JP5970971B2 - 旅行時間情報生成システム及びコンピュータプログラム - Google Patents
旅行時間情報生成システム及びコンピュータプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5970971B2 JP5970971B2 JP2012136937A JP2012136937A JP5970971B2 JP 5970971 B2 JP5970971 B2 JP 5970971B2 JP 2012136937 A JP2012136937 A JP 2012136937A JP 2012136937 A JP2012136937 A JP 2012136937A JP 5970971 B2 JP5970971 B2 JP 5970971B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- time
- probe
- stop
- probe vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08G—TRAFFIC CONTROL SYSTEMS
- G08G1/00—Traffic control systems for road vehicles
- G08G1/01—Detecting movement of traffic to be counted or controlled
- G08G1/0104—Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions
- G08G1/0108—Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions based on the source of data
- G08G1/0112—Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions based on the source of data from the vehicle, e.g. floating car data [FCD]
-
- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08G—TRAFFIC CONTROL SYSTEMS
- G08G1/00—Traffic control systems for road vehicles
- G08G1/01—Detecting movement of traffic to be counted or controlled
- G08G1/0104—Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions
- G08G1/0108—Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions based on the source of data
- G08G1/0116—Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions based on the source of data from roadside infrastructure, e.g. beacons
-
- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08G—TRAFFIC CONTROL SYSTEMS
- G08G1/00—Traffic control systems for road vehicles
- G08G1/01—Detecting movement of traffic to be counted or controlled
- G08G1/0104—Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions
- G08G1/0137—Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions for specific applications
- G08G1/0145—Measuring and analyzing of parameters relative to traffic conditions for specific applications for active traffic flow control
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
