JP5970051B2 - バランスばねスタッドをバランスブリッジに固定する機構及び当該機構を有するばね仕掛けバランス規制デバイス - Google Patents

バランスばねスタッドをバランスブリッジに固定する機構及び当該機構を有するばね仕掛けバランス規制デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP5970051B2
JP5970051B2 JP2014245570A JP2014245570A JP5970051B2 JP 5970051 B2 JP5970051 B2 JP 5970051B2 JP 2014245570 A JP2014245570 A JP 2014245570A JP 2014245570 A JP2014245570 A JP 2014245570A JP 5970051 B2 JP5970051 B2 JP 5970051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stud
balance
housing
holder
elastic arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014245570A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015121534A (ja
Inventor
エドモン・カプト
Original Assignee
ブランパン・エス アー
ブランパン・エス アー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ブランパン・エス アー, ブランパン・エス アー filed Critical ブランパン・エス アー
Publication of JP2015121534A publication Critical patent/JP2015121534A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5970051B2 publication Critical patent/JP5970051B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B15/00Escapements
    • G04B15/14Component parts or constructional details, e.g. construction of the lever or the escape wheel
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B17/00Mechanisms for stabilising frequency
    • G04B17/04Oscillators acting by spring tension
    • G04B17/06Oscillators with hairsprings, e.g. balance
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B17/00Mechanisms for stabilising frequency
    • G04B17/32Component parts or constructional details, e.g. collet, stud, virole or piton
    • G04B17/325Component parts or constructional details, e.g. collet, stud, virole or piton for fastening the hairspring in a fixed position, e.g. using a block
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B18/00Mechanisms for setting frequency
    • G04B18/04Adjusting the beat of the pendulum, balance, or the like, e.g. putting into beat
    • G04B18/06Adjusting the beat of the pendulum, balance, or the like, e.g. putting into beat by setting the collet or the stud of a hairspring
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B17/00Mechanisms for stabilising frequency
    • G04B17/32Component parts or constructional details, e.g. collet, stud, virole or piton

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Micromachines (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

