JP5971845B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ESD(Electro-Static Discharge)対策の施されたコネクタに関する。
ESD対策の施されたコネクタとしては、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されたものがある。特許文献1のコネクタにおいては、図83に示されるように、島状の絶縁体の嵌合側端部に形成された溝内にワイヤを装着し、そのワイヤをシェルに接続することとしている。特許文献2のコネクタにおいては、図84に示されるように、フィン状の絶縁体の嵌合側端部に形成された溝内にワイヤを装着し、そのワイヤをシェル(図示せず)に接続することとしている。かかる構造により、いずれのコネクタにおいても、例えば静電気を帯びたユーザの指が絶縁体の嵌合側端部に近づいてきた際に静電気をワイヤに落とすこととして、信号コンタクト及びそこに接続される回路等を静電気から保護している。
特表2000−516028号公報 米国特許第5,567,169号
ノートPCやスレートPC、タブレット端末、スマートフォンのような携帯情報機器と接続されるドッキングステーションに使用されるコネクタの場合、携帯情報機器への充電用の電力コンタクトを設けることが必要となる。ここで、一般的に、電源コンタクトは、信号コンタクトよりもサイズが大きい。
本発明は、電源コンタクトを備えると共にコネクタの大型化を避けることのできる構造を有するコネクタを提供することを目的とする。
本発明の発明者は、島状の絶縁体の長手方向の端部に電源コンタクトを配置することとすれば、コネクタの大型化を可能な限り避けつつコネクタに対して電源コンタクトを設けることができることを見出した。
しかし、特許文献1及び特許文献2のコネクタのようにESD対策部材をワイヤで構成すると、島状の絶縁体の長手方向の両端においてワイヤとシェルとを接続しなければならないことから、上述したように島状の絶縁体の長手方向の端部に電源コンタクトを配置することができない。
そこで、本発明の発明者は、ワイヤに代えて金属プレートを用いると共に、その金属プレートと電気的に接続される部位を長手方向と直交する方向に引き出すことにより、島状の絶縁体の長手方向の端部に電源コンタクトを配置することとした。
具体的には、本発明は、上述した課題を解決するための手段として、以下に掲げるコネクタを提供する。
即ち、本発明は、第1のコネクタとして、
対象物に固定されるコネクタであって、
第1方向に長手を有すると共に前記第1方向と直交する第2方向に嵌合側端部を有する島状部と、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する第3方向において前記島状部との間に凹部を有するようにして設けられた長壁部とを有するハウジングと、
接点部を有し且つ前記接点部が前記凹部内に露出するように前記ハウジングに保持された信号コンタクトと、
前記島状部の前記第1方向の端部に設けられた電源コンタクトと、
前記第2方向に沿って見た場合に前記嵌合側端部上又は前記嵌合側端部内に視認可能となるように前記島状部に少なくとも部分的に埋設保持されると共に前記信号コンタクト及び前記電源コンタクトから絶縁されたESD(Electro-Static Discharge)対策用の金属プレートと、
前記第3方向における前記凹部の外側にて前記対象物に接続固定される接続部材と、
前記信号コンタクト及び前記電源コンタクトから絶縁された状態で前記金属プレートと前記接続部材とを連結する連結部材と
を備えるコネクタを提供する。
また、本発明は、第2のコネクタとして、第1のコネクタであって、
前記信号コンタクトは、前記嵌合側端部の裏側から前記ハウジングに圧入され保持されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第3のコネクタとして、第1又は第2のコネクタであって、
前記電源コンタクトの接点部は、前記第3方向において、前記島状部のサイズ内に収まっている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第4のコネクタとして、第1乃至第3のいずれかのコネクタであって、
前記連結部材は、前記金属プレート及び前記接続部材の少なくとも一方と一体である
コネクタを提供する。
また、本発明は、第5のコネクタとして、第1乃至第4のいずれかのコネクタであって、
前記連結部材は、前記嵌合側端部側から前記ハウジングに挿入され保持されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第6のコネクタとして、第1乃至第4のいずれかのコネクタであって、
前記連結部材は、前記嵌合側端部の裏側から前記ハウジングに挿入され保持されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第7のコネクタとして、第1乃至第6のいずれかのコネクタであって、
前記長壁部を少なくとも部分的に覆うシェルを更に備えており、
前記接続部材は、前記シェルの一部として形成されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第8のコネクタとして、第1乃至第6のいずれかのコネクタであって、
前記長壁部を少なくとも部分的に覆うシェルを更に備えており、
前記接続部材は、前記シェルとは別体の部材として形成されている
コネクタを提供する。
また、本発明は、第9のコネクタとして、第1乃至第8のいずれかのコネクタであって、
前記ハウジングは、前記コネクタが前記対象物に固定された際に、前記対象物の表面よりも下側に位置する中央底部と前記対象物の前記表面よりも上側に位置する外周底部を有しており、
前記島状部及び前記凹部は、前記第2方向に沿って見た場合に前記中央底部に対応する領域内に位置している
コネクタを提供する。
また、本発明は、第10のコネクタとして、第9のコネクタであって、
前記ハウジングの前記中央底部を少なくとも部分的に覆う底蓋を更に備える
コネクタを提供する。
また、本発明は、第11のコネクタとして、第10のコネクタであって、
前記金属プレートは、前記ハウジングの前記中央底部から突出した外部圧入部を有しており、
前記底蓋には、被圧入部が形成されており、
前記外部圧入部が前記被圧入部に圧入され、前記底蓋が前記中央底部に取り付けられている
コネクタを提供する。
更に、本発明は、第12のコネクタとして、第10又は第11のコネクタであって、
前記中央底部には、凹状又は凸状の第1固定部が形成されており、
前記底蓋には、凸状又は凹状の第2固定部が形成されており、
前記第1固定部が前記第2固定部に嵌め合わされ、前記底蓋が前記中央底部に取り付けられている
コネクタを提供する。
本発明によれば、ハウジングの島状部に少なくとも部分的に埋設保持されたESD対策用の金属プレートと、基板のような対象物に接続固定される接続部材と、金属プレートと接続部材とを連結する連結部材とを設けることにより、静電気を金属プレート、連結部材及び接続部材を介して基板のような対象物に落とすこととしたため、電源コンタクトをハウジングの島状部の長手方向の端部に設けることができ、コネクタの小型化を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態によるコネクタを示す上面斜視図である。 図1のコネクタを示す底面斜視図である。 図1のコネクタが搭載固定される基板を示す斜視図である。 図3の基板に搭載された図1のコネクタを示す上面斜視図である。 図3の基板に搭載された図1のコネクタを示す底面斜視図である。 図1のコネクタを示す分解斜視図である。 図1のコネクタの一部を拡大して示す上面斜視図である。 図1のコネクタの他の一部を拡大して示す上面斜視図である。 図8のコネクタを異なる方向から見た上面斜視図である。 図1のコネクタをA--A線に沿って示す断面図である。 図1のコネクタに含まれる連結部材を示す斜視図である。 図1のコネクタに含まれる金属プレート、連結部材及びシェルの接続関係を示す部分拡大図である。 図1のコネクタに含まれる金属プレート、連結部材及びシェルの接続関係を示す他の部分拡大図である。 本発明の第2の実施の形態によるコネクタを示す上面斜視図である。 図14のコネクタを示す底面斜視図である。 図14のコネクタを示す分解斜視図である。 図14のコネクタをB--B線に沿って示す断面図である。 図14のコネクタに含まれる金属部材の一部を拡大して示す斜視図である。 図14のコネクタに含まれる金属部材及びシェルの接続関係を示す斜視図である。 図19のコネクタに含まれる金属部材及びシェルの接続関係を示す部分拡大図である。 本発明の第3の実施の形態によるコネクタを示す上面斜視図である。 図21のコネクタを示す底面斜視図である。 図21のコネクタを示す分解斜視図である。 図21のコネクタをC--C線に沿って示す断面図である。 図21のコネクタに含まれる金属部材を示す斜視図である。 図21のコネクタに含まれる金属部材及びシェルの接続関係を示す斜視図である。 図21のコネクタに含まれる金属部材及びシェルの接続関係を示す部分拡大図である。 本発明の第4の実施の形態によるコネクタを示す上面斜視図である。 図28のコネクタを示す底面斜視図である。 図28のコネクタを示す分解斜視図である。 図28のコネクタをD--D線に沿って示す断面図である。 図28のコネクタに含まれる金属部材を示す斜視図である。 図28のコネクタに含まれる金属部材及びシェルの接続関係を示す斜視図である。 図28のコネクタに含まれる金属部材及びシェルの接続関係を示す部分拡大図である。 本発明の第5の実施の形態によるコネクタを示す上面斜視図である。 図35のコネクタを示す底面斜視図である。 図35のコネクタを示す分解斜視図である。 図35のコネクタをE--E線に沿って示す断面図である。 図35のコネクタに含まれる金属部材を示す斜視図である。 本発明の第6の実施の形態によるコネクタを示す上面斜視図である。 図40のコネクタを示す底面斜視図である。 図41のコネクタの一部を拡大して示す底面斜視図である。 図40のコネクタを示す分解斜視図である。 図40のコネクタをF--F線に沿って示す断面図である。 図40のコネクタに含まれる金属プレートを示す斜視図である。 図40のコネクタに含まれるシェルを示す斜視図である。 図40のコネクタに含まれる連結部材を示す斜視図である。 図40のコネクタに含まれる金属プレート、連結部材及びシェルの接続関係を示す部分拡大図である。 