JP5971088B2 - ボイラ給水加熱システム - Google Patents

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Description

この発明は、給水をヒートポンプで加熱してボイラ給水タンクへ送水するボイラ給水加熱システムに関する。
ボイラの燃焼効率を向上させるために給水を加熱するといったことが行われている。従来、給水を加熱する手段として、ヒートポンプの使用が知られており、ヒートポンプを使用し給水を加熱してボイラ給水タンクへ送水するものとして、給水を貯水するクッションタンクと、前記クッションタンクから供給される給水を貯水する給水タンクと、前記給水タンクから供給される給水を加熱して蒸気を発生する蒸気ボイラと、ヒートポンプの凝縮器からの放熱と熱交換して、前記クッションタンクから供給される給水を加熱して、再び前記クッションタンクへ送水するヒートポンプ給湯機と、を備え、前記給水タンクは、貯水量が第1貯水量を下回ると前記クッションタンクからの送水が開始するとともに、前記第1貯水量より多い第2貯水量を上回ると前記クッションタンクからの送水が停止する構成であり、前記ヒートポンプ給湯機は、前記クッションタンク内の貯水温度が第1温度を下回ると前記クッションタンク内の給水を加熱して再度前記クッションタンク内に供給する循環加熱運転を開始するとともに、前記クッションタンク内の貯水温度が第1温度よりも高い第2温度を上回ると前記循環加熱運転を停止するようになっている蒸気発生システムがある(例えば、特許文献1参照。)。
この蒸気発生システムでは、給水はヒートポンプ給湯機で加熱されて供給源の給水温度より高温となって前記クッションタンク内に貯えられ、この高温となった給水が前記給水タンク内に供給され、前記給水タンク内に貯えられた高温の給水が蒸気ボイラに供給されることにより、ボイラの燃焼効率が向上する。
特開2010−25431号公報
上記の特許文献1に記載された蒸気発生システムでは、供給源の給水温度については全く考慮されていない。気象条件等により供給源の給水温度は一様ではなく、供給源の給水温度が高い場合、給水をヒートポンプを通さず直接ボイラに供給した場合のボイラだけのコストと、給水をヒートポンプで加熱し、この加熱した給水をボイラに供給した場合のヒートポンプとボイラのコストを比較したとき、供給源から給水を直接ボイラに供給した場合の方が低コストになることがわかった。
特許文献1に記載された蒸気発生システムでは、常に給水をヒートポンプで加熱し、この加熱した給水をボイラに供給するようになっているので、供給源の給水温度が高い場合、むしろコスト高になってしまうといった問題がある。
また、特許文献1に記載された蒸気発生システムでは、前記ヒートポンプ給湯機は、前記クッションタンク内の貯水温度が第1温度を下回ると前記クッションタンク内の給水を加熱して再度前記クッションタンク内に供給する循環加熱運転を開始するとともに、前記クッションタンク内の貯水温度が第1温度よりも高い第2温度を上回ると前記循環加熱運転を停止するようになっており、そしてヒートポンプにおける圧縮機の負荷率については考慮されていないので、前記クッションタンク内の貯水温度の変化により圧縮機は頻繁に発停を繰り返し、無駄なエネルギーを消費する場合があるといった問題がある。
本発明の目的は、低コストでボイラの燃焼効率の向上を図ることができるボイラ給水加熱システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、給水源から給水をボイラ給水タンクへ送水する第一送水ラインと第二送水ラインとを有し、前記第二送水ラインを流れる給水をヒートポンプで加熱して前記ボイラ給水タンクへ送水する給水加熱システムであって、予め給水源の給水の温度として、特定な温度を閾値として設定し、給水源の給水温度が閾値以上であるときは、前記第一送水ラインからの送水運転を優先し、閾値未満であるときは、前記第二送水ラインからの送水運転を優先するようにしたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、給水源の給水温度が閾値以上であるときは、前記第一送水ラインからの送水運転を優先し、閾値未満であるときは、前記第二送水ラインからの送水運転を優先するようにしたので、給水源の給水温度に応じて、低コストでボイラの燃焼効率の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記ボイラ給水タンク内に、水位の低い方から第1水位、第2水位を設定しておき、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第2水位を超えたときには、優先して送水運転している前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を停止し、