JP5970381B2 - 基板の切断加工方法及び切断加工装置 - Google Patents

基板の切断加工方法及び切断加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、基板の切断加工方法と切断加工装置に関し、特に、基板上に装着した多数の電子部品を樹脂材料にて封止した樹脂封止済基板の反りを測定して検知すると共に、この反りを矯正した状態で樹脂封止済基板を電子部品モジュール毎に切断して分離するようにした基板の切断加工方法及び切断加工装置の改良に関する。
例えば、大形の円形状半導体ウエハの裏面に粘着テープを貼付すると共に、この半導体ウエハを、粘着テープを介して切断加工装置における保持部に供給し、この状態で、半導体ウエハにおける切断予定ラインを切断加工するように構成したレーザ加工装置が提案されている。また、この半導体ウエハに反りが発生している場合は、変位検出手段によって、その変位を検出し半導体ウエハの反りの位置・程度を測定すること、そして、その測定結果に基づいて、半導体ウエハの厚さ方向における集光点位置を調整しながらレーザ光を照射して加工位置を一定にすること、また、半導体ウエハの反りを吸引手段や押圧手段を介して水平状に矯正した後に切断加工すること等が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された半導体ウエハは、裏面に貼付した粘着テープの中央部に電子部品の樹脂封止成形体を配置しており、また、この半導体ウエハを加工装置の保持部に装着する場合はその樹脂封止成形体の外周縁部(リングフレーム)を切断加工装置の保持部に保持させるように構成している。
即ち、半導体ウエハを加工装置の保持部に装着する場合、半導体ウエハにおける電子部品の樹脂封止成形体と加工装置の保持部との両者が接触しないので、この電子部品の樹脂封止成形体の部分に反り等の異常が発生していたとしても、半導体ウエハを加工装置の保持部に装着する作用については何等支障が無いと云った利点を有している。
ところで、基板上に装着した半導体素子等の電子部品を樹脂材料にて封止成形した樹脂封止済基板(以下、積層基板と略称する。)を切断加工装置へ搬送供給すると共に、該積層基板を切断加工装置における吸着ステージ上に直接的に吸着保持させた状態でその切断予定ラインを切断加工するような場合は、特許文献1に開示された技術をそのまま応用することができない。
即ち、この積層基板は、例えば、吸着作用を利用した吸着搬送手段等を介して、そのままの状態で切断加工装置へ搬送供給するように設けられている。そして、切断加工装置における吸着ステージ上に直接的に吸着保持させるものである。
従って、積層基板に一定以上の反りが発生している場合、例えば、2mm以上の反りが発生していると、積層基板を吸着搬送手段等で切断加工装置へ搬送供給したとき、切断加工装置の吸着ステージ上に吸着保持させることが困難であると云った問題がある。
また、2mm以上の反りが発生している積層基板を、特許文献1に示すような吸引手段や押圧手段等の機械的な反り矯正手段を用いて強制的に矯正したり、或は、これを切断加工装置における基板搬送機構や吸着ステージ上に強制的に吸着保持させるような場合は、積層基板の矯正作用や吸着保持作用が困難であるのみならず、該積層基板にクラックが発生する等、基板切断加工作業上の重大な問題がある。
特開2010−29927号公報(第6頁の段落〔0030〕、第7頁の段落〔0044〕、第9頁の段落〔0059〕、及び、図1、図4、図8等参照)
本発明は、積層基板を切断加工装置における吸着ステージ上に基板搬送機構で直接的に吸着保持させる場合において、一定以上(例えば、2mm以上)の反りが発生している積層基板についても、該積層基板の損傷を防止しながらその反りを効率良く且つ確実に矯正することができると共に、該積層基板を基板搬送機構で吸着ステージ上に効率良く且つ確実に吸着保持させることができ、更に、該積層基板における所定の切断予定ラインを効率良く且つ確実に切断加工することができる基板の切断加工方法とこの方法を実施するための切断加工装置を提供することを目的とする。
また、上記した目的を達成するための本発明に係る基板の切断加工方法は、基板上に装着した多数の電子部品を樹脂材料にて封止した樹脂封止済基板(積層基板W)における切断予定ラインを切断して電子部品モジュール毎に分離する基板の切断加工方法であって、
前記樹脂封止済基板を切断加工装置Mの供給部1に搬送供給する基板供給工程と、
前記基板供給工程にて供給した前記樹脂封止済基板の反りを測定する反り測定工程と、
前記反り測定工程にて検出した前記樹脂封止済基板の反り測定値が基準値以上である場合に、該樹脂封止済基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインにレーザ光L1を照射して該封止樹脂層にスリット状の溝Sを形成する溝形成工程と、
前記溝形成工程を経た前記樹脂封止済基板を矯正保持手段4・40にて係合保持すると共に、この係合保持作用時に該樹脂封止済基板の反りを無くして(反りを解消して)水平状に矯正した状態で保持する反り矯正工程と、
前記反り矯正工程を経た前記樹脂封止済基板を切断加工装置Mにおける吸着ステージ9上に移送する基板移送工程と、
前記基板移送工程を経た前記樹脂封止済基板を切断加工装置Mにおける吸着ステージ9上に吸着保持させる吸着ステージ上への基板吸着保持工程と、
前記吸着ステージ上への基板吸着保持工程を経た前記樹脂封止済基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿って該樹脂封止済基板を切断することによって、該樹脂封止済基板を電子部品モジュールW3毎に分離する基板切断工程と、
前記基板切断工程を経て得られた前記各電子部品モジュールW3を収容部7へ搬送して収容する成形品収容工程とを備えたことを特徴とする。
上記した目的を達成するための本発明に係る他の基板の切断加工方法は、基板上に装着した多数の電子部品を樹脂材料にて封止した樹脂封止済基板(積層基板W)における切断予定ラインを切断して電子部品モジュール毎に分離する基板の切断加工方法であって、
前記樹脂封止済基板を切断加工装置Mの供給部1に搬送供給する基板供給工程と、
前記基板供給工程にて供給した前記樹脂封止済基板の反りを測定する反り測定工程と、
前記反り測定工程にて検出した前記樹脂封止済基板の反り測定値が基準値以上である場合に、該樹脂封止済基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインにレーザ光L1を照射して該封止樹脂層にスリット状の溝Sを形成する溝形成工程と、