図40のコネクタに含まれる金属プレート、連結部材及びシェルの接続関係を示す他の部分拡大図である。 本発明の第7の実施の形態によるコネクタを示す上面斜視図である。 図50のコネクタを示す底面斜視図である。 図50のコネクタを示す分解斜視図である。 図50のコネクタをG--G線に沿って示す断面図である。 図50のコネクタに含まれる金属部材及びシェルの接続関係を示す斜視図である。 本発明の第8の実施の形態によるコネクタを示す上面斜視図である。 図55のコネクタを示す底面斜視図である。 図55のコネクタを示す分解斜視図である。 図55のコネクタをH--H線に沿って示す断面図である。 図55のコネクタに含まれる金属部材を示す斜視図である。 図55のコネクタに含まれる金属プレート及び金属部材の接続関係を示す斜視図である。 本発明の第9の実施の形態によるコネクタを示す上面斜視図である。 図61のコネクタを示す底面斜視図である。 図61のコネクタを示す分解斜視図である。 図61のコネクタをI--I線に沿って示す断面図である。 図61のコネクタに含まれる金属部材を示す斜視図である。 図61のコネクタに含まれる金属プレート及び金属部材の接続関係を示す部分拡大図である。 本発明の第10の実施の形態によるコネクタを示す上面斜視図である。 図67のコネクタを示す底面斜視図である。 図67のコネクタを示す分解斜視図である。 図67のコネクタをJ--J線に沿って示す断面図である。 図16のコネクタに含まれる金属部材の変形例を示す斜視図である。 図71の変形例による金属部材を示す斜視図である。 本発明の第11の実施の形態によるコネクタを示す上面斜視図である。 図73のコネクタを示す底面斜視図である。 図3の基板に搭載された図73のコネクタを示す上面斜視図である。 図3の基板に搭載された図73のコネクタを示す底面斜視図である。 図73のコネクタを示す分解上面斜視図である。 図73のコネクタを示す分解底面斜視図である。 図73のコネクタをK--K線に沿って示す断面図である。 図73のコネクタをL--L線に沿って示す断面図である。 図73のコネクタの変形例を示す断面図である。 図73のコネクタの他の変形例を示す断面図である。 特許文献1のコネクタを示す斜視図である。 特許文献2のコネクタを示す斜視図である。
(第1の実施の形態)
図1乃至図5を参照すると、本発明の第1の実施の形態によるコネクタ10aは、いわゆる落とし込みタイプのものであり、基板(対象物)200に形成された開口部202内に部分的に受容され固定されるものである。図3に示されるように、基板200の開口部202は、X方向(第1方向)に長手を有している。開口部202のX方向に延びる縁には、電源コンタクト(後述)接続用のスルーホール204がそれぞれ2つの形成されている。基板200の上面200u上であって、X方向における2つのスルーホール204間には、複数の半田付け部206が形成されている。X方向に並んだ半田付け部206は、3つのグループに分けられており、各グループ間には、シェル(後述)接続用のスルーホール208が形成されている。更に、開口部202の各コーナー相当部分には、シェル(後述)接続用のスルーホール210が形成されており、Y方向(第3方向)における2つのスルーホール210間には、他の電源コンタクト(後述)接続用のスルーホール212が形成されている。
図1、図2及び図6を参照すると、本実施の形態によるコネクタ10aは、絶縁体からなるハウジング20aと、導電体からなる複数の信号コンタクト50と、電源コンタクト60及び70と、ESD対策用の金属プレート80aと、金属製のシェル(接続部材)90aと、金属製の連結部材110aとを備えている。
図1並びに図6乃至図10に示されるように、ハウジング20aは、X方向に長手を有する島状部22aと、XY平面内において島状部22aを取り囲むように形成された凹部26aと、XY平面内において凹部26aを更に取り囲むように形成された外周部28aとを有している。島状部22aは、Z方向(第2方向)に嵌合側端部24aを有している。この島状部22aには、嵌合側端部24aから−Z方向に向かって延びるスリット状の保持部25aが形成されている。保持部25aのX方向におけるサイズは、島状部22aのX方向におけるサイズよりも小さく、保持部25aは、島状部22aのX方向の端部までは達していない。凹部26aは、−Z方向に向かって凹んでいる。外周部28aは、X方向に沿って延びる2つの長壁部30aと、Y方向(第3方向)に沿って延びる2つの短壁部32aとを有している。各長壁部30aは、短壁部32aのY方向端部のうち対応する端部同士をX方向において連結している。各短壁部32aは、長壁部30aのX方向端部のうち対応する端部同士をY方向において連結している。Y方向において、長壁部30aと島状部22aとの間には凹部26aが位置している。同様に、X方向において、短壁部32aと島状部22aとの間にも凹部26aが位置している。
図2、図4、図5及び図10から理解されるように、ハウジング20aの底部は、概略、2つの部位からなる。即ち、ハウジング20aは、中央底部34aと、その中央底部34aを取り囲むように位置している外周底部36aとを有している。図2及び図10に示されるように、中央底部34aは、外周底部36aよりも−Z側に位置している。即ち、中央底部34aと嵌合側端部24aとの間のZ方向における距離は、外周底部36と嵌合側端部24aとの間のZ方向における距離よりも大きい。図2乃至図5から理解されるように、中央底部34aは、コネクタ10aが基板200に固定された際に、基板200の上面200uよりも下側に位置しており、外周底部36aは、基板200の上面200uよりも上側に位置している。更に、図10から理解されるように、上述した島状部22a及び凹部26aは、Z方向に沿って見た場合に中央底部34aに対応する領域内に位置している。
図6及び図10に示されるように、本実施の形態による信号コンタクト50は、夫々、コネクタ10aと相手側コネクタ(図示せず)との嵌合状態において相手側接点部(図示せず)と接触する接点部52と、コネクタ10aが基板200に搭載固定された際に半田付け部206に接続されるSMT(Surface Mount Technology)端子54とを有している。信号コンタクト50は、嵌合側端部24aの裏側(底部側:−Z側)からハウジング20aに圧入され、接点部52が凹部26a内に露出するようにハウジング20aに保持されている。
図6乃至図10から理解されるように、信号コンタクト50を収容する部位は島状部22aの嵌合側端部24aまで達しておらず、従って、信号コンタクト50のうち最も+Z側に位置する部位は、ハウジング20aを−Z方向に沿って見た場合に、嵌合側端部24aに隠れており視認することができない。換言すると、ハウジング20aを−Z方向に沿って見た場合、信号コンタクト50は、XY平面内において島状部22a(嵌合側端部24a)が占める領域外(即ち、凹部26a内)においては視認することができるが、XY平面内において島状部22a(嵌合側端部24a)が占める領域内においては視認することができない。
図1、図2、図6及び図7に示されるように、本実施の形態による電源コンタクト60は2つあり、島状部22aのX方向の両端に設けられている。各電源コンタクト60は、コネクタ10aと相手側コネクタ(図示せず)との嵌合状態において相手側電源コンタクト(図示せず)と接触する接点部62と、コネクタ10aが基板200に搭載固定された際にスルーホール204(図3参照)に接続される接続部64とを有している。図7に最もよく示されているように、電源コンタクト60の接点部62は、凹部26a内において島状部22aのX方向端部を覆うように設けられている。本実施の形態による電源コンタクト60の接点部62の幅(即ち、Y方向におけるサイズ)は、島状部22aの幅(即ち、Y方向におけるサイズ)より僅かに小さい。即ち、本実施の形態による電源コンタクト60の接点部62は、Y方向において、島状部22aのサイズ内に収まっている。図1、図2及び図7に示されるように、電源コンタクト60の接続部64は、各電源コンタクト60につき2つあり、夫々、Y方向に引き出されている。
図1、図2、図6及び図7に示されるように、本実施の形態による電源コンタクト70は2つあり、夫々、短壁部32a上に跨るように設けられている。各電源コンタクト70は、コネクタ10aと相手側コネクタ(図示せず)との嵌合状態において相手側電源コンタクト(図示せず)と接触する接点部72と、コネクタ10aが基板200に搭載固定された際にスルーホール212(図3参照)に接続される接続部74とを有している。図1に示されるように、電源コンタクト70の接点部72は、凹部26a内において電源コンタクト60の接点部62と対向するように設けられている。即ち、接点部72aは、短壁部32aのX方向における内側面上に位置している。図1及び図7に示されるように、電源コンタクト70の接続部74は、短壁部32aのX方向外側に位置しており、−Z側に向かって延びている。図1から理解されるように、本実施の形態においては、合計4つの電源コンタクト60及び電源コンタクト70がX方向に並んでいる。
図6に示されるように、金属プレート80aは、概略、X方向に細長く延びる板状の金属からなるものであり、−Z方向に延びる圧入部82aを有している。図7乃至図10から理解されるように、金属プレート80aは、島状部22aの嵌合側端部24a側から保持部25a内に圧入され、保持されている。即ち、金属プレート80aのX方向におけるサイズは、保持部25a内に収まるサイズであり、島状部22aのX方向におけるサイズより小さい。これにより、金属プレート80aは、電源コンタクト60と絶縁されている。同様に、本実施の形態による金属プレート80aは、信号コンタクト50とも絶縁されている。この金属プレート80aは、Z方向に沿って見た場合に、島状部22aの嵌合側端部24a内に視認可能となっている状態で島状部22aに埋設保持されている。金属プレート80aと島状部22aの嵌合側端部24aとの間の距離は、信号コンタクト50と島状部22aの嵌合側端部24aとの間の距離よりも短い。
上述したように、ハウジング20aを−Z方向に沿って見た場合に、信号コンタクト50は、XY平面内において島状部22a(嵌合側端部24a)が占める領域内においては視認することができないのに対して、金属プレート80aは嵌合側端部24aを通して視認可能となっている。このことから理解されるように、嵌合側端部24aから信号コンタクト50までの沿面距離は、嵌合側端部24aから金属プレート80aまでの沿面距離よりも長く、従って、静電気を帯びたユーザの指などが島状部22aに近づいてきた際に、静電気を信号コンタクト50ではなく金属プレート80aに対して確実に落とすことができる。
図1並びに図6乃至図9に示されるように、本実施の形態によるシェル(接続部材)90aは、2つの部材からなり、夫々、外周部28aの長壁部30aを覆っている。即ち、本実施の形態によるシェル90aは、Y方向において、金属プレート80aから離れて位置している。なお、電源コンタクト70を有さないタイプのコネクタの場合、シェル90aは短壁部32aを覆っていてもよい。また、電源コンタクト70がシェル90aと同電位(グランドレベルなど)を与えられるものである場合には、電源コンタクト70とシェル90aとを一体化することとしてもよい。シェル90aは、コネクタ10aを基板200に搭載固定した状態において、スルーホール210に接続される固定部92aと、スルーホール208に接続される固定部94aとを有している。図1並びに図7乃至図9から明らかなように、固定部94aは、凹部26aのY方向の外側において基板200のスルーホール208に接続固定される。
図6乃至図10に示されるように、本実施の形態による連結部材110aは、嵌合側端部24a側(即ち、+Z側)からハウジング20aに挿入され保持されている。図1から明らかなように、連結部材110aは、電源コンタクト60や電源コンタクト70とは、かなり離れて位置している。また、図9及び図10から明らかなように、連結部材110aは、信号コンタクト50からも絶縁されている。図11に示されるように、連結部材110aは、ダボ112aを有している。
図7乃至図10並びに図12及び図13に示されるように、連結部材110aは、金属プレート80aとシェル(接続部材)90aとをY方向において連結している。具体的には、図10に最もよく示されるように、連結部材110aは、凹部26aの内面に沿うようにして金属プレート80aとシェル(接続部材)90aとを連結している。これにより、静電気を帯びたユーザの指が島状部22aに近づいてきた際に、静電気を金属プレート80a、連結部材110a及びシェル90aを介して基板200に落とすことができる。なお、本実施の形態においては、連結部材110aにダボ112aが形成されていることから、金属プレート80aと連結部材110aとの間及びシェル90aと連結部材110aとの間において十分な接触圧を確保することができる。
図1から理解されるように、本実施の形態による連結部材110aは、島状部22aのX方向の両端から離れた位置に位置している。即ち、本実施の形態においては、特許文献1や特許文献2と異なり、金属プレート80a、連結部材110a及びシェル90aを用いて、静電気を基板200に落とすルートを島状部22aのX方向端部以外に設けている。そのため、電源コンタクト60をハウジング20aの島状部22aのX方向の端部に設けることができ、従って、コネクタ10aの小型化が図られている。加えて、短壁部32aを利用して更なる電源コンタクト70を設けることとしたため、合計4つの電源コンタクト60及び70を設けたにもかかわらず、コネクタ10aの大型化を避けることができている。
また、信号コンタクト50は裏側からハウジング20aに圧入されているので、凹部26aには信号コンタクト50の露出が少なく、誤ってワイヤなどの金属部品が凹部26aに挿入されても、信号コンタクト50へ接触する可能性は少ないので、特許文献1のコネクタよりもESD対策として効果的である。
加えて、信号コンタクト50は裏側からハウジング20aに圧入することとしたため、嵌合側端部24aから信号コンタクト50までの沿面距離を長くとることができることから、金属プレート80aによるESD対策をより確実なものとすることができる。
更に、落とし込みタイプ(ハウジング20aは、コネクタ10aが基板200に固定された際に、上面200uよりも下側に位置する中央底部34aと、上面200uよりも上側に位置する外周底部36aを有する)とすることで、特許文献1のコネクタよりも実装状態の高さも低くなっており、小型化に寄与する。
(第2の実施の形態)
図14乃至図17を参照すると、本発明の第2の実施の形態によるコネクタ10bは、いわゆる落とし込みタイプのものであって、上述した第1の実施の形態によるコネクタ10aの変形例であり、ほぼ同様の構成を備えている。従って、本実施の形態によるコネクタ10bの構成要素のうち第1の実施の形態によるコネクタ10aの構成要素と同様又は同一の構成要素については同様又は同一の参照符号を付して説明を省略又は簡略し、以下においては、主として差異について説明することとする。
図14、図16及び図17を参照すると、本実施の形態によるコネクタ10bは、絶縁体からなるハウジング20bと、導電体からなる複数の信号コンタクト50と、電源コンタクト60及び70と、金属部材120bと、金属製のシェル(接続部材)90bとを備えている。
図14、図16及び図17に示されるように、ハウジング20bは、X方向(第1方向)に長手を有する島状部22bと、XY平面内において島状部22bを取り囲むように形成された凹部26bと、XY平面内において凹部26bを更に取り囲むように形成された外周部28bとを有している。島状部22bは、Z方向(第2方向)に嵌合側端部24bを有している。この島状部22bには、嵌合側端部24bから−Z方向に向かって延びるスリット状の保持部25bが形成されている。凹部26bは、−Z方向に向かって凹んでいる。外周部28bは、X方向に沿って延びる2つの長壁部30bと、Y方向(第3方向)に沿って延びる2つの短壁部32bとを有している。Y方向において、長壁部30bと島状部22bとの間には凹部26bが位置している。同様に、X方向において、短壁部32bと島状部22bとの間にも凹部26bが位置している。
図15及び図17から理解されるように、ハウジング20bの底部は、概略、中央底部34bと、その中央底部34bを取り囲むように位置している外周底部36bとからなる。図17から理解されるように、上述した島状部22b及び凹部26bは、Z方向に沿って見た場合に中央底部34bに対応する領域内に位置している。
図14及び図15に示されるように、信号コンタクト50、電源コンタクト60及び電源コンタクト70は、ハウジング20bに保持されている。信号コンタクト50は、嵌合側端部24bの裏側(底部側:−Z側)からハウジング20bに圧入され、接点部52が凹部26b内に露出するようにハウジング20bに保持されている。図14に示されているように、電源コンタクト60の接点部62は、凹部26b内において島状部22bのX方向端部を覆うように設けられている。図14に示されるように、電源コンタクト70は2つあり、夫々、短壁部32b上に跨るように設けられている。各電源コンタクト70の接点部72は、凹部26b内において電源コンタクト60の接点部62と対向するように設けられている。
図16乃至図20に示されるように、本実施の形態による金属部材120bは、ESD対策用の金属プレート80bと、金属製の連結部材110bとを一体化したものである。換言すると、金属部材120bは、一枚の金属母材板をプレスし、折り曲げ形成してなるものである。金属プレート80bには圧入部82bが設けられており、連結部材110bにはダボ112bが形成されている。図14、図16及び図17から理解されるように、金属部材120bは、嵌合側端部24b側(即ち、+Z側)からハウジング20bに圧入され保持されている。詳しくは、金属プレート80bは、嵌合側端部24b側から視認可能な状態で、島状部22bに保持されている。連結部材110bは、凹部26b内を通り外周部28bの長壁部30b側まで延びている。
図14及び図16に示されるように、本実施の形態によるシェル(接続部材)90bは、2つの部材からなり、夫々、外周部28bの長壁部30bを覆っている。シェル90bは、スルーホール210(図3参照)に接続される固定部92bと、スルーホール208(図3参照)に接続される固定部94bとを有している。
図17、図19及び図20に示されるように、金属部材120bとシェル90bとは接続されている。具体的には、金属部材120bの連結部材110bのダボ112bがシェル90bに押し付けられて接触し、それによって、金属部材120bとシェル90bとが電気的に接続されている。金属部材120bとシェル90bとの接続位置は、上述した第1の実施の形態と同様に、島状部22bの長手方向(X方向:第1方向)の両端から離れた位置である。従って、本実施の形態においても、島状部22bの長手方向の両端を有効活用することができ、コネクタ10bの大型化を避けつつ、電源コンタクト60及び電源コンタクト70を設けることができる。
(第3の実施の形態)
図21乃至図24を参照すると、本発明の第3の実施の形態によるコネクタ10cは、いわゆる落とし込みタイプのものであって、上述した第1の実施の形態によるコネクタ10aの変形例であり、ほぼ同様の構成を備えている。従って、本実施の形態によるコネクタ10cの構成要素のうち第1の実施の形態によるコネクタ10aの構成要素と同様又は同一の構成要素については同様又は同一の参照符号を付して説明を省略又は簡略し、以下においては、主として差異について説明することとする。
図21、図23及び図26を参照すると、本実施の形態によるコネクタ10cは、絶縁体からなるハウジング20cと、導電体からなる複数の信号コンタクト50と、電源コンタクト60及び70と、金属プレート80cと、金属部材120cとを備えている。
図21、図23及び図24に示されるように、ハウジング20cは、X方向(第1方向)に長手を有する島状部22cと、XY平面内において島状部22cを取り囲むように形成された凹部26cと、XY平面内において凹部26cを更に取り囲むように形成された外周部28cとを有している。島状部22cは、Z方向(第2方向)に嵌合側端部24cを有している。この島状部22cには、嵌合側端部24cから−Z方向に向かって延びるスリット状の保持部25cが形成されている。凹部26cは、−Z方向に向かって凹んでいる。外周部28cは、X方向に沿って延びる2つの長壁部30cと、Y方向(第3方向)に沿って延びる2つの短壁部32cとを有している。Y方向において、長壁部30cと島状部22cとの間には凹部26cが位置している。同様に、X方向において、短壁部32cと島状部22cとの間にも凹部26cが位置している。
図22及び図24から理解されるように、ハウジング20cの底部は、概略、中央底部34cと、その中央底部34cを取り囲むように位置している外周底部36cとからなる。図24から理解されるように、上述した島状部22c及び凹部26cは、Z方向に沿って見た場合に中央底部34cに対応する領域内に位置している。
図21及び図22に示されるように、信号コンタクト50、電源コンタクト60及び電源コンタクト70は、ハウジング20cに保持されている。信号コンタクト50は、嵌合側端部24cの裏側(底部側:−Z側)からハウジング20cに圧入され、接点部52が凹部26c内に露出するようにハウジング20cに保持されている。図21に示されているように、電源コンタクト60の接点部62は、凹部26c内において島状部22cのX方向端部を覆うように設けられている。図21に示されるように、電源コンタクト70は2つあり、夫々、短壁部32c上に跨るように設けられている。各電源コンタクト70の接点部72は、凹部26c内において電源コンタクト60の接点部62と対向するように設けられている。
図23に示されるように、本実施の形態による金属プレート80cは、圧入部82cを有している。図21及び図24に示されるように、金属プレート80cは、嵌合側端部24c側からハウジング20cの島状部22cに圧入され、保持されている。この状態において、金属プレート80cは、−Z方向に沿って視認可能である。
図23乃至図27に示されるように、本実施の形態による金属部材120cは、金属製の連結部材110cとシェル(接続部材)90cとを一体化したものであり、2つの部材からなる。換言すると、金属部材120cを構成する2つの部材の夫々は、一枚の金属母材板をプレスし、折り曲げ形成してなるものである。連結部材110cにはダボ112cが形成されており、シェル90cにはスルーホール210(図3参照)に接続される固定部92cと、スルーホール208(図3参照)に接続される固定部94cとが設けられている。金属部材120cは、連結部材110cが凹部26c内に挿入され、且つシェル90cが外周部28cの長壁部30cを覆うようにして、ハウジング20cに取り付けられている。
図24に示されるように、連結部材110cは、シェル90cから凹部26c内を通り島状部22cの保持部25c内まで延びている。これにより、連結部材110cのダボ112cが金属プレート80cに押し付けられて接触し、それによって、金属部材120cと金属プレート80cとが電気的に接続されている。金属部材120cと金属プレート80cとの接続位置は、上述した第1の実施の形態と同様に、島状部22cの長手方向(X方向:第1方向)の両端から離れた位置である。従って、本実施の形態においても、島状部22cの長手方向の両端を有効活用することができ、コネクタ10cの大型化を避けつつ、電源コンタクト60及び電源コンタクト70を設けることができる。
上述した第1乃至第3の実施の形態によるコネクタ10a〜10cにおいては、連結部材110a〜110cによって金属プレート80a〜80cをシェル(接続部材)90a〜90cに電気的に接続していたが、シェルとは別個の接続部材を設けて、その接続部材に対して金属プレートを連結部材により電気的に接続することとしてもよい。
(第4の実施の形態)
図28乃至図31を参照すると、本発明の第4の実施の形態によるコネクタ10dは、いわゆる落とし込みタイプのものであって、上述した第3の実施の形態によるコネクタ10cの変形例であり、ほぼ同様の構成を備えている。従って、本実施の形態によるコネクタ10dの構成要素のうち第3の実施の形態によるコネクタ10cの構成要素と同様又は同一の構成要素については同様又は同一の参照符号を付して説明を省略又は簡略し、以下においては、主として差異について説明することとする。
図28、図30及び図31を参照すると、本実施の形態によるコネクタ10dは、絶縁体からなるハウジング20dと、導電体からなる複数の信号コンタクト50と、電源コンタクト60及び70と、金属プレート80dと、金属製のシェル90dと、シェル90dとは別個の部材である金属部材120dとを備えている。
図28、図30及び図31に示されるように、ハウジング20dは、X方向(第1方向)に長手を有する島状部22dと、XY平面内において島状部22dを取り囲むように形成された凹部26dと、XY平面内において凹部26dを更に取り囲むように形成された外周部28dとを有している。島状部22dは、Z方向(第2方向)に嵌合側端部24dを有している。この島状部22dには、嵌合側端部24dから−Z方向に向かって延びるスリット状の保持部25dが形成されている。凹部26dは、−Z方向に向かって凹んでいる。外周部28dは、X方向に沿って延びる2つの長壁部30dと、Y方向(第3方向)に沿って延びる2つの短壁部32dとを有している。Y方向において、長壁部30dと島状部22dとの間には凹部26dが位置している。同様に、X方向において、短壁部32dと島状部22dとの間にも凹部26dが位置している。
図29及び図31から理解されるように、ハウジング20dの底部は、概略、中央底部34dと、その中央底部34dを取り囲むように位置している外周底部36dとからなる。図31から理解されるように、上述した島状部22d及び凹部26dは、Z方向に沿って見た場合に中央底部34dに対応する領域内に位置している。
図28及び図29に示されるように、信号コンタクト50、電源コンタクト60及び電源コンタクト70は、ハウジング20dに保持されている。信号コンタクト50は、嵌合側端部24dの裏側(底部側:−Z側)からハウジング20dに圧入され、接点部52が凹部26d内に露出するようにハウジング20dに保持されている。図28に示されているように、電源コンタクト60の接点部62は、凹部26d内において島状部22dのX方向端部を覆うように設けられている。図28に示されるように、電源コンタクト70は2つあり、夫々、短壁部32d上に跨るように設けられている。各電源コンタクト70の接点部72は、凹部26d内において電源コンタクト60の接点部62と対向するように設けられている。
図30に示されるように、本実施の形態による金属プレート80dは、圧入部82dを有している。図28及び図31に示されるように、金属プレート80dは、嵌合側端部24d側からハウジング20dの島状部22dに圧入され、保持されている。この状態において、金属プレート80dは、−Z方向に沿って視認可能である。
図28及び図30に示されるように、本実施の形態によるシェル90dは、2セットのサブ部材からなり、夫々、外周部28dの長壁部30dを覆っている。シェル90dには、スルーホール210(図3参照)に接続される固定部92dと、スルーホール208(図3参照)に接続される固定部94dとが形成されている。
本実施の形態によるシェル90dの各セットは、例えば、第2の実施の形態によるシェル90bを構成する部材の夫々に対応している。具体的には、第2の実施の形態によるシェル90bを構成する2つの部材には、夫々、2つの固定部94bが設けられていたが、本実施の形態によるシェル90dの各セットのサブ部材は、シェル90bの各部材の2つの固定部94bのうちの1つに対応する部位で2つのサブ部材に分割されている。
図30乃至図34に示されるように、本実施の形態による金属部材120dは、シェル90dとは別個に設けられた金属製の接続部材100dと金属製の連結部材110dとを一体化したものである。換言すると、金属部材120dは、一枚の金属母材板をプレスし、折り曲げ形成してなるものである。連結部材110dにはダボ112dが形成されており、接続部材100dには、圧入突起が形成されている。金属部材120dは、連結部材110dが凹部26d内に挿入され、且つ、接続部材100dがスルーホール208の一つに対応する位置において外周部28dの長壁部30dに圧入され、ハウジング20dに取り付けられている。
図31に示されるように、連結部材110dは、接続部材100dから凹部26d内を通り島状部22dの保持部25d内まで延びている。これにより、連結部材110dのダボ112dが金属プレート80dに押し付けられて接触し、それによって、金属部材120dと金属プレート80dとが電気的に接続されている。金属部材120dと金属プレート80dとの接続位置は、上述した第1の実施の形態と同様に、島状部22dの長手方向(X方向:第1方向)の両端から離れた位置である。従って、本実施の形態においても、島状部22dの長手方向の両端を有効活用することができ、コネクタ10dの大型化を避けつつ、電源コンタクト60及び電源コンタクト70を設けることができる。
(第5の実施の形態)
図35乃至図38を参照すると、本発明の第5の実施の形態によるコネクタ10eは、いわゆる落とし込みタイプのものであって、上述した第4の実施の形態によるコネクタ10dの変形例であり、ほぼ同様の構成を備えている。従って、本実施の形態によるコネクタ10eの構成要素のうち第4の実施の形態によるコネクタ10dの構成要素と同様又は同一の構成要素については同様又は同一の参照符号を付して説明を省略又は簡略し、以下においては、主として差異について説明することとする。
図35、図37及び図38を参照すると、本実施の形態によるコネクタ10eは、絶縁体からなるハウジング20eと、導電体からなる複数の信号コンタクト50と、電源コンタクト60及び70と、金属製のシェル90eと、シェル90eとは別個の部材である金属部材120eとを備えている。
図35、図37及び図38に示されるように、ハウジング20eは、X方向(第1方向)に長手を有する島状部22eと、XY平面内において島状部22eを取り囲むように形成された凹部26eと、XY平面内において凹部26eを更に取り囲むように形成された外周部28eとを有している。島状部22eは、Z方向(第2方向)に嵌合側端部24eを有している。この島状部22eには、嵌合側端部24eから−Z方向に向かって延びるスリット状の保持部25eが形成されている。凹部26eは、−Z方向に向かって凹んでいる。外周部28eは、X方向に沿って延びる2つの長壁部30eと、Y方向(第3方向)に沿って延びる2つの短壁部32eとを有している。Y方向において、長壁部30eと島状部22eとの間には凹部26eが位置している。同様に、X方向において、短壁部32eと島状部22eとの間にも凹部26eが位置している。
図36及び図38から理解されるように、ハウジング20eの底部は、概略、中央底部34eと、その中央底部34eを取り囲むように位置している外周底部36eとからなる。図38から理解されるように、上述した島状部22e及び凹部26eは、Z方向に沿って見た場合に中央底部34eに対応する領域内に位置している。