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第1水位を下回ったときには、前記第一送水ラインおよび第二送水ラインの双方の送水運転を開始し、また、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第1水位を超えたときには、優先度の高い前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を続け、優先度の低い前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を停止するようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第2水位を超えたときには、優先して送水運転している前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を停止することにより、前記ボイラ給水タンク内への過剰給水を防止することができ、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第1水位を下回ったときには、前記第一送水ラインおよび第二送水ラインの双方の送水運転を開始することにより、前記ボイラ給水タンク内の給水減少によるボイラへの給水不足を防止することができ、また、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第1水位を超えたときには、優先度の高い前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を続け、優先度の低い前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を停止するようにしたので、給水源の給水温度に応じて優先される送水運転を再開することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の、前記ボイラ給水タンク内に、前記第1水位より高く、前記第2水位よりも低い水位として第3水位を設定しておき、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第3水位を下回った時には、優先度の高い前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を開始し、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第3水位を超えたときには、さらに優先して送水運転している前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を続けるようにしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第3水位を下回った時には、優先度の高い前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を開始するので、前記ボイラ給水タンク内の給水減少によるボイラへの給水不足を防止することができ、しかも送水運転は給水源の給水温度に応じて優先される送水運転なので、低コストでボイラの燃焼効率の向上が維持され、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第3水位を超えたときには、さらに優先して送水運転している前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を続けるようにしたので、給水源の給水温度に応じて優先される送水運転により給水を前記ボイラ給水タンクに、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第2水位を超える迄供給することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1に記載の、前記第二送水ラインの出口側の給水温度を設定しておき、前記第二送水ラインの出口側の給水温度が設定温度になるように、前記ヒートポンプの圧縮機の負荷率を制御する制御部を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記第二送水ラインの出口側の給水温度を設定しておき、前記第二送水ラインの出口側の給水温度が設定温度になるように、前記ヒートポンプの圧縮機の負荷率を制御する制御部を備えたので、給水源の給水温度が閾値未満であるときの第二送水ラインの送水運転で、給水源の給水温度の変化に応じて前記ヒートポンプの圧縮機の駆動エネルギーが増減されることになり、圧縮機の駆動エネルギーの無駄な消費が抑制されることになるので低コスト化を図ることができる。