そこで、車両(プローブ車両)が実際に道路を走行しながら送信したプローブ情報を、サーバ装置が収集し、これらプローブ情報に基づいて各道路リンクの旅行時間を算出し、これを旅行時間情報として蓄積するようにしている。そして、このように蓄積した旅行時間情報や、この旅行時間情報に基づいて探索した目的地までの推奨経路の情報等を、車両に提供する交通情報システムが提案されている(特許文献1及び2参照)。
このように、プローブ情報に基づいて算出される旅行時間と、平均値(期待値)との間に誤差が発生する原因の一つとしては、プローブ車両(プローブ情報)の数が少なく、また、図8に示すように、複数のプローブ車両からプローブ情報が収集されたとしても、これら複数のプローブ車両が時間的に均等ではなく偏って走行することがあるためである。
この場合、推定部は、車両感知部による感知結果とプローブ情報とに基づいて非プローブ車両を特定することができ、また、この車両感知部による車両の感知時刻及び交通信号機の灯色のサイクル情報に基づいて、非プローブ車両が道路リンクで停止した時間を推定することができる。
停止位置:前方に停止車両が存在していない場合は、前記交通信号機が設置されている交差点の手前の停止線であり、前方に停止車両が存在している場合は、前記停止線よりも車頭距離の整数n倍について車両進行方向の上流側の位置(nは停止車両の数)
この場合、交通信号機の設置領域の手前で停止しなかったプローブ車両のプローブ情報を用いて、非プローブ車両が停止した時間を推定することが可能となる。
停止位置:前記プローブ車両の停止位置よりも車頭距離の整数n倍について車両進行方向の下流側の位置(nは停止した前記プローブ車両を含む停止車両の数)
この場合、交通信号機の設置領域の手前で停止したプローブ車両のプローブ情報を用いて、非プローブ車両が停止した時間を推定することが可能となる。
停止位置:前記プローブ車両の停止位置よりも車頭距離の整数n倍について車両進行方向の上流側の位置(nは停止した前記プローブ車両を含む停止車両の数)
この場合、プローブ車両よりも後に車両感知部により感知された非プローブ車両が停止した時間を、このプローブ車両のプローブ情報を用いて、推定することが可能となる。
この場合、道路リンクでプローブ車両が停止した時間の替わりに、プローブ車両及び非プローブ車両を含む複数の車両がこの道路リンクで停止した時間の平均値が用いられて求められる旅行時間が、この道路リンクの旅行時間情報として設定される。
本発明によれば、前記(1)に記載の旅行時間情報生成システムと同様の作用効果を奏することができる。
〔1. 全体構成〕
図1は、本発明の旅行時間情報生成システムを備えている交通情報システムの全体構成図である。この交通情報システムには、中央装置1、車載装置3、車載装置3を搭載したプローブ車両4、車載装置3と無線通信する路側通信機5、車両感知器6、管理装置7、並びに、交通信号機8等が含まれる。
つまり、中央装置1は、その機能の一部として、前記旅行時間情報生成装置2(以下、単に生成装置2という)を備えており、この生成装置2によって、各道路リンクにおける旅行時間情報が生成され蓄積される。生成装置2の詳細については後に説明する。
また、本実施形態では、図2に示すように、この交差点Jaが、道路リンクLの終端Leとなり、この交差点Jaよりも車両進行方向上流側の交差点Jbを、道路リンクLの終端Lsとしている。車両感知器6による感知エリアは、道路リンクLの途中に設定されている。
プローブ情報は、道路を走行するプローブ車両4から取得するため、エリアカバー率を高くすることは可能であるが、プローブ車両4となるための車載装置3の普及率が低いと、時間的に低密度の情報しか得られない。なお、プローブ情報は、プローブカーデータ、又は、フローティングカーデータともいう。
図3は、生成装置2の概略構成を示すブロック図である。生成装置2は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等のコンピュータからなり、CPUを有する中央処理ユニット10と、通信インタフェースからなる通信部11と、ハードディスク等からなる記憶部12とを備えている。生成装置2として機能させるためのコンピュータプログラムがこのコンピュータにインストールされることにより、このコンピュータが生成装置2として機能する。
また、道路リンクLの終端Leに設置されている交通信号機8の1つの信号サイクル中に、車両感知器6によって感知された全車両(プローブ車両4及び非プローブ車両14を含む)を対象として、その道路リンクLの旅行時間を生成する処理が生成装置2によって行われる。
プローブ情報処理部21は、プローブ車両4から送信され通信部11が受信したプローブ情報を取得する。このプローブ情報は、前記のとおり、プローブ車両4の走行位置、この走行位置の通過時刻及びプローブ車両4の識別情報(車両ID)等を含む情報であり、また、このプローブ情報は、数秒毎に生成された情報であることから、プローブ情報処理部21は、これらプローブ情報を収集することにより、そのプローブ車両4の道路リンクLにおける走行軌跡及び旅行時間を求めることができる。さらに、このプローブ車両4が、例えば、交通信号機8の赤の灯色により、交差点Jaの手前の位置(例えば、停止線F)で停止した場合、このプローブ車両4のプローブ情報に基づけば、その停止位置、停止開始時刻及び停止終了時刻を求めることができ、また、これら停止開始時刻と停止終了時刻とから停止した時間を求めることができる。なお、プローブ車両4が停止しない場合、停止した時間はゼロとなる。
このように、推定部22は、車両感知器6による観測情報(感知結果)とプローブ情報とに基づいて、道路リンクLを走行する複数の車両から、非プローブ車両14を特定することができる。この機能を、推定部22による車両の特定機能と呼ぶ。
したがって、例えば、交通信号機8の信号サイクルの1周期の間に車両感知器6によって感知された複数の車両のうち、4台の非プローブ車両14が特定された場合、推定部22は、これら4台の非プローブ車両14を、一つのグループとして扱い、これら4台の非プローブ車両14それぞれの停止時間を推定する。この推定の処理の具体例は、後に第一、第二及び第三の例として説明する。また、推定部22は、複数の機能を有し、第一推定部22a、第二推定部22b、第三推定部22cを有している。
(道路リンクLの旅行時間)=Tpa−Tps+Tns ・・・(1)
設定部23は、交通信号機8の信号サイクルの1周期の間に車両感知器6によって感知された1台又は複数台のプローブ車両4及び非プローブ車両14を、一つのグループとして扱い、これら車両4,14の情報に基づいて、データベースに蓄積する旅行時間情報を設定する。
このように、設定部23は、推定された非プローブ車両14の停止した時間から計算された補正用停止時間(Tns)に基づいて、プローブ車両4の旅行時間(Tpa)を補正し、この補正により得た補正旅行時間を、道路リンクLの旅行時間情報として設定することができる。
そして、推定部22によるメインの機能として、車両感知器6の感知エリアよりも、車両進行方向下流側、例えば、交差点Ja手前の停止線Fに従って非プローブ車両14が停止した場合に、その停止時間の推定処理が行われる。
しかし、道路リンクLでは、例えば、道路の渋滞により、非プローブ車両14が、車両感知器6の感知エリアよりも車両進行方向の上流側で停止していることもありえる。この場合、道路リンクLに流入する車両の交通流の分布を、観測情報に基づいて把握することができない。このため、道路リンクLにおける非プローブ車両14の実際の停止時間を、推定部22が推定するためは、前記メインの機能では不足する。
〔3.1 第一の例〕
図4は、道路リンクLを複数の車両が走行する軌跡を、横軸を時間として示した説明図である。図4では、6台の車両C1〜C6が、道路リンクLを走行し、車両感知器6によって感知されその観測情報が生成装置2によって取得されており、また、この道路リンクLの終端Leとなる交差点Jaに設置された交通信号機8の信号サイクルの1周期の間に、交差点Jaを通過している。
車両C1〜C6のうち、C5がプローブ車両であり、C1〜C4,C6が非プローブ車両であるとする。プローブ情報処理部21は、プローブ車両C5のプローブ情報を取得することにより、このプローブ車両C5は、道路リンクLにおいて交差点Jaの手前で停止していないことを把握することができる(図4参照)。
推定部22は、感知時刻が早い非プローブ車両から順に、つまり、非プローブ車両C1から順に、停止時間を推定する推定処理を行う。なお、ここでは、非プローブ車両C1は、図4に示すように、交通信号機8の赤の灯色により、交差点Ja手前の停止線F(図2)で停止し、その前方に停止車両は存在していないとして説明する。
また、プローブ車両C5がこの道路リンクLを走行した速度は、プローブ情報処理部21によって、プローブ情報に基づいて求められる。なお、プローブ車両C5の走行速度は、図4の車両C5の走行軌跡を示す直線の勾配となる。
これにより、第一推定部22aは、停止線Fに到達する時刻t2を算出することができ、この到達時刻t2を、非プローブ車両C1の停止開始時刻として設定する。
このように、第一推定部22aは、非プローブ車両C1を車両感知器6が感知した時刻t1に基づいて、この非プローブ車両C1が停止すると推定される交差点Jaの手前の停止位置(停止線F)に到達する時刻を算出し、この到達する時刻を停止開始時刻t2とすることができる。
なお、非プローブ車両C2が、交差点Jaの手前の停止線Fに到達すると推定される時刻は、先の非プローブ車両C1が走行を再開する停止終了時刻t3よりも前であることから、この非プローブ車両C2は、停止線Fではなく、先の非プローブ車両C1の後ろ(最後尾)に停止すると推定される(停止位置の推定機能)。
そして、前記の場合と同様に、第一推定部22aは、非プローブ車両C4を車両感知器6が感知した時刻t10に基づいて、この非プローブ車両C4が停止する可能性のある交差点Jaの手前の停止位置(停止線F)に到達する時刻を算出し、この到達する時刻を停止開始時刻t11とすることができる。
非プローブ車両C4が、停止線Fに到達すると推定される時刻(t11)は、先の非プローブ車両C3が走行を再開する停止終了時刻t9よりも後であることから、非プローブ車両C4は、停止することなく停止線Fまで走行可能であると推定することができる。
この場合、第三推定部22cは、非プローブ車両C4の停止時間を「ゼロ」と推定することができる。
前記の第一の例は、プローブ車両が車両C5であり、この車両C5は交差点の手前で停止しない場合であったが、この第二の例は、プローブ車両が交差点の手前で停止する場合であり、図5を参照して説明する。図5では、プローブ車両が車両C3である。つまり、交通信号機8の赤の灯色により、プローブ車両C3は、交差点Ja手前の位置X3で停止している。なお、この停止位置X3は、プローブ車両C3のプローブ情報に基づいてプローブ情報処理部21により求められる。
推定部22は、感知時刻が遅い非プローブ車両から順に、つまり、非プローブ車両C2から順に、停止時間を推定する推定処理を行う。
前記のとおり、プローブ車両C3のプローブ情報に基づくと、このプローブ車両C3は、交差点Jaの手前の位置X3で停止していることから、このプローブ車両C3よりも前の時刻に車両感知器6により通過が感知された非プローブ車両C2は、この位置X3よりも1台の車頭距離Kについて、下流側に停止すると推定される。そこで、第一推定部22aは、位置X3よりも1台の車頭距離Kについて下流側の位置を、非プローブ車両C2の停止位置X2として推定することができる(停止位置の推定機能)。
なお、発進波Wの伝搬速度(傾き)は、信号サイクル(赤の灯色が終了する時刻t3)と、プローブ車両C3の停止終了時刻t9とから算出可能であり、この算出結果が前記定数として設定されている。
このように、第二推定部22bは、サイクル情報及びプローブ車両C3の停止終了時刻t9に基づいて、非プローブ車両C2が走行を再開する停止終了時刻t6を求めることができる。
前記第一の例及び第二の例は、車両感知器6がプローブ車両を感知した時刻よりも前の時刻に、その車両感知器6により通過が感知された非プローブ車両の停止時間を推定する場合であったが、この第三の例は、プローブ車両よりも後の時刻に車両感知器6による通過が感知されたプローブ車両の停止時間を推定する場合であり、図6を参照して説明する。図6では、プローブ車両が車両C2である。
推定部22は、感知時刻が早い非プローブ車両から順に、つまり、非プローブ車両C3から順に、停止時間を推定する推定処理を行う。
前記のとおり、プローブ車両C2のプローブ情報に基づくと、プローブ車両C2は、交差点の手前の位置X2で停止していることから、このプローブ車両C2よりも後の時刻に車両感知器6により通過が感知された非プローブ車両C3は、最後尾、つまり、位置X2よりも1台の車頭距離について、上流側に停止すると推定される。そこで、第一推定部22aは、位置X2よりも1台の車頭距離Kについて上流側の位置を、非プローブ車両C3の停止位置X3として推定することができる(停止位置の推定機能)。
このように、第二推定部22bは、サイクル情報及びプローブ車両C2の停止終了時刻t6に基づいて、非プローブ車両C3が走行を再開する停止終了時刻t9を求めることができる。
そして、前記の場合と同様に、第一推定部22aは、非プローブ車両C4を車両感知器6が感知した時刻t10に基づいて、この非プローブ車両C4が停止する可能性のある交差点Jaの手前の停止位置(停止線F)に到達する時刻を算出し、この到達する時刻を停止開始時刻t11とすることができる。
非プローブ車両C4が、停止線Fに到達すると推定される時刻(t11)は、先の非プローブ車両C3が走行を再開する停止終了時刻t9よりも後であることから、非プローブ車両C4は、停止線Fまで停止することなく走行可能であると推定することができる。
この場合、第三推定部22cは、非プローブ車両C4の停止時間を「ゼロ」と推定することができる。
前記実施形態では、各車両が、道路リンクLにおいて、車両感知器6の感知エリアよりも下流側で停止している場合について説明しているが、各車両は、感知エリアよりも上流側で停止していることもありえる。そこで、判定部24は、車両感知器6よりも上流側で、非プローブ車両14が停止しているか否かについて判定し、停止している場合、その停止時間を求める。以下、この判定部24による処理について説明する。
