートに対応する前記第2テンプレートが無い場合は、前記第1の記憶手段から前記第1テンプレートを取得して記憶することを特徴とする。
本発明によれば、指定された第1テンプレートに対応する第2テンプレートが無くても記録を実行できるので、全ての第1テンプレートに対応する第2テンプレートが用意されていなくてもよい。このため、一部の第1テンプレートについてのみ、第2テンプレートを使用するようにして記録形態を変更することが可能となる。従って、記録形態の変更に係る制約を緩和でき、より容易に記録形態を変更できる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記第2テンプレートは、前記ページの全体の記録形態を新たに指定するデータとして、前記ページの背景色を指定するデータを含むことを特徴とする。
本発明によれば、記録に際して使用されるテンプレートを、記録物のページの背景色を指定するデータを新たに含むテンプレートに置き換えることにより、記録装置に入力される記録指示を変更することなく、記録物の背景色を指定することが可能になるので、出力表現の幅を一層広げることができる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記第2テンプレートは、前記ページの全体の記録形態を新たに指定するデータとして、前記ページの背景を構成する背景画像を指定するデータを含むことを特徴とする。
本発明によれば、記録に際して使用されるテンプレートを、記録物のページの背景画像を指定するデータを新たに含むテンプレートに置き換えることにより、記録装置に入力される記録指示を変更することなく、記録物の背景画像を指定することが可能になるので、出力表現の幅を一層広げることができる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記第2テンプレートは、前記ページの全体の記録形態を新たに指定するデータとして、前記ページにおける前景色を指定するデータを含むことを特徴とする。
本発明によれば、記録に際して使用されるテンプレートを、記録物のページの背景画像を指定するデータを新たに含むテンプレートに置き換えることにより、記録装置に入力される記録指示を変更することなく、記録物の背景画像を指定することが可能になるので、出力表現の幅を一層広げることができる。
また、本発明は、記録手段と、ページ単位の記録形態を指定するデータである第1テンプレートを記憶する第1の記憶手段と、前記第1テンプレートに対応付けされ、前記ページの全体の記録形態を新たに指定するデータが付加された第2テンプレートを記憶する第2の記憶手段と、前記記録手段を制御する記録制御手段と、を備える記録装置の制御方法であって、前記第1テンプレートを指定するデータを含む記録指示が入力された場合に、指定された前記第1テンプレートに対応する前記第2テンプレートを前記第2の記憶手段から取得して前記記録手段により記録させることを特徴とする。
本発明によれば、記録装置に対して第1テンプレートを指定する記録指示が入力された場合に、この第1テンプレートに対応する第2テンプレートを用いて記録を行う。これにより、記録装置に入力される記録指示を変更することなく、記録物のページの全体の記録形態を異なる記録形態で記録するので、記録物の記録形態の変更を容易に行うことができる。
本発明によれば、記録装置に入力される記録指示を変更することなく、記録物のページの全体の記録形態を異なる記録形態にして記録を行うことができ、記録形態を容易に変更することができる。
実施形態に係る印刷システムの機能ブロック図である。 印刷システムで用いられるテンプレートの一例を示す説明図である。 テンプレート変換処理に係る動作を示す説明図である。 テンプレート変換処理のシーケンスを示す説明図である。 第1及び第2テンプレートの一例を示す説明図である。 印刷処理に係る動作を示す説明図である。 印刷処理のシーケンスを示す説明図である。 第1及び第2テンプレートの例を示す説明図である。 第1及び第2テンプレートの例を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る印刷システム1の構成を示す機能ブロック図である。
この図1に示すように、印刷システム1(記録システム)は、例えば、ラベルを印刷(記録)出力するシステムであり、印刷命令を印刷指示(記録指示)として出力するホストコンピューター2と、プリンター3(記録装置)と、テンプレート端末5とをネットワーク4により接続して構成される。なお、図1には、印刷システム1が備えていないプリンター6を説明のために図示している。また、印刷システム1は、POSシステムを含んでもよい。