本発明によれば、給水源から給水をボイラ給水タンクへ送水する第一送水ラインと第二送水ラインとを有し、前記第二送水ラインを流れる給水をヒートポンプで加熱して前記ボイラ給水タンクへ送水する給水加熱システムであって、予め給水源の給水の温度として、特定な温度を閾値として設定し、給水源の給水温度が閾値以上であるときは、前記第一送水ラインからの送水運転を優先し、閾値未満であるときは、前記第二送水ラインからの送水運転を優先するようにしたので、閾値として設定する給水源の給水温度を、例えば、給水をヒートポンプを通さず直接ボイラに供給した場合のボイラだけのエネルギーコストと、給水をヒートポンプで加熱し、この加熱した給水をボイラに供給した場合のヒートポンプとボイラのエネルギーコストとの分岐温度とすることにより、低コストでボイラの燃焼効率の向上を図ることができる。
本発明に係るボイラ給水加熱システムの実施の形態の第1例を示す概略構成図である。 本発明に係るボイラ給水加熱システムの実施の形態の第2例を示す概略構成図である。
以下、本発明に係るボイラ給水加熱システムを実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係るボイラ給水加熱システムの実施の形態の第1例を示す概略構成図である。
本例のボイラ給水加熱システムは、水道水、工業用水、地下水等の給水源から供給される源水が貯留されている源水タンク(図示せず)と接続する主送水ライン1と、主送水ライン1を経て給水源から供給される給水をボイラ給水タンク2へ送水する第一送水ライン3と第二送水ライン4とを有している。主送水ライン1は、主送水ライン1を流れる給水を軟水する軟水化処理部5と、軟水化処理部5で軟水化処理された給水を貯留する軟水タンク6を備えており、軟水タンク6に第一送水ライン3と第二送水ライン4とが接続している。第一送水ライン3と第二送水ライン4はそれぞれ給水をボイラ給水タンク2へ送水するポンプ7,8を備えている。
また、本例のボイラ給水加熱システムは第二送水ライン4を流れる給水を加熱するヒートポンプ9を備えている。ヒートポンプ9は、本例では、蒸気圧縮式のヒートポンプであり、圧縮機10、凝縮器11、膨張弁12、蒸発器13が順次環状に接続されて構成されている。
第二送水ライン4には、第二送水ライン4を流れる給水とヒートポンプ9の凝縮器11を流れる圧縮機10で圧縮された冷媒とを熱交換する熱交換器14が設けられている。
また、軟水タンク6には、軟水タンク6内に貯留されている給水の温度を検出する第一温度検出手段15が設けられ、第二送水ライン4には、出口側、即ち熱交換器14の下流側を流れる給水の温度を検出する第二温度検出手段16が設けられている。
また、本例では、ボイラ給水タンク2内に、水位の低い方から第1水位L1、第2水位L2が設定されている。第1水位L1は、ボイラ給水タンク2に給水を供給しないとボイラ17に供給する給水に不足の発生が予想されるボイラ給水タンク2内に貯留されている給水の水位として、また第2水位L2は、ボイラ給水タンク2に給水を続けると、ボイラ給水タンク2の容量を超えてしまうことが予想されるボイラ給水タンク2内に貯留されている給水の水位として設定されている。
ボイラ給水タンク2内に貯留された給水の第1水位L1、第2水位L2は、第一水位検出手段18、第二水位検出手段19で検出される。本例では、第一水位検出手段18、第二水位検出手段19は、第1水位L1、第2水位L2の位置に応じた長さの電極棒18a,19aを有し、電極棒18a,19aと給水との接触によりそれぞれの水位が検出できるような構成となっており、ボイラ給水タンク2に、電極棒18a,19aがボイラ給水タンク2の内側へ突出するように取り付けられている。本例では、第一水位検出手段18、第二水位検出手段19として、電極棒18a,19aが使用されているが、水位を検出できるものであれば、これに限られない。
また、本例では、次のような制御機能を有する制御部20を備えている。
第一制御機能として、予め給水源の給水の温度として、特定な温度を閾値として設定し、給水源の給水温度が閾値以上であるときは、第一送水ライン3からの送水運転を優先し、閾値未満であるときは、第二送水ライン4からの送水運転を優先するように制御する。
本例では、第一温度検出手段15で検出された軟水タンク6内に貯留されている給水の温度が閾値以上であるときは、第一送水ライン3に備えたポンプ7を駆動(第一送水ライン3の送水運転)し、閾値未満であるときは第二送水ライン4に備えたポンプ8を駆動(第二送水ライン4の送水運転)するように制御する。
予め給水源の給水の温度として、特定な温度として設定される閾値は、以下のようにして設定される。
給水をヒートポンプ9を通さず直接ボイラ17に供給した場合、即ち第一送水ライン3からの送水運転の場合のボイラ17だけのエネルギーコストと、給水をヒートポンプ9で加熱し、この加熱した給水をボイラ17に供給した場合、第二送水ライン4からの送水運転の場合のヒートポンプ9とボイラ17のエネルギーコストとを給水の温度条件を変えて比較し、両送水運転の場合のエネルギーコストが概ね同等のコストとなる温度を求め、この温度を閾値と定義し設定する。
