JP5972052B2 - ゲル状フレグランス組成物 - Google Patents
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Description
(A)香料 組成物総量に対して0.5〜50質量%
(B)炭素数1〜6の1〜3価アルコール 組成物総量に対して40〜90質量%
(C)アクリロイルジメチルタウレート・ビニルピロリドン共重合体
(D)アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、ポリアクリル酸又はその塩、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、ポリアクリルアミド、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選択される1種以上の増粘剤
(E)水
また、(B−1)1価アルコールと(B−2)多価アルコールを併用する場合、(B−1)1価アルコールと、(B−2)多価アルコールの含有比((B−1)/(B−2))は、経時安定性の点から1/1以上が好ましく、3/2以上がより好ましく、10/1以下が好ましく、8/1以下がより好ましい。具体的な含有比((B−1)/(B−2))は、1/1〜10/1が好ましく、より好ましくは3/2〜8/1である。
また、本発明のゲル状フレグランス組成物を、室内にそのまま設置又はエアディフューザーなどの室内散布装置を用いて、香気成分を送風する方法により、ルームフレグランス、カーフレグランスとして用いることもできる。
〔1〕下記(A)〜(E)を含有することを特徴とするゲル状フレグランス組成物。
(A)香料 組成物総量に対して0.5〜50質量%
(B)炭素数1〜6の1〜3価アルコール 組成物総量に対して40〜90質量%
(C)アクリロイルジメチルタウレート・ビニルピロリドン共重合体
(D)アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、ポリアクリル酸又はその塩、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、ポリアクリルアミド、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選択される1種以上の増粘剤
(E)水
〔3〕(A)香料が、ClogP1.3以上のアルコール系香料、アルデヒド系香料、エステル系香料、フェノール系香料、ケトン系香料及びエーテル系香料から選ばれる1種又は2種以上を含む香料である〔1〕又は〔2〕のゲル状フレグランス組成物。
〔4〕25℃における粘度が、1000mPa・s以上、好ましくは3000mPa・s以上、より好ましくは5000mPa・s以上であり、また100000mPa・s以下、好ましくは70000mPa・s以下、より好ましくは30000mPa・s以下である〔1〕〜〔3〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔5〕(A)香料の含有量が、0.5質量%以上、好ましくは1質量%以上、より好ましくは5質量%以上であり、また50質量%、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、さらに好ましくは15質量%以下である〔1〕〜〔4〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔6〕(B)成分が、炭素数1〜4の1価アルコールを含有する〔1〕〜〔5〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔7〕(B)成分が、(B−1)炭素数1〜4の1価アルコールと、(B−2)炭素数2〜6の多価アルコールとを含有する〔1〕〜〔6〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔8〕(B)成分が、(B−1)エタノールと、(B−2)ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール及びグリセリンから選ばれる1種以上とを含有する〔1〕〜〔7〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔9〕(B−1)1価アルコールと(B−2)多価アルコールとの含有比((B−1)/(B−2))が、1/1〜10/1、好ましくは3/2〜8/1である〔7〕又は〔8〕のゲル状フレグランス組成物。
〔10〕成分(A)と成分(B)の含有質量比(A/B)が、1/25以上、好ましくは1/20以上、より好ましくは1/15以上、さらに好ましくは1/10以上、さらに好ましくは1/8以上であり、また1/5以上、好ましくは1/6以下である〔1〕〜〔9〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔11〕成分(C)の含有量が、0.05質量%以上、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、また5質量%以下、好ましくは3質量%以下、より好ましくは2.0質量%以下である〔1〕〜〔10〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔12〕(D)成分が、アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、及び(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、ポリアクリルアミドから選ばれる1種又は2種以上であり、好ましくはアクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、及び(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーから選ばれる1種又は2種以上である〔1〕〜〔11〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔13〕(D)成分の含有量が、0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上であり、また2質量%以下、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下である〔1〕〜〔12〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔14〕成分(C)と成分(D)の含有質量比(C/D)が1/1以上であり、かつ、10000/1以下、好ましくは1000/1以下、より好ましくは100/1以下である〔1〕〜〔13〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
〔15〕(E)水の含有量が、3質量%以上、好ましくは5質量%以上、より好ましくは8質量%以上である〔1〕〜〔14〕のいずれかのゲル状フレグランス組成物。
実施例に先立ち、実施例において行った評価方法について説明する。
製造直後の各試料をB型粘度計(ビスメトロン粘度計:型式VS−A1、ローターNo.4、12回転/分、30秒)にて、25℃で粘度を測定した。
光路長10mm×光路幅10mmのガラスセルに各試料を流し込み、冷却固化したものを分光光度計にかけ、可視部(400〜700nm)の透過率を測定し、チャ−ト面積にて透過率の平均を算出し、下記の判断基準により評価した。
80%以上 ◎
60%以上80%未満 ○
40%以上60%未満 △
40%未満 ×
温度45±2℃の雰囲気下で、密閉容器内に3ヶ月間保存した各試料の粘度を測定し、下記安定性判定基準に準じて評価を行った。
○:製造直後の粘度に比べ、10%以下の粘度変化が見られた。
△:製造直後の粘度に比べ、10%超、50%以下の粘度変化が見られた。
×:製造直後の粘度に比べ、50%超の粘度変化が見られた。
フレグランス専門評価パネラー10名により、各試料を使用してもらい、「香り立ちの良さ」、「香りの持続性」の各評価項目につき、下記判定基準により官能評価を実施した。評価は、判定結果の平均点を算出することにより行った。
5点:非常に良い。
4点:良い。
3点:普通。
2点:やや悪い。
1点:悪い。
5点:非常に良い。
4点:良い。
3点:普通。
2点:やや悪い。
1点:悪い。
女性専門評価パネラー20名により、各試料を使用してもらい、「べたつきのなさ」、「しっとり感」、「垂れ落ちのなさ」の各評価項目に関して、下記判定基準により官能評価を実施した。評価は、判定結果の平均点を算出することにより行った。
5点:非常に良い。
4点:良い。
3点:普通。
2点:やや悪い。
1点:悪い。
表1、2の組成のフレグランス組成物を、常法に従い調製した。試料に用いた香料は表3に示す。また、評価結果を表1、2に合わせて記載する。
比較例4、5は(C)成分と(D)成分以外の水溶性高分子を含有させた例、比較例6、7は(D)成分と(C)成分以外の水溶性高分子を含有させた例であるが、経時安定性、透明性、香り特性の面でいずれも大きく劣り、本発明の目的を達成できなかった。比較例8は(B)成分の含有量が少ない例であるが、経時安定性、透明度において劣るものであった。比較例9は香料に対して(B)成分含有比の低い例であるが、経時安定性、透明度、べたつき感において劣るものであった。比較例10は(A)成分の含有量が少ない例であるが、香り立ち、香りの持続性に劣るものであった。また、比較例11は、(A)成分が多い例であるが、安定性、透明度、たれ落ちのなさに劣るものであった。
成 分 配合量(%)
香料 7.0
エタノール 50.0
1,3−ブチレングリコール 3.0
ジプロピレングリコール 2.0
濃グリセリン 1.0
アクロイルジメチルタウリンアンモニウム/
N−ビニルピロリドン共重合体(*1) 0.7
アクリロイルジメチルタウレート/
アクリル酸ヒドロキシエチル共重合体(*3) 0.1
ジオウエキス 0.1
オウバク抽出液 0.1
加水分解シルク液 0.15
ディオスコレアパンタイカ根エキス 0.1
クワエキス 0.1
アーティチョークエキス 0.1
ホエイ(牛乳) 0.1
火棘抽出物 0.1
ハウチワマメエキス 0.1
アボカドエキス 0.1
ユズエキス 0.1
アルテアエキス 0.1
ピクノジェノール 0.05
ヒアルロン酸ナトリウム 0.001
精製水 残量
Claims (6)
- 下記(A)〜(E)を含有し、(C)に対する(D)の含有質量比(C/D)が1/1〜100/1、組成物の粘度が1000〜100000mPa・sであるゲル状フレグランス組成物。
(A)香料 組成物総量に対して0.5〜50質量%
(B)炭素数1〜6の1〜3価アルコール 組成物総量に対して40〜90質量%
(C)アクリロイルジメチルタウレート・ビニルピロリドン共重合体
(D)アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ポリアクリルアミド、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選択される1種以上の増粘剤
(E)水 - (B)成分が、(B−1)炭素数1〜4の1価アルコールを含有する請求項1に記載のゲル状フレグランス組成物。
- (B)成分が、(B−1)エタノールと、(B−2)ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール及びグリセリンからなる群から選択される1種以上とを含有する請求項1又は2に記載のゲル状フレグランス組成物。
- (D)成分が、アクリル酸アルキル・メタクリル酸アルキル・ポリオキシエチレン共重合体、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー及びポリアクリルアミドからなる群から選択される1種以上である請求項1〜3のいずれかに記載のゲル状フレグランス組成物。
- (C)に対する(D)の含有質量比(C/D)が1/1〜15/1である請求項1〜4のいずれかに記載のゲル状フレグランス組成物。
- 外観が透明である請求項1〜5のいずれかに記載のゲル状フレグランス組成物。
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