本発明は、計時器に回転可能に取り付けられるように構成するバランススタッフを有する慣性バランスを有する計時器用の規制デバイスと、バランススタッフの一端を保持するように構成するベアリングを支えるバランスブリッジと、バランスと一体的な内側端及びバランスばねスタッド(以下、「スタッド」)と一体的な外側端を有するバランスばねと、そして最後に、バランスブリッジによって支えられ、かつ、スタッドの位置を縦方向に調整することを可能にしつつスタッドを受けるように構成するハウジングを有し、かつ、ハウジングの壁に対してスタッドが不動となるように横方向からスタッドを支えるように構成する弾性アームをさらに有するスタッドを固定する機構とに関する。
バランス及びバランスばねを有する規制メンバーであって、バランスばねの内側端がバランススタッフに駆動されるコレットに堅く固定されており、バランスばねの外側端がスタッドホルダーによって支えられるスタッドに堅く固定されており、スタッドホルダーがバランススタッフに対して軸方向に動くことができバランススタッフと同心的であるものが知られている。
スタッドにバランスばねの外側端を取り付けるいくつかの既知の方法がある。まず、バランスばねの端が、スタッドにおける切り込み又は穴に挿入される。次に、バランスばねが、接着結合によって切り込み又は穴に固定される。次に、スタッドが、スタッドホルダーに設けられたハウジング内に挿入される。その後、ハウジング内の高さを調整した後に、スタッドを動けなくするために小ねじが設けられる。
スタッドホルダーは、バランススタッフと同心であるバランスコック(又はバランスブリッジ)の1つの部分において堅くはめられた状態で回転する。この特性の結果、腕時計の製造業者は、単にバランスに関してスタッドホルダーを回転することによって、スタッドと、バランスばねの外側端との角度的位置を調整することができる。この操作は重要である。なぜなら、バランスばねの外側端の角度的位置は、バランスがその平衡位置にあるときに、インパルスピンがパレットレバー−バランスの軸において整列するようになっていなければならないからである。
このようなバランススタッフに対するバランスばねの位置の調整は正確でなければならない。実際に、バランスばねがバランススタッフに対して偏心していたり一致していなかったりする場合は、クロノメーター上の大きな問題が発生する。特に、規制メンバーの等時性についてである。したがって、スタッドは、バランスばねの平面と垂直であって、バランスばねが同心であることを確実にするように正確に位置していなければならない。実際上、スタッドの位置を調整するのは難しい。なぜなら、アクセスが制限され、関連する部品の大きさが非常に小さいからである。金属性合金で作られた従来のバランスばねでは、バランスばねの外側端がスタッド及びスタッドホルダーによってバランスブリッジに取り付けられた後では、バランスばねの理想的な三次元的な形状からのいずれの残余の偏差も、バランスばねの端を塑性変形させることによって修正することができる。
バランスばねがケイ素、ダイヤモンド又は石英のようなもろい材料で作られている場合、このような塑性変形による調整を行うことはできない。これらの条件において、スタッドを使用するには、非常にきつい製造上の許容誤差及び堅牢なスタッド−バランスばねのアセンブリが必要となる。これによって、スタッドの軸とバランスばねの平面との間で可能性のある最も完璧な垂直性を得ることができる。ねじを締めることによってハウジングにおけるスタッドを動けなくすることがスタッドの向きを狂わせるのに十分であるという単純な事実を考えると、上記要求が工業規模の場合に大きな困難を与えることを理解することは容易であろう。また、締めねじは、調整動作時に頻繁に落としたり紛失したりすることがある。
上述を鑑みて、本発明は、バランスブリッジに対するスタッドの位置を調整し、ねじを使用せずにスタッドを容易に動けなくするようなスタッドを固定する機構を提供することを目的とする。スイス特許CH76336は、スタッドを固定する機構を有し、かつ、上記における定義に合致するような、ばね仕掛けバランス規制デバイスを開示している。この文献によると、バランスブリッジは、スタッド用のハウジングとして機能する横方向の切り込みを備える突起を有するトップバランス端片を支える。スタッドがハウジングに挿入されると、バランスブリッジに取り付けられたばねによってスタッドが適所に保持される。切り込みの面に対してスタッドを押すようにばねが作用して、スタッドを動けなくする。また、スタッドからばねを離して解放するために偏心的なねじ頭が設けられる。この既知の手法には、いくつかの特定の課題がある。具体的には、トップバランス端片がバランスブリッジに堅く取り付けられるので、その突起の向きを変更することができない。したがって、スタッドを受けるために設けられるハウジングの位置が永久に固定される。したがって、本発明は、スタッドが収容されるハウジングの位置の調整も可能にするようなばね仕掛けバランス規制デバイスを提供することを別の目的とする。
本発明は、請求項1に係る計時器用規制デバイスを提供することによって、上記目的を達成する。
これらの特性の結果、腕時計の製造業者は、スタッドがねじで取り付けられる場合のように単純に、ねじを使用せずにスタッドをスタッドホルダーに容易に固定することができ、また、単にバランスに対してスタッドホルダーを回転することによって、スタッド及びバランスばねの外側端の角度的位置を調整することができるようになる。実際に、本発明によると、バランスブリッジ及びスタッドホルダーに対して弾性アームを回転することができる。このようにして、具体的には、弾性アーム及びスタッドホルダーをともに回転することができる。
添付図面を参照して以下の説明(限定されない例としてのみ示した)を読むことで、本発明の他の特徴及び利点を思いつくことができるであろう。
図1は、本発明の特定の実施形態によるばね仕掛けバランス規制メンバーの平面図である。 図2は、図1の線A−Aに沿った拡大断面図である。 図3Aは、図1の規制メンバーの一部の平面図であり、スタッド、スタッドホルダー及び弾性アームの第2の変形実施形態を詳細に示している。 図3Bは、図3Aと同様であるが、弾性アームの第2の変形実施形態を示している部分的な平面図である。
以下の説明において、「トップ」及び「底」の用語は、図2の断面図におけるものである。「底」はバランスばね側である。また、「外側に向く」の用語は、バランススタッフの中心とは反対側に向くことを意味するものとして理解すべきである。
図面は、本発明の特定の実施形態に対応する計時器用のばね仕掛けバランス規制メンバーを示す。図1は、バランス7を示しており、バランス7のスタッフが2つのベアリングの間で回転する。従来の方法で、これらのベアリング(符号:11)の一方がトップバランス端片13を介してバランスブリッジ(又はコック)9によって支えられ、他方のベアリングが主板(図示せず)に取り付けられる。さらに、従来の方法で、バランスは、内側端がバランススタッフに取り付けられているバランスばね1に関連づけられている。
また、コック9は、スタッド3、スタッドホルダー5及び弾性アーム15によって形成されるアセンブリの支持体としても機能する。このアセンブリは、バランスばね1の外側端1aを位置決めしようとするものである。本例において、まず、端1aが接着結合によってスタッドに堅く固定されている。これを達成するために、まず、バランスばねの端が、スタッドにおける切り込み(符号を付けていないが図2に示してある)に挿入される。その後、バランスばねは、接着結合によって切り込みに固定される。なお、本発明は、バランスばねの端1aをスタッドに固定する特定の方法に限定されない。端1aは、例えば、ピンを使用して従来のスタッドに固定することも同様にできる。あるいは、別の変形実施形態によれば、スタッド3及びバランスばね1を単一片で一体的に形成することができる。
本例において、スタッドホルダー5は、本質的に、バランススタッフと同心の環状部分と、及びスタッド3によって支えられ、かつ、バランススタッフに対して放射方向にバランスばねの外側コイルの方へと延在するアームの形態の延在片(以下、「突起」)とを有するように作られる。従来の方法で、スタッドホルダー5の突起は、バランススタッフに平行に向いているハウジング17を有し、このハウジング17内にスタッド3が縦方向に挿入される。また、スタッドホルダー5は、バランスと同心であるトップバランス端片13に接触するように、環状部分によってきつくはめられた状態で回転する。この特性の結果、腕時計の製造業者は、単にスタッドホルダー5をコック及びバランスに対して回転することによって、スタッド3の位置を変更することができる。なお、スタッドホルダーをケイ素で作ることが好ましいが、別の材料で作ることもできる。例えば、スタッドホルダーを金属又は複合材料で作ることができる。スタッドが金属で作られている場合、スタッドホルダーをLIGA技術を用いた直流電気によるめっきによって形成することが好ましい。
図1を再び参照すると、スタッドホルダー5の突起内に設けられた貫通穴によってハウジング17が形成されていることを理解することができる。図示した例において、この貫通穴は二等辺三角形の断面を有し、この二等辺三角形の頂点の1つがバランススタッフの中心を向いている。図2を参照すると、ハウジング17がバランススタッフと平行に向いていることを理解することができる。また、スタッドホルダー5は、突起の下側面の下で突き出ているリム19を有する。図を参照すると、リム19は、ハウジング17の内壁の延長部分に設けられる溝を形成することが明らかである。このように、リム19は溝の形態でハウジング17を延長している。この溝の底は、バランススタッフの方を向いている。したがって、この延長部分を含むハウジング17の全長は、スタッドホルダーの突起の厚みよりも大きい。しかし、このハウジングの延長部分の断面は三角形ではなく、V字形である。この溝の開口は、バランスの外側を向いている。
図1を再び参照すると、スタッド3が丸い形であることによって、スタッド3が三角形の頂点に当接することを防ぐことができること(溝の底に当接させるともいえる)を理解することができる。図示した例において、スタッドは、三角形のハウジング17の内壁の2つの面に対して同時に当接するように構成している。内壁のこれらの2つの面は、バランススタッフに平行に延在する溝をともに定め、その溝の底はバランススタッフの方を向いている。図示した例において、スタッド3に接する2つの面は、お互い60度の角をなす。しかし、本発明は、三角形の2つの面の間のこの特定の角の値に限定されないことを理解できるであろう。また、図1及び2に示す例において、スタッド3の形が実質的に円柱状であることに注目すべきである。円柱形に固有な回転対称性の1つの利点は、スタッドホルダー5に対するスタッドの位置を縦方向のみではなく回転方向にも調整することができるということがある。この付加的な可能性が、バランスばねがもろい材料で作られている場合に有利であることがわかるであろう。実際に、ばねがこのような材料で作られている場合、その端を可塑変形することによってばねの何らかの偏差を修正することは、原則としてはできない。しかし、回転調整の可能性が不必要な場合には、ハウジング13の内壁と連係するように構成する平坦部分(図3及び4において示されている)を有するスタッド103を使用して、スタッドを角度的にロックすることが有利となる。