第二制御機能として、第一制御機能で制御される優先度の高い第一送水ライン3または第二送水ライン4の送水運転により、ボイラ給水タンク2内に供給された給水の水位が第2水位L2を超えたことを第二水位検出手段19が検出したときには、優先して送水運転している第一送水ライン3または第二送水ライン4の送水運転を停止し、ボイラ給水タンク2内の給水の水位が第1水位L1を下回ったときには、第一送水ライン3および第二送水ライン4の双方の送水運転を開始し、また、ボイラ給水タンク2内に供給された給水の水位が第1水位L1を超えたときには、優先度の高い第一送水ライン3または第二送水ライン4の送水運転を続け、優先度の低い第一送水ライン3または第二送水ライン4の送水運転を停止するように制御する。
また、本例では、予め第二送水ライン4の出口側、即ち熱交換器14の下流側を流れる給水の温度を設定しておき、第二温度検出手段16で第二送水ライン4の出口側を流れる給水の温度を検出し、この給水温度が設定温度になるように、ヒートポンプ9の圧縮機10の負荷率を制御する制御部21を備えている。
以上のように構成した本例のボイラ給水加熱システムによれば、運転開始時に、第一温度検出手段15が軟水タンク6内に貯留されている給水の温度を検出し、制御部20の第一制御機能に制御されて、検出された軟水タンク6内に貯留されている給水の温度が閾値以上であるときは、第一送水ライン3に備えたポンプ7が駆動し、第一送水ライン3の送水運転により軟水タンク6から給水をボイラ給水タンク2に供給される。また、給水の温度が閾値未満であるときは第二送水ライン4に備えたポンプ8が駆動し、第二送水ライン4の送水運転により給水は第二送水ライン4を流れ、第二送水ライン4を流れる給水は熱交換器14でヒートポンプ9の凝縮器11を流れる圧縮機10で圧縮された冷媒と熱交換して加熱され、高温となってボイラ給水タンク2に供給される。
このように給水源、即ち軟水タンク6内に貯留されている給水の温度に応じて、低コストでボイラ17の燃焼効率の向上が図れる。
また、本例では、第二送水ラインの送水運転の際、第二温度検出手段16で第二送水ライン4の出口側を流れる給水の温度を検出し、制御部21により第二送水ライン4の出口側を流れる給水の温度が予め設定された温度となるように、ヒートポンプ9の圧縮機10の負荷率を制御するので、給水源の給水温度の変化に応じてヒートポンプ9の圧縮機10の駆動エネルギーが増減されることになり、圧縮機10の駆動エネルギーの無駄な消費が抑制される。
また、本例では、第一制御機能で制御される優先度の高い第一送水ライン3または第二送水ライン4の送水運転により、ボイラ給水タンク2内に供給された給水の水位が第2水位L2を超えたことを第二水位検出手段19が検出すると、制御部20の第二制御機能に制御されて、優先して送水運転している第一送水ライン3のポンプ7または第二送水ライン4のポンプ8の駆動が停止し、即ち第一送水ライン3または第二送水ライン4の送水運転が停止し、ボイラ給水タンク2内への過剰給水が防止される。
また、ボイラ給水タンク2内の給水の水位が第1水位L1を下回ったときには、第一送水ライン3および第二送水ライン4の双方の送水運転が開始し、ボイラ給水タンク2内の給水減少によるボイラ17への給水不足が防止される。また、ボイラ給水タンク2内に供給された給水の水位が第1水位L1を超えたときには、優先度の高い第一送水ライン3または第二送水ライン4の送水運転を続け、優先度の低い第一送水ライン3または第二送水ライン4の送水運転が停止し、給水源の給水温度に応じて優先される送水運転が再開される。
図2は本発明に係るボイラ給水加熱システムの実施の形態の第2例を示す概略構成図である。
本例のボイラ給水加熱システムは、前記第1例と基本構成において変わるところが無く、第1例と同一の構成については同一の符号を付し、その詳細は第1例の説明を援用する。
本例のボイラ給水加熱システムは、ボイラ給水タンク2内に、第1水位L1より高く、第2水位L2よりも低い水位として第3水位L3が設定されている。本例では、第3水位L3は第1水位L1と第2水位L2の中間位置に設定されている。
ボイラ給水タンク2内に貯留された給水の第3水位L3は、第三水位検出手段22で検出される。本例では、第三水位検出手段22は、第1水位L1、第2水位L2を検出する第一水位検出手段18、第二水位検出手段19と同様に、第3水位L3の位置に応じた長さの電極棒22aを有し、電極棒22aと給水との接触により水位が検出できるような構成となっており、ボイラ給水タンク2に、電極棒22aがボイラ給水タンク2の内側へ突出するように取り付けられている。
また、本例では、次のような制御機能を有する制御部23を備えている。
第一制御機能として、第1例の制御部20が有する第一制御機能と同一の制御機能を有しており、この詳細は第1例の制御部20の説明を援用する。