ホストコンピューター2は、プログラムを実行するCPU、CPUにより実行される基本制御プログラムや処理されるデータを記憶するROM、CPUが実行するプログラムや処理されたデータ等を一時的に格納するRAM、プログラムやデータ等を記憶する不揮発性記憶装置等を備えて構成されるコンピューターである。ホストコンピューター2は、アプリケーションプログラム21及びデバイスドライバー23を有し、プリンター6によって印刷させる印刷命令を出力する。本実施形態では、印刷システム1により、裏面に粘着材を有する記録媒体であるラベル用紙の印刷領域に、文字や画像を印刷して、所定サイズのカットシートであるラベルを印刷出力する例について説明する。
アプリケーションプログラム21は、予めプリンター6に記憶されているテンプレートを指定して印刷実行を指示する機能を有する。後述するように、印刷システム1では、予め、印刷に使用するテンプレートが複数設定され、例えばプリンター6に記憶されている。アプリケーションプログラム21は、複数のテンプレートの中から、印刷に使用するテンプレートを指定する。デバイスドライバー23は、プリンター6のハードウェア仕様およびソフトウェア仕様に対応して作成された、プリンター6を制御するためのプログラムである。アプリケーションプログラム21が印刷実行を指示すると、デバイスドライバー23は、プリンター6が解釈可能なコマンド体系(以下、第1のコマンド体系とする)のコマンドで構成される印刷命令を作成して出力する。デバイスドライバー23は、アプリケーションプログラム21によりテンプレートが指定されている場合には、指定されたテンプレートの情報を含むコマンドを生成してプリンター6に出力する。
印刷システム1は、実際にはプリンター6を備えておらず、ホストコンピューター2がプリンター6に対して送信する印刷命令は、プリンター3が受信して実行する。プリンター3は、後述するようにプリンター6の機能をエミュレートして、第1のコマンド体系で記述された印刷命令を解釈し、プリンター6が印刷する場合と異なる印刷形態でラベルを印刷する。つまり、印刷システム1は、ホストコンピューター2とプリンター6とを組み合わせていたシステムにおいて、プリンター6を排し、代わりにプリンター3を接続したシステムである。本実施形態では、カラー印刷機能がなく、モノクロ印刷を行うプリンター6を、カラー印刷が可能なプリンター3に置き換える例について説明する。
また、ホストコンピューター2が備えるアプリケーションプログラム21およびデバイスドライバー23は、プリンター6を使用していた状態から変更されていない。
ネットワーク4は、ホストコンピューター2、プリンター3、およびテンプレート端末5を相互に通信可能に接続するネットワークであり、例えばEthernet(登録商標)規格に準拠した有線LANまたは無線LANで構成される。
また、ホストコンピューター2とプリンター3とは、USBやRS−232C規格に準拠したインターフェースを介して相互に通信可能に接続されてもよく、この場合、後述する印刷処理において、ホストコンピューター2とプリンター3とは1対1の通信を実行する。プリンター6に代えてプリンター3をホストコンピューター2に接続する場合、プリンター3のネットワークアドレスを、置き換え前のプリンター6のネットワークアドレスと同じアドレスにすれば、ホストコンピューター2において通信先のプリンターを指定する情報を変更する必要がない。また、プリンター6がホストコンピューター2に対してUSBやRS−232Cにより接続されていた場合には、同じ接続方法によりプリンター3をホストコンピューター2に接続すれば、ホストコンピューター2において通信先のプリンターを指定する情報を変更する必要がない。このようにすれば、ホストコンピューター2に対して一切の変更を加えずに、プリンター6をプリンター3に置き換えることができる。
プリンター3は、印刷ヘッドや搬送ローラー等の印刷を実行するハードウェア、および、これらのハードウェアを制御するコントローラーを備えた印刷実行部(記録手段)39を有し、この印刷実行部39は、ラベル用紙に印刷を行ってラベルを出力する。
また、プリンター3は、プリンター3の各部を制御する制御部30を有する。制御部30は、テンプレート端末5の要求に応じてテンプレートの変換処理を実行するテンプレート変換処理部31と、第1のコマンド体系のコマンドを含む印刷命令がホストコンピューター2から送信された場合に、この印刷命令中のコマンドを解釈して、印刷実行部39に印刷(記録)を実行させる印刷制御部(記録制御手段)32と、を備えている。
また、プリンター3は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶部33(記憶手段)を備えている。記憶部33の記憶領域には、それぞれテンプレートを記憶可能な第1テンプレート記憶部34(第1記憶手段)及び第2テンプレート記憶部35(第2記憶手段)と、基本テンプレート記憶部36と、が設けられる。また、記憶部33には、ラベル印刷プログラム37が記憶されている。ラベル印刷プログラム37は、プリンター6のコントローラー(図示略)が実行するプログラムと同様に動作するプログラムであって、印刷制御部32がプリンター6の動作をエミュレートするために使用する。