既に説明したように、図1及び2は、さらに、スタッド3を横方向から支えるように構成する弾性アーム15を示す。これによって、スタッドをハウジング17の壁に当接させて動けなくすることができる。本例の主題である実施形態によると、弾性アーム15は、弾性アーム15と一体的な図1において点線で示した環状部分15aによってスタッドホルダー5の下部表面に接するように回転する。しかし、一変形実施形態によると、弾性アーム15は、コック9又はトップバランス端片13に直接接するように回転しても同様によい。図1及び2を再び参照すると、弾性アーム15が第1の角度的位置にある状態が示されており、この第1の角度的位置では、スタッド3に対してリム19で横方向から直接当接することによって、弾性アーム15がスタッド3を動けなくしている。この当接位置において、ハウジング17が開放溝の形態で延長されている。
図示した例において、図1に示すように、弾性アーム15は、概してフックの形となるように曲がっている。また、弾性アーム15の端には、2つの略まっすぐな区画を有するジャンパーばねプロファイルを有する。この2つの略まっすぐな区画は、それらの交点において、頂点15bを定める。頂点15bは、弾性アーム15のとがっている端15cの近傍に位置する。静止位置(弾性アームに応力がかかっていない位置)において、点15cがバランススタッフの中心から離れている距離は、スタッド3の軸がバランススタッフの中心から離れている距離よりも通常大きい。反対に、頂点15bがバランススタッフの中心から離れている距離は、スタッド3の軸とバランススタッフの中心の距離よりも小さい。
図1を参照すると、弾性アーム15は第1の位置にあり、この第1の位置では、弾性アーム15がスタッドホルダー5の突起の下を通り、とがった端15c及び頂点15bを有する弾性アーム15の遠位部分がスタッド3の反対側にあるようにスタッド3を迂回している。弾性アーム15がその第1の位置にある場合、スタッド3がバランススタッフの中心の方に戻されるように、弾性アーム15がスタッド3の外側を支えていることを理解できるであろう。また、弾性アーム15に対するスタッド3の反力は、接線方向の成分を有し、これは、図1に示す位置に弾性アーム15を保持する効果があることを理解できるであろう。
本発明によれば、弾性アーム15はスタッドホルダー5に対して回転することができるように構成している。腕時計の製造業者が弾性アーム15をスタッドホルダー5に対して反時計回りに回転することを強いれば、弾性アーム15の端がスタッド3上を滑り、弾性アーム15が外側に押される。頂点15bがスタッド3上を滑る時点において、スタッド3によって弾性アーム15に対して与えられる反力の接線方向の成分は、完全にスタッド3から離れるまで、方向を変え、弾性アーム15を素早く回転する。したがって、弾性アーム15を単に反時計回りに回転させることによって、図1に示す第1の角度的位置からスタッド3から離れた第2の角度的位置へと弾性アーム15を単に動かして、スタッド3を非常に容易に解放することができる。
反対に、弾性アーム15を時計回りに回転させることによって第2の角度的位置から第1の角度的位置へと弾性アーム15を移動させることができる。とがった端15cがバランススタッフから離れる距離が、スタッド3の軸がバランススタッフから離れている距離よりも大きいので、とがった端15cがスタッド3に遭遇すると、とがった端15cがスタッド3の表面上を滑り、徐々に外側に離れる。頂点15bがスタッド3上で滑る時点において、スタッドに対して弾性アーム15に与えられる力の接線方向の成分が、第1の角度的位置へと弾性アーム15の方向が変わり素早く回転する。その後、スタッド3はハウジング17の内壁によって動けなくされる。
図3及び4は、詳細な説明の主題である実施形態に対する2つの変形実施形態を示す。図3Aに示す変形実施形態は、図1及び2に示す実施形態と実際上は同一である。図3Aに示した要素は、図1及び2のものと同一であり、同じ符号で示した。図1及び3Aを比較することによって、円柱状であるスタッド3とは異なり、図3Aに示すスタッド103が平坦な部分を有することがわかるであろう。上述のように、平坦な部分を有するスタッドを使用する利点は、ハウジング17の内壁のうちの1つに対してスタッド103を角度的にロックすることができるということである。
図3Bは、図3Aに似ている部分図であり、第2の変形実施形態に対応する弾性アーム115を示している。この変形実施形態によって、弾性アーム115の内側フランクは、さらに、頂点115bの近傍に、2つの略まっすぐな区画の交点に形成されたV字形の着座部分を形成している。図3Bを参照することで理解できるように、V字形の着座部分によって、スタッド115がより堅固にロックされる。添付の請求の範囲によって定められる本発明の範囲から逸脱せずに、ここで説明した実施形態に対して当業者にとって明白な様々な変更及び/又は改善を行うことができることは明らかであろう。具体的には、スタッドホルダーにおいて設けられるハウジングは、三角形でなくてもよくいずれの形であってもよい。具体的には、特にその全長にわたって開いている溝によって形成することができる。
1 バランスばね
1a 外側端
3、103 スタッド
5 スタッドホルダー
7 バランス
9 バランスブリッジ
11 ベアリング
13 トップバランス端片
15a 環状部分
17 ハウジング
19 リム
15、115 弾性アーム

Claims (13)

  1. 計時器内で回転可能に取り付けられるように構成するバランススタッフを有する慣性バランス(7)と、
    前記バランススタッフによって支えられ、かつ、前記バランススタッフの一端を保持するように構成するバランスブリッジ(9)及びベアリング(11)と、
    内側端が前記慣性バランス(7)と一体的となっており、外側端(1a)がスタッド(3、103)と一体的となっているバランスばね(1)と、
    前記スタッド(3、103)を固定する機構と
    を有する計時器用規制デバイスであって、
    前記スタッドを固定するための機構は、前記バランススタッフによって支えられ、かつ、前記スタッドの縦方向の位置の調整を可能にしつつ前記スタッドを受けるように構成するハウジング(17)を有し、
    前記スタッドを固定するための機構は、前記ハウジング(17)の壁に対して前記スタッドを動けなくするように前記スタッドを横方向から支えるように構成する弾性アーム(15、115)をさらに有し、
    前記ハウジング(17)は、前記バランスブリッジ(9)上で前記バランススタッフと同心に回転するスタッドホルダー(5)において形成され、
    前記弾性アーム(15、115)は、前記スタッドが前記ハウジング内に挿入され又は前記ハウジングから取り除かれることを可能にしつつ、前記弾性アーム(15、115)が前記スタッドを動けなくする第1の位置と前記弾性アームが前記スタッドから離れた第2の位置との間で、前記バランスブリッジ(9)及び前記スタッドホルダー(5)に対して前記バランススタッフと同心に回転するように構成した
    ことを特徴とする規制デバイス。
  2. 前記弾性アーム(15、115)は、前記スタッドホルダー(5)に接触するように回転する
    ことを特徴とする請求項1に記載の規制デバイス。
  3. 前記弾性アーム(15、115)は、前記スタッドホルダー(5)の下側面に接触するように回転する
    ことを特徴とする請求項2に記載の規制デバイス。
  4. 前記スタッドホルダー(5)は、前記バランススタッフと同心である環状部分と、この環状部分と一体的であって前記スタッド(3、103)用の前記ハウジング(17)が形成される突起とを有し、
    前記ハウジングは、前記バランススタッフと平行に向いている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の規制デバイス。
  5. 前記弾性アーム(15、115)は、当該弾性アームと一体的な環状部分(15a)を介して前記スタッドホルダー(5)に接するように回転する
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の規制デバイス。
  6. 前記スタッド(3、103)は、前記スタッドが動けなくされた時に、前記ハウジング(17)の内壁の2つの別個の領域に対して同時に当接するように構成し、
    この2つの領域は、前記バランススタッフと平行に延在し、溝の形態の壁をともに定め、
    この溝の底は、前記バランススタッフの方を向いている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の規制デバイス。
  7. 前記ハウジング(17)の長さは、前記スタッドホルダー(5)の厚みよりも大きく、
    前記ハウジングの溝を形成する壁の1つの部分が、前記突起の下側面から突き出るリム(19)によって形成されている
    ことを特徴とする請求項4又は6に記載の規制デバイス。
  8. 前記ハウジングは、前記突起の下側面から突き出る溝状の前記リム(19)において、前記リムの溝の開口が前記バランスの外を向いている
    ことを特徴とする請求項7に記載の規制デバイス。
  9. 前記弾性アーム(15、115)は、前記ハウジング(17)の、開口が前記バランスの外側をいている溝状のリムで前記スタッド(3、103)を横方向から支えるように構成した
    ことを特徴とする請求項3又は8に記載の規制デバイス。
  10. 前記溝は実質的に直線状であって前記バランススタッフと実質的に平行に向いていることを特徴とする請求項6に記載の規制デバイス。
  11. 前記ベアリング(11)は、前記バランスブリッジ(9)と一体的なトップバランス端片(13)に取り付けられ、
    前記スタッドホルダー(5)の前記環状部分は、前記スタッドホルダーが前記トップバランス端片にきつくはまった状態で回転するように、前記トップバランス端片をつかむことを特徴とする請求項4に記載の規制デバイス。
  12. 前記スタッドホルダー(5)は、ケイ素で作られている
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の規制デバイス。
  13. 前記スタッドホルダー(5)は、金属で作られている
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の規制デバイス。
JP2014245570A 2013-12-20 2014-12-04 バランスばねスタッドをバランスブリッジに固定する機構及び当該機構を有するばね仕掛けバランス規制デバイス Expired - Fee Related JP5970051B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP13199179.6 2013-12-20