図35及び図36に示されるように、信号コンタクト50、電源コンタクト60及び電源コンタクト70は、ハウジング20eに保持されている。信号コンタクト50は、嵌合側端部24eの裏側(底部側:−Z側)からハウジング20eに圧入され、接点部52が凹部26e内に露出するようにハウジング20eに保持されている。図35に示されているように、電源コンタクト60の接点部62は、凹部26e内において島状部22eのX方向端部を覆うように設けられている。図35に示されるように、電源コンタクト70は2つあり、夫々、短壁部32e上に跨るように設けられている。各電源コンタクト70の接点部72は、凹部26e内において電源コンタクト60の接点部62と対向するように設けられている。
図35及び図37に示されるように、本実施の形態によるシェル90eは、第4の実施の形態によるシェル90dと同様に2セットのサブ部材からなり、夫々、外周部28eの長壁部30eを覆っている。シェル90eには、スルーホール210(図3参照)に接続される固定部92eと、スルーホール208(図3参照)に接続される固定部94eとが形成されている。
図37乃至図39に示されるように、本実施の形態による金属部材120eは、シェル90eとは別個に設けられた金属製の接続部材100eと、金属プレート80eと、金属製の連結部材110eとを一体化したものである。換言すると、金属部材120eは、一枚の金属母材板をプレスし、折り曲げ形成してなるものである。
図37及び図39に示されるように、本実施の形態による金属プレート80eは、圧入部82eを有している。図35、図37及び図38に示されるように、金属プレート80eは、嵌合側端部24e側からハウジング20eの島状部22eに圧入され、保持されている。この状態において、金属プレート80eは、−Z方向に沿って視認可能である。更に、連結部材110eは凹部26e内に挿入され、接続部材100eはスルーホール208の一つに対応する位置において外周部28eの長壁部30eに取り付けられている。このようにして、金属部材120eは、ハウジング20eに保持されている。
図38に示されるように、金属部材120eを構成する金属プレート80e、接続部材100e及び連結部材110eは、島状部22eの保持部25e内から外周部28eの長壁部30eの外側まで延びる電気的経路を構成している。金属部材120eにおける連結部材110e及び接続部材100eのハウジング20eに対する取付位置は、島状部22eの長手方向(X方向:第1方向)の両端から離れた位置である。そのため、本実施の形態においても、島状部22eの長手方向の両端を有効活用することができ、コネクタ10eの大型化を避けつつ、電源コンタクト60及び電源コンタクト70を設けることができる。
上述した第1乃至第5の実施の形態によるコネクタ10a〜10eにおいては、連結部材110a〜110eが嵌合側端部24a〜24e側から(+Z側から)凹部26a〜26e内に挿入され、ハウジング20a〜20eに保持されていたが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、連結部材を嵌合側端部とは反対側から(底部側から:−Z側から)ハウジングに対して連結部材を挿入し保持させることとしてもよい。
(第6の実施の形態)
図40乃至図44を参照すると、本発明の第6の実施の形態によるコネクタ10fは、いわゆる落とし込みタイプのものであって、上述した第1の実施の形態によるコネクタ10aの変形例であり、ほぼ同様の構成を備えている。従って、本実施の形態によるコネクタ10fの構成要素のうち第1の実施の形態によるコネクタ10aの構成要素と同様又は同一の構成要素については同様又は同一の参照符号を付して説明を省略又は簡略し、以下においては、主として差異について説明することとする。
図40、図43及び図44を参照すると、本実施の形態によるコネクタ10fは、絶縁体からなるハウジング20fと、導電体からなる複数の信号コンタクト50と、電源コンタクト60及び70と、ESD対策用の金属プレート80fと、金属製のシェル(接続部材)90fと、金属製の連結部材110fとを備えている。
図40及び図44に示されるように、ハウジング20fは、X方向(第1方向)に長手を有する島状部22fと、XY平面内において島状部22fを取り囲むように形成された凹部26fと、XY平面内において凹部26fを更に取り囲むように形成された外周部28fとを有している。島状部22fは、Z方向(第2方向)に嵌合側端部24fを有している。この島状部22fには、嵌合側端部24fから−Z方向に向かって延びるスリット状の保持部25fが形成されている。凹部26fは、−Z方向に向かって凹んでいる。外周部28fは、X方向に沿って延びる2つの長壁部30fと、Y方向(第3方向)に沿って延びる2つの短壁部32fとを有している。Y方向において、長壁部30fと島状部22fとの間には凹部26fが位置している。同様に、X方向において、短壁部32fと島状部22fとの間にも凹部26fが位置している。
図41、図42及び図44から理解されるように、ハウジング20fの底部は、概略、中央底部34fと、その中央底部34fを取り囲むように位置している外周底部36fとからなる。図44から理解されるように、上述した島状部22f及び凹部26fは、Z方向に沿って見た場合に中央底部34fに対応する領域内に位置している。
図40及び図41に示されるように、信号コンタクト50、電源コンタクト60及び電源コンタクト70は、ハウジング20fに保持されている。信号コンタクト50は、嵌合側端部24fの裏側(底部側:−Z側)からハウジング20fに圧入され、接点部52が凹部26f内に露出するようにハウジング20fに保持されている。図40に示されているように、電源コンタクト60の接点部62は、凹部26f内において島状部22fのX方向端部を覆うように設けられている。図40に示されるように、電源コンタクト70は2つあり、夫々、短壁部32f上に跨るように設けられている。各電源コンタクト70の接点部72は、凹部26f内において電源コンタクト60の接点部62と対向するように設けられている。
図42及び図45に示されるように、本実施の形態による金属プレート80fは、圧入部82fを有している。本実施の形態による圧入部82fは2つあり、それらには互いに異なる方向へ突出したダボ84fが形成されている。図40及び図44に示されるように、金属プレート80fは、嵌合側端部24f側からハウジング20fの島状部22fに圧入され、保持されている。この状態において、金属プレート80fは、−Z方向に沿って視認可能である。また、本実施の形態による金属プレート80fは、図42に示されるように、ハウジング20fの中央底部34fから−Z方向に僅かに突出している。
図40及び図43に示されるように、本実施の形態によるシェル(接続部材)90fは、2つの部材からなり、夫々、外周部28fの長壁部30fを覆っている。シェル90fは、スルーホール210(図3参照)に接続される固定部92fと、スルーホール208(図3参照)に接続される固定部94fとを有している。また、図46、図48及び図49から理解されるように、シェル90fのうち、後述する連結部材110fと接続される部位にはダボ96fが形成されている。
本実施の形態による連結部材110fは、図43及び図47に示されるようなΓ形状を有しており、図41及び図42に示されるように、嵌合側端部24fの裏側(即ち、−Z側)からハウジング20fに挿入され保持されている。図41及び図42から明らかなように、連結部材110fは、電源コンタクト60や電源コンタクト70とは、かなり離れて位置している。また、図42及び図44から明らかなように、連結部材110fは、信号コンタクト50からも絶縁されている。
図44、図48及び図49に示されるように、連結部材110fは、金属プレート80fとシェル(接続部材)90fとをY方向において連結している。具体的には、図44に最もよく示されるように、連結部材110fは、中央底部34fに沿うようにして金属プレート80fとシェル(接続部材)90fとを連結している。この際、本実施の形態による金属プレート80fとシェル90fとには、夫々、ダボ84f及びダボ96fが形成されていることから、金属プレート80fと連結部材110fとの間及びシェル90fと連結部材110fとの間において十分な接触圧を確保することができる。
図41及び図42から理解されるように、本実施の形態による連結部材110fは、島状部22fのX方向の両端から離れた位置において、金属プレート80fとシェル90fとを接続している。従って、本実施の形態においても、島状部22fの長手方向の両端を有効活用することができ、コネクタ10fの大型化を避けつつ、電源コンタクト60及び電源コンタクト70を設けることができる。
(第7の実施の形態)
図50乃至図53を参照すると、本発明の第7の実施の形態によるコネクタ10gは、いわゆる落とし込みタイプのものであって、上述した第6の実施の形態によるコネクタ10fの変形例であり、ほぼ同様の構成を備えている。従って、本実施の形態によるコネクタ10gの構成要素のうち第6の実施の形態によるコネクタ10fの構成要素と同様又は同一の構成要素については同様又は同一の参照符号を付して説明を省略又は簡略し、以下においては、主として差異について説明することとする。
図50、図52及び図53を参照すると、本実施の形態によるコネクタ10gは、絶縁体からなるハウジング20gと、導電体からなる複数の信号コンタクト50と、電源コンタクト60及び70と、金属部材120gと、金属製のシェル(接続部材)90gとを備えている。
図50及び図53に示されるように、ハウジング20gは、X方向(第1方向)に長手を有する島状部22gと、XY平面内において島状部22gを取り囲むように形成された凹部26gと、XY平面内において凹部26gを更に取り囲むように形成された外周部28gとを有している。島状部22gは、Z方向(第2方向)に嵌合側端部24gを有している。この島状部22gには、嵌合側端部24gから−Z方向に向かって延びるスリット状の保持部25gが形成されている。凹部26gは、−Z方向に向かって凹んでいる。外周部28gは、X方向に沿って延びる2つの長壁部30gと、Y方向(第3方向)に沿って延びる2つの短壁部32gとを有している。Y方向において、長壁部30gと島状部22gとの間には凹部26gが位置している。同様に、X方向において、短壁部32gと島状部22gとの間にも凹部26gが位置している。
図51乃至図53から理解されるように、ハウジング20gの底部は、概略、中央底部34gと、その中央底部34gを取り囲むように位置している外周底部36gとからなる。図53から理解されるように、上述した島状部22g及び凹部26gは、Z方向に沿って見た場合に中央底部34gに対応する領域内に位置している。
図50及び図51に示されるように、信号コンタクト50、電源コンタクト60及び電源コンタクト70は、ハウジング20gに保持されている。信号コンタクト50は、嵌合側端部24gの裏側(底部側:−Z側)からハウジング20gに圧入され、接点部52が凹部26g内に露出するようにハウジング20gに保持されている。図50に示されているように、電源コンタクト60の接点部62は、凹部26g内において島状部22gのX方向端部を覆うように設けられている。図50に示されるように、電源コンタクト70は2つあり、夫々、短壁部32g上に跨るように設けられている。各電源コンタクト70の接点部72は、凹部26g内において電源コンタクト60の接点部62と対向するように設けられている。
図52乃至図54に示されるように、本実施の形態による金属部材120gは、ESD対策用の金属プレート80gと、金属製の連結部材110gとを一体化したものである。換言すると、金属部材120gは、一枚の金属母材板をプレスし、折り曲げ形成してなるものである。金属プレート80gには圧入部82gが設けられている。連結部材110gにはバネ性を有する接触部112gが設けられている。図52及び図53から理解されるように、金属部材120gは、嵌合側端部24gの裏側(即ち、−Z側:底部側)からハウジング20gに圧入され保持されている。詳しくは、金属プレート80gは、嵌合側端部24g側及び中央底部34g側の双方から視認可能な状態で、島状部22gに保持されている。連結部材110gは、中央底部34gに沿うようにして外周部28gの長壁部30gまで延びている。
図50及び図52に示されるように、本実施の形態によるシェル(接続部材)90gは、2つの部材からなり、夫々、外周部28gの長壁部30gを覆っている。シェル90gは、スルーホール210(図3参照)に接続される固定部92gと、スルーホール208(図3参照)に接続される固定部94gとを有している。
図51、図53及び図54に示されるように、金属部材120gとシェル90gとは接続されている。具体的には、金属部材120gの連結部材110gの接触部112gがシェル90gに押し付けられて接触し、それによって、金属部材120gとシェル90gとが電気的に接続されている。金属部材120gとシェル90gとの接続位置は、上述した第1の実施の形態と同様に、島状部22gの長手方向(X方向:第1方向)の両端から離れた位置である。従って、本実施の形態においても、島状部22gの長手方向の両端を有効活用することができ、コネクタ10gの大型化を避けつつ、電源コンタクト60及び電源コンタクト70を設けることができる。
(第8の実施の形態)
図55乃至図58を参照すると、本発明の第8の実施の形態によるコネクタ10hは、いわゆる落とし込みタイプのものであって、上述した第6の実施の形態によるコネクタ10fの変形例であり、ほぼ同様の構成を備えている。従って、本実施の形態によるコネクタ10hの構成要素のうち第6の実施の形態によるコネクタ10fの構成要素と同様又は同一の構成要素については同様又は同一の参照符号を付して説明を省略又は簡略し、以下においては、主として差異について説明することとする。
図55、図57及び図58を参照すると、本実施の形態によるコネクタ10hは、絶縁体からなるハウジング20hと、導電体からなる複数の信号コンタクト50と、電源コンタクト60及び70と、金属プレート80hと、金属部材120hとを備えている。
図55及び図57に示されるように、ハウジング20hは、X方向(第1方向)に長手を有する島状部22hと、XY平面内において島状部22hを取り囲むように形成された凹部26hと、XY平面内において凹部26hを更に取り囲むように形成された外周部28hとを有している。島状部22hは、Z方向(第2方向)に嵌合側端部24hを有している。この島状部22hには、嵌合側端部24hから−Z方向に向かって延びるスリット状の保持部25hが形成されている。凹部26hは、−Z方向に向かって凹んでいる。外周部28hは、X方向に沿って延びる2つの長壁部30hと、Y方向(第3方向)に沿って延びる2つの短壁部32hとを有している。Y方向において、長壁部30hと島状部22hとの間には凹部26hが位置している。同様に、X方向において、短壁部32hと島状部22hとの間にも凹部26hが位置している。
図56乃至図58から理解されるように、ハウジング20hの底部は、概略、中央底部34hと、その中央底部34hを取り囲むように位置している外周底部36hとからなる。図58から理解されるように、上述した島状部22h及び凹部26hは、Z方向に沿って見た場合に中央底部34hに対応する領域内に位置している。
図55及び図56に示されるように、信号コンタクト50、電源コンタクト60及び電源コンタクト70は、ハウジング20hに保持されている。信号コンタクト50は、嵌合側端部24hの裏側(底部側:−Z側)からハウジング20hに圧入され、接点部52が凹部26h内に露出するようにハウジング20hに保持されている。図55に示されているように、電源コンタクト60の接点部62は、凹部26h内において島状部22hのX方向端部を覆うように設けられている。図55に示されるように、電源コンタクト70は2つあり、夫々、短壁部32h上に跨るように設けられている。各電源コンタクト70の接点部72は、凹部26h内において電源コンタクト60の接点部62と対向するように設けられている。
図57に示されるように、本実施の形態による金属プレート80hは、4つの圧入部82hを有している。圧入部82hのうち、X方向における内側の2つの圧入部82hには、互いに異なる方向に突出したダボ84hが形成されている。図55及び図58に示されるように、金属プレート80hは、嵌合側端部24h側からハウジング20hの島状部22hに圧入され、保持されている。この状態において、金属プレート80hは、−Z方向に沿って視認可能である。
図57乃至図60に示されるように、本実施の形態による金属部材120hは、金属製の連結部材110hとシェル(接続部材)90hとを一体化したものであり、2つの部材からなる。換言すると、金属部材120hを構成する2つの部材の夫々は、一枚の金属母材板をプレスし、折り曲げ形成してなるものである。シェル90hにはスルーホール210(図3参照)に接続される固定部92hと、スルーホール208(図3参照)に接続される固定部94hとが設けられている。図57に示されるように、連結部材110hは、ハウジング20hへの取り付け前の状態において、−Z方向に延びている。この状態において、外周部28hの長壁部30hを覆うようにシェル90hを取り付け、その後、図59に示されるように、連結部材110hを折り曲げ、図56及び図58に示されるように、金属部材120hをハウジング20hに取り付ける。
図58及び図60に示されるように、連結部材110hは、中央底部34hに沿うようにして外周部28hの長壁部30hから金属プレート80hまで延びている。これにより、金属プレート80hのダボ84hが連結部材110hに押し付けられて接触し、それによって、金属部材120hと金属プレート80hとが電気的に接続されている。金属部材120hと金属プレート80hとの接続位置は、上述した第1の実施の形態と同様に、島状部22hの長手方向(X方向:第1方向)の両端から離れた位置である。従って、本実施の形態においても、島状部22hの長手方向の両端を有効活用することができ、コネクタ10hの大型化を避けつつ、電源コンタクト60及び電源コンタクト70を設けることができる。
上述した第6乃至第8の実施の形態によるコネクタ10f〜10hは、第1乃至第3の実施の形態によるコネクタ10a〜10cと同様に、連結部材110f〜110hによって金属プレート80f〜80hをシェル(接続部材)90f〜90hに電気的に接続していたが、第4及び第5の実施の形態のように、シェルとは別個の接続部材を設けて、その接続部材に対して金属プレートを連結部材により電気的に接続するととしてもよい。
(第9の実施の形態)
図61乃至図64を参照すると、本発明の第9の実施の形態によるコネクタ10iは、いわゆる落とし込みタイプのものであって、上述した第8の実施の形態によるコネクタ10hの変形例であり、ほぼ同様の構成を備えている。従って、本実施の形態によるコネクタ10iの構成要素のうち第8の実施の形態によるコネクタ10hの構成要素と同様又は同一の構成要素については同様又は同一の参照符号を付して説明を省略又は簡略し、以下においては、主として差異について説明することとする。
図61、図63及び図64を参照すると、本実施の形態によるコネクタ10iは、絶縁体からなるハウジング20iと、導電体からなる複数の信号コンタクト50と、電源コンタクト60及び70と、金属プレート80iと、金属製のシェル90iと、シェル90iとは別個の部材である金属部材120iとを備えている。
図61及び図64に示されるように、ハウジング20iは、X方向(第1方向)に長手を有する島状部22iと、XY平面内において島状部22iを取り囲むように形成された凹部26iと、XY平面内において凹部26iを更に取り囲むように形成された外周部28iとを有している。島状部22iは、Z方向(第2方向)に嵌合側端部24iを有している。この島状部22iには、嵌合側端部24iから−Z方向に向かって延びるスリット状の保持部25iが形成されている。凹部26iは、−Z方向に向かって凹んでいる。外周部28iは、X方向に沿って延びる2つの長壁部30iと、Y方向(第3方向)に沿って延びる2つの短壁部32iとを有している。Y方向において、長壁部30iと島状部22iとの間には凹部26iが位置している。同様に、X方向において、短壁部32iと島状部22iとの間にも凹部26iが位置している。
図62乃至図64から理解されるように、ハウジング20iの底部は、概略、中央底部34iと、その中央底部34iを取り囲むように位置している外周底部36iとからなる。図64から理解されるように、上述した島状部22i及び凹部26iは、Z方向に沿って見た場合に中央底部34iに対応する領域内に位置している。
図61及び図62に示されるように、信号コンタクト50、電源コンタクト60及び電源コンタクト70は、ハウジング20iに保持されている。信号コンタクト50は、嵌合側端部24iの裏側(底部側:−Z側)からハウジング20iに圧入され、接点部52が凹部26i内に露出するようにハウジング20iに保持されている。図61に示されているように、電源コンタクト60の接点部62は、凹部26i内において島状部22iのX方向端部を覆うように設けられている。図61に示されるように、電源コンタクト70は2つあり、夫々、短壁部32i上に跨るように設けられている。各電源コンタクト70の接点部72は、凹部26i内において電源コンタクト60の接点部62と対向するように設けられている。
図63に示されるように、本実施の形態による金属プレート80iは、4つの圧入部82iを有している。圧入部82iのうち、X方向における内側の2つの圧入部82iには、+Y側に突出したダボ84iが形成されている。図61及び図64に示されるように、金属プレート80iは、嵌合側端部24i側からハウジング20iの島状部22iに圧入され、保持されている。この状態において、金属プレート80iは、−Z方向に沿って視認可能である。
図61及び図63に示されるように、本実施の形態によるシェル90iは、2つの部材からなり、夫々、外周部28iの長壁部30iを覆っている。本実施の形態によるシェル90iには、スルーホール210(図3参照)に接続される固定部92iは形成されているが、スルーホール208(図3参照)に接続される固定部は形成されていない。
図63に示されるように、本実施の形態による金属部材120iは、シェル90iとは別個に設けられた金属製の接続部材100iと金属製の連結部材110iとを一体化したものである。換言すると、金属部材120iは、一枚の金属母材板をプレスし、折り曲げ形成してなるものである。図65に示されるように、金属部材120iには部分的に幅広の部位が形成されており、それらをハウジング20iに圧入することでハウジング20iに取り付け固定される。
図64及び図66に示されるように、連結部材110iは、中央底部34iに沿うようにして外周部28iの長壁部30iから金属プレート80iまで延びている。これにより、金属プレート80iのダボ84iが連結部材110iに押し付けられて接触し、それによって、金属部材120iと金属プレート80iとが電気的に接続されている。金属部材120iと金属プレート80iとの接続位置は、上述した第1の実施の形態と同様に、島状部22iの長手方向(X方向:第1方向)の両端から離れた位置である。従って、本実施の形態においても、島状部22iの長手方向の両端を有効活用することができ、コネクタ10iの大型化を避けつつ、電源コンタクト60及び電源コンタクト70を設けることができる。
(第10の実施の形態)
図67乃至図70を参照すると、本発明の第10の実施の形態によるコネクタ10jは、いわゆる落とし込みタイプのものであって、上述した第9の実施の形態によるコネクタ10iの変形例であり、ほぼ同様の構成を備えている。従って、本実施の形態によるコネクタ10jの構成要素のうち第9の実施の形態によるコネクタ10iの構成要素と同様又は同一の構成要素については同様又は同一の参照符号を付して説明を省略又は簡略し、以下においては、主として差異について説明することとする。
図67、図69及び図70を参照すると、本実施の形態によるコネクタ10jは、絶縁体からなるハウジング20jと、導電体からなる複数の信号コンタクト50と、電源コンタクト60及び70と、金属製のシェル90jと、シェル90jとは別個の部材である金属部材120jとを備えている。
図67及び図70に示されるように、ハウジング20jは、X方向(第1方向)に長手を有する島状部22jと、XY平面内において島状部22jを取り囲むように形成された凹部26jと、XY平面内において凹部26jを更に取り囲むように形成された外周部28jとを有している。島状部22jは、Z方向(第2方向)に嵌合側端部24jを有している。この島状部22jには、嵌合側端部24jから−Z方向に向かって延びるスリット状の保持部25jが形成されている。凹部26jは、−Z方向に向かって凹んでいる。外周部28jは、X方向に沿って延びる2つの長壁部30jと、Y方向(第3方向)に沿って延びる2つの短壁部32jとを有している。Y方向において、長壁部30jと島状部22jとの間には凹部26jが位置している。同様に、X方向において、短壁部32jと島状部22jとの間にも凹部26jが位置している。
図68乃至図70から理解されるように、ハウジング20jの底部は、概略、中央底部34jと、その中央底部34jを取り囲むように位置している外周底部36jとからなる。図70から理解されるように、上述した島状部22j及び凹部26jは、Z方向に沿って見た場合に中央底部34jに対応する領域内に位置している。
図67及び図68に示されるように、信号コンタクト50、電源コンタクト60及び電源コンタクト70は、ハウジング20jに保持されている。信号コンタクト50は、嵌合側端部24jの裏側(底部側:−Z側)からハウジング20jに圧入され、接点部52が凹部26j内に露出するようにハウジング20jに保持されている。図67に示されているように、電源コンタクト60の接点部62は、凹部26j内において島状部22jのX方向端部を覆うように設けられている。図67に示されるように、電源コンタクト70は2つあり、夫々、短壁部32j上に跨るように設けられている。各電源コンタクト70の接点部72は、凹部26j内において電源コンタクト60の接点部62と対向するように設けられている。
図67及び図69に示されるように、本実施の形態によるシェル90jは、2つの部材からなり、夫々、外周部28jの長壁部30jを覆っている。本実施の形態によるシェル90jには、スルーホール210(図3参照)に接続される固定部92jは形成されているが、スルーホール208(図3参照)に接続される固定部は形成されていない。
図69及び図70に示されるように、本実施の形態による金属部材120jは、シェル90jとは別個に設けられた金属製の接続部材100jと、金属プレート80jと、金属製の連結部材110jとを一体化したものである。換言すると、金属部材120jは、一枚の金属母材板をプレスし、折り曲げ形成してなるものである。図69に示されるように、金属プレート80jには圧入部82jが設けられている。金属プレート80jは、嵌合側端部24jの反対側から(底部側から)ハウジング20jの島状部22jに圧入され、保持されている。この状態において、金属プレート80jは、−Z方向に沿って(即ち、嵌合側端部24j側から)視認可能である。
図68及び図70に示されるように、連結部材110jは、中央底部34jに沿うように延びており、接続部材100jは、スルーホール208の一つに対応する位置において外周部28jの長壁部30jに取り付けられている。このようにして、金属部材120jを構成する金属プレート80j、接続部材100j及び連結部材110jは、島状部22jの保持部25j内から外周部28jの長壁部30jの外側まで延びる電気的経路を構成している。金属部材120jにおける連結部材110j及び接続部材100jのハウジング20jに対する取付位置は、島状部22jの長手方向(X方向:第1方向)の両端から離れた位置である。従って、本実施の形態においても、島状部22jの長手方向の両端を有効活用することができ、コネクタ10jの大型化を避けつつ、電源コンタクト60及び電源コンタクト70を設けることができる。
上述した第1乃至第10の実施の形態において、連結部材110a〜110jは、材料となる金属母材板の面を利用して他の部位と接触を図るものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、金属母材板をプレスした際に形成されるエッジ(縁)を利用して他の部位と接触を図るように構成されてもよい。例えば、図16に示される第2の実施の形態による金属部材120bを図71及び図72に示される金属部材120b′のように変形することとしてもよい。金属部材120b′において連結部材110b′は金属プレート80b′と直交する面内に延びている。また、連結部材110b′には、ダボに代えてプレス時にエッジを利用して形成された凸部112b′が形成されている。
また、上述した第1乃至第10の実施の形態によるハウジング20a〜20jの中央底部34a〜34jは、基板200の下面200l側において露出されているが、金属プレート80a〜80jや信号コンタクト50等が外部の導体と接触してしまうことを避けるため、中央底部34a〜34jを底蓋で覆うこととしてもよい。
(第11の実施の形態)
図73乃至図80を参照すると、本発明の第11の実施の形態によるコネクタ10kは、いわゆる落とし込みタイプのものであって、概略、上述した第1の実施の形態によるコネクタ10aの中央底部34aの殆どを底蓋140kで覆うように変形してなるものであり、底蓋140k関連の構成を除き、第1の実施の形態によるコネクタ10aとほぼ同一の構成を備えている。従って、本実施の形態によるコネクタ10kの構成要素のうち第1の実施の形態によるコネクタ10aの構成要素と同様又は同一の構成要素については同様又は同一の参照符号を付して説明を省略又は簡略し、以下においては、主として差異について説明することとする。
図73、図74、図77及び図78を参照すると、本実施の形態によるコネクタ10kは、絶縁体からなるハウジング20kと、導電体からなる複数の信号コンタクト50と、電源コンタクト60及び70と、ESD対策用の金属プレート80kと、金属製のシェル(接続部材)90kと、金属製の連結部材110kと、絶縁体からなる底蓋140kとを備えている。
図73、図77及び図80に示されるように、ハウジング20kは、X方向(第1方向)に長手を有する島状部22kと、XY平面内において島状部22kを取り囲むように形成された凹部26kと、XY平面内において凹部26kを更に取り囲むように形成された外周部28kとを有している。島状部22kは、Z方向(第2方向)に嵌合側端部24kを有している。この島状部22kには、嵌合側端部24kから−Z方向に向かって延びるスリット状の保持部25kが形成されている。凹部26kは、−Z方向に向かって凹んでいる。外周部28kは、X方向に沿って延びる2つの長壁部30kと、Y方向(第3方向)に沿って延びる2つの短壁部32kとを有している。Y方向において、長壁部30kと島状部22kとの間には凹部26kが位置している。同様に、X方向において、短壁部32kと島状部22kとの間にも凹部26kが位置している。
図78及び図80から理解されるように、ハウジング20kの底部は、概略、中央底部34kと、その中央底部34kを取り囲むように位置している外周底部36kとからなる。図80から理解されるように、上述した島状部22k及び凹部26kは、Z方向に沿って見た場合に中央底部34kに対応する領域内に位置している。
図78乃至図80に示されるように、本実施の形態によるハウジング20kの中央底部34kには、+Z側に向かって凹んだ凹状の第1固定部38kが形成されている。
