JP5969322B2 - 表示装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アイコン等、画面に表示されたオブジェクトを移動させる技術に関する。
従来、パーソナルコンピュータ等において、アイコンやウインドウ枠等のオブジェクトを移動させる場合、次のようにして行う。最初に、タッチペンやマウス等のポインティングデバイスを用いてオブジェクトを指定する。次に、タッチペンであれば、タッチペンをタブレット面に接触させたまま、マウスであれば、マウスのボタンを押しながら、オブジェクトを移動させる(特許文献1)。
特許文献1によると、独立した二枚の表示面を有する電子手帳型の機器において、ペン入力方式を採用した場合、片方の第1表示面内において、オブジェクトを移動させることができる。しかし、第1表示面から第2表示面へのオブジェクトの移動はできない。なぜなら、第1表示面から第2表示面に移動させるときに、タッチペンを、一旦、離さなければならず、その際に移動終了の指示があったものと判断されるからである。このような問題を解決するために、特許文献1は、オブジェクトに対して、「はじく」操作をした場合、オブジェクトを第1表示面から第2表示面に移動させる技術を開示している。ここで、「はじく」操作とは、所定速度以上でタッチペンを移動させる操作をいう。こうして、独立した二枚の表示面に跨がる移動を実現している。
特開平06−44001号公報
特許文献1によると、タッチペンの移動速度が所定速度以上であれば、オブジェクトを第2表示面に移動させることができる。しかし、利用者がその感覚のみによって、正確に所定速度以上でタッチペンを移動させることは難しい。このため、意図せずタッチペンを所定速度以上で移動させた場合、オブジェクトが、利用者の意図に反して、第2表示面に移動してしまう場合がある。
本発明は、このような問題を解決し、はじくというフリック操作を有効に利用することができる表示装置及び制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、表示装置であって、オブジェクトを含む第1画面画像を表示する表示部と、前記表示部の操作面に対する操作体の接触を検出する検出部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記検出部による検出結果を用いて、前記操作面に対してなされた操作を判断する判断部と、前記判断部により、前記オブジェクトをはじくフリック操作がされたと判断され、かつ、オブジェクトの移動条件に適合する場合、当該オブジェクトを、第2画面画像への移動待ち状態とする仮移動部とを含み、前記表示部は、さらに、利用者の画面移動の操作により、前記第1画面画像に代えて、前記第2画面画像を表示し、前記第2画面画像は、移動待ち状態の前記オブジェクトを含み、前記制御部は、さらに、前記判断部により、移動待ち状態の前記オブジェクトをたたくタップ操作であると判断されるとき、前記オブジェクトの移動待ち状態を解除して、当該オブジェクトの前記第2画面画像への移動を確定させる本移動部を含み、前記仮移動部は、前記フリック操作がされたと判断され、かつ、オブジェクトの移動条件に適合する場合、前記第1画面画像から前記オブジェクトを消去し、前記第2画面画像において、当該オブジェクトを移動待ち状態を示す表示態様とし、前記本移動部は、前記タップ操作であると判断されるとき、前記第2画面画像において、当該オブジェクトを確定状態を示す表示態様とすることを特徴とする。
この態様によると、はじくというフリック操作を有効に利用することができる。
実施の形態としての携帯端末装置100の外観斜視図である。 携帯端末装置100の構成を示すブロック図である。 画面リンクテーブル201のデータ構造の一例を示す。 (a)画面テーブル241のデータ構造の一例を示す。(b)画面テーブル251のデータ構造の一例を示す。(c)画面テーブル261のデータ構造の一例を示す。 (a)アイコン数テーブル301のデータ構造の一例を示す。(b)アイコン数テーブル311のデータ構造の一例を示す。(c)アイコン数テーブル321のデータ構造の一例を示す。 画像データ対応テーブル341のデータ構造の一例を示す。 携帯端末装置100において表示される画面画像の遷移を示す。 タッチパッド部111aに対する接触により、どのような操作がされたかを判断し、その操作に応じた処理に分岐する動作を示すフローチャートである。 タッチパッド部111aに対する接触により、どのような操作がされたかを判断する動作を示すシーケンス図である。図10へ続く。 タッチパッド部111aに対する接触により、どのような操作がされたかを判断する動作を示すシーケンス図である。図9から続く。 画面移動処理部115による画面画像の移動の動作を示すフローチャートである。 フリック操作の対象となったアイコンを移動待ち状態とする動作を示すフローチャートである。 アイコンの移動を確定させる動作を示すフローチャートである。
1.実施の形態
本発明に係る一の実施の形態としての携帯端末装置100について説明する。
携帯端末装置100は、図示していない基地局及び携帯電話網を介して、他の携帯端末装置や携帯電話機との間で、通話又は電子メールの送受信が可能となるように構成されている。また、携帯端末装置100は、アプリケーションプログラムを実行させることにより、そのアプリケーションプログラムが有する機能を果たすことができる。アプリケーションプログラムの機能は、例えば、音楽の再生、映画の再生、カレンダーの表示、アラームの設定及び警告、辞書の検索、文書の表示及び入力などである。
図1に示すように、携帯端末装置100の正面において、表示面が露出するように、タッチパネル111が配置されている。タッチパネル111には、この図に示すように、複数のアイコン(処理画像)が表示されている。各アイコンは、携帯端末装置100において動作するアプリケーションプログラムを起動させるために用いられる。
利用者は、タッチパネル111の操作面上に指先等の操作体を接触させながら、操作面上を滑らすように、接触させた操作体を移動させる。これにより、利用者は、携帯端末装置100に対する操作を行う。
携帯端末装置100に表示されている第1画面画像に含まれ、表示されているアイコンを、別の第2画面画像に移動させる場合、次に示すようにする。
利用者は、第1画面画像に含まれ、表示されている第1アイコンをはじくフリック操作を行う。これにより、第1アイコンを飛ばすように、当該第1アイコンを、表示されていない第2画面画像に仮に移動させる。続けて、利用者は、第1画面画像に含まれ、表示されている第2アイコンをはじくフリック操作により、当該第2アイコンを第2画面画像に仮に移動させる。次に、利用者は、第2画面画像を表示させる。第2画面画像には、フリック操作の対象となった前記第1アイコン及び前記第2アイコンが仮の状態で含まれている。次に、利用者は、前記第1アイコン上を、たたくタップ操作を行う。これにより、当該第1アイコンの第2画面画像への移動が確定する。さらに、利用者は、前記第2アイコン上を、たたくタップ操作を行う。これにより、当該第2アイコンの第2画面画像への移動が確定する。ここで、アイコンは、移動の処理対象であるので、オブジェクトと呼ぶ場合もある。
利用者は、所望のアイコン上をタップすることにより、アプリケーションプログラムを起動させる。
1.1 携帯端末装置100の構成
携帯端末装置100は、図2に示すように、アンテナ101、通信回路102、音声処理部103、スピーカ104、マイクロホン105、通信制御部106、音声制御部107、主制御部108、入出力制御部109、記憶部110、タッチパネル111及びボタン操作部112から構成されている。
(1)記憶部110
記憶部110は、一例として、不揮発性の半導体メモリから構成されている。
記憶部110は、図2に示すように、現画面ID(202)、画面テーブル241、251、261、アイコン数テーブル301、311、321、画面リンクテーブル201、画像データ対応テーブル341及び複数の画像データを記憶している。また、記憶部110は、各アイコンに対応するアプリケーションプログラムを記憶している。ここで、アプリケーションプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(現画面ID(202))
現画面ID(202)は、携帯端末装置100のタッチパネル111に、現在、表示されている画面画像を識別する識別情報である。
ここで、携帯端末装置100は、一例として、3種類の画面画像を表示するものとする。また、それぞれの画面画像を識別する画面IDは、「01」、「02」、「03」であるとする。また、簡略化のために、例えば、画面ID「01」により識別される画面画像を、画面画像「01」などと表記する。
画面画像「01」、画面画像「02」及び画面画像「03」は、この順序で、表示される。
具体的には、画面画像「01」が表示されている状態において、画面に向かって左側への画面移動の操作がされると、画面画像「02」が表示される。また、画面画像「01」が表示されている状態において、画面に向かって右側への画面移動の操作がされても、画面に変化はなく、画面画像「01」の表示が維持される。
