JP2016164521A - バランス調整具、てんぷ、調速機、ムーブメントおよび時計 - Google Patents

バランス調整具、てんぷ、調速機、ムーブメントおよび時計 Download PDF

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Abstract

【課題】姿勢差の調整を容易に行うことができるバランス調整具、てんぷ、調速機、ムーブメントおよび時計を提供する。
【解決手段】バランス調整具70はてん真20に固定されたてん輪21に設けられ、てん輪21の周方向に沿うように、てん真20の中心軸O周りに移動可能となっている。また、てんぷ15は、中心軸O周りに回転可能に支持されるてん真20と、てん真20に固定され、中心軸Oと同軸の環状部23を有するてん輪21と、環状部23の周方向に沿うように、中心軸O周りに移動可能なバランス調整具70と、を備える。バランス調整具70は、てん輪21を挟持するとともに、てん輪21に対して周方向に沿うように摺動可能に設けられた2つの第一バランス調整部71と、てん輪21と一体形成され、てん輪21の重心位置を中心軸Oに対して偏心させる第二バランス調整部76と、を有する。
【選択図】図5

Description

この発明は、バランス調整具、てんぷ、調速機、ムーブメントおよび時計に関する。
機械式時計には、精度の評価項目の1つとして、姿勢差という特性値がある。姿勢差とは、ある姿勢で測定した歩度又は日差Mpiと、Mpi以外の姿勢で測定した歩度又は日差の差である(JIS B7001−1995)。
てんぷは、ひげぜんまいのばね力やてん輪の慣性モーメントにより規定される周期で、てん輪がてん真を中心として往復回動する。ここで、てん輪が片重り状態となっており、その重心位置が偏心していると、このてん輪の往復回動の周期において、てんぷの姿勢による変化が大きくなり、姿勢差の値が大きくなる。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1には、環状のリム部と、リム部の環の径方向に延び端部でリム部に結合されたアームとを備え、リム部から起伏可能に突設された突起部を有するてん輪、このてん輪を備えたてんぷ、ムーブメントおよび時計が記載されている。
特許文献1に記載の技術によれば、突起部を塑性変形可能な金属などで形成しておき、ドライバやピンセット等の器具で力を加えることにより、突起部の起伏位置ないし状態を容易に変えることができる。したがって、てん輪の重心位置の調整を行って、調速のための調整、より詳しくは姿勢差の調整を行うことができるとされている。
特開2004−301641号公報
しかしながら、従来技術にあっては、突起部の起伏位置の変更により、中心軸から突起部の起伏位置までの距離が変化してしまうため、てん輪の重心位置のみならず慣性モーメントも変化する。このため、てん輪の慣性モーメントの変化に起因する歩度の変化について、例えば緩急針等を用いて再度調整する必要が発生する。
また、精度よく歩度を調整するためには、突起部を微妙に塑性変形させつつ起伏位置を変化させる必要があるため、非常に煩雑である。したがって、従来技術にあっては、姿勢差の調整を容易に行うという点で改善の余地がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みたものであって、姿勢差の調整を容易に行うことができるバランス調整具、てんぷ、調速機、ムーブメントおよび時計の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明のバランス調整具は、てん真又は前記てん真に固定されたてん輪に設けられ、前記てん輪の周方向に沿うように、前記てん真の中心軸周りに移動可能となっていることを特徴としている。
本発明によれば、てん真の中心軸からバランス調整具までの距離を一定に保持した状態で、バランス調整具の位置をてん輪の周方向に沿うように移動させることができる。これにより、バランス調整具を備えたてん輪の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できるので、重心位置の調整後、慣性モーメントの変化に起因する歩度の変化について再調整する必要がない。したがって、歩度の調整を精度よく容易に行うことができる。