図73及び図78に示されるように、信号コンタクト50、電源コンタクト60及び電源コンタクト70は、ハウジング20kに保持されている。信号コンタクト50は、嵌合側端部24kの裏側(底部側:−Z側)からハウジング20kに圧入され、接点部52が凹部26k内に露出するようにハウジング20kに保持されている。図73に示されているように、電源コンタクト60の接点部62は、凹部26k内において島状部22kのX方向端部を覆うように設けられている。図73に示されるように、電源コンタクト70は2つあり、夫々、短壁部32k上に跨るように設けられている。各電源コンタクト70の接点部72は、凹部26k内において電源コンタクト60の接点部62と対向するように設けられている。
図77及び図78に示されるように、本実施の形態による金属プレート80kは、圧入部82kを有している。この圧入部82kは、第1の実施の形態による圧入部と比較して長い。この圧入部82kの先端には、外部圧入部86kが設けられている。図73及び図79に示されるように、金属プレート80kは、嵌合側端部24k側からハウジング20kの島状部22kに圧入され、保持されている。この状態において、金属プレート80kは、−Z方向に沿って視認可能である。また、外部圧入部86kは、ハウジング20kの中央底部34kから突出している。
図73、図77及び図78に示されるように、本実施の形態によるシェル(接続部材)90kは、2つの部材からなり、夫々、外周部28kの長壁部30kを覆っている。シェル90kは、スルーホール210(図3参照)に接続される固定部92kと、スルーホール208(図3参照)に接続される固定部94kとを有している。
図73、図77及び図78に示されるように、本実施の形態による連結部材110kは、嵌合側端部24k側(即ち、+Z側)からハウジング20kに挿入され保持されている。図73から明らかなように、連結部材110kは、電源コンタクト60や電源コンタクト70とは、かなり離れて位置している。図77及び図78に示されるように、連結部材110kは、ダボ112kを有している。
図73に示されるように、連結部材110kは、島状部22kのX方向の両端から離れた位置において、金属プレート80kとシェル(接続部材)90kとをY方向において連結している。従って、本実施の形態においても、島状部22kの長手方向の両端を有効活用することができ、コネクタ10kの大型化を避けつつ、電源コンタクト60及び電源コンタクト70を設けることができる。
図77及び図79に示されるように、本実施の形態による底蓋140kには、被圧入部142kと凸状の第2固定部144kとが形成されている。被圧入部142kは底蓋140kの−Z側の面までは達していない。この被圧入部142kに金属プレート80kの外部圧入部86kが圧入され、それによって、底蓋140kは中央底部34kの殆どを覆うようにしてハウジング20kに取り付けられる。この際、第2固定部144kが第1固定部38kに嵌め合わされており、この嵌め合わせによっても、底蓋140kが中央底部34kに取り付けられている。
このような底蓋140kを備えていると、ハウジング20kの底部側において信号コンタクト50等が外部の導体と接触等してしまうことを防止することができる。
なお、上述した第11の実施の形態においては、第1固定部38kが凹状で第2固定部144kが凸状であったが、逆に、第1固定部38kが凸状で第2固定部144kが凹状であってもよい。
また、底蓋140kのハウジング20kへの取り付けは、金属プレート80kの外部圧入部86kと底蓋140kの被圧入部142kのみによることとしてもよいし、ハウジング20kの第1固定部38kと底蓋140kの第2固定部144kのみによることとしてもよい。
例えば、図81に示される変形例においては、金属プレート80lは、圧入部82lと外部圧入部86lとを有している。この金属プレート80lは、圧入部82lを用いてハウジング20lの島状部22lに圧入されており、更に、外部圧入部86lを用いて底蓋140の被圧入部142lに圧入されている。ハウジング20lには第1固定部が設けられておらず、底蓋140lには第2固定部が設けられていない。なお、図81には、電源コンタクト70がハウジング20lの短壁部32lに跨るように取り付けられた状態が示されている。
一方、図82に示される変形例においては、金属プレート80mは、圧入部82mを有しているが外部圧入部は有していない。即ち、金属プレート80mは、圧入部82mを用いてハウジング20mの島状部22mに圧入されているが、底蓋140mまでは達していない。その代わり、ハウジング20mには凹状の第1固定部38mが形成されており、底蓋140mには凸状の第2固定部144mが形成されている。これら第1固定部38mと第2固定部144mを嵌め合わせることにより、底蓋140mはハウジング20mに取り付けられている。
以上、本発明について実施の形態を掲げて具体的に説明してきたが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態において、コネクタ10a〜10kは、基板200に形成された開口部202に部分的に受容されるタイプであったが、開口部に代えて、基板の端部に形成された凹部に部分的に受容されるタイプとしてもよいし、また、開口部202や凹部を有さない基板上に搭載固定される(即ち、落とし込みタイプではない)ものであってもよい。
10a〜10k コネクタ
12a〜12k 嵌合端
20a〜20m ハウジング
22a〜22m 島状部
24a〜24k 嵌合側端部
25a〜25k 保持部
26a〜26k 凹部
28a〜28k 外周部
30a〜30k 長壁部
32a〜32m 短壁部
34a〜34k 中央底部
36a〜36k 外周底部
38k,38m 第1固定部
50 信号コンタクト
52 接点部
54 SMT端子
60 電源コンタクト
62 接点部
64 接続部
70 電源コンタクト
72 接点部
74 接続部
80a〜80m,80b′ 金属プレート
82a〜82m 圧入部
84f,84h,84i ダボ
86k,86l 外部圧入部
90a〜90c,90f〜90h,90k シェル(接続部材)
90d,90e,90i,90j シェル
92a〜92k 固定部
94a〜94k 固定部
96f ダボ
100d,100e,100i,100j 接続部材
110a〜110k,110b′ 連結部材
112a〜112d ダボ
112b′ 凸部
112g 接触部
120b〜120e,120g〜120j,120b′ 金属部材
140k〜140m 底蓋
142k,142l 被圧入部
144k,144m 第2固定部
200 基板(対象物)
200u 上面
200l 下面
202 開口部
204,208,210,212 スルーホール
206 半田付け部

Claims (9)

  1. 対象物に固定されるコネクタであって、
    第1方向に長手を有すると共に前記第1方向と直交する第2方向に嵌合側端部を有する島状部と、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する第3方向において前記島状部との間に凹部を有するようにして設けられた長壁部とを有するハウジングと、
    接点部を有し且つ前記接点部が前記凹部内に露出するように前記ハウジングに保持された信号コンタクトと、
    前記島状部の前記第1方向の端部に設けられた電源コンタクトと、
    前記第2方向に沿って見た場合に前記嵌合側端部上又は前記嵌合側端部内に視認可能となるように前記島状部に少なくとも部分的に埋設保持されると共に前記信号コンタクト及び前記電源コンタクトから絶縁されたESD(Electro-Static Discharge)対策用の金属プレートと、
    前記第3方向における前記凹部の外側にて前記対象物に接続固定される接続部材と、
    前記信号コンタクト及び前記電源コンタクトから絶縁された状態で前記金属プレートと前記接続部材とを連結する連結部材と
    を備えるコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記電源コンタクトの接点部は、前記第3方向において、前記島状部のサイズ内に収まっている
    コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のコネクタであって、
    前記連結部材は、前記金属プレート及び前記接続部材の少なくとも一方と一体である
    コネクタ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のコネクタであって、
    前記長壁部を少なくとも部分的に覆うシェルを更に備えており、
    前記接続部材は、前記シェルの一部として形成されている
    コネクタ。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のコネクタであって、
    前記長壁部を少なくとも部分的に覆うシェルを更に備えており、
    前記接続部材は、前記シェルとは別体の部材として形成されている
    コネクタ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のコネクタであって、
    前記ハウジングは、前記コネクタが前記対象物に固定された際に、前記対象物の表面よりも下側に位置する中央底部と前記対象物の前記表面よりも上側に位置する外周底部を有しており、
    前記島状部及び前記凹部は、前記第2方向に沿って見た場合に前記中央底部に対応する領域内に位置している
    コネクタ。
  7. 請求項6記載のコネクタであって、
    前記ハウジングの前記中央底部を少なくとも部分的に覆う底蓋を更に備える
    コネクタ。
  8. 請求項7記載のコネクタであって、
    前記金属プレートは、前記ハウジングの前記中央底部から突出した外部圧入部を有しており、
    前記底蓋には、被圧入部が形成されており、
    前記外部圧入部は、前記被圧入部に受容されており、
    前記底蓋は、前記中央底部に取り付けられている
    コネクタ。
  9. 請求項7又は請求項8記載のコネクタであって、
    前記中央底部には、凹状又は凸状の第1固定部が形成されており、
    前記底蓋には、凸状又は凹状の第2固定部が形成されており、
    前記第1固定部前記第2固定部の一方は他方に受容されており、
    前記底蓋は、前記中央底部に取り付けられている
    コネクタ。
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