次に、画面画像「02」が表示されている状態において、画面に向かって左側への画面移動の操作がされると、画面画像「03」が表示される。また、画面画像「02」が表示されている状態において、画面に向かって右側への画面移動の操作がされると、画面画像「01」が表示される。
さらに、画面画像「03」が表示されている状態において、画面に向かって左側への画面移動の操作がされると、画面に変化はなく、画面画像「03」の表示が維持される。また、画面画像「03」が表示されている状態において、画面に向かって右側への画面移動の操作がされると、画面画像「02」が表示される。
(画面リンクテーブル201)
画面リンクテーブル201は、携帯端末装置100において表示されるべき複数の画面画像の表示順序を定義している。
画面リンクテーブル201は、一例として、図3に示すように、複数のリンク情報から構成されている。画面リンクテーブル201に含まれている複数のリンク情報の数は、携帯端末装置100において表示されるべき複数の画面画像の数と同一である。また、複数のリンク情報は、それぞれ、複数の画面画像に対応している。
各リンク情報は、前アドレス、画面ID及び次アドレスを含んでいる。また、各リンク情報は、記憶部110において、アドレスにより示される位置に格納されている。
前アドレスは、当該リンク情報とは、別の第1のリンク情報が格納されている先頭位置を示すアドレスである。ここで、前アドレス「FFFF」は、第1のリンク情報が存在しないことを示す。言い換えると、当該リンク情報に含まれる画面IDにより識別される画面画像の前に表示される画面画像は、存在しない。なお、各アドレスは、16進数により表記している。
画面IDは、当該リンク情報に対応する画面画像を識別する識別情報である。
次アドレスは、当該リンク情報とは、別の第2のリンク情報が格納されている先頭位置を示すアドレスである。ここで、次アドレス「FFFF」は、第2のリンク情報が存在しないことを示す。言い換えると、当該リンク情報に含まれる画面IDにより識別される画面画像の次に表示される画面画像は、存在しない。
画面リンクテーブル201は、一例として、図3に示すように、3個のリンク情報211、221、231から構成されている。画面リンクテーブル201に含まれているリンク情報の数「3」は、携帯端末装置100において表示されるべき画面画像の数「3」と一致している。
リンク情報211は、リンク情報211の先頭位置がアドレス「0001」により示される位置となるように、記憶部110に格納されている。また、リンク情報221は、リンク情報221の先頭位置がアドレス「0004」により示される位置となるように、記憶部110に格納されている。さらに、リンク情報231は、リンク情報231の先頭位置がアドレス「0007」により示される位置となるように、記憶部110に格納されている。
リンク情報211は、前アドレス212「FFFF」、画面ID(213)「01」及び次アドレス214「0004」を含んでいる。
画面ID(213)は、「01」であるので、リンク情報211に画面画像「01」が対応している。前アドレス212は、「FFFF」であるので、画面ID(213)により識別される画面画像の前に表示される画面画像は、存在しない。次アドレス214は、「0004」であるので、画面ID(213)により識別される画面画像の次に表示される画面画像は、アドレス「0004」に格納されているリンク情報221に対応している。
また、リンク情報221は、前アドレス222「0001」、画面ID(223)「02」及び次アドレス224「0007」を含んでいる。
画面ID(223)は、「02」であるので、リンク情報221に画面画像「02」が対応している。前アドレス222は、「0001」であるので、画面ID(223)により識別される画面画像の前に表示される画面画像は、アドレス「0001」に格納されているリンク情報211に対応している。次アドレス224は、「0007」であるので、画面ID(223)により識別される画面画像の次に表示される画面画像は、アドレス「0007」に格納されているリンク情報231に対応している。
さらに、リンク情報231は、前アドレス232「0004」、画面ID(233)「03」及び次アドレス234「FFFF」を含んでいる。
画面ID(233)は、「03」であるので、リンク情報231に画面画像「03」が対応している。前アドレス232は、「0004」であるので、画面ID(233)により識別される画面画像の前に表示される画面画像は、アドレス「0004」に格納されているリンク情報221に対応している。次アドレス234は、「FFFF」であるので、画面ID(233)により識別される画面画像の次に表示される画面画像は、存在しない。
(画面テーブル241、251、261)
画面テーブル241は、一例として、図4(a)に示すように、画面ID(242)及び複数のアイコン情報から構成されている。画面ID(242)は、画面画像を識別する識別情報である。画面テーブル241は、画面ID(242)により識別される画面画像に対応している。また、画面テーブル241に含まれている複数のアイコン情報は、それぞれ、対応する画面画像に含まれている複数のアイコンに対応している。
各アイコン情報は、アイコンID、位置情報及び確定フラグを含む。
ここで、アイコンIDは、対応するアイコンを識別する識別情報である。
位置情報は、対応するアイコンの中心位置が画面画像において配置されている位置を示す。位置情報は、x座標値及びy座標値を含む。各アイコンは、所定のアイコン領域を占めるので、当該位置情報は、画面画像においてアイコン領域を示すこととなる。
ここで、一例として、各アイコンは、矩形であり、そのサイズは、32ドット×32ドットであるとする。従って、アイコン領域も矩形であり、そのサイズは、32ドット×32ドットである。
確定フラグは、「0」、「1」及び「2」の何れかの値をとる。「0」は、対応するアイコンが当該画面画像に配置されることが、確定していない状態であることを示す。言い換えると、対応するアイコンが当該画面画像への移動待ち状態であることを示す。簡単に、未確定と呼ぶこともある。「1」は、対応するアイコンが当該画面画像に配置されることが、確定している状態であることを示す。簡単に、確定と呼ぶこともある。「2」は、対応するアイコンが当該画面画像から別の画面画像への移動待ち状態であることを示す。言い換えると、対応するアイコンの当該画面画像から別の画面画像への移動が確定していない状態であることを示す。簡単に、移動中と呼ぶこともある。
画面テーブル251は、一例として、図4(b)に示すように、画面ID及び複数のアイコン情報から構成されている。画面テーブル251は、画面画像「02」に対応する。また、画面テーブル261は、一例として、図4(c)に示すように、画面ID及び複数のアイコン情報から構成されている。画面テーブル261は、画面画像「03」に対応する。
画面テーブル251及び261は、画面テーブル241と同じデータ構造を有している。従って、画面テーブル251及び261についての詳細な説明を省略する。
ここで、一つのアイコンに対して、フリック操作がされ、続いて、タップ操作がされた場合における画面テーブル241及び251の具体例について、説明する。なお、画面画像「01」に含まれている一つのアイコンが画面画像「02」に移動するものとする。
移動の前において、画面画像「01」には、一つのアイコンが含まれている。画面画像「01」に対応する画面テーブル241は、当該アイコンについてのアイコン情報を含んでいる。そのアイコン情報に含まれる確定フラグは、「1」である。
画面画像「01」において、前記アイコンに対して、フリック操作がされると、画面テーブル241に含まれるアイコン情報に含まれる確定フラグは、「2」となる。
一方、画面画像「02」には、当該アイコンが移動待ち状態で含まれる状態となる。画面画像「02」に対応する画面テーブル251には、新たにアイコン情報が生成される。このアイコン情報は、確定フラグ「0」を含む。
次に、画面画像「02」が表示されている状態において、当該アイコンに対して、タップ操作がされると、当該アイコンは、移動待ち状態から、確定状態に変化する。従って、画面テーブル251に含まれる前記アイコン情報において、確定フラグは「0」から「1」に変化する。一方、画面テーブル241において確定フラグ「2」を含むアイコン情報は、削除される。
(アイコン数テーブル301、311、321)
アイコン数テーブル301は、一例として、図5(a)に示すように、画面ID(302)、最大数303及び現アイコン数304から構成されている。
画面ID(302)は、画面画像を識別する識別情報である。アイコン数テーブル301は、画面ID(302)により識別される画面画像に対応している。
最大数303は、対応する画面画像に表示可能なアイコンの最大数を示す。
現アイコン数304は、現時点において、表示が確定しているアイコン及び移動待ち状態のアイコンを含めて、対応する画面画像に含まれているアイコンの数を示す。
アイコン数テーブル311は、一例として、図5(b)に示すように、画面ID(312)、最大数313及び現アイコン数314から構成されている。また、アイコン数テーブル321は、一例として、図5(c)に示すように、画面ID(322)、最大数323及び現アイコン数324から構成されている。
アイコン数テーブル311及びアイコン数テーブル321は、アイコン数テーブル301と同じデータ構造を有している。従って、アイコン数テーブル311及びアイコン数テーブル321についての詳細な説明を省略する。
(画像データ対応テーブル341)
画像データ対応テーブル341は、一例として、図6に示すように、複数の対応情報から構成されている。複数の対応情報は、それぞれ、携帯端末装置100において用いられる全てのアイコンに対応している。
各対応情報は、アイコンID及び画像データ識別情報を含む。アイコンIDは、対応するアイコンを識別する識別情報である。画像データ識別情報は、アイコンとして表示されるべき画像を格納している画像データのファイル名を示す。
図6に示すように、画像データ対応テーブル341の一の対応情報は、一例として、アイコンID(342)「01」及び画像データ識別情報343「abc.bmp」を含む。
(複数の画像データ)
複数の画像データは、それぞれ、アイコンとして表示される画像を格納しているデータファイルである。
(2)タッチパネル111
タッチパネル111は、タッチパッド部111a、表示パネル部111b及び速度算出部111cから構成されている。表示パネル部111bは、矩形の表示面を有し、表示面には、タッチパッド部111aが取り付けられている。
ここで、図1に示すように、表示面の一の短辺に沿って、X軸を定義する。また、X軸と直交するように、表示面の一の長辺に沿って、Y軸を定義する。
(2−1)表示パネル部111b
表示パネル部111bは、一例として、液晶ディスプレイである。
表示パネル部111bは、以下に示すように、アイコン等のオブジェクトを含む画像を表示する。
表示パネル部111bは、主制御部108から、入出力制御部109を介して、1個又は複数個の画像及びこれらの画像の表示位置を示す位置データを受け取る。次に、受け取った位置データにより示される位置において、受け取った画像を表示する。
前記画像の一例は、アイコンである。アイコンは、携帯端末装置100上で動作するアプリケーションプログラムを起動させるために用いられる。なお、前記画像は、電子メールの受信を表す画像、設定時刻の到来を表す画像、携帯端末装置100において現在選択されている機能を表す画像などである、としてもよい。
表示パネル部111bは、一例として、図7に示すように、画面画像351、画面画像361又は画面画像371を表示する。画面画像351、画面画像361及び画面画像371は、それぞれ、画面ID「01」、画面ID「02」及び画面ID「02」により識別される画面画像である。
画面画像351には、確定したアイコン352及びその他の確定したアイコンが表示されている。画面画像361には、未確定のアイコン362及びその他の確定したアイコンが表示されている。画面画像371には、確定したアイコン372及びその他の確定したアイコンが表示されている。
(2−2)タッチパッド部111a
タッチパッド部111aは、以下に示すようにして、タッチパネル111の操作面に対する操作体の接触を検出する。
タッチパッド部111aの操作面に操作体が接触すると、タッチパッド部111aは、所定の時間間隔毎に、一例として、50m秒毎に、その接触位置を検出する。また、タッチパッド部111aの操作面に複数の操作体が同時に接触すると、タッチパッド部111aは、各操作体について、所定の時間間隔毎に、その接触位置を検出する。なお、50m秒毎に接触位置を検出することには、限定されない。例えば、タッチパッド部111aは、75m秒毎に、又は、100m秒毎に、接触位置を検出してもよい。次に、接触位置を検出するたびに、接触位置を示す位置情報(X座標値及びY座標値)を生成する。
利用者がタッチパッド部111aに操作体を接触させながら、接触させた操作体をタッチパッド部111a上を滑らすように移動させる。そうすると、タッチパッド部111aは、連続的に操作体の接触位置を検出し、接触位置を示す位置情報を連続的に生成する。
次に、タッチパッド部111aは、一又は複数の操作体について、接触位置を検出するたびに、接触位置を検出した検出時刻及び生成した位置情報を速度算出部111cに対して出力する。また、生成した位置情報を、入力信号として、入出力制御部109に対して出力する。
このように、タッチパッド部111aは、操作面に接触する操作体の接触位置を繰り返し検出し、検出するたびに、その接触位置を出力する。
(2−3)速度算出部111c
速度算出部111cは、一又は複数の操作体について、最大で5組の検出時刻及び位置情報を記憶するための位置情報記憶領域を有する。なお、これには、限定されない。位置情報記憶領域は、6組以上の検出時刻及び位置情報を記憶するとしてもよい。また、位置情報記憶領域は、2組以上、5組未満の検出時刻及び位置情報を記憶するとしてもよい。
速度算出部111cは、以下に示すようにして、操作面に接触する一又は複数の操作体の移動速度を算出する。
速度算出部111cは、タッチパッド部111aから、接触位置が検出されるたびに、検出時刻及び位置情報を受け取り、受け取った検出時刻及び位置情報を、位置情報記憶領域に書き込む。位置情報記憶領域は、5組の検出時刻及び位置情報を記憶するための領域を備えているので、位置情報記憶領域の全ての領域に既に、検出時刻及び位置情報が記憶されている場合には、最も古い検出時刻及びそれに対応する位置情報に、受け取った検出時刻及び位置情報を上書きする。
次に、速度算出部111cは、位置情報記憶領域に記憶されている検出時刻及び位置情報の全ての組を用いて、次式により、操作体の移動速度vを算出する。なお、算出される移動速度vは、最新の検出時刻及びそれに対応する位置情報を受け取った時点のものである。
移動速度v=移動距離/所要時間
ここで、移動距離は、位置情報記憶領域に記憶されている組のうち、最も古い検出時刻と対応する位置情報が示す位置と、最も新しい検出時刻と対応する位置情報が示す位置との間の距離である。また、所要時間は、最も古い検出時刻と、最も新しい検出時刻との差分時間である。
なお、最も新しい検出時刻から、一例として、300m秒以上、古い検出時刻及びそれに対応する位置情報については、上記の演算から除外する。仮に、最も新しい検出時刻から、300m秒以上、古い検出時刻及びそれに対応する位置情報を移動速度の算出に用いると、検出時刻及び位置情報を受け取った時点における操作体の移動速度を正確に把握できない可能性があるからである。
次に、速度算出部111cは、算出した移動速度vを入出力制御部109に対して出力する。
また、速度算出部111cは、次に示すようにして、移動方向rを算出する。
移動方向r(Δx、Δy)=((x1−x2)、(y1−y2))
ここで、(x1、y1)は、位置情報記憶領域に記憶されている組のうち、最も新しい検出時刻と対応する位置情報である。また、(x2、y2)は、位置情報記憶領域に記憶されている組のうち、最も古い検出時刻と対応する位置情報である。ここでも、最も新しい検出時刻から、一例として、300m秒以上、古い検出時刻及びそれに対応する位置情報については、上記の演算から除外する。仮に、最も新しい検出時刻から、300m秒以上、古い検出時刻及びそれに対応する位置情報を移動方向の算出に用いると、検出時刻及び位置情報を受け取った時点における操作体の移動方向を正確に把握できない可能性があるからである。
次に、速度算出部111cは、算出した移動方向rを入出力制御部109に対して出力する。
(3)ボタン操作部112
ボタン操作部112は、ボタン112a、112b、112c、112d、112e及び112fを備える。各ボタンは、それぞれ、一つの操作を受け付けるために、利用者に押下されることにより、操作される。
ボタン112aは、一例として、オプションのメニューを表示するために用いられるボタンである。また、ボタン112bは、一例として、デスクトップを表示するために用いられるボタンである。さらに、ボタン112dは、一例として、電源をON又はOFFにするために用いられるボタンである。
各ボタンが操作されると、ボタン操作部112は、各ボタンに対する操作を示す操作信号を、入力信号として、入出力制御部109を介して、主制御部108に対して出力する。
(4)入出力制御部109
入出力制御部109は、タッチパネル111と、主制御部108との間で、情報の入出力を中継する。また、入出力制御部109は、ボタン操作部112から入力信号を受け取り、受け取った入力信号を主制御部108に対して出力する。
また、入出力制御部109は、図2に示すように、操作判断部114、画面移動処理部115、本移動部116及び仮移動部117を含んでいる。
(操作判断部114)
操作判断部114は、以下に示すようにして、タッチパネル111のタッチパッド部111aによる検出結果を用いて、どのような操作がされたかを判断する。
操作判断部114は、操作体によるタッチパッド部111aへの接触によって、どのような操作がされたかを判断する。利用者によりなされる操作は、画面画像の移動操作、アイコンをはじくフリック操作、アイコンをたたくタップ操作及びその他の操作である。
操作判断部114は、画面画像の移動操作であると判断される場合、画面移動処理部115に対して、画面画像の移動処理を行うように制御する。また、フリック操作であると判断される場合、仮移動部117に対して、アイコンを移動待ち状態とするように制御する。また、未確定アイコンに対するタップ操作であると判断される場合、本移動部116に対して、アイコンの移動の確定処理を行うように制御する。また、確定アイコンに対するタップ操作であると判断される場合、アプリ起動部113に対して、アイコンに対応するアプリの起動を行うように制御する。また、その他の操作であると判断される場合、図示していないその他の処理部に対して、その他の処理を行うように制御する。
操作判断部114は、タッチパッド部111aから位置情報を受け取る。また、操作判断部114は、速度算出部111cから移動速度v及び移動方向rを受け取る。
操作判断部114は、受け取った移動速度vが「0」であるか、「0」より大きくかつ第一閾値v1より小さいか、第一閾値v1以上かつ第二閾値v2より小さいか、又は、第二閾値v2以上かを判断する。なお、第二閾値v2は、第一閾値v1より大きい。
ここで、移動速度の異常を検出するために第二閾値を設けている。移動速度vが第二閾値以上である場合には、移動速度が異常であるとして、算出した移動速度を破棄する。
(a)移動速度vが「0」である場合
操作判断部114は、記憶部110から現画面ID(202)を読み出す。次に、操作判断部114は、複数の画面テーブル241、251及び261の中から、読み出した現画面ID(202)が付された画面テーブルを選択する。こうして、現在表示されている画面画像に対応する画面テーブルを特定する。
次に、操作判断部114は、特定した画面テーブルからアイコン情報を、順次、読み出し、読み出したアイコン情報から位置情報を抽出する。次に、抽出した位置情報により示される位置に、矩形のアイコン領域の中心点を配置することにより、当該アイコン領域を設定する。次に、アイコン領域の範囲に、タッチパッド部111aから受け取った位置情報により示される接触位置が存在するか否かを判断する。
アイコン領域の範囲に接触位置が存在しない場合、全てのアイコン情報の読出しが終了するまで、画面テーブルから次のアイコン情報の読出し、位置情報の抽出及び接触位置の判断を繰り返す。
アイコン領域の範囲に、接触位置が存在する場合には、上記の繰り返しを終了する。こうして、接触位置にアイコンが存在するか否かを判断する。
接触位置にアイコンが存在しない場合、操作判断部114は、受け取った位置情報を破棄する。
一方、接触位置にアイコンが存在する場合、操作判断部114は、最後に読み出したアイコン情報に含まれる確定フラグが確定を示すか、又は未確定を示すか、判断する。
確定フラグが確定を示す場合、操作判断部114は、読み出したアイコン情報に含まれるアイコンIDをアプリ起動部113に対して出力する。次に、操作判断部114は、当該接触が確定アイコンに対するタップ操作であると決定する。
確定フラグが未確定を示す場合、操作判断部114は、読み出したアイコン情報に含まれるアイコンIDを本移動部116に対して出力する。次に、操作判断部114は、当該接触が未確定アイコンに対するタップ操作であると決定する。
(b)移動速度vが「0」より大きくかつv1より小さい場合
操作判断部114は、記憶部110から現画面ID(202)を読み出す。次に、操作判断部114は、複数の画面テーブル241、251及び261の中から、読み出した現画面ID(202)が付された画面テーブルを選択する。こうして、現在表示されている画面画像に対応する画面テーブルを特定する。
次に、操作判断部114は、移動速度vが「0」である場合と同様に、接触位置にアイコンが存在するか否かを判断する。
接触位置にアイコンが存在する場合、操作判断部114は、受け取った位置情報を破棄する。接触位置にアイコンが存在しない場合、操作判断部114は、移動方向rを画面移動処理部115に対して出力する。次に、操作判断部114は、当該接触が画面画像の移動の操作であると決定する。
(c)移動速度vがv1以上かつv2より小さい場合
操作判断部114は、記憶部110から現画面ID(202)を読み出す。次に、操作判断部114は、複数の画面テーブル241、251及び261の中から、読み出した現画面ID(202)が付された画面テーブルを選択する。こうして、現在表示されている画面画像に対応する画面テーブルを特定する。
次に、操作判断部114は、移動速度vが「0」である場合と同様に、接触位置にアイコンが存在するか否かを判断する。
接触位置にアイコンが存在しない場合、操作判断部114は、受け取った位置情報を破棄する。
一方、接触位置にアイコンが存在する場合、操作判断部114は、移動方向r及びアイコン情報に含まれるアイコンIDを仮移動部117に対して出力する。次に、操作判断部114は、当該接触がフリック操作であると決定する。
(d)移動速度vがv2以上である場合
操作判断部114は、受け取った位置情報を破棄する。
(画面移動処理部115)
画面移動処理部115は、操作判断部114から接触位置の移動方向r(Δx、Δy)を取得する。また、記憶部110から現画面ID(202)を読み出す。
次に、画面移動処理部115は、取得した現画面ID(202)に一致する画面IDを含むリンク情報を画面リンクテーブル201から読み出す。次に、取得した移動方向r(Δx、Δy)が、左方向(第2方向とも呼ぶ)であるか、右方向(第1方向とも呼ぶ)であるかを判断する。
ここで、移動方向r(Δx、Δy)が左方向であるとは、Δx<0であり、Δy=0である場合をいう。なお、Δy=0には、限定されない。Δyが極く小さい値であるとしてもよい。例えば、Δyの絶対値がΔxの絶対値の10パーセント以下であるとしてもよい。
また、移動方向r(Δx、Δy)が右方向であるとは、Δx>0であり、Δy=0である場合をいう。なお、Δy=0には、限定されない。Δyが極く小さい値であるとしてもよい。例えば、Δyの絶対値がΔxの絶対値の10パーセント以下であるとしてもよい。
移動方向rが左方向である場合には、読み出したリンク情報から次アドレスを抽出する。移動方向rが右方向である場合には、読み出したリンク情報から前アドレスを抽出する。
抽出した前アドレスが「FFFF」である場合、画面移動処理部115は、移動先の画面画像がないと判断する。また、抽出した次アドレスが「FFFF」である場合、画面移動処理部115は、移動先の画面画像がないと判断する。
抽出した前アドレスが「FFFF」でない場合に、画面移動処理部115は、画面リンクテーブル201から、抽出した前アドレスにより示される位置に格納されたリンク情報を読み出す。又は、抽出した次アドレスが「FFFF」でない場合には、画面移動処理部115は、画面リンクテーブル201から、抽出した次アドレスにより示される位置に格納されたリンク情報を読み出す。
次に、読み出したリンク情報から画面IDを抽出する。抽出した画面IDは、次に表示すべき画面画像を識別する識別情報である。
こうして、画面移動処理部115は、移動方向r、現画面ID(202)及び画面リンクテーブル201を用いて、次に表示すべき画面画像を識別する画面IDを取得する。
次に、画面移動処理部115は、取得した画面IDにより画面テーブルを特定する。特定された画面テーブルから、全てのアイコンID及び位置情報を読み出し、読み出したアイコンIDに対応するアイコン画像の画像データを読み出す。読み出した画像データからアイコン画像を生成し、生成したアイコン画像を、読み出した位置情報により示される位置に配置し、画面を表示する。次に、現画面ID(202)に、取得した画面IDを上書きする。これにより、現画面ID(202)を更新する。
(本移動部116)
本移動部116は、以下に示すようにして、移動待ち状態のアイコンをたたくタップ操作がされたと判断されるとき、前記アイコンの移動待ち状態を解除して、当該アイコンの移動先の画面画像への移動を確定させる。
本移動部116は、記憶部110から現画面ID(202)を読み出す。また、本移動部116は、操作判断部114からアイコンIDを取得する。
次に、本移動部116は、画面テーブル241、251、261の中から、現画面ID(202)を含む画面テーブルを特定する。特定した画面テーブルにおいて、取得したアイコンIDを含むアイコン情報を抽出し、抽出したアイコン情報に含まれる確定フラグを「確定」に書き換える。次に、アイコンの位置を決定して、その位置を示す位置情報を生成する。ここで、本移動部116は、アイコンの位置を、当該位置が他の確定したアイコンに重ならないように、決定する。次に、抽出したアイコン情報に生成した位置情報を書き込む。
次に、本移動部116は、前記アイコンIDに対応するアイコン画像の画像データを読み出す。読み出した画像データからアイコン画像を生成し、生成したアイコン画像を、読み出した位置情報により示される位置に配置し、画面を表示するように制御する。
(仮移動部117)
仮移動部117は、以下に示すようにして、操作判断部114により、アイコン等のオブジェクトをはじくフリック操作がされたと判断され、オブジェクトの移動条件に適合する場合、アイコン等のオブジェクトを、別の画面画像への移動待ち状態とする。
仮移動部117は、操作判断部114からアイコンIDを取得する。また、操作判断部114から接触位置の移動方向rを取得する。次に、記憶部110から現画面ID(202)を読み出す。
次に、仮移動部117は、次のようにして、アイコンの移動先の画面画像を識別する画面IDの取得を試みる。
仮移動部117は、取得した現画面ID(202)に一致する画面IDを含むリンク情報を画面リンクテーブル201から読み出す。次に、取得した移動方向が、左方向であるか、右方向であるかを判断する。判断方法は、上述した通りである。移動方向が左方向である場合には、読み出したリンク情報から次アドレスを抽出する。移動方向が右方向である場合には、読み出したリンク情報から前アドレスを抽出する。
抽出した前アドレスが「FFFF」である場合、仮移動部117は、移動先の画面画像がないと判断する。また、抽出した次アドレスが「FFFF」である場合、仮移動部117は、移動先の画面画像がないと判断する。
抽出した前アドレスが「FFFF」でない場合に、仮移動部117は、画面リンクテーブル201から、抽出した前アドレスにより示される位置に格納されたリンク情報を読み出す。又は、抽出した次アドレスが「FFFF」でない場合には、仮移動部117は、画面リンクテーブル201から、抽出した次アドレスにより示される位置に格納されたリンク情報を読み出す。
次に、読み出したリンク情報から画面IDを抽出する。
移動先の画面画像が存在しない場合には、仮移動部117は、当該処理を終了する。
移動先の画面画像が存在する場合には、仮移動部117は、アイコン数テーブル301、311及び321から、抽出した画面IDを含むアイコン数テーブルを特定する。次に、特定したアイコン数テーブルから最大数及び現アイコン数を読み出す。次に、読み出した現アイコン数に「1」を加算し、アイコン数を算出する。次に、算出したアイコン数と最大数とを比較する。アイコン数が最大数より大きい場合、仮移動部117は、当該処理を終了する。
アイコン数が最大数より小さいか又は最大数に等しい場合、移動先の画面画像におけるアイコンの仮位置を決定する。ここで、仮移動部117は、アイコンの仮位置を、当該仮位置が他の確定したアイコンに部分的に重なるように、決定する。
次に、抽出した画面IDを含む画面テーブル、即ち、移動先の画面画像に対応する画面テーブルを特定する。
次に、仮移動部117は、アイコンID、アイコンの仮位置を示す位置情報、未確定を示す確定フラグを含むアイコン情報を生成する。次に、生成したアイコン情報を特定した画面テーブルに追加して書き込む。
次に、仮移動部117は、現画面ID(202)を含む画面テーブルを特定する。即ち、現在表示されている画面画像に対応する画面テーブルを特定する。次に、特定した画面テーブル内において、アイコンIDを含むアイコン情報を抽出し、抽出したアイコン情報に含まれる確定フラグを「移動中」に書き換える。次に、仮移動部117は、現在表示されている画面画像において、当該アイコンを消去する。次に、仮移動部117は、当該処理を終了する。
(5)主制御部108
主制御部108は、タッチパネル111のタッチパッド部111a及びボタン操作部112から、入出力制御部109を介して、入力信号を受け取る。次に、受け取った入力信号に対応する処理を行う。
また、主制御部108は、入出力制御部109を介して、タッチパネル111の表示パネル部111bに対して、1個又は複数個の画像及びこれらの画像の表示位置を示す位置データを出力する。
また、主制御部108は、アプリ起動部113を含んでいる。アプリ起動部113は、操作判断部114からアイコンIDを受け取る。アイコンIDを受け取ると、アプリ起動部113は、アイコンIDに対応するアプリケーションプログラムを記憶部110から読み出し、読み出したアプリケーションプログラムを実行する。
さらに、主制御部108は、携帯端末装置100を構成する各構成要素を制御する。
(6)アンテナ101、通信回路102及び通信制御部106
アンテナ101は、図示していない基地局との間で無線回線を介して無線信号を送受信する。通信回路102は、アンテナ101により送受信される無線信号の周波数選択や周波数変換等を行う。通信制御部106は、通信回路102と主制御部108との間で情報の送受信を中継する。
(7)音声処理部103、スピーカ104、マイクロホン105及び音声制御部107
音声処理部103は、通信回路102により受信された音声信号を復調してスピーカ104に対して音響信号として出力する。また、マイクロホン105より入力された音響信号に対応して電気信号に変換された音声信号を変調し、通信回路102により送信させる。スピーカ104は、音声等の音響を出力する。マイクロホン105は、音声等の音響を入力する。音声制御部107は、音声処理部103における音声処理を制御する。
1.2 携帯端末装置100の画面画像の推移
図7に示すように、画面351が表示されている状態において、利用者は、アイコン352に対して、矢印353に示す方向に、はじくフリック操作を行う。
仮移動部117は、画面361において、フリック操作の対象となったアイコン352を、アイコン362として、仮に配置する。言い換えると、アイコン362を移動待ち状態とする。画面361において、アイコン362は、移動待ち状態を示す表示態様により表示される。
次に、利用者は、矢印353とは、反対方向に画面移動の操作を行う。そうすると、画面画像361が表示される。画面画像361において、アイコン362が仮に配置されている。
利用者は、画面画像361において、仮に配置されているアイコン362に対して、たたくタップ操作を行う。
本移動部116は、画面画像371に示すように、位置が確定したアイコン372を配置する。画面371において、アイコン372は、確定状態を示す表示態様により表示される。
1.3 携帯端末装置100の動作
携帯端末装置100の動作について説明する。
(1)操作の判断及び操作による処理の分岐の動作
タッチパッド部111aに対する接触により、どのような操作がされたかの判断、及びその操作に応じた処理への分岐の動作について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
操作判断部114は、操作体によるタッチパッド部111aへの接触により、どのような操作がされたかを判断する(ステップS101)。
次に、画面画像の移動操作であると判断される場合(ステップS102で「画面画像の移動操作」)、画面移動処理部115は、画面画像の移動処理を行う(ステップS103)。次に、ステップS101へ戻って処理を繰り返す。
フリック操作であると判断される場合(ステップS102で「フリック操作」)、仮移動部117は、アイコンを移動待ち状態とする(ステップS104)。次に、ステップS101へ戻って処理を繰り返す。
未確定アイコンに対するタップ操作であると判断される場合(ステップS102で「未確定アイコンのタップ操作」)、本移動部116は、アイコンの移動の確定処理を行う(ステップS105)。次に、ステップS101へ戻って処理を繰り返す。
確定アイコンに対するタップ操作であると判断される場合(ステップS102で「確定アイコンのタップ操作」)、アプリ起動部113は、アイコンに対応するアプリの起動を行う(ステップS106)。次に、ステップS101へ戻って処理を繰り返す。
その他の操作であると判断される場合(ステップS102で「その他」)、その他の処理を行う(ステップS107)。次に、ステップS101へ戻って処理を繰り返す。
(2)携帯端末装置100に対してどのような操作がされたかを判断する動作
タッチパッド部111aに対する接触により、どのような操作がされたかを判断する動作について、図9及び図10に示すシーケンス図を用いて、説明する。
タッチパッド部111aに操作体が接触すると、タッチパッド部111aは、50m秒毎に、その接触位置を検出する。次に、接触位置を検出するたびに、接触位置を示す位置情報を生成する(ステップS121)。次に、タッチパッド部111aは、生成した位置情報を速度算出部111c及び操作判断部114に対して出力する(ステップS122、S123)。次に、タッチパッド部111aは、ステップS121へ戻って、接触位置の検出を繰り返す。
速度算出部111cは、位置情報を受け取る(ステップS122)。また、操作判断部114も、位置情報を受け取る(ステップS123)
速度算出部111cは、移動速度vを算出し、移動方向rを算出する(ステップS124)。次に、算出した移動速度v及び移動方向rを操作判断部114に対して出力する(ステップS125)。
操作判断部114は、移動速度v及び移動方向rを受け取る(ステップS125)。次に、移動速度vが「0」であるか、「0」より大きくかつv1より小さいか、v1以上かつv2より小さいか、又は、v2以上かを判断する(ステップS126)。
移動速度vが「0」である場合(ステップS126で「v=0」)、操作判断部114は、記憶部110から現画面ID(202)を読み出す(ステップS131)。次に、操作判断部114は、現在表示されている画面画像に対応する画面テーブルを特定する(ステップS132)。
次に、操作判断部114は、接触位置にアイコンが存在するか否かを判断する(ステップS133)。
接触位置にアイコンが存在しない場合(ステップS134で「無し」)、操作判断部114は、受け取った位置情報を破棄する。接触位置にアイコンが存在する場合(ステップS134で「有り」)、最後に読み出したアイコン情報に含まれる確定フラグが確定を示すか、又は未確定を示すかを判断する(ステップS135)。
確定フラグが確定を示す場合(ステップS135で「確定」)、操作判断部114は、読み出したアイコン情報に含まれるアイコンIDをアプリ起動部113に対して出力する(ステップS136)。次に、操作判断部114は、当該接触が確定アイコンに対するタップ操作であると決定する(ステップS137)。
確定フラグが未確定を示す場合(ステップS135で「未確定」)、操作判断部114は、読み出したアイコン情報に含まれるアイコンIDを本移動部116に対して出力する(ステップS138)。次に、操作判断部114は、当該接触が未確定アイコンに対するタップ操作であると決定する(ステップS139)。
次に、移動速度vが「0」より大きくかつv1より小さい場合(ステップS126で「0<v<v1」)、操作判断部114は、記憶部110から現画面ID(202)を読み出す(ステップS141)。次に、操作判断部114は、現在表示されている画面画像に対応する画面テーブルを特定する(ステップS142)。
次に、操作判断部114は、ステップS133と同様にして、接触位置にアイコンが存在するか否かを判断する(ステップS143)。
接触位置にアイコンが存在する場合(ステップS144で「有り」)、操作判断部114は、受け取った位置情報を破棄する。接触位置にアイコンが存在しない場合(ステップS144で「無し」)、操作判断部114は、移動方向rを画面移動処理部115に対して出力する(ステップS145)。次に、操作判断部114は、当該接触が画面画像の移動の操作であると決定する(ステップS146)。
次に、移動速度vがv1以上かつv2より小さい場合(ステップS126で「v1≦v<v2」)、操作判断部114は、記憶部110から現画面ID(202)を読み出す(ステップS151)。次に、操作判断部114は、現在表示されている画面画像に対応する画面テーブルを特定する(ステップS152)。
次に、操作判断部114は、ステップS133と同様にして、接触位置にアイコンが存在するか否かを判断する(ステップS153)。
接触位置にアイコンが存在しない場合(ステップS154で「無し」)、操作判断部114は、受け取った位置情報を破棄する。接触位置にアイコンが存在する場合(ステップS154で「有り」)、操作判断部114は、移動方向r及びアイコン情報に含まれるアイコンIDを仮移動部117に対して出力する(ステップS155)。次に、操作判断部114は、当該接触がフリック操作であると決定する(ステップS156)。
次に、移動速度vがv2以上である場合(ステップS126で「v2≦v」)、操作判断部114は、受け取った位置情報を破棄する。
(3)画面画像の移動の動作
画面移動処理部115による画面画像の移動の動作について、図11に示すフローチャートを用いて、説明する。なお、この動作は、図8に示すステップS103の詳細である。
画面移動処理部115は、操作判断部114から接触位置の移動方向rを取得する(ステップS161)。記憶部110から現画面ID(202)を読み出す(ステップS162)。
次に、画面移動処理部115は、移動方向r、現画面ID(202)及び画面リンクテーブル201を用いて、次に表示すべき画面画像の画面IDを取得する(ステップS163)。次に、取得した画面IDにより画面テーブルを特定する(ステップS164)。画面移動処理部115は、特定された画面テーブルから、全てのアイコンID及び位置情報を読み出し、読み出したアイコンIDに対応するアイコン画像の画像データを読み出す(ステップS165)。画面移動処理部115は、読み出した画像データからアイコン画像を生成し、生成したアイコン画像を、読み出した位置情報により示される位置に配置する。次に、画面が表示される(ステップS166)。次に、画面移動処理部115は、現画面ID(202)に、取得した画面IDを上書きする。これにより、現画面ID(202)を更新する(ステップS167)。
(4)アイコンを移動待ち状態とする動作
フリック操作の対象となったアイコンを、移動先の画面画像において、移動待ち状態とする動作について、図12に示すフローチャートを用いて、説明する。なお、この動作は、図8に示すステップS104の詳細である。
仮移動部117は、操作判断部114からアイコンIDを取得する(ステップS171)。また、操作判断部114から接触位置の移動方向rを取得する(ステップS172)。次に、記憶部110から現画面ID(202)を読み出す(ステップS173)。
次に、仮移動部117は、アイコンの移動先の画面画像を識別する画面IDの取得を試みる(ステップS174)。
移動先の画面画像が存在しない場合には(ステップS175で「無し」)、仮移動部117は、当該処理を終了する。
移動先の画面画像が存在する場合には(ステップS175で「有り」)、仮移動部117は、アイコン数テーブル301、311及び321から、抽出した画面IDを含むアイコン数テーブルを特定する。次に、特定したアイコン数テーブルから最大数及び現アイコン数を読み出す。次に、読み出した現アイコン数に「1」を加算し、アイコン数を算出する(ステップS176)。
次に、算出したアイコン数と最大数とを比較する(ステップS177)。アイコン数が最大数より大きい場合(ステップS177で「NO」)、仮移動部117は、当該処理を終了する。
アイコン数が最大数より小さいか又は最大数に等しい場合(ステップS177で「YES」)、移動先の画面画像におけるアイコンの仮位置を決定する(ステップS178)。次に、抽出した画面IDを含む画面テーブル、即ち、移動先の画面画像に対応する画面テーブルを特定する(ステップS179)。
次に、仮移動部117は、アイコンID、アイコンの仮位置を示す位置情報、未確定を示す確定フラグを含むアイコン情報を生成する。次に、生成したアイコン情報を特定した画面テーブルに追加して書き込む(ステップS180)。
次に、仮移動部117は、現画面ID(202)を含む画面テーブルを特定する。即ち、現在表示されている画面画像に対応する画面テーブルを特定する(ステップS181)。次に、特定した画面テーブル内において、アイコンIDに対応する確定フラグを「移動中」に書き換える(ステップS182)。次に、仮移動部117は、現在表示されている画面画像において、当該アイコン画像を消去する(ステップS183)。次に、仮移動部117は、当該処理を終了する。
(5)アイコンの移動を確定させる動作
アイコンの移動を確定させる動作について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。なお、この動作は、図8に示すステップS105の詳細である。
本移動部116は、記憶部110から現画面ID(202)を読み出す(ステップS191)。また、本移動部116は、操作判断部114からアイコンIDを取得する(ステップS192)。
次に、本移動部116は、画面テーブル241、251、261の中から、現画面ID(202)を含む画面テーブルを特定する(ステップS193)。特定した画面テーブルにおいて、取得したアイコンIDに対応する確定フラグを「確定」に書き換える(ステップS194)。次に、アイコンの位置を決定して、その位置を示す位置情報を生成する(ステップS195)。特定した画面テーブルにおいて、前記アイコンIDを含むアイコン情報において、生成した位置情報を書き込む(ステップS196)。
次に、本移動部116は、前記アイコンIDに対応するアイコン画像の画像データを読み出す。読み出した画像データからアイコン画像を生成する。次に、現在の画面画像において、移動待ち状態のアイコン画像を消去する。また、現在の画面画像において、生成したアイコン画像を、読み出した位置情報により示される位置に配置する。次に、当該画面画像が表示される(ステップS197)。
1.4 まとめ
以上説明したように、携帯端末装置100によると、フリック操作の対象のアイコンを、移動先の画面画像において、移動待ち状態とする。これにより、誤ってフリック操作を行った場合であっても、アイコンの移動を確定させることはない。こうして、はじくフリック操作を有効に利用することができる。
また、移動待ち状態のアイコンに対して、たたくタップ操作を行うことにより、移動先の画面画像において、アイコンの移動待ち状態を解除し、当該アイコンの移動を確定させることができる。
また、携帯端末装置100によると、移動先の画面画像において、移動待ち状態のアイコンは、他の確定した状態のアイコンの上に上書きされている。これは、確定した状態のアイコンの上に浮かんでいるような状態を示しているのである。これにより、移動待ち状態のアイコンと、確定したアイコンとが区別できるようにしている。
2.その他の変形例
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記の実施の形態においては、移動待ち状態のアイコンが1個又は複数個存在する場合において、利用者は、個々のアイコンに対するタップ操作を行う。これにより、個々の移動待ち状態のアイコンを確定状態に変化させている。
しかし、これには、限定されない。
タッチパネル111の表示面に対するタップ操作を行うことにより、全ての移動待ち状態のアイコンについて、移動を確定させてもよい。また、画面画像に、全ての移動待ち状態のアイコンについて、移動を確定させるためのアイコンを設けてもよい。このアイコンに対する操作をすることにより、全ての移動待ち状態のアイコンについて、移動を確定させてもよい。
(2)全ての移動待ち状態のアイコンについて、移動待ち状態を解消し、元の画面画像に表示を戻すためのアイコンを設けてもよい。このアイコンに対する操作により、全ての移動待ち状態のオブジェクトについて、移動待ち状態を解消し、元の画面画像に表示を戻す。
(3)上記の実施の形態においては、操作判断部114は、受け取った移動速度vが「0」であるか、「0」より大きくかつ第一閾値v1より小さいか、第一閾値v1以上かつ第二閾値v2より小さいか、又は、第二閾値v2以上かを判断している。
しかし、これには、限定されない。
ここで、第二閾値v2を用いないとしてもよい。つまり、操作判断部114は、受け取った移動速度vが「0」であるか、「0」より大きくかつ第一閾値v1より小さいか、第一閾値v1以上か、を判断してもよい。
また、操作判断部114は、受け取った移動速度vが「0」であるか、「0」より大きくかつ第一閾値v1以下か、第一閾値v1より大きいか、を判断してもよい。
(4)上記の実施の形態において、フリック操作は、一の操作体により、複数のアイコンに対して、逐次行われるとしている。
しかし、これには限定されない。フリック操作は、複数の操作体により、複数のアイコンに対して、並行して行われるとしてもよい。一例として、利用者の5本の指により、それぞれ、5個のアイコンに対して、フリック操作が行われるとしてもよい。
(5)上記の実施の形態において、移動先の画面画像において、移動待ち状態のアイコンは、他の確定した状態のアイコンの上に上書きされている。つまり、確定した状態のアイコンの上に浮かんでいるような状態を示しているのである。
しかし、これには限定されない。
移動待ち状態のアイコンであることを示すために、当該アイコンを表すアイコン画像に、移動待ち状態であることを示す標識画像を付すとしてもよい。標識画像の例は、丸を表す画像、星を表す画像などである。一方、確定した状態のアイコンを表すアイコン画像には、標識画像を付さない。
(6)本発明の一態様は、上記の携帯端末装置において用いられる制御方法であるとしてもよい。また、これらの制御方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよい。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
また、本発明の一態様は、前記コンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラムであるとしてもよい。
また、本発明の一態様は、前記コンピュータプログラムを、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、上記の各装置は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラムを前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラムを前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(7)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
(8)本発明の実施形態の一態様は、表示装置であって、オブジェクトを含む第1画面画像を表示する表示部と、前記表示部の操作面に対する操作体の接触を検出する検出部と、前記検出部による検出結果を用いて、前記操作面に対してなされた操作を判断する判断部と、前記判断部により、前記オブジェクトをはじくフリック操作がされたと判断され、かつ、オブジェクトの移動条件に適合する場合、当該オブジェクトを、第2画面画像への移動待ち状態とする仮移動部とを備えることを特徴とする。
この態様によると、当該オブジェクトを、第2画面画像への移動待ち状態とするので、誤ってフリック操作を行った場合であっても、移動を確定させないようにすることができる。こうして、はじくフリック操作を有効に利用することができる。
ここで、前記表示部は、さらに、利用者の画面移動の操作により、前記第1画面画像に代えて、前記第2画面画像を表示し、前記第2画面画像は、移動待ち状態の前記オブジェクトを含み、前記表示装置は、さらに、前記判断部により、移動待ち状態の前記オブジェクトをたたくタップ操作であると判断されるとき、前記オブジェクトの移動待ち状態を解除して、当該オブジェクトの前記第2画面画像への移動を確定させる本移動部を含むとしてもよい。
この態様によると、移動待ち状態であるオブジェクトの移動を確定させることができる。
ここで、前記仮移動部は、前記フリック操作がされたと判断され、かつ、オブジェクトの移動条件に適合する場合、前記第1画面画像から前記オブジェクトを消去し、前記第2画面画像において、当該オブジェクトを移動待ち状態を示す表示態様とし、前記本移動部は、前記タップ操作であると判断されるとき、前記第2画面画像において、当該オブジェクトを確定状態を示す表示態様としてもよい。
この態様によると、表示態様により、移動待ち状態であるオブジェクトと、確定したオブジェクトとを区別することができる。
ここで、前記第2画面画像は、前記第1画面画像の表示中に、前記判断部により前記操作面における第1方向への画面移動の操作であると判断されるとき、表示され、前記仮移動部は、前記移動条件として、前記フリック操作の方向が、前記第1方向とは反対方向である場合、当該オブジェクトを、前記第2画面画像への移動待ち状態としてもよい。
この態様によると、フリック操作の方向と、画面移動の操作の方向とが反対方向である。言い換えると、フリック操作の方向と、移動先の画面の存在する方向が一致している。このため、オブジェクトを移動させるための操作方法が直感的であり、わかりやすい。
ここで、前記第1画面画像の表示中に、前記判断部により前記操作面における第2方向への画面移動の操作であると判断されるとき、継続して前記第1画面画像が表示され、前記仮移動部は、前記移動条件として、前記フリック操作の方向が、前記第2方向とは反対方向である場合、前記フリック操作を無効として、当該オブジェクトを移動待ち状態としないとしてもよい。
この態様によると、画面画像が存在しない方向に、フリック操作を行った場合、フリック操作を無効とするので、操作方法が直感的であり、わかりやすい。
ここで、前記第2画面画像について、表示できるオブジェクトの最大数が定められており、前記仮移動部は、前記移動条件として、前記第2画面画像に含まれるオブジェクトの数と、前記フリック操作がされたオブジェクトの数との合計が、前記最大数を超えるか否かを判断し、前記最大数を超える場合、前記フリック操作を無効とすることにより、当該オブジェクトを移動待ち状態としないとしてもよい。
この態様によると、第2画面画像に含まれるオブジェクトの数と、フリック操作がされたオブジェクトの数の合計数が最大数を超える場合に、フリック操作を無効とするので、最大数を超える移動を防ぐことができる。
また、本発明の実施形態の別の一態様は、表示装置において用いられる制御方法であって、前記表示装置は、オブジェクトを含む第1画面画像を表示する表示部と、前記表示部の操作面に対する操作体の接触を検出する検出部とを備え、前記制御方法は、前記検出部による検出結果を用いて、前記操作面に対してなされた操作を判断する判断ステップと、前記判断ステップにより、前記オブジェクトをはじくフリック操作がされたと判断され、かつ、オブジェクトの移動条件に適合する場合、当該オブジェクトを、第2画面画像への移動待ち状態とする仮移動ステップとを含むことを特徴とする。
この態様によると、当該オブジェクトを、第2画面画像への移動待ち状態とするので、誤ってフリック操作を行った場合であっても、移動を確定させないようにすることができる。こうして、はじくフリック操作を有効に利用することができる。
また、本発明の実施形態の別の一態様は、表示装置において用いられる制御用のコンピュータプログラムを記録しているコンピュータ読取可能な記録媒体であって、前記表示装置は、オブジェクトを含む第1画面画像を表示する表示部と、前記表示部の操作面に対する操作体の接触を検出する検出部とを備え、前記コンピュータプログラムは、コンピュータである前記表示装置に、前記検出部による検出結果を用いて、前記操作面に対してなされた操作を判断する判断ステップと、前記判断ステップにより、前記オブジェクトをはじくフリック操作がされたと判断され、かつ、オブジェクトの移動条件に適合する場合、当該オブジェクトを、第2画面画像への移動待ち状態とする仮移動ステップとを実行させることを特徴とする。
この態様によると、当該オブジェクトを、第2画面画像への移動待ち状態とするので、誤ってフリック操作を行った場合であっても、移動を確定させないようにすることができる。こうして、はじくフリック操作を有効に利用することができる。
また、本発明の実施形態の別の一態様は、表示装置であって、識別情報により識別されるオブジェクトを含む第1画面画像を表示する表示部と、記憶部と、前記表示部の操作面に接触する操作体の接触位置を検出する位置検出部と、検出された前記接触位置を用いて、前記操作体の移動速度を算出する速度算出部と、算出された前記移動速度と閾値とを比較する判断部と、前記移動速度が前記閾値より大きく、オブジェクトの移動条件に適合する場合、当該オブジェクトを識別する識別情報を、第2画面画像への移動待ち状態であることを示すフラグとともに、前記記憶部に書き込む仮移動部と、前記移動速度が前記閾値より小さい場合、前記記憶部に前記識別情報が書き込まれていれば、前記記憶部に記憶されている前記フラグを、前記第2画面画像における確定状態を示すフラグに書き換える本移動部とを備え、前記表示部は、前記記憶部に記憶されている前記識別情報及び前記フラグに従って、第2画面画像を表示することを特徴とする。
この態様によると、当該オブジェクトを、第2画面画像への移動待ち状態とするので、誤って操作体を閾値以上の移動速度で操作した場合であっても、移動を確定させないようにすることができる。こうして、はじくという操作を有効に利用することができる。また、この態様によると、移動待ち状態であるオブジェクトの移動を確定させることができる。
本発明に係る表示装置は、誤ってフリック操作を行った場合であっても、移動を確定させないようにすることができるという効果を奏し、アイコン等、画面に表示されたオブジェクトを移動させる技術として有用である。
100 携帯端末装置
101 アンテナ
102 通信回路
103 音声処理部
104 スピーカ
105 マイクロホン
106 通信制御部
107 音声制御部
108 主制御部
109 入出力制御部
110 記憶部
111 タッチパネル
111a タッチパッド部
111b 表示パネル部
111c 速度算出部
112 ボタン操作部
113 アプリ起動部
114 操作判断部
115 画面移動処理部
116 本移動部
117 仮移動部

Claims (6)

  1. オブジェクトを含む第1画面画像を表示する表示部と、
    前記表示部の操作面に対する操作体の接触を検出する検出部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記検出部による検出結果を用いて、前記操作面に対してなされた操作を判断する判断部と、
    前記判断部により、前記オブジェクトをはじくフリック操作がされたと判断され、かつ、オブジェクトの移動条件に適合する場合、当該オブジェクトを、第2画面画像への移動待ち状態とする仮移動部とを含み、
    前記表示部は、さらに、利用者の画面移動の操作により、前記第1画面画像に代えて、前記第2画面画像を表示し、前記第2画面画像は、移動待ち状態の前記オブジェクトを含み、
    前記制御部は、さらに、前記判断部により、移動待ち状態の前記オブジェクトをたたくタップ操作であると判断されるとき、前記オブジェクトの移動待ち状態を解除して、当該オブジェクトの前記第2画面画像への移動を確定させる本移動部を含み、
    前記仮移動部は、前記フリック操作がされたと判断され、かつ、オブジェクトの移動条件に適合する場合、前記第1画面画像から前記オブジェクトを消去し、前記第2画面画像において、当該オブジェクトを移動待ち状態を示す表示態様とし、
    前記本移動部は、前記タップ操作であると判断されるとき、前記第2画面画像において、当該オブジェクトを確定状態を示す表示態様とする
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記第2画面画像は、前記第1画面画像の表示中に、前記判断部により前記操作面における第1方向への画面移動の操作であると判断されるとき、表示され、
    前記仮移動部は、前記移動条件として、前記フリック操作の方向が、前記第1方向とは反対方向である場合、当該オブジェクトを、前記第2画面画像への移動待ち状態とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1画面画像の表示中に、前記判断部により前記操作面における第2方向への画面移動の操作であると判断されるとき、継続して前記第1画面画像が表示され、
    前記仮移動部は、前記移動条件として、前記フリック操作の方向が、前記第2方向とは反対方向である場合、前記フリック操作を無効とすることにより、当該オブジェクトを移動待ち状態としない
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記第2画面画像について、表示できるオブジェクトの最大数が定められており、
    前記仮移動部は、前記移動条件として、前記第2画面画像に含まれるオブジェクトの数と、前記フリック操作がされたオブジェクトの数との合計が、前記最大数を超えるか否かを判断し、前記最大数を超える場合、前記フリック操作を無効とすることにより、当該オブジェクトを移動待ち状態としない
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 表示装置において用いられる制御方法であって、
    前記表示装置は、オブジェクトを含む第1画面画像を表示する表示部と、前記表示部の操作面に対する操作体の接触を検出する検出部とを備え、
    前記制御方法は、
    前記検出部による検出結果を用いて、前記操作面に対してなされた操作を判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより、前記オブジェクトをはじくフリック操作がされたと判断され、かつ、オブジェクトの移動条件に適合する場合、当該オブジェクトを、第2画面画像への移動待ち状態とする仮移動ステップとを含み、
    前記表示部は、さらに、利用者の画面移動の操作により、前記第1画面画像に代えて、前記第2画面画像を表示し、前記第2画面画像は、移動待ち状態の前記オブジェクトを含み、
    前記制御方法は、さらに、
    前記判断ステップにより、移動待ち状態の前記オブジェクトをたたくタップ操作であると判断されるとき、前記オブジェクトの移動待ち状態を解除して、当該オブジェクトの前記第2画面画像への移動を確定させる本移動ステップを含み、
    前記仮移動ステップは、前記フリック操作がされたと判断され、かつ、オブジェクトの移動条件に適合する場合、前記第1画面画像から前記オブジェクトを消去し、前記第2画面画像において、当該オブジェクトを移動待ち状態を示す表示態様とし、
    前記本移動ステップは、前記タップ操作であると判断されるとき、前記第2画面画像において、当該オブジェクトを確定状態を示す表示態様とする
    ことを特徴とする制御方法。
  6. 表示装置において用いられる制御用のコンピュータプログラムを記録しているコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
    前記表示装置は、オブジェクトを含む第1画面画像を表示する表示部と、前記表示部の操作面に対する操作体の接触を検出する検出部とを備え、
    コンピュータである前記表示装置に、
    前記検出部による検出結果を用いて、前記操作面に対してなされた操作を判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより、前記オブジェクトをはじくフリック操作がされたと判断され、かつ、オブジェクトの移動条件に適合する場合、当該オブジェクトを、第2画面画像への移動待ち状態とする仮移動ステップと
    を実行させるためのコンピュータプログラムを記録し、
    前記表示部は、さらに、利用者の画面移動の操作により、前記第1画面画像に代えて、前記第2画面画像を表示し、前記第2画面画像は、移動待ち状態の前記オブジェクトを含み、
    前記コンピュータプログラムは、さらに、
    前記判断ステップにより、移動待ち状態の前記オブジェクトをたたくタップ操作であると判断されるとき、前記オブジェクトの移動待ち状態を解除して、当該オブジェクトの前記第2画面画像への移動を確定させる本移動ステップを含み、
    前記仮移動ステップは、前記フリック操作がされたと判断され、かつ、オブジェクトの移動条件に適合する場合、前記第1画面画像から前記オブジェクトを消去し、前記第2画面画像において、当該オブジェクトを移動待ち状態を示す表示態様とし、
    前記本移動ステップは、前記タップ操作であると判断されるとき、前記第2画面画像において、当該オブジェクトを確定状態を示す表示態様とする
    ことを特徴とするコンピュータプログラムを記録している記録媒体。
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