JP5969052B2 - 電力チップアップが低減した高電圧固定子コイル - Google Patents

電力チップアップが低減した高電圧固定子コイル Download PDF

Info

Publication number
JP5969052B2
JP5969052B2 JP2014555742A JP2014555742A JP5969052B2 JP 5969052 B2 JP5969052 B2 JP 5969052B2 JP 2014555742 A JP2014555742 A JP 2014555742A JP 2014555742 A JP2014555742 A JP 2014555742A JP 5969052 B2 JP5969052 B2 JP 5969052B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
conductive
stator coil
filler
conductive strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014555742A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015507465A (ja
Inventor
フランクリン・ティー・エメリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens Energy Inc
Original Assignee
Siemens Westinghouse Power Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens Westinghouse Power Corp filed Critical Siemens Westinghouse Power Corp
Publication of JP2015507465A publication Critical patent/JP2015507465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5969052B2 publication Critical patent/JP5969052B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/32Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
    • H02K3/40Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation for high voltage, e.g. affording protection against corona discharges

Description

本発明は、高電圧固定子コイルに係り、特に固定子コイル内部の放電を抑制するための方法及び装置に関する。以下の説明は、タービン発電機用の固定子コイルに向けられたものであるが、本発明は、電気モータ等の他の発電電動機械にも適用可能である。
従来のタービン発電機は回転子及び固定子を有する。回転子には界磁巻線が巻かれ、その界磁巻線は回転子の本体のスロット内に配置される。固定子には固定子コイルが巻かれ、その固定子コイルは固定子の本体のスロット内に配置される。回転子が、蒸気タービンやガスタービン等の機械的エネルギーの外部源によって回転させられて、励磁電流が界磁巻線に提供されると、固定子コイル内に電気エネルギーが誘起される。
固定子コイルは、一般的に、複数の個々の導体(ストランド(素線)と称される)から構築される。ストランドは互いに積層されて、高電圧及び電流を流すことができる大型導体(つまり、コイル)が形成される。多くの固定子コイルにおいて、ストランドは、互いに単純に積層されるのではなくて、ウィービングパターン(編物形状)で編まれる。このウィービング法は、レーベリング(Roebelling)として知られている。レーベリングは、回転子に最も近い固定子コイルの内側ストランドが、回転子から離れた外側ストランドよりも多くの電流を流すこと(そしてより多くの熱を発生させること)を防止するのに役立つ。レーベリングは、各ストランドが同じ量の電流を流して、同じ量の熱を発生させることを保証するのに役立つ。