前記溝形成工程を経た前記樹脂封止済基板を矯正保持手段4・40にて係合保持すると共に、この係合保持作用時に該樹脂封止済基板の反りを無くして(反りを解消して)水平状に矯正した状態で保持する反り矯正工程と、
前記反り矯正工程を経た前記樹脂封止済基板を、前記矯正保持手段4・40にて係合保持させた状態で、前記樹脂封止済基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿って該樹脂封止済基板を切断することによって、該樹脂封止済基板を電子部品モジュールW3毎に分離する基板切断工程と、
前記基板切断工程を経て得られた前記各電子部品モジュールW3を収容部7へ搬送して収容する成形品収容工程とを備えたことを特徴とする。
また、上記した目的を達成するための本発明に係る基板の切断加工装置は、基板上に装着した多数の電子部品を樹脂材料にて封止した樹脂封止済基板(積層基板W)における切断予定ラインを切断して電子部品モジュール毎に分離する基板の切断加工装置であって、
前記樹脂封止済基板を供給する樹脂封止済基板の供給部1と、
前記樹脂封止済基板の供給部1に供給した前記樹脂封止済基板の反りを測定する樹脂封止済基板の反り測定部2と、
前記樹脂封止済基板の反り測定部2にて検出した前記樹脂封止済基板の反り測定値が基準値以上である場合に、該樹脂封止済基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインにレーザ光L1を照射して該封止樹脂層にスリット状の溝Sを形成する溝形成部3と、
前記封止樹脂層W2における切断予定ラインにスリット状の溝Sを形成した樹脂封止済基板を矯正保持手段4・40にて係合保持すると共に、この係合保持作用時に該樹脂封止済基板の反りを無くして(反りを解消して)水平状に矯正した状態で保持する樹脂封止済基板の矯正保持手段4・40と、
前記矯正保持手段4・40に保持した前記樹脂封止済基板を切断加工装置Mにおける吸着ステージ9上に移送する基板移送手段5と、
前記切断加工装置の吸着ステージ9上に吸着保持させた前記樹脂封止済基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿って該樹脂封止済基板を切断することによって、該樹脂封止済基板を電子部品モジュールW3毎に分離する樹脂封止済基板の切断加工部6と、
前記樹脂封止済基板の切断加工部6にて得られた前記各電子部品モジュールW3を収容する成形品収容部7とを備えたことを特徴とする。
上記した目的を達成するための本発明に係る他の基板の切断加工装置は、基板上に装着した多数の電子部品を樹脂材料にて封止した樹脂封止済基板(積層基板W)における切断予定ラインを切断して電子部品モジュール毎に分離する基板の切断加工装置であって、
前記樹脂封止済基板を供給する樹脂封止済基板の供給部1と、
前記樹脂封止済基板の供給部1に供給した前記樹脂封止済基板の反りを測定する樹脂封止済基板の反り測定部2と、
前記樹脂封止済基板の反り測定部2にて検出した前記樹脂封止済基板の反り測定値が基準値以上である場合に、該樹脂封止済基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインにレーザ光L1を照射して該封止樹脂層にスリット状の溝Sを形成する溝形成部3と、
前記封止樹脂層W2における切断予定ラインにスリット状の溝Sを形成した樹脂封止済基板を矯正保持手段4・40にて係合保持すると共に、この係合保持作用時に該樹脂封止済基板の反りを無くして(反りを解消して)水平状に矯正した状態で保持する樹脂封止済基板の矯正保持手段4・40と、
前記矯正保持手段4・40にて保持した前記樹脂封止済基板を、前記矯正保持手段4・40にて係合保持させた状態で、前記樹脂封止済基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿って該樹脂封止済基板を切断することによって、該樹脂封止済基板を電子部品モジュールW3毎に分離する樹脂封止済基板の切断加工部6と、
前記樹脂封止済基板の切断加工部6にて得られた前記各電子部品モジュールW3を収容部7へ搬送して収容する成形品収容部7とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る基板の切断加工方法及び切断加工装置によれば、積層基板Wの反りを測定して一定以上(例えば、2mm以上)の反りが発生している積層基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインにレーザ光L1を照射してスリット状の溝Sを形成する。そして、この封止樹脂層W2に形成したスリット状の溝Sによって、該積層基板の損傷を防止しながらその反りを効率良く且つ確実に矯正することができる。
従って、反りを矯正した積層基板を、反りが発生していない積層基板の場合と同様に、基板搬送機構等に効率良く且つ確実に吸着保持させることができると共に、この状態で、該積層基板を移送することができる。
また、吸着ステージ9上に移送した積層基板を該吸着ステージ9上に効率良く且つ確実に吸着保持させることができる。
また、この積層基板の反りを矯正した状態でその切断予定ライン(スリット状の溝)に沿って切断加工することにより、該積層基板を電子部品モジュール毎に切断して分離することができる。
また、基板の切断加工装置Mに、基板の反り測定部2と積層基板Wの封止樹脂層W2への溝形成部3及び基板の矯正保持手段4とを配設したので、該切断加工装置Mに一定以上の反りが発生している積層基板が供給された場合でもその切断加工作業を中断する必要がないので、積層基板Wの全体的な切断加工作業を効率良く行うことができる。
本発明の第一実施例に係る切断加工装置の構成を示しており、図1(1) は切断加工装置の全体構成を示す概略平面図、図1(2) は積層基板の反り測定部を示す概略正面図、図1(3) は封止樹脂層への溝形成部を示す概略正面図、図1(4) は積層基板の矯正保持手段を示す概略正面図、図1(5) は積層基板の切断加工部を示す概略正面図である。 本発明の第一実施例に係る切断加工方法の説明図であり、図2(1) は基板供給工程の説明図、図2(2) は反り測定工程の説明図、図2(3) は溝形成工程の説明図、図2(4) は反り矯正工程の説明図、図2(5) は基板吸着保持工程の説明図、図2(6) は基板切断工程の説明図、図2(7) は成形品収容工程の説明図である。 本発明の第二実施例に係る切断加工装置の構成を示しており、図3(1) は切断加工装置の全体構成を示す概略平面図、図3(2) は積層基板の反り測定部を示す概略正面図、図3(3) は封止樹脂層への溝形成部を示す概略正面図、図3(4) は積層基板の矯正保持手段を示す概略正面図、図3(5) は積層基板の切断加工部を示す概略正面図である。 本発明の第二実施例に係る切断加工方法の説明図であり、図4(1) は基板供給工程の説明図、図4(2) は反り測定工程の説明図、図4(3) は溝形成工程の説明図、図4(4) は反り矯正工程の説明図、図4(5) は基板切断工程の説明図、図4(6) は成形品収容工程の説明図である。 本発明の第三実施例に係る切断加工装置の構成を示しており、図5(1) は切断加工装置の全体構成を示す概略平面図、図5(2) は積層基板の反り測定部を示す概略正面図、図5(3) は封止樹脂層への溝形成部を示す概略正面図、図5(4) は積層基板の矯正保持手段を示す概略正面図、図5(5) は積層基板の切断加工部を示す概略正面図である。 本発明の第三実施例に係る切断加工方法の説明図であり、図6(1) は基板供給工程の説明図、図6(2) は反り測定工程の説明図、図6(3) は溝形成工程の説明図、図6(4) は反り矯正工程の説明図、図6(5) は基板吸着保持工程の説明図、図6(6) は基板切断工程の説明図、図6(7) は成形品収容工程の説明図である。 本発明の第四実施例に係る切断加工装置の構成を示しており、図7(1) は切断加工装置の全体構成を示す概略平面図、図7(2) は積層基板の反り測定部を示す概略正面図、図7(3) は封止樹脂層への溝形成部を示す概略正面図、図7(4) は積層基板の矯正保持手段を示す概略正面図、図7(5) は積層基板の切断加工部を示す概略正面図である。 本発明の第四実施例に係る切断加工方法の説明図であり、図8(1) は基板供給工程の説明図、図8(2) は反り測定工程の説明図、図8(3) は溝形成工程の説明図、図8(4) は反り矯正工程の説明図、図8(5) は基板切断工程の説明図、図8(6) は成形品収容工程の説明図である。 本発明に係る切断加工装置の他の構成例を示しており、図9(1) は積層基板の封止樹脂層側を吸着ステージ上に吸着保持させた状態を示す概略正面図、図9(2) は該積層基板をブレード切断する状態を示す概略正面図である。
以下、図に示す本発明の実施例について説明する。
図1及び図2は本発明の第一実施例であって、図1はその切断加工装置の構成を示しており、また、図2はその切断加工方法の説明図である。
図1及び図2には、基板W1と該基板W1上に装着した多数の電子部品を樹脂封止した封止樹脂層W2とから成る樹脂封止済基板(積層基板W)における切断予定ラインを切断して電子部品モジュール毎に分離する基板の切断加工装置Mを例示している。
この切断加工装置Mは、次の構成を備えている。
即ち、積層基板Wを供給するための基板の供給部1と、
基板の供給部1に供給した積層基板Wの反りを測定する基板の反り測定部2と、
基板の反り測定部2にて検出した積層基板Wの反り測定値が基準値以上である場合、例えば、積層基板Wに2mmを超えるような反りが発生しているときに、該積層基板Wの封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿ってレーザ光L1を照射することにより、該封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成する溝形成部3と、
溝形成部3にて封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成した積層基板Wを係合保持すると共に、この係合保持作用時に該積層基板Wの反りを無くして水平状に矯正した状態で保持する基板の矯正保持手段4と、
基板の矯正保持手段4に保持した積層基板Wを切断加工装置における吸着ステージ9上に移送する基板移送手段と、
吸着ステージ9上に吸着保持させた積層基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿って該積層基板を切断することによって、該積層基板を電子部品モジュールW3毎に分離する基板の切断加工部6と、
基板の切断加工部6にて得られた各電子部品モジュールW3を収容する成形品収容部7とを備えている。
上記した基板の供給部1は、多数枚の積層基板Wを収納した基板マガジン1aを載置すると共に、該基板マガジン1aから積層基板Wを一枚づつ順次に送り出して切断加工装置Mの移送プレート8上に供給するように設けている。
なお、このような基板マガジン1aを配設することに替えて、例えば、積層基板Wを適当な搬送機構(図示なし)を介して、切断加工装置Mの外部から移送プレート8上に搬送供給するように設けてもよい。
上記した基板の反り測定部2には、移送プレート8を介して、該基板の反り測定部2に移送した積層基板Wについて発生している反りの有無及び反りの程度を測定するための変位センサ2aを備えている。
この変位センサ2aは、例えば、図1(2) に示すように、積層基板Wに照射して反射したレーザ光L2を利用して反りが発生していない正常な積層基板の基準位置との変位を測定して検出した積層基板Wの反りの有無及びその程度を検出する。
そして、この測定値が上記基準位置から一定以下(例えば、2mm未満)の変位である場合は、吸着ステージ9上に積層基板Wを係合固定させることが容易である。
このため、直ちに、適宜な基板移送手段(図示なし)にて切断加工装置Mの吸着ステージ9上に移送(移載)することができる。
なお、例えば、基板の矯正保持手段4と移送プレート8との両者は、基板の矯正保持手段4に係合固定させて保持した積層基板Wを切断加工装置Mの吸着ステージ9上に移送(移載)するための基板移送手段の機能を備えている。
従って、この場合は、専用の基板移送手段(図示なし)が不要となるため、切断加工装置Mの全体的な構成を簡略化若しくは省略化することができると云った利点がある。
また、前記した測定値が上記基準位置から一定以上(例えば、2mm以上)の変位である場合は、基板の切断時に、積層基板Wを吸着ステージ9上に吸着保持することができない。これを機械的に保持しようとすると積層基板Wを強圧することとなるため、該積層基板Wにクラックを発生させる(積層基板Wを損傷する)等の重大な弊害がある。
従って、この場合は、図1(3) に示すように、該積層基板Wを基板の矯正保持手段4によって移送プレート8上に係止する。即ち、積層基板Wに対して、該積層基板Wを変形させるような過大な押圧力を加えない程度の弾性押圧力P1にて移送プレート8上に固定させればよい。
上記した溝形成部3には、積層基板Wに設定されている切断予定ライン(図示なし)にレーザ光L1を照射してその封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成するためのレーザ発振器3aを備えている(図1(3) 参照)。
積層基板Wの封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成するには、図1(3) に示すように、基板の矯正保持手段4にて積層基板Wを移送プレート8上に係合固定させると共に、この状態で、レーザ発振器3aにてその封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿ってレーザ光L1を照射すればよい。
なお、このスリット状の溝Sの深さは最大で封止樹脂層W2の厚み程度となるように設定すればよい。
上記した基板の矯正保持手段4は、図1(4) に示すように、溝形成部3にて封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成した積層基板Wを、矯正保持手段4による弾性押圧力P2にて移送プレート8側へ更に押圧することにより、該積層基板の反りを無くして水平状に矯正すると共に、この状態で、該積層基板を移送プレート8上に保持させるものである。
なお、このとき、封止樹脂層W2にはその切断予定ラインに沿ってスリット状の溝Sを形成してあるため、矯正保持手段4の弾性押圧力P2によって、該積層基板の全体を効率良く水平状に変形させることができる。
即ち、スリット状の溝Sを形成した積層基板Wを基板の矯正保持手段4に係合保持させる過程において、該積層基板の反りを無くして水平状に矯正することができると共に、矯正した積層基板を該矯正保持手段4によって移送プレート8上に確実に保持させることができる。
また、上記した溝形成部3でスリット状の溝Sを形成し且つ水平状に矯正した積層基板Wを、適宜な基板移送手段にて切断加工装置Mにおける吸着ステージ9上に移送(移載)することができる。
なお、切断加工装置の吸着ステージ9上に移送した積層基板Wは、該吸着ステージ9における吸着機構9aを介して該吸着ステージ9上の所定位置に吸着保持させることができるように設けている(図1(5) 参照)。
上記した基板の切断加工部6には、積層基板Wの封止樹脂層W2に形成した溝Sの各部位に合わせてレーザ光L3を照射することにより、該積層基板を完全に切断加工S1するためのレーザ発振器6aを備えている(図1(5) 参照)。
上記した成形品収容部7には、基板の切断加工部6にて得られた各電子部品モジュールW3(成形品)を収容する成形品収容用具7aを備えている。
なお、レーザ発振器3aには集塵機構10が設けられている。また、レーザ発振器6aにおいては、レーザ光L3の照射にアシストガスの噴射を併用することができる。また、吸着ステージ9(9a)における積層基板Wを吸着する側にはゴム弾性を有する材料にて形成された吸着部11が設けられている。
次に、積層基板Wの反りを矯正して保持すると共に、該積層基板Wを切断予定ラインに沿って切断加工することにより、該積層基板Wから各電子部品モジュールW3を分離する基板の切断加工方法について詳細に説明する。
まず、図2(1) に示すように、積層基板Wを切断加工装置Mにおける基板の供給部1の移送プレート8上に搬送すると共に、該積層基板の基板W1側を移送プレート8上の所定位置に載置し且つその封止樹脂層W2が上側となるように供給セットする基板供給工程を行う。
次に、図2(2) に示すように、基板供給工程にて供給した移送プレート8上の積層基板Wを基板の反り測定部2に移送すると共に、変位センサ2aを介して、該積層基板Wの反りを測定する反り測定工程を行う。
次に、図2(3) に示すように、反り測定工程にて検出した積層基板Wの反り測定値が基準値以上である場合、移送プレート8を介して、該積層基板を溝形成部3に移送する。そして、基板の矯正保持手段4を介して、移送プレート8上の積層基板における基板W1を押圧して係止する。
なお、前記したように、基板の矯正保持手段4による積層基板Wの係止状態は、積層基板Wの基板W1に対して該矯正保持手段4による弾性押圧力P1を加えることにより、該積層基板Wが移送プレート8上の所定位置から容易に移動しない状態であればよい。
そして、このときの弾性押圧力P1は、積層基板Wを移送プレート8側へ押圧変形させない程度の弾性押圧力となるように設定している。
更に、図2(3) 及び図2(4) に示すように、レーザ発振器3aを介して、移送プレート8上に係止した積層基板Wの封止樹脂層W2における切断予定ラインにレーザ光L1を照射して該封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成する溝形成工程を行う。
次に、図2(4) に示すように、基板の矯正保持手段4を介して、溝形成工程を経た積層基板Wを弾性押圧力P2にて更に移送プレート8側へ押圧して該積層基板を水平状に変形させることにより、該積層基板Wの反りを無くして水平状に矯正した状態で保持する反り矯正工程を行う。
なお、このとき、該積層基板Wの封止樹脂層W2には溝形成工程によってスリット状の溝Sを形成してあるので、前記したように、該積層基板Wを矯正保持手段4に係合保持させる過程において該積層基板Wの反りを無くして水平状に矯正することができると共に、矯正した積層基板Wを該矯正保持手段4によって移送プレート8上に確実に保持させることができる。
次に、図2(5) に示すように、反り矯正工程を経た積層基板Wを切断加工装置Mにおける吸着ステージ9(吸着部11)上に移送して移載することにより、該積層基板Wを該吸着ステージ9上に吸着保持させる吸着ステージ上への基板吸着保持工程を行う。
反り矯正工程を経た積層基板Wは、基板移送手段によって確実に保持されると共に、この状態で、該積層基板Wを切断加工装置Mの吸着ステージ9上の所定位置に移送(移載)することができる。
なお、この吸着ステージ9上に移送した積層基板Wは、該吸着ステージ9に設けられる吸着機構9aを介して、該吸着ステージ9上の所定位置に吸着保持させることができる。
次に、図2(6) に示すように、レーザ発振器6aを介して、吸着ステージ9上に吸着保持させた積層基板Wの封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿って該積層基板を完全に切断加工(フルカット)S1することにより、該積層基板を電子部品モジュールW3毎に分離する基板切断工程を行う。
次に、図2(7) に示すように、基板切断工程を経て得られた各電子部品モジュールW3を収容部7へ搬送して、収容用具7a等に収容する成形品収容工程を行う。
この実施例の構成によれば、積層基板Wの反りを測定して一定以上の反りが発生している積層基板Wの封止樹脂層W2における切断予定ラインにスリット状の溝Sを形成することにより、該積層基板の損傷を防止しながらその反りを効率良く且つ確実に矯正することができる。
従って、反りを矯正した積層基板を、反りが発生していない積層基板の場合と同様に、基板移送手段に効率良く且つ確実に保持させることができると共に、この状態で、該積層基板を移送することができる。
また、吸着ステージ9上に移送した積層基板を該吸着ステージ9上に効率良く且つ確実に吸着保持させることができる。
また、この積層基板の反りを矯正した状態でその切断予定ライン(スリット状の溝)に沿って切断加工することにより、該積層基板を電子部品モジュール毎に切断して分離することができる。
また、基板の切断加工装置Mに、基板の反り測定部2と積層基板Wの封止樹脂層W2への溝形成部3及び基板の矯正保持手段4とを配設したので、該切断加工装置Mに一定以上の反りが発生している積層基板が供給された場合でもその切断加工作業を中断する必要がないので、積層基板Wの全体的な切断加工作業を効率良く行うことができる。
次に、本発明に係る第二実施例の形態を、図3及び図4に基づいて説明する。
図3及び図4は本発明の第二実施例であって、図3はその切断加工装置の構成を示しており、また、図4はその切断加工方法の説明図である。
第二実施例が第一実施例のものと異なる点は、切断加工装置Mにおいて、基板の反り測定部2から基板の切断加工部6まで吸着ステージ9の構成を用いる点であり、その他の点については第一実施例のものと実質的に同じである。
従って、異なる点に関して説明すると共に、第一実施例のものと実質的に同じ構成部材については同じ符号を付して、説明の重複を避ける。
なお、図3(2) 及び図4(2) に示す基板の反り測定部2において、吸着ステージ9の吸着機構9aを作動させる構成を用いてもよい。
第二実施例において、反り矯正工程を経た積層基板Wは、基板の矯正保持手段4と吸着ステージ9(吸着部11)とによって確実に保持することができる(図3(4) 参照)。
従って、この状態で、該積層基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿って該積層基板を完全に切断加工S1することによって該積層基板を電子部品モジュールW3毎に分離する基板切断工程を行えばよい(図3(5) 参照)。
図3(4) 及び図3(5) に示すように、反り矯正工程を経た積層基板Wの封止樹脂層W2に形成した溝Sの各部位に、レーザ発振器6aを介して、レーザ光L3を照射することにより完全に切断加工S1することができる。
即ち、反り矯正工程を経た積層基板Wを基板の矯正保持手段4と吸着ステージ9(吸着部11)とによって確実に係合保持させた状態で、該積層基板を完全に切断加工S1して各電子部品モジュールW3毎に分離する基板切断工程を行うことができる。
また、図3(5) 及び図4(5) は基板の切断加工部6を示している。
この切断加工部6においては、前記したように、反り矯正工程を経た積層基板Wを基板の矯正保持手段4と吸着ステージ9(吸着部11)とによって確実に係合保持させた状態で、該積層基板Wを完全に切断加工S1して各電子部品モジュールW3毎に分離する基板切断工程を行うことができる。
また、上記基板の切断加工部6にて得られた各電子部品モジュールW3(成形品)を、適宜な搬送機構(図示なし)を介して、成形品収容部7の成形品収容用具7aに収容すればよい(図4(6) 参照)。
また、図には、積層基板の封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成するためのレーザ発振器3aと、積層基板Wを完全に切断加工S1するためのレーザ発振器6aとを個別に配設した場合を示しているが、該両レーザ発振器3a・6aを兼用することができるようなレーザ発振器(図示なし)を設けるようにしてもよい。
この第二実施例の構成によれば、反り矯正工程を経た積層基板Wを切断加工装置Mの吸着ステージ9上に移送する必要がないため、基板移送手段を省略し得て切断加工装置Mの全体的な構成を更に簡略化若しくは省略化することができると云った利点がある。
次に、本発明に係る第三実施例の形態を、図5及び図6に基づいて説明する。
図5及び図6は本発明の第三実施例であって、図5はその切断加工装置の構成を示しており、また、図6はその切断加工方法の説明図である。
第三実施例が前各実施例のものと大きく異なる点は、基板の供給部1の移送プレート8上に搬送供給される積層基板Wが、逆の姿勢で、即ち、その基板W1が上側となり且つその封止樹脂層W2が下側となる上下逆の姿勢で移送プレート8上の所定位置に搬送供給される点であり、更に、これに基づき、該積層基板Wの矯正保持手段の構造等を変更した点である。
図5及び図6には、基板W1と該基板W1上に装着した多数の電子部品を樹脂封止した封止樹脂層W2とから成る樹脂封止済基板(積層基板W)における切断予定ラインを切断して電子部品モジュールW3毎に分離する基板の切断加工装置Mを例示している。
この切断加工装置Mは、前各実施例に示すものと実質的に同じ構成を備えている。
即ち、積層基板Wを供給するための基板の供給部1と、
基板の供給部1に供給した積層基板Wの反りを測定する基板の反り測定部2と、
基板の反り測定部2にて検出した積層基板Wの反り測定値が基準値以上である場合、例えば、積層基板Wに2mmを超えるような反りが発生しているときに、該積層基板Wの封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿ってレーザ光L1を照射することにより、該封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成する溝形成部3と、
溝形成部3にて封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成した積層基板Wを係合保持すると共に、この係合保持作用時に該積層基板Wの反りを無くして水平状に矯正した状態で保持する基板の矯正保持手段40と、
基板の矯正保持手段40に保持した積層基板Wを切断加工装置における吸着ステージ9上に移送する基板移送手段5と、
吸着ステージ9上に吸着保持させた積層基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿って該積層基板を切断することによって、該積層基板を電子部品モジュールW3毎に分離する基板の切断加工部6と、
基板の切断加工部6にて得られた各電子部品モジュールW3を収容する成形品収容部7とを備えている。
上記した基板の供給部1は、多数枚の積層基板Wを収納した基板マガジン1aを載置すると共に、該基板マガジン1aから積層基板Wを一枚づつ順次に送り出して切断加工装置Mの移送プレート8上に供給するように設けている。
なお、このような基板マガジン1aを配設することに替えて、例えば、積層基板Wを適当な搬送機構(図示なし)を介して、切断加工装置Mの外部から移送プレート8上に搬送供給するように設けてもよい。
また、移送プレート8上に供給した積層基板Wは、前記したように、その基板W1が上側となり且つその封止樹脂層W2が下側となる姿勢で該移送プレート8上の所定位置に供給されている(図5(2) 参照)。
上記した基板の反り測定部2には、移送プレート8を介して、該基板の反り測定部2に移送した積層基板Wについて発生している反りの有無及び反りの程度を測定するための変位センサ2aを備えている。
この変位センサ2aは、例えば、図5(2) に示すように、積層基板Wに照射して反射したレーザ光L2を利用して反りが発生していない正常な積層基板の基準位置との変位を測定して検出した積層基板Wの反りの有無及びその程度を検出する。
そして、この測定値が上記基準位置から一定以下(例えば、2mm未満)の変位である場合は、基板の矯正保持手段40(41、5)を介して、例えば、図に示すようなチャック機構(5)、又は、吸着支持機構(図示なし)を介して、該積層基板を、直ちに、切断加工装置の吸着ステージ9上に移送することができる。
なお、このとき、基板の矯正保持手段40は、該基板の矯正保持手段40に保持した積層基板Wを切断加工装置の吸着ステージ9上に移送する基板移送手段5の機能を備えている。
従って、この場合は、専用の基板移送手段(図示なし)が不要となるため、切断加工装置Mの全体的な構成を簡略化若しくは省略化することができると云った利点がある。
また、前記した測定値が上記基準位置から一定以上(例えば、2mm以上)の変位である場合は、図5(3) に示すように、該積層基板Wを基板の矯正保持手段40にて係止する。即ち、積層基板Wに対して、該積層基板Wを変形させるような過大な押圧力を加えない程度の弾性押圧力P3にて該矯正保持手段40に係止させればよい。
なお、一般的に、図例のような基板の矯正保持手段40(基板移送手段5)によって、積層基板Wを機械的に保持しようとすると、当該積層基板Wにとって過大な押圧力を加えることになり、積層基板Wを強圧することになるため、該積層基板Wにクラックを発生させる(積層基板Wを損傷する)等の重大な弊害が発生する。この場合、基板の矯正保持手段40にて積層基板Wを基板の損傷なしで確実に保持することができない。
上記した溝形成部3には、積層基板Wに設定されている切断予定ライン(図示なし)にレーザ光L1を照射してその封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成するためのレーザ発振器3aを備えている(図5(3) 参照)。
積層基板Wの封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成するには、図5(3) に示すように、積層基板Wを基板の矯正保持手段40に係止させた状態で、レーザ発振器3aにてその封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿ってレーザ光L1を照射すればよい。
なお、このスリット状の溝Sの深さは最大で封止樹脂層W2の厚み程度となるように形成すればよい。
上記した基板の矯正保持手段40は、図5(4) に示すように、溝形成部3にて封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成した積層基板Wを、矯正保持手段40による弾性押圧力P4にて該矯正保持手段の本体41側へ更に押圧することにより、該積層基板の反りを無くして水平状に矯正すると共に、この状態で、該積層基板を基板の矯正保持手段40に係止して保持させるものである。
なお、このとき、封止樹脂層W2にはその切断予定ラインに沿ってスリット状の溝Sを形成してあるため、矯正保持手段40の弾性押圧力P4によって、該積層基板の全体を効率良く水平状に変形させることができる。
即ち、スリット状の溝Sを形成した積層基板Wを基板の矯正保持手段40に係止して保持させる過程において、該積層基板Wの反りを無くして水平状に矯正することができると共に、矯正した積層基板を該矯正保持手段40によってその本体41側に確実に保持することができる。
上記した基板移送手段5は、水平状に矯正した状態の積層基板Wを切断加工装置Mにおける吸着ステージ9上に移送するものである。
そして、基板の矯正保持手段40は水平状に矯正した状態の積層基板Wを確実に保持すると共に、これを切断加工装置における吸着ステージ9上に移送することができるので、前記した基板移送手段5の機能を備えている。このため、該矯正保持手段40は基板移送手段5を兼ねた構成となっている。
なお、切断加工装置の吸着ステージ9上に移送した積層基板Wは、該吸着ステージ9における吸着機構9aを介して該吸着ステージ9上の所定位置に吸着保持させることができるように設けている(図5(5) 参照)。
上記した基板の切断加工部6には、積層基板Wの封止樹脂層W2に形成した溝Sの各部位に合わせてレーザ光L3を照射することにより、該積層基板を完全に切断加工S1するためのレーザ発振器6aを備えている(図5(5) 参照)。
上記した成形品収容部7には、基板の切断加工部6にて得られた各電子部品モジュールW3(成形品)を収容する成形品収容用具7aを備えている。
なお、レーザ発振器3aには集塵機構10が設けられている。また、レーザ発振器6aにおいては、レーザ光L3の照射にアシストガスの噴射を併用することができる。また、吸着ステージ9(9a)における積層基板Wを吸着する側にはゴム弾性を有する材料にて形成された吸着部11が設けられている。
次に、積層基板Wの反りを矯正して保持すると共に、該積層基板Wを切断予定ラインに沿って切断加工することにより、該積層基板Wから各電子部品モジュールW3を分離する基板の切断加工方法について詳細に説明する。
まず、図6(1) に示すように、積層基板Wを切断加工装置Mにおける基板の供給部1の移送プレート8上に搬送すると共に、該積層基板の封止樹脂層W2側を移送プレート8上の所定位置に載置し且つその基板W1が上側となるように供給セットする基板供給工程を行う。
次に、図6(2) に示すように、基板供給工程にて供給した移送プレート8上の積層基板Wを基板の反り測定部2に移送すると共に、変位センサ2aを介して、該積層基板Wの反りを測定する反り測定工程を行う。
次に、図6(3) に示すように、反り測定工程にて検出した積層基板Wの反り測定値が基準値以上である場合、基板の矯正保持手段40を介して、移送プレート8上の積層基板における基板W1を係止すると共に、この状態で、該積層基板を溝形成部3に移送する。
この係止状態は、積層基板Wの基板W1に対して該積層基板Wが移動しない程度の弾性押圧力P3を加えた状態であり、従って、この基板W1に対する弾性押圧力P3は該積層基板Wを基板の矯正保持手段の本体41側へ押圧変形させない程度の弾性押圧力となるように設定している。
更に、図6(3) 及び図6(4) に示すように、レーザ発振器3aを介して、基板の矯正保持手段40に係止した積層基板Wの封止樹脂層W2における切断予定ラインにレーザ光L1を照射して該封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成する溝形成工程を行う。
次に、図6(4) に示すように、基板の矯正保持手段40を介して、溝形成工程を経た積層基板Wを弾性押圧力P4にて更に基板の矯正保持手段の本体41側へ押圧して該積層基板を水平状に変形させることにより、該積層基板Wの反りを無くして水平状に矯正した状態で保持する反り矯正工程を行う。
なお、このとき、該積層基板Wの封止樹脂層W2には溝形成工程によってスリット状の溝Sを形成してあるので、前記したように、積層基板Wを矯正保持手段の本体41側へ押圧状に係合保持させる過程において該積層基板の反りを無くして水平状に矯正することができると共に、矯正した積層基板を該矯正保持手段40にて確実に保持させることができる。
次に、図6(5) に示すように、反り矯正工程を経た積層基板Wを切断加工装置Mにおける吸着ステージ9(吸着部11)上に移送(移載)すると共に、該積層基板Wを該吸着ステージ9上に吸着保持させる吸着ステージ上への基板吸着保持工程を行う。
反り矯正工程を経た積層基板Wは、基板の矯正保持手段40(基板移送手段5)によって確実に保持されているので、この状態で、該積層基板Wを切断加工装置Mの吸着ステージ9上の所定位置に移送することができる。
なお、この吸着ステージ9上に移送した積層基板Wは、該吸着ステージ9に設けられる吸着機構9aを介して、該吸着ステージ9上の所定位置に吸着保持させることができる。
また、前記したように、基板の矯正保持手段40は基板移送手段5の機能を備えている。
しかしながら、反り矯正工程を経た積層基板Wはその反りが矯正されているので、図例に示したような基板移送手段5(40)に替えて、反りの無い正常な積層基板を搬送するための適宜な他の基板移送機構(図示なし)を並設するようにしてもよい。
次に、図6(6) に示すように、レーザ発振器6aを介して、吸着ステージ9上に吸着保持させた積層基板Wの封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿って該積層基板を完全に切断加工(フルカット)S1することにより、該積層基板を電子部品モジュールW3毎に分離する基板切断工程を行う。
次に、図6(7) に示すように、基板切断工程を経て得られた各電子部品モジュールW3を収容部7へ搬送して、収容用具7a等に収容する成形品収容工程を行う。
この実施例の構成によれば、第一実施例のものと実質的に同じ効果が得られる。
次に、本発明に係る第四実施例の形態を、図7及び図8に基づいて説明する。
図7及び図8は本発明の第四実施例であって、図7はその切断加工装置の構成を示しており、また、図8はその切断加工方法の説明図である。
第四実施例が第三実施例のものと異なる点は、例えば、図5(5)に示すような切断加工装置Mの吸着ステージ9の構成を省略した点であり、その他の点については第三実施例のものと実質的に同じである。
従って、異なる点に関して説明すると共に、第三実施例のものと実質的に同じ構成部材については同じ符号を付して、説明の重複を避ける。
第三実施例において、反り矯正工程を経た積層基板Wは、基板の矯正保持手段40によって確実に保持することができる(図7(4) 参照)。
従って、この状態で、該積層基板の封止樹脂層W2における切断予定ラインに沿って該積層基板を完全に切断加工S1することによって該積層基板を電子部品モジュールW3毎に分離する基板切断工程を行えばよい(図7(5) 参照)。
なお、積層基板Wを係着する基板の矯正保持手段40の本体41には、積層基板Wを吸着して保持する吸着ステージ9が設けられている。また、基板の矯正保持手段40の吸着ステージ9には吸着機構9aと、積層基板Wの側に設けられて積層基板Wを吸着して保持し且つゴム弾性材料で形成された吸着部11とが設けられて構成されている。従って、積層基板W、或いは電子部品モジュールW3(成形品)を効率良く吸着して保持することができるように構成されている。
図7(4) 及び図8(4) に示すような反り矯正工程を経た積層基板Wの封止樹脂層W2に形成した溝Sの各部位に、レーザ発振器6aを介して、レーザ光L3を照射することにより完全に切断加工S1(フルカット)することができる。
即ち、反り矯正工程を経た積層基板Wを基板の矯正保持手段40によって確実に係止して保持させた状態で、該積層基板を完全に切断加工S1(フルカット)して各電子部品モジュールW3毎に分離する基板切断工程を行うことができる。
また、図7(5) 及び図8(5) は基板の切断加工部6を示している。
この切断加工部6においては、前記したように、反り矯正工程を経た積層基板Wを基板の矯正保持手段40によって確実に係止して保持させた状態で、該積層基板Wを完全に切断加工S1して各電子部品モジュールW3毎に分離する基板切断工程を行うことができる。
このとき、基板の矯正保持手段40の吸着部11にて各電子部品モジュールW3を吸着保持することができる。
なお、溝形成部3において、基板の矯正保持手段40の吸着ステージ9(吸着機構9a)にて積層基板Wを吸着することにより、積層基板Wの反りを矯正することができる。
また、上記基板の切断加工部6にて得られた各電子部品モジュールW3(成形品)を、適宜な搬送機構(図示なし)を介して、成形品収容部7の成形品収容用具7aに収容すればよい(図4(6) 参照)。
また、図には、積層基板の封止樹脂層W2にスリット状の溝Sを形成するためのレーザ発振器3aと、積層基板Wを完全に切断加工S1するためのレーザ発振器6aとを個別に配設した場合を示しているが、該両レーザ発振器3a・6aを兼用することができるようなレーザ発振器(図示なし)を設けるようにしてもよい。
この第四実施例の構成によれば、反り矯正工程を経た積層基板Wを切断加工装置Mの吸着ステージ9上に移送(移載)する必要がないため、該吸着ステージ9を省略し得て切断加工装置Mの全体的な構成を更に簡略化若しくは省略化することができると云った利点がある。
なお、前記した各実施例においては、基板の切断加工部6にレーザ切断機構(レーザ発振器6a)を配設して構成した場合を示したが、図9に示すように、このレーザ切断機構に替えて、所謂、ブレード切断機構を採用するようにしてもよい。
また、基板の切断加工部6にブレード切断機構を採用する場合においては、例えば、図9(1) に示すように、積層基板Wの封止樹脂層W2側を吸着ステージ9(吸着部11)上に吸着保持させ且つその基板W1が上側となるように設置し、この状態で、図9(2) に示すように、封止樹脂層W2に形成したスリット状の溝S(即ち、切断予定ライン)に沿ってブレードBによる切断加工を行うようにしてもよい。
また、基板の切断加工部6にブレード切断機構を採用する場合において、吸着ステージ9上に吸着保持させる積層基板Wの姿勢(吸着状態)を上下逆向きにする必要があるときは、例えば、積層基板Wを該吸着ステージ9上で適宜な積層基板反転手段にて上下反転可能に設けることによって、積層基板Wの姿勢を上下反転させることができるような構成(図示なし)を採用すればよい。
更に、基板の切断加工部6に、レーザ切断機構(レーザ発振器6a)とブレード切断機構(ブレードB)とを並設することにより、例えば、積層基板Wの素材や構造その他の性状に基づいて予測される、より好適な切断機構を適宜に選択して用いることができる構成を採用してもよい。
1 基板の供給部
1a 基板マガジン
2 基板の反り測定部
2a 変位センサ
3 溝形成部
3a レーザ発振器
4 基板の矯正保持手段
5 基板移送手段
6 基板の切断加工部
6a レーザ発振器
7 成形品収容部
7a 収容用具
8 移送プレート
9 吸着ステージ
9a 吸着機構
10 集塵機構
11 吸着部
40 基板の矯正保持手段
41 基板の板矯正保持手段本体
B ブレード
L1 レーザ光
L2 レーザ光
L3 レーザ光
M 基板の切断加工装置
P1 弾性押圧力
P2 弾性押圧力
P3 弾性押圧力
P4 弾性押圧力
S スリット状の溝
S1 切断加工(フルカット)
W 積層基板(樹脂封止済基板)
W1 基板
W2 封止樹脂層
W3 電子部品モジュール(成形品)

Claims (2)

  1. 基板上に装着した多数の電子部品を樹脂材料にて封止した樹脂封止済基板における切断予定ラインを切断して電子部品モジュール毎に分離する基板の切断加工方法であって、
    前記樹脂封止済基板を切断加工装置の供給部に搬送供給する基板供給工程と、
    前記基板供給工程にて供給した前記樹脂封止済基板の反りを測定する反り測定工程と、
    前記反り測定工程にて検出した前記樹脂封止済基板の反り測定値が基準値以上である場合に、該樹脂封止済基板の封止樹脂層における切断予定ラインにレーザ光を照射して該封止樹脂層にスリット状の溝を前記封止樹脂層の厚さ以下の深さで形成する溝形成工程と、
    前記溝形成工程を経た前記樹脂封止済基板を矯正保持手段にて係合保持すると共に、この係合保持作用時に該樹脂封止済基板の反りを無くして水平状に矯正した状態で保持する反り矯正工程と、
    前記反り矯正工程を経た前記樹脂封止済基板を切断加工装置における吸着ステージ上に移送する基板移送工程と、
    前記基板移送工程を経た前記樹脂封止済基板を切断加工装置における吸着ステージの吸着面に設けられた弾性材料からなる吸着部に全体的に吸着保持させる吸着ステージ上への基板吸着保持工程と、
    前記吸着ステージ上への基板吸着保持工程を経た前記樹脂封止済基板の封止樹脂層における切断予定ラインに沿って該樹脂封止済基板をブレード切断することによって、該樹脂封止済基板を電子部品モジュール毎に分離する基板切断工程と、
    前記基板切断工程を経て得られた前記各電子部品モジュールを収容部へ搬送して収容する成形品収容工程とを備え
    前記反り測定工程にて検出した前記樹脂封止済基板の反り測定値が基準値より小さい場合には、前記溝形成工程及び前記反り矯正工程を施すことなく、前記樹脂封止済基板を前記切断加工装置の吸着ステージの前記吸着部に吸着保持させ、前記樹脂封止済基板の封止樹脂層における切断予定ラインに沿って該樹脂封止済基板をブレード切断することによって、該樹脂封止済基板を電子部品モジュール毎に分離する、ことを特徴とする基板の切断加工方法。
  2. 基板上に装着した多数の電子部品を樹脂材料にて封止した樹脂封止済基板における切断予定ラインを切断して電子部品モジュール毎に分離する基板の切断加工装置であって、
    前記樹脂封止済基板を供給する樹脂封止済基板の供給部と、
    前記樹脂封止済基板の供給部に供給した前記樹脂封止済基板の反りを測定する樹脂封止済基板の反り測定部と、
    前記樹脂封止済基板の反り測定部にて検出した前記樹脂封止済基板の反り測定値が基準値以上である場合に、該樹脂封止済基板の封止樹脂層における切断予定ラインにレーザ光を照射して該封止樹脂層にスリット状の溝を前記封止樹脂層の厚さ以下の深さで形成する溝形成部と、
    前記封止樹脂層における切断予定ラインにスリット状の溝を形成した樹脂封止済基板を矯正保持手段にて係合保持すると共に、この係合保持作用時に該樹脂封止済基板の反りを無くして水平状に矯正した状態で保持する樹脂封止済基板の矯正保持手段と、
    前記矯正保持手段に保持した前記樹脂封止済基板を切断加工装置における吸着ステージ上に移送する基板移送手段と、
    前記切断加工装置の吸着ステージの吸着面に設けられた弾性材料からなる吸着部に全体的に吸着保持させた前記樹脂封止済基板の封止樹脂層における切断予定ラインに沿って該樹脂封止済基板をブレード切断することによって、該樹脂封止済基板を電子部品モジュール毎に分離する樹脂封止済基板の切断加工部と、
    前記樹脂封止済基板の切断加工部にて得られた前記各電子部品モジュールを収容する成形品収容部とを備え
    前記樹脂封止済基板の反り測定部にて検出した前記樹脂封止済基板の反り測定値が基準値より小さい場合には、前記溝形成部による溝形成及び前記矯正保持手段による反りの矯正を施すことなく、前記樹脂封止済基板を前記切断加工装置の吸着ステージの前記吸着部に吸着保持させ、前記樹脂封止済基板の切断加工部にて、前記樹脂封止済基板の封止樹脂層における切断予定ラインに沿って該樹脂封止済基板をブレード切断することによって、該樹脂封止済基板を電子部品モジュール毎に分離する、ことを特徴とする基板の切断加工装置。
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