JP5973272B2 - ろ過システムの運転方法およびろ過システム - Google Patents
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Description
なお、図5中、符号4は原水流入口を示し、符号5は逆洗排水排出口を示し、符号6はスクリーンを示し、符号7はろ過水貯留部を示し、符号8は後述する空気供給用ノズルを示し、符号9は開閉自在な弁を示す。
そのため、上記従来のろ過システムでは、逆洗終了後、ろ過を再開する前に空気供給用ノズルから浮上ろ材層に対して空気を噴きつけて浮上ろ材を整列させると、水中に溶存していた硫化水素などがろ過槽内に供給された空気中に放出され、気体状態でろ過槽外へと流出する可能性がある。そして、硫化水素等が気体状態でろ過槽外へと流出すると、悪臭などの問題が発生する虞がある。また、気体状態の硫化水素等によりろ過槽の内外で腐食が起こる虞もある。
なお、本発明においては、センサと置換水センサとは、同一のパラメータを測定するものとする。即ち、センサが酸化還元電位を測定する場合には、置換水センサも酸化還元電位を測定し、センサが溶存酸素量を測定する場合には、置換水センサも溶存酸素量を測定するものとする。
ここで、本発明のろ過システムは、特に限定されることなく、下水や、硫黄分および有機物を含む産業排水や、海水の処理等に用いることができる。具体的には、本発明のろ過システムは、図1にろ過システム100の設置位置の一例を示すように、雨水と汚水とを同一の管路で流す合流式下水道において、合流下水管111の近傍に配置して、計画遮集量nQを超えた、下水処理場にて処理しきれない越流水(nQ超過分)をその場(オンサイト)で処理する際に用いることができる。なお、「計画遮集量nQ」とは、下水処理場の処理能力に応じて設計される遮集管の計画遮集量であり、ここで、「n」は都市により異なる数値である。また、「Q」は晴天時時間最大汚水量である。
なお、ろ過システム100の原水流路には、第2の縦穴20内への原水の流入を遮断する原水流入遮断機構としての流量調整弁115が設けられている。また、第1の縦穴10、第2の縦穴20および第3の縦穴30の地面Gへの開口部には、縦穴内への人や物の落下を防止する蓋(図示せず)が配置されている。
また、第1の縦穴10内の浮上ろ材層12の下側には、後に詳細に説明する浮上ろ材整列機構の一部を構成する空気噴出部51が配置されている。なお、空気噴出部51は、原水流入口13および逆洗排水排出口14よりも上側に位置している。
更に、第1の縦穴10のろ過水貯留部15の上部には、ろ過水の性状を測定する第1センサ81が配置されている。
なお、第1センサ81は、第1の縦穴10内の水の嫌気度を把握することができれば、第1の縦穴10内の任意の位置に取り付けることができる。
従って、ろ過システム100では、空気供給配管弁53を開き、ブロア(図示せず)を運転させることにより、空気供給配管52を介して第1の縦穴10内へと空気を送出し、浮上ろ材層12に空気を噴きつけることができる。なお、空気供給配管弁53の開閉は、制御装置70で制御することができる。
なお、空気噴出部51は、ボルト等の既知の手段を用いて第1の縦穴10内に固定することができる。
なお、格子のサイズは、浮上ろ材よりも大きく、且つ、原水のろ過中に原水中の夾雑物により目詰まりが発生しないサイズとすることが好ましい。格子のサイズが浮上ろ材よりも小さい場合、浮上ろ材層12の逆洗時に浮上ろ材を下方に展開させることができないからである。また、第1の縦穴10の下部で目詰まりが発生すると、メンテナンスが困難だからである。
また、第2の縦穴20の上部には、原水の性状を測定する第2センサ82が配置されている。
なお、第2センサ82は、第2の縦穴20内の原水の性状を測定することができれば、第2の縦穴20内の任意の位置に取り付けることができる。
なお、浮上ろ材層12を逆洗した後は、任意に、ろ過を再開するまでろ過システム100を待機状態(各ポンプを運転せず、且つ、各弁を閉じた状態)としておいてもよい。因みに、逆洗終了後にろ過システム100を待機状態にする場合、置換水を用いた置換および浮上ろ材の整列は、ろ過を再開する直前に行うことが好ましい。ろ過を再開する直前に浮上ろ材を整列させれば、空気供給配管内に流入した水を排出してろ過することができるからである。また、浮上ろ材層の下面を洗浄することもできるからである。
図2に示すように、ろ過システム100では、原水配管弁42を開き、空気供給配管弁53および集水配管弁62を閉じた状態で原水ポンプ21を運転させることにより、合流下水管111から原水流路を介して第2の縦穴20内へと流入した原水を第1の縦穴10の下部へと送水し、浮上ろ材層12に原水を上向流で通水して、ろ過水を得る。そして、得られたろ過水は、ろ過水貯留部15内を上向流で流れた後、ろ過水流出口16を介して河川等へ放流される。
なお、原水をろ過する場合、第1の縦穴10内を原水が上向流で流れれば、空気供給配管弁53および集水配管弁62を開いた状態としてもよいが、原水を効率的にろ過する観点からは、空気供給配管弁53および集水配管弁62を閉じた状態で原水をろ過することが好ましい。
また、図3(a)に示すように、ろ過システム100では、定期的に、或いは、ろ過抵抗が所定値以上に上昇すると、原水配管弁42を閉じて原水ポンプ21を停止させ、少なくとも集水配管弁62を開いた状態で排水ポンプ31を運転させることにより、浮上ろ材層12を逆洗する。具体的には、集水配管61を介して第1の縦穴10内の水を第3の縦穴30の下部へと排出し、ろ過水貯留部15に貯留されたろ過水を浮上ろ材層12に下向流で通水して、浮上ろ材層12を構成する多数の浮上ろ材12Aを下方に展開させる。そして、浮上ろ材層12に補足されていた夾雑物や浮遊性懸濁物質を浮上ろ材層12から排出させ、浮上ろ材層12を逆洗する。また、第1の縦穴10内から第3の縦穴30内へと流入した水(浮上ろ材層12に補足されていた夾雑物や浮遊性懸濁物質を含む逆洗排水)を、排水ポンプ31を介して第3の縦穴30内から遮集管113へと送出する。そのため、第1の縦穴10内の水位は、例えば、図3(a)に二点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで低下し、第3の縦穴30内の水位は、例えば、図3(a)に二点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで上昇する。
なお、図3では、簡略化のため、一部の構成(例えば、各ポンプや各弁の動作を制御する制御装置70や、第1センサ81および第2センサ82)の図示を省略している。
(1)まず、上述したようにして、ろ過水貯留部15に貯留したろ過水を浮上ろ材層12に下向流で通水し、浮上ろ材層12を逆洗した後、集水配管弁62を閉じる。
(2)次に、ろ過水貯留部15に水道水を供給し、ろ過水貯留部15内を水道水で満たす。
(3)最後に、集水配管弁62を開いた状態で排水ポンプ31を運転させることにより、ろ過水貯留部15に貯留された水道水を浮上ろ材層12に下向流で通水して、浮上ろ材層12を逆洗する。なお、浮上ろ材層12に通水させた水道水は、集水配管61を介して第3の縦穴30の下部へと排出した後、逆洗ポンプ31を用いて遮集管へと送出する。
そして、ろ過システム100では、逆洗工程が終了すると、任意に、原水配管弁42、空気供給配管弁53および集水配管弁62を閉じ、原水ポンプ21、排水ポンプ31およびブロア(図示せず)の運転を停止した状態として、ろ過システム100の運転を停止する。
なお、この待機工程は、逆洗工程の終了後に、第1の縦穴10内への原水の流入が無い場合や、第1の縦穴10内への原水の流入量が少ない場合に実施する。
そこで、ろ過システム100では、後述する水置換工程および浮上ろ材整列工程を順次実施した後に、ろ過を再開する。
水置換工程では、図3(b)に示すように、原水配管弁42を開き、空気供給配管弁53および集水配管弁62を閉じた状態で原水ポンプ21を運転させることにより、置換水としての原水を第1の縦穴10の下部へと送水し、置換水としての原水を上向流で通水して、第1の縦穴10内の滞留水の少なくとも一部を原水で置換する。ここで、水置換工程では、原水を用いて滞留水を置換する際に原水が浮上ろ材層12を通過して得られたろ過水により、例えば、逆洗工程の終了時に二点鎖線の位置にあった水位が、実線で示す位置まで上昇する。そして、得られたろ過水は、ろ過水貯留部15内を上向流で流れた後、ろ過水流出口16を介して河川等へ放流される。
即ち、この水置換工程では、第2の縦穴20、原水ポンプ21、原水配管41および原水配管弁42が、第1の縦穴10内に置換水を供給する置換水供給機構として機能する。
なお、原水を用いて第1の縦穴10内の滞留水を置換する場合、第1の縦穴10内を原水が上向流で流れれば、集水配管弁62を開いた状態としてもよいが、滞留水を効率的に置換する観点からは、集水配管弁62を閉じた状態で原水を供給することが好ましい。
そこで、ろ過システム100の水置換工程では、第1センサ81で測定した第1の縦穴10内の水の酸化還元電位が所定値以上になるまで、または、第1の縦穴10内の水の溶存酸素量が所定値以上になるまで、原水を第1の縦穴10内に供給するようにしてもよい。即ち、ろ過システム100では、制御装置が、第1センサ81で測定した第1の縦穴10内の水の酸化還元電位または溶存酸素量が所定値以上となると、原水ポンプ21の運転を停止し、原水配管弁42を閉じて水置換工程を終了させるようにしてもよい。なお、所定値とは、溶存酸素量の場合には、例えば0mg/L超、好ましくは2.0mg/L以上とすることができる。
因みに、嫌気性微生物による硫化水素の発生は、溶存酸素量と特に関係が深い(溶存酸素の存在下では嫌気的発酵が起こらず、硫化水素は発生しない)ので、第1センサ81および第2センサ82としては、DO計を使用することが好ましい。DO計を使用すれば、置換の終了を確実に把握することができるからである。
水置換工程の後に実施する浮上ろ材整列工程では、図3(c)に示すように、制御装置が、水置換工程の終了直後に、空気供給配管弁53を開き、原水配管弁42および集水配管弁62を閉じた状態でブロア(図示せず)を運転させることにより、空気供給配管52および空気噴出部51を介して第1の縦穴10内に空気54を供給する。そして、偏って集合した浮上ろ材よりなる浮上ろ材層12に対して空気(気泡)54を噴きつけ、浮上ろ材層12を構成する浮上ろ材を整列させる。具体的には、空気の噴出により第1の縦穴10内に水流を発生させ、その水流により浮上ろ材を流動させることにより、浮上ろ材を整列させる。
また、浮上ろ材整列工程では、原水配管弁42を開き、原水ポンプ21を運転した状態のままで浮上ろ材層12に対して空気を噴きつけてもよい。即ち、浮上ろ材整列工程では、浮上ろ材層12に原水を通水しながら、浮上ろ材を整列させてもよい。
なお、原水を用いて第1の縦穴10内の水を置換する際の原水の流量は、浮上ろ材整列工程において供給する空気の流量よりも少なく(即ち、線速度が遅く)、水置換工程では、水の押し出し流れにより硫化水素等を含む水が第1の縦穴10外へと排出されるので、水置換工程においては、気体状態の硫化水素等は殆ど発生しない。
なお、置換水としては、硫化水素等を実質的に含まない水(例えば、曝気した際に気体状態の硫化水素等が発生しない水)を使用することができる。具体的には、置換水としては、水道水、中水、工水等を使用することができる。
2 浮上ろ材層
3 浮上ろ材
4 原水流入口
5 逆洗排水排出口
6 スクリーン
7 ろ過水貯留部
8 空気供給用ノズル
9 弁
10 第1の縦穴
11 スクリーン
12 浮上ろ材層
13 原水流入口
14 逆洗排水排出口
15 ろ過水貯留部
16 ろ過水流出口
20 第2の縦穴
21 原水ポンプ
22 置換水ポンプ
30 第3の縦穴
31 排水ポンプ
41 原水配管
42 原水配管弁
43 置換水配管
44 置換水配管弁
51 空気噴出部
52 空気供給配管
53 空気供給配管弁
54 気泡
61 集水配管
62 集水配管弁
70 制御装置
81 第1センサ(センサ)
82 第2センサ(置換水センサ)
90 ろ過槽
100 ろ過システム
111 合流下水管
112 雨水吐き
113 遮集管
114 河川
115 流量調整弁
200 ろ過システム
Claims (6)
- 浮上ろ材からなる浮上ろ材層と、前記浮上ろ材層の上側に配置されて前記浮上ろ材の流出を防止するスクリーンと、前記浮上ろ材層より下側に設置された原水流入口および逆洗排水排出口と、前記スクリーンの上側に設けられたろ過水貯留部とを備えるろ過槽を有するろ過システムの運転方法であって、
前記原水流入口から原水を流入させ、流入させた原水を前記浮上ろ材層に上向流で通水することにより原水をろ過するろ過工程と、
前記ろ過工程の後、前記ろ過槽内の水を前記逆洗排水排出口から排出し、前記浮上ろ材層を下向流で逆流洗浄する逆洗工程と、
前記逆洗工程の後、前記ろ過槽内に置換水を供給して前記ろ過槽内の水の少なくとも一部を置換する水置換工程と、
前記水置換工程の直後に、前記浮上ろ材層に対して気体を噴きつけて浮上ろ材層を構成する浮上ろ材を整列させる浮上ろ材整列工程と、
を含むことを特徴とする、ろ過システムの運転方法。 - 前記水置換工程において、前記ろ過槽内の水の酸化還元電位が所定値以上になるまで、または、前記ろ過槽内の水の溶存酸素量が所定値以上になるまで、前記置換水を前記ろ過槽内に供給することを特徴とする、請求項1に記載のろ過システムの運転方法。
- 前記水置換工程において、前記ろ過槽内の水の酸化還元電位が前記置換水の酸化還元電位と等しくなるまで、または、前記ろ過槽内の水の溶存酸素量が前記置換水の溶存酸素量と等しくなるまで、前記置換水を前記ろ過槽内に供給することを特徴とする、請求項1に記載のろ過システムの運転方法。
- 浮上ろ材からなる浮上ろ材層と、前記浮上ろ材層の上側に配置されて前記浮上ろ材の流出を防止するスクリーンと、前記浮上ろ材層より下側に設置された原水流入口および逆洗排水排出口と、前記スクリーンの上側に設けられたろ過水貯留部とを備えるろ過槽と、
前記ろ過槽内に置換水を供給する置換水供給機構と、
前記浮上ろ材層に対して気体を噴出し、前記浮上ろ材を整列させる浮上ろ材整列機構と、
前記ろ過槽内の水を前記逆洗排水排出口から排出して前記浮上ろ材層を逆流洗浄した後、前記置換水供給機構および前記浮上ろ材整列機構を順次起動して、前記ろ過槽内の水の少なくとも一部を前記置換水で置換した直後に前記浮上ろ材を整列させる制御装置と、
を有することを特徴とする、ろ過システム。 - 前記ろ過槽内の水の酸化還元電位または溶存酸素量を測定するセンサを更に備え、
前記制御装置が、前記センサの測定値が所定値以上になるまで前記置換水供給機構を運転させ、前記センサの測定値が所定値以上になった後に前記浮上ろ材整列機構を起動することを特徴とする、請求項4に記載のろ過システム。 - 前記ろ過槽内の水の酸化還元電位または溶存酸素量を測定するセンサと、
前記置換水の酸化還元電位または溶存酸素量を測定する置換水センサと、
を更に備え、
前記制御装置が、前記センサの測定値と、前記置換水センサの測定値とが等しくなるまで前記置換水供給機構を運転させ、前記センサの測定値と、前記置換水センサの測定値とが等しくなった後に前記浮上ろ材整列機構を起動することを特徴とする、請求項4に記載のろ過システム。
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