第二制御機能として、第1例の制御部20が有する第二制御機能に加え、さらに、ボイラ給水タンク2内の水位が第3水位L3を下回った時には、優先度の高い第一送水ライン3または第二送水ライン4の送水運転を開始し、ボイラ給水タンク2内の水位が第3水位L3を超えたときには、さらに優先して送水運転している第一送水ライン3または第二送水ライン4の送水運転を続けるように制御する。
その他の構成は第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
以上のように構成した本例のボイラ給水加熱システムによれば、ボイラ給水タンク2内の水位が第3水位L3を下回ったことを第三水位検出手段22が検出すると、制御部23の第二制御機能に制御されて、第一制御機能で制御された優先度の高い前記第一送水ライン3または第二送水ライン4の送水運転が開始し、ボイラ給水タンク2内の給水減少によるボイラ17への給水不足が防止され、しかも送水運転は給水源の給水温度に応じて優先される送水運転なので、ボイラ17の燃焼効率の向上が維持される。そして、ボイラ給水タンク内2の水位が第3水位L3を超えたときには、さらに優先して送水運転している第一送水ライン3または第二送水ライン4の送水運転を続けるようにしたので、給水源の給水温度に応じて優先される送水運転により給水をボイラ給水タンク2にボイラ給水タンク内2の水位が第2水位L2を超える迄供給することができる。
その他の作用効果は第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
1 主送水ライン
2 ボイラ給水タンク
3 第一送水ライン
4 第二送水ライン
5 軟水化処理部
6 軟水タンク
7、8 ポンプ
9 ヒートポンプ
10 圧縮機
11 凝縮器
12 膨張弁
13 蒸発器
14 熱交換器
15 第一温度検出手段
16 第二温度検出手段
17 ボイラ
18 第一水位検出手段
18a 電極棒
19 第二水位検出手段
19a 電極棒
20、21 制御部
22 第三水位検出手段
22a 電極棒
23 制御部

Claims (4)

  1. 給水源から給水をボイラ給水タンクへ送水する第一送水ラインと第二送水ラインとを有し、前記第二送水ラインを流れる給水をヒートポンプで加熱して前記ボイラ給水タンクへ送水する給水加熱システムであって、
    予め給水源の給水の温度として、特定な温度を閾値として設定し、給水源の給水温度が閾値以上であるときは、前記第一送水ラインからの送水運転を優先し、閾値未満であるときは、前記第二送水ラインからの送水運転を優先するようにしたことを特徴とするボイラ給水加熱システム。
  2. 前記ボイラ給水タンク内に、水位の低い方から第1水位、第2水位を設定しておき、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第2水位を超えたときには、優先して送水運転している前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を停止し、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第1水位を下回ったときには、前記第一送水ラインおよび第二送水ラインの双方の送水運転を開始し、また、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第1水位を超えたときには、優先度の高い前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を続け、優先度の低い前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を停止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のボイラ給水加熱システム。
  3. 前記ボイラ給水タンク内に、前記第1水位より高く、前記第2水位よりも低い水位として第3水位を設定しておき、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第3水位を下回った時には、優先度の高い前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を開始し、前記ボイラ給水タンク内の水位が前記第3水位を超えたときには、さらに優先して送水運転している前記第一送水ラインまたは第二送水ラインの送水運転を続けるようにしたことを特徴とする請求項2に記載のボイラ給水加熱システム。
  4. 前記第二送水ラインの出口側の給水温度を設定しておき、前記第二送水ラインの出口側の給水温度が設定温度になるように、前記ヒートポンプの圧縮機の負荷率を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のボイラ給水加熱システム。
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