テンプレートとは、プリンター3またはプリンター6が印刷出力する印刷媒体の印刷形態(記録形態)を指定するデータの集合である。本実施形態では、印刷媒体としてラベル用紙を用いる場合について説明する。ラベル用紙は、所定サイズにカットされた粘着材付きのラベルが、長尺の剥離シート上に並べられた用紙であり、例えばロール状に巻かれてプリンター3、6内部に収容される。プリンター3、6は、1枚のラベルに1ページの文字や画像を印刷する。ここで、印刷形態としては、例えばラベルのサイズ、ラベル中の位置、1行あたりの文字数、行数、文字の装飾、フォントサイズ、フォント種類、画像のサイズ、画像の位置、上下左右のマージン等の属性が挙げられ、テンプレートは、これらの属性をそれぞれ指定するコマンドのセットである。すなわち、テンプレートは、ラベルに記録(印刷)する文字や画像といった記録要素(印刷要素)のデータの印刷形態を指定するデータを含む。
図2は印刷システムで用いられるテンプレートの一例を示す説明図であり、(A)はテンプレートT1に含まれる情報の例を示し、(B)はテンプレートT1に基づいた印刷イメージG1の例を示す。ここで、テンプレートに基づいた印刷イメージとは、テンプレートに従ってラベル用紙に印刷を実行した場合の印刷形態を模式化したものである。
図2(A)に示すように、テンプレートT1は、ラベルの幅を指定するデータである「Label Width」の値、基準位置を指定するデータである「Home Position」の座標を含む。また、テンプレートT1は、ラベルに印刷される印刷要素として、複数の枠(枠a1〜a4)、文字列(文字列b1〜b3)の印刷形態を指定するデータを含んでいる。枠a1〜a4は、文字や画像を配置することが可能な領域であり、図2(A)に例示するように枠の位置、形状、サイズ(幅W1〜W4、高さH1〜H4)により規定される。枠a1〜a4の印刷位置は、ラベルの印刷領域(記録領域)における、ラベルの基準位置を原点とした位置座標(X1〜X4、Y1〜Y4)により指定される。また、図2(A)の例では枠a1〜a4は矩形である。矩形の枠a1〜a4は、その幅方向及び高さ方向を、ラベルの幅方向及び高さ方向に平行にして印刷することが予め規定されており、位置座標(X1〜X4、Y1〜Y4)は、それぞれ印刷イメージG1における枠a1〜a4の左上の角部の位置を表している。これらの枠に何を配置して印刷するかは別途コマンドにより指定できる。また、テンプレートT1で定義された枠のうち、何も配置されない枠があってもよく、この場合、その枠の領域には何も印刷されない。
図2(A)及び(B)の例では、枠a1〜a4には画像が配置される。枠a1〜a4は矩形形状であるため、図2(B)の印刷イメージG1において枠a1〜a4の領域には矩形の画像が印刷される。
また、テンプレートT1は、ラベルに印刷する文字列b1〜b3のデータ、及び、各文字列の印刷形態を指定するデータを含んでもよい。図2(A)の例では文字列b1〜b3について、文字列に含まれる文字「○○○○」、「△△△△」、「□□□□」のデータ、及び、文字列b1〜b3の印刷形態として、印刷位置(位置座標(X5〜X7、Y5〜Y7))を指定するデータ、及び、フォントサイズ(fs1〜fs3)を指定するデータを含んでいる。
また、図2(A)及び(B)に例示したテンプレートの内容を動的に変更することも可能である。すなわち、既存のテンプレートに含まれる枠に文字や画像を挿入して印刷することや、テンプレートで枠や文字列が定義されていない位置に別の文字や画像を追加して印刷することも可能である。
プリンター3が備える第1テンプレート記憶部34には、第1のコマンド体系のコマンドで構成された第1テンプレートが記憶されている。
第1テンプレートは、図2(A)、(B)に例示したテンプレートを第1のコマンド体系のコマンドを用いて記述したものである。第1テンプレートは、プリンター6が印刷に使用していたテンプレートであり、例えば、プリンター6をプリンター3に置き換える際に、プリンター6が使用していた全てのテンプレートが第1テンプレート記憶部34にコピーされる。
第2テンプレート記憶部35は、第1のコマンド体系とは異なる第2のコマンド体系で定義されたコマンドにより記述された第2テンプレートを記憶する。すなわち、第2テンプレートとは、図2(A)、(B)に例示したテンプレートを、第2のコマンド体系のコマンドで記述したものである。第2のコマンド体系は、第1のコマンド体系と共通のコマンドを含んでいてもよいし、共通でないコマンドを含んでいてもよい。また、第2のコマンド体系は、印刷形態を指定するコマンドとして、第1のコマンド体系では定義されてない属性に関するコマンドを含んでいる。
本実施形態では、第1のコマンド体系はモノクロ印刷用のコマンドで構成されており、印刷要素の印刷色(記録色)は黒及びグレースケールに限られる。これに対し、第2のコマンド体系は、16色、256色、65536色、或いは1677万色のカラー印刷に対応して、印刷要素の印刷色を指定するコマンドを含んでおり、これらのコマンドを使って印刷要素の印刷色を黒及びグレースケール以外にも指定できる。
