JP5971009B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
このような画像形成装置として、従来から、環境変動の影響を受け難く、良質な画像を形成できるものが求められてきている。
従って、光走査装置の低コスト化には、光学系の低コスト化が有効である。
樹脂レンズは、ガラスレンズに比して材料費が安価である。また、ガラスレンズに比して軽量である。
さらに、非球面に代表される特殊なレンズ面形状も、成形により容易に形成でき、安価に大量のレンズ生産が可能である。
また、副走査方向においては偏向反射面近傍に「主走査方向に長い線像」として結像させる。即ち、このレンズは「アナモフィックレンズ」である。
また、アナモフィックレンズと走査レンズがともに、温度変化に伴い、副走査方向の同じ向きに膨張するので、副走査方向の光走査位置の変動が軽減される。
図1に、光走査装置の実施の1形態を示す。
また、光源1から放射される光束の光束幅を規制するアパーチャ3と、主走査方向に長い線像の近傍に偏向反射面を有し、光源1からの光束を偏向させる光偏向器4を有する。
図2において、符号11は、ハウジングを示している。
図2の上下方向が「副走査方向」である。
図2(a)において、距離:D1は、保持面11aからアナモフィックレンズ2の光軸までの距離である。
光源1から放射された発散性の光束の中心光束は、前記光軸にそって、アナモフィックレンズ2に入射する。中心光束は、光偏向器4の偏向反射面の中央部に入射する。
支持部11cは図2(c)に示すように、主走査方向(同図の左右方向)の両端に設けられ、走査レンズ5を主走査方向両端で固定的に支持する支持片11d、11eを有する。
入射面、射出面の一方が曲面で、他方が平面である場合には「一方の頂点を通り、他方に直交する軸」を言う。
光走査装置を連続して使用すると、光偏向器4や光源1で熱が発生し、ハウジング内部の温度が上昇する。
まず、アナモフィックレンズ2は、図2(a)に示すように、副走査方法端部を、保持面11aに固定的に保持されている。
この「ずれ」は、アナモフィックレンズ2から見ると、物点(光源1の発光部)が、相対的に図の下方へずれたことになる。
従って、アナモフィックレンズ2により結像される「主走査方向に長い線像」は、図3に示すように、光偏向器4の偏向反射面位置では「Δ1」だけ、上方へずれる。
この伸び量は、アナモフィックレンズ2の副走査方向における物点の変移量である。
Δ1=D1(α1・ΔT)×(|β1|+1)
となる。
Δ3=D1(α1・ΔT)×(|β1|+1)×|β2|
となる。
図4は、この発明の特徴部分を示す図である。繁雑を避けるため、混同の恐れが無いと思われるものについては図2におけると同一の符号を付する。
図4(a)は、ハウジング12における「光源1とアナモフィックレンズ2と、図示されないアパーチャと、光偏向器4を保持する部分」を示している。
図4(a)において、距離:D1は、第1保持面12Aからアナモフィックレンズ2の光軸までの距離である。
光源1から放射された発散性の光束の中心光束は、前記光軸AXにそって、アナモフィックレンズ2に入射する。中心光束は、光偏向器4の偏向反射面の中央部に入射する。
図4と図2との差異は、図4においては、走査レンズ5が、その副走査方向端部を第2保持面12Bに、固定的に保持されている点である。
このようなデフォーカスを補正する方法として、レンズ面に「回折格子」を形成して回折面とする方法が知られている。
K2=D2×α2
K3=(K2−K1)×|β2|+K1
そして、光走査の画素密度をDPI(ドット・パー・インチ)と、D1、D2、α1、α2、β1、β2、K1、K2、K3、DPIの以下の関係(1)の充足を調べた。
即ち、(1)式の左辺と右辺を求め、その大小関係を調べた。
(1)式の左辺は、副走査方向における光走査位置の変動量である。(1)式は、この変動量が走査線の1ピッチ以下であることを示している。
比較例1とは、アナモフィックレンズ2に対する距離:D1の大きさが異なる。
走査レンズ5の膨張により「アナモフックレンズ2の膨張による影響」を相殺できていることがわかる。
比較例2では「D2<D1」となるようにした。
比較例2では、比較例1よりは「光スポットの副走査方向の変移量」は低減しているが、実施例1に比べると大きい。
そうすると、アパーチャ3等により反射された戻り光束の光量が適正な大きさにならず、高精度なAPCを行なうことができない。
この問題に対しては、図6に示す例のように、アパーチャ3を「アナモフィックレンズ2と光源1の間」に配備することにより、戻り光束の光量変動を軽減して対処できる。
感光体1110の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ1121、現像装置1131、転写ローラ1141、クリーニング装置1151が配備されている。
帯電手段としては「コロナチャージャ」を用いることもできる。
レーザ光束LBにより光走査を行う光走査装置1171が設けられ、帯電ローラ1121と現像装置1131との間で「光走査による画像書込み」を行うようになっている。
また、符号1221は排紙ローラ対、符号1231はトレイ、符号Pはシート状記録媒体としての転写紙を示している。
形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」であって画像部が露光されている。
この静電潜像は現像装置1131により反転現像され、像担持体1110上にトナー画像が形成される。
転写紙Pを収納したカセット1181は、画像形成装置1000本体に対して脱着可能である。
そして、図のごとく装着された状態において、収納された転写紙Pの最上位の1枚が給紙コロ1201により給紙される。
給紙された転写紙Pは、その先端部をタイミングローラ対1191に銜えられる。
タイミングローラ対1191は、感光体1110上のトナー画像が転写位置へ移動するのにタイミングを合わせて、転写紙Pを転写部へ送り込む。
送り込まれた転写紙Pは、転写部においてトナー画像と重ね合わせられ転写ローラ1141の作用によりトナー画像を静電転写される。
トナー画像を転写された転写紙Pは定着装置1161へ送られる。
そして、定着装置1161においてトナー画像を定着され、搬送路1211を通り、排紙ローラ対1221によりトレイ1231上に排出される。
トナー画像が転写された後の感光体1110の表面は、クリーニング装置1151によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
光走査装置1171として上述した光走査装置を用いることにより、温度変動に拘わらず、極めて良好な画像形成を実行することができる。
図8に、タンデム型の多色画像形成装置の実施の1形態を示す。
回転する感光体1Y〜1Kは、それぞれ帯電器2Y、2M、2C、2Kにより感光面を均一帯電される。
そして、感光体4Yからイエロートナー画像、感光体4Mからマゼンタトナー画像、感光体4Cからシアントナー画像、感光体4Kからブラックトナー画像を転写される。
各光源から光偏向器40の各偏向反射面に向かう光路上には、アパーチャと樹脂レンズによる単レンズのアナモフィックレンズが配置されている。
各アナモフィックレンズと対応する走査レンズとは、図4に即して説明した保持形態で保持されている。
2 樹脂レンズによるアナモフィックレンズ
3 アパーチャ
4 光偏向器
5 樹脂レンズによる走査レンズ
12 ハウジング
12A 第1保持面
12B 第2保持面
Claims (5)
- 光源と、
該光源から出射された光束をカップリングし、主走査方向に長い線像を形成する樹脂製で単玉のアナモフィックレンズと、
前記光源から放射される光束の光束幅を規制するアパーチャと、
前記主走査方向に長い線像の近傍に偏向反射面を有し、光源からの光束を偏向させる光偏向器と、
該光偏向器により偏向された偏向光束を、被走査面上に集光させ、前記被走査面の光走査を行わせる樹脂製で単玉の走査レンズと、
前記光源と、アナモフィックレンズと、アパーチャと、光偏向器と、走査レンズとを保持するハウジングと、を有し、
該ハウジングは、前記アナモフィックレンズの副走査方向端部を固定的に保持する第1保持面と、前記走査レンズの副走査方向端部を固定的に保持する第2保持面とを有し、
前記第1保持面および第2保持面が、前記アナモフィックレンズと前記走査レンズの、副走査方向の同じ側の端部を保持し、
温度上昇に伴い、前記アナモフィックレンズおよび走査レンズが、副走査方向の同じ向きに膨張することを特徴とする光走査装置。 - 請求項1記載の光走査装置において、
ハウジングの第1保持面からアナモフィックレンズの光軸に到る副走査方向の距離:D1と、第2保持面から走査レンズの光軸に到る副走査方向の距離:D2とが、
D2>D1
となるように定められたことを特徴とする光走査装置。 - 請求項1または2の任意の1に記載の光走査装置において、
光源から放射される光束の光束幅を規制するアパーチャが、光源とアナモフィックレンズとの間に配置されたことを特徴とする光走査装置。 - 請求項1〜3の任意の1に記載の光走査装置において、
アナモフィックレンズは、温度変化に起因する被走査面位置に対するデフォーカスを補正する回折面を有することを特徴とする光走査装置。 - 光源から放射される光束を偏向させ、光導電性の感光体を光走査して画像形成を行う画像形成装置において、
光走査を行う光走査装置として請求項1〜4の任意の1に記載のものを用いることを特徴とする画像形成装置。
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