また、本発明のてんぷは、中心軸周りに回転可能に支持されるてん真と、前記てん真に固定され、前記中心軸と同軸の環状部を有するてん輪と、前記環状部の周方向に沿うように、前記中心軸周りに移動可能なバランス調整具と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、てん輪の環状部の周方向に沿うように、中心軸周りに移動可能なバランス調整具を備えているので、てん真の中心軸からバランス調整具までの距離を一定に保持した状態で、バランス調整具の位置をてん輪の周方向に沿うように移動させることができる。これにより、バランス調整具を備えたてん輪の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できるので、重心位置の調整後、慣性モーメントの変化に起因する歩度の変化について再調整する必要がない。したがって、姿勢差の調整を容易に行うことができるてんぷとすることができる。
また、前記バランス調整具は、前記てん輪を挟持するとともに、前記てん輪に対して前記周方向に沿うように摺動可能に設けられた少なくとも1つの第一バランス調整部と、前記てん輪と一体形成され、前記てん輪の重心位置を前記中心軸に対して偏心させる第二バランス調整部と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、バランス調整具は、てん輪を挟持するとともに、てん輪に対して周方向に沿うように摺動可能に設けられた少なくとも1つの第一バランス調整部を備えるので、第一バランス調整部をてん輪の周方向に沿うように移動させることができる。これにより、バランス調整具を備えたてん輪の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できる。
また、てん輪と一体形成され、てん輪の重心位置を中心軸に対して偏心させる第二バランス調整部を備えているので、第一バランス調整部を移動させて、第一バランス調整部と第二バランス調整部との位置を変更することにより、バランス調整具を備えたてん輪の重心位置のみを容易に調整できる。さらに、第一バランス調整部を複数備えた場合には、複数の第一バランス調整部の位置を変更して、バランス調整具を備えたてん輪の重心位置を確実に中心軸と一致させることができる。したがって、姿勢差の調整を容易に行うことができるてんぷとすることができる。
また、第一バランス調整部は、てん輪を挟持するので、第一バランス調整部の位置を移動させた後、第一バランス調整部を所定位置に保持できる。したがって、第一バランス調整部のズレによって発生する重心位置の移動による姿勢差の増加、すなわち精度の低下、を防止できる。
また、前記バランス調整具は、前記てん輪の径方向内側に向かって付勢力を作用させるとともに、前記周方向に沿うように前記てん輪の外周面を摺動可能に設けられた少なくとも1つの第一バランス調整部と、前記てん輪と一体形成され、前記てん輪の重心位置を前記中心軸に対して偏心させる第二バランス調整部と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、バランス調整具は、てん輪の径方向内側に向かって付勢力を作用させるとともに、周方向に沿うようにてん輪の外周面を摺動可能に設けられた少なくとも1つの第一バランス調整部を備えるので、第一バランス調整部をてん輪の周方向に沿うように移動させることができる。これにより、バランス調整具を備えたてん輪の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できる。
また、てん輪と一体形成され、てん輪の重心位置を中心軸に対して偏心させる第二バランス調整部を備えているので、第一バランス調整部を移動させて、第一バランス調整部と第二バランス調整部との位置を変更することにより、バランス調整具を備えたてん輪の重心位置のみを容易に調整できる。さらに、第一バランス調整部を複数備えた場合には、複数の第一バランス調整部の位置を変更して、バランス調整具を備えたてん輪の重心位置を確実に中心軸と一致させることができる。したがって、姿勢差の調整を容易に行うことができるてんぷとすることができる。
また、第一バランス調整部は、てん輪の径方向内側に向かって付勢力を作用させるので、第一バランス調整部の位置を移動させた後、付勢力により第一バランス調整部を所定位置に保持できる。したがって、第一バランス調整部のズレによって発生する重心位置の移動による姿勢差の増加、すなわち精度の低下、を防止できる。
また、前記てん輪は、複数のてん輪体を前記中心軸の軸方向に積層することにより構成され、前記バランス調整具は、前記てん輪体と一体形成され、前記てん輪体の重心位置を前記中心軸に対して偏心させるバランス調整部を有することを特徴としている。
本発明によれば、バランス調整具は、中心軸の軸方向に積層された複数のてん輪体と一体形成されているので、てん輪体を中心軸周りに回転させるだけで、バランス調整具を備えたてん輪の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できる。したがって、姿勢差の調整を容易に行うことができるてんぷとすることができる。
また、バランス調整具は、てん輪体と一体形成されているので、バランス調整具とてん輪とを別体形成とした場合と比較して、製造設備の簡素化ができるとともに、往復回動に要するエネルギのロスを少なくすることができる。
また、本発明の調速機は、上述したいずれか1つのてんぷと、前記てん真に固定されたひげ玉と、内端部が前記ひげ玉に固定され、外端部がひげ持に固定されたひげぜんまいと、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、上述したいずれか1つのてんぷを備えているので、調速機の状態でバランス調整具を備えたてん輪の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できる。すなわち、てん輪単体の重心位置の調整ではなく、調速機としたときのバランス調整具を備えたてん輪の重心位置を調整できる。したがって、姿勢差の調整を容易に行うことができるとともに、姿勢差の調整が容易な調速機とすることができる。
また、本発明のムーブメントは、上述の調速機を備えたことを特徴としている。
また、本発明の時計は、上述のムーブメントを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、姿勢差の調整を容易に行うことができる調速機を備えているので、姿勢差の調整が容易なムーブメントおよび時計を提供できる。
本発明によれば、てん真の中心軸からバランス調整具までの距離を一定に保持した状態で、バランス調整具の位置をてん輪の周方向に沿うように移動させることができる。これにより、バランス調整具を備えたてん輪の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できるので、重心位置の調整後、慣性モーメントの変化に起因する歩度の変化について再調整する必要がない。したがって、姿勢差の調整を容易に行うことができる。
実施形態に係る時計の外観図である。 ムーブメントを表側から見たときの平面図である。 実施形態に係る調速機の平面図である。 実施形態に係る調速機の斜視図である。 図3におけるV−V線に沿う断面図である。 実施形態の第一変形例に係る調速機の平面図である。 実施形態の第一変形例に係る調速機の斜視図である。 図6におけるVIII−VIII線に沿う断面図である。 実施形態の第二変形例に係る調速機の平面図である。 実施形態の第一変形例に係る調速機の斜視図である。 図9におけるXI−XI線に沿う断面図である。 てん輪体の平面図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
以下では、機械式の時計およびこの時計に組み込まれたムーブメントについて説明した後、バランス調整具を備えたてんぷおよび調速機について説明する。
一般に、時計の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント」と称する。このムーブメントに文字板、針を取り付けて、時計ケースの中に入れて完成品にした状態を時計の「コンプリート」と称する。時計の基板を構成する地板の両側のうち、時計ケースのガラスのある方の側、すなわち文字板のある方の側をムーブメントの「裏側」と称する。また、地板の両側のうち、時計ケースのケース裏蓋のある方の側、すなわち文字板と反対の側をムーブメントの「表側」と称する。
(時計)
図1は、実施形態に係る時計1の外観図である。
図1に示すように、本実施形態の時計1のコンプリートは、不図示のケース裏蓋、およびガラス2を有する時計ケース3内に、ムーブメント10と、時に関する情報を示す目盛り等を有する文字板4と、時を示す時針5、分を示す分針6および秒を示す秒針7を含む指針と、を備えている。
(ムーブメント)
図2は、ムーブメント10の表側の平面図である。なお、図2では、図面を見やすくするため、ムーブメント10を構成する時計用部品のうち一部の図示を省略しているとともに、各時計用部品を簡略化して図示している。
図2に示すように、ムーブメント10は、このムーブメント10の基板を構成する地板16と、香箱車、二番車、三番車および四番車を含む不図示の表輪列と、表輪列の回転を制御するための調速機11と、を備えている。なお、図示の例のムーブメント10は、回転錘12を備えた自動巻式時計用を例にしている。
四番車には、図1に示す秒針7が取り付けられる。二番車には、図1に示す分針6が取り付けられる。二番車の回転にともなって回転する筒車には、図1に示す時針5が取り付けられる。
地板16の図示しない巻真案内穴には、巻真13が回転可能に組み込まれている。巻真13は、例えば、日付の修正や、時刻表示(時および分の表示)を修正する際に用いられる時計部品である。
図3は、実施形態に係る調速機の平面図であり、図4は、実施形態に係る調速機の斜視図であり、図5は、図3におけるV−V線に沿う断面図である。
図3から図5に示すように、調速機11は、四番車に噛み合う不図示のがんぎ車と、がんぎ車を脱進させる不図示のアンクルを一定周期で規則正しく動作させる。調速機11は、中心軸O周りに回転自在とされたてん真20と、てん真20に固定されたひげ玉17と、てん真20に固定された振り座18と、てん真20に固定されたてん輪21と、てん真20とてん輪21との間に配置されたひげぜんまい40と、中心軸O周りに回転自在とされたひげ持受50と、中心軸O周りに回転自在とされた緩急針60と、てん輪21に設けられたバランス調整具70と、を備えている。てん真20と、てん輪21と、バランス調整具70とは、てんぷ15を構成する。
なお、中心軸Oは、てんぷ15の回転中心となっており、以下の説明において、中心軸Oに沿う方向を軸方向といい、中心軸Oに直交する方向を径方向といい、中心軸O周りに周回する方向を周方向という。
てん真20は、ひげぜんまい40から伝えられた動力によって中心軸O周りに一定の振動周期で往復回動する。てん真20は、一端が軸受30に支持され、他端が地板16(図2参照)に形成された不図示の軸受に支持されている。てん真20の軸方向における中間部分よりも表側には、ひげ玉17が固定されている。てん真20の軸方向における中間部分よりも裏側には、振り座18が固定されている。
てん輪21は、例えばベリリウム銅や真鍮等の金属材料により形成されており、環状部23と、一対のアーム部24a,24bと、を備えている。環状部23の中心軸は、てんぷ15の回転中心である中心軸Oと同軸となっている。
一対のアーム部24a,24bは、環状部23の内側において、中心軸Oに向かって径方向に沿うように延びている。一対のアーム部24a,24bは、周方向に180°ピッチとなるように配置されており、同一の外形を有する。
一対のアーム部24a,24bのうち、一方のアーム部24aは、後述のバランス調整具70を構成する第二バランス調整部76と一体形成されている。図3および図4においては、一方のアーム部24aと第二バランス調整部76との境界を二点鎖線で図示する。一対のアーム部24a,24bは、てん真20の軸方向における中間部分に固定される。
ひげぜんまい40は、軸方向から見てアルキメデス曲線に沿うように渦巻き状に巻回されている。ひげぜんまい40は、内端部40aがひげ玉17に固定されている。ひげぜんまい40のうち最外周側に位置する一部分は、径方向の外側に離間した弧状部40cとなっている。ひげぜんまい40の弧状部40cの端部は、外端部40bとされてひげ持51に固定されている。
図1に示すように、てんぷ受35は、時計ケース3の形状に合わせて円弧状に延びている。てんぷ受35は、取付孔に挿通された固定ねじ39によって地板16に固定されている。
図5に示すように、軸受30は、円筒状に形成された軸受枠31と、軸受枠31内に取り付けられ、てん真20の一端を回転自在に支持する穴石32と、穴石32に重ねて配置され、てん真20の一端を軸方向から支持する受石33と、受石33に重ねて配置され、受石33を軸受枠31に付勢する受石押さえばね34と、を備えた耐振軸受となっている。なお、軸受30の構成は一例であり、てん真20を回転自在に支持できればよい。
図3および図4に示すように、ひげ持受50は、軸方向から見てC字状に形成されており、軸受枠31に対して嵌合される。ひげ持受50は、所定の回転トルクを付与したときに軸受枠31に対してスリップし、中心軸O周りに回転可能とされている。
ひげ持受50は、径方向の外側に向けて延在し、先端部でひげ持51を保持するひげ持アーム52を有している。
緩急針60は、軸方向から見てC字状に形成されており、ひげ持受50よりも表側において軸受枠31に対して嵌合される。緩急針60は、所定の回転トルクを付与したときに軸受枠31に対してスリップし、中心軸O周りに回転可能とされている。緩急針60は、径方向の外側に向けて延在し、先端部でひげ棒62を保持するひげ棒アーム64を有している。緩急針60を中心軸O周りに回転させることにより、ひげぜんまいが振動した際におけるひげ棒62とひげぜんまいとの接触点と、ひげぜんまいの内端部と、の間の有効長さを調整することができる。これにより、歩度を調整することができる。
(バランス調整具)
続いて、実施形態に係るバランス調整具70について説明する。
図3に示すように、バランス調整具70は、2つの第一バランス調整部71と、1つの第二バランス調整部76と、を有する。
図5に示すように、第一バランス調整部71は、例えば樹脂材料によって全体として裏側に開口を有するU字状に形成されている。第一バランス調整部71は、一対の腕部72と、一対の腕部72における表側の基端部同士を接続する接続部73と、を有している。
一対の腕部72は、径方向に沿って離間して配置されている。一対の腕部72の離間距離は、環状部23の径方向に沿う幅よりもわずかに狭くなっている。これにより、第一バランス調整部71は、一対の腕部72によって環状部23を挟持可能となっている。
一対の腕部72における裏側の先端部は、それぞれ第一バランス調整部71の内側に向かって屈曲する爪部74となっている。一対の爪部74は、それぞれ環状部23の裏面に対して係止する。一対の爪部74の離間距離は、環状部23の径方向に沿う幅よりも狭くなっている。これにより、第一バランス調整部71は、環状部23の表側に向かって抜けるのが防止される。
2つの第一バランス調整部71は、開口内に環状部23を挿入することで環状部23に装着される。このとき、第一バランス調整部71は、一対の腕部72によっててん輪21の環状部23を挟持するとともに、てん輪21の環状部23に対して、周方向に沿うように摺動可能に設けられる。
第二バランス調整部76は、てん輪21と一体形成されている。第二バランス調整部76は、てん輪21に設けられた一方のアーム部24aにおける周方向の両側方に設けられている。なお、図3および図4の各図においては、一方のアーム部24aと第二バランス調整部76との境界を二点鎖線で図示するとともに、第二バランス調整部76にドットを付して図示している。第二バランス調整部76を設けることにより、てん輪21における中心軸を挟んで一方のアーム部24a側の重量は、他方のアーム部24b側の重量よりも重くなる。このため、バランス調整具70を備えたてん輪21の重心位置は、中心軸Oよりも一方のアーム部24a側に偏心する。
上述のように構成された調速機11は、次のようにして重心位置の調整が行われる。
作業者は、てんぷ15の姿勢を変えつつ、不図示の測定装置によって歩度のずれおよび重心のずれを測定する。次いで、作業者は、中心軸Oを挟んで他方のアーム部24b側の領域において、2つの第一バランス調整部71をそれぞれ周方向に沿って摺動させ、てんぷ15の重心位置を調整する。次いで、作業者は、再度測定装置によって歩度のずれおよび重心のずれを測定する。このように、作業者は、測定装置による歩度の測定と、第一バランス調整部71の摺動とを繰り返し行い、姿勢差の値が小さくなるように第一バランス調整部71を摺動させる。これにより、作業者は、バランス調整具70を備えたてん輪21の重心位置を、偏心した位置から中心軸Oに近付くように調整できる。そして、てん輪21の重心位置が中心軸Oに略一致したとき、姿勢差の小さい、精度のよい調速機11が得られる。
本実施形態のバランス調整具70によれば、てん真20の中心軸Oからバランス調整具70までの距離を一定に保持した状態で、バランス調整具70の位置をてん輪21の周方向に沿うように移動させることができる。これにより、バランス調整具70を備えたてん輪21の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できるので、重心位置の調整後、慣性モーメントの変化に起因する歩度の変化について再調整する必要がない。したがって、姿勢差の調整を容易に行うことができる。
また、本実施形態のてんぷ15は、てん輪21の環状部23の周方向に沿うように、中心軸O周りに移動可能なバランス調整具70を備えているので、てん真20の中心軸Oからバランス調整具70までの距離を一定に保持した状態で、バランス調整具70の位置をてん輪21の周方向に沿うように移動させることができる。これにより、バランス調整具70を備えたてん輪21の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できるので、重心位置の調整後、慣性モーメントの変化に起因する歩度の変化について再調整する必要がない。したがって、姿勢差の調整を容易に行うことができるてんぷ15とすることができる。
また、バランス調整具70は、てん輪21を挟持するとともに、てん輪21に対して周方向に沿うように摺動可能に設けられた2つの第一バランス調整部71を備えるので、第一バランス調整部71をてん輪21の周方向に沿うように移動させることができる。これにより、バランス調整具70を備えたてん輪21の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できる。
また、てん輪21と一体形成され、てん輪21の重心位置を中心軸に対して偏心させる第二バランス調整部76を備えているので、第一バランス調整部71を移動させて、第一バランス調整部71と第二バランス調整部76との位置を変更することにより、バランス調整具70を備えたてん輪21の重心位置のみを容易に調整できる。さらに、第一バランス調整部71を2つ備えているので、2つの第一バランス調整部71の位置を変更して、バランス調整具70を備えたてん輪21の重心位置を確実に中心軸Oと一致させることができる。したがって、姿勢差の調整を容易に行うことができるてんぷ15とすることができる。
また、第一バランス調整部71は、てん輪21を挟持するので、第一バランス調整部71の位置を移動させた後、第一バランス調整部71を所定位置に保持できる。したがって、第一バランス調整部71のズレによって発生する重心位置の移動による姿勢差の増加、すなわち精度の低下、を防止できる。
また、本発明によれば、調速機11が上述したてんぷ15を備えているので、調速機11の状態でバランス調整具70を備えたてん輪21の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できる。すなわち、てん輪21単体の重心位置の調整ではなく、調速機11としたときのてん輪21の重心位置を調整できる。したがって、姿勢差の調整を容易に行うことができるとともに、歩度の精度に優れた調速機11とすることができる。
また、本発明によれば、姿勢差の調整を容易に行うことができる調速機11を備えているので、姿勢差の調整が容易なムーブメント10および時計1とすることができる。
(実施形態の第一変形例)
続いて、実施形態の第一変形例に係るバランス調整具、てんぷおよび調速機について説明する。
図6は、実施形態の第一変形例に係る調速機の平面図であり、図7は、実施形態の第一変形例に係る調速機の斜視図であり、図8は、図6におけるVIII−VIII線に沿う断面図である。
上述した実施形態のバランス調整具70は、第一バランス調整部71がてん輪21の環状部23を挟持するとともに、てん輪21の環状部23に対して周方向に沿うように摺動可能に設けられていた(図4参照)。
これに対して、図6から図8に示すように、実施形態の第一変形例に係るバランス調整具170は、第一バランス調整部171がてん輪の径方向内側に向かって付勢力を作用させるとともに、周方向に沿うようにてん輪21の外周面を摺動可能に設けられている点で、実施形態とは異なっている。なお、以下では、実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
図6に示すように、てん輪21の外周面には、凹凸により歯部21aが全周にわたって形成されている。歯部21aの頂部および底部は、それぞれ滑らかに接続された曲面状となっている。
バランス調整具170は、2つの第一バランス調整部171と、1つの第二バランス調整部76と、を有する。
第一バランス調整部171は、支持部172と、ばね部173と、鍔部174と、を備えている。
支持部172は、長尺板状であって、径方向に沿うように配置されている。支持部172の一端には貫通孔172aが形成されており、てん真20に挿通される。支持部172の一端は、てん輪21と振り座18との間に配置される。
支持部172の他端には、ばね部173が接続されている。ばね部173は、軸方向から見て、径方向の内側に開口するU字状に形成されている。ばね部173の周方向における両端部は、弾性変形した状態で歯部21aと係合する。これにより、ばね部173は、てん輪に対して径方向の内側に向かって付勢力を作用させるとともに、周方向に沿うようにてん輪21の外周面を摺動可能とされる。
ばね部173の表側には、径方向の内側に向かって屈曲する鍔部174が設けられている。鍔部174は、ばね部173が軸方向に移動するのを規制している。また、鍔部174は、重心位置の調整時に作業者により把持される。
第二バランス調整部76については、実施形態と同様の構成のため説明を省略する。
上述のように構成された調速機11は、次のようにして第一バランス調整部171を移動させて重心位置の調整が行われる。
作業者は、鍔部174を把持して、径方向の外側に向かって鍔部174および支持部172を撓ませる。次いで、作業者は、中心軸Oを挟んで他方のアーム部24b側の領域において、鍔部174を把持しつつ、2つの第一バランス調整部171をそれぞれ周方向に沿って摺動させる。これにより、作業者は、姿勢差の値が小さくなるように第一バランス調整部171のばね部173を容易に摺動させて、てん真20の中心軸O周りに移動させることができる。そして、てん輪21の重心位置が中心軸Oに略一致したとき、姿勢差の小さい、精度のよい調速機11が得られる。
実施形態の第一変形例によれば、バランス調整具170は、てん輪21の径方向内側に向かって付勢力を作用させるとともに、周方向に沿うようにてん輪21の外周面を摺動可能に設けられた2つの第一バランス調整部171を備えるので、第一バランス調整部171をてん輪21の周方向に沿うように移動させることができる。これにより、バランス調整具170を備えたてん輪21の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できる。
また、てん輪21と一体形成され、てん輪21の重心位置を中心軸に対して偏心させる第二バランス調整部76を備えているので、第一バランス調整部171を移動させて、第一バランス調整部171と第二バランス調整部76との位置を変更することにより、バランス調整具170を備えたてん輪21の重心位置のみを容易に調整できる。さらに、第一バランス調整部171を2つ備えているので、2つの第一バランス調整部171の位置を変更して、バランス調整具170を備えたてん輪21の重心位置を確実に中心軸Oと一致させることができる。したがって、姿勢差の調整を容易に行うことができるてんぷ15とすることができる。
また、第一バランス調整部171は、てん輪21の径方向内側に向かって付勢力を作用させるので、第一バランス調整部171の位置を移動させた後、付勢力により第一バランス調整部171を所定位置に保持できる。したがって、第一バランス調整部171のズレによって発生する重心位置の移動による姿勢差の増加、すなわち精度の低下、を防止できる。
(実施形態の第二変形例)
続いて、実施形態の第二変形例に係るバランス調整具、てんぷおよび調速機について説明する。
図9は、実施形態の第二変形例に係る調速機の平面図であり、図10は、実施形態の第一変形例に係る調速機の斜視図であり、図11は、図9におけるXI−XI線に沿う断面図であり、図12は、てん輪体の平面図である。
上述した実施形態のバランス調整具70は、第一バランス調整部71がてん輪21の環状部23を挟持するとともに、てん輪21の環状部23に対して周方向に沿うように摺動可能に設けられていた(図4参照)。
これに対して、実施形態の第二変形例に係るバランス調整具270は、てん輪21が3枚のてん輪体221(221A,221B,221C)を備え、バランス調整具270がてん輪体221(221A,221B,221C)と一体形成され、てん輪体221(221A,221B,221C)の重心位置を中心軸Oに対して偏心させるバランス調整部271を有する点で、実施形態とは異なっている。
図9から図11に示すように、てん輪21は、3枚のてん輪体221(221A,221B,221C)を軸方向に積層することにより構成されている。
図12に示すように、てん輪体221Aは、環状部223と、バランス調整部271と、を有している。
環状部223の中心軸は、てんぷ15の回転中心である中心軸Oと同軸となっている。環状部223の外周面には、径方向の内側に凹む切欠き部224が形成されている。
バランス調整部271は、てん輪体221Aと一体形成されている。バランス調整部271は、環状部223の内側において、中心軸Oに向かって径方向に沿って1本延びるように形成されている。バランス調整部271の先端部には、貫通孔271aが形成されてが形成されており、てん真20に挿通される。
てん輪体221A、てん輪体221Bおよびてん輪体221Cは、裏側から表側に向かってこの順に積層される。
てん輪体221Bおよびてん輪体221Cは、切欠き部224とバランス調整部271との位相がてん輪体221Aと異なるのみで、その他の構成は同一である。したがって、てん輪体221Bおよびてん輪体221Cについては、説明を省略する。
てん輪体221A、てん輪体221Bおよびてん輪体221Cは、軸方向から見たときに、それぞれの切欠き部224が一致するように配置される。このとき、てん輪体221A、てん輪体221Bおよびてん輪体221Cのバランス調整部271は、約120°ピッチとなるように配置される。
上述のように構成された調速機11は、次のようにしてバランス調整部271を含むてん輪体221A、てん輪体221Bおよびてん輪体221Cを移動させて重心位置の調整が行われる。
作業者は、例えばてん輪体221Aおよびてん輪体221Cの各切欠き部224に対してそれぞれ治具を係止し、周方向に沿うようにてん輪体221Aおよびてん輪体221Cを回転させる。これにより、作業者は、歩度の精度が向上するように、てん輪体221Aおよびてん輪体221Cのバランス調整部271をてん真20の中心軸O周りに移動させることができる。そして、てん輪21の重心位置が中心軸Oに略一致したとき、姿勢差の小さい、精度のよい調速機11が得られる。
実施形態の第二変形例によれば、バランス調整具270は、中心軸Oの軸方向に積層された3つのてん輪体221A,221B,221Cと一体形成されているので、てん輪体221A,221B,221Cを中心軸O周りに回転させるだけで、バランス調整具270を備えたてん輪21の慣性モーメントを変化させることなく、重心位置のみを調整できる。したがって、歩度の調整を精度よく容易に行うことができるてんぷ15とすることができる。
また、バランス調整具270は、てん輪体221A,221B,221Cと一体形成されているので、バランス調整具270とてん輪21とを別体形成とした場合と比較して、製造設備の簡素化ができるとともに、往復回動に要するエネルギのロスを少なくすることができる。てんぷ15の軽量化ができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
実施形態および実施形態の第一変形例では、第一バランス調整部71,171を2つ備えていたが、1つであっても構わないし、3つであっても構わない。また、第一バランス調整部71,171の形状や材質等は、実施形態および実施形態の第一変形例に限定されない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1・・・時計 10・・・ムーブメント 11・・・調速機 20・・・てん真 21・・・てん輪 221,221A,221B,221C・・・てん輪体 70,170,270・・・バランス調整具 71,171・・・第一バランス調整部 271・・・バランス調整部 76・・・第二バランス調整部 O・・・中心軸

Claims (8)

  1. てん真又は前記てん真に固定されたてん輪に設けられ、前記てん輪の周方向に沿うように、前記てん真の中心軸周りに移動可能となっていることを特徴とするバランス調整具。
  2. 中心軸周りに回転可能に支持されるてん真と、
    前記てん真に固定され、前記中心軸と同軸の環状部を有するてん輪と、
    前記環状部の周方向に沿うように、前記中心軸周りに移動可能なバランス調整具と、
    を備えたことを特徴とするてんぷ。
  3. 前記バランス調整具は、
    前記てん輪を挟持するとともに、前記てん輪に対して前記周方向に沿うように摺動可 能に設けられた少なくとも1つの第一バランス調整部と、
    前記てん輪と一体形成され、前記てん輪の重心位置を前記中心軸に対して偏心させる 第二バランス調整部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載のてんぷ。
  4. 前記バランス調整具は、
    前記てん輪の径方向内側に向かって付勢力を作用させるとともに、前記周方向に沿う ように前記てん輪の外周面を摺動可能に設けられた少なくとも1つの第一バランス調整 部と、
    前記てん輪と一体形成され、前記てん輪の重心位置を前記中心軸に対して偏心させる 第二バランス調整部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載のてんぷ。
  5. 前記てん輪は、複数のてん輪体を前記中心軸の軸方向に積層することにより構成され、
    前記バランス調整具は、前記てん輪体と一体形成され、前記てん輪体の重心位置を前記中心軸に対して偏心させるバランス調整部を有することを特徴とする請求項2に記載のてんぷ。
  6. 請求項2から5のいずれか1項に記載のてんぷと、
    前記てん真に固定されたひげ玉と、
    内端部が前記ひげ玉に固定され、外端部がひげ持に固定されたひげぜんまいと、
    を備えた調速機。
  7. 請求項6に記載の調速機を備えたことを特徴とするムーブメント。
  8. 請求項7に記載のムーブメントを備えたことを特徴とする時計。
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