また、第2テンプレート記憶部35に記憶される第2テンプレートは、第1テンプレート記憶部34に記憶されている第1テンプレートのいずれかに対応づけられていて、対応する第1テンプレートとは少なくとも一部が異なる印刷形態でラベルを印刷できるよう構成されている。具体的には、第2テンプレートは、対応する第1テンプレートの印刷要素と、印刷要素の属性を指定するデータのうち、少なくとも一部が変更、追加、または削除されたテンプレートである。
本実施形態では、第1テンプレート及び第2テンプレートに名称が付されており、各々の第2テンプレートには、それぞれ対応する第1テンプレートと同じ名称が付与されている。つまり、第1テンプレート記憶部34と、第2テンプレート記憶部35には、同じ名称のテンプレートが記憶されている。ここで、第1テンプレート記憶部34に記憶された第1テンプレートの全てについて、同じ名前の第2テンプレートが第2テンプレート記憶部35に記憶されている必要はない。例えば、第1テンプレート記憶部34に記憶されたいずれかの第1テンプレートについては、同じ名前の第2テンプレートが記憶されていないことも許容される。
基本テンプレート記憶部36は、プリンター3がデフォルトのテンプレートとして使用する基本テンプレートを記憶している。ホストコンピューター2が、テンプレートを指定する情報を含まない印刷命令を出力し、この印刷命令を受信した場合、印刷制御部32は、基本テンプレート記憶部36に記憶された基本テンプレートに従って、文字や画像を配置する。
テンプレート端末5は、ラベルの印刷形態を指定するテンプレートを編集する端末装置であり、例えばパーソナルコンピューターにより構成される。
図3はテンプレート変換処理に係る動作を示す説明図であり、印刷システム1におけるデータの流れを模式的に示している。また、図4はテンプレート変換処理のシーケンスを示す説明図であり、(A)はテンプレート端末5の動作を示し、(B)はプリンター3のテンプレート変換処理部31の動作を示す。これら図3及び図4に従って、テンプレート変換処理について説明する。
テンプレート変換処理では、テンプレート端末5とプリンター3とが相互にデータを送受信する。テンプレート変換処理部31は、例えばWebサーバーの機能を実行し、テンプレート端末5は、例えばWebクライアントの機能を実行する。この場合、テンプレート変換処理部31は、テンプレート端末5のアクセスに応答してテンプレート処理用のWebページのデータを送信し、このWebページに基づいてテンプレート端末5がプリンター3に対してリクエストを送信する形態で処理が行われる。なお、テンプレート端末5の機能は、プリンター3の内部に取り込んでもよい。
テンプレート端末5は、ユーザーの操作により、或いは予め設定されたプログラムの動作により、プリンター3のテンプレート変換処理部31に対して、第1テンプレートの送信を要求するテンプレート要求コマンドを送信する(ステップS11)。ここで、テンプレート端末5は、第1テンプレート記憶部34に記憶された第1テンプレートのうちいずれかの送信を要求してもよいし、全ての第1テンプレートの送信を要求してもよい。プリンター3のテンプレート変換処理部31は、テンプレート端末5から送信されたテンプレート要求コマンドを受信する(ステップS21)。テンプレート変換処理部31は、第1テンプレート記憶部34からテンプレート要求コマンドにおいて送信を要求された第1テンプレートを読み出して(ステップS22)、テンプレート端末5に送信する(ステップS23)。図3に示すように、ここでは一例として、“Summer”の名称が付された第1テンプレートがテンプレート端末5に送信される。
テンプレート端末5は、プリンター3から送信された第1テンプレートを受信する。(ステップS12)。テンプレート端末5は、第1テンプレートで定義されていないページ全体の印刷形態を指定する属性の変更や追加を実行する(ステップS13)。第1テンプレートで定義されていないページ全体の属性の変更や追加とは、例えば、ページ全体の背景色の指定、ページ全体を構成するカラーの背景画像の指定、およびページ内の前景に配置される印刷要素の色の指定などである。この際、テンプレート端末5は、必要に応じて、印刷要素のデータ(文字のデータや画像のデータ)を別の印刷要素のデータに差し替えたり、印刷要素のデータを追加したりする。この場合、テンプレート端末5は、必要に応じて、印刷要素のデータの各々に対し、カラー印刷するか否か等の属性を設定したりする。
テンプレート端末5は、処理中の第1テンプレートのページ全体について行われる属性の変更や追加の内容が確定すると(ステップS14)、この説明した属性を含む新しいテンプレートの保存をプリンター3に行わせるためのテンプレート保存コマンドを送信する(ステップS15)。ここでは、ステップS14において、テンプレート端末5は、第1テンプレートを構成するコマンドにより設定される属性として、ページ全体の背景色を新たに追加する。また、テンプレート端末5は、テンプレート要求コマンドとともに、第1テンプレートを構成するコマンドに新たに指定された属性を指定するデータ(コマンドを含む)とをプリンター3に送信する。このステップS15では、テンプレート端末5は、属性を指定する処理を行った処理後の第1テンプレートを合わせて送信してもよい。また、印刷要素のデータの編集または差し替えを行った場合には、テンプレート端末5は、処理後の印刷要素のデータを合わせて送信する。
プリンター3のテンプレート変換処理部31は、テンプレート端末5から送信されたテンプレート保存コマンドを受信する(ステップS24)。テンプレート変換処理部31は、テンプレート端末5からテンプレート保存コマンドとともに送信されたデータに基づいて、第2のコマンド体系で定義されるコマンドにより、第2テンプレートを生成して保存する(ステップS25)。詳細には、テンプレート変換処理部31は、テンプレート端末5が処理した第1テンプレートの印刷形態に、テンプレート端末5の処理により追加や変更されたページ全体の背景色を指定する属性を反映した印刷形態を、第2のコマンド体系のコマンドによって記述した第2テンプレートを生成し、テンプレート変換処理部31は、生成した第2テンプレートに、テンプレート端末5が処理した第1テンプレートと同じ名称を付して、第2テンプレート記憶部35に記憶する。これにより、テンプレート変換処理部31がステップS25で生成した第2テンプレートが、テンプレート端末5が処理した第1テンプレートの代わりに用いられるテンプレートであることが明らかになる。
以下、対応関係にある第1および第2テンプレートと、それらのテンプレートに基づいた印刷イメージの一例について説明する。
図5は対応関係にある第1テンプレートT2および第2テンプレートT3の例を示す説明図であり、同図(A)は第1テンプレートT2の構成を模式的に示すとともに、第1テンプレートT2に基づく印刷イメージG2を示す。また、同図(B)は第2テンプレートT3の構成を模式的に示すとともに、第2テンプレートT3に基づく印刷イメージG3を示す。
第1テンプレートT2は、モノクロ印刷用のコマンドで構成されている。第1テンプレートT2は、印刷対象となるラベル50の背景51の色(背景色)を指定するデータを含んでいない。第1テンプレートT2はプリンター6でラベルを印刷する際に用いられるテンプレートであり、プリンター6はカラー印刷を行わないため、背景51は白色、すなわち印刷しないことが前提となっている。
第1テンプレートT2は、ラベル50への印刷形態を指定するデータとして、ラベル50内に配置されて、文字が入力される文字入力エリアのデータ40a、40b、およびラベル50に印刷する画像の印刷形態を指定する画像属性指定データ41を有している。
文字入力エリアは、ホストコンピューター2から印刷指示のコマンドとともに出力される文字データを挿入する領域である。本実施形態では、ホストコンピューター2から文字列「HAPPY」と文字列「Summer Festival」が出力され、各文字入力エリアにこれらの文字列が入力される。その結果、図5(A)の印刷イメージG2に示すように、「HAPPY」の文字からなる文字列c1と「Summer Festival」の文字からなる文字列c2として印刷される。
第1テンプレートT2に含まれる文字入力エリアのデータ40a、40bは、文字のサイズ、位置、およびフォントを指定するコマンド及びデータを含む。そして、文字列c1は、文字入力エリアのデータ40aにより指定される印刷形態でラベル50に印刷され、文字列c2は、文字入力エリアのデータ40bにより指定される印刷形態でラベル50に印刷される。
画像属性指定データ41は、ラベル50に印刷する画像を指定するデータを含む。この画像は、予め、第1テンプレートT2とともに第1テンプレート記憶部34に記憶された画像の中から選択される。画像を指定するデータは、例えば、画像データのファイル名である。図5(A)の印刷イメージG2に示すように、ラベル50には、前景を構成するように、画像属性指定データ41により指定された画像a5が印刷される。
図5(B)に示す第2テンプレートT3は、対応する第1テンプレートT2のデータに、背景色のデータ42を追加したものである。背景色のデータ42は、ラベル50の印刷単位であるページごとの背景色を指定するデータである。なお、第2テンプレートT3の文字入力エリアのデータ40a,40bに、印刷する文字列c1,c2の色を指定するデータ、エリア内の背景色を指定するデータを含ませることも可能である。
この第2テンプレートT3に基づく印刷イメージG3では、背景色のデータ42で指定された色で背景が色付けされている。また、印刷イメージG3には、印刷イメージG2と同様に、文字列c1、c2と画像a5が、文字入力エリアのデータ40a,40bと画像属性指定データ41により指定された印刷形態で印刷される。
このように、テンプレート端末5を利用して、プリンター6で使用されていた第1テンプレートT2を、プリンター3が実行可能な第2のコマンド体系のコマンドで記述された第2テンプレートT3に変換して、プリンター3に保存することにより、プリンター3は、プリンター6では実行できなかったカラー印刷等の機能を利用して印刷を行い、ラベル50の印刷単位であるページ全体に対して背景色のカラー化が可能になる。
図6は印刷処理に係る動作を示す説明図であり、印刷システム1におけるデータの流れを模式的に示している。また、図7は印刷処理のシーケンスを示す説明図であり、(A)はホストコンピューター2の動作を示し、(B)はプリンター3の印刷制御部32の動作を示す。
これら図6および図7に従って、印刷処理について説明する。
印刷処理では、ホストコンピューター2とプリンター3とが相互にデータを送受信する。なお、ホストコンピューター2とプリンター3とがUSBやRS−232C等の通信路により1対1で接続されている場合には、印刷処理は、この通信路を介して実行される。
印刷処理は、ユーザーの操作或いは予め設定されたプログラムの動作により、ホストコンピューター2がアプリケーションプログラム21を実行することで開始される。アプリケーションプログラム21がラベルの印刷データを生成し、印刷実行を指示すると、デバイスドライバー23によって、第1テンプレートを指定するデータを含み、第1のコマンド体系に基づいた印刷命令が生成されてプリンター3に送信される(ステップS31)。
プリンター3の印刷制御部32は、ホストコンピューター2から送信された印刷命令を受信する(ステップS41)。印刷制御部32は、第2テンプレート記憶部35に格納された第2テンプレートのデータを参照し(ステップS42)、第2テンプレート記憶部35に印刷命令により指定された第1テンプレートに対応する第2テンプレートがあるか否かを確認する(ステップS43)。すなわち、印刷制御部32は、印刷命令に含まれるテンプレートと同じ名称の第2テンプレートを、第2テンプレート記憶部35にあるか否かを検索する。
印刷制御部32は、該当する第2テンプレートが第2テンプレート記憶部35にない場合には(ステップS43;No)、第1テンプレート記憶部34から、指定された第1テンプレートを読み出して(ステップS44)、ステップS46に移行する。ここで、第1テンプレート記憶部34に該当する第1テンプレートがない場合に、印刷制御部32は、基本テンプレート記憶部36から基本テンプレートを読み出してもよい。また、該当する第2テンプレートが、第2テンプレート記憶部35にあることを確認できない場合(ステップS43;Yes)、第2テンプレート記憶部35から第2テンプレートを読み出し(ステップS45)、ステップS46に移行する。
ステップS46では、印刷制御部32は、読み出したテンプレートに応じた印刷用データを生成する。例えば、印刷命令で指定されている第1テンプレートが“Summer”の名前を付与されたものであった場合、第2テンプレート記憶部35から、同じテンプレート名“Summer”を有するテンプレートが読み出され、印刷用データが生成される。読み出された第2テンプレートは、第1テンプレートにおいて、印刷対象のラベル50に対して、印刷単位であるページ全体の背景色を指定したものである。
ステップS42〜S46では、印刷制御部32は、プリンター6のコマンド体系である第1のコマンド体系のコマンドを、プリンター3のコマンド体系である第2のコマンド体系のコマンドに変換して、プリンター3の記録を制御するエミュレーターとして動作する。
その後、印刷制御部32は、印刷実行部39を制御して、第2テンプレートにより指定される印刷形態に基づいて、ラベル50の印刷を実行する(ステップS47)。
以上のように、プリンター3は、第1テンプレートを指定する印刷命令が入力された場合に、この第1テンプレートに対応する第2テンプレートに基づいた印刷を行う。すなわち、プリンター3は、ホストコンピューター2が主強くするプリンター6に対する印刷命令において指定される第1テンプレートを、第2テンプレートT3に置き換えて印刷を行う。第2テンプレートは、ページ全体の背景色の属性を指定する情報を含んでいるので、プリンター3は、第1テンプレートに基づく印刷形態とは異なる印刷形態で印刷を行うことができる。このため、プリンター6がプリンター3に置き換わっても、ホストコンピューター2が出力する印刷命令を変更することなく、ラベル50の背景色を指定することが可能になり、ラベル50の出力表現の幅を広げることができる。
また、ホストコンピューター2が指定した第1テンプレートに対応する第2テンプレートが無い場合、プリンター3は、指定された第1テンプレートを取得して記録するので、指定された第1テンプレートに対応する第2テンプレートが無くても印刷を実行できるようになる。従って、必ずしも、全ての第1テンプレートに対応する第2テンプレートが用意されていなくてもよい。このため、一部の第1テンプレートについてのみ、第2テンプレートを使用するようにして印刷形態を変更することが可能となり、印刷形態の変更に係る制約を緩和し、より容易に印刷形態を変更できる。
なお、上記説明では、図5を用いて第1及び第2テンプレートの一例について説明したが、本発明はこれに限定されない。第1テンプレートの他の例と、各第1テンプレートに対応する第2テンプレートの例について、図8〜図9を参照して説明する。
図8には、第1テンプレートと第2テンプレートの別の例を示す図であり、(A)は第1テンプレートT4と、第1テンプレートT4に基づく印刷イメージG4を示し、(B)は第2テンプレートT5と、第2テンプレートT5に基づく印刷イメージG5を示す。
第1テンプレートT4は、グレースケール印刷用のコマンドで構成されて、“Fragile”の名称が付与されている。
第1テンプレートT4は、ラベル50内に設けられる文字の入力エリアの印刷形態を指定する入力エリアのデータ40c、40d、および、ラベル50の周縁に印刷される枠の印刷形態を指定するデータ(図示せず)を含む。入力エリアのデータ40c、40dは、入力エリアに入力される文字のサイズ、位置、およびフォントを指定するデータや、文字の印刷濃度を指定するコマンド及びデータを含んでいる。なお、これらの入力エリアに入力される文字は、上記と同様、ホストコンピューター2から印刷指示とともに出力される文字である。図8(A)の例では、「Fragile」(文字列c3)と「↑ up ↑」(文字列c4)となっている。印刷イメージG4には、入力エリアのデータ40c,40dに従って、文字列c3、c4がグレースケールでラベル50に印刷される。
第2テンプレートT5は、第1テンプレートT4に、ラベル50の背景を構成する背景画像a6の印刷形態を指定する背景画像指定データ43を追加したものである。第2テンプレートT5には、第1テンプレートT4と同じ名称が付与され、第2テンプレート記憶部35に記憶されている。
背景画像指定データ43は、ラベル50の背景として印刷される背景画像a6を指定するデータである。例えば、第2テンプレート記憶部35に、予め背景画像として使用可能な複数の画像のデータが記憶されている場合、背景画像指定データ43は、これらの画像データ群から一つの画像データを指定するデータ(たとえば、ファイル名)である。図8(B)の例では、背景画像指定データ43が背景画像a6として使用する画像データのファイル名“Image1”を含み、これにより背景画像として背景画像a6が指定されている。図8(B)の印刷イメージG5では、背景画像指定データ43により指定された背景画像a6が、ラベル50の背景に配置される。この背景画像a6はカラー画像である。
第1テンプレートT4を指定する印刷命令がホストコンピューター2から出力された場合に、プリンター3が、第1テンプレートT4に対応する第2テンプレートT5に基づいた印刷を行うことで、カラー化された背景画像a6をラベル50のページの背景として印刷することが可能になり、ラベル50の出力表現の幅を広げることができる。
図9は、第1テンプレートと第2テンプレートの別の例を示す図であり、(A)は第1テンプレートT6と、第1テンプレートT6に基づく印刷イメージG6を示し、(B)は第2テンプレートT7と、第2テンプレートT7に基づく印刷イメージG7を示す。
図9(A)の第1テンプレートT6は、グレースケール印刷用のコマンドで構成され、ラベル50への印刷形態を指定するデータとして、文字の入力エリアの印刷形態を指定する入力エリアのデータ40e、40f、およびラベル50に印刷する画像の印刷形態を指定する画像属性指定データ44を含んでいる。入力エリアのデータ40e、40fは、入力エリアのデータ40b、40cと同様、文字のサイズ、位置、およびフォントを指定するデータを含む。図9(A)の例では、入力エリアに入力する文字は、ホストコンピューター2から出力された「Fragile」(文字列c3)と「↑ up ↑」(文字列c4)である。
画像属性指定データ44は、ラベル50に印刷される画像a8を指定するデータである。例えば、記憶部33に、予めラベル用の画像として使用可能な複数の画像のデータが記憶されている場合、画像属性指定データ44は、これらの画像データ群から一つの画像データを指定するデータ(たとえば、ファイル名)である。
第2テンプレートT7は、第1テンプレートT6に、前景を構成する画像a8や文字c3、c4といった印刷要素の印刷色を指定する前景属性指定データ45を新たに含む。前景属性指定データ45は、言い換えれば、ラベル50の前景色を一括して指定するデータである。前景属性指定データ45は、ページ全体で一色を指定するデータであってもよいし、部分毎に異なる複数の印刷色を指定するデータであってもよい。この第2テンプレートT7を用いれば、図9(B)の印刷イメージG7のように、文字c3、c4や画像a8をカラー印刷することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、プリンター3が有する第2テンプレート記憶部35に記憶される第2テンプレートに、対応する第1テンプレートと同じ名称を付与することで、第1テンプレートと第2テンプレートとを対応づけた例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1テンプレートと第2テンプレートとの対応を定義する情報を、記憶部33や他の記憶部に記憶してもよい。この場合、印刷制御部32は、ホストコンピューター2が送信した印刷命令で指定された第1テンプレートに対応する第2テンプレートを、上記情報に基づいて選択すればよく、テンプレートの名称を同一にする必要はない。
また、上記実施形態では、印刷命令で指定された第1テンプレートに対応する第2テンプレートが第2テンプレート記憶部35に格納されていない場合に、第1テンプレートを第1テンプレート記憶部34から取得して、印刷用データを生成する構成を例に挙げて説明したが、印刷命令とともに送信されるデータの内容や、印刷命令に含まれるコマンドのパラメーター等により、第1テンプレートを用いるか第2テンプレートを用いるかを判定し、第1テンプレートと第2テンプレートとを選択的に使用して印刷用データを生成してもよい。
また、上記実施形態では、プリンター3によりラベルを印刷する場合を例に挙げて説明したが、その他の印刷媒体や記録媒体を用いて記録物を記録する場合にも本発明を適用可能であることは勿論である。
また、ブロック図に示した各機能ブロックは、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現されるものであって、具体的なハードウェアの実装形態やソフトウェアの仕様等は任意であり、その他の細部構成についても任意に変更可能である。また、プリンター3は、印刷を実行可能なものであれば具体的な構成は特に限定されず、SIDM方式のプリンター、インクジェット式のプリンター、サーマルプリンター、レーザープリンター等、各種の装置を適用可能であり、独立して使用される機器に限らず、他の機器(ATM(Automated Teller Machine)やCD(Cash Dispenser)等)に組み込まれた装置に本発明を適用することも勿論可能である。さらに、本発明のデータ処理装置は、処理手段としての印刷制御部32を備えたプリンター3に限定されず、プリンター3とは別に設けられたコンピューター等の装置によって、印刷用のデータを生成する場合に、当該装置に本発明のデータ処理装置を適用することも可能である。
2…ホストコンピューター、3…プリンター(記録装置)、34…第1テンプレート記憶部(第1の記憶手段)、32…印刷制御部(記録制御手段)、35…第2テンプレート記憶部(第2の記憶手段)、39…印刷実行部(記録手段)、T2、T4、T6…第1テンプレート、T3、T5、T7…第2テンプレート。

Claims (6)

  1. 記録手段と、
    ページ単位で記録要素のデータの記録形態を指定する1テンプレートを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1テンプレートに対応付けされ、前記ページの全体の記録形態を新たに指定する情報が付加された第2テンプレートを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1テンプレートを指定するデータを含む記録指示が入力された場合に、指定された前記第1テンプレートに対応する前記第2テンプレートを前記第2の記憶手段から取得して前記記録手段により記録する記録制御手段と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置であって、
    前記第1テンプレートは色情報を含まず、前記第2テンプレートは色情報を含むことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の記録装置であって、
    前記第2テンプレートは、前記ページの全体に係る記録形態を新たに指定する情報として、前記ページの背景色を指定する情報を含むことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の記録装置であって、
    前記第2テンプレートは、前記ページの全体に係る記録形態を新たに指定する情報として、前記ページの背景を構成するもので色情報と背景画像を指定する情報を含むことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の記録装置であって、
    前記第2テンプレートは、前記ページの全体に係る記録形態を新たに指定する情報として、前記ページにおける前景色を指定する情報を含むことを特徴とする記録装置。
  6. 記録手段と、
    ページ単位で記録要素のデータの記録形態を指定する1テンプレートを記憶する第1の記憶手段と、前記第1テンプレートに対応付けされ、前記ページの全体に係る記録形態を新たに指定する情報が付加された第2テンプレートを記憶する第2の記憶手段と、前記記録手段を制御する記録制御手段と、を備える記録装置の制御方法であって、
    前記第1テンプレートを指定するデータを含む記録指示が入力された場合に、指定された前記第1テンプレートに対応する前記第2テンプレートを前記第2の記憶手段から取得して前記記録手段により記録させること、
    を特徴とする記録装置の制御方法。
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