JP5968646B2 - ケーブル保持構造およびアンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブル保持構造およびアンテナ装置に関し、特に、アンテナケースの外表面に沿うように配置されるケーブルを保持するケーブル保持構造、およびそのケーブル保持構造を備えるアンテナ装置に関する。
アンテナ装置は、建築物の屋上または外壁面等に取り付けられたり、建築物の内部の室内等に取り付けられたりする。室内に設置されるアンテナ装置は、たとえば特開2005−094155号公報(特許文献1)に開示されている。一般的なアンテナ装置は、高い受信感度を得るために高所に取り付けられる場合が多い。高所での作業は、脚立または梯子等を用いて行われる。
アンテナ装置の端子接続部には、アンテナ装置とは別に準備されたケーブル(同軸ケーブル等)が取り付けられる。ケーブルは、アンテナ装置周りの美観が損なわれたり、外的な要因で所定の配線経路からケーブルが不意に外れてしまったりすることがないように、アンテナケースの外表面上の所定の位置に配線される。このようなケーブルの配線作業は、さらなる容易化が求められている。
本発明に関連して、特開2005−019913号公報(特許文献2)には、リード線などの線材を保持する構造に関する発明が開示されている。特開2011−193019号公報(特許文献3)には、ケーブルを所定の位置に留める電子機器に関する発明が開示されている。
特開2005−094155号公報 特開2005−019913号公報 特開2011−193019号公報
本発明は、アンテナケースの外表面に沿うように配置されるケーブルの配線作業を容易化することができるケーブル保持構造、およびそのケーブル保持構造を備えるアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明に基づくケーブル保持構造は、アンテナケースの端子接続部に取り付けられ上記アンテナケースの外表面に沿うように配置されるケーブルを保持するケーブル保持構造であって、上記アンテナケースの上記外表面から折れ曲がるように突出し、その折れ曲がった内側に上記ケーブルを嵌め込むための凹所を形成する凹所形成部と、上記アンテナケースの上記外表面から突出し、上記端子接続部からの距離が上記凹所形成部よりも遠くなるように配置された第1突出部と、上記アンテナケースの上記外表面から突出し、上記凹所形成部を挟んで上記第1突出部の反対側に配置された第2突出部と、上記端子接続部を覆うように設けられる端子カバーと、を備え、上記第1突出部は、上記凹所内に嵌め込まれた上記ケーブルを上記凹所の内壁に対して規制する第1規制部を有し、上記第2突出部は、上記凹所内に嵌め込まれた上記ケーブルを上記凹所の内壁に対して規制する第2規制部を有し、上記第2突出部は、上記端子カバーの一部として形成されている
好ましくは、上記第1突出部の上記第1規制部の反対側には、上記アンテナケースの上記外表面から遠ざかるにつれて上記第1規制部側に近づくように傾斜する傾斜部が設けられている
ましくは、上記凹所形成部、上記第1突出部、および上記第2突出部は、上記端子接続部よりも重力方向の上方に配置されている。好ましくは、上記凹所形成部、上記第1突出部、および上記第2突出部は、上記アンテナケースの上記外表面上において複数設けられており、複数の上記凹所形成部、複数の上記第1突出部、および複数の上記第2突出部は、上記アンテナケースの上記外表面上において左右対称の関係となるように形成されている。
本発明に基づくアンテナ装置は、本発明に基づく上記のケーブル保持構造と、上記アンテナケースと、を備え、上記アンテナケースは、正面側に電波受信面が設けられ、背面側に取付面および上記端子接続部が設けられ、上記ケーブル保持構造は、上記取付面上に設けられる。
本発明によれば、アンテナケースの外表面に沿うように配置されるケーブルの配線作業を容易化することができるケーブル保持構造、およびそのケーブル保持構造を備えるアンテナ装置を得ることができる。
実施の形態1におけるアンテナ装置を示す斜視図である。 実施の形態1におけるアンテナ装置の取付金具が分離された状態を示す斜視図である。 実施の形態1におけるアンテナ装置の取付面およびケーブル保持構造を示す背面図である。 実施の形態1におけるアンテナ装置の取付面およびケーブル保持構造を示す第1斜視図である。 実施の形態1におけるアンテナ装置の取付面およびケーブル保持構造を示す第2斜視図である。 図5中のVI−VI線に沿った矢視断面図である。 実施の形態1におけるアンテナ装置にケーブルが取り付けられる際の第1配線作業を示す斜視図である。 実施の形態1におけるアンテナ装置にケーブルが取り付けられる際の第2配線作業を示す背面図である。 実施の形態1におけるアンテナ装置にケーブルが取り付けられる際の第3配線作業を示す背面図である。 実施の形態1におけるアンテナ装置にケーブルが取り付けられる際の第4配線作業を示す背面図である。 実施の形態1におけるアンテナ装置にケーブルが取り付けられる際の他の第3配線作業を示す斜視図である。 実施の形態1におけるアンテナ装置にケーブルが取り付けられる際の他の第4配線作業を示す斜視図である。 実施の形態1におけるケーブル保持構造の寸法関係を示す背面図である。 実施の形態1におけるケーブル保持構造の寸法関係を示す斜視図である。 実施の形態1におけるアンテナ装置に2本のケーブルが配線された状態を示す背面図である。 実施の形態1におけるアンテナ装置に配線されたケーブルが締結部材を用いて固定された状態を示す背面図である。 実施の形態2におけるアンテナ装置にケーブルが配線された状態を示す背面図である。
本発明に基づいた各実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。各実施の形態の説明において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。各実施の形態の説明において、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
(アンテナ装置100)
図1および図2を参照して、本実施の形態におけるアンテナ装置100の全体構成について説明する。アンテナ装置100は、ケーブル保持構造40A,40B、アンテナケース50、および取付金具60を備える。
アンテナ装置100は、いわゆる平面型のアンテナであり、アンテナケース50は、全体として略直方体状に形成される。アンテナケース50の正面側には、電波受信面51が設けられる。電波受信面51とは反対側のアンテナケース50の背面側には、アンテナケース50の長手方向に沿って延びる取付面52が設けられる。
取付面52の両側には、アンテナケース50の長手方向に沿って延びる突出部58,59がそれぞれ設けられる。突出部58,59は、略三角柱状に形成され、取付面52から遠ざかる方向に突出している。取付面52の中央よりも重力方向のやや上方の部分には、端子接続部55(図3参照)を覆う端子カバー53が設けられる。
取付面52の端子カバー53よりも上方の部分に、ケーブル保持構造40A,40Bが設けられる。端子接続部55およびケーブル保持構造40A,40Bは、突出部58,59の間に位置する。ケーブル保持構造40A,40Bの詳細については後述する。
取付面52の端子カバー53よりも重力方向の下方の部分に、取付金具60が設けられる。取付金具60は、互いに分離可能な第1取付具61および第2取付具62を含む。図2に示すように、第1取付具61は、アンテナケース50の取付面52に取り付けられる。第2取付具62は、壁面200などに取り付けられる。
第1取付具61は、案内溝63を有する。第2取付具62は、軸部材64を有する。第2取付具62の軸部材64は、第1取付具61の案内溝63の内側に嵌め込まれる。軸部材64が案内溝63の内側の所定の位置に嵌め込まれた状態で、ボルトなどを用いて第1取付具61および第2取付具62同士が固定される。当該固定によって、アンテナ装置100は、電波到来方向に向けて任意の取付角度で壁面200に取り付けられる。
(ケーブル保持構造40A,40B)
図3〜図6を参照して、ケーブル保持構造40A,40Bの詳細について説明する。ケーブル保持構造40A,40Bは、アンテナケース50の取付面52(アンテナケース50の外表面52S)上に設けられ、取付面52上において左右対称の関係となるように形成されている。本実施の形態のアンテナ装置100は、ケーブル保持構造40Aおよびケーブル保持構造40Bの2つを備えるが、アンテナ装置100は、これらのうちの一方のみを備えていてもよいし、3以上のケーブル保持構造を備えていてもよい。
上述のとおり、ケーブル保持構造40A,40Bは、端子カバー53よりも重力方向の上方に位置する。本実施の形態の端子カバー53は、重力方向の下方に向かって開口するように設けられる。端子接続部55は、端子カバー53に覆われており、嵌め込み部54の内側から突出するように設けられる。端子接続部55も、重力方向の下方を向くように設けられている。詳細は後述されるが、嵌め込み部54にはゴムキャップ80(図7参照)が嵌め込まれる。
ケーブル保持構造40A,40Bは、互いに左右対称の関係であるという点のほかは同様に構成される。以下、ケーブル保持構造40Aに基づいて、本実施の形態のケーブル保持構造について説明する。
ケーブル保持構造40Aは、突出部10(第1突出部)、突出部20(第2突出部)、および凹所形成部30を含む。凹所形成部30は、起立部33,34、および、延在部35を有する。起立部33,34は、アンテナケース50の長手方向に沿って、互いに間隔をあけて並ぶように配置される。起立部33,34は、取付面52から起立しており、その起立方向の先端に略板状の延在部35が設けられる。
延在部35は、起立部33の先端から起立部34の先端に跨るように設けられる。延在部35は、取付面52に対して略平行な方向に延在しており、起立部33,34の先端から端子接続部55が設けられている側に向かって略水平方向(図3紙面左右方向)に延びている。起立部33,34および延在部35の間に、開口36が形成される。開口36には、締結部材90(図16参照)などを挿通することができる。
凹所形成部30の全体としては、取付面52から略L字状に折れ曲がるようにして突出しており、起立部33,34および延在部35によって、その折れ曲がった内側に同軸ケーブル70(ケーブル)を嵌め込むための凹所32が形成されている。凹所形成部30の折れ曲がっている方向は、端子接続部55に近づく方向である。
突出部10は、端子接続部55からの距離が凹所形成部30よりも遠くなるように配置されている。換言すると、突出部10は、同軸ケーブル70(図10参照)の配線経路上において、端子接続部55からの距離が凹所形成部30よりも遠くなるように配置されている。
突出部10は、取付面52から略垂直に起立する規制部11(第1規制部)を有する。規制部11は、アンテナケース50の長手方向に沿うように面状に形成され、同軸ケーブル70(図10参照)の配線経路に面している。詳細は後述されるが、同軸ケーブル70が配線経路上に配置された状態(図10に示す状態)では、規制部11は、凹所形成部30の凹所32内に嵌め込まれた同軸ケーブル70を、凹所32の内壁(起立部33,34の内壁)に対して規制している。
突出部10の規制部11の反対側には、アンテナケース50の取付面52から遠ざかるにつれて規制部11に近づくように傾斜する傾斜部12が設けられる。傾斜部12は、必要に応じて設けられるとよい。
突出部20は、端子カバー53の一部として形成されている。突出部20は、必要に応じて設けられる。突出部20は、端子カバー53とは別体的に設けられていてもよい。本実施の形態においては、突出部10、突出部20、および凹所形成部30は、いずれも取付面52から突出するように設けられ、アンテナケース50と一体的に形成(成型)されている。
突出部20は、端子接続部55からの距離が凹所形成部30よりも近くなるように配置され、凹所形成部30を挟んで突出部10の反対側に位置している。換言すると、突出部20は、同軸ケーブル70(図10参照)の配線経路上において、端子接続部55からの距離が凹所形成部30よりも近くなるように配置されている。
突出部20は、取付面52から略垂直に起立する規制部22(第2規制部)を有する。規制部22は、アンテナケース50の長手方向に沿うように面状に形成され、同軸ケーブル70(図10参照)の配線経路に面している。詳細は後述されるが、同軸ケーブル70が配線経路上に配置された状態(図10に示す状態)では、規制部22は、凹所形成部30の凹所32内に嵌め込まれた同軸ケーブル70を、凹所32の内壁(起立部33,34の内壁)に対して規制している。なお、本実施の形態の規制部22の形状は、面状の部分を有しているが、規制部22は、線状または点状の部分を有する突起状に形成されていてもよい。
(アンテナ装置100における配線作業)
図7〜図10を参照して、アンテナ装置100における配線作業について説明する。図7に示すように、まず、同軸ケーブル70およびゴムキャップ80が準備される。同軸ケーブル70の先端には、端子接続部55に螺合するコネクタ71が設けられている。ゴムキャップ80は、筒状に形成され、開口81を有する。同軸ケーブル70は、コネクタ71とともに、ゴムキャップ80の開口81に差し込まれる(矢印AR参照)。
図8を参照して、同軸ケーブル70のコネクタ71は、端子接続部55に接続される(矢印AR1参照)。同軸ケーブル70と、アンテナケース50の内部に設けられたアンテナ素子(図示せず)との間の接続が確保される。その後、ゴムキャップ80が嵌め込み部54に嵌め込まれる。同軸ケーブル70と端子接続部55との間の接続部における防水が確保される。
図9を参照して、端子接続部55に接続された同軸ケーブル70は、アンテナケース50の取付面52(外表面52S)に沿うように配置される。具体的には、本実施の形態の同軸ケーブル70は、上方から引き出すようにして用いられるため、端子接続部55から下方に向かって延びた後に上方に向かうように曲げられる。同軸ケーブル70は、突出部20の規制部22に当接する。同軸ケーブル70は、規制部22を起点として折れ曲がりつつ、同軸ケーブル70の一部は凹所形成部30の凹所32内に配置される。この状態において、同軸ケーブル70の上方の部分は、傾斜部12に対向している。換言すると、同軸ケーブル70の上方の部分は、突出部10の規制部11の反対側に位置している。
その後、同軸ケーブル70は、突出部10を乗り上げるように移動される(矢印AR2参照)。この際、突出部10に傾斜部12が設けられていることによって、同軸ケーブル70は、傾斜部12を利用して滑らかに移動することができる。
図10を参照して、同軸ケーブル70は、矢印AR3方向の移動によって突出部10を乗り上げ、再び取付面52に沿うように落とし込まれる。突出部10および突出部20の間に位置する同軸ケーブル70の部分は、凹所形成部30の凹所32内に嵌め込まれる。同軸ケーブル70は、アンテナケース50の取付面52に沿って、所定の配線経路上に配置されることとなる。
同軸ケーブル70が配線経路上に配置された状態(図10に示す状態)では、規制部11は、凹所形成部30の凹所32内に嵌め込まれた同軸ケーブル70を、凹所32の内壁に対して規制している。本実施の形態においては、規制部22も、凹所形成部30の凹所32内に嵌め込まれた同軸ケーブル70を、凹所32の内壁に対して規制している。規制部11、規制部22、および凹所32の内壁によって、同軸ケーブル70が挟持されている。
(作用・効果)
同軸ケーブル70は、突出部10の規制部11によって、凹所形成部30の凹所32の内壁において規制される。同軸ケーブル70は、主としてこの規制によって、アンテナ装置100に対して保持されることとなる。アンテナ装置100の配線作業者は、容易な作業によって、同軸ケーブル70をアンテナ装置100に対して保持させることができる。
同軸ケーブル70が保持されることによって、同軸ケーブル70がたるんだり、同軸ケーブル70が所定の位置からはみ出してアンテナ装置100周りの美観が損なわれたり、外的な要因で配線経路から同軸ケーブル70が不意に外れてしまったりすることは、効果的に抑制されている。
図11は、同軸ケーブル70が突出部10を乗り上げる前の状態(同軸ケーブル70がアンテナ装置100に保持される前の状態)を示す斜視図である。図12は、同軸ケーブル70が突出部10を乗り上げた後の状態(同軸ケーブル70がアンテナ装置100に保持された後の状態)を示す斜視図である。
図11および図12に示すように、アンテナ装置100は、壁面200のごく近くに取り付けられる場合もある。アンテナ装置100およびケーブル保持構造40Aによれば、取付面52と壁面200との間の隙間が小さい場合であっても、同軸ケーブル70をアンテナ装置100に対して容易に保持させることができる。
本実施の形態のアンテナ装置100においては、突出部10に傾斜部12が設けられている。配線作業の際に傾斜部12が活用されることによって、配線作業のさらなる容易化が図られている。
本実施の形態のアンテナ装置100には、規制部22を有する突出部20も設けられている。凹所形成部30の凹所32内に嵌め込まれた同軸ケーブル70を、規制部22が凹所32の内壁に対して規制する。規制部22によって、同軸ケーブル70に対する保持力が向上している。すなわち、規制部11、凹所形成部30、および規制部22の三箇所において、同軸ケーブル70が前後左右方向(図12中のX軸方向が前後方向であり、図12中のY軸方向が左右方向である)に規制されることとなる。また、突出部20は、端子カバー53と一体的に形成されているため、設計上および製造上の都合もよい。
上述のとおり、ケーブル保持構造40A,40Bを構成する突出部10、突出部20、および凹所形成部30は、アンテナケース50と一体的に形成(成型)されている。同軸ケーブル70をアンテナ装置100に保持させるために、別途部品を用意する必要がない。同軸ケーブル70を凹所形成部30の凹所32に嵌め込むことで同軸ケーブル70がアンテナ装置100に保持されるため、配線作業上の都合もよい。
(寸法関係)
図13を参照して、アンテナケース50(取付面52)の長手方向において、規制部11の端部と凹所32の一方の端部との間に寸法L1が設けられ、規制部22の端部と凹所32の他方の端部との間に寸法L3が設けられる。アンテナケース50(取付面52)の幅方向において、規制部11と凹所32の内壁(起立部33,34の内壁)との間に寸法L2が設けられ、規制部22と凹所32の内壁との間に寸法L4が設けられる。凹所32の内壁から延在部35の延在方向の先端までは、寸法L5が設けられる。
寸法L1〜L5は、使用される同軸ケーブル70の直径および弾性によって決定される。寸法L1,L2は、同軸ケーブル70の直径および弾性を考慮しつつ、規制部11によって同軸ケーブル70が適度に凹所32の内壁において規制されるように設計されるとよい。
寸法L3,L4は、同軸ケーブル70の直径および弾性を考慮しつつ、規制部22によって同軸ケーブル70が適度に凹所32の内壁において規制されるように設計されるとよい。寸法L5は、同軸ケーブル70の直径を考慮しつつ、凹所32内に同軸ケーブル70が嵌め込まれるように(凹所32から同軸ケーブル70がはみ出さないように)設計されるとよい。
図14を参照して、アンテナケース50の厚さ方向において、取付面52と規制部11の起立方向の先端部との間には寸法L6が設けられ、取付面52と延在部35の凹所32側の面(凹所形成部30の内壁)との間には寸法L7が設けられ、取付面52と規制部22の起立方向の先端部との間には寸法L8が設けられる。
寸法L6〜L8も、使用される同軸ケーブル70の直径および弾性によって決定される。寸法L6は、同軸ケーブル70の直径および弾性、ならびに寸法L1,L2(図13参照)および寸法L7を考慮しつつ、同軸ケーブル70が弾性変形可能な範囲で容易に突出部10を乗り越え、且つ、規制部11から同軸ケーブル70が容易には外れてしまわないように設計されるとよい。
寸法L7は、同軸ケーブル70の直径および寸法L3,L4(図13参照)を考慮しつつ、同軸ケーブル70が容易に凹所32内に嵌め込まれるように設計されるとよい。寸法L8は、同軸ケーブル70の直径および弾性、ならびに寸法L3,L4(図13参照)および寸法L7を考慮しつつ、規制部22から同軸ケーブル70が容易には外れてしまわないように設計されるとよい。
同軸ケーブル70として4Cまたは5Cの直径を有するものが用いられる場合、たとえば、寸法L1は15mmであり、寸法L2は4mmであり、寸法L3は15mmであり、寸法L4は4mmであり、寸法L5は8mmであり、寸法L6は15mmであり、寸法L7は10mmであり、寸法L8は15mmであるとよい。
(配線の変形例1)
上述の実施の形態においては、1本の同軸ケーブル70が用いられる。図15に示すように、アンテナ装置100においては、同軸ケーブル70とは別の同軸ケーブル75がさらに用いられてもよい。同軸ケーブル75は、端子接続部55(図3参照)の左隣の端子接続部に取り付けられ、接続部はゴムキャップ85によって防水される。
同軸ケーブル75も、ケーブル保持構造40Aと同様にして、ケーブル保持構造40Bによって保持されることができる。アンテナ装置100においては、ケーブル保持構造40A,40Bが左右対称に設けられている。この構成は、同軸ケーブル70,75が用いられる場合の美観の向上にも寄与している。
(配線の変形例2)
図16を参照して、上述のとおり、凹所形成部30には開口36が設けられる。凹所32内に嵌め込まれた同軸ケーブル70を、締結部材90を用いることによって凹所形成部30に対して固定してもよい。同軸ケーブル70に対する保持力を向上させることが可能となる。
[実施の形態2]
図17を参照して、本実施の形態におけるアンテナ装置100Aについて説明する。アンテナ装置100Aにおいては、取付面52上にケーブル保持構造40C,40Dが設けられる。ケーブル保持構造40C,40Dも、取付面52上において左右対称の関係となるように形成されている。本実施の形態のアンテナ装置100Aは、ケーブル保持構造40Cおよびケーブル保持構造40Dの2つを備えるが、アンテナ装置100Aは、これらのうちの一方のみを備えていてもよいし、3以上のケーブル保持構造を備えていてもよい。
ケーブル保持構造40C,40Dは、端子カバー53よりも重力方向の下方に位置する。ケーブル保持構造40C,40Dは、互いに左右対称の関係であるという点のほかは同様に構成される。以下、ケーブル保持構造40Cに基づいて、本実施の形態のケーブル保持構造について説明する。
ケーブル保持構造40Cは、突出部10(第1突出部)、および凹所形成部30を含む。凹所形成部30は、取付面52から略L字状に折れ曲がるようにして突出しており、その折れ曲がった内側に同軸ケーブル70を嵌め込むための凹所32が形成されている。凹所形成部30の折れ曲がっている方向は、端子接続部から遠ざかる方向である。
突出部10は、端子接続部からの距離が凹所形成部30よりも遠くなるように配置されている。換言すると、突出部10は、同軸ケーブル70の配線経路上において、端子接続部からの距離が凹所形成部30よりも遠くなるように配置されている。
突出部10は、取付面52から略垂直に起立する規制部11(第1規制部)を有する。規制部11は、アンテナケース50の長手方向に沿うように面状に形成され、同軸ケーブル70の配線経路に面している。同軸ケーブル70が配線経路上に配置された状態(図17に示す状態)では、規制部11は、凹所形成部30の凹所32内に嵌め込まれた同軸ケーブル70を、凹所32の内壁に対して規制している。
突出部10の規制部11の反対側には、アンテナケース50の取付面52から遠ざかるにつれて規制部11に近づくように傾斜する傾斜部12が設けられる。傾斜部12は、必要に応じて設けられるとよい。
(アンテナ装置100Aにおける配線作業)
端子接続部に接続された同軸ケーブル70は、アンテナケース50の取付面52(外表面52S)に沿うように配置される。具体的には、同軸ケーブル70は、端子接続部55から下方に向かって延びた後にケーブル保持構造40Cに向かうように曲げられる。同軸ケーブル70の一部は凹所形成部30の凹所32内に配置される。この状態において、同軸ケーブル70の下方の部分は、傾斜部12に対向している。換言すると、同軸ケーブル70の下方の部分は、突出部10の規制部11の反対側に位置している。
その後、同軸ケーブル70は、突出部10を乗り上げるように移動される(矢印AR4参照)。この際、突出部10に傾斜部12が設けられていることによって、同軸ケーブル70は、傾斜部12を利用して、滑らかに移動することができる。
同軸ケーブル70は、矢印AR4方向の移動によって突出部10を乗り上げ、再び取付面52に沿うように落とし込まれる。端子接続部および突出部10の間に位置する同軸ケーブル70の部分は、凹所形成部30の凹所32内に嵌め込まれる。同軸ケーブル70は、アンテナケース50の取付面52に沿って、所定の配線経路上に配置されることとなる。
同軸ケーブル70が配線経路上に配置された状態(図17に示す状態)では、規制部11は、凹所形成部30の凹所32内に嵌め込まれた同軸ケーブル70を、凹所32の内壁に対して規制している。
(作用・効果)
同軸ケーブル70は、突出部10の規制部11によって、凹所形成部30の凹所32の内壁において規制される。同軸ケーブル70は、主としてこの規制によって、アンテナ装置100Aに対して保持されることとなる。アンテナ装置100Aの配線作業者は、容易な作業によって、同軸ケーブル70をアンテナ装置100Aに対して保持させることができる。
同軸ケーブル70が保持されることによって、同軸ケーブル70がたるんだり、同軸ケーブル70が所定の位置からはみ出してアンテナ装置100A周りの美観が損なわれたり、外的な要因で配線経路から同軸ケーブル70が不意に外れてしまったりすることは、効果的に抑制されている。
以上、本発明に基づいた各実施の形態について説明したが、今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,20,58,59 突出部、11,22 規制部、12 傾斜部、30 凹所形成部、32 凹所、33,34 起立部、35 延在部、36,81 開口、40A,40B,40C,40D ケーブル保持構造、50 アンテナケース、51 電波受信面、52 取付面、52S 外表面、53 端子カバー、54 嵌め込み部、55 端子接続部、60 取付金具、61 第1取付具、62 第2取付具、63 案内溝、64 軸部材、70,75 同軸ケーブル(ケーブル)、71 コネクタ、80,85 ゴムキャップ、90 締結部材、100,100A アンテナ装置、200 壁面、AR,AR1,AR2,AR3,AR4 矢印、L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L8 寸法。

Claims (5)

  1. アンテナケースの端子接続部に取り付けられ前記アンテナケースの外表面に沿うように配置されるケーブルを保持するケーブル保持構造であって、
    前記アンテナケースの前記外表面から折れ曲がるように突出し、その折れ曲がった内側に前記ケーブルを嵌め込むための凹所を形成する凹所形成部と、
    前記アンテナケースの前記外表面から突出し、前記端子接続部からの距離が前記凹所形成部よりも遠くなるように配置された第1突出部と、
    前記アンテナケースの前記外表面から突出し、前記凹所形成部を挟んで前記第1突出部の反対側に配置された第2突出部と、
    前記端子接続部を覆うように設けられる端子カバーと、を備え、
    前記第1突出部は、前記凹所内に嵌め込まれた前記ケーブルを前記凹所の内壁に対して規制する第1規制部を有し、
    前記第2突出部は、前記凹所内に嵌め込まれた前記ケーブルを前記凹所の内壁に対して規制する第2規制部を有し、
    前記第2突出部は、前記端子カバーの一部として形成されている、
    ケーブル保持構造。
  2. 前記第1突出部の前記第1規制部の反対側には、前記アンテナケースの前記外表面から遠ざかるにつれて前記第1規制部側に近づくように傾斜する傾斜部が設けられている、
    請求項1に記載のケーブル保持構造。
  3. 前記凹所形成部、前記第1突出部、および前記第2突出部は、前記端子接続部よりも重力方向の上方に配置されている、
    請求項またはに記載のケーブル保持構造。
  4. 前記凹所形成部、前記第1突出部、および前記第2突出部は、前記アンテナケースの前記外表面上において複数設けられており、
    複数の前記凹所形成部、複数の前記第1突出部、および複数の前記第2突出部は、前記アンテナケースの前記外表面上において左右対称の関係となるように形成されている、
    請求項からのいずれかに記載のケーブル保持構造。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の前記ケーブル保持構造と、
    前記アンテナケースと、を備え、
    前記アンテナケースは、正面側に電波受信面が設けられ、背面側に取付面および前記端子接続部が設けられ、
    前記ケーブル保持構造は、前記取付面上に設けられる、
    アンテナ装置。
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