JP5968346B2 - 線状要素を連結するための差込固定具およびこのような差込固定具を備えた動物用つなぎ紐 - Google Patents

線状要素を連結するための差込固定具およびこのような差込固定具を備えた動物用つなぎ紐 Download PDF

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Description

本発明は、特には動物用つなぎ紐の差込固定具である、可撓性および/または剛体の線状要素同士を連結するための、差込部と受部とを備えた差込固定具に関し、それによって、能動的固定連結具が、差込部の受部への解除可能な連結を成立させるように張力を伝達するために、設けられる。
このような差込固定具は、特許文献1から公知である。この技術では、連結が、差込部と関連付けられ、受部の取付部に固定する可撓アームに配置された保持頭部によって成立されている。
この場合の欠点は、可撓アームが、一方で、ばね取り付けを行うために断面積が小さくなっており、他方で、差込固定具に張力がある場合に張力すべてを受け止めなければならないことである。したがって、可撓アームは2つの機能を発揮しなければならない。この場合、固定連結具を解除するために必要な可撓アームの弾性的な設計のため、十分に大きな張力において可撓アームは曲がるかまたは破壊され、そのため差込部が受部から意図せずに切り離されてしまう。
独国特許112008000099T5号明細書
そのため、本発明の基本的な目的は、より大きな張力においても差込部の連結が受部から意図せずに分離されてしまうことが防止されるように、導入部で言及したタイプの差込固定具をさらに発展させることであり、それによって、簡単な操作性とコスト効率のよい製造とが同時に可能となる。
本発明の基本的な目的は、導入部で言及したタイプの差込固定具であって、能動的固定連結具から分離している緊締手段が、能動的固定連結具の意図しない解除を防止するために設けられ、緊締手段は、緊締手段を解除するための作動機構を備える差込固定具によって達成される。
ここでは、分離された緊締手段が能動的固定連結具に加えて設けられていることは、有利である。緊締手段は、好ましくは、差込部と受部との間の連結を成立させる。差込部の受部への連結の意図しない分離の危険性が、この結果として著しく低減される。分離された緊締手段は、好ましくは、特には能動的固定である、差込部の受部への連結の意図しない解除を防止するために、追加的な固定連結具として用いられる。緊締手段は、特に、能動的固定連結具をしっかりと締め付けるために排他的に用いられて、能動的固定連結具を成立させる能動的固定要素の意図しない分離を防止する。ここで、緊締手段は、好ましくは、差込固定具の引張荷重のある間に生じるあらゆる力を受けることはない。差込固定具の引張荷重のある間の力のすべてまたは力の大部分は、好ましくは、能動的固定連結具によって受けられるか、および/または、伝えられる。緊締手段は、具体的には、能動的固定連結具から離間される。したがって、例えば、緊締手段が能動的固定連結具と一体とされることはない。緊締手段を能動的固定連結具から空間的および/または機能的に分離しているため、操作性を向上させることができる。差込部の受部へのより信頼できる連結は、空間的な分離のおかげで達成されるのが好ましい。具体的には、差込部の受部への連結は、一方では緊締手段によって形成されており、他方では能動的固定連結具によって形成されている連結を切り離すために、差込固定具の好ましくは空間的および/または機能的に分離した同時の作動によってのみ、解除することが可能とされている。緊締手段は、特に、能動的固定連結具に対して分離している、独立した作動機構を備える。好ましくは、緊締手段は、先ず、差込部を受部から分離するために、作動機構によって解除されなければならない。最終的に、能動的固定連結具も、緊締手段が解除されているため、解除することができる。差込部の受部への連結は、好ましくは、緊締手段および能動的固定連結具の同時の成立ならびに/または分離によって、排他的に成立させるおよび/または解除することができる。
さらに、差込部の受部への能動的固定連結具が、差込固定具に作用する張力を受けるために、および/または、伝えるために設けられることは有利である。能動的固定連結具の構成部品は、好ましくは、剛体として設計される。その結果、能動的固定連結具は、より強く設計することができ、そのため、例えば弾性の固定要素を備えた固定連結具より大きな張力を受けることができる。差込部および/または受部は、線状要素の代わりに、任意の追加部品に選択的に接続可能である。
他の実施形態によれば、互いに対応する剛体の設計とされた2つの能動的固定要素が、具体的には、能動的固定連結具に対して設けられる。能動的固定要素が剛体の設計であるため、差込固定具は、特には1,000Nを超え、好ましくは少なくとも1,500Nであり、特に好ましくは少なくとも2,500Nである大きな張力を受ける、および/または、伝えることができる。ここでは、大きな張力による能動的固定連結具の意図しない解除の危険性はない。差込部は、好ましくは、具体的には剛体の軸要素である第1の能動的固定要素を備え、また、受部は、第1の能動的固定要素と協働するために、特には剛体の軸要素取付部である第2の能動的固定要素を備える。第1の能動的固定要素の第2の能動的固定要素への連結のため、剛体であるが解除可能な連結部が形成される。