レーベル充填材は、レーベリングされたストランドによって形成された不規則な表面を充填及び平滑化するのに用いられる絶縁体である。レーベル充填材は一般的に、樹脂含浸フェルト材料又は雲母破片を備え、含浸された材料を同時に加熱及び圧縮して、熱硬化性樹脂を液化させ、不規則なコイル表面の空隙を充填して、硬化させるプロセスによって、不均一なコイル表面に結合される。この製造段階において形成及び結合されたコイルは、“ベークライト(登録商標)処理されたコイル(bakelized coil)”と称される。結合段階の完了後、雲母テープ接地壁が、固結されたコイルの周囲に形成されて、エポキシ樹脂で真空含浸される。そして、コイルが、絶縁構造の最終的な硬化に向けて圧縮及び焼成される。
レーベル充填材は、大気条件下でコイル表面に対して処理及び硬化されるので、気泡が充填材の中に混入し得て、硬化した樹脂内に空隙が形成される。高電圧固定子コイルの絶縁システム内部の空隙は、電気試験中、又は電気機械中でのコイルの作動中における放電源となり得る。コイルの絶縁システム内部での放電又はコロナ現象は、絶縁の完全性にとって悪影響をもたらして、コイルの初期故障につながり得る。空冷コイルでは、高電圧コイル内部での部分放電は、固定子巻線全体の初期故障にもつながり得る。
高電圧コイルの製造後、各コイルは一組の電気試験を受ける。全てのコイルが合格しなければならない一試験は、力率チップアップ(tip−up)の測定である。力率チップアップの試験結果は、コイルの固結の程度、及びコイル内部の空隙の影響を示す。試験においては、高電圧がコイルに印加され、力率ブリッジを用いて、力率が測定される。コイル内で生じる内部放電は、コイルの力率チップアップの増大をもたらす。最も考えられる部分放電の原因は、含浸不可能な閉じた空隙であり、典型的には、上述のレーベル充填材に関連したエポキシ樹脂内に閉じ込められた気泡である。コイルは、大気圧(1気圧)でベークライト(登録商標)処理されるので、硬化したエポキシ樹脂は、或る程度の空気を閉じ込める。硬化したエポキシ樹脂内に閉じ込められた空気が、力率試験電圧の印加の際の電場経路にあると、部分放電現象が生じて、高い力率チップアップを引き起こし得る。力率チップアップの大きさは、印加電圧のレベル、空隙のサイズ、及び、レーベル充填材内での空隙の位置の関数である。
高電圧固定子コイルの絶縁構造内での放電を防止して、力率チップアップを低減する最も効果的な方法は、理論的には、空隙のない絶縁構造を生成することである。大抵の空隙は、レーベル充填材内に閉じ込められた気泡によって形成されるので、一つの解決策は、真空内で充填コイルを処理することである。しかしながら、この方法は、典型的には、真空/加熱含浸に関連するコストの高さにより許容できない。
本発明を図面を参照して以下説明する。
本発明の態様を実現する複数の固定子コイルを示す典型的な従来技術の電動機械の部分斜視図である。 本発明の一態様に係る導電性ストリップを有する典型的な従来技術のコイルの断面図である。 本発明の一態様に係る導電性ストリップを有する他のコイルの断面図である。 本発明の一態様に係る導電性レーベル充填材の上方の銅ストリップの接続部を示す。 本発明の一態様に係る10個の試作コイルについての力率試験結果を示す。 本発明の一態様に係る銅ストリップを有する一つのコイルとと、銅ストリップを有さない一つのコイルについての電圧破壊を示す。 本発明の他の態様に係る試作コイルについての0.03(3%)の上限よりも十分に低いタンデルタの初期値を示す。 本発明の他の態様に係る0.25(0.25%)の上限を有する複数のコイルについての力率チップアップデータを示す。 本発明の他の態様に係る試作コイルについての力率チップアップデータを示す。 一つの頂部コイル及び一つの底部コイルという二つの試作コイルに対する電圧耐久性試験結果を示す。コイルを、二倍の定格電圧、つまり2Eで試験した。コイル015は562.38時間後に故障し、コイル051は1073.42時間後に故障した。 本発明の一態様に係る多様な試作コイルについての発電を示す。 本発明の一態様に係る試作コイルの頂部コイルについての正規分布力率チップアップ結果のプロットを示す。 本発明の他の多様に係る試作コイルの底部コイルについての正規分布力率チップアップ結果のプロットを示す。
本発明の態様は、レーベル充填材内部の空隙が、電圧の印加時に放電することを防止する構造を提供するものである。特に驚くべきことに、本発明者は、各固定子コイルの頂部及び底部の導電性キャップの上において固定子コイルの長さ方向に沿って導電性銅ストリップを適用することが、導電性キャップの抵抗率を効果的に低下させて、部分放電が積層されたコイルアセンブリにおいて生じないようにすることを見出した。このようにして、積層されたコイルアセンブリのコイルに関連する力率チップアップが実質的に改善可能である。
図面を参照すると、図1は、本発明の態様の利点を受けることができる例示的な電動機械10(例えば、発電機、モータ)を示す。当業者には理解されるように、電動機械10は、回転子12と、回転子12を取り囲むように配置された固定子14とを備える。図2により詳細に示されるように、固定子14は、複数の高電圧(例えば、略>4kV)固定子コイル16を含む。例示的な固定子コイル16により図2に示されるように、複数の固定子コイル16の各々は、例えば銅又は銅合金で形成されたコイルストランド18の一つ又は複数の積層体を含む。更に、各固定子コイル16は、直線部20(図2に示される)と、インボリュート(内巻)部22(図4に示される)とを含む。直線部20は、対象となる固定子スロット(図示せず)と略同じ長さである。インボリュート部22は、直線部20の両端に位置し、複数の固定子コイル16を完全な発電機固定子コイルに相互接続するのに役立つ。
一実施形態では、コイルストランド18は、レーベリングされたコイルストランドであり、当該分野において既知のようなウィービングパターンに編まれて、頂面24及び底面26を有する。ストランド18の積層体がレーベリングされると、積層体の頂面及び底面は平滑ではなくなる。このように、頂面24及び底面26は、ストランド18のレーベリングによって生じた顕著な不連続性を有する。こうした不連続性は、接地壁絶縁(後述する)と称される絶縁の外側層を適用することを難しくする。特定の実施形態では、図2に示されるように、特定の実施形態では、固定子コイル16は、複数の金属ベント管28を更に含み、各ベント管28は、水素や空気等の冷却ガスを伝えるが、本発明はこれに限定されるものではない。ベント管28は、ストランド18の冷却に役立つように、固定子コイル16と一体であり得る。典型的には、ベント管28は、互いに積層されて、ストランド18の二つ以上の積層体の間に挟まれる。ベント管28が、銅ストランドの隣接するコラムの間に配置されていない場合、ストランド積層体セパレータ29が、銅ストランド18の各コラムの間に配置され得て、各コラムの銅ストランド18を隣接する各コラムの銅ストランド18から絶縁する。
図3を参照すると、例えば図2に示されるような対応する固定子コイル16用の絶縁アセンブリ25が示されている。絶縁アセンブリ25は、充填材30の層を備え、その充填材30は、硬化されて、コイルストランド18の頂面24及び底面26の各々に結合されて、頂面24及び底面26における不連続性を平滑化する。一実施形態では、充填材30は、樹脂含浸フェルトを備え、例えば、デュポン社のノーメックス(登録商標)アラミド繊維や、ダクロン(登録商標)ポリエステル繊維製であり得る。充填材30は、ストランドのレーベリング(ウィービング)に典型的には起因する頂面及び底面の不連続性を実質的に平滑化する。樹脂は、任意の適切な樹脂又はエポキシ樹脂であり得て、変性エポキシ、ポリエステル、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエステルイミド、ポリエーテルイミド、ビスマレイミド、シリコーン、ポリシロキサン、ポリブタジエン、シアン酸エステル、炭化水素等、そしてこれらの樹脂の組み合わせが挙げられる。
図3に更に示されるように、絶縁アセンブリ25は、ストランド18の頂面24の上方に配置された頂部導電性キャップ32と、コイルストランド18の底面26の上方に配置された底部導電性キャップ34とを更に含む。導電性キャップ32、34の目的は、電圧が回転子12から充填材30(充填材30の硬化樹脂内の空隙の存在の結果として放電が生じ得る)に伝達することを防止することである。上述のように、固定子コイル16内部の空隙は、電気試験中、又はコイル16の動作中の放電源であり得る。一実施形態では、キャップ32、34の各々は、コイルストランド18の積層体の各側部38、40に対する側方延長部36(例えば、例示的な一実施形態では、略0.25インチから略1インチの間の長さを有する)を含み得る。
特定の実施形態では、図3に示されるように、絶縁アセンブリ25は、充填材30とストランド18との間に、樹脂の豊富な雲母テープ絶縁層42を更に含み得る。一実施形態では、絶縁層42は、コイル16の幅方向に沿って延在するように構成される。特定の実施形態では、絶縁層42は、コイルストランド18の積層体の各側部38、40に対する側方延長部44(例えば、例示的な一実施形態では、略0.25インチから略1インチの間の長さを有する)を提供するように更に構成され得る。驚くべきことに、本発明者は、コイルストランド18と充填材30との間の絶縁層42の存在が、頂部キャップ32及び底部キャップ34をコイル16の各表面から絶縁するのに役立つことを見出した。更に、絶縁層42の存在は、コイル16に対する誘電性能の改善をもたらす。
また、決定的なことに、本発明者は、各キャップ32、34と充填材30との間の導電性ストリップ46を追加することが、導電性キャップ32、34の抵抗率を低下させて、部分放電がコイル16で生じないようにすることに有効であることを見出した。導電性ストリップ46は、銅や、他の適切な導電性金属や金属合金等の導電性材料製であり得る。一実施形態では、導電性ストリップ46の一方の端は、溶接、蝋付け、はんだ付け、接着テープ(例えば、ノーメックス(登録商標)接着テープ)の適用等の適切な固定方法によって、少なくとも一つのストランド18に電気的に接続されるのに十分長いものである。他方の端は電気的にフローティング状態であり得る。
図4に示されるように、導電性ストリップ46は、ストランド18の頂部24及び底部26の両方に適用され得る。銅ストリップ46の自由端は、短いノーメックス(登録商標)テープ(図示せず)で押し下げられ得る。また、導電性ストリップ46の反対側の端47は、コイル16の前端52におけるインボリュート領域22又はセル屈曲領域50において、コイルストランド18にはんだ付けされ得る。
一実施形態では、導電性ストリップ46の追加は、頂部キャップ32及び底部キャップ34の電位を、関連する銅ストランド18の電位に等しく又は実質的に等しくするのに効果的である。更に、キャップ32、34の抵抗率が導電性ストリップ46の結果として低下するので、導電性ストリップ46は、充填材30内の空隙又はコイル16の他の構成要素にわたる電圧を低下させるのに効果的である。導電性ストリップ46は、導電性キャップ32、34に対する抵抗量を取り除くのに十分な幅及び厚さのものであり得る。一実施形態では、例えば、導電性ストリップ46は、コイル16の長手方向(長さ方向)に沿って延在し、典型的には、コイル16の幅よりも小さな幅を有する。特定の実施形態では、銅ストリップは、幅6〜8mmであり、厚さ1〜2mmである。
図3を再び参照すると、界面テープ49が、導電性キャップ32、34の上方でコイル16の頂面24及び底面26の周りに巻かれる。界面テープ49はテープ層を互いに結合する。絶縁アセンブリ25は、接地壁絶縁層48を更に備え得て、その層48は、適切なラップ構成で導電性カップ32、34の上方に適用可能な雲母テープ54を備える。雲母テープ54は、典型的には、ガラス裏地層等の裏地層に界面で結合された雲母紙層を備える。樹脂は、任意の適切な樹脂又はエポキシ樹脂であり得て、変性エポキシ、ポリエステル、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエステルイミド、ポリエーテルイミド、ビスマレイミド、シリコーン、ポリシロキサン、ポリブタジエン、シアン酸エステル、炭化水素等、そしてこれらの樹脂の均質な混合物が挙げられる。
樹脂は、架橋剤、促進剤、他の触媒及び加工助剤等の添加物を更に含み得る。液晶硬化性樹脂(LCT,liquid crystal thermoset)及び1,2ビニルポリブタジエン等の特定の樹脂では、低分子量の特性と優れた架橋性とが組み合わさっている。また、架橋剤は、熱伝導性にプラスの効果を有し得る最終的な架橋ネットワークの構造及びセグメント長さ分布を操作するために、樹脂に添加され得る。任意で、雲母テープ及び/又は含浸樹脂は、その中に分散した高熱伝導性材料を更に含み得て、そうした材料として、ナノ、メソ及び/又はミクロサイズの無機充填材や、ダイヤモンドライクコーティングや、ダイヤモンドライクコーティングを備えたナノ、メソ及び/又はミクロサイズの充填材が挙げられる。
以下の例は、本発明の態様を例示するために与えられるものであり、態様を限定するものではない。
上述の導電性キャップ32、34及び導電性ストリップ46の追加の結果としての性能の改善を例示するため、以下のように、7つの頂部試作コイル及び7つの底部試作コイルを製造した。
[コイルの構成]
1. 絶縁ワイヤを提供した。
2. 厚さ0.015インチのノーメックス(登録商標)フェルトを備えた二枚のVotafix(登録商標)から成る中心コイル積層体セパレータを、二枚のVotafix(登録商標)の間に挟んだ。ノーメックス(登録商標)を、コイルの直線部の長さ全体に対して設けた。Votafix(登録商標)を、底部コイルのクリンプの端と、頂部コイルの直線部の長さ方向の端から3.75インチのところとに設けた。
3. ワイヤと共に、コイルは、フラットタイプ及びバタフライタイプのストランドクロスオーバー絶縁を用いた。クロスオーバー絶縁用の材料は、ケブラー(登録商標)製であった。
4. コイルの頂部及び底部セルのレーベル充填材は、一枚の導電性層と一枚の非導電性層という二枚の層を含んでいた。非導電性レーベル充填材は、コイル表面に隣り合って配置された。導電性レーベル充填材は、ダクロン(登録商標)フェルト及び導電性テープから製造された。非導電性レーベル充填材は、ダクロン(登録商標)フェルトのみから製造された。
5. 直線部のレーベル充填材の端は、四箇所においてコイルスタンドへの平滑な移行部を有していた。
6. 銅ストリップを、レーベル充填材の頂部及び底部の両方に適用した。銅ストリップの自由端は、コイルの後端のコイル直線部の端で終端していた。自由端を、長さの短いノーメックス(登録商標)テープで押し下げた。銅ストリップは、コイル表面の適所に保持され、コイルの幅方向に中心が置かれて、コイル表面に対して平坦であり、ノーメックス(登録商標)裏面接着テープをその長さ方向に備え、コイルの長さ方向に沿って18インチ毎に配置された。銅ストリップの自由端にはノーメックス(登録商標)テープが貼られた。銅ストリップは、セルコイル屈曲部の一枚の雲母テープ層の下の頂部及び底部キャップの下に配置された。コイルに対する銅ストリップの端部接続(はんだ付け)は、コイルの前端のセル屈曲部の始点においてなされた。
7. 銅ストリップはんだ接続は、ストランド間の短絡を防止するために確実に絶縁された。はんだ接続は、3巻の雲母テープで絶縁された。持ち上がったストランドを元の位置に戻した。銅ストリップの自由端は、コイルの端の巻きが始まるコイルの屈曲部の直前の、コイルの直線部の端で終端していた。自由端も、銅ストリップの端において丸められて、周囲の絶縁に対する切断損傷を防止するように銅ストリップの鋭さを低下させた。端部を、一枚のノーメックス(登録商標)接着テープで更に覆った。
8. 銅ストリップを適用して、一方の端部に対して適所ではんだ付けを行った後で、一枚の半周の雲母テープを、両コイル屈曲部に対して、直線部のクリンプの端から、コイルのインボリュートの直線部(屈曲部の後にある)までのセル屈曲領域に適用した。
9. 非導電性レーベル充填材をインボリュート領域に用いた。導電性テープをレーベル充填材の上に用いた。導電性接続部を、コイルの直線部の上の導電性レーベル充填材に設けた。接続部を低電圧オーム計で調べた。
10. コイル界面テープを、セル屈曲部に手で貼ったマイカテープの開始部で終わるインボリュート領域に適用した。間隔の空いたラップ層を、1インチの最大ラップ間距離で用いた。界面テープを、コイル表面に対して可能な限り平坦にした。導電性フェルト材製の導電性キャップを、コイルの直線部のコイルの頂部及び底部の両方に適用した。界面テープを、キャップに対する接着テープとして用いた。
11. 導電性キャップをコイルの頂部及び底部に配置した後、硬いコイル界面テープをセル領域に適用して、セル屈曲部に手で貼った雲母テープの開始部で終端させた。間隔の空いたラップ層を1インチの最大ラップ間距離で用いた。界面テープをコイルに対して可能な限りに平坦にした。
12. 界面テープを、セル屈曲領域には適用しなかった。接地壁テープは、Isovolta 180gm/meter sq. Poroband410であった。接地壁テープは機械で貼られた。テープの張りを、各ロールについて調べて、通常の張りに維持した。
13. 外側電極に対する導電性(接地壁)テープは、一枚の半周の導電性テープであった。末端の巻きの電圧勾配テープ(ecp)は、炭化ケイ素を含んだ半導電性電圧勾配テープである。コイルの末端の巻きをダクロン(登録商標)バインダでテーピングした。一枚の半周のラップ層をecpテープと共に、1.0インチの最大値で適用した。バインダテープを、ecpの長さ全体には適用しなかった。
14. 120℃の温度の通常の予熱及びVPIサイクルを用いた。プレス機で、コイルを二重に積層した。全てのコイルに対する最終的な硬化を、135℃で二時間の保持時間、及び167℃で8時間の保持時間での加熱で達成した。50°に達するまで、最終焼成プレス機を開かなかった。
図5を参照すると、10個の試作コイルに対する力率試験結果が示されている。見て取れるように、試験されたコイル(銅ストリップを有する)は、全てのコイルに対して同様のタンデルタ値を与えた。
図6を参照すると、銅ストリップを備えた一つのコイルと、銅ストリップを備えない一つのコイルという選択されたコイル設計を用いた二つの試作コイルの電圧破壊試験を行った。二つのコイルに対して電圧破壊の結果は非常に高いものであった。コイルに対する典型的な電圧破壊は67kVrms程度である。銅ストリップを備えたコイルは、銅ストリップと関係のない箇所において故障した。銅ストリップを備えていないコイルは、セル領域のコイル中心線から6インチのところで故障した。どちらも電圧破壊故障はセル屈曲領域で生じたものではなかった。
図7を参照すると、試作コイルについての初期力率チップアップの結果が示されている。決定的なことに、力率の初期値は全て、0.03の限界よりも十分に低い。図8〜図9を参照すると、それぞれ、0.0025及び0.005の上限を有する試作コイルに対する力率チップアップのデータが示されている。
[二つのコイルに対する電圧耐久性試験結果]
長期間電圧耐久性試験を、銅ストリップを用いた二つのコイルに対して行った。二つのコイルを、コイル番号15262960‐051 T01及びコイル番号15253018‐015 B02で識別した。二つのコイルを加熱プレートの上に固定して、コイル部分を110℃に加熱し、40kVの電圧試験を行った。結果としてのVEデータが図10にプロットされて示されている。試験コイルは両方とも、400時間の2E電圧耐久性要求に合格した。コイル015は562.38時間後に故障し、コイル051は1073.42時間後に故障した。これは、動作ストレスレベルにおける40年間の電気的寿命を意味する。
[固定子コイルに対する更なる試験(ECP抵抗試験)]
試作コイルは長時間で硬化させたものであったので、コイルが受けた長期間焼成時間に起因して、高性能の範囲外となっていないことを確かめるために、ecp抵抗を調べた。一つのコイルを選択して、高電圧DC電圧源を用いて、コイルの両端におけるecp抵抗を測定する試験を行った。試験したコイルは、コイル番号15253008‐005 B01であった。ecpのDC抵抗は、前端で1927メガオーム/sq.であり、後端で1455メガオーム/sq.であった。値は両方とも許容可能であった。
[ECP AC電圧分布]
完全な巻線の高電位試験中における隣接するコイル間の電圧を推定することができるようにするため、AC電圧分布を、コイルの前端及び後端の両方に対して測定した。試験したコイルは、コイル番号15253008‐005 B01であった。データと、隣同士のコイルecpプロファイルとを用いると、1.15(2E+1)kVrms=47.15kVの試験電圧をコイルに印加した際のコイル間の推定最大電圧は、16kVrms程度である。鉄心モデルにおける5つのS4R3 216コイルと、要求毎のコイル端部の設定では、隣接するコイル間のベント間隔は、ecp領域において、両端に対して0.50インチから0.90インチの間であると測定された。0.50インチの最小測定ギャップに対する16kVの最大電圧では、ハイポット(hi‐pot)試験中において隣接するコイル間にフラッシュオーバーが生じない。
隣同士の三つのコイルで、三つのコイル全てに印加される48kVrmsでの実際の試験では、目に見える又は耳に聞こえる沿面放電は、隣接するコイル間でも、コイルの長さ方向に沿っても生じなかった。Corona Scopeを用いて、或る程度のコロナ現象が、ecpの外側端で観測された。フラッシュオーバーは、隣接するコイル間に生じなかった。一つの頂部コイル及び二つの底部コイルを、頂部を、ecp領域において底部とクロスオーバーさせて、モデル内に配置した。試験を、48kVの電圧レベルで繰り返した。沿面放電又はフラッシュオーバーは、コイル間で生じなかった。或る程度のコロナ現象が、Corona Scopeを用いて、ecp領域の外側端で観測された。隣同士及び頂部/底部のコイルは、必要とされる高電位試験レベルに合格する。
110個の製造コイルを試験したところ、全てのコイルがITS474626力率要求に合格した。図11は、110個のコイルのうちの19個のコイルのサンプルに対してプロットされた力率データを示す。
図12〜図13は、108個の製造コイルの完全な組に値する力率チップアップの正規分布を示す。図12は、その設計の頂部コイルについての力率チップアップの結果のプロットを示す。見て取れるように、54個のコイル全てが要求に合格した。同様に、図13は、その設計の底部コイルについての力率チップアップの結果のプロットを示す。見て取れるように、54個のコイル全てが要求に合格した。
本発明の多様な実施形態について示して説明してきたが、こうした実施形態が例示目的のためのみに提供されていることは明らかである。多様な修正、変更及び置換が、本発明から逸脱せずになされ得る。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲によってのみ定められるものである。
10 電動機械
12 回転子
14 固定子
16 固定子コイル
18 コイルストランド
20 直線部
22 インボリュート部
24 頂面
25 絶縁アセンブリ
26 底面
28 ベント管
29 ストランド積層体セパレータ
30 充填材
32 頂部導電性キャップ
34 底部導電性キャップ
42 絶縁層
46 導電性ストリップ
48 接地壁絶縁層
49 界面テープ

Claims (14)

  1. 頂面及び底面を有する複数のコイルストランドと、
    前記複数のコイルストランドの頂面及び底面に、該頂面及び底面の不連続性を平滑にするように配置された充填材と、
    前記充填材と前記複数のコイルストランドとの間の絶縁層と、
    前記複数のコイルストランドの頂面及び底面の各々の上方に配置された導電性キャップと、
    前記充填材と各導電性キャップとの間に配置された導電性ストリップとを備えた絶縁固定子コイルであって、
    前記導電性ストリップが、部分放電が該絶縁固定子コイルにおいて生じないように前記導電性キャップの抵抗率を低下させる、絶縁固定子コイル。
  2. 前記導電性キャップを取り囲み、前記絶縁固定子コイルの外側層を形成する接地壁絶縁層を更に備えた請求項1に記載の絶縁固定子コイル。
  3. 前記充填材が、エポキシ樹脂バインダで含浸された繊維材料から形成された複合材を備える、請求項1に記載の絶縁固定子コイル。
  4. 前記導電性ストリップが、銅又は銅合金から形成されている、請求項1に記載の絶縁固定子コイル。
  5. 前記導電性ストリップが、6〜8mmの幅及び略1mmの厚さを有する、請求項1に記載の絶縁固定子コイル。
  6. 前記導電性ストリップの第一の端部が前記複数のコイルストランドのうちの少なくとも一つに電気的に接続されていて、第二の端部が自由端である、請求項1に記載の絶縁固定子コイル。
  7. 前記導電性ストリップが、前記複数のコイルストランドの幅よりも小さな幅を有するサイズにされている、請求項1に記載の絶縁固定子コイル。
  8. 固定子コイル用の絶縁アセンブリであって、
    複数のコイルストランドの頂面及び底面に、該頂面及び底面の不連続性を平滑にするように配置された充填材と、
    前記充填材と前記複数のコイルストランドとの間の絶縁層と、
    前記複数のコイルストランドの頂面及び底面の各々の上方に配置された導電性キャップと、
    前記充填材と各導電性キャップとの間に配置された導電性ストリップとを備え、
    前記導電性ストリップが、部分放電が絶縁固定子コイルにおいて生じないように前記導電性キャップの抵抗率を低下させる、絶縁アセンブリ。
  9. 前記導電性キャップを取り囲み、絶縁固定子コイルの外側層を形成する接地壁絶縁層を更に備えた請求項8に記載の絶縁アセンブリ。
  10. 前記充填材が、エポキシ樹脂バインダで含浸されたファイバ材料から形成された複合材を備える、請求項8に記載の絶縁アセンブリ。
  11. 前記導電性ストリップが銅又は銅合金から形成されている、請求項8に記載の絶縁アセンブリ。
  12. 前記導電性ストリップが、6〜8mmの幅及び略1mmの厚さを有する、請求項8に記載の絶縁アセンブリ。
  13. 前記導電性ストリップの第一の端部が前記複数のコイルストランドのうちの少なくとも一つに電気的に接続されていて、第二の端部が自由端である、請求項8に記載の絶縁アセンブリ。
  14. 前記導電性ストリップが、前記複数のコイルストランドの幅よりも小さな幅を有するサイズにされている、請求項に記載の絶縁アセンブリ。
JP2014555742A 2012-02-01 2013-02-01 電力チップアップが低減した高電圧固定子コイル Expired - Fee Related JP5969052B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/363,524 2012-02-01
US13/363,524 US8872405B2 (en) 2012-02-01 2012-02-01 High voltage stator coil with reduced power tip-up
PCT/US2013/024318 WO2013116629A2 (en) 2012-02-01 2013-02-01 High voltage stator coil with reduced power tip-up

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015507465A JP2015507465A (ja) 2015-03-05
JP5969052B2 true JP5969052B2 (ja) 2016-08-10

Family

ID=47682079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014555742A Expired - Fee Related JP5969052B2 (ja) 2012-02-01 2013-02-01 電力チップアップが低減した高電圧固定子コイル

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8872405B2 (ja)
EP (1) EP2810358B1 (ja)
JP (1) JP5969052B2 (ja)
KR (1) KR101699683B1 (ja)
CN (1) CN104081633B (ja)
CA (1) CA2861321C (ja)
WO (1) WO2013116629A2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9059616B1 (en) 2014-08-20 2015-06-16 Dantam K. Rao Insulation system for a stator bar with low partial discharge
US10367391B2 (en) * 2016-05-17 2019-07-30 Siemens Energy, Inc. Generator stator bar having profile strip and process for manufacturing generator stator bar
CN106169824A (zh) * 2016-08-15 2016-11-30 哈尔滨理工大学 一种大型发电机定子线棒结构
JP7043294B2 (ja) 2018-03-07 2022-03-29 本田技研工業株式会社 回転電機

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5368802A (en) * 1976-12-01 1978-06-19 Hitachi Ltd Rotor for electric rotary machine
GB1600239A (en) * 1977-11-28 1981-10-14 Northern Eng Ind Winding carrying laminated cores in electromagnetic machines
DE3102849A1 (de) * 1981-01-29 1982-08-26 Kraftwerk Union AG, 4330 Mülheim "anordnung zur innenpotentialsteuerung bei verdrillten generatorstaeben"
JPS5899249A (ja) * 1982-11-18 1983-06-13 Mitsubishi Electric Corp 回転電機用コイルの製造方法
US5633477A (en) 1994-05-16 1997-05-27 Westinghouse Electric Corporation Electrically conductive prepreg for suppressing corona discharge in high voltage devices
DE19543122A1 (de) * 1995-11-18 1997-05-22 Asea Brown Boveri Leiterstab
US5925944A (en) 1997-11-24 1999-07-20 Siemens Westinghouse Power Corporation Tapered electrode and voltage grading method for high voltage stator coils
US6228494B1 (en) 1998-12-02 2001-05-08 Siemens Westinghouse Power Corporation Method to reduce partial discharge in high voltage stator coil's roebel filler
US6559384B1 (en) 1998-12-18 2003-05-06 Electrolock, Inc. Conductive filler
US6498415B1 (en) 2000-09-06 2002-12-24 Siemens Westinghouse Power Corporation High voltage stator coil having low loss insulator and electrode covering and method therefor
US6420812B1 (en) 2000-09-07 2002-07-16 Siemens Westinghouse Power Corporation High voltage generator stator coils and methods of forming same
US6624547B1 (en) 2000-09-27 2003-09-23 Siemens Westinghouse Power Corporation Power system having stator coils for grading voltage between inner vent tubes and coil strands and associated methods
US6724118B2 (en) 2001-06-13 2004-04-20 Siemens Westinghouse Power Corporation Electrical isolation layer system strand assembly and method of forming for electrical generator
US6677848B1 (en) 2002-07-01 2004-01-13 Siemens Westinghouse Power Corporation High-voltage winding including double-sided insulating tape and associated methods
DE10304025A1 (de) * 2003-02-01 2004-08-05 Alstom Technology Ltd Roebelstab für eine elektrischen Maschine sowie Verfahren zum Herstellen eines solchen Roebelstabes
US7391141B2 (en) 2005-03-22 2008-06-24 Siemens Power Generation, Inc. Electrical-discharge-inhibiting conformable layer for use in inner-cooler coils
JP4995433B2 (ja) * 2005-05-20 2012-08-08 三菱電機株式会社 回転電機の固定子コイル及びその製造方法
US7427712B2 (en) 2005-11-22 2008-09-23 Siemens Power Generation, Inc. Apparatus and method to prevent loss of conductive ground electrode
US7812260B2 (en) 2007-09-25 2010-10-12 Siemens Energy, Inc. Electrical insulation tape with controlled bonding and resin impregnation properties
WO2009081430A2 (en) 2007-12-21 2009-07-02 Ansaldo Energia S.P.A. Stator bar for an electrical machine, and electrical machine comprising said stator bar
US8395296B2 (en) 2009-09-16 2013-03-12 Siemens Energy, Inc. Tape structure with conductive outer side and electrically insulating inner side
US8278795B2 (en) * 2009-09-18 2012-10-02 Siemens Energy, Inc. Voltage grading structure in a high-voltage stator coil of an electromotive machine

Also Published As

Publication number Publication date
EP2810358B1 (en) 2017-07-19
CA2861321C (en) 2017-03-14
WO2013116629A3 (en) 2014-08-07
CN104081633B (zh) 2017-03-08
CN104081633A (zh) 2014-10-01
WO2013116629A2 (en) 2013-08-08
EP2810358A2 (en) 2014-12-10
KR101699683B1 (ko) 2017-01-25
US20130193796A1 (en) 2013-08-01
JP2015507465A (ja) 2015-03-05
CA2861321A1 (en) 2013-08-08
KR20140133535A (ko) 2014-11-19
US8872405B2 (en) 2014-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101179212B (zh) 旋转电机绕组和旋转电机及其中利用的半导电性绝缘基材
KR101464628B1 (ko) 감겨진 고정자 코일
KR101430567B1 (ko) 전동 기계의 고전압 스테이터 코일에서의 전압 그레이딩 구조물
EP2135345A1 (en) Roebel winding with conductive felt
JP5969052B2 (ja) 電力チップアップが低減した高電圧固定子コイル
US7705243B2 (en) Electrical-discharge-inhibiting conformable layer for use in inner-cooled coils
JP2000510316A (ja) 大型電気機械の導体巻線構造
US6724118B2 (en) Electrical isolation layer system strand assembly and method of forming for electrical generator
US20150042198A1 (en) Two-layer high-voltage insulation system and electrical machine
JPH10257707A (ja) 回転電機の固定子
JP6234479B2 (ja) 高圧機器用絶縁装置
JP3736821B2 (ja) 回転電機の絶縁線輪
JP7158623B1 (ja) 回転電機
JP2006074861A (ja) 回転電機の電機子巻線および回転電機
JP2017225315A (ja) 回転電機のコイルおよびその製造方法ならびに回転電機
Timperley et al. Application of corona resistant polyimide film to pump generator stator coils

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150622

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5969052

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees