JP5970447B2 - ボールバルブ - Google Patents

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Description

本発明は、ボールバルブに関する。
従来、各種のプラントでは、配管における流体の流通を制御するために、ボールバルブが多用されている。
ボールバルブは、弁箱(ボディ)内にボール状の弁体を収容したバルブであり、弁箱を貫通する弁棒(ステム)と、弁箱外で弁棒に連結されたハンドルとを備えている。弁棒は、弁箱内で弁体に連結されており、弁箱に回動可能に保持されている。ハンドルは、弁棒と交差する方向に延びており、このハンドルの開位置と閉位置との間での回動操作によって、弁棒および弁体を一体的に回動させることができ、ボールバルブが取り付けられた配管を開閉することができる。
特開2012−57651号公報
かかる構成のボールバルブでは、周囲で作業する者の不注意などにより、ハンドルが回動するおそれがある。また、プラントに見学に訪れた者などがハンドルをいたずらに操作することも考えられる。これらを防止するため、ハンドルを開位置および閉位置でロックするロック機構を設けたものが提供されているが、従来のロック機構は、構成が複雑であったり、ロックが不十分であったりして、現場の要求に十分に応えることができるものではない。
本発明の目的は、簡素な構成で、ハンドルの不用意な操作を防止できる、ボールバルブを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るボールバルブは、弁箱と、弁箱に収容されたボール状の弁体と、一端部が弁箱外に突出し、他端部が弁箱内で弁体に連結されて、弁体と一体的に回動可能に設けられた弁棒と、弁箱外で弁棒に連結され、弁棒と交差する方向に延び、弁体を開位置と閉位置との間で回動させるために操作されるハンドルと、ハンドルの周囲を上下左右の4方向から取り囲むことにより、ハンドルに保持されて、相対的に弁箱に近接するロック位置と弁箱から離間するアンロック位置との間でハンドルに沿って移動可能に設けられ、ロック位置において、弁箱との係合によりハンドルの操作を禁止し、アンロック位置において、当該係合の解除によりハンドルの操作を許容する第1ロック部材と、ハンドルに形成された挿通孔に挿通されて、第1ロック部材のロック位置からアンロック位置への移動を規制し、挿通孔から離脱して、第1ロック部材のロック位置からアンロック位置への移動を許容する第2ロック部材とを含む。
この構成によれば、弁箱内には、ボール状の弁体が収容されており、弁体には、一端部が弁箱外に突出した弁棒の他端部が連結されている。弁箱外において、弁棒には、ハンドルが連結されている。ハンドルは、弁棒と交差する方向に延びている。ハンドルの操作により、弁体を開位置と閉位置との間で回動させることができ、ボールバルブが取り付けられた配管に流体を流通/停止させることができる。
ハンドルには、第1ロック部材が保持されている。第1ロック部材は、ハンドルに沿って、相対的に弁箱に近接するロック位置と弁箱から離間するアンロック位置との間で移動可能に設けられている。第1ロック部材がロック位置に位置する状態において、第1ロック部材が弁箱と係合することにより、ハンドルの操作が禁止される。第1ロック部材がアンロック位置に位置する状態では、第1ロック部材と弁箱との係合が解除され、ハンドルの操作が許容される。
ハンドルは、弁棒と交差する方向に延びているので、たとえば、弁棒が水平に延びるように、ボールバルブが配管に取り付けられた場合、第1ロック部材がその自重によりロック位置からアンロック位置に移動するおそれがある。
そこで、第2ロック部材が設けられている。第2ロック部材をハンドルに形成された挿通孔に挿通することにより、第1ロック部材のロック位置からアンロック位置への移動が規制され、第2ロック部材を挿通孔から離脱させることにより、第1ロック部材のロック位置からアンロック位置への移動が許容される。そのため、弁棒が水平に延びるように、ボールバルブが配管に取り付けられていても、第1ロック部材をロック位置に位置させて、第2ロック部材を挿通孔に挿通させることにより、ハンドルの操作が禁止された状態を維持することができる。
よって、そのような第1ロック部材および第2ロック部材を備える簡素な構成により、ハンドルの不用意な操作を抑制することができる。
ボールバルブは、湾曲変形可能に構成され、ハンドルと第2ロック部材とを連結する連結部材をさらに含み、その連結部材は、ハンドルにおける挿通孔に対して弁箱側と反対側の位置に形成された貫通孔に挿通されている
この構成によれば、連結部材により、ハンドルと第2ロック部材とが連結されている。そのため、第2ロック部材が挿通孔から離脱されたときに、第2ロック部材を紛失することを抑制することができる。
挿通孔は、円形孔であり、第2ロック部材は、挿通孔の内径より大きい外径を有する円柱状の先端部と、先端部に連続して形成され、挿通孔の内径より小さい外径を有する円柱状の中間部と、中間部に対して先端部と反対側に連続して形成され、挿通孔の内径より大きい外径を有する円柱状の基端部とを一体的に備え、先端部は、その先端縁から中間部側に延びる切込みを有していてもよい。
この構成によれば、第2ロック部材の先端部には、その先端縁から中間部側に延びる切込みが形成されている。これにより、第2ロック部材の先端部は、外径が小さくなるように弾性変形可能である。第2ロック部材を先端部側から挿通孔に挿通すると、先端部は、弾性変形により外径が小さくなり、挿通孔を通過する。先端部の外径は、挿通孔を通過した後、元の外径に戻る。そのため、挿通孔の内側には、中間部が位置し、挿通孔の内径より大きい外径を有する基端部および先端部が中間部の両端に位置する。これにより、第2ロック部材が挿通孔から脱落することを抑制できる。また、変形の繰り返しにより、先端部の復元力が低下して(先端部が塑性変形して)、その外径が小さくなった場合には、マイナスドライバなどの器具を用いて切込みの内側から外側に力を加え、先端部を元の外径に戻すことができ、その復元力を容易に回復させることができる。
本発明によれば、簡素な構成により、ハンドルの不用意な操作を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るボールバルブの平面図であり、ハンドルがオン位置に位置する状態を示す。 ボールバルブの断面図であり、ハンドルがオン位置に位置する状態を示す。 ロックピンの側面図である。 ロックピンの下面図である。 本発明の他の実施形態に係るロックピンの下面図である。 ボールバルブの平面図であり、L字形ピンがハンドルの挿通孔に挿通されていない状態を示す。 ボールバルブの断面図であり、L字形ピンがハンドルの挿通孔に挿通された状態を示す。 ハンドルの挿通孔の部分の断面図であり、挿通孔にボールロックピンが挿通された状態を示す。 スプリングフックの斜視図である。 ハンドルの挿通孔の部分の断面図であり、挿通孔にボルトが挿通され、ボルトの端部にナットが螺号される前の状態を示す。 ハンドルの挿通孔の部分の断面図であり、挿通孔にカプラ式のプラグが挿通され、プラグの端部にソケットが嵌合される前の状態を示す。 リングキャッチの斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るボールバルブの平面図である。図2は、ボールバルブの断面図である。
ボールバルブ1は、弁箱(ボディ)2、キャップ3、弁体4、弁棒(ステム)5およびハンドル6を備えている。
弁箱2は、たとえば、ステンレス鋼により形成されている。弁箱2は、弁体収容部11、入口流路部12および弁棒保持部13を一体的に有している。
弁体収容部11は、略円筒形状をなしている。
入口流路部12は、弁体収容部11に対して弁体収容部11の中心線に沿う方向の一方側に形成されている。入口流路部12は、弁体収容部11と中心線が一致する略円筒形状をなしている。入口流路部12の内面には、配管(図示せず)との接続のためのねじ山が形成されている。
弁棒保持部13は、弁体収容部11の外周面から弁体収容部11の中心線と直交する方向に延びる略円筒形状をなしている。弁棒保持部13の内面には、凸部14が弁棒保持部13と一体的に形成されている。凸部14は、弁棒保持部13の全周にわたり、その内面から内側に向かって突出している。
なお、図1および図2の説明では、弁体収容部11に対する入口流路部12側を後側とし、弁体収容部11に対する弁棒保持部13側を上側として、上下、左右および前後の各方向を規定する。そして、図1および図2の各図では、矢印で方向を表示する。
弁棒保持部13は、第1停止突起15、第2停止突起16、第1嵌合突起17および第2嵌合突起18を一体的に備えている。
第1停止突起15は、弁棒保持部13から前側に突出している。
第2停止突起16は、弁棒保持部13から右側に突出している。
第1嵌合突起17は、弁棒保持部13から後側に突出している。
第2嵌合突起18は、弁棒保持部13から左側に突出している。第2嵌合突起18は、第1嵌合突起17と同じ形状をなしている。
キャップ3は、たとえば、ステンレス鋼により形成されている。キャップ3は、弁箱2の弁体収容部11に対して入口流路部12と反対側、つまり弁体収容部11の前側に設けられている。キャップ3は、略円筒形状をなし、その後部が弁体収容部11の前端部に内嵌された状態で螺合されている。また、キャップ3の前部の内面には、配管(図示せず)との接続のためのねじ山が形成されている。キャップ3の内面により、ボールバルブ1からの出口流路が形成されている。
弁箱2の弁体収容部11とキャップ3との間には、ガスケット19が挟持されている。ガスケット19は、たとえば、フッ素樹脂により形成されている。ガスケット19は、弁箱2とキャップ3との間において、弁箱2およびキャップ3に液密的に当接し、弁箱2とキャップ3との間をシールしている。
弁体4は、たとえば、ステンレス鋼により形成されている。弁体4は、球状をなし、弁箱2の弁体収容部11に収容されている。弁体4には、円形状の流孔20がその中心を一方向に貫通して形成されている。また、弁体4の表面には、流孔20の中心線と直交する直線を中心線とする円柱形状の挿入穴21が形成されている。流孔20と弁箱2の入口流路部12およびキャップ3内とが連通する状態における弁体4の位置が開位置であり、流孔20と弁箱2の入口流路部12およびキャップ3内とが連通しない状態における弁体4の位置が閉位置である。
弁箱2と弁体4との間には、弁箱2および弁体4に当接して弁座22が挟持されている。弁座22は、たとえば、フッ素樹脂により形成されている。フッ素樹脂は、表面の潤滑性に優れているため、弁体4は、弁体収容部11内に回動可能に保持されている。
弁棒5は、たとえば、ステンレス鋼により形成されている。弁棒5は、弁箱2の弁棒保持部13内を弁棒保持部13の中心線に沿って延びている。
弁棒5は、螺合部23、本体部24および挿入部25を一体的に備えている。
螺合部23は、略円柱形状をなしている。螺合部23は、側面にねじ山が形成されている。
本体部24は、螺合部23の下側に位置している。本体部24は、螺合部23と中心線が一致する円柱形状をなしている。本体部24の外径は、ねじ山を含めた螺合部23の外径と略同じである。
挿入部25は、本体部24の下側に位置している。挿入部25は、螺合部23および本体部24と中心軸線を同じにした円柱形状をなしている。挿入部25の外径は、本体部24の外径より小さい。挿入部25は、弁体4の挿入穴21を上側を向けた状態で、挿入穴21に上側から挿通されている。これにより、弁棒5は、弁体4に固定されている。その結果、弁棒5が回動すると、弁体4は、上下方向に延びる中心軸線を中心に回動する。
弁箱2の弁棒保持部13の内面と弁棒5との間には、その全周にわたって、弁棒パッキン26が設けられている。弁棒パッキン26は、弁棒保持部13の内面と弁棒5とに当接している。弁棒パッキン26は、たとえば、フッ素樹脂により形成されている。弁棒パッキン26きにより、弁棒保持部13の内面と弁棒5との間が封止された状態で、弁棒5が弁棒保持部13に回動可能に保持されている。
弁棒パッキン26の上側には、パッキン押え27が設けられている。パッキン押え27は、弁箱2の弁棒保持部13の内面と弁棒5との間の全周にわたり、かつ、弁棒保持部13の上端縁の上側に延びて位置している。パッキン押え27は、たとえば、ステンレス鋼により形成されている。
弁箱2の弁棒保持部13に形成された凸部14の下側には、スラストワッシャ28が設けられている。スラストワッシャ28は、円筒形状をなし、弁棒5の挿入部25に挿通されている。スラストワッシャ28は、たとえば、フッ素樹脂により形成されている。これにより、スラストワッシャ28と凸部14との間の摩擦が低減される。
ハンドル6は、弁棒5の上端部に連結されている。ハンドル6は、ステンレス鋼により形成されている。ハンドル6は、固定部29、当接部30、傾斜部31および取手部32を備えている。以下で説明するように、ハンドル6がオン位置に位置する状態で、弁体4が開位置に位置し、ハンドル6がオフ位置に位置する状態で、弁体4が閉位置に位置する。
ハンドル6のオン位置において、固定部29は、弁棒5の螺合部23の下端に位置している。固定部29は、前後方向に延びている。固定部29は、上下方向に貫通した貫通孔33を有している。
当接部30は、固定部29の前側の端縁から前側に延びた後、湾曲して、下側に延びている。ハンドル6がオン位置に位置するときは、当接部30の当接面(ハンドル6のオン位置において、当接部30の左側面)は、第1停止突起15の右側面に当接する。ハンドル6がオフ位置に位置するときは、当接部30の当接面(ハンドル6のオフ位置において、当接部30の後側面)は、第2停止突起16の前側面に当接する。
傾斜部31は、固定部29の後側の端縁から後上側に傾斜して延びている。傾斜部31の後上端部には、厚さ方向に貫通した挿通孔34が形成されている。
取手部32は、傾斜部31の後上側から後側に向かって、固定部29と平行に延びている。取手部32の前端部には、厚さ方向に貫通した貫通孔35が形成されている。
取手部32の前端部を除く部分は、ハンドル6を操作する際の滑り止めの目的で、その周囲に樹脂からなるハンドルスリーブ36が被覆されている。
ハンドル6の固定部29の貫通孔33には、弁棒5の螺合部23が下側から挿通されている。螺合部23には、貫通孔33の上側にワッシャ37が挿通され、その上側にナット38が螺号されている。これにより、ハンドル6は、弁棒5に締結されている。
ボールバルブ1は、ストッパ41を備えている。ストッパ41は、たとえば、ステンレス鋼により形成されている。
ストッパ41は、ハンドル6の傾斜部31の長手方向に沿って移動可能に、傾斜部31に設けられている。ストッパ41は、スライド部42、延部43および嵌合部44を一体的に備えている。ストッパ41の説明では、ハンドル6がオン位置に位置する状態を用いる。
スライド部42は、上板部45、下板部46、左板部47および右板部48を一体的に備えている。スライド部42は、上板部45、下板部46、左板部47および右板部48により、ハンドル6の傾斜部31の周囲を上下左右の4方向から取り囲んで、傾斜部31に設けられている。これにより、スライド部42は、ハンドル6の傾斜部31に沿って移動可能に設けられている。傾斜部31の傾斜方向の前下端にスライド部42が位置するとき、スライド部42は、傾斜部31の挿通孔34より前下側に位置する。
延部43は、スライド部42の下板部46の前下端縁から、下板部46を含む平面に沿って前下側に延びている。延部43は、矩形板状をなしている。
嵌合部44は、左当接部(図示せず)および右当接部49を一体的に備えている。
左当接部は、延部43の前下側の端縁の左側の端部から下側に湾曲して延びている。左当接部は、矩形板状をなしている。右当接部49は、左当接部と左右方向に間隔を空けて、延部43の前下側の端縁の右側の端部から下側に湾曲して延びている。右当接部49は、矩形板状をなしている。左当接部と右当接部49との間隔は、弁棒保持部13に形成された第1嵌合突起17の左右方向の幅および第2嵌合突起18の前後方向の幅より大きい。
ボールバルブ1は、ロックピン51、リング52およびチェーン53を備えている。
図3は、ロックピン51の側面図である。図4は、ロックピン51の下面図である。
ロックピン51は、略円柱形状をなしている。ロックピン51は、先端部54、中間部55、基端部56および頭部57を一体的に備えている。
先端部54は、略円柱形状をなしている。具体的には、先端部54は、長さ方向の中央部が長さ方向の両端部より大きな外径を有する樽形をなしている。先端部54の長さ方向の中央部における外径は、ハンドル6の傾斜部31に形成された挿通孔34の内径より大きい。
中間部55は、先端部54の一端側に位置している。中間部55は、先端部54と中心線が一致する略円筒形状をなしている。中間部55の外径は、ハンドル6の傾斜部31に形成された挿通孔34の内径より小さい。中間部55の長さは、ハンドル6の傾斜部31の厚さ方向の厚みより大きい。
基端部56は、中間部55に対して先端部54と反対側に位置している。基端部56は、先端部54および中間部55と中心線が一致する略円柱形状をなしている。基端部56の外径は、中間部55の外径より大きく、ハンドル6の傾斜部31に形成された挿通孔34の内径より大きい。
頭部57は、基端部56に対して中間部55と反対側に位置している。頭部57は、先端部54、中間部55および基端部56と中心線が一致する略円柱形状をなしている。頭部57は、側面を貫通する貫通孔58を有している。
先端部54は、その先端縁から中間部55側に延びる十字状の切込み59を有している。切込み59は、中間部55の途中まで延びている。
図1および図2に示されるように、ロックピン51の貫通孔58には、リング52が挿通されている。また、ハンドル6の取手部32に形成されている貫通孔35およびリング52には、チェーン53が挿通されている。
ハンドル6の取手部32を操作して、ハンドル6を回動させると、ハンドル6の回動に伴い、弁棒5がハンドル6に連動して回動する。そして、弁体4が弁棒5に連動して回動する。
ハンドル6がオン位置に位置する状態で、弁体4は、開位置に位置する。この状態では、流孔20が前後方向を向いて、入口流路と出口流路とが連通し、入口流路と出口流路との間で流体が流通可能である。入口流路および出口流路は、出口流路から入口流路に流体が流れるように使用されてもよい。
ハンドル6がオン位置からオフ位置に回動操作されると、弁体4は、開位置から閉位置に回動する。この場合、流孔20が左右方向を向き、入口流路と出口流路とが遮断されるため、入口流路と出口流路との間での流体の流通が阻止される。
ハンドル6がオン位置に位置する状態で、当接部30の左側面が第1停止突起15の右側面に当接する。また、ハンドル6がオフ位置に位置する状態で、当接部30の後側面が第2停止突起16の前側面に当接する。これにより、ハンドル6の回動範囲がオン位置とオフ位置との間に制限されている。
ハンドル6をオン位置とオフ位置との間で回動させるときには、ロックピン51をハンドル6の挿通孔34から抜き、ストッパ41をハンドル6の傾斜部31の上端に位置するアンロック位置に移動させる。
ハンドル6がオン位置に位置する状態で、ストッパ41をハンドル6の傾斜部31の下端に位置するロック位置に移動させると、ストッパ41の嵌合部44と第1嵌合突起17とが嵌合する。これにより、ハンドル6は、オン位置にロックされる。また、その状態で、ロックピン51がハンドル6の挿通孔34に挿通されると、ハンドル6がオン位置にロックされるとともに、ストッパ41がロック位置にロックされる。
ハンドル6がオフ位置に位置する状態で、ストッパ41をロック位置に移動させると、ストッパ41の嵌合部44と第2嵌合突起18とが嵌合する。これにより、ハンドル6は、オフ位置にロックされる。また、その状態で、ロックピン51がハンドル6の挿通孔34に挿通されると、ハンドル6がオフ位置にロックされるとともに、ストッパ41がロック位置にロックされる。
以上のように、弁箱2内には、ボール状の弁体4が収容されており、弁体4には、一端部が弁箱2外に突出した弁棒5の他端部が連結されている。弁箱2外において、弁棒5には、ハンドル6が連結されている。ハンドル6は、弁棒5と交差する方向に延びている。ハンドル6の操作により、弁体4を開位置と閉位置との間で回動させることができ、ボールバルブ1が取り付けられた配管に流体を流通/停止させることができる。
ハンドル6には、ストッパ41が保持されている。ストッパ41は、相対的に弁箱2に近接するロック位置と弁箱2から離間するアンロック位置との間で移動可能に設けられている。ストッパ41がロック位置に位置する状態において、ストッパ41が第1嵌合突起17または第2嵌合突起18と係合することにより、ハンドル6の操作が禁止される。ストッパ41がアンロック位置に位置する状態では、ストッパ41と第1嵌合突起17または第2嵌合突起18との係合が解除され、ハンドル6の操作が許容される。
ハンドル6は、弁棒5と交差する方向に延びているので、たとえば弁棒5が水平に延びるように、ボールバルブ1が配管に取り付けられた場合、ストッパ41がその自重によりロック位置からアンロック位置に移動するおそれがある。
そこで、ロックピン51が設けられている。ハンドル6に形成された挿通孔34にロックピン51を挿通することにより、ストッパ41のロック位置からアンロック位置への移動が規制され、ロックピン51を挿通孔34から離脱させることにより、ストッパ41のロック位置からアンロック位置への移動が許容される。そのため、弁棒5が水平に延びるように、ボールバルブ1が配管に取り付けられていても、ストッパ41をロック位置に位置させて、ロックピン51を挿通孔34に挿通させることにより、ハンドル6の操作が禁止された状態を維持することができる。
よって、そのようなストッパ41およびロックピン51を備える簡素な構成により、ハンドル6の不用意な操作を抑制することができる。
ボールバルブ1は、湾曲変形可能に構成され、ハンドル6とロックピン51とを連結するチェーン53を備えている。そして、チェーン53により、ハンドル6とロックピン51とが連結されている。そのため、ロックピン51が挿通孔34から離脱されたときに、ロックピン51を紛失することを抑制することができる。
挿通孔34は、円形孔であり、ロックピン51は、先端部54、中間部55および基端部56を一体的に備えている。先端部54は、挿通孔34の内径より大きい外径を有する円柱状である。中間部55は、先端部54に連続して形成され、挿通孔34の内径より小さい外径を有する円柱状である。基端部56は、中間部55に対して先端部54と反対側に連続して形成され、挿通孔34の内径より大きい外径を有する円柱状である。先端部54は、その先端縁から中間部55側に延びる切込み59を有している。
ロックピン51の先端部54は、切込み59が形成されていることにより、外径が小さくなるように弾性変形可能である。ロックピン51を先端部54側から挿通孔34に挿通すると、先端部54は、弾性変形により外径が小さくなり、挿通孔34を通過する。先端部54の外径は、挿通孔34を通過した後、元の外径に戻る。そのため、挿通孔34の内側には、中間部55が位置し、挿通孔34の内径より大きい外径を有する基端部56および先端部54が中間部55の両端に位置する。これにより、ロックピン51が挿通孔34から脱落することを抑制できる。また、変形の繰り返しにより、先端部54の復元力が低下して(先端部54が塑性変形して)、その外径が小さくなった場合には、マイナスドライバなどの器具を用いて切込み59の内側から外側に力を加え、先端部54を元の外径に戻すことができ、その復元力を容易に回復させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、ロックピン51には、十字状の切込み59が形成されていたが、図5に示されるように、直線状の切込み59が形成されていてもよい。
また、前述の実施形態では、第2ロック部材の一例として、ロックピン51を取り上げた。しかしながら、第2ロック部材は、ハンドル6の挿通孔34に挿通されて、挿通孔34から容易に脱落しない構成を有していればよい。
たとえば、図6に示されるように、第2ロック部材として、金属棒をL字状に屈曲させた構成のL字形ピン61が採用されてもよい。図7に示されるように、L字形ピン61をハンドル6の挿通孔34に挿通させることにより、ストッパ41のロック位置からアンロック位置への移動を規制することができる。
また、第2ロック部材として、図8に示されるボールロックピン62が採用されてもよい。ボールロックピン62をハンドル6の挿通孔34に挿通させることにより、ストッパ41のロック位置からアンロック位置への移動を規制することができる。
また、第2ロック部材として、図9に示されるスプリングフック63が採用されてもよい。スプリングフック63のスナップ部64を内側に押して、スナップ部64とフック部65との間に隙間を形成し、その隙間を使用して、フック部65をハンドル6の挿通孔34に挿通することができる。フック部65が挿通孔34に挿通された後、スナップ部64が元の状態に戻ることにより、スプリングフック63がハンドル6に脱落不能に取り付けられる。この状態で、フック部65が挿通孔34に挿通しているので、ストッパ41のロック位置からアンロック位置への移動を規制することができる。
また、図10に示される構成が採用されてもよい。すなわち、ボルト66をハンドル6の挿通孔34に挿通させ、ボルト66の端部にナット67を螺合さることにより、ボルト66を挿通孔34に脱落不能に取り付けることができ、ストッパ41のロック位置からアンロック位置への移動を規制することができる。
また、図11に示されるように、ハンドル6の挿通孔34にカプラ式のプラグ68が挿通され、プラグ68の端部にソケット69が嵌合されることにより、ストッパ41のロック位置からアンロック位置への移動が規制されてもよい。
さらにまた、第2ロック部材として、図12に示されるリングキャッチ70が採用されてもよい。リングキャッチ70のナット部71を回して、ナット部71とフック部72との螺合を解除して、フック部72を挿通孔34に挿通することができる。その後、ナット部71をフック部72に螺合させることにより、リングキャッチ70がハンドル6に脱落不能に取り付けられる。この状態で、フック部72が挿通孔34に挿通しているので、ストッパ41のロック位置からアンロック位置への移動を規制することができる。
その他にも、南京錠やナンバー可変式錠などの錠などが第2ロック部材として採用されてもよい。
また、ストッパ41およびハンドル6の両方に挿通孔が形成され、ストッパ41がロック位置に位置する場合において、両方の挿通孔が重なるように形成されていてもよい。これにより、ストッパ41がロック位置に位置する場合に、両方の挿通孔に第2ロック部材を挿通することにより、ストッパ41がアンロック位置に移動することを抑制することができる。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 ボールバルブ
2 弁箱
4 弁体
5 弁棒
6 ハンドル
34 挿通孔
41 ストッパ(第1ロック部材)
51 ロックピン(第2ロック部材)
53 チェーン(連結部材)
54 先端部
55 中間部
56 基端部
59 切込み

Claims (3)

  1. 弁箱と、
    前記弁箱に収容されたボール状の弁体と、
    一端部が前記弁箱外に突出し、他端部が前記弁箱内で前記弁体に連結されて、前記弁体と一体的に回動可能に設けられた弁棒と、
    前記弁箱外で前記弁棒に連結され、前記弁棒と交差する方向に延び、前記弁体を開位置と閉位置との間で回動させるために操作されるハンドルと、
    前記ハンドルの周囲を上下左右の4方向から取り囲むことにより、前記ハンドルに保持されて、相対的に前記弁箱に近接するロック位置と前記弁箱から離間するアンロック位置との間で前記ハンドルに沿って移動可能に設けられ、前記ロック位置において、前記弁箱との係合により前記ハンドルの操作を禁止し、前記アンロック位置において、当該係合の解除により前記ハンドルの操作を許容する第1ロック部材と、
    前記ハンドルに形成された挿通孔に挿通されて、前記第1ロック部材の前記ロック位置から前記アンロック位置への移動を規制し、前記挿通孔から離脱して、前記第1ロック部材の前記ロック位置から前記アンロック位置への移動を許容する第2ロック部材と、
    湾曲変形可能に構成され、前記ハンドルと前記第2ロック部材とを連結する連結部材とを含み、
    前記連結部材は、前記ハンドルにおける前記挿通孔に対して前記弁箱側と反対側の位置に形成された貫通孔に挿通されている、ボールバルブ。
  2. 前記挿通孔は、円形孔であり、
    前記第2ロック部材は、
    前記挿通孔の内径より大きい外径を有する円柱状の先端部と、
    前記先端部に連続して形成され、前記挿通孔の内径より小さい外径を有する円柱状の中間部と、
    前記中間部に対して前記先端部と反対側に連続して形成され、前記挿通孔の内径より大きい外径を有する円柱状の基端部とを一体的に備え、
    前記先端部は、その先端縁から前記中間部側に延びる切込みを有する、請求項1に記載のボールバルブ。
  3. 前記第2ロック部材は、L字状の金属棒からなる、請求項1に記載のボールバルブ。
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