2つの能動的固定要素は、差込固定具の長手方向配置に対して特には直角である横断する方向、および/または、意図した使用の間に差込固定具に作用する張力の引っ張る方向に対して特には直角である横断する方向で、互いに連結できる。2つの能動的固定要素は、好ましくは、能動的固定連結具を成立させるために互いに挿入させることができる。具体的には、2つの能動的固定要素は、互いに連結される線状要素の長手方向配置に対して、好ましくは直角である横断する方向で、互いに連結できる。その結果、能動的固定連結具は、意図した使用の間に差込固定具の張力がある場合には、意図せずに解除させることができないことを確保できる。好ましくは、取付方向は、差込固定具の引張荷重のある間に、張力の少なくとも1つの成分に対して、2つの能動的固定要素を、特には直角である横断する方向に接続および/または分離するように揃えられる。第1の能動的固定要素は、第2の能動的固定要素に挿入することができ、および/または、受部の側壁の開口部へと少なくとも一部を通すことができる。第1の能動的固定要素が開口部を少なくとも一部通ることで、側壁の上方に突出する隆起部が特に生成される。この結果、信頼できる能動的固定連結具および/または連動した固定の成立が容易となる。
変形態様によれば、2つの能動的固定要素は、引張荷重において自立心出しおよび/または自立緊締する設計である。具体的には、この自立心出しおよび/または自立緊締する設計を生み出すために、第1の能動的固定要素は少なくとも1つの切欠部を備え、また、第2の能動的固定要素は、切欠部と対応するように設計された少なくとも1つの突起部を備える。切欠部と突起部とは、好ましくは、差込固定具の引張荷重において互いと協働する、および/または、互いと係合するように設けられる。能動的固定連結具では、切欠部は、突起部の後方に少なくとも一部延在する。特に差込固定具の引張荷重において、第2の能動的固定要素の後方に延在する第1の能動的固定要素の切欠部のおかげで、能動的固定連結具の意図しない解除の危険性がさらに低減される。
別の実施形態によれば、差込部および/または能動的固定連結具における第1の能動的固定要素は、凹部を設けるために受部に対して内側にずらされた領域、および/または、隆起部を設けるために外側にずらされた領域を有する。凹部および/または隆起部のおかげで、差込固定具の操作性および/または扱いやすさは、特に差込部と受部との連結を成立させるおよび/または分離するときに、改善される。特に凹部から遠ざかる方を向くように配置された隆起部との組み合わせで、直感的な操作が使用者に想起される。差込部の受部への連結を成立させるとき、使用者は、隆起部および/または凹部を形成するおかげで、正しく連結が成立したことについてのフィードバックを得られる。連結を分離するとき、隆起部および/または凹部は、差込部を横方向に押して受部から外すように使用者を導ける。
好ましくは、緊締手段は、特には単なる能動的固定連結具のための分離された固定連結具として、弾性的な、および/または、ばねが取り付けられた少なくとも1つの第1の固定要素を備え、その少なくとも1つの第1の固定要素は、緊締手段を成立させるために、第1の固定要素に対応するように設計された、特には剛体である第2の固定要素と協働する。このような固定要素の製造および設置は、コスト効率よく行うことができ、特には能動的固定連結具の意図しない分離を防止するために、能動的固定連結具に加えて連結を可能にする。第1の固定要素は好ましくは差込部と関連付けられ、また、第2の固定要素は好ましくは受部と関連付けられる。
変形態様によれば、緊締手段および/または能動的固定連結具は、差込部の受部内への互いへと、差込固定具の長手方向配置に対して横断する方向、および/または、意図した使用の間に差込固定具に作用する張力の引っ張る方向に対して横断する方向に、少なくとも一部が嵌まり入るまたはぴったりと入ることで成立できる。差込部の受部への挿入動作は、特には、差込固定具の長手方向配置に対して、および/または、意図した使用の間に差込固定具に作用する張力の引っ張る方向に対して、直角に向けられた成分を持っている。したがって、差込部と受部との連結の成立および/または分離に対して、差込固定具の長手方向配置の方向、または、差込固定具の引張荷重のある間に引っ張る方向には、原則的に動きが全くない。その結果、差込部の受部への確実な締結を差込固定具の引張荷重のある間に確保する能動的固定連結具を成立させることができる。
別の実施形態によれば、線状要素の端部を締結するための締結要素が、特には受部の方を向いた領域において差込部内に設けられる。締結要素は、周囲に線状要素が導かれる剛体のピン、剛体の軸、または剛体の軸部分として設計されてもよい。好ましくは、締結要素は、第1の能動的固定要素と関連付けられた締結取付部において、締結され、特には固定されてもよい。締結要素は締結取付部から取り外し可能であってもよい。代替態様として、締結要素は第1の能動的固定要素の一部および/または延長部であってもよい。好ましくは、締結要素は、線状要素の端部、特には端部の縫い付け領域が、差込部内に配置されるように、および/または、差込部によって覆われるように、差込部内に配置される。
差込部および/または作動機構は、好ましくは、特には押圧面に、少なくとも1つの弾性的に取り付けられた作動要素を備える。作動要素は、緊締手段を解除するために用いられてもよい。具体的には、第1の固定要素は、作動要素によって、第1の固定要素が第2の固定要素と協働する作動位置の外へと動かすことができる。作動要素は、好ましくは、緊締手段を解除するための第1の固定要素、および/または、第1の固定要素の第2の固定要素への固定連結具に連結される。したがって、第1の固定要素は、特には一体とされた作動要素との連結のため、弾性的に取り付けられる。作動要素の作動によって差込部の連結を受部から分離するために必要とされる力は、好ましくは、最大で50Nであり、特には最大で30Nである。
変形態様によれば、差込部は、受部と連結している場合に、受部の接触薄板と接触している接触面を有している。接触面および/または接触薄板は、好ましくは、第1の能動的固定要素の一部の通過および/または隆起部のための開口部を備えた側部と関連付けられる。差込部を受部に挿入する方向は、好ましくは、接触薄板に基づいてあらかじめ定められる。
別の実施形態によれば、特には固定連結具として緊締手段を成立させるための位置に第1の固定要素を導くために、傾斜部が、第1の固定要素および/または第2の固定要素と関連付けられる。差込部の受部への連結を成立させることは、この結果簡単になる。具体的には、作動機構および/または作動要素の作動は、差込部を受部から分離するためだけに必要とされる。差込部が受部に挿入されるとき、第1の固定要素は、好ましくは、使用者に知覚可能で聞き取り可能な固定位置へと飛び入る。その結果、使用者は、所望の連結および/または緊締手段が成立されたかどうかの明確なフィードバックを得られる。
特に有利なのは、紐を具備する、本発明による差込固定具を備えた動物用つなぎ紐であって、紐の第1の端部が、紐を保持するための保持手段と関連付けられ、第1の端部から遠ざかる方を向いた紐の第2の端部が、差込部と関連付けられる動物用つなぎ紐である。このような動物用つなぎ紐は、犬または猫を制するおよび/または導くために設計されてもよい。保持手段は、簡単な保持紐として、または、特には紐を巻き取ったり巻き出したりするための、把持手段として設計されてもよい。ここで、紐は、好ましくは可撓性である第1の線状要素として設けられる。紐および/または可撓性線状要素は、ベルト、帯、鎖、および/またはケーブルとして設計されてもよい。第2の線状要素または追加部品は、好ましくは、差込部から遠ざかる方を向いた端部で受部と関連付けられる。第2の線状要素は、動物用の轡および/または首輪として設計されてもよい。
独立して想起可能な本発明の別の実施形態によれば、動物用つなぎ紐または紐には轡が設けられており、轡は、迅速に操作できる結合体によって、動物用つなぎ紐または紐に連結できる。ここで、轡が、紐に連結でき、紐から切り離すことができ、および/または、簡単で迅速な方法で交換できることは有利である。具体的には、轡の第1の端部は、迅速に操作できる結合体によって紐に連結でき、また、第1の端部から遠ざかる方を向いた轡の第2の端部は、紐および/または轡を動物用の首輪に連結するために設けられる。好ましくは、第2の端部は、迅速に操作できる第2の結合体を備える。迅速に操作できる結合体は、好ましくは、轡を、本発明による差込固定具による動物用つなぎ紐または紐に連結するように設計される。
本発明による差込固定具のおかげで、差込部の受部への信頼できて確実な連結が、特には犬を制するおよび/または導くときの、大きな張力においても、確保できる。同時に、簡単な操作性が実現され、その結果として、轡または他の追加の部品の交換が、特により容易とされている。また、第1の線状要素の端部が差込部内に配置される。その結果として、例えば、第1の線状要素を締結するために環状部を成立させるための端部の位置変化および縫い付けの間に形成される縫い目を、簡単な方法で覆うことができる。したがって、縫い目を追加で覆うことは必要ない。さらに、特に締結要素が差込部および/または差込固定具内に配置されるため、小さなタイプの構造を作り出すことができる。具体的には、圧力の力は、原則的に、締結要素を介して能動的固定要素に作用する。これは、例えば、プラスチックで作られた差込固定具の耐久性に関して、特に有利である。
差込部および/または受部は、好ましくは、特には射出成形プラスチック部品として、一体で製造することができる。特には射出成形プラスチック部品として、プラスチックから製造することは、コスト効率のよい製造を可能とする。差込固定具の重量は、15g未満、特には最大で10g、特に好ましくは最大で6gであり得る。好ましくは、差込固定具の最大幅は、26mmから28mmの範囲にあり、特に、受部と関連付けられた第2の線状要素の場合には20mmの幅である。別の実施形態によれば、差込固定具の最大幅は、18mmから20mmの範囲にあり、特に、受部と関連付けられた第2の線状要素の場合には14mmの幅である。
本発明は、図面に基づいて以下で詳細に説明される。
本発明による差込固定具の正面図である。 本発明による差込固定具の斜視図である。 本発明による差込固定具の側面図である。 図3における本発明による差込固定具の側方からの断面図である。 本発明による差込固定具のための差込部の平面図である。 本発明による差込固定具のための差込部の正面図である。 差込部の側面図である。 本発明による差込固定具のための受部の正面図である。 連結を成立させる前の、本発明による差込固定具の第1の斜視図である。 連結を成立させる前の、本発明による差込固定具の別の斜視図である。 本発明による差込固定具の正面からの断面図である。 本発明による差込固定具の正面からの断面図である。
図1は、本発明による差込固定具10の正面図である。差込固定具10は、差込部11と受部12とを備えている。後で詳細に説明するように、差込部11および受部12は、能動的固定連結具14によって互いに解除可能に連結されており、分離された緊締手段13によって能動的固定連結具14に解除可能に連結されている。この例示の実施形態では、緊締手段13は分離された固定連結具13として設計されており、その固定連結具13は、能動的固定連結具14から離間または分離されている。この例示の実施形態では、固定連結具13と能動的固定連結具14とは、差込固定具10の長手方向において互いから離間されて配置されている。
差込部11は、第1の線状要素43を連結するために設けられている。この例示の実施形態では、第1の線状要素43は可撓性であり、具体的には紐として設計されており、特には動物を制するためのケーブルまたはベルトである。受部12は、開口部または小穴15を、差込部11から遠ざかる方を向いた端部に有している。小穴15は、第2の線状要素44または他の追加の部品を締結するために設けられている。ここで、第2の線状要素44は、同様に可撓性であり、動物用の轡および/または首輪として設計されている。
差込固定具10をそれに配置された第1の線状要素43および第2の線状要素44と共に使用する間、張力が、差込固定具10に、差込固定具10の長手方向配置の方向において、または、差込部11から受部12の方向において、および/もしくは、受部12から差込部11の方向において、少なくとも部分的に作用する。
固定連結具13は作動機構33を備えている。先ず、固定連結具13ひいては能動的固定連結具14は、作動機構33の手動の作動により、分離させることができる。作動機構33は、この例示の実施形態では、作動要素16を備えている。作動要素16は、差込部11と関連付けられており、この例示の実施形態では、弾性的に取り付けられた押しボタンとして設計されている。作動要素16は、固定連結具13を解除するために、少なくとも部分的に差込部11へと押し込むことができる。第1の固定要素17は、作動要素16と共に差込部11内へと押し込むことができ、作動要素16と関連付けられている。第1の固定要素17は、受部12の方を向いている。さらに、第1の固定要素17は、受部12と関連付けられているとともにこの例示の実施形態では剛体として設計されている第2の固定要素18と協働する。固定連結具13では、差込部11の方向に突出するような設計となっている第2の固定要素18は、第1の固定要素17、作動要素16の縁、および薄板19の内側によって形成された窪み20と係合する。薄板19は、ここでは差込部11と関連付けられており、薄板19の内側は、第1の固定要素17の端部の方を向いている。固定連結具13のおかげで、特には能動的固定連結具14の連結である、差込部11と受部12との間での連結の意図しない解除が防止されている。
差込部11は、第1の能動的固定要素21を有している。ここで示した例示の実施形態では、第1の能動的固定要素21は剛体の軸要素21として設計されている。第1の能動的固定要素21は、この図では詳細には認識不可能な第2の能動的固定要素22と協働する。この例示の実施形態の第2の能動的固定要素22は、軸要素の断面に対応するように設計された軸要素取付部22として設計されている。この場合、軸要素取付部22は、導管のような設計となっており、受部12の第1の側壁から、その第1の側壁から遠ざかる方を向いた受部12の第2の側壁へと延びている。ここで、側壁は、軸要素取付部22および軸要素21に対応するように設計された開口部を有している。差込部11の受部12への連結が成立した状態で、第1の能動的固定要素21は、隆起部45を形成するために、第2の能動的固定要素22の開口部を通って外向きの方向で、受部12の接触薄板23と関連付けられている側壁を越えてある程度まで、この例示の実施形態では約1mmまで立ち上がる。
受部12の接触薄板23は、小穴15から遠ざかるように、および/または、差込部11の方向に延びている。接触薄板23は、隆起部45と共に受部12の側部と関連付けられている。ここで、第2の能動的固定要素22は、接触薄板23と小穴15との間のおおよそ中間に配置されており、また、差込固定具10の長手方向配置に対して、ここでは直角とされて、横断するように配置されている。差込部11の受部12との連結において、差込部11の方を向いた接触薄板23の内側面は、外方へと向けられた差込部11の接触面24と接触している。
図2は、本発明による差込固定具10の斜視図である。ここで、接触薄板23から遠ざかる方を向いた差込固定具10の側部が示されている。第1の能動的固定要素21は、能動的に固定するものであり、接触薄板23から遠ざかる方を向いた側部から、接触薄板23を備えた受部12の側部の方向に、第2の能動的固定要素22内へと押し込まれる。
接触薄板23から遠ざかる方を向いた側部において、差込固定具10は凹部37を有している。凹部37は、受部12または第2の能動的固定要素22の内部に移動された第1の能動的固定要素21の端部のため、差込部11の受部12への連結の成立によって形成される。ここでは軸要素21として設計されている第1の能動的固定要素21の第1の端部は、隆起部45として設計されており、ここでは、成立した連結においても認識不可能である。第1の端部から遠ざかる方を向いた軸要素21の第2の端部は、凹部37を形成している。凹部37の領域では、受部12は外向きの方向で凹部37を越えて立ち上がる。その結果、凹部37の外側または第1の能動的固定要素21の第2の端部は、差込固定具10の受部12に対して内側にずらされている。
図3は、本発明による差込固定具10の側面図である。ここでは、接触薄板23を備えた側部または側壁が示されている。この図は、差込部11が受部12から遠ざかる方を向いた側に開口部を有していることを示している。開口部は、第1の線状要素43を差込部11へと挿入するために設けられている。
差込固定具10は、図1により詳細に示されている第1の前部46を有している。ここで、図3による視点は、差込固定具10が、第1の前部46から遠ざかる方を向いた第2の前部47を有していることを示している。差込固定具10の第1の前部46および第2の前部47は、この例示の実施形態では、鏡像対称として設計されている。この点で、前述のことが参照される。鏡像対称の設計のため、第2の前部47は、別の解除可能な緊締手段25を備えており、その緊締手段25は、この例示の実施形態では、固定連結具25として設計されており、構造および機能において固定連結具13と一致している。
したがって、この例示の実施形態では、作動機構33は追加の作動要素26を備えており、その作動要素26は、差込部11と関連付けられており、この例示の実施形態では、弾性的に取り付けられた押しボタンとして設計されている。作動要素26は、固定連結具25を解除するために、少なくとも部分的に差込部11へと押し込むことができる。
作動要素16、26は、この例示の実施形態では、差込部11および/または受部12の外側面を越えて少なくとも部分的に盛り上がる。
能動的固定部品21、22は張力において、具体的には、少なくとも部分的に差込固定具10の長手方向配置の方向の、または、差込部11から受部12の方向の、および/もしくは、受部12から差込部11の方向の、第1の線状要素43および第2の線状要素44への張力によって、自立心出しおよび/または自立緊締する設計である。このため、第1の能動的固定部品21の断面は、この例示の実施形態では原則的にU字形の外輪郭を有している。第1の能動的固定要素21は、開口部30の方を向いた側に2つの切欠部31を有している。第2の能動的固定要素22の対応するように設計された2つの突起部32が、能動的固定連結具14の切欠部31と係合する。第2の能動的固定要素22の輪郭は、第1の能動的固定要素21の外輪郭に一致している。
差込固定具10の長手方向配置の方向において、または、差込部11から受部12の方向において、および/もしくは、受部12から差込部11の方向において少なくとも1つの成分を有する張力があることで、第2の能動的固定要素22に対して切欠部31が突起部32と協働するため、第1の能動的固定要素は自動的に心出しされる。さらに、引張荷重があることで、突起部32は切欠部31の上を少なくとも部分的に滑り、または、切欠部31は突起部32の背後に少なくとも部分的に延在し、その結果として、能動的固定連結具14はさらに緊締される。
図4は、図3における本発明による差込固定具の側方からの断面図である。第1の固定要素27は、作動要素26と共に差込部11内へと押し込むことができ、作動要素26と関連付けられている。第1の固定要素27は、受部12の方を向いている。さらに、第1の固定要素27は、受部12と関連付けられているとともにこの例示の実施形態では剛体として設計されている第2の固定要素28と協働する。固定連結具13では、突出するような設計となっている第2の固定要素28は、第1の固定要素27、作動要素26の縁、および薄板19によって形成された窪み20と係合する。ここで、薄板19は、ここでは差込部11と関連付けられており、第1の固定要素27の端部の方を少なくとも部分的に向いている。固定連結具25のおかげで、差込部11と受部12との間の連結の意図しない解除が防止されている。したがって、第1の固定要素27および第2の固定要素28の構造および機能は固定連結具25に対応しており、また、第1の固定要素17および第2の固定要素18の構造および機能は固定連結具13に対応している。
さらに、図4は、第1の能動的固定要素21は、線状要素43の端部35を締結するための締結要素34を備えている。この例示の実施形態では、締結要素34は、第1の能動的固定要素21に能動的に固定する方法で連結されるとともに、差込固定具10の長手方向配置に対して、ここでは原則的に直角とされて、横断するように延びる剛体のピン34として設計されている。第1の線状要素43の端部35は、第1の線状要素43を差込部11に締結するために、ピン34の周りに案内されている。この例示の実施形態では、線状要素43は、締結要素34の周りに回転する環状部36を形成している。ピン34は、第1の能動的固定要素21内に取り付けられて締結されている。この場合、ピン34は、それの長手方向軸線が差込固定具10の長手方向配置に対して、この例示の実施形態では直角に、横断するようにして並べられており、第1の能動的固定要素21の長手方向配置に平行である。したがって、第1の線状要素43の締結は、差込固定具10内へと、この例示の実施形態ではおおよそ差込固定具10の中間へと位置変化させられる。その結果、張力、原則的には圧力の力があると、それは第2の能動的固定要素22に伝達され、最終的には第2の線状要素44へと伝達され、第1の能動的固定要素21から第1の線状要素43へと作用する。また、第1の線状要素43またはピン34の締結の差込固定具10の中心領域への位置変化は、より小さなタイプの構造を可能とし、ならびに/または、ピン34の周りの第1の線状要素43の位置変化の間、および、第1の線状要素43の第1の端部の位置変化した端部の縫い付けの間に形成されて環状部36を作り出す縫い目の覆いの簡単な製作を可能とする。
図5は、本発明による差込固定具10のための差込部11の平面図である。隆起部45を備えた第1の能動的固定要素21の第1の端部48から遠ざかる方を向いた差込部11の側部において、第1の能動的固定要素21は凹部37を有している。したがって、第1の能動的固定要素21の第1の端部48は、差込部11の一方の側部を越えて突出するが、第1の端部48から遠ざかる方を向いた第1の能動的固定要素21の第2の端部49は、凹部37を形成するために差込部11の側部内へとずらされている。
開口部30は、中間の領域において拡張部29を有している。拡張部29のおかげで、開口部30は、互いから遠ざかる方を向いた2つの端部の領域よりも中間の領域においてより大きな深さを有する。その結果、ベルト状の線状要素43またはケーブル状の線状要素43は、開口部30に選択的に導き通すことができる。ベルト状の線状要素43の場合、ベルトの幅は、開口部30の最大幅におおよそ対応する。ケーブル状の線状要素43の場合、ケーブルの直径は、拡張部29の領域での開口部30の深さおよび/または幅におおよそ対応する。
図6は、本発明による差込固定具10のための差込部11の正面図である。視線の方向は、図1において見ている視線と一致している。作動要素16は、ここでは詳細に示されていない作動要素26のように、第1の固定要素17、27から遠ざかる方を向いた側部に弾性的な回転連結部38を備えている。弾性回転連結部38によって作動要素16、26は差込部11に連結されるため、弾性回転連結部38に連結される作動要素16、26および第1の固定要素17、27は、差込部11内に押し込むことができる。作動要素16、26が解除されるや否や、作動要素16、26および第1の固定要素17、27は、それぞれの開始位置へと自動的に戻る。
回転連結部38から遠ざかる方を向いているとともに第1の能動的固定要素21の方を向いた側で、第1の固定要素17、27は作動要素16、26に連結される。第1の固定要素17、27は、薄板状の設計であり、この例示の実施形態では、第1の能動的固定要素21の長手方向配置と平行に、または、差込固定具10の長手方向配置に対して、ここでは直角とされて、横断するように延びている。薄板40から遠ざかる方を向いた第1の固定要素17、27の端部は、この端部の方を向きつつこの端部から離間された薄板19と共に窪み20を形成している。
さらに、この例示の実施形態における接触面24は、窪みとして設計されていることが分かる。また、第1の能動的固定要素21の第2の端部49または凹部37の外側は、作動要素16、26に隣接する縁39と凹部37とに対して内向きに戻される。縁39は、薄板19の外側を広範囲にわたって取り囲んでいる。
追加の薄板40が、縁39から遠ざかる方を向いているとともに第1の能動的固定要素21の方を向いた側に設けられている。追加の薄板40は、薄板19と広範囲で鏡像対称となる構造を有している。作動要素16、26は、第1の能動的固定要素21から遠ざかる方を向いた薄板19、40の端部に締結されている。薄板40は、その外側に接触面24を提供する。薄板40の外側は大部分が露出されている。したがって、薄板19と比較すると、ただ縁39が薄板40には設けられていない。
さらに、第1の能動的固定要素21は、作動要素16から遠ざかる方を向いているとともにここでは図示されていない受部12と連結して受部12の方を向いた領域に、締結取付部50を備えていることが分かる。締結取付部50は、ここでは詳細に示されていない締結要素43を受け入れて締結するために提供されている。
図7は、図6における差込部11の側面図である。視線の方向は、図3において見ている視線と一致している。外側に向けられた接触面24を有する露出された追加の薄板40は、容易に認識される。第1の固定要素17、27の内側には、それぞれ傾斜部51が設けられており、その傾斜部51は、外側かつ側方に向かって傾斜する斜面を有している。
図8は、本発明による差込固定具10のための受部12の正面図である。視線の方向は、図1において見ている視線と一致している。第1の前部46は第2の前部47の鏡面対称として設計されているため、ここで示された第1の前部46の説明は、第2の前部47にも同様に適用される。
この例示の実施形態では、傾斜部41が、第2の固定要素18、28から第2の能動的固定要素22のある側方から遠ざかる方を向いた方向にそれぞれ延びている。傾斜部41によって、受部12の長手方向配置に対して横断するように、接触薄板23のある側方の方向に差込部11を横方向に向けて挿入することが容易とされる。このため、傾斜部41は差込部11の傾斜部51と協働し、それによって、傾斜部41、51により、第1の固定要素17、27は、受部12の長手方向配置に対して横断するように向けられた差込部11の挿入動作で、差込部11から外へと移動させられる。その結果、第1の固定要素17、27の第2の固定要素18、28に対する滑動が容易とされている。第1の固定要素17、27が第2の固定要素18、28に対して完全に滑動されるや否や、第1の固定要素17、27は元の開始位置内へと再び戻る。ここで、第1の固定要素17、27は、それぞれ第1の固定要素17、27に対応するように設計された追加の窪み42と係合する。追加の窪み42の幅は、接触薄板23の方を向いた第2の固定要素18、28の側部と、第2の固定要素18、28の方を向いた接触薄板23の側部とによって定められる。
図9は、連結を成立させる前の、本発明による差込固定具の第1の斜視図である。第1の線状要素43を差込部11に連結するために、締結要素34が、環状部36に縫い付けられた第1の線状要素43の端部35に挿入される。そして、締結要素34と共に端部35は、差込部11の締結取付部50に埋め込まれる。この場合、締結要素34は、クリップ連結によって締結取付部50に固定することができる。その結果、締結要素34および第1の線状要素43の差込部11への確実な連結を成立させることができる。
さらに、接触薄板23は、原則的にU字形の断面を有しており、その結果、接触薄板23は、差込部11との連結で薄板40を部分的に取り囲む。
図10は、連結を成立させる前の、本発明による差込固定具10の別の斜視図である。図9とは対照的に、締結要素34は、ここでは締結取付部50に挿入されて締結されている。
差込部11の受部12への連結を成立させるために、差込部11は受部12の隣の側方に配置されており、それによって、差込部11の第1の能動的固定要素21は、受部12の第2の能動的固定要素22の高さに位置されている。
第2の能動的固定要素22は隙間52を有している。隙間52は、薄板19、40の少なくとも一部を受け入れて案内するために用いられる。連結を成立させるために、第1の能動的固定要素21の第1の端部48は、接触薄板23から遠ざかる方を向いた第2の能動的固定要素22の開口部に接触薄板23の方向で挿入される。
図11aは、本発明による差込固定具10の正面からの第1の断面図である。差込部11の受部12への連結は、この図によれば完全に成立している。この場合、隆起部45は、接触薄板23を備えた受部12の側部から突出している。この例示の実施形態では、隆起部は、受部12の側面を越えて約1mm突出している。第1の端部48から遠ざかる方を向いた第1の能動的固定要素21の第2の端部49は、受部12の側面の反対の凹部37を形成するために内向きにずらされている。この例示の実施形態では、凹部37は約1mmの深さである。
図11bは、本発明による差込固定具10の正面からの別の断面図である。この図によれば、差込部11の受部12への連結は不完全である。第1の能動的固定要素21の第1の端部は、接触薄板23を備えた受部12の外側とぴったりと並んでいる。差込部11は、図11aによる確実な接続と反対の側へと接触薄板23から遠ざかるように位置変化されている。この例示の実施形態では、接触薄板23の内側は、差込部11の薄板40から約1mmだけ離間されている。第1の能動的固定要素21の第2の端部49は、接触薄板23から遠ざかる方を向いた受部12の側面とぴったりと並んでいる。この状態で、固定連結具13、25は、まだ完全には成立していないか、または、受部12から離れる方への差込部11の横方向への押圧が可能なように単に再び分割されているところである。
本発明は、図1〜図11に基づいて以下に詳細に説明される。
差込固定具10が、例えば、動物用つなぎ紐のためとされている場合、紐43の第1の端部は、締結要素34と共に差込部11に締結される。動物用の轡または首輪が、ここでは詳細に示さないが、小穴15によって受部12に締結される。
差込部11の受部12への解除可能な連結を成立させるために、差込部11は、小穴15から遠ざかる方を向いた側の受部12の領域に、受部12の長手方向配置に対して横方向に、または、横断するように、挿入されるかまたは押し込まれる。このため、薄板40と第1の能動的固定要素21の第1の端部48とを備えた差込部11の側部は、接触薄板23から遠ざかる方を向いた受部12の側部から、接触薄板23を備えた側部の方向へと移動される。この場合、第1の固定要素17、27は、傾斜部41、51のため自動的に外側へと押され、その結果、第1の固定要素17、27は第2の固定要素18、28を越えて滑動していく。固定位置において、第1の固定要素17、27はそれぞれの追加の窪み42に受け入れられ、また、第2の固定要素18、28はそれぞれの窪み20に受け入れられ、その結果、固定連結具13、25が成立する。第1の固定要素17、27の固定位置での固定、または、固定連結具13、25の成立は、使用者にとって知覚可能となっている。したがって、使用者は、能動的固定連結具14および/または固定連結具13、25が正しく成立したことに対応するフィードバックを得る。フィードバックは、聞き取り可能に固定すること、および/または、感覚によって検出可能に位置決めすることによって具現化させることができる。感覚によって検出可能なフィードバックは、側部を越えて突出する隆起部45および/または凹部37によっても得られる。
さらに、固定された位置では、第1の能動的固定要素21が第2の能動的固定要素22を通して埋め込まれ、その結果、能動的固定連結具14が同時に成立する。固定連結具13、25のため、能動的固定連結具14の意図しない分離が防止されている。このため、固定連結具13、25は、受部12または差込固定具10の長手方向配置に対して横断するような、および、第2の能動的固定要素22の長手方向への、差込部11の意図しない横方向の位置変化または移動を防止するように設計されている。
差込固定具10の長手方向において、または、差込部11から受部12の方向に、および/もしくは、受部12から差込部11の方向に向けられた張力の方向において、少なくとも1つの成分を有する張力のため、差込固定具10に荷重がある場合、紐43に作用する張力は、差込固定具10のほぼ中間に配置された締結要素34によって受け止められる。この場合、能動的固定連結具14は、第1の能動的固定要素21の切欠部31と第2の能動的固定要素22の突起部32とによる自立心出しのため、および/または、突起部32の後方に延びている切欠部31のおかげによる自立緊締手段のため、さらに固定される。
差込固定具10の連結の解除については、先ず、作動機構33が手動で作動される。このため、作動要素16、26は、差込部11を、受部12の長手方向配置に対して横方向に、または、横断するように、接触薄板23から離れる方向で移動させることができるように、同時に内向きに押し付けられる。この場合、第1の固定要素17、27は、それらが第2の固定要素18、28の下で滑動するように、内向きにずらされている。作動機構33の作動、または、作動要素16、26を一緒に押し付けることは、第1の手によって行われる。別の方の手によって、隆起部45および凹部37が感覚によって検出可能である。能動的固定連結具14を解除するために、使用者は、結果的に、隆起部45を受部12内へと横方向に押し入れ、凹部37を受部12から横方向に押し出すように直感的に導かれる。その結果、最初に、固定連結具13、25が解除される図11bにおける状態に達し、差込部11を受部12から押し出すことが可能となる。能動的固定連結具14から離間されて分離された固定連結具13、25のため、このように両手の操作が差込部11の連結を受部12から分離するために必要となり、その結果、意図しない分離の危険性が大幅に低減される。ここで、操作は実施するのに簡単であるように設計されている。
10 差込固定具
11 差込部
12 受部
13 固定連結具
14 能動的固定連結具
15 小穴
16 作動要素
17 第1の固定要素
18 第2の固定要素
19 薄板
20 窪み
21 第1の能動的固定要素
22 第2の能動的固定要素
23 接触薄板
24 接触面
25 固定連結具
26 作動要素
27 第1の固定要素
28 第2の固定要素
29 拡張部
30 開口部
31 切欠部
32 突起部
33 作動機構
34 締結要素
35 線状要素の端部
36 環状部
37 凹部
38 回転連結部
39 縁
40 薄板
41 傾斜部
42 追加の窪み
43 第1の線状要素
44 第2の線状要素
45 隆起部
46 第1の前部
47 第2の前部
48 第1の端部
49 第2の端部
50 締結取付部
51 傾斜部
52 隙間

Claims (10)

  1. 動物用つなぎ紐の差込固定具である、可撓性および/または剛体の線状要素(43、44)同士を連結するための、差込部(11)と受部(12)とを備えた差込固定具であって、これによって前記差込部(11)の前記受部(12)への解除可能な連結を成立させるように、能動的固定連結具(14)が張力を伝達するために設けられ、
    前記能動的固定連結具(14)から分離された緊締手段(13、25)が、前記能動的固定連結具(14)の意図しない解除を防止するために設けられ、これによって前記緊締手段(13、25)は、前記緊締手段(13、25)を解除するための作動機構(33)を備え、
    互いに対応するようにして設計された2つの剛体の能動的固定要素(21、22)が、該能動的固定連結具(14)に対して設けられ、これによって前記差込部(11)は第1の能動的固定要素(21)を備え、且つ前記受部(12)は前記第1の能動的固定要素(21)と協働するための第2の能動的固定要素(22)を備えた差込固定具において、
    締結要素(34)は、線状要素(43)の端部を締結するために、前記差込部(11)内に設けられ、これによって前記締結要素(34)は、前記線状要素(43)の前記端部の前記締結を覆うために、前記第1の能動的固定要素(21)に設けられた締結取付部(50)に締結可能であることを特徴とする差込固定具。
  2. 前記第1の能動的固定要素(21)は、剛体の軸要素であり、前記第2の能動的固定要素(22)は、前記第1の能動的固定要素(21)と協働するための、剛体の軸要素取付部であることを特徴とする、請求項1に記載の差込固定具。
  3. 前記緊締手段(13、25)および/または前記能動的固定連結具(14)は、前記差込部(11)を前記受部(12)内へと、前記2つの能動的固定要素(21、22)によって前記差込固定具(10)の長手方向配置に対して直角に、もしくは横断する方向、および/または、意図した使用において前記差込固定具(10)に作用する張力の引っ張る方向に対して横断する方向に、少なくとも部分的に嵌め込むことで成立でき、これによって前記第1の能動的固定要素(21)は、前記第2の能動的固定要素(22)へと挿入され得る、および/または、隆起部(45)を設けるために前記受部(12)の側壁の開口部を少なくとも部分的に通るように導かれ得ることを特徴とする、請求項1または2に記載の差込固定具。
  4. 前記2つの能動的固定要素(21、22)は、引張荷重において自立心出しおよび/または自立緊締する設計であり、前記第1の能動的固定要素(21)は少なくとも1つの切欠部(31)を備え、且つ、前記第2の能動的固定要素(22)は、前記切欠部(31)と対応するように設計された少なくとも1つの突起部(32)を備え、これによって前記切欠部(31)は、前記能動的固定連結具(14)において、前記突起部(32)の後方に少なくとも部分的に延在していることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の差込固定具。
  5. 前記差込部(11)および/または前記能動的固定連結具(14)における前記第1の能動的固定要素(21)は、凹部(37)を設けるための前記受部(12)に対して内側にずらされた領域であって、前記第1の能動的固定要素(21)が、前記受部(12)のまたは前記第2の能動的固定要素(22)の内部へ移動されるために、前記凹部(37)は前記差込部(11)の前記受部(12)への確立された接続を形成し、これによって前記凹部(37)の前記領域では、前記受部(12)は外向きの方向で凹部(37)を越えて立ち上がた領域、および/または、
    隆起部(45)を設けるために、前記受部(12)に対して外側にずらされた領域であって、前記第1の能動的固定要素(21)の前記端部が、前記受部(12)のまたは前記第2の能動的固定要素(22)の一側上に突出したために、前記隆起部(45)は前記差込部(11)の前記受部(12)への確立された接続を形成した領域、を備えていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の差込固定具。
  6. 前記緊締手段(13、25)は、単なる能動的固定連結具(14)のための分離された固定連結具として、弾性的な、および/または、ばねが取り付けられた少なくとも1つの第1の固定要素(17、27)を備え、前記少なくとも1つの第1の固定要素(17、27)は、前記緊締手段(13、25)を成立させるために、前記第1の固定要素(17、27)に対応するように設計された剛体である第2の固定要素(18、28)と協働することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の差込固定具。
  7. 前記締結要素(34)が、前記受部(12)の方を向いた領域において設けられていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の差込固定具。
  8. 前記差込部(11)および/または前記作動機構(33)は、前記緊締手段(13、25)を解除するために、少なくとも1つの弾性的に取り付けられた作動要素(16、26)を備えており、これによって前記作動要素(16、26)は、前記緊締手段(13、25)を解除するために、前記第1の固定要素(17、27)に連結されていることを特徴とする、請求項6に記載の差込固定具。
  9. 固定連結具として前記緊締手段(13、25)を成立させるための位置に前記第1の固定要素(18、28)を導くために、傾斜部(51)が前記第1の固定要素(17、27)と関連付けられ、および/または、傾斜部(41)が前記第2の固定要素(17、27)と関連付けられていることを特徴とする、請求項6または8に記載の差込固定具。
  10. 紐(43)を具備した請求項1から9のいずれか一項に記載の差込固定具(1)を備えた動物用つなぎ紐であって、前記紐(43)を保持するための保持手段の前記紐(43)の第1の端部と、前記第1の端部から遠ざかる方を向いた前記紐(43)の第2の端部とが、前記差込部(11)と関連付けられており、また、轡および/または首輪が、前記差込部(11)から遠ざかる方を向いた端部で前記受部(12)と関連付けられていることを特徴とする動物用つなぎ紐。
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