さらに、判定部24は、これら非プローブ車両C1,C2のうち、感知時刻が最も早い車両C1は、最も感知時刻が遅かった非プローブ車両C4の前記停止位置X2から1台の車頭距離Kだけ上流側の位置X1に停止すると仮定する。さらに、この車両C1以降の車両C2は、直前の車両C1の停止位置X1から1台の車頭距離だけ上流側の位置に停止すると仮定する。なお、図7の例では、実際、車両C1は、位置X1に停止しているが、車両C2については、位置X2に停止していない。
すなわち、先ず、非プローブ車両C1が停止すると仮定された停止位置X1と同じ位置(X1)を、プローブ車両C3が通過する時刻t3を、プローブ車両C3のプローブ情報に基づいて求める。信号サイクルの1周期中に、車両C1〜C4が一様流となって、道路リンクLに進入していると仮定すると、1/m周期(mは、車両感知器6の観測情報に基づく車両数、本実施形態の場合は車両C1〜C4の4台)毎に、各車両が道路リンクLに進入していることとなる。そこで、非プローブ車両C1が停止すると仮定された位置X1を、プローブ車両C3が通過する時刻t3を基準とし、非プローブ車両C1がこの位置X1に到達する時刻を、前記1/m周期の値を用いて算出する。
すると、このプローブ車両C3よりも2台前である非プローブ車両C1が位置X1に到達する時刻t1は、時刻t3よりも、30秒×2=60秒について前の時刻となる。つまり、非プローブ車両C1は位置X1に「10時04分00秒」に到達すると算出される。この計算を第一の計算処理とする。
第一の計算処理による、非プローブ車両C1が位置X1に到達する時刻「t1:10時04分00秒」は、第二の計算処理による、車両発進可能時刻「tg:10時06分00秒」よりも早いため(図7の場合)、位置X1で非プローブ車両C1は停止していると判定することができ、この場合、(tg−t1)の値を、非プローブ車両C1の停止時間として求める。
なお、非プローブ車両C2についても、前記第一の計算処理及び前記第二の計算処理を同様に実行する。非プローブ車両C2の場合、非プローブ車両C2が位置X0に到達する時刻「t2」が、車両発進可能時刻「tg′」よりも遅いため、車両感知器6よりも上流側では車両C2は停止していないと判定される。
そして、本実施形態の場合、非プローブ車両C1は、信号サイクルΔTi−1において停止時間が発生しているので、推定部22は、非プローブ車両C1が道路リンクLで停止した時間を推定する際に、この停止時間を含めることができ、より一層正確な旅行時間情報を生成することが可能となる。
以上の本実施形態に係る生成装置2において、プローブ情報処理部21は、プローブ情報に基づいて道路リンクLにおけるプローブ車両の「旅行時間(Tpa)」及び「停止時間(Tps)」を求めることができる。
また、推定部22は、前記第一の例から第三の例それぞれについて説明したように、車両感知器6が感知した道路リンクLを走行する複数の車両から非プローブ車両14を特定すると共に、この特定した非プローブ車両14が道路リンクLで停止した時間を推定することができる。特に、1台のプローブ車両のプローブ情報に基づいて、同じ信号サイクル内を車両感知器6によって感知された他の非プローブ車両の全ての停止時間を推定することができる。
例えば、車両感知器6を、近赤外線を用いて車両を感知する光ビーコン(近赤外線式車両感知器)として説明したが、これ以外であってもよく、例えば、車両の存在を画像として取得するための画像センサ、超音波を用いて感知する超音波式車両感知器、インダクタンス変化で感知するループコイル等とすることができる。
Claims (8)
- 道路リンクを走行するプローブ車両のプローブ情報に基づいて、この道路リンクにおける旅行時間情報を生成する旅行時間情報生成システムであって、
前記道路リンクを走行する車両を感知する車両感知部と、
前記車両感知部が感知した複数の車両から非プローブ車両を特定すると共に、この特定した非プローブ車両が当該道路リンクで停止した時間を推定する推定部と、
推定された前記非プローブ車両の停止した時間と前記道路リンクを走行するプローブ車両のプローブ情報とに基づいて得た旅行時間を、この道路リンクの旅行時間情報として設定する設定部と、
を備えていることを特徴とする旅行時間情報生成システム。 - 前記車両感知部は、前記道路リンク中で交通信号機が設置されている領域よりも車両進行方向の上流側に設けられ、当該道路リンクを走行する車両を感知すると共にその感知時刻を取得し、
前記推定部は、前記車両感知部による感知結果と前記プローブ情報とに基づいて前記非プローブ車両を特定し、前記感知時刻及び前記交通信号機の灯色のサイクル情報に基づいて、前記非プローブ車両の前記停止した時間を推定する請求項1に記載の旅行時間情報生成システム。 - 前記推定部は、
前記交通信号機の設置領域の手前で停止しなかったプローブ車両の速度を非プローブ車両の速度としてみなし、前記車両感知部が当該非プローブ車両を感知した時刻に基づいて、当該非プローブ車両が停止する前記設置領域の手前の下記に定義する停止位置に到達する時刻を算出し、この到達する時刻を停止開始時刻とする第一推定部と、
前記サイクル情報に基づいて当該非プローブ車両が走行を再開する停止終了時刻を求める第二推定部と、
前記停止開始時刻と前記停止終了時刻とから、当該非プローブ車両が停止した時間を推定する第三推定部と、を有している請求項2に記載の旅行時間情報生成システム。
停止位置:前方に停止車両が存在していない場合は、前記交通信号機が設置されている交差点の手前の停止線であり、前方に停止車両が存在している場合は、前記停止線よりも車頭距離の整数n倍について車両進行方向の上流側の位置(nは停止車両の数) - 前記推定部は、
前記交通信号機の設置領域の手前で停止したプローブ車両の速度を非プローブ車両の速度としてみなし、前記車両感知部が当該非プローブ車両を感知した時刻に基づいて、前記プローブ車両の停止位置から車両進行方向下流側において当該非プローブ車両が停止する下記に定義する停止位置に到達する時刻を算出し、この到達する時刻を停止開始時刻とする第一推定部と、
前記サイクル情報に基づいて当該非プローブ車両が走行を再開する停止終了時刻を求める第二推定部と、
前記停止開始時刻と前記停止終了時刻とから、当該非プローブ車両が停止した時間を推定する第三推定部と、を有している請求項2又は3に記載の旅行時間情報生成システム。
停止位置:前記プローブ車両の停止位置よりも車頭距離の整数n倍について車両進行方向の下流側の位置(nは停止した前記プローブ車両を含む停止車両の数) - 前記推定部は、
プローブ車両の速度を非プローブ車両の速度としてみなし、前記車両感知部が当該非プローブ車両を感知した時刻に基づいて、前記プローブ車両の停止位置から車両進行方向上流側において当該非プローブ車両が停止する下記に定義する停止位置に到達する時刻を算出し、この到達する時刻を停止開始時刻とする第一推定部と、
前記サイクル情報に基づいて当該非プローブ車両が走行を再開する停止終了時刻を求める第二推定部と、
前記停止開始時刻と前記停止終了時刻とから、当該非プローブ車両が停止した時間を推定する第三推定部と、を有している請求項2〜4のいずれか一項に記載の旅行時間情報生成システム。
停止位置:前記プローブ車両の停止位置よりも車頭距離の整数n倍について車両進行方向の上流側の位置(nは停止した前記プローブ車両を含む停止車両の数) - 前記道路リンクにおける前記プローブ車両の旅行時間及び当該プローブ車両が当該道路リンクにおいて停止した時間を、前記プローブ情報に基づいて求めるプローブ情報処理部を更に備え、
前記設定部は、前記プローブ車両の前記旅行時間から当該プローブ車両の前記停止した時間を除いた時間に、前記プローブ車両及び前記非プローブ車両を含む複数の車両が前記道路リンクで停止した時間の平均値を、含める演算により求まる旅行時間を、この道路リンクの旅行時間情報として設定する請求項1〜5のいずれか一項に記載の旅行時間情報生成システム。 - 前記車両感知部の感知エリアよりも車両進行方向の上流側における非プローブ車両の停止を判定すると共に、この停止した時間を求める判定部を、更に備え、
前記推定部は、この停止した時間を含めて当該非プローブ車両が道路リンクで停止した時間を推定する請求項1〜6のいずれか一項に記載の旅行時間情報生成システム。 - 道路リンクを走行するプローブ車両のプローブ情報に基づいて、この道路リンクにおける旅行時間情報を生成する処理を、コンピュータによって実行させるためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータを、
車両感知部が感知した前記道路リンクを走行する複数の車両から非プローブ車両を特定すると共に、この特定した非プローブ車両が当該道路リンクで停止した時間を推定する推定部、
及び、
推定された前記非プローブ車両の停止した時間と前記道路リンクを走行するプローブ車両のプローブ情報とに基づいて得た旅行時間を、この道路リンクの旅行時間情報として設定する設定部、
として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012136937A JP5970971B2 (ja) | 2012-06-18 | 2012-06-18 | 旅行時間情報生成システム及びコンピュータプログラム |
CN201380020055.2A CN104246843A (zh) | 2012-06-18 | 2013-03-04 | 旅行时间信息生成系统及计算机程序 |
PCT/JP2013/055819 WO2013190866A1 (ja) | 2012-06-18 | 2013-03-04 | 旅行時間情報生成システム及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012136937A JP5970971B2 (ja) | 2012-06-18 | 2012-06-18 | 旅行時間情報生成システム及びコンピュータプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014002524A JP2014002524A (ja) | 2014-01-09 |
JP5970971B2 true JP5970971B2 (ja) | 2016-08-17 |
Family
ID=49768475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012136937A Active JP5970971B2 (ja) | 2012-06-18 | 2012-06-18 | 旅行時間情報生成システム及びコンピュータプログラム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5970971B2 (ja) |
CN (1) | CN104246843A (ja) |
WO (1) | WO2013190866A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6307376B2 (ja) * | 2014-07-28 | 2018-04-04 | 株式会社日立製作所 | 交通分析システム、交通分析プログラムおよび交通分析方法 |
JP6578967B2 (ja) * | 2016-01-29 | 2019-09-25 | 住友電気工業株式会社 | 交通情報処理装置、車両位置推定プログラムおよび車両位置推定方法 |
CN108629982B (zh) * | 2018-05-16 | 2020-12-29 | 中山大学 | 一种基于旅行时间分布规律的路段车辆数估计方法 |
CN113039590A (zh) * | 2018-12-17 | 2021-06-25 | 住友电气工业株式会社 | 行驶路线确定系统、行驶路线确定方法和计算机程序 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3990641B2 (ja) * | 2002-03-27 | 2007-10-17 | 松下電器産業株式会社 | 道路情報提供システム及び装置と道路情報生成方法 |
JP3960243B2 (ja) * | 2003-03-25 | 2007-08-15 | 住友電気工業株式会社 | リンク旅行時間推定方法及び装置 |
US7454288B2 (en) * | 2005-07-29 | 2008-11-18 | Gm Global Technology Operations, Inc. | System and method for clustering probe vehicles for real-time traffic application |
US7706963B2 (en) * | 2005-10-28 | 2010-04-27 | Gm Global Technology Operations, Inc. | System for and method of updating traffic data using probe vehicles having exterior sensors |
CN1959759A (zh) * | 2006-11-17 | 2007-05-09 | 上海城市综合交通规划科技咨询有限公司 | 基于浮动车数据的交通分析方法 |
JP2008181397A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 交通流分岐率推定装置、交通流分岐率推定システムおよび交通流分岐率推定方法 |
JP5424754B2 (ja) * | 2009-07-13 | 2014-02-26 | 株式会社豊田中央研究所 | リンク旅行時間算出装置及びプログラム |
JP5593939B2 (ja) * | 2010-08-05 | 2014-09-24 | 住友電気工業株式会社 | プローブ情報の有効性判定装置及びコンピュータプログラム |
CN102411841A (zh) * | 2011-07-29 | 2012-04-11 | 北京世纪高通科技有限公司 | 一种交通路况数据的处理方法及装置 |
-
2012
- 2012-06-18 JP JP2012136937A patent/JP5970971B2/ja active Active
-
2013
- 2013-03-04 WO PCT/JP2013/055819 patent/WO2013190866A1/ja active Application Filing
- 2013-03-04 CN CN201380020055.2A patent/CN104246843A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN104246843A (zh) | 2014-12-24 |
WO2013190866A1 (ja) | 2013-12-27 |
JP2014002524A (ja) | 2014-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9207091B2 (en) | Drive assistance device | |
JP2015212863A (ja) | 交通信号制御装置、交通信号制御方法、及びコンピュータプログラム | |
JP2011022649A (ja) | リンク旅行時間算出装置及びプログラム | |
CN107111938B (zh) | 用于确定拥堵末端位置的服务器、系统和方法 | |
JP5970971B2 (ja) | 旅行時間情報生成システム及びコンピュータプログラム | |
JP4935698B2 (ja) | 交通情報処理装置、コンピュータプログラム及び交通情報処理方法 | |
JP5499901B2 (ja) | 走行支援方法、走行支援装置及び走行支援プログラム | |
JP2006343814A (ja) | 交通管制システム及び交通管制システムに情報を送信するための車載器 | |
JP2013088888A (ja) | 情報処理装置、交通指標推定装置及びコンピュータプログラム | |
WO2018168035A1 (ja) | コンピュータプログラム、車両速度の推定装置及び推定方法、並びに、渋滞傾向の推定装置及び推定方法 | |
JP6600823B2 (ja) | 路側装置、サーバ装置、車載装置、隊列走行判定方法及び交通情報予測システム | |
JP2010020462A (ja) | 渋滞判定装置、渋滞判定方法及びコンピュータプログラム | |
JP2012248107A (ja) | プローブ情報送信装置、コンピュータプログラム、及び処理サーバ | |
JP4572944B2 (ja) | 運転支援装置、運転支援方法および運転支援プログラム | |
JP6655831B2 (ja) | 信号制御装置および信号制御方法 | |
JP5857389B2 (ja) | 交通指標推定装置及びコンピュータプログラム | |
JP5348104B2 (ja) | プローブ情報の処理装置、コンピュータプログラム、情報処理システム及びリンク端の通過時刻算出方法 | |
JP7010789B2 (ja) | プローブ情報処理装置、およびプローブ情報処理方法 | |
JP4788701B2 (ja) | 車両情報生成装置、コンピュータプログラム及び車両情報生成方法 | |
JP2001195693A (ja) | 車両情報送信装置および交通管理システム | |
US20110004370A1 (en) | Stop history data accumulation system, accumulation method, and accumulation program | |
JP5593939B2 (ja) | プローブ情報の有効性判定装置及びコンピュータプログラム | |
JP5757069B2 (ja) | プローブ情報の有効性判定装置及びコンピュータプログラム | |
JP6229531B2 (ja) | 注意案内システム、方法およびプログラム | |
JP2018156501A (ja) | 異常判定システム、継続期間送信システム、継続期間解析システムおよびプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160614 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160627 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5970971 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |