JP5972446B1 - 有軌道搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で曲線軌道をスムーズに移動することができる有軌道搬送装置を提供する。【解決手段】有軌道搬送装置10は、搬送体本体11と、搬送体本体11をガイドレール20に沿って案内する第1案内支持部17及び第2案内支持部18とを備える。第1案内支持部17には第1レールガイドローラー17Aが設けられ、第2案内支持部18には第2レールガイドローラー18Aが設けられている。第1レールガイドローラー17Aは、垂直方向から見た時に、搬送体車輪12の回転軸12Aの延長線の近傍に位置している。第2レールガイドローラー18Aは第1レールガイドローラー17Aよりも進行方向前側に位置している。【選択図】図2

Description

本発明は、ガイドレールに沿って移動する有軌道搬送装置に関する。
従来、完成車両の搬送は、技能員がエンジンをかけて実走行することにより行っていたが、工場内でエンジンをかけて実走行すると、排気ガスにより工場内の作業環境が悪化してしまうという問題があった。また、技能員による有人運転搬送は、人手がかかり、生産コストが高くなってしまうという問題もあった。
特願2014−221026号公報 特開2004−17854号公報
そこで、出願人は、車両と共に移動して車両を搬送する搬送体本体に無旋回の駆動輪を取り付けると共に、車輪の転動面を後方から押圧する後方アーム及び前方から押さえる前方アームを設け、かつ、搬送体本体がガイドレールに沿って移動するように案内する案内手段を設けた車両搬送装置を開発した(例えば、特許文献1参照)。また、この車両搬送装置では、例えば、車輪の後方外側面を押圧する後方外側ガイドローラー、車輪の後方内側面を押圧する後方内側ガイドローラー、車輪の前方内側面を押圧する前方内側ガイドローラー、車輪の前方外側面を押圧する前方外側ガイドローラーを設け、車輪の進行方向を制御することができるようになっている。
しかしながら、ガイドレールが曲線軌道を有する場合、車両搬送装置は慣性の法則により直進しようとするのでスムーズに移動させることが難しく、特に、曲率半径が小さくなると、特許文献1の車両搬送装置では十分に対応することが難しかった。搬送スペースをできるだけ小さくするためには、曲率半径をできるだけ小さくする必要がある。なお、曲線軌道においてもスムーズに移動させる方法としては、例えば、駆動輪を旋回可能とすることが考えられる(例えば、特許文献2参照)。しかし、構造が複雑であるという問題があった。
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、簡単な構成で曲線軌道をスムーズに移動することができる有軌道搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の有軌道搬送装置は、被搬送物を搬送する搬送体本体と、この搬送体本体に対して取り付けられ、無旋回の駆動輪である搬送体車輪と、搬送体本体をガイドレールに沿って案内する第1案内支持部及び第2案内支持部とを備え、第1案内支持部は、一端部が搬送体本体に接続され、他端部にガイドレールに対して配設される従動輪の第1レールガイドローラーが設けられ、第1レールガイドローラーは、垂直方向から見た時に、搬送体車輪の回転軸を中心として、搬送体車輪の直径と同一の幅で回転軸方向に伸長させた領域内に位置し、第2案内支持部は、一端部が搬送体本体に接続され、他端部にガイドレールに対して配設される従動輪の第2レールガイドローラーが設けられ、第2レールガイドローラーは、第1レールガイドローラーよりも進行方向前側に位置するものである。
本発明の有軌道搬送装置によれば、第1レールガイドローラーが、垂直方向から見た時に、搬送体車輪の回転軸を中心として、搬送体車輪の直径と同一の幅で回転軸方向に伸長させた領域内に位置し、第2レールガイドローラーが、第1レールガイドローラーよりも進行方向前側に位置するようにしたので、曲線軌道において、搬送体車輪の舵角を接線方向よりも進行方向で中心側に振ることができる。よって、慣性の法則により直進しようとする搬送体車輪を曲線軌道に沿うように中心側に向けることができる。従って、簡単な構成で、曲線軌道においても搬送体本体をガイドレールに沿ってスムーズに移動させることができ、被搬送物もスムーズに搬送することができる。
また、ガイドレールの曲線軌道の曲率半径をRとすると、第1レールガイドローラーと第2レールガイドローラーとの間の距離を0.1R以上0.5R以下の範囲内とするようにすれば、搬送体本体をガイドレールに沿ってよりスムーズに移動させることができる。更には、搬送体本体が曲線軌道においてガイドレールの外周側を移動するように配置すれば、限られた場所でも省スペースで効率よく被搬送物を搬送することができる。
本発明の一実施の形態に係る有軌道搬送装置を後方から見た構成図である。 図1に示した有軌道搬送装置を上から見た構成図である。 図1に示した有軌道搬送装置を上から見た他の構成図である。 図1に示した有軌道搬送装置を側面から見た構成図である。 図1に示した有軌道搬送装置の機能を説明する図である。 図1に示した第1レールガイドローラー及び第2レールガイドローラーの位置関係を表す図である。 図1に示した有軌道搬送装置の曲線軌道における作用を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る有軌道搬送装置10を後方から見た構成を表すものであり、図2及び図3は、図1に示した有軌道搬送装置10を上から見た構成を表すものであり、図4は、図1に示した有軌道搬送装置10を側面から見た構成を表すものである。図5は、図1に示した有軌道搬送装置10の機能を説明する図である。この有軌道搬送装置10は、ガイドレール20に沿って、被搬送物である車輪Mが装着された車両、例えば完成車両を搬送するものである。この有軌道搬送装置10は、例えば、車両と共に移動して車両を搬送する搬送体本体11と、この搬送体本体11に取り付けられ、搬送体本体11を移動させるための搬送体車輪12と、この搬送体車輪12を駆動させることにより搬送体本体11を移動させる駆動モータ13とを備えている。なお、図1から図3、及び、図5では、車輪Mを破線で表しているが、図4では車輪Mを実線で表している。
搬送体本体11は、例えば、搬送体車輪12の周りを囲むように設けられたフレーム11Aを有しており、フレーム11Aの下側には、1つ又は複数のフレームキャスタ11Bが設けられている。搬送体車輪12は、例えば、搬送体本体11に対して1つ設けられ、回転軸を水平方向として回転可能な駆動輪であり、水平方向は固定された無旋回とされている。駆動モータ13は、例えば、搬送体車輪12の一方の側面側に配設されている。
有軌道搬送装置10は、また、搬送体本体11に対して回動可能に配設され、車輪Mの転動面を後方から押圧する後方アーム14と、搬送体本体11に対して回動可能に配設され、車輪Mが進みすぎないように車輪Mの転動面を前方から押さえる前方アーム15とを備えている。後方アーム14及び前方アーム15は、例えば、搬送体車輪12の他方の側面側において、間に車輪Mを挟むことができるように前後方向に間隔をあけてフレーム11Aに対して配設されている。なお、前後方向というのは、有軌道搬送装置10の進行方向における前後方向を意味している。また、図2において、有軌道搬送装置10の進行方向を矢印で示している。
後方アーム14及び前方アーム15は、例えば、フレーム11Aの側を基端として水平方向に回動可能とされており、車両を搬送する際には、例えば図2に示したように、後方アーム14と前方アーム15とを略平行にして間に車輪Mを挟み、有軌道搬送装置10を車輪Mに対して配置したり取り除いたりする際には、例えば図3に示したように、後方アーム14の先端側を後方に開き、前方アーム15の先端側を前方に開くことができるようになっている。後方アーム14の下側には、例えば、1つ又は複数の後方アームキャスタ14Aが設けられ、前方アーム15の下側には、例えば、1つ又は複数の前方アームキャスタ15Aが設けられている。
後方アーム14の前側側面、すなわち車輪Mが当接される側面には、例えば、車輪Mの転動面を押圧して車輪Mを回転させるための車輪転がしローラー14Bが回転可能に配設されている。前方アーム15の後側側面、すなわち車輪Mが当接される側面には、例えば、車輪Mの転動面が当接する車輪逃げ防止ローラー15Bが回転可能に配設されている。車輪転がしローラー14B及び車輪逃げ防止ローラー15Bは、例えば、自由に回転可能なフリーローラーである。車輪転がしローラー14Bの回転軸、及び、車輪逃げ防止ローラー15Bの回転軸は、例えば、車両を搬送する際に、車輪Mの回転軸に対して略平行となるように構成されている。
車輪転がしローラー14Bの床面21からの高さは、例えば、車輪転がしローラー14Bにより車輪Mの転動面を押圧した時に、車輪Mを効率的に転動させることができる高さとすることが好ましい。
有軌道搬送装置10は、更に、車輪Mの進行方向を制御する方向制御手段16を備えていることが好ましい。方向制御手段16は、例えば、後方アーム14に配設され、車輪Mの後方外側面を押圧して進行方向を変化させる後方外側ガイドローラー16Aと、後方アーム14に配設され、車輪Mの後方内側面を押圧して進行方向を変化させる後方内側ガイドローラー16Bと、前方アーム15に配設され、車輪Mの前方内側面を押圧して進行方向を変化させる前方内側ガイドローラー16Cと、前方アーム15に配設され、車輪Mの前方外側面を押圧して進行方向を変化させる前方外側ガイドローラー16Dとを有している。
なお、図面では、進行方向に向かい、車両の左側に位置する車輪Mに対して、左側、すなわち外側から有軌道搬送装置10を配置した場合について示しているが、車両の右側に位置する車輪Mに対して、右側から有軌道搬送装置10を取り付けるようにしてもよい。この場合、有軌道搬送装置10は、進行方向に向かい、左右逆に構成される。
これら後方外側ガイドローラー16A、後方内側ガイドローラー16B、前方内側ガイドローラー16C、及び、前方外側ガイドローラー16Dは、例えば、自由に回転可能なフリーローラーであり、車輪Mの側面に当接すると、車輪Mの回転に合わせて回転するように配設されている。例えば、これらの回転軸は、これらの車輪Mの側面への当接位置と車輪Mの回転軸とを結ぶ直線に対して、それぞれ平行となるように配設されることが好ましい。
これにより、図示した場合において、進行方向を左に曲げる場合には、例えば図5(A)に示したように、有軌道搬送装置10が左に曲がると、前方内側ガイドローラー16Cと後方外側ガイドローラー16Aとが車輪Mに当接し、車輪Mを押圧して、車輪Mの向きを左に曲げるようになっている。また、進行方向を右に曲げる場合には、例えば図5(B)に示したように、有軌道搬送装置10が右に曲がると、前方外側ガイドローラー16Dと後方内側ガイドローラー16Bとが車輪Mに当接し、車輪Mを押圧して、車輪Mの向きを右に曲げるようになっている。
有軌道搬送装置10は、更にまた、例えば、搬送体車輪12の一方の側面側に、搬送体本体11をガイドレール20に沿って案内する第1案内支持部17及び第2案内支持部18を備えている。安全に安定して自動走行させることができるからである。第1案内支持部17は、例えば、一端部が搬送体本体11に接続され、他端部にガイドレール20に対して配設される従動輪の第1レールガイドローラー17Aが設けられている。第2案内支持部18は、例えば、一端部が搬送体本体11に接続され、他端部にガイドレール20に対して配設される従動輪の第2レールガイドローラー18Aが設けられている。
図6は、第1レールガイドローラー17A及び第2レールガイドローラー18Aの位置関係を表すものである。第1案内支持部17の他端部には、例えば、ガイドレール20を間に挟んで一対又は複数対の第1レールガイドローラー17Aが設けられている。第1レールガイドローラー17Aは、例えば、垂直方向から見た時に、搬送体車輪12の回転軸12Aを中心として、搬送体車輪12の直径と同一の幅で回転軸12Aの方向に伸長させた領域17B内に位置している。なお、第1レールガイドローラー17Aが複数対設けられている場合には、それらの進行方向における前後方向の中心位置17Cが領域17B内に存在していればよい。
また、具体的な数値で言えば、第1レールガイドローラー17Aは、例えば、垂直方向から見た時に、搬送体車輪12の回転軸12Aを中心として600mmの幅で回転軸12Aの方向に伸長させた領域内に位置していることが好ましい。第1レールガイドローラー17Aが複数対設けられている場合には、上述したように、それらの進行方向における前後方向の中心位置17Cがこの領域内に存在していればよい。
第2案内支持部18の他端部には、例えば、ガイドレール20を間に挟んで一対又は複数対の第2レールガイドローラー18Aが設けられている。第2レールガイドローラー18Aは、第1レールガイドローラー17Aよりも進行方向前側に位置している。このように、第1レールガイドローラー17Aを垂直方向から見た時に搬送体車輪12の回転軸12Aの延長線の近傍に配置し、第2レールガイドローラー18Aを第1レールガイドローラー17Aよりも進行方向前側に配置することにより、例えば、図7に示したように、曲線軌道において、搬送体車輪12の舵角RAを接線方向Dよりも進行方向で中心側に振ることができ、慣性の法則により直進しようとする搬送体車輪12を曲線軌道に沿うように中心側に向けることができるようになっている。
第1レールガイドローラー17Aと第2レールガイドローラー18Aとの間の距離Pは、例えば、ガイドレール20の曲線軌道の曲率半径をRとすると、0.1R以上0.5R以下の範囲内、すなわち0.1R≦P≦0.5Rであることが好ましい。この範囲内で、搬送体本体11をガイドレール20に沿ってよりスムーズに移動させることができるからである。なお、第1レールガイドローラー17A又は第2レールガイドローラー18Aが複数対設けられている場合には、距離Pというのは、例えば、それらの進行方向における中心位置17C,18Bの間の距離のことである。また、第1案内支持部17と第2案内支持部18との間には、例えば、それらを連結するように補強するための補強部材19が配設されていることが好ましい。
この有軌道搬送装置10は、例えば、次のようにして用いることができる。なお、本実施の形態では、車両の1つの車輪M、例えば、進行方向に向かい前方左側の車輪Mに対して左側から有軌道搬送装置10を配置する場合について説明する。まず、例えば図3に示したように、後方アーム14の先端側を後方に開き、前方アーム15の先端側を前方に開いて、車両の前方左側の車輪Mの左側、すなわち外側に有軌道搬送装置10を配置する。次いで、後方アーム14と前方アーム15を水平方向に回動させて、車輪Mの後方に後方アーム14を配置し、車輪Mの前方に前方アーム15を配置する。これにより、例えば図2に示したように、後方アーム14と前方アーム15とを略平行にして、その間に車輪Mを挟む。
続いて、駆動モータ13により搬送体車輪12を駆動させて搬送体本体11を移動させる。搬送体本体11は、第1案内支持部17及び第2案内支持部18により、ガイドレール20に沿って移動するように案内される。また、搬送体本体11の移動により、後方アーム14の車輪転がしローラー14Bが車輪Mの後方の転動面に当接し、車輪Mを押圧して車輪Mを回転させ、例えば、車両をガイドレール20に沿って移動させる。
ガイドレール20が左に曲がる曲線軌道においては、第1レールガイドローラー17A及び第2レールガイドローラー18Aが上述した位置関係となっているので、例えば図7(A)に示したように、第2レールガイドローラー18Aにより搬送体車輪12の舵角RAが接線方向Dよりも進行方向で中心側に振られ、搬送体本体11はガイドレール20に沿ってスムーズに左に曲がる。これにより、例えば図5(A)に示したように、前方内側ガイドローラー16Cと後方外側ガイドローラー16Aとが車輪Mに当接して車輪Mを押圧し、車輪Mの向きが左に曲がり、車両の向きが左に曲がる。
また、ガイドレール20が右に曲がる曲線軌道においても同様に、例えば図7(B)に示したように、第2レールガイドローラー18Aにより搬送体車輪12の舵角RAが接線方向Dよりも進行方向で中心側に振られ、搬送体本体11はガイドレール20に沿ってスムーズに右に曲がる。これにより、例えば図5(B)に示したように、前方外側ガイドローラー16Dと後方内側ガイドローラー16Bとが車輪Mに当接して車輪Mを押圧し、車輪Mの向きが右に曲がり、車両の向きが右に曲がる。
このように、曲線軌道において搬送体本体11がガイドレール20の外周側を移動するように配置しても、内周側を移動するように配置しても、第2レールガイドローラー18Aにより、搬送体車輪12の舵角RAを接線方向Dよりも進行方向で中心側に振り、搬送体本体11をガイドレール20に沿ってスムーズに移動させることができる。但し、図7(A)に示したように、曲線軌道において搬送体本体11がガイドレール20の外周側を移動するように配置するようにすれば、限られた場所でも省スペースで効率よく被搬送物を搬送することができるので好ましい。例えば、図7(B)に示したように、右に曲がる曲線軌道の場合には、進行方向に向かい、車両の右側に位置する車輪Mに対して右側から有軌道搬送装置10を配置し、搬送体本体11の左側に被搬送物が位置し、右側に第1案内支持部17及び第2案内支持部18が位置するようにすることが好ましい。
目的の位置まで車両を搬送すると、有軌道搬送装置10は停止し、例えば図3に示したように、後方アーム14の先端側を後方に開き、前方アーム15の先端側を前方に開いて、車輪Mから有軌道搬送装置10を取り除く。これにより、有軌道搬送装置10により車両が搬送される。
このように本実施の形態によれば、第1レールガイドローラー17Aが、垂直方向から見た時に、搬送体車輪12の回転軸12Aを中心として、搬送体車輪12の直径と同一の幅で回転軸12Aの方向に伸長させた領域内に位置し、第2レールガイドローラー18Aが、第1レールガイドローラー17Aよりも進行方向前側に位置するようにしたので、曲線軌道において、搬送体車輪12の舵角RAを接線方向Dよりも進行方向で中心側に振ることができる。よって、慣性の法則により直進しようとする搬送体車輪12を曲線軌道に沿うように中心側に向けることができる。従って、簡単な構成で、曲線軌道においても搬送体本体11をガイドレール20に沿ってスムーズに移動させることができる、被搬送物をスムーズに搬送することができる。
また、ガイドレール20の曲線軌道の曲率半径をRとすると、第1レールガイドローラー17Aと第2レールガイドローラー18Aとの間の距離を0.1R以上0.5R以下の範囲内とするようにすれば、搬送体本体11をガイドレール20に沿ってよりスムーズに移動させることができる。更には、搬送体本体11が曲線軌道においてガイドレール20の外周側を移動するように配置すれば、限られた場所でも省スペースで効率よく被搬送物を搬送することができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態では、被搬送物として車両を搬送する場合について説明したが、本発明は、他の被搬送物を搬送する場合についても適用することができる。例えば、上記実施の形態では、搬送体本体11に後方アーム14および前方アーム15を設けるようにしたが、搬送体本体11の上に被搬送物を載せて搬送するようにしてもよく、また、搬送体本体11に被搬送物を載せた台車を接続して搬送するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、ガイドレール20を床面21から突出させて設ける場合について図示したが、ガイドレール20を床に埋設して設けるようにしてもよい。更に、上記実施の形態では、一対又は複数対の第1レールガイドローラー17A及び第2レールガイドローラー18Aの間にガイドレール20を挟んで配設する場合について説明したが、ガイドレール20に設けられた溝の中に第1レールガイドローラー及び第2レールガイドローラーを挿入して配設するようにしてもよい。加えて、上記実施の形態では、第1レールガイドローラー17A及び第2レールガイドローラー18Aの構成について具体的に説明したが、ガイドレール20に沿って搬送体本体11を案内することができれば他の構成を有していてもよい。
また、上記実施の形態では、搬送体本体11に対して、搬送体車輪12の一方の側面側に、第1案内支持部17及び第2案内支持部18を設ける場合について説明したが、搬送体車輪12の他方の面側に設けるようにしてもよい。
更にまた、上記実施の形態では、後方外側ガイドローラー16A及び後方内側ガイドローラー16Bを後方アーム14に配設し、前方内側ガイドローラー16C及び前方外側ガイドローラー16Dを前方アーム15配設する場合について説明したが、後方外側ガイドローラー16A及び前方外側ガイドローラー16Dは、搬送体本体11に配設するようにしてもよい。
加えてまた、本発明の有軌道搬送装置10は、上述した構成要素を全て備えていなくてもよく、また、他の構成要素を備えていてもよい。
10…有軌道搬送装置、11…搬送体本体、11A…フレーム、11B…フレームキャスタ、12…搬送体車輪、12A…回転軸、13…駆動モータ、14…後方アーム、14A…後方アームキャスタ、14B…車輪転がしローラー、15…前方アーム、15A…前方アームキャスタ、15B…車輪逃げ防止ローラー、16…方向制御手段、16A…後方外側ガイドローラー、16B…後方内側ガイドローラー、16C…前方内側ガイドローラー、16D…前方外側ガイドローラー、17…第1案内支持部、17A…第1レールガイドローラー、17B…領域、17C…中心位置、18…第2案内支持部、18A…第2レールガイドローラー、18B…中心位置、19…補強部材、20…ガイドレール、21…床面

Claims (2)

  1. 被搬送物を搬送する搬送体本体と、
    この搬送体本体に対して取り付けられ、無旋回の駆動輪である搬送体車輪と、
    前記搬送体本体をガイドレールに沿って案内する第1案内支持部及び第2案内支持部とを備え、
    前記第1案内支持部は、一端部が前記搬送体本体に接続され、他端部に前記ガイドレールに対して配設される従動輪の第1レールガイドローラーが設けられ、
    前記第1レールガイドローラーは、垂直方向から見た時に、前記搬送体車輪の回転軸を中心として、前記搬送体車輪の直径と同一の幅で前記回転軸方向に伸長させた領域内に位置し、
    前記第2案内支持部は、一端部が前記搬送体本体に接続され、他端部に前記ガイドレールに対して配設される従動輪の第2レールガイドローラーが設けられ、
    前記第2レールガイドローラーは、前記第1レールガイドローラーよりも進行方向前側に位置する
    ことを特徴とする有軌道搬送装置。
  2. 前記第1レールガイドローラーと前記第2レールガイドローラーとの間の距離は、前記ガイドレールの曲線軌道の曲率半径をRとすると、0.1R以上0.5R以下の範囲内であることを特徴とする請求項1記載の有軌道搬送装置。
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