EP13199179.6A EP2887154B1 (fr) 2013-12-20 2013-12-20 Mécanisme de fixation d'un piton à un pont de balancier et dispositif régulateur à balancier-spiral comprenant un tel mécanisme

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015121534A JP2015121534A (ja) 2015-07-02
JP5970051B2 true JP5970051B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=49885042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014245570A Expired - Fee Related JP5970051B2 (ja) 2013-12-20 2014-12-04 バランスばねスタッドをバランスブリッジに固定する機構及び当該機構を有するばね仕掛けバランス規制デバイス

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9122246B2 (ja)
EP (1) EP2887154B1 (ja)
JP (1) JP5970051B2 (ja)
CN (1) CN104730899B (ja)
HK (1) HK1207911A1 (ja)
RU (1) RU2665774C2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3037896B1 (fr) * 2014-12-22 2017-05-10 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Porte-piton demontable
EP3118692B1 (fr) * 2015-07-16 2018-12-26 Nivarox-FAR S.A. Fixation de ressort-spiral d'horlogerie par collage
EP3179314B1 (fr) * 2015-12-11 2018-11-14 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Porte-piton a montage simplifie
EP3179315B1 (fr) * 2015-12-11 2019-03-27 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Porte-piton a montage securise
EP3432083A1 (fr) * 2016-02-25 2019-01-23 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Spiral pour mouvement d'horlogerie mecanique
EP3451076B1 (fr) * 2017-08-31 2020-07-29 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Porte-piton pour un mouvement d'horlogerie mécanique
EP3812846A1 (fr) 2019-10-24 2021-04-28 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Dispositif d'assemblage et d'alignement, notamment pour un mécanisme résonateur d'horlogerie
EP3839656B1 (fr) * 2019-12-18 2023-12-13 Nivarox-FAR S.A. Balancier d'horlogerie
JP6703203B1 (ja) * 2020-01-29 2020-06-03 セイコーウオッチ株式会社 ひげぜんまい調整機構、てんぷ受ユニット、ムーブメント及び時計
EP3923086A1 (fr) * 2020-06-12 2021-12-15 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Module moteur pour un mouvement horloger
EP4006649A1 (fr) * 2020-11-27 2022-06-01 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Dispositif de fixation de réglage d'ébat de balancier

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1311501A (en) * 1916-01-24 1919-07-29 Frederic Ecaubert Hair-spring and balance mounting.
