JP5974298B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP5974298B2
JP5974298B2 JP2012267930A JP2012267930A JP5974298B2 JP 5974298 B2 JP5974298 B2 JP 5974298B2 JP 2012267930 A JP2012267930 A JP 2012267930A JP 2012267930 A JP2012267930 A JP 2012267930A JP 5974298 B2 JP5974298 B2 JP 5974298B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power supply
supply unit
output
storage battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012267930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014116124A (ja
Inventor
高洋 寺本
高洋 寺本
湊谷 純一
純一 湊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2012267930A priority Critical patent/JP5974298B2/ja
Publication of JP2014116124A publication Critical patent/JP2014116124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5974298B2 publication Critical patent/JP5974298B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Description

本発明は、蓄電池を備えた誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器は、図3に示すように調理物を加熱する調理容器101と、調理容器101を載置するトッププレート102と、調理容器101を加熱するために誘導磁界を発生させる加熱コイル103と、トッププレート102を介して調理容器101の温度を検出する温度センサ104と、加熱コイル103に高周波電流を供給するインバータ回路105と、商用電源から電源を供給する商用電源供給手段106と、商用電源を全波整流する整流器107と、全波整流された電源電力をインバータ回路105へ供給する電源供給部108と、電気エネルギーを蓄電する蓄電部109と、商用電源から蓄電部109へ充電するための充電回路110と、インバータ回路105が出力する高周波電流を制御し、調理容器101の加熱電力を制御する制御手段111を備え、制御手段111は電源供給部108を制御することで蓄電部109に蓄えられた電力と商用電源から得られる電力を合わせてインバータ回路105へ電力供給することで、商用電源だけでは得ることのできない高い電力を出力できる誘導加熱調理器があった。
特開平11−111442号公報
しかしながら、前記従来の構成では、電源供給部へ商用電源からの電力供給と、蓄電部への充電電力供給をどのように制御し最適に供給するかについては明示されておらず、商用電源の供給能力以上の高出力を得る場合や高出力の加熱と同時に蓄電池への充電を行うなど、商用電源側からの供給を大きくしすぎると商用電源からの供給能力を超えてブレーカーが落ちることがあるといった課題があり、商用電源からの供給と蓄電部への供給の最適な制御を行うための新たな制御方法が必要であった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、商用電源からの電源供給には定電圧制御回路を備え、インバータ回路の出力が商用電源の供給能力以上になると定電圧を保てなくなるため、定電圧制御ではなく、定電流制御とすることで、商用電源側からの過剰供給を防ぐことができる。また、蓄電部からの電源供給にも同じように定電圧制御回路を備え、インバータ回路の出力が蓄電部からの供給能力以上になると定電圧を保てなくなるため、定電圧制御回路は蓄電部の電源供給能力以上の出力が必要となった場合は、定電圧制御ではなく、定電流制御とすることで、蓄電部からの過剰供給を防ぐことができる。これらの電力制御と蓄電部を備えることで、商用電源の供給能力以上の出力の際にも商用電源の定格電力以内となり、ブレーカが落ちることを防ぐ誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に配置され調理容器を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に配置され前記調理容器を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、商用電源から交流電源を入力する電源コードと、商用電源から入力された交流電源を整流する第1の整流器と、前記第1の整流器の出力を昇圧する第1の電力供給部と、充放電可能な蓄電池と、前記商用電源から入力された交流電源を直流電源に変換する第2の整流器と、前記第2の整流器の出力の電流または電圧を変換して前記蓄電池に電力を充電する充電回路と、前記蓄電池の出力を昇圧する第2の電力供給部と、前記第1の電力供給部の出力及び前記第2の電力供給部の出力を平滑し、前記インバータ回路に電力を供給するキャパシタと、前記充電回路、前記第1の電力供給部及び前記第2の電力供給部の各々の動作の開始及び停止を制御する制御手段を備え、前記商用電源から前記第1の整流器及び前記第1の電力供給部を介して前記キャパシタに至る経路と、前記商用電源から前記第2の整流器、前記充電回路、前記蓄電池、及び前記第2の整流器を介して前記キャパシタに至る経路とは、別経路で形成されており、前記制御手段は、前記電源コードから交流電源が入力されていない状態において、加熱を行う場合には前記第2の電力供給部を動作させ、前記電源コードから交流電源が入力されている状態において、加熱を行う場合には前記第1の電力供給部を動作させるとともに前記充電回路は停止させる一方、加熱を停止していて、且つ前記蓄電池の蓄電量が所定量未満の場合には前記充電回路を動作させて前記蓄電池の充電を行うようにしたものである。
これによって、蓄電池の残容量や加熱の設定火力などによらず商用電源による供給が定格電力以上とならないように最大限の火力を得ることができ、適切なタイミングで蓄電池の充電を行うことができる。
本発明の誘導加熱調理器は、インバータ駆動回路への出力要求に応じて充電に要する電力を最適に制御でき、商用電源による供給が定格電力以上となることを防止することができる。
本発明の実施の形態における誘導加熱調理器の全体構成図 本発明の実施の形態における誘導加熱調理器のフローチャート 従来の誘導加熱調理器の全体構成図
第1の発明は、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に配置され調理容器を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に配置され前記調理容器を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、商用電源から交流電源を入力する電源コードと、商用電源から入力された交流電源を整流する第1の整流器と、前記第1の整流器の出力を昇圧する第1の電力供給部と、充放電可能な蓄電池と、前記
商用電源から入力された交流電源を直流電源に変換する第2の整流器と、前記第2の整流器の出力の電流または電圧を変換して前記蓄電池に電力を充電する充電回路と、前記蓄電池の出力を昇圧する第2の電力供給部と、前記第1の電力供給部の出力及び前記第2の電力供給部の出力を平滑し、前記インバータ回路に電力を供給するキャパシタと、前記充電回路、前記第1の電力供給部及び前記第2の電力供給部の各々の動作の開始及び停止を制御する制御手段を備え、前記商用電源から前記第1の整流器及び前記第1の電力供給部を介して前記キャパシタに至る経路と、前記商用電源から前記第2の整流器、前記充電回路、前記蓄電池、及び前記第2の整流器を介して前記キャパシタに至る経路とは、別経路で形成されており、前記制御手段は、前記電源コードから交流電源が入力されていない状態において、加熱を行う場合には前記第2の電力供給部を動作させ、前記電源コードから交流電源が入力されている状態において、加熱を行う場合には前記第1の電力供給部を動作させるとともに前記充電回路は停止させる一方、加熱を停止していて、且つ前記蓄電池の蓄電量が所定量未満の場合には前記充電回路を動作させて前記蓄電池の充電を行う構成とすることにより、前記電源コードが商用電源に接続されて前記インバータ回路への電力供給がある際には、前記蓄電池の充電を行わないため、商用電源から供給される電力がそのまま前記インバータ回路の出力電力となり、前記インバータ回路を定格電力以内の出力で動作させていれば必ず定格電力以内となる。一方、前記インバータ回路への出力要求がない際には、前記蓄電池への充電のみ行う可能性があるが、前記蓄電池への充電に必要な電力を商用電源の定格電力以内の充電電力で行なえば必ず定格電力以内となる。また、前記電源コードが接続されず前記インバータ回路への出力供給がある際には、前記蓄電池の放電電力がそのまま前記インバータ回路の出力電力となるため、商用電源の定格電力とは無関係となり、前記インバータ回路への出力要求がない際には、停止状態となる。したがって、動作モードがいかなる場合であっても商用電源による供給が定格電力以上となることを防止することができる。
第2の発明は、第1の発明の誘導加熱調理器において、前記制御手段は、前記電源コードから交流電源が入力されている状態において、前記商用電源の定格電力を超える出力を前記インバータ回路から出力する場合には前記第1の電力供給部及び前記第2の電力供給部を同時に駆動する構成とすることにより、商用電源からの供給能力である定格電力を超える出力を得る場合に、前記第1の電力供給部は商用電源からの供給能力以下で動作し、前記第2の電力供給部は蓄電池の出力能力以下で動作することで、一方の電力供給が過剰供給となることを防ぎ、前記蓄電池に蓄えた電力を使用して商用電源からの供給能力を超える出力で加熱することができる誘導加熱調理器を実現することができる。
第3の発明は、第1〜2のいずかに記載の発明の誘導加熱調理器において、前記制御手段は、前記電源コードから交流電源が入力されている状態において、前記商用電源の定格電力未満である所定の出力以下の出力を前記インバータ回路から出力し、且つ前記蓄電池の蓄電量が所定量未満の場合には、前記第1の電力供給部を動作させるとともに前記インバータ回路へ供給する電力と前記充電回路へ供給する電力を合わせた電力が前記商用電源の定格電力を超えないような充電電力にて前記充電回路を動作させて前記蓄電池の充電を行うようにすることで、商用電源による供給が定格電力を超えることを防止し、且つ商用電源から供給される電力が定格電力に対して余裕がある場合には加熱中であっても蓄電池を充電でき、蓄電池の残量が少なっても低火力の調理を継続した後の調理の途中から再度定格電力を超える加熱出力を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の全体構成図である。
図1において、トッププレート2に調理容器1が載置されており、加熱コイル3からの誘導磁界により調理容器1は加熱される。温度センサ4は調理容器1からの熱赤外線を検知し、加熱コイル3の下方に設置され、トッププレート2の可視部越しに熱赤外線が入光されている。制御手段5はマイコンにより構成され、温度センサ4による温度情報に基づいて、加熱コイル3に高周波電流を供給するインバータ回路6を制御する。なお、本実施の形態では熱赤外線を検知としたが、温度情報が得られれば、これに限らなくてもよい。
使用者は操作・表示手段7を介し、加熱調理器の電源ON/OFFを切り替えることや、該当バーナーに設置された調理容器1を加熱するために加熱開始や停止を行うことができる。また、加熱する際に火力を切り替えることができ、メニューを選択することで揚げ物の温調制御をおこなうことができる。
また、使用者の操作に応じて、電源ONの場合は電源LEDを点灯させ、火力の調整値に応じて、現在の設定火力をLEDの点灯数により表示することができる。
また、制御手段5は使用者による操作に応じて報知手段8を介し音声、ブザーなどで報知を行うことができる。また、炊飯、湯沸かし等の自動調理を行う場合や、タイマー調理により、設定時間後に加熱を停止する場合など制御手段5は報知手段8を介し、調理終了を報知することができる。
商用電源9から供給された交流電源(本実施の形態ではAC100Vとする)は第1の整流器10を介して直流電源に変換される。第1の整流器10により全波整流された直流電源は第1の電力供給部11に接続され、所定電圧1(本実施の形態ではDC200Vとする)に昇圧される。
なお、本実施の形態における第1の所定電圧はDC200Vとしたが、インバータ回路6の構成要素であるパワー半導体や、変換効率を加味し設定するものであり、これに限らなくてもよい。
第1の電力供給部11により昇圧された出力はキャパシタ12に供給され平滑される。本実施の形態では、AC100V入力、入力電流MAXを14Aとし、出力電圧を200V、出力電流MAXを7Aの昇圧回路とする。また、第1の電力供給部11は力率を改善するPFC機能を持ち、入力電流を監視する入力電流検知手段を備えた回路とする。
蓄電池13はリチウムイオン電池をバッテリーセルに使用し、定格電圧50V、1000Whの蓄電池13とする。なお、本実施の形態では、リチウムイオン電池を使用するとしたが、ニカド蓄電池やニッケル水素蓄電池、鉛蓄電池等の他の蓄電池でも充放電時間、大きさ、価格のバランスが取れればこれに限らずともよい。
蓄電池13は商用電源9から供給された交流電源を第2の整流器14を介して直流電源に変換された電源から充電電圧に変換する充電回路15を介して充電される。
充電回路15はAC100Vを降圧し、50VのDC電圧に変換する定電圧定電流回路であり、蓄電池13の充電電圧が低い間は定電流充電を行い、充電電圧が高くなった場合に定電圧充電を行うCVCC方式とする。なお、本実施の形態では充電回路15をCVCC方式としたが、蓄電池13の寿命、環境温度のバランスが取れればパルス充電方式でもよい。
充電された蓄電池13の出力電力を昇圧する第2の電力供給部16はDC50VをDC200Vに昇圧するチョッパー型の昇圧回路とし、出力電圧を監視し、入力電流を監視する入力電流検知手段を備え、昇圧回路のスイッチング素子のON時間を制御する。
第1の電力供給部11はあらかじめ設定された第1の所定電流値(本実施の形態では商用電源供給能力からその他回路で使用する電流を除いた値DC14Aとする)と入力される電流とを比較し、入力される電流がDC14A未満の間はキャパシタ12の電圧を200Vになるように昇圧制御し、DC14A以上になる場合は、キャパシタ12の電圧フィードバックによる制御ではなく、入力電流がDC14Aになるように昇圧制御する。
また、第1の電力供給部11は制御手段5と接続され、制御手段5からの信号により、昇圧動作の開始、停止を行う。
第2の電力供給部16はあらかじめ設定された第2の所定電流値(本実施の形態では蓄電池13の許容放電電流としてDC20Aとする)と入力される電流とを比較し、DC20A未満の間はキャパシタ12の電圧を200Vになるように昇圧制御し、DC20A以上になる場合は、キャパシタ12の電圧フィードバックによる制御ではなく、入力電流がDC20Aになるように昇圧制御する。
また、第2の電力供給部16は制御手段5(本実施の形態ではマイコンとする)と接続され、制御手段5からの信号により、昇圧動作の開始、停止を行う。
また、充電回路15は制御手段5により充電動作の動作と停止および出力電流の制御が行われ、制御手段5はインバータ回路6が加熱動作中のときは充電回路15の充電動作を停止して、商用電源9から供給される電流が第1の所定電流値を超えないようにしている。
但し、制御手段5はインバータ回路6が加熱動作中のとき、第1の電力供給部11の入力電流と第1の所定電流値との差分が第3の所定電流値(本実施の形態では蓄電池13の最低充電電流として設定したDC1Aとする)以上であれば第1の電力供給部11の入力電流と充電回路15の入力電流の合計が第1の所定電流値を超えないように充電回路15の入力電流を制御し、インバータ回路6の加熱動作と蓄電池13の充電とを同時に行う時でも商用電源9からの供給電流が第1の所定電流値を超えない範囲で充電回路15による蓄電池13の充電を行うようにする。
次に、図2を用いて制御手段5の動作について説明する。図2は、本実施の形態における誘導加熱調理器のフローチャートである。
まず、S2において電源コードが商用電源に接続されていない場合に、S3において充電回路15は停止され、S4において使用者が操作・表示手段7を操作し、誘導加熱調理器の加熱開始操作をおこなった場合、制御手段5は加熱中と判断する。この場合、S6において第2の電力供給部のみ駆動し、S7においてインバータ回路6を駆動し、設定火力を出力する。なお、本実施の形態では蓄電池13を1000Whの容量とし、蓄電池13からの出力電力MAXは1000Wとする。よって、商用電源と接続されていない場合は最大設定火力を1.0kWと制限し、蓄電池13の充電状態に応じて出力が減少することがある。なお、本実施の形態における蓄電池13は1000Wh、最大出力電力を1000Wとしたが、蓄電池13の大きさ、価格のバランスによりこれに限られるものではない。また、S4において使用者が誘導加熱調理器の加熱開始操作をおこなわなかった場合、誘導加熱調理器は停止状態となる。
また、S2において電源コードが商用電源に接続された場合に、S9において使用者が操作・表示手段7を操作し、誘導加熱調理器の加熱開始操作をおこなった場合、制御手段5は加熱中と判断する。この場合、S17において第1の電力供給部のみ駆動する。次に、S18において設定火力が所定出力以上(本実施の形態では所定出力は1.4kWとする)かどうかを判断する。所定出力は商用電源の供給能力から算出される電力からその他回路の消費電力を引いた値に設定する。S18において設定火力が所定出力以上であれば、S19において充電回路15を停止し、S20において蓄電池13からの電力供給が可能か調べる。まず、蓄電池13の充電状態を確認し、電力供給が可能な程度の放電可能状態でない場合はS21において第2の電力供給部16を停止し、第1の電力供給部11のみの駆動で、S22においてインバータ回路6を駆動し、所定出力(1.4kW)を出力する。S20において放電可能であると判断すれば、第1の電力供給部11並びにS24において第2の電力供給部16を駆動し、S25においてインバータ回路6を駆動し、設定火力を出力する。本実施の形態では最大設定火力を2.4kWとし、操作・表示手段7にて使用者が設定できる設定火力は2.4kWまでとする。
S18において設定火力が所定出力未満であれば、制御手段5は第1の電力供給部11のみの駆動となるため、S27において第2の電力供給部16を停止し、S28においてインバータ回路6を駆動し、設定火力を出力する。制御手段5は、S29において蓄電池13の充電状態を確認し、満充電ではない場合はS30において所定出力から設定出力を差し引いた電流を充電回路15により蓄電池13への定電流充電を開始する。
また、S9において加熱を行っていない場合はS10においてインバータ回路6を停止
し、S11において第1の電力供給部11及び第2の電力供給部16を停止する。S12において蓄電池13の充電状態を確認し、満充電ではない場合はS13において充電回路15を駆動し、充電を開始する。また、S12において蓄電池13が充電済みであればS15において充電回路15を停止する。
本実施の形態では、商用電源からの電源供給には第1の電力供給部11を備え、インバータ回路6の出力が商用電源の供給能力未満の場合は、定電圧制御を行い、供給能力以上になると定電圧を保てなくなるため、第1の電力供給部11は商用電源の電源供給能力以上の出力が必要となった場合は、定電圧制御ではなく、定電流制御とすることで、商用電源側からの過剰供給を防ぐことができる。
また、蓄電池13からの電源供給にも同じように第2の定電力制御回路を備え、インバータ回路6の出力が商用電源の供給分である1.4kW以上であり、要求電力が2.4kWの場合、蓄電池13からの供給能力が1kW以上にならないように、第2の電力供給部16は蓄電池13の電源供給能力以上の出力を出さないように、定電流制御とすることで、蓄電部からの過剰供給を防ぐことができる。
また、インバータ回路6の出力が商用電源の供給分である1.4kW未満であり、蓄電池13の充電状態を確認し、満充電ではない場合は商用電源の供給分である1.4kW以上とならないように、蓄電池13への入力電流を定電流制御とすることで、商用電源の定格電力以内となり、ブレーカーが落ちることを防ぐことができる。
例えば、インバータへの要求電力が1.0kWの場合、商用電源から10Aの電流がインバータ回路6における1.0kWの出力となる。この時、同時に蓄電池への充電を行うと最大10Aの電流が充電回路に流れる恐れがあり(本実施の形態では定格電圧50V、1000Whの蓄電池としているため、商用電源AC100Vでの最大入力電流は10A)、商用電源から20Aの電流が流れることとなり、商用電源の過剰供給になり、ブレーカーが落ちる場合や、機器によっては保安機構(過電流検知等)により動作を停止することになるが、本実施の形態における第1の電力供給部11と第2の電力供給部16を備えることで、商用電源の供給能力以内で充電するため、充電回路には4A以内の電流が流れ、ブレーカーが落ちることを防止する誘導加熱調理器を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、商用電源の供給能力以上の電力を蓄電池に蓄えた電力を合わせて出力することができるので、その他の調理器に対しても同様に応用することができる。
1 調理容器
2 トッププレート
3 加熱コイル
5 制御手段
6 インバータ回路
10 第1の整流器
11 第1の電力供給部
12 キャパシタ
13 蓄電池
14 第2の整流器
15 充電回路
16 第2の電力供給部

Claims (3)

  1. 外郭を構成する本体と、前記本体の上面に配置され調理容器を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に配置され前記調理容器を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、商用電源から交流電源を入力する電源コードと、商用電源から入力された交流電源を整流する第1の整流器と、前記第1の整流器の出力を昇圧する第1の電力供給部と、充放電可能な蓄電池と、前記商用電源から入力された交流電源を直流電源に変換する第2の整流器と、前記第2の整流器の出力の電流または電圧を変換して前記蓄電池に電力を充電する充電回路と、前記蓄電池の出力を昇圧する第2の電力供給部と、前記第1の電力供給部の出力及び前記第2の電力供給部の出力を平滑し、前記インバータ回路に電力を供給するキャパシタと、前記充電回路、前記第1の電力供給部及び前記第2の電力供給部の各々の動作の開始及び停止を制御する制御手段を備え、前記商用電源から前記第1の整流器及び前記第1の電力供給部を介して前記キャパシタに至る経路と、前記商用電源から前記第2の整流器、前記充電回路、前記蓄電池、及び前記第2の整流器を介して前記キャパシタに至る経路とは、別経路で形成されており、前記制御手段は、前記電源コードから交流電源が入力されていない状態において、加熱を行う場合には前記第2の電力供給部を動作させ、前記電源コードから交流電源が入力されている状態において、加熱を行う場合には前記第1の電力供給部を動作させるとともに前記充電回路は停止させる一方、加熱を停止していて、且つ前記蓄電池の蓄電量が所定量未満の場合には前記充電回路を動作させて前記蓄電池の充電を行う誘導加熱調理器。
  2. 前記制御手段は、前記電源コードから交流電源が入力されている状態において、前記商用電源の定格電力を超える出力を前記インバータ回路から出力する場合には前記第1の電力供給部及び前記第2の電力供給部を同時に駆動する請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記制御手段は、前記電源コードから交流電源が入力されている状態において、前記商用電源の定格電力未満である所定の出力以下の出力を前記インバータ回路から出力し、且つ前記蓄電池の蓄電量が所定量未満の場合には、前記第1の電力供給部を動作させるとともに前記インバータ回路へ供給する電力と前記充電回路へ供給する電力を合わせた電力が前記商用電源の定格電力を超えないような充電電力にて前記充電回路を動作させて前記蓄電池の充電を行う請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
JP2012267930A 2012-12-07 2012-12-07 誘導加熱調理器 Active JP5974298B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012267930A JP5974298B2 (ja) 2012-12-07 2012-12-07 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012267930A JP5974298B2 (ja) 2012-12-07 2012-12-07 誘導加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014116124A JP2014116124A (ja) 2014-06-26
JP5974298B2 true JP5974298B2 (ja) 2016-08-23

Family

ID=51171933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012267930A Active JP5974298B2 (ja) 2012-12-07 2012-12-07 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5974298B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180069532A (ko) 2016-12-15 2018-06-25 엘지전자 주식회사 전자 유도 가열 조리기 및 그의 동작 방법
JP7398943B2 (ja) * 2019-12-10 2023-12-15 三菱電機株式会社 加熱調理器
JP7542564B2 (ja) 2022-01-13 2024-08-30 三菱電機株式会社 誘導加熱装置
CN114564055B (zh) * 2022-04-27 2022-07-08 深圳市飞梵实业有限公司 一种鼻饲营养泵温度控制系统

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH046790A (ja) * 1990-04-24 1992-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 調理機器
JPH11111442A (ja) * 1997-10-06 1999-04-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱装置
JP2005149990A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Toshiba Home Technology Corp 加熱調理器
JP4650057B2 (ja) * 2005-03-30 2011-03-16 東京電力株式会社 誘導加熱調理器
JP5369773B2 (ja) * 2009-03-10 2013-12-18 パナソニック株式会社 誘導加熱装置
JP5369878B2 (ja) * 2009-05-11 2013-12-18 パナソニック株式会社 誘導加熱装置
JP2012003915A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Panasonic Corp 誘導加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014116124A (ja) 2014-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2757658B1 (en) Non-contact power feed device and non-contact power transmission device
JP5974298B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2005158407A (ja) 加熱調理器およびその加熱調理器に用いられる調理器具
JP5195029B2 (ja) リレー制御装置および調理機器
KR20180069532A (ko) 전자 유도 가열 조리기 및 그의 동작 방법
CA2989426C (en) A high-wattage power appliance system
JP2014099253A (ja) 加熱調理器
JP5887492B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR101004321B1 (ko) 가열 조리기기의 제어 장치
JP2014192083A (ja) 誘導加熱調理器
JP5938561B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2012003915A (ja) 誘導加熱調理器
JP3775131B2 (ja) 充電装置
JP6101933B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2011078246A (ja) 充電装置及び充電システム
JP4834681B2 (ja) 加熱調理のシステムおよび調理器具
JP2004016416A (ja) 炊飯器
JP2011086477A (ja) 誘導加熱調理器
JP3598988B2 (ja) 加熱調理器
JP4444126B2 (ja) 加熱機器
KR20110058143A (ko) 충전 밧데리를 갖는 전자레인지
JP6101932B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP7542564B2 (ja) 誘導加熱装置
CN212252781U (zh) 厨房电器组合设备、油烟机、灶具和厨房电器系统
JP6043946B2 (ja) 炊飯器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150608

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160511

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160620

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5974298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151