CH76336A (fr) 1917-07-16 1917-12-01 Edouard Glauser Dispositif de fixation de piton porte-spiral
CH347769A (fr) * 1959-03-20 1960-07-15 Vuilleumier Marcel Raquetterie pour pièce d'horlogerie à balancier et spiral
US3120097A (en) * 1962-10-04 1964-02-04 Hubert E Dickerman Timepiece regulator
CH447042A (fr) * 1965-09-24 1968-03-15 Tissot Horlogerie Dispositif de fixation de l'extrémité extérieure d'un spiral réglant de pièce d'horlogerie
CH622150GA3 (ja) * 1977-05-12 1981-03-31
CN2149644Y (zh) * 1992-10-29 1993-12-15 大连手表工业公司 机械表的摆轮游丝调速器的外桩固定机构
US6612734B1 (en) * 1999-07-29 2003-09-02 Seiko Instruments Inc. Mechanical timepiece with stud adjustment mechanism
CN1357119A (zh) * 2000-02-29 2002-07-03 精工电子有限公司 具备姿势检测部和光式摆轮旋转检测部的机械钟表
EP1437634A1 (fr) * 2002-12-19 2004-07-14 Glashütter Uhrenbetrieb GmbH Dispositif de réglage fin pour balancier-spiral
DE10345918A1 (de) * 2003-10-02 2005-05-12 Lange Uhren Gmbh Schwingsystem
JP4688627B2 (ja) * 2005-10-24 2011-05-25 セイコーインスツル株式会社 ひげ棒構造体、並びにこれを備えた緩急針、てんぷ構造体及び機械式時計
EP2275879B1 (fr) * 2007-02-08 2019-12-11 CompliTime SA Porte-échappement
EP2063325B1 (fr) * 2007-11-20 2012-12-26 Richemont International S.A. Mouvement de montre mécanique
JP5210193B2 (ja) * 2009-02-04 2013-06-12 セイコーインスツル株式会社 ひげぜんまい支持構造、該支持構造を備えたてんぷ構造体及び該構造体を備えた機械式時計
CN201532534U (zh) * 2009-10-27 2010-07-21 天津海鸥表业集团有限公司 手表游丝外桩的固定结构
EP2405312A1 (fr) * 2010-07-09 2012-01-11 Montres Breguet S.A. Spiral de balancier à deux niveaux et à centre de masse immobile
EP2570871B1 (fr) * 2011-09-14 2014-03-19 Montres Breguet SA Spiral à deux ressort-spiraux
RU115519U1 (ru) * 2011-11-25 2012-04-27 Общество с ограниченной ответственностью "Константин Чайкин" Механизм автоподзавода часов и часы с механизмом автоподзавода
EP2804055B1 (fr) * 2013-05-16 2016-03-09 Blancpain SA. Ensemble formé d'un piton et d'un porte-piton

Also Published As

Publication number Publication date
EP2887154A1 (fr) 2015-06-24
JP2015121534A (ja) 2015-07-02
CN104730899B (zh) 2017-04-12
US20150177689A1 (en) 2015-06-25
CN104730899A (zh) 2015-06-24
RU2014151715A (ru) 2016-07-10
RU2014151715A3 (ja) 2018-07-24
HK1207911A1 (en) 2016-02-12
US9122246B2 (en) 2015-09-01
RU2665774C2 (ru) 2018-09-04
EP2887154B1 (fr) 2016-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5970051B2 (ja) バランスばねスタッドをバランスブリッジに固定する機構及び当該機構を有するばね仕掛けバランス規制デバイス
RU2660286C2 (ru) Регулировочный элемент, включающий баланс, пружину баланса, колонку пружины баланса и держатель колонки, и узел, сформированный из колонки пружины баланса и держателя колонки
US8672535B2 (en) Spiral-spring balance wheel regulating member
JP5938087B2 (ja) ねじがない計時器用バランスばねスタッドホルダー
JP6650922B2 (ja) ヒゲゼンマイを組み立ておよび調整するための装置
JP6371875B2 (ja) 角度係止部を有する耐衝撃システム
TWI681268B (zh) 時計的平衡輪簧系統、時計機芯、和時計
JP2014119452A (ja) 文字盤と時計ムーブメントとの間の組立体
CN106873343B (zh) 具有紧固组件的游丝外桩保持件
JP2015001527A (ja) 時計ムーブメントおよび腕時計
JP6688371B2 (ja) バランスばねの有効長を自律的に調整するデバイス
JP6703203B1 (ja) ひげぜんまい調整機構、てんぷ受ユニット、ムーブメント及び時計
US9411313B2 (en) Balance spring stud-holder
US20160147197A1 (en) Flexible collet
US9563175B2 (en) Balance spring stud-holder
US9785118B2 (en) Balance spring stud-holder
JP6326116B2 (ja) 組み立てが容易なバランスばねスタッドホルダー
JP5818960B2 (ja) ねじを有する計時器用バランスばね用スタッドホルダー
CN110658709B (zh) 游丝、调速器、用于钟表的机芯以及钟表
JP2016164521A (ja) バランス調整具、てんぷ、調速機、ムーブメントおよび時計
JP2024000966A (ja) バランスばねスタッドホルダーデバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5970051

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees